JP2019209608A - 教育支援装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施形態に係る空間構造体の一例を示す斜視図である。図2は、空間構造体の一例を示す正面図である。図3は、空間構造体の一例を示す背面図である。図4は、空間構造体の一例を示す平面図である。図5は、空間構造体の一例を示す左側面図である。図6は、空間構造体の一例を示す右側面図である。なお、空間構造体のスクリーンが設けられた方向を便宜上前方として、図1に方向を示している。
ても使用できるスクリーン(映写幕)5を備えている。なお、スクリーン5の大きさは特に限定されないが、本実施形態では、その横幅を例えば7200mm程度とする。また、天井側の梁部材2は、その一部がスクリーン5よりも前方へ張り出すと共に、プロジェクタ(映写機)6を吊下げている。プロジェクタ6は、例えば短焦点プロジェクタであり、スクリーン5へ映像を投影することができる。本実施形態では3つのプロジェクタ6が設けられているが、プロジェクタ6の数はスクリーン5の大きさに応じて増減させてもよい。また、空間構造体100は、空間構造体100の剛性を高めるために、柱部材1の間の一部にブレース7を備え、天井側の梁部材2の上方に水平に設けられる水平ブレース8を備えてもよい。また、空間構造体100は、左側面に、バックヤード空間を閉鎖すると共に、開閉可能な扉9を備える。本実施形態に係る空間構造体100は、ホワイトボードを兼ねたスクリーンを備え、学校等の教育施設において好適に利用することができるものであり、「教育支援装置」とも呼ぶものとする。
図7は柱部材と床面側の梁部材との接続構造の一例を示す斜視図である。柱部材1は、その断面においてほぼ均等に四分割された形状を有する。具体的には、断面視において、中央部101から四方に放射状に隔壁102が伸び、柱部材1の断面におけるほぼ正方形の頂点Pを形成する。そして、各頂点Pから正方形において隣り合う頂点Pに向かって、壁面103が延びている。一の頂点Pから延びる壁面103と、隣り合う他の頂点Pから延びる壁面103は、両頂点Pの中間手前まで延びており、両者は接触しない。従って、対向する2つの壁面103(以下、「一対の壁面103」と称する)との間には、開口部104が形成される。また、一対の壁面103と隔壁102と中央部101とによって、溝部105が形成される。これらの開口部104および溝部105は、柱部材1の軸心方向にその全長にわたって延びている。
床面側の梁部材3の断面形状は、柱部材1の断面形状とほぼ同一である。床面側の梁部材3の中心部301、隔壁302、壁面303(一対の壁面303)、開口部304、溝部305、頂点Qは、柱部材1の中央部101、隔壁102、壁面103(一対の壁面103)、開口部104、溝部105、頂点Pにそれぞれ対応する。ただし、床面側の梁部材3においては、中心部301に孔は設けられておらず、外壁面106によって形成される配線用溝部107も有していない。
図8は、柱部材と2本の天井側の梁部材との接続構造の一例を示す斜視図である。天井側の梁部材2の断面形状も、柱部材1の断面形状とほぼ同一である。天井側の梁部材2の中央部201、隔壁202、壁面203(一対の壁面203)、開口部204、溝部205、頂点Rは、柱部材1の中央部101、隔壁102、壁面103(一対の壁面103)、開口部104、溝部105、頂点Pにそれぞれ対応するので、これらの詳細な説明は省略する。
位置をとる。そして、ネジによってジョイント21と柱部材1とが連結される。
水平ブレース8は、支持部材81等を介して柱部材1や梁部材2と結合され、空間構造体100を補強する。水平ブレース8は丸棒によって形成され、その両端部にはねじ溝が形成され、水平ブレースの接続部材802が接続できるようになっている。
図9は、天井側の梁部材同士の連結の様子を示す図である。図9に示すように、天井側の梁部材2同士の連結は、ジョイント22、23、24を介して行われる。ジョイント22は、天井側の梁部材2の端部に接続されるジョイントである。ジョイント22は、天井側の梁部材2に設置されるときその端面と接触する設置面22aを有しており、この設置面22aの中央には貫通孔22bが設けられている。この貫通孔22bは、設置面22aが天井側の梁部材2の端面に設置されると、天井側の梁部材2の中央部201に設けられたネジ孔に対応する位置をとる。また、ジョイント22天井側の梁部材2の端面への位置
あわせを容易にするように、天井側の梁部材2の溝部205に対応する設置面22a上に4つの突起部22cが設けられている。そして、ネジによってジョイント22を天井側の梁部材2の端部に連結する。
