JP2019210071A - クレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブが動作不能な状態になった場合でも、アクチュエータを動作させることができるクレーンを提供する。【解決手段】クレーンを、伸縮可能な伸縮式ブームと、伸縮式ブームを伸縮させる伸縮装置と、伸縮装置に設けられた油圧源と、油圧源に接続され、作動油の給排に基づいて、伸縮ブームとの連結状態と非連結状態とを切り換えるシリンダ連結機構と、油圧源とシリンダ連結機構とを接続する第一油路と、第一油路に設けられ、シリンダ連結機構に対する作動油の給排状態を切り換える第一バルブと、第一バルブを迂回して、油圧源とシリンダ連結機構とを接続する第二油路と、を備えるように構成する。【選択図】図3A

Description

本発明は、伸縮式ブームを備えるクレーンに関する。
特許文献1には、複数のブーム要素が入れ子状(テレスコピック状ともいう。)に重なる伸縮式ブーム、および、伸縮式ブームを伸長させる油圧式の伸縮シリンダを備えた移動式のクレーンが開示される。
伸縮式ブームは、隣り合って重なるブーム要素同士を連結するブーム連結ピンを有する。ブーム連結ピンによる連結が解除されたブーム要素(以下、変位可能なブーム要素という。)は、他のブーム要素に対して長手方向(伸縮方向ともいう。)に変位可能となる。
伸縮シリンダは、ロッド部材およびシリンダ部材を有する。このような伸縮シリンダは、シリンダ連結ピンを介して上記変位可能なブーム要素にシリンダ部材を連結する。この状態で、シリンダ部材が伸縮方向に変位すると、当該シリンダ部材とともに上記変位可能なブーム要素が変位して伸縮式ブームが伸縮する。
特開2012−96928号公報
ところで、上述のようなクレーンは、シリンダ連結ピンを変位させる油圧式のアクチュエータおよびこのアクチュエータに圧油を供給する油圧回路を備える。このような油圧回路は、アクチュエータに対する作動油の給排を切り換えるバルブを有する。このようなバルブが動作不能になると、上記アクチュエータを動作させることができない。
本発明の目的は、アクチュエータに対する作動油の給排を切り換えるバルブが動作不能になった場合でも、シリンダ連結ピンを変位させるアクチュエータを動作させることができるクレーンを提供することである。
本発明に係るクレーンは、伸縮可能な伸縮式ブームと、伸縮式ブームを伸縮させる伸縮装置と、伸縮装置に設けられた油圧源と、油圧源に接続され、作動油の給排に基づいて、伸縮ブームとの連結状態と非連結状態とを切り換えるシリンダ連結機構と、油圧源とシリンダ連結機構とを接続する第一油路と、第一油路に設けられ、シリンダ連結機構に対する作動油の給排状態を切り換える第一バルブと、第一バルブを迂回して、油圧源とシリンダ連結機構とを接続する第二油路と、を備える。
本発明によれば、バルブが動作不能になった場合でも、シリンダ連結ピンを変位させるアクチュエータを動作させることができるクレーンを提供できる。
図1は、本発明の実施形態1に係るクレーンの模式図である。 図2は、伸縮式ブームの構造および伸縮動作を説明するための模式図である。 図3Aは、実施形態1に係るクレーンにおいてブーム連結機構を抜き状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図3Bは、実施形態1に係るクレーンにおいてブーム連結機構を入り状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図3Cは、実施形態1に係るクレーンにおいてシリンダ連結機構を抜き状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図3Dは、実施形態1に係るクレーンにおいてシリンダ連結機構を入り状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図3Eは、実施形態1に係るクレーンにおいて非常時にシリンダ連結機構を抜き状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図4Aは、実施形態2に係るクレーンにおいてブーム連結機構を抜き状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図4Bは、実施形態2に係るクレーンにおいてブーム連結機構を入り状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図4Cは、実施形態2に係るクレーンにおいてシリンダ連結機構を抜き状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図4Dは、実施形態2に係るクレーンにおいてシリンダ連結機構を入り状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図4Eは、実施形態2に係るクレーンにおいて非常時にシリンダ連結機構を抜き状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図5Aは、実施形態3に係るクレーンにおいてブーム連結機構を抜き状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図5Bは、実施形態3に係るクレーンにおいてブーム連結機構を入り状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図5Cは、実施形態3に係るクレーンにおいてシリンダ連結機構を抜き状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図5Dは、実施形態3に係るクレーンにおいてシリンダ連結機構を入り状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。 図5Eは、実施形態3に係るクレーンにおいて非常時にシリンダ連結機構を抜き状態に遷移させる場合の油圧回路の状態を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態のいくつかの例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、本発明に係るクレーンの一例であり、本発明は各実施形態により限定されない。
[実施形態1]
図1は、本実施形態に係る移動式クレーン1(図示の場合、ラフテレーンクレーン)の模式図である。
移動式クレーンとして、たとえば、オールテレーンクレーン、トラッククレーン、あるいは積載形トラッククレーン(カーゴクレーンともいう。)が挙げられる。ただし、本発明に係るクレーンは、移動式クレーンに限定されず、伸縮式のブームを備えるその他のクレーンにも適用できる。
以下、まず、移動式クレーン1および移動式クレーン1が備える伸縮式ブーム14について説明する。その後、本実施形態に係る移動式クレーン1の特徴であるシリンダ連結機構4およびブーム連結機構5を動作させるための油圧機構6(図3A参照)の具体的な構造および動作について説明する。
[移動式クレーン]
図1に示す移動式クレーン1は、走行体10と、アウトリガ11と、旋回台12と、伸縮式ブーム14と、アクチュエータA(図2参照)と、起伏シリンダ15と、ワイヤ16と、フック17と、を備える。
走行体10は、複数個の車輪101を有する。アウトリガ11は、走行体10の四隅に設けられている。旋回台12は、走行体10の上部に旋回可能に設けられている。伸縮式ブーム14は、基端部が旋回台12に固定されている。アクチュエータAは、伸縮式ブーム14を伸縮する。起伏シリンダ15は、伸縮式ブーム14を起伏する。ワイヤ16は、伸縮式ブーム14の先端部から垂れ下がっている。フック17は、ワイヤ16の先端に設けられている。
[伸縮式ブーム]
つぎに、図1および図2A乃至図2Eを参照して、伸縮式ブーム14について説明する。図2A乃至図2Eは、伸縮式ブーム14の構造および伸縮動作を説明するための模式図である。
図1には、伸長状態の伸縮式ブーム14が示されている。一方、図2Aには、収縮状態の伸縮式ブーム14が示されている。図2Eには、後述する先端ブーム要素141のみが伸長した伸縮式ブーム14が示されている。
伸縮式ブーム14は、複数(少なくとも一対)のブーム要素からなる。複数のブーム要素はそれぞれ、筒状であって、テレスコピック状に組み合わされている。具体的には、収縮状態において、複数のブーム要素は、内側から順に先端ブーム要素141と、中間ブーム要素142と、基端ブーム要素143と、を有する。
