JP2019207120A - 変位検出方式の力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】外力以外の要因に起因する部材の変形を緩和する機構を備えた、変位検出方式の力センサを提供する。【解決手段】力センサ10は、第1基板部12、第1連結部24、第2基板部14および第2連結部26の少なくとも1つに設けられた、第1軸38と直交する平面に沿って弾性変形可能な第1緩和部62、および、第2基板部14、第2連結部26、第3基板部16および第3連結部28の少なくとも1つに設けられた、第1軸38に沿って弾性変形可能な第2緩和部64、の少なくとも一方を具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、変位検出方式の力センサに関する。
変位検出方式の力センサは、センサ本体に力(荷重)が加わったときに、その力によって変形したセンサ本体の、変形に伴う変位量を検出し、検出した変位量に基づいて力を検出するものである。例えば特許文献1は、センサ本体の所定部位に形成した静電容量の変化から変位量を検出する力センサを開示する。この力センサは、外側箱状構造体と内側箱状構造体とを備え、外側箱状構造体の側面及び上面と内側箱状構造体の側面及び上面とをそれぞれ対向させて、全体に連通するギャップを形成し、ギャップの所定箇所に、それぞれが直交3軸座標系のいずれかの軸方向へ対向する複数組の電極を配置して、個々の対向電極の間に静電容量を形成している。外側箱状構造体が力(荷重)によって変形すると、それに応じてギャップの形状及び寸法が変化し、個々の対向電極間の静電容量が変化する。この静電容量の変化から、内側箱状構造体に対する外側箱状構造体の変位量を算出し、算出した変位量に基づき、外側箱状構造体に加わった力の各軸方向の力成分及び各軸回りのモーメント成分を検出できるように構成されている。
また特許文献2は、直交3軸座標系における各軸方向の力成分及び各軸回りのモーメント成分を検出する変位検出方式の6軸力センサにおいて、力成分及びモーメント成分を第1検出部と第2検出部とで3軸ずつ分担して検出する構成を開示する。
さらに特許文献3は、歪み抵抗素子と同等の熱影響を受ける位置であって応力の影響を受けない位置に温度補償用抵抗素子を設け、高精度な応力検出を行うことを企図した多軸力センサ用チップと多軸力センサを開示する。
特開2004−301731号公報 特開2016−070824号公報 特開2006−125873号公報
変位検出方式の力センサでは、使用環境の温度変化や内部発熱等の、該センサに作用する力以外の要因によって、変位量を検出するための部材に撓み・変形が生じ、力センサとしての測定精度が低下する場合がある。
本開示の一態様は、第1基板部と、前記第1基板部から離隔して配置された第2基板部と、前記第2基板部から離隔して配置された第3基板部と、前記第1基板部を位置決めするための第1橋梁部と、前記第2基板部を位置決めするための第2橋梁部と、前記第3基板部を位置決めするための第3橋梁部と、前記第1基板部と前記第1橋梁部とを連結する第1連結部と、前記第2基板部と前記第2橋梁部とを連結する第2連結部と、前記第3基板部と前記第3橋梁部とを連結する第3連結部と、前記第1橋梁部と前記第2橋梁部とを連結する第1支柱部と、前記第2橋梁部と前記第3橋梁部とを連結する第2支柱部と、前記第1基板部と前記第2基板部との相対変位を検出する第1検出部と、前記第2基板部と前記第3基板部との相対変位を検出する第2検出部と、を備える力センサであって、前記第1基板部および前記第1連結部の少なくとも一方は弾性変形可能に構成され、前記第2支柱部は弾性変形可能に構成され、前記第1検出部は、前記第1基板部と前記第2基板部との第1軸に沿った相対的な移動、および、前記第1基板部と前記第2基板部との前記第1軸と直交する平面に沿った中心軸線回りの相対的な回転の少なくとも一方に応じて変化する値を第1検出値として検出し、前記第2検出部は、前記第2基板部と前記第3基板部との前記第1軸と直交する平面に沿った相対的な移動、および、前記第1軸に沿った中心軸線回りの相対的な回転の少なくとも一方に応じて変化する値を第2検出値として検出し、前記力センサは、前記第1基板部、前記第1連結部、前記第2基板部および前記第2連結部の少なくとも1つに設けられた、前記第1軸と直交する平面に沿って弾性変形可能な第1緩和部、および、前記第2基板部、前記第2連結部、前記第3基板部および前記第3連結部の少なくとも1つに設けられた、前記第1軸に沿って弾性変形可能な第2緩和部、の少なくとも一方を具備する、力センサである。
本開示によれば、外力以外の要因に起因して力センサの部材が変形・変位することを緩和することができ、検出される力と正味の力との誤差を低減することができる。
第1の実施形態に係る力センサの断面図である。 図1の力センサの上面図である。 図1の力センサの側面図である。 第2の実施形態に係る力センサの断面図である。 図4の力センサの側面図である。 第3の実施形態に係る力センサの断面図である。 第1の実施形態に係る力センサに力を作用させた例を示す。 第1の実施形態に係る力センサに力を作用させた例を示す。 第1の実施形態に係る力センサに力を作用させた例を示す。 第1の実施形態に係る力センサに力を作用させた例を示す。 第1検出部の具体的構造の一例を示す。 第1検出部の具体的構造の他の例を示す。 第1検出部の第1検出要素と第2検出要素とを対向配置した例を示す斜視図である。 第1検出要素または第2検出要素の具体的構造の他の例を示す。 第2検出部の第3検出要素または第4検出要素の具体的構造の一例を示す。 第2検出部の具体的構造の一例を示し、明瞭化のために第3検出要素と第4検出要素とが互いに対向しない位置にある。 第2検出部の具体的構造の一例を示す。 複数の第2検出部を含む構造の一例を示す。 第2検出部の具体的構造の他の例を示し、明瞭化のために第3検出要素と第4検出要素とが互いに対向しない位置にある。 図19の第2検出部の具体的構造を別角度から見た図である。 図16の第2検出部の具体的構造を別角度から見た図である。 比較例として、緩和機構を有さない力センサの構造例を示す。 図22の力センサにおいて、電極間の距離が変化した例を示す。 プリント基板を有する力センサに緩和部を設けた例を示す。 第1緩和部の具体的構造の一例を示す。 第1緩和部の具体的構造の他の例を示す。 第1緩和部の具体的構造のさらなる他の例を示す。 第2緩和部の具体的構造の一例を示す。 第2緩和部の具体的構造の他の例を示す。 図29の第2緩和部を他の方向から見た図を示す。 第2緩和部の具体的構造のさらなる他の例を示す。 第2緩和部の具体的構造のまたさらなる他の例を示す。 図32の第2緩和部を他の方向から見た図を示す。 第1緩和部と第2緩和部の双方の機能を具備する構造例を示す。 第1緩和部と第2緩和部の双方の機能を具備する他の構造例を示す。 第1緩和部または第2緩和部が有する穴の形状の具体例を示す。 第1緩和部または第2緩和部が有する穴の形状の具体例を示す。 第1緩和部または第2緩和部が有する穴の形状の具体例を示す。 第1緩和部または第2緩和部が有する穴の形状の具体例を示す。 第1緩和部または第2緩和部が有する穴の形状の具体例を示す。 プリント基板を有する力センサに第1緩和部を設けた例を示す。 プリント基板を有する力センサに第1緩和部および第2緩和部を設けた例を示す。 プリント基板を有する力センサに第1緩和部および第2緩和部を設けた他の例を示す。 第1の実施形態に係る力センサにおける、第1緩和部の作用効果を説明する。 図44の力センサにおける第1検出部の拡大図である。 第2または第3の実施形態に係る力センサにおける、第1緩和部の作用効果を説明する。
