JP2019209404A - ロボットアーム、ロボット装置、ロボットアームの制御方法、ロボットアームを用いた物品の組立方法、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トルクセンサの配線に屈曲や捩れが生じない位置にトルクセンサを設けても、関節部分の長さを抑えることができ、モータの選択幅を広げることができるロボットアームを提供することを目的とする。【解決手段】 複数のリンクからなるロボットアームであって、モータと、減速機と、リンク間で生じるトルクを検出する中空のトルクセンサと、を備え、減速機の入力軸が、トルクセンサの中空部を通り、モータの回転軸と減速機の入力軸が並列になるように配置されていることを特徴とするロボットアーム。【選択図】 図5

Description

本発明はロボットアームに関する。
近年、様々な工業製品の生産ラインで、ロボット装置が利用されるようになっている。このようなロボット装置は、ロボットアームにロボットハンドを備え、ロボットハンドによりワークを把持し、把持したワークをロボットアームにより移動させ、作業を行うことが一般的である。
上述のような生産ラインでは柔軟物、軽量物、あるいは低強度部材といった様々なワークを取り扱う場合がある。この場合、ワークの破損や変形を防ぐため、これらのワークには大きな力を作用させることができない。そこで、この種のワークをロボット装置で操作する場合には、ワークに作用する力をロボットアームの各関節に設けられたトルクセンサにより検出し、ロボットアームの駆動制御にフィードバックすることでワークに作用する力を高精度に制御する方法がある。
しかしながら各関節にトルクセンサを設ける場合、トルクセンサの信号線等の配線等も動作量の多い関節に設ける必要がある。この場合、トルクセンサの配線等が関節の駆動によりトルクセンサの配線に屈曲や捩れ等が発生するため、配線寿命の低下を招いていた。
そこで特許文献1に記載の技術はトルクセンサの配線等が関節の駆動により屈曲や捩れが生じにくい位置にトルクセンサを配置している。図9は特許文献1に記載の関節の構造を模式的に表した図である。
図9は、特許文献1の図2図3を基に、特許文献1における駆動機構500の概略を示した図である。図9より特許文献1のロボットアームは、モータ531の回転が伝達機構540により減速機550に伝達され回転する第2のリンク210と、回転を行わない第1のリンク210i‐1を備えている。またトルクセンサ520を設ける際、回転駆動しない第1のリンク210i‐1にトルクセンサ520を設け、回転駆動する第2のリンク210とトルクセンサ520の間に支持部材560を設けている。また、支持部材560にはモータ531と減速機550が設けられ、モータ531の回転をベルトとプール等で構成された伝達機構540により減速機550の入力軸に伝達し、第2のリンク210を、回転軸Cを中心に回転させている。
これにより第2のリンク210の回転による配線523への影響が少ない位置にトルクセンサ520を配置しても、第2のリンク210の回転方向に生じるトルクTを、支持部材560を介して矢印Aのようにトルクセンサ520に伝達させることができる。これにより関節の回転により生じるトルクセンサ520の配線523の屈曲の捩れを低減し、配線寿命の低下を低減している。
特開2018−015836号公報
特許文献1に記載の技術は、減速機550、支持部材560、トルクセンサ520を全て、第2リンク210の回転軸C方向に直列に設け、モータ531を支持部材540に設け、回転軸Cに対してモータ531の回転軸が並列になるようにしている。これによりモータ531を回転軸C方向の直列に設けるよりも、回転軸C方向に関節部分が長くなることを防いでいる。
しかし、特許文献1の配置では図9で示すようなデッドスペースが生じてしまい、モータ531の大きさによっては、モータ531の一部が回転軸C方向に対して、第2リンク210より、長さL分だけ飛び出してしまう可能性がある。そのためロボットアームの小型化を目指すうえでモータ531の選択幅を狭めてしまうという課題がある。
そこで本発明は上記課題に鑑み、トルクセンサの配線に屈曲や捩れが生じない位置にトルクセンサを設けても、関節部分の長さを抑えることができ、モータの選択幅を広げることができるロボットアームを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、複数のリンクからなるロボットアームであって、第1のリンクと、前記第1のリンクに対して回転する第2のリンクと、前記第2のリンクを回転させるモータと、前記モータの駆動を減速し、前記第2のリンクに伝える減速機と、前記第1のリンクと前記第2のリンク間で生じるトルクを検出する中空のトルクセンサと、を備え、前記モータは、モータ回転軸を備え、前記減速機は前記モータの駆動により回転する入力軸を備え、前記トルクセンサは、前記減速機と前記第1のリンクの間に配置され、前記入力軸は、前記トルクセンサの中空部を通り、前記モータ回転軸と前記入力軸は、前記モータ回転軸と前記入力軸とが並列になるように配置されていることを特徴とするロボットアーム。
本発明によれば、減速機の入力軸をトルクセンサ内部に配置し、モータと伝達機構をリンクに設けている。これによりトルクセンサを設けることで生じるデッドスペースを、減速機およびモータの配置に活用することができ、関節部分の長さを抑えることができる。これにより、モータの選択幅を広げた上でロボットアームの小型化を実現することが可能となる。