なお、本実施形態の場合、先端ブーム要素141および中間ブーム要素142が、伸縮方向に変位可能なブーム要素である。一方、基端ブーム要素143は、伸縮方向への変位が規制されたブーム要素である。
伸縮式ブーム14は、内側に配置されたブーム要素(つまり、先端ブーム要素141)から順に伸長することにより、図2Aに示す収縮状態から図1に示す伸長状態に遷移する。
伸長状態において、最も基端側の基端ブーム要素143と最も先端側の先端ブーム要素141との間に、中間ブーム要素142が配置されている。なお、中間ブーム要素は複数でもよい。
伸縮式ブーム14は、従来から知られている伸縮ブームとほぼ同様であるが、後述するアクチュエータAに関する説明の便宜のため、以下、先端ブーム要素141および中間ブーム要素142について説明する。
[先端ブーム要素]
先端ブーム要素141は、筒状であって、アクチュエータAを収容可能な内部空間を有する。先端ブーム要素141は、基端部に、一対のシリンダピン受部141aと、一対のブームピン受部141bと、を有する。
一対のシリンダピン受部141aは、先端ブーム要素141の基端部に、互いに同軸に形成される。一対のシリンダピン受部141aはそれぞれ、伸縮シリンダ3のシリンダ部材32に設けられた一対のシリンダ連結ピン41と係脱可能である(つまり、係合状態または離脱状態の何れか一方の状態をとる)。一対のシリンダ連結ピン41はそれぞれ、たとえば、バネ(不図示)により、一対のシリンダピン受部141aと係合する方向に付勢されている。
一対のシリンダ連結ピン41はそれぞれ、アクチュエータAが備えるシリンダ連結機構4の作動に基づいて、自身の軸方向に変位する。一対のシリンダ連結ピン41と一対のシリンダピン受部141aとが係合した状態で、先端ブーム要素141は、シリンダ部材32とともに伸縮方向に変位可能である。
一対のブームピン受部141bは、先端ブーム要素141においてシリンダピン受部141aよりも基端側に、互いに同軸に形成されている。一対のブームピン受部141bはそれぞれ、一対のブーム連結ピン51aと係脱可能である。
一対のブーム連結ピン51aはそれぞれ、先端ブーム要素141と中間ブーム要素142とを連結する。一対のブーム連結ピン51aはそれぞれ、アクチュエータAが備えるブーム連結機構5の作動に基づいて、自身の軸方向に変位する。
先端ブーム要素141と中間ブーム要素142とが一対のブーム連結ピン51aにより連結された状態で、先端ブーム要素141のブームピン受部141bと、後述する中間ブーム要素142の第一ブームピン受部142bまたは第二ブームピン受部142cとに、ブーム連結ピン51aが架け渡されるように挿通される。一対のブーム連結ピン51aはそれぞれ、たとえば、バネ(不図示)により、第一ブームピン受部142bと係合する方向に付勢されている。
先端ブーム要素141と中間ブーム要素142とが連結した状態(連結状態ともいう。)において、先端ブーム要素141は、中間ブーム要素142に対して伸縮方向に変位不能である。
一方、先端ブーム要素141と中間ブーム要素142との連結が解除された状態(非連結状態ともいう。)において、先端ブーム要素141は、中間ブーム要素142に対して伸縮方向に変位可能である。
[中間ブーム要素]
中間ブーム要素142は、図2A乃至図2Eに示すような筒状であって、先端ブーム要素141を収容可能な内部空間を有する。中間ブーム要素142は、基端部に、一対のシリンダピン受部142aと、一対の第一ブームピン受部142bと、一対の第三ブームピン受部142dと、を有する。
一対のシリンダピン受部142aおよび一対の第一ブームピン受部142bはそれぞれ、先端ブーム要素141が有する一対のシリンダピン受部141aおよび一対のブームピン受部141bとほぼ同様である。
一対の第三ブームピン受部142dは、中間ブーム要素142において一対の第一ブームピン受部142bよりも基端側に、互いに同軸に形成されている。一対の第三ブームピン受部142dにはそれぞれ、ブーム連結ピン51bを挿通可能である。ブーム連結ピン51bは、中間ブーム要素142と基端ブーム要素143とを連結する。一対のブーム連結ピン51bはそれぞれ、たとえば、バネ(不図示)により、第一ブームピン受部142bと係合する方向に付勢されている。
また、中間ブーム要素142は、先端部に一対の第二ブームピン受部142cを有する。一対の第二ブームピン受部142cは、中間ブーム要素142の先端部に、互いに同軸に形成されている。一対の第二ブームピン受部142cにはそれぞれ、一対のブーム連結ピン51aを挿通可能である。
[アクチュエータ]
上述のようなアクチュエータAは、伸縮式ブーム14(図1、図2A乃至図2E参照)を伸縮させる。アクチュエータAは、たとえば、隣り合って重なる先端ブーム要素141(内側ブーム要素ともいう。)および中間ブーム要素142(外側ブーム要素ともいう)のうちの先端ブーム要素141を伸縮方向に変位させる伸縮シリンダ3(伸縮装置ともいう。)と、伸縮シリンダ3に設けられたアキュムレータ602A(油圧源ともいう。図3A乃至図3E参照)と、作動油の給排に基づいて一対のシリンダ連結ピン41を変位させることにより、伸縮シリンダ3と先端ブーム要素141との連結状態と非連結状態とを切り換えるシリンダ連結機構4(図3A乃至図3E参照)と、作動油の給排に基づいて一対のブーム連結ピン51aを変位させることにより、先端ブーム要素141と中間ブーム要素142との連結状態と非連結状態とを切り換えるブーム連結機構5(図3A乃至図3E参照)と、を備える。
[伸縮シリンダ]
伸縮シリンダ3は、ロッド部材31(固定側部材ともいう。図2A乃至図2E参照)と、シリンダ部材32(可動側部材ともいう。)と、を有する。このような伸縮シリンダ3は、後述するシリンダ連結ピン41を介してシリンダ部材32に連結されたブーム要素(たとえば、先端ブーム要素141または中間ブーム要素142)を伸縮方向に変位させる。
このような伸縮シリンダ3は、図3Aに示されるように、シリンダ部材32の内部空間に、収縮側油圧室33と、伸長側油圧室34と、を有する。収縮側油圧室33および伸長側油圧室34はそれぞれ、エンジン(不図示)の駆動力に基づいて駆動する油圧ポンプ(不図示)に接続されている。油圧ポンプから、伸長側油圧室34に作動油が供給されると、伸縮シリンダ3は、伸長する。油圧ポンプから、収縮側油圧室33に作動油が供給されると、伸縮シリンダ3は、収縮する。伸縮シリンダ3の構造は、従来から知られている伸縮シリンダとほぼ同様であるため、これ以上の詳しい説明は省略する。
[シリンダ連結機構]
シリンダ連結機構4は、油圧室42(図3A参照)への作動油の給排に基づいて拡張状態と縮小状態との間を遷移する。具体的には、シリンダ連結機構4は、油圧室42に作動油が供給されると縮小状態となる。一方、シリンダ連結機構4は、油圧室42から作動油が排出されると拡張状態となる。
シリンダ連結機構4の拡張状態において、一対のシリンダ連結ピン41と、ブーム要素(たとえば、先端ブーム要素141)の一対のシリンダピン受部141aとが、係合状態(シリンダピンの入り状態ともいう。)となる。当該係合状態において、ブーム要素とシリンダ部材32とが連結状態となる。
一方、シリンダ連結機構4の縮小状態において、一対のシリンダ連結ピン41と、一対のシリンダピン受部141a(図2A乃至図2E参照)とが離脱状態(図2Eに示す状態であって、シリンダピンの抜き状態ともいう。)となる。当該離脱状態において、ブーム要素とシリンダ部材32とが非連結状態となる。
以下の説明において、シリンダ連結機構4が拡張状態から縮小状態へと遷移する際の動作を、シリンダ連結機構4の抜き動作という。なお、シリンダ連結機構4は、抜き動作において、バネ(不図示)の弾性力に抗して、一対のシリンダ連結ピン41を変位させる。また、シリンダ連結機構4が縮小状態から拡張状態へと遷移する際の動作を、シリンダ連結機構4の入り動作という。このようなシリンダ連結機構4の構造は、従来から知られている構造と同様であるため、これ以上の詳細な説明は省略する。
[ブーム連結機構]
ブーム連結機構5は、油圧室52(図3A参照)への作動油の給排に基づいて拡張状態と縮小状態との間を遷移する。具体的には、ブーム連結機構5は、油圧室52に作動油が供給されると縮小状態となる。一方、ブーム連結機構5は、油圧室52から作動油が排出されると拡張状態となる。
ブーム連結機構5は、拡張状態において、ブーム連結ピン(たとえば、一対のブーム連結ピン51a)に対する係合状態と離脱状態との何れか一方の状態をとる。
