JP2019206138A - 加工装置 - Google Patents

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JP2019206138A
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Masataka Kamiya
将孝 神谷
仁 東倉
Hitoshi Higashikura
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Abstract

【課題】複数種類の加工部、及び、読み取り部を備える加工装置において、被加工物に対する複数種類の加工部による加工位置を相互に一致させる。【解決手段】被加工物を加工する加工装置は、被加工物を第1方向に延びる搬送経路に沿って搬送する搬送部と、搬送部により搬送経路に沿って搬送される被加工物に第1加工を施す第1加工部と、搬送部により搬送経路に沿って搬送される被加工物に第2加工を施す第2加工部と、搬送部により搬送経路に沿って搬送される被加工物を読み取る読み取り部と、を備え、第1加工部、第2加工部、読み取り部は、第1方向に沿って配列されており、第1加工部が被加工物に第1加工を施す第1位置を基準として、第2加工部が被加工物に第2加工を施す第2位置、及び、読み取り部が被加工物を読み取る読み取り位置を補正する。【選択図】図7

Description

本開示は、被加工物に加工を施す加工装置に関する。
例えば特許文献1には、連帳紙に画像を形成する画像形成装置と、この連帳紙を切断する切断装置と、を含んで構成される画像形成システムが開示されている。このシステムによれば、まず画像形成装置により、連帳紙に画像を形成する画像形成加工が施され、その後、その連帳紙が切断装置に搬送されて当該連帳紙に切断加工が施される。また、このシステムによれば、連帳紙に設けられている二次元コードをコードセンサで読み取ることにより、連帳紙に切断加工を施すタイミングを制御するようにしている。
特開2009−226716号公報
ところで、特許文献1に開示されている従来構成は、それぞれ異なる加工を被加工物に施す複数種類の装置を組み合わせることによりシステムを構成しており、システム全体としての構成が大掛かりとなっている。そのため、近年では、それぞれ異なる加工を被加工物に施す複数種類の加工部を単体の装置に搭載して、装置全体をコンパクトに設けることが考えられている。
しかしながら、単体の装置に複数種類の加工部を備える構成においては、複数種類の加工部がそれぞれ被加工物に加工を施す加工位置に相対的なずれが生じる可能性があり、このようなずれが生じている場合、それぞれの加工位置を一致させることができない。即ち、例えば、被加工物に印刷加工を施し、その印刷部分を切断する切断加工を施す場合には、印刷位置と切断位置とがずれてしまう場合があり、印刷部分を良好に切断することが困難になる。
本開示は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、それぞれ異なる加工を被加工物に施す複数種類の加工部、及び、被加工物を読み取る読み取り部を備える加工装置において、被加工物に対する複数種類の加工部による加工位置を相互に一致させることができ、複数種類の加工が精度良く施された被加工物を得ることができるようにした構成を提供することである。
本開示に係る加工装置は、被加工物を加工する加工装置であって、前記被加工物を第1方向である搬送方向に延びる搬送経路に沿って搬送する搬送部と、前記搬送部により前記搬送経路に沿って搬送される前記被加工物に第1加工を施す第1加工部と、前記搬送部により前記搬送経路に沿って搬送される前記被加工物に前記第1加工とは異なる第2加工を施す第2加工部と、前記搬送部により前記搬送経路に沿って搬送される前記被加工物を読み取る読み取り部と、を備え、前記第1加工部、前記第2加工部、前記読み取り部は、前記第1方向に沿って配列されており、前記第1加工部が前記被加工物に前記第1加工を施す第1位置を基準として、前記第2加工部が前記被加工物に前記第2加工を施す第2位置、及び、前記読み取り部が前記被加工物を読み取る読み取り位置を補正する補正処理を実行する補正処理実行部を備えることを特徴とする。