図1−図3はそれぞれ、第1の実施形態に係る変位検出方式の力センサ10の断面図、上面図及び側面図である。力センサ10は、例えばロボットの本体(旋回胴等)と設置面との間に配置される6軸の力センサ、またはロボットの手先に取り付けられる力覚センサとして使用可能であり、該センサに作用する力の大きさと方向を測定できるように構成されている。力センサ10は、第1基板部12と、第1基板部12から離隔して配置された第2基板部14と、第2基板部14から離隔して配置された第3基板部16と、第1基板部12を所定位置に位置決めするための、略円環状の第1橋梁部18と、第2基板部14を所定位置に位置決めするための、略円環状の第2橋梁部20と、第3基板部16を所定位置に位置決めするための、略円環状の第3橋梁部22と、第1基板部12と前記第1橋梁部18とを連結する第1連結部24と、第2基板部14と第2橋梁部20とを連結する第2連結部26と、第3基板部16と第3橋梁部22とを連結する第3連結部28と、第1橋梁部18と第2橋梁部20とを連結する第1支柱部30と、第2橋梁部20と第3橋梁部22とを連結する第2支柱部32と、第1基板部12と第2基板部14との相対変位を検出する第1検出部34と、第2基板部14と第3基板部16との相対変位を検出する第2検出部36とを備える。
例えば、第1基板部12は第1連結部24を介して第1橋梁部18に取り付けられるが、一方の部材を他方の部材に取り付ける場合、例えばボルトを用いて両部材を締結・固定してもよいし、両部材が一体化するように加工・溶着してもよい。また両部材が互いに接する部分にはそれぞれ凹形状および凸形状等を設け、正確な位置決めができるようにしてもよい。このことは、他の部材の取り付けや、後述する実施形態についても同様である。
第1基板部12は、第1軸38(図1の例では上下方向)と直交する平面に沿って延びる2つ以上の第1連結部24を備え、第1連結部24の各々は、力センサ10が力(外力)を受けたときに、第1基板部12と第2基板部14とが、第1軸38に沿った方向への移動、または、第1軸38と直交する平面に沿った中心軸線の回りの回転、または、第1軸38に沿った方向への移動および第1軸38と直交する平面に沿った中心軸線の回りの回転を、相対的に生ずるように弾性変形する。ここでは、第1基板部12と第1連結部24とで構成される部分は弾性変形する構造であり、第1基板部12が弾性変形可能であるか、第1連結部24が弾性変形可能であるか、または、第1基板部12および第1連結部24の双方が弾性変形可能であるかのいずれかとする。
第1の実施形態では、力センサ10は2つ以上、例えば4つの第1連結部24を有し(図2)、対向する2つの第1連結部24の中心を通る直線が互いに直交するように配置(上面図において周方向に90°の等間隔で配置)されている。また、第2連結部26、第3連結部28についても同様に2つ以上、例えば4つとし、対向する2つの連結部の中心を通る直線が互いに直交するように配置されているものとする。
第2基板部14は、第1軸38に沿って延びる2つ以上の第2支柱部32を備え、第2支柱部32の各々は、力センサ10が力を受けたときに、第2基板部14と第3基板部16とが、第1軸38と直交する平面に沿った方向への移動、または、第1軸38に沿った中心軸線の回りの回転、または、第1軸38と直交する平面に沿った方向への移動および第1軸38に沿った中心軸線の回りの回転を、相対的に生ずるように弾性変形する。また第3基板部16は、第2基板部14と第2支柱部32を介して連結されている。
第1検出部34は、第1基板部12に配置された少なくとも1つの第1検出要素40(図1の例では電極)と、第1検出要素40に対向するように第2基板部14に配置された少なくとも1つの第2検出要素42(図1の例では電極)とを有し、第2検出部36は、第2基板部14に配置された少なくとも1つの第3検出要素44(図1の例では電極)と、第3検出要素44に対向するように第3基板部16に配置された少なくとも1つの第4検出要素46(図1の例では電極)とを有する。互いに対向する第1検出要素と第2検出要素、そして互いに対向する第3検出要素と第4検出要素の数を増やすことによって、検出可能な力および力のモーメントの自由度を大きくすることができる。本実施例では、後述のように、互いに対向する第1検出要素と第2検出要素をそれぞれ4つ、対向された第3検出要素と第4検出要素をそれぞれ4つとするが、これに限られない。第1基板部12、第2基板部14および第2支柱部32は、力センサ10に作用する力が、第2基板部14を伝播せずに、第1基板部12と第2支柱部32の双方に作用するように配置されることが好ましい。このような構造と、部材の弾性変形の方向とによって、第1基板部12と第2基板部14との相対変位、および第2基板部14と第3基板部16との相対変位は、力センサ10に作用する力の3自由度ずつ分担した力成分および力のモーメント成分に正確に対応させることができ、力センサの確度を高めることができる。
なお本開示における「〜に沿う」、「〜に沿った」などの表現は、軸又は平面などの対象と一致又は平行であることのみを表すものではなく、大まかな方向性を意味する。例えば、或る軸または平面に沿う方向(軸)とは、該軸や平面で表される方向に対して、一致し又は平行な方向(軸)、平行から僅かに免れた(つまり略平行な)方向(軸)、および、例えば45度未満、30度未満、20度未満、10度未満、または5度未満の角度で交差する方向(軸)を包含するものである。
第1支柱部30および第2支柱部32は、円柱、四角柱状などの多角形状など、任意の形状を有することができ、支柱の長軸に沿った半径の長さ(固定値、長軸に沿って任意に変化させる、位相によって長さを変えるなど)、長軸方向の長さ、本数も任意であってよい。