ブーム連結機構5は、ブーム連結ピンと係合した状態で、拡張状態から縮小状態に遷移することにより、ブーム連結ピン(たとえば、一対のブーム連結ピン51a)をブーム要素(たとえば、中間ブーム要素142の第一ブームピン受部142b)から離脱させる(図2A乃至図2B参照)。
また、ブーム連結機構5は、ブーム連結ピンと係合した状態で、縮小状態から拡張状態に遷移することにより、ブーム連結ピンをブーム要素に係合する。
以下の説明において、ブーム連結機構5が拡張状態から縮小状態へと遷移する際の動作を、ブーム連結機構の抜き動作という。なお、ブーム連結機構5は、抜き動作において、バネ(不図示)の弾性力に抗して、一対のブーム連結ピン51aまたはブーム連結ピン51bを変位させる。また、ブーム連結機構5が縮小状態から拡張状態へと遷移する際の動作を、ブーム連結機構の入り動作という。このようなブーム連結機構5の構造は、従来から知られている構造と同様であるため、これ以上の詳細な説明は省略する。
[油圧機構]
つぎに、図3A〜図3Eを参照して、シリンダ連結機構4およびブーム連結機構5を駆動するための油圧機構6について説明する。
油圧機構6は、シリンダ側油圧源601と、アキュムレータ602Aと、油圧切換機構603と、第一電磁弁604と、第二電磁弁605と、を有する。このような油圧機構6は、伸縮シリンダ3(具体的には、シリンダ部材32である。なお、シリンダ部材32については、図2A乃至図2Eを参照のこと)に設けられている。したがって、油圧機構6は、シリンダ部材32とともに変位可能である。
これらの各構成は、後述する各油路を介して接続されている。特に、本実施形態の場合、油圧機構6は、通常時における作動油の油路である、通常時用油路と、非常時における作動油の油路である非常時用油路とを有する。通常時用油路は、後述する、動作例1−1乃至動作例1−4の場合に、作動油が流通する油路である。一方、非常時用油路は、後述する動作例1−5の場合に、作動油が流通する油路である。通常時用油路および非常時用油路については、後述する。
[シリンダ側油圧源]
シリンダ側油圧源601は、伸縮シリンダ3のシリンダ部材32における収縮側油圧室33により構成されている。
[アキュムレータ]
アキュムレータ602Aは、油圧源であって、シリンダ側油圧源601から供給された作動油を、昇圧して蓄積する。
シリンダ側油圧源601とアキュムレータ602Aとは、油路要素L2を介して接続されている。なお、以下の説明において、上流側とは、特に断らない限り、作動油の油路において、油圧源(シリンダ側油圧源601またはアキュムレータ602A)に近い側を意味する。下流側とは、特に断らない限り、作動油の油路において、シリンダ連結機構4またはブーム連結機構5に近い側を意味する。なお、以下の説明において、各油路要素の上流端は一端に、下流端は他端に、置き換えられてもよい。
油路要素L2は、分岐点Xよりも上流側(シリンダ側油圧源601に近い側)の上流側油路要素L21および下流側(シリンダ側油圧源601から遠い側)の下流側油路要素L22を有する。下流側油路要素L22の下端端は、アキュムレータ602Aの入力ポートに接続されている。上流側油路要素L21には、チェック弁606aが設けられている。なお、油路要素L2の構成は、図示の場合に限定されない。
[油圧切換機構]
油圧切換機構603は、油圧切換弁603aおよびパイロット電磁弁603bを有する。油圧切換機構603は、非常時において、油圧源(本実施形態の場合、アキュムレータ602A)から供給された作動油を、後述する油路要素L7(バイパス油路)に供給するためのものである。
[油圧切換弁]
油圧切換弁603aは第二バルブである。このような油圧切換弁603aの第一ポートには、油路要素L3の下流端が接続されている。油路要素L3の上流端は、アキュムレータ602Aの出力ポートに接続されている。油圧切換弁603aは、油路要素L3を介してアキュムレータ602Aに接続されている。油路要素L3には、減圧弁609aが設けられている。なお、油路要素L3の構成は、図示の場合に限定されない。
油圧切換弁603aの第二ポートには、油路要素L4の上流端が接続されている。油路要素L4の下流端は、第一電磁弁604に接続されている。油圧切換弁603aは、油路要素L4を介して第一電磁弁604に接続されている。なお、油路要素L4の構成は、図示の場合に限定されない。
油圧切換弁603aの第三ポートには、油路要素L5の上流端が接続されている。油路要素L5の下流端は、第一電磁弁604に接続されている。油圧切換弁603aは、油路要素L5を介して第一電磁弁604に接続されている。なお、油路要素L5の構成は、図示の場合に限定されない。
油圧切換弁603aの第四ポートには、油路要素L6の下流端が接続されている。油路要素L6の上流端は、分岐点Xを介して上流側油路要素L21に接続されている。油圧切換弁603aは、油路要素L6および上流側油路要素L21を介して、シリンダ側油圧源601に接続されている。なお、油路要素L6の構成は、図示の場合に限定されない。
油路要素L6には、チェック弁606bが設けられている。チェック弁606bは、下流側から上流側への作動油の流通を許容している。一方、チェック弁606bは、上流側から下流側への作動油の流通を阻止している。なお、油路要素L6の構成は、図示の場合に限定されない。
油圧切換弁603aの第五ポートには、油路要素L7の上流端が接続されている。油路要素L7は、第一電磁弁604を迂回するバイパス油路である。油路要素L7の下流端は、後述する油路要素L12に接続されている。油路要素L7には、チェック弁606dが設けられている。チェック弁606dは、上流側から下流側への作動油の流れを許容している。一方、チェック弁606dは、下流側から上流側への作動油の流れを阻止している。なお、油路要素L7の構成は、図示の場合に限定されない。
油圧切換弁603aの第六ポートには、油路要素L8の下流端が接続されている。油路要素L8の上流端は、分岐点Xを介して上流側油路要素L21に接続されている。油圧切換弁603aは、油路要素L8および上流側油路要素L21を介して、シリンダ側油圧源601に接続されている。なお、油路要素L8の構成は、図示の場合に限定されない。
油圧切換弁603aの第七ポート(パイロットポート)には、油路要素L9の下流端が接続されている。油路要素L9の上流端は、パイロット電磁弁603bに接続されている。油圧切換弁603aは、油路要素L9を介して、パイロット電磁弁603bに接続されている。なお、油路要素L9の構成は、図示の場合に限定されない。
[パイロット電磁弁]
パイロット電磁弁603b(第三バルブともいう。)は、通電状態において、油圧切換弁603aの第七ポート(パイロットポート)に、シリンダ側油圧源601からの作動油を、パイロット圧として供給する。一方、パイロット電磁弁603bは、非通電状態において、油圧切換弁603aへの作動油(パイロット圧)の供給を停止する。
このようなパイロット電磁弁603bの第一ポートには、油路要素L10の下流端が接続されている。油路要素L10の上流端は、油路要素L8に接続されている。なお、油路要素L10の構成は、図示の場合に限定されない。
パイロット電磁弁603bの第二ポートには、油路要素L11の下流端が接続されている。油路要素L11の上流端は、油路要素L6に接続されている。パイロット電磁弁603bの第二ポートから排出された作動油は、油路要素L11、油路要素L6、および上流側油路要素L21を介して、シリンダ側油圧源601へと戻る。
パイロット電磁弁603bの第三ポートには、油路要素L9の上流端が接続されている。通電状態において、パイロット電磁弁603bは、シリンダ側油圧源601から供給された作動油を、油路要素L9を介して油圧切換弁603aへと供給する。
以上のような油圧切換機構603を構成する油圧切換弁603aは、第一状態において、油圧切換弁603aの第二ポートおよび第三ポートを解放し、第五ポートを閉鎖する。したがって、油圧切換弁603aは、第一状態において、油圧切換弁603aと第一電磁弁604との間における作動油の流通を許可する。また、油圧切換弁603aは、第一状態において、油圧切換弁603aと油路要素L7との間における作動油の流通を阻止する。
一方、油圧切換弁603aは、第二状態において、油圧切換弁603aの第二ポートおよび第三ポートを閉鎖し、第五ポートを解放する。したがって、油圧切換弁603aは、第二状態において、油圧切換弁603aと第一電磁弁604との間における作動油の流通を阻止する。また、油圧切換弁603aは、第二状態において、油路要素L3と油路要素L7との間における作動油の流通を許可する。