本開示に係る加工装置によれば、補正処理実行部による補正処理によって、前記第1加工部が前記被加工物に前記第1加工を施す第1位置を基準として、前記第2加工部が前記被加工物に前記第2加工を施す第2位置、及び、前記読み取り部が前記被加工物を読み取る読み取り位置が補正される。これにより、被加工物に対する複数種類の加工部による加工位置を相互に一致させることができ、複数種類の加工が精度良く施された被加工物を得ることができる。
第1実施形態に係る加工装置の構成例を概略的に示す斜視図 第1実施形態に係る加工装置の構成例を概略的に示すものであって、スキャナ部が閉位置に回動されている状態例を示す縦断側面図 第1実施形態に係るスキャナ部の読取面部の内部構成例を概略的に示す縦断正面図 第1実施形態に係る加工装置の制御系の構成例を概略的に示すブロック図 第1実施形態に係る切断部の構成例を概略的に示す正面図 第1実施形態に係るプラテンの構成例を概略的に示す斜視図 第1実施形態に係る加工装置の制御例を概略的に示すフローチャート 第1実施形態に係る被加工物に対する基準標識の形成例を概略的に示すプラテンの平面図 第1実施形態に係る被加工物に対する基準切断ラインの形成例を概略的に示すプラテンの平面図 第2実施形態に係る加工装置の制御系の構成例を概略的に示すブロック図 変形例に係る被加工物に対する基準標識及び基準切断ラインの形成例を概略的に示すプラテンの平面図(その1) 変形例に係る被加工物に対する基準標識及び基準切断ラインの形成例を概略的に示すプラテンの平面図(その2)
以下、本開示の加工装置に係る複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。また、複数の実施形態において、図面中に例示するX方向を加工装置301の左右方向、Y方向を加工装置301の前後方向、Z方向を加工装置301の上下方向と定義する。Y方向は、第1方向の一例であり、本開示では、被加工物を保持する保持部材が搬送される搬送方向に対応する。X方向は、第1方向と直交する第2方向の一例であり、本開示では、被加工物を加工する加工部の移動方向に対応する。Z方向は、第1方向及び第2方向と直交する第3方向の一例である。
(第1実施形態)
図1に例示する加工装置301は、その外郭を構成する本体カバー302の内部に、加工ユニット303を備えている。本体カバー302は、加工装置301の前後方向に沿う寸法が左右方向に沿う寸法よりも若干長いほぼ矩形箱状をなしており、その前面部には、加工装置301の左右方向に沿って長尺に開口する前面開口部302aを備えている。例えば紙、フィルム、布、皮などであるシート状の被加工物Wは、保持部材の一例であるプラテン4の上面に保持される。そして、被加工物Wを保持するプラテン4は、前面開口部302aから差し込まれて加工ユニット303にセットされる。
プラテン4は、薄い長尺な矩形板状をなしており、その長手方向を加工装置301の前後方向に対応させて加工装置301にセットされる。具体的には、プラテン4は、その長手方向の一方側の端部から前面開口部302aに差し込まれて加工ユニット303にセットされる。また、プラテン4は、薄い矩形板状のプラテン本体部5と、このプラテン本体部5の短手方向の両端部においてプラテン本体部5の長手方向に沿って延びる肉厚部6と、を備えている。肉厚部6は、プラテン本体部5の上方及び下方に突出しており、その上下方向の厚さがプラテン本体部5の上下方向の厚さよりも大きくなっている。
図2に例示するように、加工ユニット303には、ユニット本体部320、搬送機構321、切断部322、印刷部323などが備えられている。図3に例示するように、ユニット本体部320は、加工装置301の前後方向に沿って延びる一対の筐体フレーム324の間にコア部材325を備えている。コア部材325は、全体としてほぼ矩形状をなしており、その左右の両端部に複数の切欠き部327を有している。ユニット本体部320は、その上部を、プラテン4が搬送される搬送経路330として構成している。即ち、ユニット本体部320の上面は、搬送経路330の底面を形成している。ユニット本体部320の上面、換言すれば、搬送経路330の底面は、加工ユニット303にセットされたプラテン4の下面に下方から対向する。