第1橋梁部18と第2橋梁部20とを接続する第1支柱部30は、第2橋梁部20と第3橋梁部22とを接続する第2支柱部32よりも剛性が大きいことが好ましい。このようにするため、第1支柱部30を太くして数を多くしたり、第1橋梁部18、第2橋梁部20および第1支柱部30を実質一体化したりして(後述する第2および第3実施形態参照)剛性を強めておき、一方で第2支柱部32を弾性変形可能に構成しておくことが好ましい。これによって、力センサ10に対して第1軸38と直交する平面に沿った方向に力が作用した場合、第1基板部12と第2基板部14との、第1軸38と直交する平面に沿った方向の相対変位をなるべく小さくするとともに、第2基板部14と第3基板部16との、第1軸38と直交する平面に沿った方向の相対変位をなるべく大きくすることが可能となる。
また第1支柱部30、第2支柱部32の周囲には、防湿、防塵、電磁波の遮蔽などの目的のため、力センサ10全体を覆うようにカバーを取り付けることが好ましい。
図4は、第2の実施形態に係る力センサ10aの断面図であり、図5は力センサ10aの側面図である。なお第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点のみ説明し、第1の実施形態と同様でよい部分については説明を省略する。
第2の実施形態では、第1橋梁部18、第2橋梁部20および第1支柱部30が一体化されて実質1つの部材48として構成されており、このような構造によって、これら3つの部材の製作に要する工数やコストを減らすことができると共に、部材48は上記3つの部材の組み合わせよりも高い剛性をもつようにすることができる。なお第2の実施形態では、第1基板部12および第2基板部14は、それぞれ第1連結部24および第2連結部26を介して、部材48に取り付けられる。
図6は、第3の実施形態に係る力センサ10bの断面図である。なお第3の実施形態では、第1の実施形態と異なる点のみ説明し、第1の実施形態と同様でよい部分については説明を省略する。
第3の実施形態も第2の実施形態と同様、第1橋梁部18、第2橋梁部20および第1支柱部30が一体化されて実質1つの部材50として構成されているが、第2連結部26が部材50に対して、第1軸38に沿った方向(図6の例では部材50の下面)に取り付けられる。また第3連結部28も、第3橋梁部22に対して、第1軸38に沿った方向(図6の例では第3橋梁部22の下面)に取り付けられる。このような構造によって、第2の実施形態と同様の効果が得られることに加え、各部材の組立てが容易になるという効果が得られる。なお第3の実施形態では、第1基板部12および第2基板部14は、それぞれ第1連結部24および第2連結部26を介して、部材50に取り付けられる。
図7−図10は、第1の実施形態に係る力センサ10を任意の物体に取りつけたり、設置したりして、力センサ10に力を作用させた例を示す。図7では、第3基板部16を設置側として直接的または間接的に固定し、固定されていない側である第1基板部12を、力が作用される側として、直接的または間接的に(例えばアダプタ52を介して)力が矢印54の方向に作用される物体を取り付けるように構成することができる。図8では、第3基板部16に対して第3橋梁部22を介して第2支柱部32とは別側に接続される部分(筐体部分)56を設置部分(設置側)として直接的または間接的に固定し、固定されていない側である、第1基板部12に対して第1橋梁部18を介して第1支柱部30とは別側に接続される部分(筐体部分)58を、力が作用される側として、直接的または間接的に(例えばアダプタ52を介して)力が矢印54の方向に作用される物体を取り付けるように構成することができる。
図9では、第1基板部12を設置側として直接的または間接的に固定し、固定されていない側である第3基板部16を、力が作用される側として、直接的または間接的に(例えばアダプタ52を介して)力が矢印54の方向に作用される物体を取り付けるように構成することができる。図10では、第1基板部12に対して第1橋梁部18を介して第1支柱部30とは別側に接続される部分(筐体部分)58を設置部分(設置側)として直接的または間接的に固定し、固定されていない側である、第3基板部16に対して第3橋梁部22を介して第2支柱部32とは別側に接続される部分(筐体部分)56を、力が作用される側として、直接的または間接的に(例えばアダプタ52を介して)力が矢印54の方向に作用される物体を取り付けるように構成することができる。なお図9の場合、設置側にある第1基板部12が弾性変形することがあるので、適切な形状のアダプタ(図示せず)を介して設置することが好ましい。
第1検出部34は、第1基板部12と第2基板部14との間の、第1軸38に沿った相対的な移動、および第1軸38と直交する平面に沿った中心軸線の回りの相対的な回転に応じて変化する値を、第1検出値として検出する。第1検出部34は、図1に示すように、第1基板部12に設けられた第1検出要素40と、第2基板部14に設けられた第2検出要素42とを有する。第1検出部34が検出する第1検出値は、第1軸38の方向の力成分、第1軸38に直交する第2軸の軸回りの力のモーメント成分、および第1軸と第2軸との双方に直交する第3軸の軸回りの力のモーメント成分を取得するための値である。
本実施例では、第1検出値は第1基板部12と第2基板部14の相対変位に応じて変化する静電容量の変化の値とする。この場合、第1検出要素40および第2検出要素42として、互いに対向する2つの(一対の)電極を設け、該電極間のギャップに応じた静電容量の変化を検出する。他の例として、第1検出値は、第1基板部12と第2基板部14の相対変位に応じて変化する、電荷量、インダクタンス、光量、超音波、磁気などの変化量であってもよい。また、第1検出値は、第1基板部12と第2基板部14の相対変位に応じて変化する、画像上の対応点の変化を表す値、または画像情報に関する値であってもよい。
本実施例では、第1検出部34は、互いに対向する第1検出要素40と第2検出要素42の複数の組によって構成される。第1検出要素40と第2検出要素42には電極が取りつけられるか、または第1検出要素40と第2検出要素42は電極として構成されており、互いに対向する第1検出要素40と第2検出要素42の組では同じ形状の電極が対向している。例えば、第1検出要素40と第2検出要素42は、FPC(Flexible printed circuits)で構成される電極とする。
例えば図11および図12に示すように、第1基板部12には複数の第1検出要素40が取りつけられ、第2基板部14には複数の第2検出要素42が取りつけられる。より詳細には、第1検出要素40の電極の形状を、中心角が90度以下(図示例では90度)の扇形の形状とし、同じ形状の4つの第1検出要素40を組み合わせることによって1つの円を構成する形状とする。すなわち、扇形の形状の電極である第1検出要素40が複数個組み合わされて円形状を成し、第1基板部12に取りつけられている。