本実施形態の場合、油圧切換弁603aは、パイロット電磁弁603bの通電状態において第一状態となり、パイロット電磁弁603bの非通電状態において第二状態となる。
[第一電磁弁]
第一電磁弁604は、通電に応じて、上流側から下流側へと向かう作動油の流通を許容する第一状態と、下流側から上流側へと向かう作動油の流通を許容する第二状態とを切り換える。本実施形態の場合、第一電磁弁604は、通電状態において第一状態となり、非通電状態において第二状態となる。
なお、第一電磁弁604は、第一状態において、下流側から上流側へと向かう作動油の流通を阻止する。一方、第一電磁弁604は、第二状態において、上流側から下流側へと向かう作動油の流通を阻止する。
具体的には、第一電磁弁604の第一ポートには、油路要素L4の下流端が接続されている。第一電磁弁604は、油路要素L4を介して、油圧切換弁603aに接続されている。
第一電磁弁604の第二ポートには、油路要素L12の上流端が接続されている。油路要素L12の下流端は、第二電磁弁605に接続されている。第一電磁弁604は、油路要素L12を介して、第二電磁弁605に接続されている。なお、油路要素L12の構成は、図示の場合に限定されない。
第一電磁弁604の第三ポートには、油路要素L5の下流端が接続されている。第一電磁弁604は、油路要素L5を介して、油圧切換弁603aに接続されている。
このような第一電磁弁604は、第一状態(通電状態)において、油路要素L4と油路要素L12との間における作動油の流通を許可する。一方、第一電磁弁604は、第一状態において、油路要素L5と油路要素L12との間における作動油の流通を阻止する。具体的には、第一電磁弁604は、第一状態において、油路要素L4から供給された作動油を、油路要素L12に供給できる。
一方、第一電磁弁604は、第二状態において、油路要素L5と油路要素L12との間における作動油の流通を許可する。一方、第一電磁弁604は、第二状態において、油路要素L4と油路要素L12との間における作動油の流通を阻止する。具体的には、第一電磁弁604は、第二状態において、油路要素L12から供給された作動油を、油路要素L5を介して油圧切換弁603aに供給できる。
[第二電磁弁]
第二電磁弁605は、通電に応じて、上流側から供給された作動油をブーム連結機構5の油圧室52に供給する第一状態と、上流側から供給された作動油をシリンダ連結機構4の油圧室42に供給する第二状態と、を切り換える。本実施形態の場合、第二電磁弁605は、通電状態において第一状態となり、非通電状態において第二状態となる。
なお、第二電磁弁605は、第一状態において、上流側から供給された作動油がシリンダ連結機構4の油圧室42に流れ込むことを阻止する。一方、第二電磁弁605は、第二状態において、上流側から供給された作動油がブーム連結機構5の油圧室52に流れ込むことを阻止する。
具体的には、第二電磁弁605の第一ポートには、油路要素L12の下流端が接続されている。
また、第二電磁弁605の第二ポートには、油路要素L13の上流端が接続されている。油路要素L13の下流端は、シリンダ連結機構4の油圧室42に接続されている。第二電磁弁605は、油路要素L13を介して、シリンダ連結機構4の油圧室42に接続されている。なお、油路要素L13の構成は、図示の場合に限定されない。
また、第二電磁弁605の第三ポートには、油路要素L14の上流端が接続されている。油路要素L14の下流端は、ブーム連結機構5の油圧室52に接続されている。第二電磁弁605は、油路要素L14を介して、ブーム連結機構5の油圧室52に接続されている。
このような第二電磁弁605は、第一状態(つまり、通電状態)において、油路要素L12と油路要素L14との間における作動油の流通を許容する。つまり、第二電磁弁605は、第一状態において、油路要素L12から供給された作動油を、油路要素L14を介してブーム連結機構5の油圧室52に供給できる。
一方、第二電磁弁605は、第二状態(つまり、非通電状態)において、油路要素L12と油路要素L13との間における作動油の流通を許容する。つまり、第二電磁弁605は、第二状態において、油路要素L12から供給された作動油を、油路要素L13を介してシリンダ連結機構4の油圧室42に供給できる。
[油圧機構の動作]
つぎに、図3A〜図3Eを参照して、油圧機構6の動作について説明する。図3Aは、ブーム連結機構5の抜き動作を行う際の、油圧機構6の動作について説明するための図である。図3Bは、ブーム連結機構5の入り動作を行う際の、油圧機構6の動作について説明するための図である。図3Cは、シリンダ連結機構4の抜き動作を行う際の、油圧機構6の動作について説明するための図である。図3Dは、シリンダ連結機構4の入り動作を行う際の、油圧機構6の動作について説明するための図である。図3Eは、非常時において、シリンダ連結機構4の抜き動作を行う際の、油圧機構6の動作について説明するための図である。
なお、以下の説明において、アキュムレータ602Aは、各動作を実行するのに十分な作動油を蓄積しているものとする。
[動作例1−1:ブーム連結機構の抜き動作]
まず、図3Aを参照して、ブーム連結機構5の抜き動作を行う際の、油圧機構6の動作について説明する。なお、油圧機構6における各部材の構成は、上述の通りであるため、重複する説明は省略する。
たとえば、先端ブーム要素141と中間ブーム要素142とが連結された状態(図2A参照)において、作業者が、ブーム連結機構5の抜き動作を指示すると、第一電磁弁604、パイロット電磁弁603b、および第二電磁弁605が通電状態となる。
この結果、第一電磁弁604、油圧切換弁603a、および第二電磁弁605はそれぞれ、第一状態となる。すると、アキュムレータ602Aから排出された作動油は、図3Aに太い実線で示される油路を通って、ブーム連結機構5の油圧室52に供給される。なお、図3Aに太い実線で示される油路は、通常時用油路における送り油路を構成する。送り油路とは、油圧源(本動作例の場合、アキュムレータ602A)からシリンダ連結機構4またはブーム連結機構5に向かう作動油が流通する油路を意味する。
具体的には、作動油は、アキュムレータ602A → 油路要素L3 → 油圧切換弁603a → 油路要素L4 → 第一電磁弁604 → 油路要素L12 → 第二電磁弁605 → 油路要素L14 → ブーム連結機構5の油圧室52の順に流通する。
この結果、ブーム連結機構5は、拡張状態から縮小状態へと遷移して、ブーム連結ピン51aが、中間ブーム要素142の第一ブームピン受部142bまたは第二ブームピン受部142cから抜かれる。この場合に、一例として、ブーム連結ピン51aは、図2Aに示された状態から、図2Bに示された状態に遷移する。
[動作例1−2:ブーム連結機構の入り動作]
つぎに、図3Bを参照して、ブーム連結機構5の入り動作を行う際の、油圧機構6の動作について説明する。
たとえば、先端ブーム要素141と中間ブーム要素142とが連結されていない状態(図2B参照)において、作業者が、ブーム連結機構5の入り動作を指示すると、第二電磁弁605およびパイロット電磁弁603bが通電状態となり、第一電磁弁604が非通電状態となる。
この結果、第二電磁弁605および油圧切換弁603aが第一状態となり、第一電磁弁604が第二状態となる。すると、ブーム連結機構5の油圧室52内の作動油が、図3Bに太い実線で示される油路を通って、シリンダ側油圧源601に戻る。なお、図3Bに太い実線で示される油路は、通常時用油路における戻り油路を構成する。戻り油路とは、シリンダ連結機構4またはブーム連結機構5から油圧源(本動作例の場合、シリンダ側油圧源601)に向かう作動油が流通する油路を意味する。
具体的には、作動油は、ブーム連結機構5の油圧室52 → 油路要素L14 → 第二電磁弁605 → 油路要素L12 → 第一電磁弁604 → 油路要素L5 → 油圧切換弁603a → 油路要素L6 → 上流側油路要素L21 → シリンダ側油圧源601の順に流通する。
この結果、ブーム連結機構5は、拡張状態から縮小状態へと遷移して、ブーム連結ピン51aが、先端ブーム要素141のブームピン受部141bと、中間ブーム要素142の第一ブームピン受部142b(または第二ブームピン受部142c)とに、架け渡されるように挿通される。この場合に、一例として、ブーム連結ピン51aは、図2Bに示される状態から、図2Aに示される状態に遷移する。
[動作例1−3:シリンダ連結機構の抜き動作]
つぎに、図3Cを参照して、シリンダ連結機構4の抜き動作を行う際の、油圧機構6の動作について説明する。