図11は、本発明に係るブレースの構成の一例を示す図である。たすき掛け状で配置される2本のブレース7と、前記ブレース7の両端に接続されたブレース接続部材7a、7bと、前記ブレース接続部材7a、7bに接続されたブレース受部材7cにより構成され、前記ブレース受部材7cは柱部材1の溝部105に配置されるナット部材(図示せず)とボルトを介して接続される。
図12は、柱部材と、板状の壁部材又はスクリーンとの連結構造の一例を示す斜視図である。本実施形態に係る空間構造体100は、柱部材1、梁部材2、3により形成される架構面の少なくとも一部に、壁部材4や、スクリーン5等のパネル部を設置することができる。この例では、壁部材4の表裏を、通し穴が設けられた平板状の固定金具41、42
によって挟み、図示していないボルトでブラケット43のパネル固定穴43aに固定する。また、ブラケット43には、パネル固定穴43aと柱部材固定穴43bとが互いに直角の方向を向けて設けられている。柱部材固定穴43bは、柱部材1の溝部105内に配置したナット部材(図示せず)のねじ穴に対して固定されるネジを通す貫通孔である。このようにして、柱部材1の任意の位置に壁部材4を固定できる。また、スクリーン5は、その裏面にネジ穴が設けられ、ボルト等で壁部材4に接続される構造であってもよい。
図13は、天井側の梁部材に固定されたプロジェクタの一例を示す斜視図である。図14は、プロジェクタと天井側の梁部材とを接続するジョイントの一例を示す斜視図である。プロジェクタ6は、ジョイント61を介して天井側の梁部材2に連結される。天井側の梁部材2の鉛直下方向側の溝部205には図示していないナット部材が配置され、ジョイント61が取り付けられ、ジョイント61にプロジェクタ6が連結されることで、該プロジェクタ6が天井側の梁部材2に吊り下げられる。
図15〜18は、空間構造体の使用例を示す斜視図である。図15〜17は、学校等の教育施設において教室の前方に空間構造体が配置された例を示す。図15は、机と椅子を教室の前方に向けて配置し、一般的な講義型の授業を行う例を示している。図16は、机が一体に設けられた椅子を使用し、グループごとに島を形成する例を示している。図17は、机と椅子を使用せず、グループごとに教材を用いて授業を行う例を示している。また、図18は、学校の昇降口に隣接したロビーに空間構造体が配置された例を示す。
的学修(アクティブラーニング)を目的としてグループワークを行ったり、何らかの教材を用いて授業を行う場合に、必要な物品をバックヤード空間から取り出すと共に、不要な物品をバックヤード空間に収納することができ、教育施設等で好適に使用することができる。また、教室に限らず、ロビー等においては、普段はスクリーンをデジタルサイネージとして使用し、当該空間で授業や集会を行う場合には、必要な物品をバックヤード空間から取り出し、スクリーンをスライドの投影や板書に使用することができる。
図19、図20は、横幅の異なる空間構造体の一例を示す斜視図である。図19に示す空間構造体100は、横幅が5600mm程度であり、プロジェクタ6は2つ設けられている。図19に示す空間構造体100は、横幅が9600mm程度であり、プロジェクタ6は4つ設けられている。このように、設置する部屋の大きさに応じて、空間構造体100の横幅を変更することができる。また、設置する部屋の天井高に応じて柱部材1の長さを決定し、空間構造体100の高さについても変更することができる。
2 :天井側の梁部材
3 :床面側の梁部材
4 :壁部材
5 :スクリーン
6 :プロジェクタ
7 :ブレース
8 :水平ブレース
9 :扉
Claims (4)
- 鉛直方向に延びる柱部材と、前記柱部材に接続されると共に水平方向に延びる梁部材とを含み、内部に物品を収納するためのバックヤード空間が形成される自立架構式の空間構造体と、
前記空間構造体の前記柱部材及び前記梁部材によって形成される架構面の少なくとも一部に設置され、ホワイトボード又はスクリーンとして利用可能なパネル部と
を備える
教育支援装置。 - プロジェクタを設置するための庇部をさらに備え、
前記庇部は、前記空間構造体の架構面の上縁を形成する前記梁部材から前記パネル部の前方に張り出すように設けられる
請求項1に記載の教育支援装置。 - 前記バックヤード空間の出入口を開閉する扉をさらに備える
請求項1又は2に記載の教育支援装置。 - 前記柱部材の上端に、水平ブレースを取り付けるための支持部材を備え、前記バックヤード空間の上方に水平に架設される前記水平ブレースを備える
請求項1から3のいずれか一項に記載の教育支援装置。
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2018
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