第2検出要素42の電極の形状についても、第1検出要素40と同様に、中心角が90度以下(図示例では90度)の扇形の形状とし、同じ形状の4つの第2検出要素42を組み合わせることによって1つの円を構成する形状とする。すなわち、扇形の形状の電極である第2検出要素42が複数個組み合わされて円形状を成し、第2基板部14に取りつけられている。
図13に示すように、第1検出要素40を構成する電極と、第2検出要素42を構成する電極とが対向し、より具体的には、第1検出要素40を構成する4つの電極と、第2検出要素42を構成する4つの電極とがそれぞれ対向配置されている。このような構造により、第1検出部34は互いに対向する第1検出要素40と第2検出要素42の4つの組を有することになり、第1検出値として4つの静電容量の値を取得することができる。取得された4つの静電容量の値から、第1軸38の方向の力成分、第1軸38に直交する第2軸回りの力のモーメント成分、および第1軸と第2軸との双方に直交する第3軸回りの力のモーメント成分を算出することができる。
なお、第1検出要素40と第2検出要素42の電極の組を複数用いて第1検出部を構成する場合、互いに対向する第1検出要素40と第2検出要素42の電極の形状が同じであればよく、複数の第1検出要素40の電極の形状は互いに同じでなくてもよい。同様に、複数の第2検出要素42の電極の形状も互いに同じでなくてもよい。
図14は、第1検出要素40または第2検出要素42が8つの場合の構造例を示す。この場合、図11または図12の例では90度であった中心角が45度以下(図示例では45度)である8つの扇形形状を組み合わせて1つの円を構成している。図14の例では、第1検出値として8つの静電容量の値が得られるので、これらの値を2系統分(上述の4つの静電容量の値に相当するデータを2組含む)のデータとして処理することにより、センサの故障検出に使用したり、センサの検出精度を向上させたりすることができる。
第2検出部36は、第1軸38と直交する平面に沿った、第2基板部14と第3基板部16との相対的な移動、および第1軸38に沿った中心軸線の回りの相対的な回転に応じて変化する値を、第2検出値として検出する。第2検出部36は、図1に示すように、第2基板部14に設けられた第3検出要素44と、第3基板部16に設けられた第4検出要素46とを有する。第2検出部36が検出する第2検出値は、第2軸の方向の力成分、第3軸の方向の力成分、および第1軸38の軸回りの力のモーメント成分を取得するための値である。
本実施例では、第2検出値は第2基板部14と第3基板部16の相対変位に応じて変化する静電容量の変化の値とする。この場合、第3検出要素44および第4検出要素46として、互いに対向する2つの(一対の)電極を設け、該電極間のギャップに応じた静電容量の変化を検出する。なお第2検出部36は、一対の電極に限られず、複数対の電極として構成してもよい(後述する図18等を参照)。他の例として、第2検出値は、第2基板部14と第3基板部16の相対変位に応じて変化する、電荷量、インダクタンス、光量、超音波、磁気などの変化量であってもよい。また、第2検出値は、第2基板部14と第3基板部16の相対変位に応じて変化する、画像上の対応点の変化を表す値、または画像情報に関する値であってもよい。
本実施例では、第2検出部36は、互いに対向する第3検出要素44と第4検出要素46の複数の組によって構成される。第3検出要素44と第4検出要素46には電極が取りつけられるか、または第3検出要素44と第4検出要素46は電極として構成されており、互いに対向する第3検出要素44と第4検出要素46の組では同じ形状の電極が対向している。例えば図15に示すように、第3検出要素44と第4検出要素46は、直方体の部材45に、FPC(Flexible printed circuits)47が貼りつけられた部材で構成される電極とする。
図16および図17は、第2検出部36の具体例を示す。第2基板部14には複数の(図16では1つのみ図示)第3検出要素44が取りつけられ、第3基板部16には複数の(図16では1つのみ図示)第4検出要素46が取りつけられる。図16では明瞭化のため、第3検出要素44と第4検出要素46は互いに対向しない位置にあるが、実際には図17に示すように、第3検出要素44と第4検出要素46は、それらの電極47が互いに対向するように配置される。
図18は、複数の第2検出部を含む構成例を示す。ここでは、4つの第3検出要素44a−44dの各々を、上述のように電極が貼りつけられた直方体の部材とし、4つの第4検出要素46a−46dの各々を、該電極と同じ形状の電極が貼りつけられた直方体の部材とし、第3検出要素44a−44dの電極と第4検出要素46a−46dの電極とがそれぞれ対向配置され、4つの第2検出部36a−36dが構成される。このように、互いに対向する電極を複数組(図示例では4組)設けることによって、第2検出値として複数(ここでは4つ)の静電容量の値を取得することができる。
図18において、第3検出要素44aと第4検出要素46aの対向する電極面に直交する直線49aと、第3検出要素44cと第4検出要素46cの対向する電極面に直交する直線49cとは平行とする。また、第3検出要素44bと第4検出要素46bの対向する電極面に直交する直線49bと、第3検出要素44dと第4検出要素46dの対向する電極面に直交する直線49dとは平行とする。さらに、直線49a(49c)と直線49b(49d)とは互いに垂直であるとする。このような構成によれば、第2検出値として4つの静電容量の値を取得することができ、取得された4つの静電容量の値から、第1軸38に直交する第2軸の方向の力成分、第1軸と第2軸との双方に直交する第3軸の方向の力成分、および第1軸回りの力のモーメント成分を算出することができる。
図19および図20は、第2検出部の他の構造例を示す。例えば第2検出部36aは、第2基板部14に取りつけられた2つの第3検出要素44aと、第3基板部16に取りつけられた1つの第4検出要素46aとを有し、第4検出要素46aはその両面に電極47を有し、各第3検出要素44aは、第4検出要素46aの各面に貼付された電極に対向する電極47を有する。従って図20における第2検出部36aは、図18における第2検出部36aが図21に示すような実質1組の電極を有するのに対し、実質的に2組の電極を有し、好ましくは全ての(計4つの)電極が互いに平行となっている。
なお第2検出部36b−36dについても第2検出部36aと同様に、実質2組の電極を具備する構造とすることができる。この場合、第2検出値として8つの静電容量の値が得られるので、これらの値を2系統分(上述の4つの静電容量の値に相当するデータを2組含む)のデータとして処理することにより、センサの故障検出に使用したり、センサの検出精度を向上させたりすることができる。