搬送機構321は、搬送部の一例であり、被加工物Wを保持するプラテン4を、加工装置301の前後方向に沿う搬送経路330において搬送するものである。図2に例示するように、ユニット本体部320の上部において、搬送機構321は、加工ユニット303の前後方向のほぼ中央部に設けられている。搬送機構321は、一対のピンチローラ340と、1つの搬送ローラ341と、を備え、これらピンチローラ340及び搬送ローラ341を加工装置301の上下方向に沿って対向させた構成となっている。
ピンチローラ340は、コア部材325の左右の両端部に設けられている切欠き部327内に設けられている。ピンチローラ340は、切欠き部327内において、搬送ローラ341に対し接離する方向、この場合、加工装置301の上下方向に沿って移動可能となるように筐体フレーム324の内面に支持されている。また、ピンチローラ340は、切欠き部327内において、例えばばねなどで構成される図示しない付勢部材により上方、つまり、搬送ローラ341に接する向きに付勢された状態で設けられている。
搬送ローラ341は、ピンチローラ340の上方において、加工装置301の左右方向、つまり、搬送経路330に直交する方向に沿って直線状に延びている。搬送ローラ341は、搬送ローラ341の軸線方向に延びている。搬送ローラ341は、図4に例示するY軸モータ341aにより回転駆動される。Y軸モータ341aは、駆動源の一例である。ここで、ピンチローラ340は、搬送経路330よりも下側に位置し、搬送ローラ341は、搬送経路330よりも上方に位置している。即ち、搬送経路330は、ピンチローラ340と搬送ローラ341との間に設けられている。搬送機構321は、加工ユニット303にセットされたプラテン4がピンチローラ340と搬送ローラ341との間に挟まれた状態において、Y軸モータ341aにより搬送ローラ341を回転させることにより、搬送経路330においてプラテン4を加工装置301の前後方向つまり搬送方向に沿って搬送する。
被加工物Wを保持するプラテン4が搬送機構321のピンチローラ340及び搬送ローラ341により挟持された状態において、肉厚部6は、プラテン4の左右方向の両端部となる部位に位置している。そして、肉厚部6は、この位置において、加工装置301の上下方向に沿って突出し、且つ、加工装置301の前後方向つまり被加工物Wの搬送方向に沿って直線状に延びる。搬送機構321は、ピンチローラ340及び搬送ローラ341によりプラテン4の肉厚部6を上下方向から挟持しながら、搬送ローラ341を回転駆動することにより、プラテン4を加工装置301の前後方向に沿って搬送する。プラテン4の搬送時において、搬送ローラ341の回転力は、肉厚部6を介してプラテン4に伝達される。
切断部322は、加工部、この場合、第2加工部の一例であり、プラテン4の上面に保持されて搬送機構321により搬送経路330に沿って搬送される被加工物Wに対し、第2加工の一例である切断加工を施す。切断加工は、被加工物Wを切断する加工である。図2に例示するように、切断部322は、切断ヘッド351、切断ヘッド移動機構352を備えている。切断ヘッド移動機構352は、加工装置301の左右方向、つまり、搬送経路330に直交する方向に延びる切断部用フレーム352aにガイド軸352b及びキャリッジ352cを備えて構成されている。
ガイド軸352bは、加工装置301の左右方向、つまり、被加工物Wの搬送方向に直交する方向に沿って直線状に延びている。キャリッジ352cは、ガイド軸352bに沿って左右方向に移動可能に取り付けられている。切断ヘッド移動機構352の左右の両端部には、図5に例示する駆動プーリPa及び従動プーリPbが設けられており、これら駆動プーリPa及び従動プーリPbには、ベルトVが架け渡されている。キャリッジ352cは、このベルトVに連結されている。図4に例示する切断部用X軸モータ352mにより駆動プーリが回転駆動されると、駆動プーリPaと従動プーリPbとの間でベルトVが矢印R1方向及び矢印R2方向に回り、これに伴い、キャリッジ352cがガイド軸352bに沿って左右方向に移動する。