第1の実施形態におけるロボットシステム100の概略構成を示す図である。 第1の実施形態におけるロボットシステム100の制御ブロック図である。 第1の実施形態におけるトルクセンサ225の概略構成を示す図である。 図3における鎖線BBを矢印P方向に切断した際の断面図である。 図1における鎖線AAを矢印S方向に切断した際の断面図である。 図2の制御ブロック図においてロボットアーム本体200の動作の制御を行うブロックを詳細に示した図である。 第1の実施形態における検出トルクの補正方法を示したフローチャートである。 第2の実施形態におけるロボットアーム本体200の関節部分を示した図である。 従来のロボットアームにおける関節部分を示した図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態につき説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも一例であり、例えば細部の構成については本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当業者が適宜変更することができる。また、本実施形態で取り上げる数値は、参考数値であって、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態におけるロボットシステム100を模式的に示す斜視図である。図1に示すように、ロボットシステム100は、ワークWの組立てを行うロボットアーム本体200と、ロボットアーム本体200を制御する制御装置300と、制御装置300に接続された外部入力装置400を備えている。
ロボットアーム本体200は、作業台に固定されるベース部210と、変位や力を伝達する複数のリンク201〜206と、各リンク201〜206を旋回又は回転可能に連結する複数の関節211〜216と、を備えている。図では破線で囲まれた部分が関節211〜216である。更に、各関節211〜216には、関節に作用するトルク値を検出するトルクセンサ221〜226を備えている(図3)。
同図より、ロボットアーム本体200のベース部210とリンク201は関節211で接続されている。この関節211は、例えば初期姿勢から約±180度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体200のリンク201とリンク202は関節212で接続されている。この関節212は、例えば初期姿勢から約±80度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体200のリンク202とリンク203は関節213で接続されている。この関節213は、例えば初期姿勢から約±70度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体200のリンク203とリンク204とは、関節214で接続されている。この関節214は、例えば初期姿勢から約±180度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体200のリンク204とリンク205は関節215で接続されている。この関節215は、初期姿勢から約±120度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体200のリンク205とリンク206は関節216で接続されている。この関節216は、初期姿勢から約±240度の可動範囲を有するものとする。
なお、本実施形態及び後述する実施形態においては、リンク204とリンク205との間に設けられた関節215を例に説明する。また、関節215と同じ構成の関節は、ロボットアーム本体200の複数の関節211〜216のうちの少なくとも1カ所に備えていれば本実施形態を実施可能であり、全ての関節が関節215と同様の構成である必要はない。
ロボットアーム本体200の先端リンク206にはロボットハンド本体102が備えられている。
ロボットハンド本体102は、ワークWを把持可能な複数のフィンガと、複数のフィンガを駆動する不図示のアクチュエータを備えており、複数のフィンガを駆動することでワークを把持可能に構成されている。
このロボットハンド本体102で作業の対象物となるワークWを把持し、別のワークに組み付け等を行うことで物品の組立を行う。
また、ロボットシステム100は、制御装置300に複数の教示点のデータを送信する教示装置としての外部入力装置400を備えている。外部入力装置400は、人が操作するものであり、制御装置300によるロボットアーム本体200の動作を指定するのに用いる。
外部入力装置400による指令から、制御装置300によりロボットアーム本体200の動作を制御することで、ロボットハンド本体102により把持したワークWを任意の3次元位置に移動させることができる。
図2は本発明の第1の実施形態におけるロボットシステム100の制御系を示したブロック図である。図2より制御装置300は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、HDD304と、記録ディスクドライブ305と、各種のインタフェース306〜311と、を備えている。
CPU301には、ROM302、RAM303、HDD304、記録ディスクドライブ305及び各種のインタフェース306〜311が、バス314を介して接続されている。ROM302には、BIOS等の基本プログラムが格納されている。RAM303は、CPU301の演算処理結果を一時的に記憶する記憶装置である。
ROM302には、CPU301を動作させる上で必要なパラメータが記憶されたパラメータ記憶部330が格納されている。RAM303は、CPU301の演算処理結果などを一時的に記憶可能な記憶部である。
HDD304は、演算処理結果や各種のデータ(最良指令軌道や最良評価値を含む)を記憶するための記憶部である。
また、各関節211〜216の回転駆動系にはそれぞれインタフェースが備えられ、バス314を介して外部入力装置400に接続されている。