以上のようにして、本実施例では、第1検出部34が取得した第1検出値と、第2検出部36(36a−36d)が取得した第2検出値とから、力センサに作用する互いに直交する3軸方向の力成分、前記3軸の各軸回りの力のモーメント成分を算出することができる。
本開示における検出値取得部は、第1検出部34と第2検出部36が検出した値を取得するように構成され、例えば、プロセッサ等の形態でプリント基板60(後述する図24等を参照)に実装することができる。本実施例では、プリント基板60に電源が入ることによって、力センサ内部が温められ、力センサの内部の部材を撓ませることがあるものとする。このとき、後述する第1緩和部62または第2緩和部64がない場合、上述の撓みによって、第1基板部12と第2基板部14との相対変位、第2基板部14と第3基板部16との相対変位が変わることがあるものとする。但し力センサの内部にプリント基板60を備えることによって、第1検出部34と第2検出部36が検出した値を取得する部分が一体化され、力センサの外部にプリント基板を別途設ける必要がなく、システムとしてコンパクトになり、扱いやすくなる。
本開示における力演算部は、第1検出値および第2検出値に基づいて、互いに直交する3軸方向の力成分、該3軸の各軸回りの力のモーメント成分を演算する。力演算部が、力センサに備えられたプリント基板60にプロセッサ等の形態で実装されることによって、力センサのみで外部の制御装置などを使用することなく、力データを出力できるようになる。なお、力演算部は、力センサが接続される制御装置にプロセッサ等の形態で含まれるようにしてもよい。
図22は、本開示との比較例として、緩和機構を有さない力センサ110の構造例を示す。なお図22において、第1の実施形態に係る力センサ10と実質同等の構成要素については、力センサの構成要素の参照符号に100を加算した参照符号で表示する。
力センサ110のように、後述する緩和機構を具備しない構造では、力センサの内部に設けられたプリント基板60等の発熱品からの放熱等の、力センサに作用する外力以外の要因によって、第1検出部134または第2検出部136を構成する部材が変形することがある。例えば図23に示すように、第1検出部134を構成する電極140および142のうち電極142が取りつけられた、第2検出要素42、第2基板部14、第2連結部26で構成される部分が熱によって撓み、これによって電極間の距離dが変化し、力センサに作用する力の正確な測定ができなくなることがある。
そこで力センサは、第1軸38と直交する平面に沿って弾性変形可能な第1緩和部62、および第1軸38に沿って弾性変形可能な第2緩和部64の少なくとも一方を備える。先ず第1緩和部62は、熱による力センサ内部の部材の撓みを吸収または緩和するために、第1軸38と直交する平面に沿って弾性変形可能であると共に、熱を伝えやすくして熱を逃がす緩和機構である。従って、外力以外の内部に発生する熱などの要因によって第1基板部12と第2基板部14との相対変位が生じる場合、第1基板部12、第1連結部24、第2基板部14、第2連結部26の少なくとも1つに、第1緩和部62を設けることによって、第1検出部34で検出される第1基板部12と第2基板部14との相対変位の誤差を低減させることができる。
例えば図24に示すように、力センサ10の内部に存在するプリント基板60などの発熱する物体の熱によって、第2基板部14が撓み、第1基板部12と第2基板部14との相対変位が生じ得る場合、第2連結部26に第1緩和部62を設けることが好ましい。
図25は、第1緩和部62の具体的構造の一例を示す。第1緩和部62を第1連結部24または第2連結部26に設ける場合、第1連結部24または第2連結部26に1つ以上の穴66を形成することにより、第1基板部12または第2基板部14が、第1軸38に垂直な平面に沿って弾性的に変位できるようにすることができる。
図26は、第1緩和部62の具体的構造の他の例を示す。第1緩和部62を第1基板部12または第2基板部14に設ける場合、第1基板部12または第2基板部14に1つの穴68を形成し、第1基板部12または第2基板部14が、第1軸38に垂直な平面に沿って弾性的に変位できるようにすることができる。
図27は、第1緩和部62の具体的構造のさらなる他の例を示す。第1緩和部62を第1基板部12または第2基板部14に設ける場合、第1基板部12または第2基板部14に複数の穴70を形成し、第1基板部12または第2基板部14が、第1軸38に垂直な平面に沿って弾性的に変位できるようにすることができる。また図25−図27のいずれにおいても、第1緩和部62を、金属板等からなる第1基板部12、第2基板部14、第1連結部24または第2連結部26の少なくとも1つに穴として構成することにより、力センサ内部で発生した熱を放散しやすくすることができる。また第1緩和部62を穴として構成する場合、第1基板部12、第2基板部14への外部から作用する力の伝達を阻害しないように剛性が適切となるようにすると共に、伝熱しやすくするように、穴の周囲部分を適切な幅とすることが好ましい。
次に第2緩和部64は、熱による力センサ内部の部材の撓みを吸収または緩和するために、第1軸38に沿って弾性変形可能であると共に、熱を伝えやすくして熱を逃がす緩和機構である。従って、外力以外の内部に発生する熱などの要因によって第2基板部14と第3基板部16との相対変位が生じる場合、第2基板部14、第2連結部26、第3基板部16、第3連結部28の少なくとも1つに、第2緩和部64を設けることによって、第2検出部36で検出される第2基板部14と第3基板部16との相対変位の誤差を低減させることができる。
例えば図24に示すように、力センサ10の内部に存在するプリント基板60などの発熱する物体の熱によって、力センサ10の内部の温度が上がり、第3基板部16および第3連結部28が撓み、第2基板部14と第3基板部16との相対変位が存在する場合、第3連結部28に第2緩和部64を設けることが好ましい。
図28は、第2緩和部64の具体的構造の一例を示す。第2緩和部64を第2連結部26または第3連結部28に設ける場合、先ず第2連結部26または第3連結部28において第1軸38に沿って延びるタブ部分72を設け、タブ部分72に1つ以上の穴74を形成することにより、第2基板部14または第3基板部16が、第1軸38に沿って弾性的に変位できるようにすることができる。