切断ヘッド351は、キャリッジ352cに着脱可能に取り付けられる。そのため、切断ヘッド351は、キャリッジ352cとともに左右方向に移動する。また、キャリッジ352cには、切断ヘッド351を上下方向に移動させる図示しない上下方向移動機構が設けられている。詳しい図示は省略するが、上下方向移動機構は、切断ヘッド351のホルダに上下方向に設けられている噛合ラック部、この噛合ラック部に噛合する噛合ギア、この噛合ギアを回転駆動する図4に例示する切断部用Z軸モータ351bなどを備えて構成されている。切断ヘッド351が上下方向に移動することにより、切断ヘッド351の先端部に設けられている図示しないカッタが上下方向に移動する。これにより、切断ヘッド351は、プラテン4に保持されている被加工物Wに切断加工を施す。
印刷部323は、加工部、この場合、第1加工部の一例であり、プラテン4の上面に保持されて搬送機構321により搬送経路330に沿って搬送される被加工物Wに対し、第1加工の一例である印刷加工を施す。印刷加工は、印刷により被加工物Wに画像を形成する加工である。印刷加工には、印画のほか、印字なども含まれる。印刷部323は、印刷ヘッド361、印刷ヘッド移動機構362を備えている。印刷ヘッド移動機構362は、ガイドレール362a、キャリッジ362bを備えている。
ガイドレール362aは、加工装置301の左右方向、つまり、被加工物Wの搬送方向に直交する方向に沿って直線状に延びている。キャリッジ362bは、ガイドレール362aに沿って左右方向に移動可能に取り付けられている。印刷ヘッド移動機構362の左右の両端部には、図示しない駆動プーリ及び従動プーリが設けられており、これら駆動プーリ及び従動プーリには図示しないベルトが架け渡されている。キャリッジ362bは、このベルトに連結されている。図4に例示する印刷部用X軸モータ362fにより駆動プーリが回転駆動されると、駆動プーリと従動プーリとの間でベルトが回り、これに伴い、キャリッジ362bがガイドレール362aに沿って左右方向に移動する。
印刷ヘッド361は、キャリッジ362bに着脱可能に取り付けられる。そのため、印刷ヘッド361は、キャリッジ362bとともに左右方向に移動する。印刷ヘッド361は、プラテン4に保持されている被加工物Wに上方からインクを噴射することにより、被加工物Wに印刷加工を施す。以上の通り、本実施形態の印刷部323は、印刷ヘッド361を左右方向に移動させることにより被加工物Wに画像を形成する印刷部、いわゆるシリアルヘッド型の印刷部となっている。
また、加工装置301は、さらにスキャナ部380を備えている。スキャナ部380は、読み取り部の一例であり、例えば密着型イメージセンサ、いわゆる「CIS(Contact Image Sensor)」である。スキャナ部380は、加工装置301の左右方向、つまり、被加工物Wの搬送方向に直交する方向に沿って直線状に配列された複数の読取素子を備えるセンサ、いわゆるラインセンサとなっている。
ユニット本体部320の上部において、スキャナ部380の一部、特に読取面部382は、搬送機構321よりも前方に設けられている。そして、切断部322は、スキャナ部380よりも前方に設けられている。また、ユニット本体部320の上部において、印刷部323は、搬送機構321よりも後側に設けられている。即ち、ユニット本体部320の上方において、搬送機構321及びスキャナ部380の読取面部382は、加工装置301の前後方向つまり被加工物Wの搬送方向において、切断部322と印刷部323との間に位置している。また、ユニット本体部320の上方において、切断部322、スキャナ部380の読取面部382、搬送機構321、印刷部323は、前方から順に加工装置301の前後方向つまり被加工物Wの搬送方向に沿って配列されている。
スキャナ部380は、搬送経路330の上方において、加工装置301の前後方向に沿って延びる一対の支持部385に回動可能に支持されている。即ち、スキャナ部380は、その本体部381の回動軸381cが支持部385の支持孔385aに回動可能、且つ、移動可能に支持されており、これにより、搬送経路330の底面に対し、回動軸381cを中心に回動可能に設けられている。また、支持部385の支持孔385aは、加工装置301の前後方向に沿って直線状に延びている。そのため、スキャナ部380は、搬送経路330の底面に対し、被加工物Wの搬送方向である前後方向に沿った方向に移動可能に設けられている。