外部入力装置400は、入力された各関節211〜216の目標関節角度をインタフェース306及びバス314を介してCPU301に出力する。
また、インタフェース307には、各トルクセンサ221〜226が接続されており、前述したトルク検出値をインタフェース307及びバス314を介してCPU301に出力する。
更に、インタフェース308には、モータ1の回転軸の回転角度を検出するエンコーダ11が接続されている。このエンコーダ11の検出値となるパルス信号をインタフェース308及びバス314を介してCPU301に出力する。
インタフェース309にはモニタ500が接続されており、モニタ500には、各種画像が表示される。
インタフェース310は、書き換え可能な不揮発性メモリや外付けHDD等の外部記憶装置312が接続可能に構成されている。記録ディスクドライブ305は、記録ディスク(記録媒体)331に記録された各種データやプログラム等を読み出すことができる。尚、本実施形態に係るプログラムが記録される記録媒体としては、記録ディスク331だけに限らず、外部記憶装置312等の不揮発性メモリや外付けHDD等も含まれる。
また、インタフェース311にはモータ制御装置313が接続されている。CPU301は、モータ1の回転角度の制御量を示す駆動指令のデータを所定間隔でバス314及びインタフェース311を介してモータ制御装置313に出力する。
モータ制御装置313は、CPU301から入力を受けた駆動指令に基づき、モータ1への電流の出力量を演算し、モータ1へ電流を供給して、ロボットアーム本体200の関節211〜216の関節角度の制御を行う。即ち、CPU301は、モータ制御装置313を介して、関節211〜216のトルク検出値が目標トルクとなるように、モータ1による関節211〜216の駆動を制御する。
なお、本実施の形態では、モータ制御装置313を1つの制御装置で構成しているものを説明しているが、各関節211〜216に設けられたモータ1にそれぞれ対応したモータ制御装置を備えていてもよい。
図3は本実施形態におけるトルクセンサ225の構造を示した図である。なお、図3は各トルクセンサ221〜226を代表して示しており、図3と同様の構造を各トルクセンサ221〜224、226も有している。同図より、トルクセンサ225は円筒形のフレーム501と、光学式エンコーダ502により構成されている。光学式エンコーダ502は回転軸Cを中心としたフレーム501の円周上に対向配置されている。
フレーム501は、第1の固定部材504、第2の固定部材505、およびこれら両者を相対移動可能に連結するフレーム501の円周上に配置された連結部材506により構成されている。第1の固定部材504、第2の固定部材505、連結部材506は本実施形態では同じ材質で一体に作られている。また第1の固定部材504には検出ヘッド支持部510を取り付ける取付部512が設けられている。第1の固定部材504は第1の構造体の一例であり、第2の固定部材505は第2の構造体の一例である。
第1の固定部材504と第2の固定部材505は、図示のような中空の円筒形状に構成される。これら第1の固定部材504、第2の固定部材505は、相対変位する測定対象にそれぞれ締結するためのフランジ部位として機能する。
連結部材506は、ドーナツ形状の第1の固定部材504と、第2の固定部材505の間を結合するリブ形状の部材として構成されている。この複数の連結部材506は回転軸Cを中心として放射状に、第1の固定部材504と第2の固定部材505の間に配置されている。
また第1の固定部材504と第2の固定部材505には、測定対象にそれぞれ締結するための締結部位507が複数個配置されている。本実施形態ではビス止めを行うビス孔が締結部位507として、第1の固定部材504および第2の固定部材505にそれぞれ12個配置されている。
フレーム501の各部位は、目的のトルク検出範囲およびその必要分解能などに応じた弾性係数を有する所定の材質、例えば樹脂や、金属(鋼材、ステンレスなど)の材質から構成される。さらにフレーム501は3Dプリンタによって製造されてもよい。具体的には、フレーム501の設計データ(例えばCADデータ)から、3Dプリンタ用のスライスデータを作成し、そのデータを従来の3Dプリンタに入力することにより製造することができる。
光学式エンコーダ502は光学式の位置センサとしての機能を有する。光学式エンコーダ502は、スケール508と、スケール508から位置情報を検出する検出ヘッド509を備える。また検出ヘッド509は検出ヘッド支持部510に取り付けられており、検出ヘッド509とスケール508が対向する空間をシール部材511により封止している。
図4は、第1の固定部材504、第2の固定部材505との相対移動量を検出する検出ユニットとなる光学式エンコーダ502の部分に相当する断面図であり、図4の一点鎖線BBより矢印P方向の断面に相当する。図4より検出ヘッド支持部510は第1の固定部材504に固定され設けられている。
光学式エンコーダ502は検出部となる検出ヘッド509、被検出部となるスケール508から構成されており、検出ヘッド509は検出ヘッド支持部510に設けられ、スケール508は第2の固定部材505に設けられている。
スケール508は、第2の固定部材505に対して固定されており、検出ヘッド509については、検出ヘッド支持部510に固定されている。
スケール508は、反射型のスケールであり、格子配列の光学パターン541を有する。光学パターン541は、例えばAl、Crで形成されている。
検出ヘッド509は、反射型の検出ヘッドであり、発光素子551及び受光素子552を有する。
この検出ヘッド509の発光素子551からの光を光学パターン541に照射する照射空間にゴミが混入しないようシール部材511により封止され、発光素子551に電力を供給するための配線518が設けられている。