図29および図30は、第2緩和部64の具体的構造の他の例を示す。第2緩和部64を第2基板部14または第3基板部16に設ける場合、第2基板部14または第3基板部16に、第1軸38と直交する平面に平行な方向に延びる複数の貫通穴76を形成することにより、第2基板部14または第3基板部16が、第1軸38に沿って弾性的に変位できるようにすることができる。なお、この場合、第1軸38と直交する平面と平行な方向かつ貫通穴76の軸線と直交する方向に第1緩和部の機能も具備する。なお図30および後述する図31では、第2連結部26および第3連結部28は図示を省略している。
図31は、第2緩和部64の具体的構造のさらなる他の例を示す。第2緩和部64を第2基板部14または第3基板部16に設ける場合、第2基板部14または第3基板部16に、第1軸38と直交する平面に平行な方向に延びる1つの貫通穴78を形成することにより、第2基板部14または第3基板部16が、第1軸38に沿って弾性的に変位できるようにすることができる。なお、この場合、第1軸38と直交する平面と平行な方向かつ貫通穴78の軸線と直交する方向に第1緩和部の機能も具備する。ここで、穴の断面形状を楕円とすることで、第1軸38に平行な方向の弾性的な柔らかさと、第1軸38と直交する平面と平行な方向かつ貫通穴78の軸線と直交する方向の弾性的な柔らかさを、相対的に変えることができる。また図28−図31のいずれにおいても、第2緩和部64を、金属板等からなる第2基板部14、第3基板部16、第2連結部26または第3連結部28の少なくとも1つに穴として構成することにより、力センサ内部で発生した熱を放散しやすくすることができる。また第2緩和部64を穴として構成する場合、第2基板部14、第3基板部16への外部から作用する力の伝達を阻害しないように剛性が適切となるようにすると共に、伝熱しやすくするように、穴の周囲部分を適切な幅とすることが好ましい。
図32および図33は、第2緩和部64の具体的構造のまたさらなる他の例を示す。第2基板部14または第3基板部16に、図29、図30に示すように第1軸38と直交する平面に平行な複数の貫通穴を設け、さらに、それらの貫通穴の軸線に直交する複数の貫通穴を形成する。これによって、第2基板部14または第3基板部16が、第1軸38に沿って弾性的に変位できるようにすることができると共に、第1軸38と直交する平面に平行、かつ直交する2方向に第1緩和部の機能も具備する。このとき、貫通する穴の断面形状を楕円として、楕円の長軸と短軸の長さの比を変えることによって、第1軸38に沿った方向の弾性的な柔らかさと、第1軸38と直交する平面と平行な方向かつそれぞれの貫通穴の軸線と直交する方向の弾性的な柔らかさを、相対的に変えることもできる。
図34は、第1緩和部と第2緩和部の双方の機能を具備する構造例を示す。第2連結部26をアーチ状に構成し、該アーチ状の部分に1つ以上の穴80を形成することにより、第2基板部14が、第1軸38に垂直な平面に沿う方向および第1軸に沿う方向のいずれにも、弾性的に変位できるようにすることができる。
図35は、第1緩和部と第2緩和部の双方の機能を具備する他の構造例を示す。第2基板部14をアーチ状に構成し、該アーチ状の部分に1つ以上の穴82を形成することにより、第2基板部14が、第1軸38に垂直な平面に沿う方向および第1軸に沿う方向のいずれにも、弾性的に変位できるようにすることができる。
上述のように本開示に係る実施形態では、「第1基板部、第1連結部、第2基板部、第2連結部の少なくとも1つの部分に、第1軸と直交する平面に沿って弾性変形する第1緩和部を設ける」か、または、「第2基板部、第2連結部、第3基板部、第3連結部の少なくとも1つの部分に、第1軸に沿って弾性変形する第2緩和部を設ける」か、または、「第1基板部、第1連結部、第2基板部、第2連結部の少なくとも1つの部分に、第1軸と直交する平面に沿って弾性変形する第1緩和部を設け、かつ、第2基板部、第2連結部、第3基板部、第3連結部の少なくとも1つの部分に、第1軸に沿って弾性変形する第2緩和部を設ける」ことが好ましい。
第1緩和部62および第2緩和部64のような緩和機構は、所定の方向に弾性変形可能であると共に、熱を逃がす構造とするため、1つ以上の、穴(貫通した穴、貫通していない凹形状、空洞を含む)を有することが好ましい。例えば、図25では1つの連結部が1つの矩形の穴66を有するが、該矩形の穴を図36−図40に示したような1つまたは複数の穴に置換することも可能である。図36−図40に示すような単純な形状の穴を1つ乃至複数、または複雑な曲線形状の穴を1つ乃至複数、第1緩和部62または第2緩和部が有するようにしてもよい。さらに、緩和機構は、穴付近の枠部分を適切な幅となるように太くするなどして、熱の伝導や拡散を促進して放熱しやすくすることが好ましい。
或いは図1に示すように、第1連結部24または第2連結部26をゴム等の弾性変形可能な材料で構成し、第1連結部24または第2連結部26が第1緩和部62または第2緩和部64の機能も具備するようにしてもよい。
図41−図43は、図24の変形例として、プリント基板60、第1緩和部62および第2緩和部64の配置位置を適宜変更した例を示す。図41の力センサでは、プリント基板60が第3基板部16の下面側に取り付けられ、発熱体として作用する。また図41の力センサ10は、第2連結部26に設けられた第1緩和部62を有するが、第2緩和部は具備しない。
図42の力センサでは、プリント基板60が第3基板部16の下面側に取り付けられ、発熱体として作用する。また図42の力センサ10では、第2連結部26に第1緩和部62および第2緩和部64が設けられ、第3連結部28に第2緩和部64が設けられる。
図43の力センサでは、プリント基板60が第1基板部12の上面側に取り付けられ、発熱体として作用する。また図43の力センサ10では、第1連結部24に第1緩和部62が設けられ、第3連結部28に第2緩和部64が設けられる。このように第1緩和部62および第2緩和部64の個数や配置位置は、プリント基板60の大きさや配置位置、力センサの構造(筐体の有無、第1検出部および第2検出部の構成等)に応じて、適宜設定・変更可能である。
図44−図46は、本開示における緩和機構の作用効果について説明する図である。図22−図23を参照して説明したように、緩和機構を具備しない力センサでは、プリント基板等の発熱体からの放熱によって、第1検出部、第2検出部を構成する部材が変形し、力センサに作用する力の測定精度が低下することがある。
しかし図44に示すように、第1緩和部62を有する力センサ10では、プリント基板60の発熱によって第2基板部14等の部材に撓み等の変形が生じても、図45に示すように第1緩和部62が、熱を逃がすと共に、適切な方向に弾性変形して部材の撓みを緩和して、第1検出部34において測定すべき方向の変位を適切に検出することができる。
同様に、図46に示すように、第1橋梁部、第2橋梁部および第1支柱部が一体化された力センサ10aまたは10bにおいても、第1緩和部62を設けることにより、第1検出部34の測定精度を向上させることができる。