たとえば、図2Dに示すような先端ブーム要素141とシリンダ部材32との連結状態において、作業者が、シリンダ連結機構4の抜き動作を指示すると、第一電磁弁604、パイロット電磁弁603bが通電状態となり、第二電磁弁605が非通電状態となる。
この結果、第一電磁弁604および油圧切換弁603aが第一状態となり、第二電磁弁605が第二状態となる。すると、アキュムレータ602Aから排出された作動油は、図3Cに太い実線で示される油路(第一油路ともいう。)を通って、シリンダ連結機構4の油圧室42に供給される。なお、図3Cに太い実線で示される油路は、通常時用油路における送り油路を構成する。
具体的には、作動油は、アキュムレータ602A → 油路要素L3 → 油圧切換弁603a → 油路要素L4 → 第一電磁弁604 → 油路要素L12 → 第二電磁弁605 →油路要素L13 → シリンダ連結機構4の油圧室42の順に流通する。
この結果、シリンダ連結機構4は、拡張状態から縮小状態へと遷移して、一対のシリンダ連結ピン41が、先端ブーム要素141のシリンダピン受部141aから抜かれる。つまり、一対のシリンダ連結ピン41が、図2Dに示される状態から、図2Eに示される状態に遷移する。
[動作例1−4:シリンダ連結機構の入り動作]
つぎに、図3Dを参照して、シリンダ連結機構4の入り動作を行う際の、油圧機構6の動作について説明する。
たとえば、図2Eに示すような先端ブーム要素141とシリンダ部材32との非連結状態において、作業者が、シリンダ連結機構4の入り動作を指示すると、パイロット電磁弁603bが通電状態となり、第一電磁弁604および第二電磁弁605が非通電状態となる。
この結果、油圧切換弁603aが第一状態となり、第一電磁弁604および第二電磁弁605が第二状態となる。すると、シリンダ連結機構4の油圧室42内の作動油が、図3Dに太い実線で示される油路を通って、シリンダ側油圧源601に戻る。図3Dに太い実線で示される油路は、通常時用油路における戻り油路を構成する。
具体的には、作動油は、シリンダ連結機構4の油圧室42 → 油路要素L13 → 第二電磁弁605 → 油路要素L12 → 第一電磁弁604 → 油路要素L5 → 油圧切換弁603a → 油路要素L6 → 上流側油路要素L21 → シリンダ側油圧源601の順に流通する。
この結果、シリンダ連結機構4は、縮小状態から拡張状態へと遷移して、一対のシリンダ連結ピン41が、先端ブーム要素141のシリンダピン受部141aに挿通される。この場合に、一例として、一対のシリンダ連結ピン41が、図2Eに示される状態から、図2Dに示される状態に遷移する。
[動作例1−5:非常時における動作]
つぎに、図3Eを参照して、非常時においてシリンダ連結機構4の抜き動作を行う際の、油圧機構6の動作について説明する。なお、本実施形態において、非常時とは、第一電磁弁604、パイロット電磁弁603b、および第二電磁弁605への通電ができず、これら各弁の切り換えを行えない状況をいう。このような非常時が起きる原因として、第一電磁弁604、パイロット電磁弁603b、または第二電磁弁605の故障、あるいは、これら各弁に電力を供給する配線(コードリール)の断線などが挙げられる。
たとえば、図2Dに示すような先端ブーム要素141とシリンダ部材32との連結状態において、第一電磁弁604、パイロット電磁弁603b、および第二電磁弁605への通電ができなくなった場合、作業者は、所定の操作(たとえば、スイッチ操作)により、非常時におけるシリンダ連結機構4の抜き動作を指示する。
上記指示に応じて、伸縮シリンダ3(図3A参照)が収縮方向へ遷移すると、シリンダ側油圧源601から、上流側油路要素L21および油路要素L8を介して、油圧切換弁603aの第六ポートに作動油が供給される。そして、油圧切換弁603aが、第一状態から第二状態へと遷移する。この状態で、油圧切換弁603aは、油路要素L3と油路要素L7(バイパス油路)との間における作動油の流通を許可する。
この結果、アキュムレータ602Aから排出された作動油は、図3Eに太い実線で示される油路(第二油路ともいう。)を通って、シリンダ連結機構4の油圧室42に供給される。図3Eに太い実線で示される油路は、非常時用油路における送り油路を構成する。
具体的には、作動油は、アキュムレータ602A → 油路要素L3 → 油圧切換弁603a → 油路要素L7(バイパス油路) → 油路要素L12 → 第二電磁弁605 →油路要素L13→ シリンダ連結機構4の油圧室42の順に流通する。
この結果、シリンダ連結機構4は、拡張状態から縮小状態へと遷移して、一対のシリンダ連結ピン41が、先端ブーム要素141のシリンダピン受部141aから抜かれる。この場合に、一例として、一対のシリンダ連結ピン41は、図2Dに示される状態から、図2Eに示される状態に遷移する。
[本実施形態の作用・効果]
以上のように、本実施形態によれば、第一電磁弁604、パイロット電磁弁603b、および第二電磁弁605への通電ができず、これら各弁の切り換えを行えない非常時において、シリンダピン(具体的には、一対のシリンダ連結ピン41)を、ブーム要素(たとえば、先端ブーム要素141のシリンダピン受部141a)から抜くことができる(図2E参照)。この結果、非常時において、伸縮シリンダ3を収縮させることが可能となる。
[実施形態2]
図4A〜図4Eを参照して、本発明に係る実施形態2について説明する。なお、本実施形態の場合、油圧機構6Bの構成が、前述の実施形態1と異なる。その他の部分の構成は、前述の実施形態1と同様である。以下、油圧機構6Bについて説明する。
[油圧機構]
油圧機構6Bは、シリンダ側油圧源601、アキュムレータ602A、第一電磁弁604B、第二電磁弁605、および非常時切換機構611を有する。
シリンダ側油圧源601、アキュムレータ602A、および第二電磁弁605は、前述の実施形態1と同様である。
なお、本実施形態の場合、伸長側油圧室34と、エンジン(不図示)の駆動力に基づいて駆動する油圧ポンプ(不図示)とを接続する油路要素L1aに、カウンタバランス弁601aが設けられている。カウンタバランス弁601aは、伸縮シリンダ3のシリンダ部材32が、伸縮式ブーム14(図1、図2A乃至図2E参照)から加わる荷重により押し戻されることを防止している。
このようなカウンタバランス弁601aには、収縮側油圧室33と油圧ポンプとを接続する油路要素L1bの油圧が油路要素L1cを介してパイロット圧として付加されている。カウンタバランス弁601aは、油圧ポンプから伸長側油圧室34への作動油の流れを常に許容している。
また、カウンタバランス弁601aは、基本的に、伸長側油圧室34から排出される作動油が通過することを阻止する。ただし、カウンタバランス弁601aは、収縮側油圧室33に作動油が供給された場合に限り、伸長側油圧室34から排出される作動油が通過することを許容する。
また、油路要素L1cには、コック612が設けられている。このようなコック612は、手動または自動で開閉状態が切り換わる。コック612は、解放状態において、上流側(油路要素L1b側)から下流側(油路要素L1a側)への作動油の流通を許容する。また、コック612は、閉鎖状態において、上流側(油路要素L1b側)から下流側(油路要素L1a側)への作動油の流通を阻止する。本実施形態の場合、通常時において、コック612は解放状態である。
[第一電磁弁]
第一電磁弁604Bは、通電に応じて、上流側から下流側への作動油の流通を許容する第一状態と、下流側から上流側への作動油の流通を許容する第二状態とを切り換える。本実施形態の場合、第一電磁弁604Bは、通電状態において第一状態となり、非通電状態において第二状態となる。
なお、第一電磁弁604Bは、第一状態において、下流側から上流側への作動油の流通を阻止する。一方、第一電磁弁604Bは、第二状態において、上流側から下流側への作動油の流通を阻止する。
具体的には、第一電磁弁604Bの第一ポートには、油路要素L3の下流端が接続されている。油路要素L3の上流端は、アキュムレータ602Aの出力ポートに接続されている。また、油路要素L3には、減圧弁609aが設けられている。第一電磁弁604Bは、油路要素L3を介して、アキュムレータ602Aに接続されている。
第一電磁弁604Bの第二ポートには、油路要素L12の上流端が接続されている。油路要素L12の下流端は、第二電磁弁605に接続されている。第一電磁弁604Bは、油路要素L12を介して、第二電磁弁605に接続されている。
第一電磁弁604Bの第三ポートには、油路要素L6の下流端が接続されている。油路要素L6の上流端は、分岐点Xに接続されている。第一電磁弁604Bは、油路要素L6および上流側油路要素L21を介して、シリンダ側油圧源601に接続されている。