検出ヘッド509は、発光素子551から光をスケール508に対して照射し、スケール508の光学パターン541から反射した光を受光素子552が受光する。
なお、検出ヘッド509は第1の固定部材504に、スケール508は第2の固定部材505に設けられているが逆でも構わない。相対移動量が検出できるならば、第1の固定部材504と第2の固定部材505のどちらか一方に検出ヘッド509、他方にスケール508が設けられていればよい。
ここで、回転軸Cまわりのトルクが作用し、第1の固定部材504と第2の固定部材505とが相対回転すると、検出ヘッド509とスケール508の相対位置が変化する。そしてスケール508に照射されている光の照射位置がスケール508上を移動する。
このとき、スケール508に照射されている光がスケール508上に設けられた光学パターン541を通過すると、検出ヘッド509の受光素子552で検出される光の光量が変化する。
この光量の変化から、第1の固定部材504と第2の固定部材505との相対移動量を検出する。検出ヘッド509が検出した相対移動量をトルクセンサ225に作用したトルクに変換する感度係数を用いることでトルク検出値を算出する。
なお、この光学パターン541は、算出の方式によっては1条のみならず、(例えば配置位相の異なる)複数条の濃淡パターンを複数条配置することもできる。光学パターン541のピッチは、位置検出に必要とされる分解能などに応じて決定するが、近年ではエンコーダの高精度化/高分解能化に伴い、μmオーダのピッチの物も利用可能である。
以上のようにして、トルクセンサ221〜226は、それぞれが設置された関節211〜216においてトルクが作用する回転軸C(図1におけるA1〜A6軸)まわりのトルクを検出することができる。
図5は、図1に示すロボットアーム本体200の各関節215の近傍の断面図である。図5では関節215の近傍を、図1の一点鎖線AAを矢印S方向に切断した際の断面図である。
図5に示すように、関節215は、モータ1と、減速機240と、リンク204とリンク205との間に生じるトルクを検出するトルクセンサ225を備えている。
リンク204、205はアームフレーム204a、205aから構成され、アームフレーム204aにはモータ1とトルクセンサ225が設けられ、アームフレーム205aには減速機240が設けられる。
モータ1は、電磁モータであり、ブラシレスDCモータやACサーボモータが例示できる。モータ1の動力はモータ1のモータ回転軸10から、タイミングプーリ、タイミングベルトで構成された伝達機構260を介して減速機入力軸241にモータ1の駆動が伝達される。
伝達機構260は、アームフレーム204aを挟んで、モータ1とトルクセンサ225とは反対側に設けられる。以上の伝達機構260によりモータ回転軸10と減速機入力軸241とが並列に配置された状態でも、モータ回転軸10の駆動を減速機入力軸241に伝達することができる。
エンコーダ11は、モータ1内部に設けられており、モータ回転軸10の回転に伴って入力側パルス信号を生成し、制御装置300に、生成した入力側パルス信号を出力する。なお、モータ1とエンコーダ11との間には、必要に応じて、電源OFF時にロボットアーム本体200の姿勢を保持するためのブレーキユニットを設けてもよい。なお、エンコーダ11は、一般的なロータリエンコーダと同様に、光学式或いは磁気式の何れでもよい。
減速機240は、モータ1の回転速度を所定の減速比で減速して出力するものであり、例えば波動歯車減速機である。以下、減速機240が波動歯車減速機である場合について説明するが、これに限定するものではなく、揺動歯車減速機、遊星歯車減速機等、どのような構成の減速機であってもよい。
減速機240は、固定部材である減速機ハウジング244と、回転の入力を受けて減速機ハウジング244に対して回転する入力部材である減速機入力軸241とを有する。減速機ハウジング244は、内側に歯車が形成されたサーキュラスプラインである。
ここで減速機入力軸241はトルクセンサ225の中空部を通るように配置されている。さらに減速機240を支持する支持部材230の内部を、軸受252を介して貫通している。これにより減速機入力軸241は回転軸Cを中心に自在に回転することができる。
また減速機240は、減速機入力軸241に対して減速した回転速度で、減速機ハウジング244に対して回転する出力部材である減速機出力軸242を有する。本実施形態において減速手段243はウェーブジェネレータ、減速機出力軸242はフレクスプラインである。
同図において、減速機出力軸242は、減速手段243とサーキュラスプラインである減速機ハウジング244との間に配置され、減速手段243の回転に対して所定の減速比で減速され、減速機ハウジング244に対して相対的に回転する。
減速機240の減速機ハウジング244は支持部材230にビス締め等で固定されて設けられている。
減速機240の型式によってはあらかじめ減速機ハウジング244と支持部材230が一体で製作されているものもあるが、本実施形態では分割されているものを使用する例を示している。どちらを使用してもよい。また、減速機ハウジング244は軸受250を介して、リンク回転軸205bと接続される。
これにより減速機入力軸241の回転が減速手段243により減速されて伝達された減速機出力軸242の回転がリンク回転軸205bに伝えられ、軸受250を介してリンク205がリンク204に対して回転する。以上により、モータ1を用いてリンク205を回転させることができる。
トルクセンサ225は、リンク204と支持部材230の間に設置されている。上述したトルクセンサ225の第1の固定部材504がリンク204のアームフレーム204aに固定され、第2の固定部材505が支持部材230に固定されている。