なお図44および図46の例では、第2連結部26に第1緩和部62を設け、第2基板部14の変形に伴う第1検出部34における測定誤差の低減を図っている。
図42では第2緩和部64が第2連結部26、第3連結部28に設けられた例を示したが、第2緩和部が第2基板部、第2連結部26、第3基板部16、第3連結部28に設置される場合、力センサ内部にあるプリント基板などの発熱体が発熱することよって、第1検出部34、第2検出部36を構成する部材が変形しても、第1緩和部62の作用と同様に、第2緩和部64が、適切な方向に弾性変形して部材の撓みを緩和すると共に、熱をなるべく逃がすようにして、第1検出部34、第2検出部36において測定すべき方向の変位を適切に検出し、第1検出部34、第2検出部36の測定精度を向上させることができる。
力センサ10では第1支柱部30および第2支柱部32が弾性変形し、力センサ10aまたは10bでは第2支柱部32が弾性変形するが、これらの弾性変形による電極間の変位は第1緩和部62による電極間の変位より大きいため、第1検出部34、第2検出部36について通常、第1緩和部62の変形による悪影響は及ばない。或いは、該悪影響が第1検出部34、第2検出部36の測定精度に及ばないように第1支柱部30および第2支柱部32の弾性変形による電極間の変位を第1緩和部62による電極間の変位に対して相対的に大きくしたり、第1検出部34、第2検出部36の電極面積を広くしたりすることが好ましい。
力センサ10では第1支柱部30および第2支柱部32が弾性変形し、力センサ10aまたは10bでは第2支柱部32が弾性変形するが、これらの弾性変形による電極間の変位は第2緩和部64による電極間の変位より大きいため、第1検出部34、第2検出部36について通常、第2緩和部64の変形による悪影響は及ばない。或いは、該悪影響が第1検出部34、第2検出部36の測定精度に及ばないように第1支柱部30および第2支柱部32の弾性変形による電極間の変位を第2緩和部64による電極間の変位に対して相対的に大きくしたり、第1検出部34、第2検出部36の電極面積を広くしたりすることが好ましい。
図44−図46では、第2連結部26に、第1軸38と直交する平面に沿って弾性変形する緩和機構である第1緩和部62を設けた場合を説明したが、第2基板部14に第1緩和部62を設けた場合も同様である。また、第1基板部12、第1連結部24に第1緩和部62を設けた場合、外力以外の熱などの要因による第1基板部12の変形に伴う、第1基板部12と第2基板部14との相対変位の検出誤差を低減させることができる。また、第2基板部14、第2連結部26に第1緩和部62を設けた場合、外力以外の熱などの要因による第1基板部12の変形に伴う、第1基板部12と第2基板部14との相対変位の検出誤差を低減させることができる。また、第1基板部12、第1連結部24に第1緩和部62を設けた場合に、第2基板部14または第2連結部26に第1緩和部62をさらに設けてもよい。
第2緩和部64についても同様に、第2基板部、第2連結部に第2緩和部64を設けた場合、外力以外の熱などの要因による第2基板部14の変形に伴う、第2基板部14と第3基板部16との相対変位の検出誤差を低減させることができる。第3基板部16、第3連結部28に第2緩和部64を設けた場合、外力以外の熱などの要因による第3基板部16の変形に伴う、第2基板部14と第3基板部16との相対変位の検出誤差を低減させることができる。
このようにして、第1基板部12、第1連結部24、第2基板部14、第2連結部26の少なくとも1つに設けられた第1緩和部62、または、第2基板部14、第2連結部26、第3基板部16、第3連結部28の少なくとも1つに設けられた第2緩和部64について、第1緩和部62と第2緩和部64の少なくとも1つを設けることによって、外力以外の熱などの要因による第1検出部34または第2検出部36の検出誤差を低減し、測定精度を向上させることができる。
10 力センサ
12 第1基板部
14 第2基板部
16 第3基板部
18 第1橋梁部
20 第2橋梁部
22 第3橋梁部
24 第1連結部
26 第2連結部
28 第3連結部
30 第1支柱部
32 第2支柱部
34 第1検出部
36 第2検出部
38 第1軸
40 第1検出要素
42 第2検出要素
44 第3検出要素
46 第4検出要素
48、50 一体化部材
52 アダプタ
56、58 筐体部分
60 プリント基板
62 第1緩和部
64 第2緩和部
66、68、70、74、76、78、80、82 穴
力センサ110のように、後述する緩和機構を具備しない構造では、力センサの内部に設けられたプリント基板60等の発熱品からの放熱等の、力センサに作用する外力以外の要因によって、第1検出部134または第2検出部136を構成する部材が変形することがある。例えば図23に示すように、第1検出部134を構成する電極140および142のうち電極142が取りつけられた、第2検出要素、第2基板部、第2連結部で構成される部分が熱によって撓み、これによって電極間の距離dが変化し、力センサに作用する力の正確な測定ができなくなることがある。
第1緩和部62および第2緩和部64のような緩和機構は、所定の方向に弾性変形可能であると共に、熱を逃がす構造とするため、1つ以上の、穴(貫通した穴、貫通していない凹形状、空洞を含む)を有することが好ましい。例えば、図25では1つの連結部が1つの矩形の穴66を有するが、該矩形の穴を図36−図40に示したような1つまたは複数の穴に置換することも可能である。図36−図40に示すような単純な形状の穴を1つ乃至複数、または複雑な曲線形状の穴を1つ乃至複数、第1緩和部62または第2緩和部64が有するようにしてもよい。さらに、緩和機構は、穴付近の枠部分を適切な幅となるように太くするなどして、熱の伝導や拡散を促進して放熱しやすくすることが好ましい。
図42では第2緩和部64が第2連結部26、第3連結部28に設けられた例を示したが、第2緩和部64が第2基板部14、第2連結部26、第3基板部16、第3連結部28に設置される場合、力センサ内部にあるプリント基板などの発熱体が発熱することよって、第1検出部34、第2検出部36を構成する部材が変形しても、第1緩和部62の作用と同様に、第2緩和部64が、適切な方向に弾性変形して部材の撓みを緩和すると共に、熱をなるべく逃がすようにして、第1検出部34、第2検出部36において測定すべき方向の変位を適切に検出し、第1検出部34、第2検出部36の測定精度を向上させることができる。