このような第一電磁弁604Bは、第一状態において、油路要素L3から供給された作動油を、油路要素L12を介して第二電磁弁605に供給できる。
一方、第一電磁弁604Bは、第二状態において、油路要素L12から供給された作動油を、油路要素L6および上流側油路要素L21を介して、シリンダ側油圧源601に供給できる。
[非常時切換機構]
非常時切換機構611は、油路要素L17に設けられている。油路要素L17の上流端は、上流側油路要素L21に接続されている。つまり、油路要素L17は、上流側油路要素L21を介して、シリンダ側油圧源601に接続されている。油路要素L17の下流端は、油路要素L12に接続されている。
非常時切換機構611は、油路要素L17における上流側から順に、リリーフ弁610cおよび減圧弁609bを有する。なお、油路要素L17において、リリーフ弁610cよりも上流側の油路は、油路要素L171である。油路要素L17において、リリーフ弁610cと減圧弁609bとの間の油路は、油路要素L172である。さらに、油路要素L17において、リリーフ弁610cよりも下流側の油路は、油路要素L173である。
リリーフ弁610cは、通常時は、閉弁状態である。このようなリリーフ弁610cは、上流側の油路における油圧が、所定の圧力(開弁圧)以上になった場合に、開弁状態となる。開弁状態において、リリーフ弁610cは、上流側から下流側への作動油の流通を許容する。
減圧弁609bは、上流側から流入した作動油を、減圧して下流側に供給する。その他の油圧機構6Bの構成は、前述の実施形態1とほぼ同様である。
[油圧機構の動作]
つぎに、図4A〜図4Eを参照して、油圧機構6Bの動作について説明する。図4Aは、ブーム連結機構5の抜き動作を行う際の、油圧機構6Bの動作について説明するための図である。図4Bは、ブーム連結機構5の入り動作を行う際の、油圧機構6Bの動作について説明するための図である。図4Cは、シリンダ連結機構4の抜き動作を行う際の、油圧機構6Bの動作について説明するための図である。図4Dは、シリンダ連結機構4の入り動作を行う際の、油圧機構6Bの動作について説明するための図である。図4Eは、非常時において、シリンダ連結機構4の抜き動作を行う際の、油圧機構6Bの動作について説明するための図である。
なお、以下の説明において、アキュムレータ602Aは、各動作を実行するのに十分な作動油を蓄積しているものとする。
[動作例2−1:ブーム連結機構の抜き動作]
まず、図4Aを参照して、ブーム連結機構5の抜き動作を行う際の、油圧機構6Bの動作について説明する。なお、油圧機構6Bにおける各部材の構成は、上述の通りであるため、重複する説明は省略する。
たとえば、先端ブーム要素141と中間ブーム要素142とが連結された状態(図2A参照)において、作業者が、ブーム連結機構5の抜き動作を指示すると、第一電磁弁604Bおよび第二電磁弁605が通電状態となる。
この結果、第一電磁弁604Bおよび第二電磁弁605が、第一状態となる。すると、アキュムレータ602Aから排出された作動油は、図4Aに太い実線で示される油路を通って、ブーム連結機構5の油圧室52に供給される。なお、図4Aに太い実線で示される油路は、通常時用油路における送り油路を構成する。
具体的には、作動油は、アキュムレータ602A → 油路要素L3 → 第一電磁弁604B → 油路要素L12 → 第二電磁弁605 → 油路要素L14 → ブーム連結機構5の油圧室52の順に流通する。
この結果、ブーム連結機構5は、拡張状態から縮小状態へと遷移して、ブーム連結ピン51aが、中間ブーム要素142の第一ブームピン受部142bまたは第二ブームピン受部142cから抜かれる。この場合に、一例として、ブーム連結ピン51aは、図2Aに示される状態から、図2Bおよび図2Cに示される状態に遷移する。
[動作例2−2:ブーム連結機構の入り動作]
つぎに、図4Bを参照して、ブーム連結機構5の入り動作を行う際の、油圧機構6Bの動作について説明する。
たとえば、先端ブーム要素141と中間ブーム要素142とが連結されていない状態(図2B乃至図2C参照)において、作業者が、ブーム連結機構5の入り動作を指示すると、第二電磁弁605が通電状態となり、第一電磁弁604Bが非通電状態となる。
この結果、第二電磁弁605が第一状態となり、第一電磁弁604Bが第二状態となる。すると、ブーム連結機構5の油圧室52内の作動油が、図4Bに太い実線で示される油路を通って、シリンダ側油圧源601に戻る。なお、図4Bに太い実線で示される油路は、通常時用油路における戻り油路を構成する。
具体的には、作動油は、ブーム連結機構5の油圧室52 → 油路要素L14 → 第二電磁弁605 → 油路要素L12 → 第一電磁弁604B → 油路要素L6 → 上流側油路要素L21 → シリンダ側油圧源601の順に流通する。
この結果、ブーム連結機構5は、縮小状態から拡張状態へと遷移して、ブーム連結ピン51aが、先端ブーム要素141のブームピン受部141bと、中間ブーム要素142の第一ブームピン受部142b(または第二ブームピン受部142c)とに、架け渡されるように挿通される。この場合に、一例として、ブーム連結ピン51aは、図2Bに示される状態から、図2Aに示される状態に遷移する。
[動作例2−3:シリンダ連結機構の抜き動作]
つぎに、図4Cを参照して、シリンダ連結機構4の抜き動作を行う際の、油圧機構6Bの動作について説明する。
たとえば、図2Dに示すような先端ブーム要素141とシリンダ部材32との連結状態において、作業者が、シリンダ連結機構4の抜き動作を指示すると、第一電磁弁604Bが通電状態となり、第二電磁弁605が非通電状態となる。
この結果、第一電磁弁604Bが第一状態となり、第二電磁弁605が第二状態となる。すると、アキュムレータ602Aから排出された作動油は、図4Cに太い実線で示される油路(第一油路ともいう。)を通って、シリンダ連結機構4の油圧室42に供給される。なお、図4Cに太い実線で示される油路は、通常時用油路における送り油路を構成する。
具体的には、作動油は、アキュムレータ602A → 油路要素L3 → 第一電磁弁604B →油路要素L12→ 第二電磁弁605 →油路要素L13→ シリンダ連結機構4の油圧室42の順に流通する。
この結果、シリンダ連結機構4は、拡張状態から縮小状態へと遷移して、一対のシリンダ連結ピン41が、先端ブーム要素141のシリンダピン受部141aから抜かれる。この場合に、一例として、一対のシリンダ連結ピン41は、図2Dに示される状態から、図2Eに示される状態に遷移する。
[動作例2−4:シリンダ連結機構の入り動作]
つぎに、図4Dを参照して、シリンダ連結機構4の入り動作を行う際の、油圧機構6Bの動作について説明する。
たとえば、図2Eに示すような先端ブーム要素141とシリンダ部材32との非連結状態において、作業者が、シリンダ連結機構4の入り動作を指示すると、第一電磁弁604Bおよび第二電磁弁605が非通電状態となる。
この結果、第一電磁弁604Bおよび第二電磁弁605が、第二状態となる。すると、シリンダ連結機構4の油圧室42内の作動油が、図4Dに太い実線で示される油路を通って、シリンダ側油圧源601に戻る。なお、図4Dに太い実線で示される油路は、通常時用油路における戻り油路を構成する。
具体的には、作動油は、シリンダ連結機構4の油圧室42 → 油路要素L13 → 第二電磁弁605 → 油路要素L12 → 第一電磁弁604B → 油路要素L6 → 上流側油路要素L21 → シリンダ側油圧源601の順に流通する。
この結果、シリンダ連結機構4は、縮小状態から拡張状態へと遷移して、一対のシリンダ連結ピン41が、先端ブーム要素141のシリンダピン受部141aに挿通される。この場合に、一例として、一対のシリンダ連結ピン41は、図2Eに示される状態から、図2Dに示される状態に遷移する。
[動作例2−5:非常時における動作]
つぎに、図4Eを参照して、非常時においてシリンダ連結機構4の抜き動作を行う際の、油圧機構6Bの動作について説明する。なお、本実施形態において、非常時とは、第一電磁弁604Bおよび第二電磁弁605への通電ができず、これら各弁の切り換えを行えない状況をいう。
たとえば、図2Dに示すような先端ブーム要素141とシリンダ部材32との連結状態において、第一電磁弁604Bおよび第二電磁弁605への通電ができなくなった場合、作業者は、コック612(図4A参照)を閉じる。すると、カウンタバランス弁601aに作用する油路要素L1bからのパイロット圧が低下して、カウンタバランス弁601aは、伸縮シリンダ3の収縮側油圧室33から排出された作動油の通過を阻止する。そして、作業者は、所定の操作(たとえば、スイッチ操作)により、非常時におけるシリンダ連結機構4の抜き動作を指示する。