つまり、トルクセンサ225の第2の固定部材505は、支持部材230を介して、減速機240の減速機ハウジング244に接続されている。減速機240の減速機出力軸242は、リンク回転軸205bを介してリンク205に固定して接続されている。
よって、リンク205に外力Pが働き、回転軸C周りにトルクTが発生したとする。このときリンク回転軸205bにトルクTが伝達するが、図5に示す減速機出力軸242とサーキュラスプラインである減速機ハウジング244との噛み合いにより回転が規制されている。
したがって、減速機出力軸242に伝達したトルクTは減速機ハウジング244に伝達する。減速機ハウジング244に伝達したトルクTは、支持部材230を介してトルクセンサ225の第2の固定部材505に伝達する。
このように、リンク205からのトルクTの大部分は、減速機ハウジング244を介して図5の実線の矢印で示した経路Hを通ってトルクセンサ225の第2の固定部材505に伝達する。
よって、第2の固定部材505は第1の固定部材504に対して相対移動する。これにより上述したトルクセンサ225の光学式エンコーダ502を用いて、相対移動量を検出し、トルクTを算出することができる。
更に、トルクセンサ225の第1の固定部材504が回転しないリンク204に接続されて、トルクセンサ225の配線514がリンク204の側にクランプ機構270により固定されて引き出されている。つまり、関節215を駆動させても配線に屈曲や捩れが生じない位置にトルクセンサ225が配置されている。
これによりリンク205が回転動作しても、リンク205の回転動作に伴って配線514が屈曲や捩れ等の変形することがない。このように、トルクセンサ225の配線514に繰り返し変形が生じるのを防止することができ、配線514に繰り返し負荷がかからない構成であるので、配線514の寿命を延ばすことができる。
そのうえで、減速機入力軸241をトルクセンサ252の中空部を通るように設けている。これにより、トルクセンサ252を設けることで生じるデッドスペースを、モータ1の配置に活用することができ、関節部分の長さを抑えることができる。以上より、モータの選択幅を広げた上でロボットアームの小型化を実現することが可能となる。
ここで、外力Pによるリンク205の回転で生じるトルクTの大部分は経路Hを通ってトルクセンサ225の第2の固定部材505に伝達するが、実際には減速機出力軸242の回転により減速機入力軸241も回転する。
よって、トルクセンサ225を介さず、図5の破線の矢印で示した経路H’を通って、モータ回転軸10に微小ながらトルクTが伝達してしまう。
そこで、以下で示す方法を用いて、リンク205の回転より減速機入力軸241が回転しまうことでトルクセンサ225を介さずリンク204に伝達するトルクTを算出する。
図6はロボットシステム100におけるトルク制御と位置制御を担う機構を詳しく図示したブロック図である。図7は本実施形態におけるトルク制御において、減速機入力軸241に伝達するトルクを算出し、トルクセンサ225の検出値を補正する際のフローチャートである。
図6より、外部入力装置400は教示者により入力される力目標値Frefを記憶する力教示データ部401、位置目標値Prefを記憶する位置教示データ部402を備えている。力目標値Frefはロボットアーム本体200の手先で出力させたい目標値、位置目標値Prefは後述するトルク制御を開始する際のロボットアーム本体200の手先の位置である。
制御装置300には、位置制御値生成部320、位置制御部321、力制御部322、制御切換部323、力算出部324、検出トルク補正部325、減速機240や伝達機構260の慣性の情報を記憶したパラメータ記憶部330を有している。
位置制御値生成部320、位置制御部321、力制御部322、制御切換部323、力算出部324、検出トルク補正部325はCPU301で構成される。パラメータ記憶部330はROM302に格納されている。
ロボットアーム200には、制御装置300からの制御値によりモータ1を制御するモータ制御装置313、リンク間のトルクを検出するトルクセンサ221〜226を備えている。
またモータ1には、モータ1の回転軸10が回転することで発生する電流を検出する電流検出部12、モータ1の回転軸10の回転角度を検出するエンコーダ11を備えている。
同図より、位置制御値生成部320がパラメータ記憶部330を参照し位置目標値Prefを各関節211〜226の関節角度指令値qref1..6に変換する。
そして位置制御部321により、エンコーダ11で検出される関節角度q1..6が関節角度指令値qref1..6に倣うようなモータトルク指令値(位置)τMPref1..6を算出する。
そして制御切換部323を介してモータ制御装置313にモータトルク指令値(位置)τMPref1..6を渡し、モータ1の位置制御を行う。ここで述べる位置制御とは、エンコーダ11のフィードバックにより、モータ1の回転軸10の回転角度を制御し、ロボットアーム本体200の手先の位置を制御することである。
エンコーダ11により、ロボットアーム本体200の手先の位置が所定の位置に達したら、位置制御部321が制御切換部323に指令を出し、力制御部322に切り換える。
力制御部322は、トルクセンサ221〜226で検出される値τ1..6により算出されるロボットアーム本体200の手先の力Fが力目標値Frefに倣うように、パラメータ記憶部330を参照しモータトルク指令値(力)τMFref1..6を算出する。力Fは力算出部324により算出される。
そして制御切換部323を介して、モータ制御装置313にモータトルク指令値(力)τMFref1..6を渡し、モータ1の力制御を行う。ここで述べる力制御とは、トルクセンサ221〜226により検出されるτ1..6を用いて、ロボットアーム本体200の手先で生じる力Fを算出し、フィードバックすることで、モータ1の回転角度を制御することである。