図44−図46では、第2連結部26に、第1軸38と直交する平面に沿って弾性変形する緩和機構である第1緩和部62を設けた場合を説明したが、第2基板部14に第1緩和部62を設けた場合も同様である。また、第1基板部12、第1連結部24に第1緩和部62を設けた場合、外力以外の熱などの要因による第1基板部12の変形に伴う、第1基板部12と第2基板部14との相対変位の検出誤差を低減させることができる。また、第2基板部14、第2連結部26に第1緩和部62を設けた場合、外力以外の熱などの要因による第2基板部14の変形に伴う、第1基板部12と第2基板部14との相対変位の検出誤差を低減させることができる。また、第1基板部12、第1連結部24に第1緩和部62を設けた場合に、第2基板部14または第2連結部26に第1緩和部62をさらに設けてもよい。
第2緩和部64についても同様に、第2基板部14、第2連結部26に第2緩和部64を設けた場合、外力以外の熱などの要因による第2基板部14の変形に伴う、第2基板部14と第3基板部16との相対変位の検出誤差を低減させることができる。第3基板部16、第3連結部28に第2緩和部64を設けた場合、外力以外の熱などの要因による第3基板部16の変形に伴う、第2基板部14と第3基板部16との相対変位の検出誤差を低減させることができる。

Claims (11)

  1. 第1基板部と、
    前記第1基板部から離隔して配置された第2基板部と、
    前記第2基板部から離隔して配置された第3基板部と、
    前記第1基板部を位置決めするための第1橋梁部と、
    前記第2基板部を位置決めするための第2橋梁部と、
    前記第3基板部を位置決めするための第3橋梁部と、
    前記第1基板部と前記第1橋梁部とを連結する第1連結部と、
    前記第2基板部と前記第2橋梁部とを連結する第2連結部と、
    前記第3基板部と前記第3橋梁部とを連結する第3連結部と、
    前記第1橋梁部と前記第2橋梁部とを連結する第1支柱部と、
    前記第2橋梁部と前記第3橋梁部とを連結する第2支柱部と、
    前記第1基板部と前記第2基板部との相対変位を検出する第1検出部と、
    前記第2基板部と前記第3基板部との相対変位を検出する第2検出部と、を備える力センサであって、
    前記第1基板部および前記第1連結部の少なくとも一方は弾性変形可能に構成され、
    前記第2支柱部は弾性変形可能に構成され、
    前記第1検出部は、前記第1基板部と前記第2基板部との第1軸に沿った相対的な移動、および、前記第1基板部と前記第2基板部との前記第1軸と直交する平面に沿った中心軸線回りの相対的な回転の少なくとも一方に応じて変化する値を第1検出値として検出し、
    前記第2検出部は、前記第2基板部と前記第3基板部との前記第1軸と直交する平面に沿った相対的な移動、および、前記第1軸に沿った中心軸線回りの相対的な回転の少なくとも一方に応じて変化する値を第2検出値として検出し、
    前記力センサは、前記第1基板部、前記第1連結部、前記第2基板部および前記第2連結部の少なくとも1つに設けられた、前記第1軸と直交する平面に沿って弾性変形可能な第1緩和部、および、前記第2基板部、前記第2連結部、前記第3基板部および前記第3連結部の少なくとも1つに設けられた、前記第1軸に沿って弾性変形可能な第2緩和部、の少なくとも一方を具備する、力センサ。
  2. 前記第1検出部が検出する前記第1検出値は、前記第1軸の方向の力成分、前記第1軸に直交する第2軸回りの力のモーメント成分、および前記第1軸と前記第2軸との双方に直交する第3軸回りの力のモーメント成分を取得するための値であり、
    前記第2検出部が検出する前記第2検出値は、前記第2軸の方向の力成分、前記第3軸の方向の力成分、および前記第1軸回りの力のモーメント成分を取得するための値である、請求項1に記載の力センサ。
  3. 前記第1基板部は、前記第1軸と直交する平面に沿って延びる2つ以上の前記第1連結部を備え、
    前記第1連結部の各々は、前記力センサが力を受けたときに、前記第1基板部と前記第2基板部とが、前記第1軸に沿った方向への移動、または、前記第1軸と直交する平面に沿った中心軸線の回りの回転、または、前記第1軸に沿った方向への移動および前記第1軸と直交する平面に沿った中心軸線の回りの回転、を相対的に生ずるように弾性変形する、請求項1または2に記載の力センサ。
  4. 前記第2基板部は、前記第1軸に沿って延びる2つ以上の前記第2支柱部を備え、
    前記第2支柱部の各々は、前記力センサが力を受けたときに、前記第2基板部と前記第3基板部とが、前記第1軸と直交する平面に沿った方向への移動、または、前記第1軸に沿った中心軸線の回りの回転、または、前記第1軸と直交する平面に沿った方向への移動および前記第1軸に沿った中心軸線の回りの回転、を相対的に生ずるように弾性変形する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の力センサ。
  5. 前記第1支柱部は前記第1橋梁部および前記第2橋梁部と一体化された構造を形成する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の力センサ。
  6. 前記第1緩和部は、前記第1基板部、前記第1連結部、前記第2基板部および前記第2連結部の少なくとも1つに形成された1つ以上の穴を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の力センサ。
  7. 前記第2緩和部は、前記第2基板部、前記第2連結部、前記第3基板部および前記第3連結部の少なくとも1つに形成された1つ以上の穴を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の力センサ。
  8. 前記第1検出値は、前記第1基板部と前記第2基板部の相対変位に応じて変化する、静電容量の変化を示す値である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の力センサ。
  9. 前記第2検出値は、前記第2基板部と前記第3基板部の相対変位に応じて変化する、静電容量の変化を示す値である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の力センサ。
  10. 前記力センサは、さらに、前記第1検出部と前記第2検出部が検出した値を取得する検出値取得部と、前記検出値取得部が実装されたプリント基板とを備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載の力センサ。
  11. 前記力センサは、さらに、前記第1検出値および前記第2検出値に基づいて、互いに直交する3軸方向の力成分、前記3軸の各軸回りの力のモーメント成分を演算する力演算部を備える、請求項1〜10のいずれか1項に記載の力センサ。
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