上記指示に応じて、伸縮シリンダ3が収縮方向へ遷移すると、収縮側油圧室33の油圧が高まり、シリンダ側油圧源601(油圧源ともいう。)から非常時切換機構611に作動油が供給される。このような作動油の油圧は、リリーフ弁610cの開弁圧よりも高いため、作動油は、リリーフ弁610cを通過する。リリーフ弁610cを通過した作動油は、減圧弁609bにより減圧されて、油路要素L12に流入する。
この結果、シリンダ側油圧源601から排出された作動油は、図4Eに太い実線で示される油路(第二油路ともいう。)を通って、シリンダ連結機構4の油圧室42に供給される。図4Eに太い実線で示される油路は、非常時用油路における送り油路を構成する。
具体的には、作動油は、シリンダ側油圧源601 → 上流側油路要素L21 → 油路要素L171 → リリーフ弁610c → 油路要素L172 → 減圧弁609b → 油路要素L173 → 油路要素L12 → 第二電磁弁605 →油路要素L13 → シリンダ連結機構4の油圧室42の順に流通する。
この結果、シリンダ連結機構4は、拡張状態から縮小状態へと遷移して、一対のシリンダ連結ピン41が、先端ブーム要素141のシリンダピン受部141aから抜かれる。この場合に、一例として、一対のシリンダ連結ピン41は、図2Dに示される状態から、図2Eに示される状態に遷移する。その他の構成および作用・効果は前述の実施形態1の場合と同様である。
[実施形態3]
図5A〜図5Eを参照して、本発明に係る実施形態3について説明する。なお、本実施形態の場合、油圧機構6Cの構成が、前述の実施形態1と異なる。その他の部分の構成は、前述の実施形態1と同様である。以下、油圧機構6Cについて説明する。
油圧機構6Cは、シリンダ側油圧源601と、アキュムレータ602Aと、第一電磁弁604Bと、第二電磁弁605と、非常時切換弁613と、を有する。
シリンダ側油圧源601、アキュムレータ602A、および第二電磁弁605は、前述の実施形態1と同様である。また、第一電磁弁604Bは、前述の実施形態2と同様である。
非常時切換弁613は、第二バルブであって、油路要素L12に設けられている。油路要素L12において、非常時切換弁613よりも上流側の油路は、油路要素L121である。また、油路要素L12において、非常時切換弁613よりも下流側の油路は、油路要素L122である。
非常時切換弁613は、第一状態と第二状態とを、作業者の手作業により切り換えられる。なお、非常時切換弁613を切り換える手段は、作業者の手作業に限らない。たとえば、非常時切換弁613は、作業者が行う所定の操作(たとえば、スイッチ操作)に応じて駆動する装置により、機械的に切り換えられてもよい。
非常時切換弁613の第一ポートには、油路要素L121の下流端が接続されている。油路要素L121の上流端は、第一電磁弁604Bの第二ポートに接続されている。非常時切換弁613は、油路要素L121を介して、第一電磁弁604Bに接続されている。
非常時切換弁613の第二ポートには、油路要素L122の上流端が接続されている。油路要素L122の下流端は、第二電磁弁605に接続されている。非常時切換弁613は、油路要素L122を介して、第二電磁弁605に接続されている。
非常時切換弁613の第三ポートには、油路要素L18の下流端が接続されている。油路要素L18の上流端は、油路要素L3に接続されている。油路要素L18は、第一電磁弁604Bを迂回するバイパス油路である。油路要素L18は、油路要素L3を介して、アキュムレータ602Aに接続されている。
以上のような非常時切換弁613は、第一状態において、油路要素L121と油路要素L122との間における作動油の流通を許可する。換言すれば、非常時切換弁613は、第一状態において、第一電磁弁604Bと第二電磁弁605との間における作動油の流通を許可する。なお、非常時切換弁613は、第一状態において、油路要素L18と油路要素L122との間における作動油の流通を阻止する。
一方、非常時切換弁613は、第二状態において、油路要素L18と油路要素L122との間における作動油の流通を許可する。換言すれば、非常時切換弁613は、第二状態において、アキュムレータ602Aと第二電磁弁605との間における作動油の流通を許可する。なお、非常時切換弁613は、第二状態において、油路要素L121と油路要素L122との間における作動油の流通を阻止する。
[油圧機構の動作]
つぎに、図5A〜図5Eを参照して、油圧機構6Cの動作について説明する。図5Aは、ブーム連結機構5の抜き動作を行う際の、油圧機構6Cの動作について説明するための図である。図5Bは、ブーム連結機構5の入り動作を行う際の、油圧機構6Cの動作について説明するための図である。図5Cは、シリンダ連結機構4の抜き動作を行う際の、油圧機構6Cの動作について説明するための図である。図5Dは、シリンダ連結機構4の入り動作を行う際の、油圧機構6Cの動作について説明するための図である。図5Eは、非常時において、シリンダ連結機構4の抜き動作を行う際の、油圧機構6Cの動作について説明するための図である。
なお、以下の説明において、アキュムレータ602Aは、各動作を実行するのに十分な作動油を蓄積しているものとする。
[動作例3−1:ブーム連結機構の抜き動作]
まず、図5Aを参照して、ブーム連結機構5の抜き動作を行う際の、油圧機構6Cの動作について説明する。なお、油圧機構6Cにおける各部材の構成は、上述の通りであるため、重複する説明は省略する。
たとえば、先端ブーム要素141と中間ブーム要素142とが連結された状態(図2A参照)において、作業者が、ブーム連結機構5の抜き動作を指示すると、第一電磁弁604Bおよび第二電磁弁605が、通電状態となる。
この結果、第一電磁弁604Bおよび第二電磁弁605が、第一状態となる。この状態において、非常時切換弁613は、上述の第一状態である。すると、アキュムレータ602Aから排出された作動油は、図5Aに太い実線で示される油路を通って、ブーム連結機構5の油圧室52に供給される。なお、図5Aに太い実線で示される油路は、通常時用油路における送り油路を構成する。
具体的には、作動油は、アキュムレータ602A → 油路要素L3 → 第一電磁弁604B → 油路要素L121 → 非常時切換弁613 → 油路要素L122 → 第二電磁弁605 → 油路要素L14 → ブーム連結機構5の油圧室52の順に流通する。
この結果、ブーム連結機構5は、拡張状態から縮小状態へと遷移して、ブーム連結ピン51aが、中間ブーム要素142の第一ブームピン受部142b(または第二ブームピン受部142c)から抜かれる。この場合に、一例として、ブーム連結ピン51aは、図2Aに示される状態から、図2Bに示される状態に遷移する。
[動作例3−2:ブーム連結機構の入り動作]
つぎに、図5Bを参照して、ブーム連結機構5の入り動作を行う際の、油圧機構6Cの動作について説明する。
たとえば、先端ブーム要素141と中間ブーム要素142とが連結されていない状態(図2B参照)において、作業者が、ブーム連結機構5の入り動作を指示すると、第二電磁弁605が通電状態となり、第一電磁弁604Bが非通電状態となる。
この結果、第二電磁弁605が第一状態となり、第一電磁弁604Bが第二状態となる。すると、ブーム連結機構5の油圧室52内の作動油が、図5Bに太い実線で示される油路を通って、シリンダ側油圧源601に戻る。なお、図5Bに太い実線で示される油路は、通常時用油路における戻り油路を構成する。
具体的には、作動油は、ブーム連結機構5の油圧室52 → 油路要素L14 → 第二電磁弁605 → 油路要素L122 → 非常時切換弁613 → 油路要素L121 → 第一電磁弁604B → 油路要素L6 → 上流側油路要素L21 → シリンダ側油圧源601の順に流通する。
この結果、ブーム連結機構5は、縮小状態から拡張状態へと遷移して、ブーム連結ピン51aが、先端ブーム要素141のブームピン受部141bと、中間ブーム要素142の第一ブームピン受部142bまたは第二ブームピン受部142cとに、架け渡されるように挿通される。この場合に、一例として、ブーム連結ピン51aは、図2Bに示される状態から、図2Aに示される状態に遷移する。
[動作例3−3:シリンダ連結機構の抜き動作]
つぎに、図5Cを参照して、シリンダ連結機構4の抜き動作を行う際の、油圧機構6Cの動作について説明する。