上記で述べた位置制御、力制御を行う際、モータ制御装置313はモータトルク指令値を実現するよう、モータ1を通電制御するものとする。
ここで、力算出部325はトルクセンサ221〜226で検出されたトルク値τ1..6を用いて力Fを算出すると述べたが、厳密には検出トルク補正部325により補正されたトルク値τ1..6を用いて力Fを算出する。
検出トルク補正部325は、電流検出部12から検出される電流値I1..6と、トルク値τ1..6と、モータ1の回転軸10の回転角度q1..6と、パラメータ記憶部330を参照する。そしてトルクセンサ225を介さず、減速機入力軸241に伝達したトルク値を求め、トルクセンサ221〜226で検出したトルク値τ1..6を補正し、力算出部324に渡す。つまり検出トルク算出部は入力軸トルク算出部としての機能を兼ねる。
以下図7のフローチャートを用いて、トルク値τ1..6の補正方法について詳述する。
図7より、まずS1で教示者が外部入力装置400により、所定の力指令値および位置指令値を入力する。
そしてS2で位置制御値生成部321が、モータトルク指令値(位置)τMPref1..6を算出し、ロボットアーム本体200を位置制御する。
そしてS3で、ロボットアーム本体200の手先の位置が所定の位置となれば、制御切換部323により位置制御から力制御に切り換える。
そしてS4で、力制御部322がモータトルク指令値(力)τMFref1..6を算出し、モータ制御装置313に渡す。この段階では、まだモータ1は駆動されていないため、トルク値τ1..6は0としてモータトルク指令値(力)τMFref1..6が算出される。
そしてS5で、モータ制御装置313が、力制御部322から渡されたモータトルク指令値(力)τMFref1..6に基づいて、モータ1を通電制御する。
S5により、モータ1が駆動されると、各リンク201〜206の自重により、各リンク間でトルクセンサ221〜225にトルクが発生する。S6では発生したトルクのトルク値τ1..6をトルクセンサ221〜226により検出する。
そしてS7で、エンコーダ11により、モータ回転軸10の回転角度を検出する。ここで検出する角度は、各リンク201〜206の自重および外力Pにより、上述した経路H’を通ってトルクが発生し、減速機入力軸241が回転、伝達機構260を介して、減速機入力軸241に追従して回転したモータ回転軸10の回転角度である。
そしてS8では、S7で求めたモータ回転角度から、各リンク201〜206の自重および外力Pにより、回転させられたモータ回転10の加速度ωa1..6を算出する。S7は加速度算出工程となる。また、検出トルク補正部325は加速度算出部をかねる。
そしてS9では、上述したモータ回転軸10の回転により生じた電流I1..6を電流検出部12により検出する。
そしてS10で、パラメータ記憶部330を参照し、モータ1の慣性情報J、減速機240の慣性情報J、伝達機構260のベルト効率K、モータ回転軸10にトルクがかかる際のトルク定数Kを呼び出す。パラメータ記憶部330は上記の情報をテーブルとして記憶しているものとする。S10はパラメータ呼び出し工程となる。
そしてS11で、減速機入力軸241にかかるトルクを以下の式で算出する。便宜上、各減速機入力軸241にかかるトルクをτa1..6とする。
τa1..6=K×(K×I1..6−(J+J)×ωa1..6)・・・(数式1)
数式(1)において、K×I1..6はモータ回転軸10で生じたトルクであり、モータ1に流れた電流とトルク定数から求めることができる。
×I1..6から、減速機240やモータ1の慣性により生じるノイズとなるトルクを差し引き、伝達機構260の伝達効率Kを掛け合わせることで、減速機入力軸240にかかるトルクτを算出することができる。
また伝達効率Kは、おもに伝達機構260のベルトに起因するもので、0.9〜0.95程度となる。ベルトなどを含まない場合、伝達効率Kは1.0となる。
そしてS12で、検出したトルクτ1..6に、算出した各減速機入力軸241にかかるトルクτa1..6を足し合わせて補正し、力算出部324に渡す。
そしてS13で、力算出部324が、検出トルク補正部325から渡された、補正されたトルク値を基に、ロボットアーム本体200の手先にかかる力を算出する。
そしてS14で、S13で算出されたロボットアーム本体200の手先にかかる力と、力目標値とを比較し両者が一致しているか判定する。S14:Noであれば、S4の直前まで戻り再度、力制御を実行する。S14:Yesであれば力制御を終了する。
以上の制御方法において、S7〜S12までの検出トルク値τ1..6の補正動作は、検出トルク補正部325により実行されるものとする。
以上述べた補正方法により、トルクセンサ221〜225を介さず、経路H’を通って、モータ回転軸10伝達したトルクを算出し、検出トルク値に補正することができる。
これにより、トルクセンサの検出精度を高めることができ、さらに精度の高い制御をロボットアーム本体に実行することができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、伝達機構260がベルト及びプーリで構成されるものであったが、たとえばベベルギアであっても本発明を実施できる。以下で詳述する。
以下では、第1の実施形態とは異なるハードウェアや制御系の構成の部分について図示し説明する。また、第1の実施形態と同様の部分については上記と同様の構成ならびに作用が可能であるものとし、その詳細な説明は省略するものとする。
図8は図5で示した、第1の実施形態における関節215の断面図において、伝達機構260をベベルギア261、262、伝達軸263で構成した際の模式図である。