また、支持部385は、印刷部323、特に、印刷ヘッド361の鉛直方向上方側に設けられている。そのため、図2に例示する閉位置にスキャナ部380が回動された状態において、当該スキャナ部380の一部、少なくとも回動軸381cを有する本体部381は、印刷部323の上方に位置し、当該印刷部323を上方から覆う蓋として機能する。そして、このように印刷部323の蓋としても機能する本体部381は、スキャナ部380に一体に設けられている。
そして、加工装置301は、図2に例示する閉位置に回動されたスキャナ部380の本体部381の上方に、さらに本体蓋400を備えている。本体蓋400は、第2蓋の一例であり、本体カバー302の上面に設けられているほぼ矩形状の上面開口部302bの後端に回動可能に支持されている。本体蓋400は、上面開口部302bの開口形状に対応するほぼ矩形状をなしている。そして、この本体蓋400は、加工装置301の前方から後方に向かって開き、且つ、加工装置301の後方から前方に向かって閉じる方向に回動するようになっている。一方、スキャナ部380も、加工装置301の前方から後方に向かって開き、且つ、加工装置301の後方から前方に向かって閉じる方向に回動するようになっている。即ち、本体蓋400の回動方向は、スキャナ部380の回動方向と同じとなっている。
スキャナ部380の読取面部382は、その先端部に読取面382aを備えている。スキャナ部380は、プラテン4の上面に保持されて搬送機構321により搬送経路330に沿って搬送される被加工物Wを読取面382aにより読み取り、被加工物Wの画像を取得する。図2に例示する閉位置に回動された状態では、スキャナ部380の読取面382aは、搬送経路330の底面に最も近接するとともに、搬送経路330に対しほぼ或いは完全に平行な状態となる。
また、スキャナ部380が閉位置に回動された状態において、読取面部382の先端部、つまり、読取面382aは、切断部322よりも搬送経路330の一端側である後端側に位置する。即ち、閉位置における読取面382aの移動位置は、切断部322よりも搬送経路330の後端側に設けられている。また、スキャナ部380が開位置に回動された状態において、読取面部382の先端部、つまり、読取面382aは、閉位置における読取面382aの移動位置よりもさらに搬送経路330の一端側である後端側に位置する。即ち、開位置における読取面382aの移動位置は、閉位置における読取面382aの移動位置よりもさらに搬送経路330の後端側に設けられている。
そして、加工装置301は、スキャナ部380が開位置から閉位置に回動する過程において、読取面部382の先端部、つまり、読取面382aと切断部用フレーム352aとが相互に重畳しないように設計されている。即ち、スキャナ部380の回動軌跡は、当該スキャナ部380が開位置から閉位置に回動する過程において読取面382aが切断部用フレーム352aに当接しない回動軌跡となっている。
加工装置301は、このような回動軌跡が実現されるよう、切断部用フレーム352a及びスキャナ部380の大きさ、形状、位置関係、スキャナ部380を支持する支持部381の大きさ、形状、位置関係、スキャナ部380の移動及び回動をガイドする図示しないガイド溝の大きさ、形状、位置関係などが設計されている。なお、ガイド溝は、例えば本体カバー302の左右の内側面に設けられており、スキャナ部380の側部に設けられている図示しないガイド突起が移動可能に嵌め込まれている。このガイド溝に沿ってガイド突起の移動が案内されることにより、スキャナ部380の移動軌跡及び回動軌跡を所定の軌跡、つまり、読取面382aが切断部用フレーム352aに当接しない回動軌跡となるように規制することができる。
また、切断部用フレーム352aの上部には、搬送経路330の一端側である後端側に突出する突出部352dが設けられている。この突出部352dの内部には、切断部322を制御するためのセンサ系統や電源系統などの各種の構成要素が収容されている。そして、閉位置に回動したスキャナ部380の一部、この場合、読取面382aを有する読取面部382は、鉛直方向において突出部352dの下方に位置する。換言すれば、加工装置301を上方から見た平面視において、閉位置に回動したスキャナ部380の一部である少なくとも読取面部382は、突出部352dの下方に重畳して隠れた状態となる。