たとえば、図2Dに示されるような先端ブーム要素141とシリンダ部材32との連結状態において、作業者が、シリンダ連結機構4の抜き動作を指示すると、第一電磁弁604Bが通電状態となり、第二電磁弁605が非通電状態となる。
この結果、第一電磁弁604Bが第一状態となり、第二電磁弁605が第二状態となる。すると、アキュムレータ602Aから排出された作動油は、図5Cに太い実線で示される油路(第一油路ともいう。)を通って、シリンダ連結機構4の油圧室42に供給される。なお、図5Cに太い実線で示される油路は、通常時用油路における送り油路を構成する。
具体的には、作動油は、アキュムレータ602A → 油路要素L3 → 第一電磁弁604B → 油路要素L121 → 非常時切換弁613 → 油路要素L122 → 第二電磁弁605 → 油路要素L13 → シリンダ連結機構4の油圧室42の順に流通する。
この結果、シリンダ連結機構4は、拡張状態から縮小状態へと遷移して、一対のシリンダ連結ピン41が、先端ブーム要素141のシリンダピン受部141aから抜かれる。この場合に、一例として、一対のシリンダ連結ピン41は、図2Dに示される状態から、図2Eに示される状態に遷移する。
[動作例3−4:シリンダ連結機構の入り動作]
つぎに、図5Dを参照して、シリンダ連結機構4の入り動作を行う際の、油圧機構6Cの動作について説明する。
たとえば、図2Eに示すような先端ブーム要素141とシリンダ部材32との非連結状態において、作業者が、シリンダ連結機構4の入り動作を指示すると、第一電磁弁604Bおよび第二電磁弁605が非通電状態となる。
この結果、第一電磁弁604Bおよび第二電磁弁605が第二状態となる。すると、シリンダ連結機構4の油圧室42内の作動油が、図5Dに太い実線で示される油路を通って、シリンダ側油圧源601に戻る。なお、図5Dに太い実線で示される油路は、通常時用油路における戻り油路を構成する。
具体的には、作動油は、シリンダ連結機構4の油圧室42 → 油路要素L13 → 第二電磁弁605 → 油路要素L122 → 非常時切換弁613 → 油路要素L121 → 第一電磁弁604B → 油路要素L6 → 上流側油路要素L21 → シリンダ側油圧源601の順に流通する。
この結果、シリンダ連結機構4は、縮小状態から拡張状態へと遷移して、一対のシリンダ連結ピン41が、先端ブーム要素141のシリンダピン受部141aに挿通される。この場合に、一例として、一対のシリンダ連結ピン41は、図2Eに示される状態から、図2Dに示される状態に遷移する。
[動作例3−5:非常時における動作]
つぎに、図5Eを参照して、非常時においてシリンダ連結機構4の抜き動作を行う際の、油圧機構6Cの動作について説明する。なお、本実施形態において、非常時とは、第一電磁弁604Bおよび第二電磁弁605への通電ができず、これら各弁の切り換えを行えない状況をいう。
たとえば、図2Dに示すような先端ブーム要素141とシリンダ部材32との連結状態において、第一電磁弁604Bおよび第二電磁弁605への通電ができなくなった場合、作業者は、非常時切換弁613を第二状態に切り換える。この際、作業者は、たとえば、伸縮シリンダ3を収縮させて、伸縮シリンダ3のシリンダ部材32を作業者の手が届く位置まで移動させる。この際、先端ブーム要素141は、伸縮シリンダ3とともに移動する。
そして、作業者は、非常時切換弁613を第二状態に切り換えた後、所定の操作(たとえば、スイッチ操作)により、非常時におけるシリンダ連結機構4の抜き動作を指示する。すると、上記指示に応じて、伸縮シリンダ3が収縮方向へ遷移する。この結果、アキュムレータ602Aから排出された作動油は、図5Eに太い実線で示される油路(第二油路ともいう。)を通って、シリンダ連結機構4の油圧室42に供給される。図5Eに太い実線で示される油路は、非常時用油路における送り油路を構成する。
具体的には、作動油は、アキュムレータ602A → 油路要素L3 → 油路要素L18 → 非常時切換弁613 → 油路要素L122 → 第二電磁弁605 → 油路要素L13→ シリンダ連結機構4の油圧室42の順に流通する。
この結果、シリンダ連結機構4は、拡張状態から縮小状態へと遷移して、一対のシリンダ連結ピン41が、先端ブーム要素141のシリンダピン受部141aから抜かれる。この場合に、一例として、一対のシリンダ連結ピン41は、図2Dに示される状態から、図2Eに示される状態に遷移する。その他の構成および作用・効果は前述の実施形態1の場合と同様である。
本発明に係るクレーンは、ラフテレーンクレーンに限らず、たとえば、オールテレーンクレーン、トラッククレーン、あるいは積載形トラッククレーン(カーゴクレーンともいう。)などの各種の移動式クレーンであってよい。また、本発明に係るクレーンは、移動式クレーンに限らず、伸縮式のブームを備えるその他のクレーンであってもよい。
1 移動式クレーン
10 走行体
101 車輪
11 アウトリガ
12 旋回台
14 伸縮式ブーム
141 先端ブーム要素
141a シリンダピン受部
141b ブームピン受部
142 中間ブーム要素
142a シリンダピン受部
142b 第一ブームピン受部
142c 第二ブームピン受部
142d 第三ブームピン受部
143 基端ブーム要素
15 起伏シリンダ
16 ワイヤ
17 フック
3 伸縮シリンダ
31 ロッド部材
32 シリンダ部材
33 収縮側油圧室
34 伸長側油圧室
4 シリンダ連結機構
41 シリンダ連結ピン
42 油圧室
5 ブーム連結機構
51a ブーム連結ピン
51b ブーム連結ピン
52 油圧室
A アクチュエータ
6、6B、6C 油圧機構
601 シリンダ側油圧源
601a カウンタバランス弁
602A アキュムレータ
603 油圧切換機構
603a 油圧切換弁
603b パイロット電磁弁
604、604B 第一電磁弁
605 第二電磁弁
606a、606b、606d チェック弁
609a、609b 減圧弁
610c リリーフ弁
611 非常時切換機構
612 コック
613 非常時切換弁
L1a、L1b、L1c、L121、L122、L2〜L14、L17、L18、L171〜L173 油路要素
L21 上流側油路要素
L22 下流側油路要素
X 分岐点

Claims (8)

  1. 伸縮可能な伸縮式ブームと、
    前記伸縮式ブームを伸縮させる伸縮装置と、
    前記伸縮装置に設けられた油圧源と、
    前記油圧源に接続され、作動油の給排に基づいて、前記伸縮ブームとの連結状態と非連結状態とを切り換えるシリンダ連結機構と、
    前記油圧源と前記シリンダ連結機構とを接続する第一油路と、
    前記第一油路に設けられ、前記シリンダ連結機構に対する作動油の給排状態を切り換える第一バルブと、
    前記第一バルブを迂回して、前記油圧源と前記シリンダ連結機構とを接続する第二油路と、を備える、
    クレーン。
  2. 前記油圧源は、前記伸縮装置を構成する油圧シリンダである、請求項1に記載のクレーン。
  3. 前記油圧源は、前記伸縮装置に設けられたアキュムレータである、請求項1に記載のクレーン。
  4. 前記油圧源は、前記油圧シリンダと、前記油圧シリンダに接続されたアキュムレータと、を含み、
    前記第一油路は、前記アキュムレータと前記シリンダ連結機構とを接続し、
    前記第二油路は、前記油圧シリンダと前記シリンダ連結機構とを接続している、請求項2に記載のクレーン。
  5. 前記第一油路を介して、前記油圧源と前記シリンダ連結機構とを連通する状態と、前記第二油路を介して、前記油圧源と前記シリンダ連結機構とを連通する状態とを切換可能な第二バルブを、さらに有する、請求項1〜4の何れか一項に記載のクレーン。
  6. 通電に応じて、前記第二バルブにパイロット圧を供給する状態と、前記第二バルブに前記パイロット圧を供給しない状態とを切換可能な第三バルブを、さらに有し、
    前記第三バルブが、前記パイロット圧を供給しない状態に切り換わると、前記第二バルブは、前記第二油路を介して前記油圧源と前記シリンダ連結機構とを連通する状態となる、請求項5に記載のクレーン。
  7. 前記第二油路は、所定値以上の圧力が作用した場合に、前記油圧源と前記シリンダ連結機構とを連通する、リリーフ弁を有する、請求項1に記載のクレーン。
  8. 前記第二油路は、手動により、前記油圧源と前記シリンダ連結機構とを連通した状態と、前記油圧源と前記シリンダ連結機構とを遮断した状態と、を切り換える手動切換弁を有する、請求項1に記載のクレーン。
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