図8よりベベルギア261は、減速機入力軸241の端部と伝達軸263の端部に設けられ、ベベルギア262はモータ回転軸10と伝達軸263の端部にそれぞれ設けられている。
これによりモータ1からの動力伝達の経路を直角に曲げることができ、第1の実施形態と同様に、モータ回転軸10を減速機入力軸241と並列に配置しても、モータ1の動力を減速機入力軸241に伝達することができる。
そして、検出トルクセンサを補正する際に求める減速機入力軸241にかかるトルクτを算出する際、伝達効率Kをベベルギア261に対応した値を用いる。
以上、伝達機構260にベベルギアを用いても第1の実施形態と同様に、トルクセンサ252を設けることで生じるデッドスペースを、減速機240およびモータ1の配置に活用することができ、関節部分の長さを抑えることができる。ゆえにモータの選択幅を広げた上でロボットアームの小型化を実現することが可能となる。
また、伝達機構260の機構に対応するパラメータを使用することで、伝達機構260が第1の実施形態と異なる構成であっても、減速機入力軸241にかかるトルクを算出することができ、検出トルクを補正することができる。
上述した第1の実施形態、第2の実施形態の処理手順は具体的には制御装置300により実行されるものである。従って上述した機能を実行可能なソフトウェアの制御プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、上記実施形態では、コンピュータで読み取り可能な記録媒体がROM302或いはRAM303であり、ROM302或いはRAM303に制御プログラムが格納される場合について説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。本発明を実施するための制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、制御プログラムを供給するための記録媒体としては、HDD、外部記憶装置、記録ディスク等を用いてもよい。
(その他の実施形態)
上記第1の実施形態、第2の実施形態では、ロボットアーム本体200が6つの関節を有する6関節ロボットである場合を説明したが、関節の数はこれに限定されるものではない。ロボットアーム本体200の形式として、垂直多軸構成を示したが、パラレルリンク型など異なる形式のロボットアーム本体200の関節においても上記と同等の構成を実施することができる。
ロボットアーム本体200の関節の構成例を図5、図8により示したが、関節の構成はこれだけに限定されるものではなく、当業者において任意に設計変更が可能である。また、各モータ1は、上述の構成に限定されるものではなく、各関節を駆動する駆動源は例えば人工筋肉のようなデバイス等であってもよい。
また上記実施形態におけるトルクセンサ221〜225では、第1の固定部材504と第2の固定部材505との相対移動量を検出するために光学式のエンコーダを用いたが別の形態を取っても良い。例えば磁気的に変位を計測する方法に関して、第1の固定部材504と第2の固定部材505のどちらに磁束発生源、磁電変換素子を配置して検出しても良い。第1の固定部材504と第2の固定部材505が相対移動することで、磁束発生源と磁電変換素子との距離の変化に伴い、磁電変換素子へ流入する磁束密度の大きさに変化が生じ、磁束密度の変化にともなう磁電変換素子の出力が変化する。この磁電変換素子の出力の変化を検出することで変位を計測することができる。
1 モータ
10 モータ回転軸
11 エンコーダ
12 電流検出部
100 ロボットシステム
102 ロボットハンド
200 ロボットアーム本体
201〜206 リンク
204a、204b アームフレーム
211〜216 関節
221〜226 トルクセンサ
230 支持部材
240 減速機
241 減速機入力軸
242 減速機出力軸
243 減速手段
244 減速機ハウジング
250、251 軸受
260 伝達機構
261、262 ベベルギア
263 伝達軸
270 クランプ機構
300 制御装置
313 モータ制御装置
320 位置制御値生成部
321 位置制御部
322 力制御部
323 制御切換部
324 力算出部
325 検出トルク補正部
330 パラメータ記憶部
400 外部入力措置
401 力教示データ部
504 第1の固定部材
505 第2の固定部材
506 連結部材
514 配線

Claims (12)

  1. 複数のリンクからなるロボットアームであって、
    第1のリンクと、
    前記第1のリンクに対して回転する第2のリンクと、
    前記第2のリンクを回転させるモータと、
    前記モータの駆動を減速し、前記第2のリンクに伝える減速機と、
    前記第1のリンクと前記第2のリンク間で生じるトルクを検出する中空のトルクセンサと、を備え、
    前記モータは、モータ回転軸を備え、
    前記減速機は前記モータの駆動により回転する入力軸を備え、
    前記トルクセンサは、前記減速機と前記第1のリンクの間に配置され、
    前記入力軸は、前記トルクセンサの中空部を通り、
    前記モータ回転軸と前記入力軸は、前記モータ回転軸と前記入力軸とが並列になるように配置されていることを特徴とするロボットアーム。
  2. 請求項1に記載のロボットアームにおいて、
    前記第1のリンクの内部には、第1のアームフレームを備え、
    前記第2のリンクの内部には、第2のアームフレームを備え、
    前記モータ回転軸と前記入力軸とが並列に配置された状態で、前記モータ回転軸の駆動を前記入力軸に伝える伝達機構を備え、
    前記モータと前記トルクセンサは、前記第1のアームフレームに設けられ、
    前記伝達機構は、前記アームフレームを挟んで、前記モータと前記トルクセンサとは反対側に設けられていることを特徴とするロボットアーム。
  3. 請求項1に記載のロボットアームにおいて、
    前記トルクセンサの配線が、前記第1のアームフレームに固定されていることを特徴とするロボットアーム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のロボットアームにおいて、
    前記トルクセンサは、
    第1の構造体と第2の構造体を、弾性を有する連結部材で互いに連結し、前記第1の構造体と前記第2の構造体との相対移動量から、前記第1の構造体と前記第2の構造体とに作用するトルクを算出するトルクセンサであって、
    前記第1の構造体と前記第2の構造体との間の所定の位置に、前記相対移動量を検出する検出ユニットを備えていることを特徴とするロボットアーム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のロボットアームにおいて、
    前記トルクセンサの検出値を基に前記ロボットアームを制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、
    前記入力軸が、前記第2のリンクの回転により回転させられることで前記入力軸にかかるトルクを算出する入力軸トルク算出部と、
    前記入力軸トルク算出部により算出した該トルクを基に、前記トルクセンサで検出されたトルクを補正するトルク補正部と、を有していることを特徴とするロボットアーム。
  6. 請求項5に記載のロボットアームにおいて、
    前記モータは、
    前記モータ回転軸の位置を検出する位置検出手段と、
    前記モータ回転軸が回転することで生じる電流を検出する電流検出手段と、を有し、
    前記制御装置は、
    前記位置検出手段で検出された値を基に、前記モータ回転軸の回転の加速度を算出する加速度算出部と、
    前記モータの慣性の情報と、前記伝達機構の慣性と、前記減速機の慣性の情報と、前記伝達機構の伝達効率の値を記憶しているパラメータ記憶部と、を有し、
    前記入力軸トルク算出部は、前記位置検出手段と前記電流検出手段からの検出値と、前記加速度の値と、前記モータの慣性の情報と、前記伝達機構の慣性の情報と、前記減速機の慣性の情報と、前記伝達効率の値とから、前記第2のリンクの回転により回転させられた前記入力軸にかかるトルクを算出することを特徴とするロボットアーム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のロボットアームにロボットハンドを備えたロボット装置。
  8. 第1のリンクと、前記第1のリンクに対して回転する第2のリンクと、モータと、前記モータの駆動を減速して前記第2のリンクに伝える減速機と、前記第1のリンクと第2のリンクの間で生じるトルクを検出する中空のトルクセンサと、を備えたロボットアームの制御方法であって、
    前記減速機は前記モータの駆動により回転する入力軸を備え、
    前記入力軸は、前記トルクセンサの中空部を通っており、
    前記入力軸が、前記第2のリンクの回転により回転させられることで、前記入力軸にかかるトルクを算出する入力軸トルク算出工程と、
    前記入力軸トルク算出部により算出した該トルクを基に、前記トルクセンサで検出されたトルクを補正するトルク補正工程と、有することを特徴とする制御方法。
  9. 請求項8に記載の制御方法において、
    前記モータは、
    モータ回転軸と、
    前記モータ回転軸の位置を検出する位置検出手段と、前記モータ回転軸が回転することで生じる電流を検出する電流検出手段と、を有し、
    前記入力軸トルク算出工程は、
    前記位置検出手段で検出された値を基に、前記モータ回転軸の回転の加速度を算出する加速度算出工程と、
    予め記憶している前記モータの慣性の情報と、前記伝達機構の慣性の情報と、前記減速機の慣性の情報と、前記伝達機構の伝達効率の値を呼び出すパラメータ呼び出し工程と、
    前記位置検出手段と前記電流検出手段からの検出値と、前記加速度の値と、前記モータの慣性の情報と、前記伝達機構の慣性の情報と、前記減速機の慣性の情報と、前記伝達効率の値とから、前記第2のリンクの回転により回転させられた前記入力軸にかかるトルクを演算する演算工程と、有することを特徴とする制御方法。
  10. 第1のリンクと、前記第1のリンクに対して回転する第2のリンクと、モータと、前記モータの駆動を減速して前記第2のリンクに伝える減速機と、前記第1のリンクと前記第2のリンクの間で生じるトルクを検出する中空のトルクセンサと、を備えたロボットアームを用いた物品の組立方法であって、
    前記減速機は前記モータの駆動により回転する入力軸を備え、
    前記入力軸は、前記トルクセンサの中空部を通っており、
    前記入力軸が、前記第2のリンクの回転により回転させられることで、前記入力軸にかかるトルクを算出する入力軸トルク算出工程と、
    前記入力軸トルク算出部により算出した該トルクを基に、前記トルクセンサで検出されたトルクを補正するトルク補正工程と、
    前記トルク補正工程で補正したトルクを基に前記物品を組み立てる組立工程と、を有することを特徴とする物品の組立方法。
  11. 請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の制御方法または物品の組立方法を実行可能な制御プログラム。
  12. 請求項11に記載の制御プログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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