また、図3に例示するように、スキャナ部380は、左右の両側部に付勢部510を備えている。付勢部510は、閉位置に回動されたスキャナ部380の読取面部382の左右の両側部において、読取面382aよりも鉛直方向上側に設けられている。付勢部510は、付勢ピン511、付勢ばね512を備えている。付勢ピン511は、左右方向に延びる長尺なピンであり、その先端部は滑らかに丸まっている。付勢ピン511は、その先端部を左右方向の外側に向けた状態で備えられている。付勢ばね512は、読取面部382の内部において上下方向に延びる奥壁513と付勢ピン511の基端部との間に備えられており、付勢ピン511を左右方向の外側に付勢している。スキャナ部380が閉位置に回動された状態において、付勢部510の付勢ピン511は、付勢ばね512の付勢力によって左右方向の外側に付勢され、その先端部が、筐体フレーム324に設けられている位置決め用孔に嵌め込まれる。
また、図2に例示するように、加工装置301は、検出スイッチ500を備えている。検出スイッチ500は、搬送経路330の下方に設けられている。検出スイッチ500は、検出ピン501を備えている。検出ピン501は、検出スイッチ500の上面から上方に突出しているとともに、被加工物Wを保持するプラテン4の搬送方向である第1方向に沿って回動可能に設けられている。
一方、図6に例示するように、プラテン4の下面には、当該プラテン4の長手方向に延びる複数のリブが設けられており、そのうち、プラテン4の短手方向のほぼ中央部に位置するリブ4aは、検出スイッチ500を作動させるための被検出部の一例として機能する。即ち、プラテン4の搬送に伴いリブ4aの一方側の端部4b、この場合、搬送経路330に挿入された状態で加工装置301の後側となる端部4bが検出ピン501に当接して当該検出ピン501を回動させると、検出スイッチ500がオフ状態からオン状態に切り換わる。これにより、制御回路390は、プラテン4が搬送経路330内において、搬送方向における原点位置G1まで搬送されたことを認識する。
また、リブ4aの他方側の端部4c、この場合、搬送経路330に挿入された状態で加工装置301の前側となる端部4cには切欠4dが設けられている。この切欠4dは、加工装置301の後側となる部分がプラテン4の搬送方向に対して傾斜する傾斜部4d1となっており、加工装置301の前側となる部分がプラテン4の搬送方向に対して垂直となる垂直部4d2となっている。プラテン4が搬送経路330内において加工装置301の後側に向かって搬送されて、検出ピン501の上方に切欠4dが位置する状態になると、検出ピン501が切欠4dに嵌り込むように回動し、これにより、検出スイッチ500がオン状態からオフ状態に切り換わる。その後、さらにプラテン4が加工装置301の後側に搬送されることにより、検出ピン501が切欠4dの垂直部4d2に当接する。これにより、検出ピン501が再び回動して、検出スイッチ500がオフ状態からオン状態に切り換わる。これにより、制御回路390は、プラテン4が搬送経路330内において、最奥位置まで搬送されたことを認識する。即ち、制御回路390は、プラテン4が搬送経路330において搬送される過程において、検出スイッチ500が2回目のオン状態に切り換わることに基づき、プラテン4が搬送経路330の最奥位置まで搬送されたことを検知する。以上の通り、加工装置301は、検出スイッチ500のオン/オフの切り替え状態に基づいて、プラテン4が搬送方向における原点位置G1まで搬送されたこと、及び、プラテン4が搬送方向における最奥位置まで搬送されたことを検出できるように構成されている。
また、図2に例示するように、加工装置301の内部には、制御回路390が設けられている。この場合、制御回路390は、印刷部323の後部の上方に位置して備えられている。図4に例示するように、この制御回路390は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、加工装置301の動作全般を制御する。制御回路390には、ROM391、RAM392、外部メモリ393、検出スイッチ500などが接続されている。ROM391には、被加工物Wに対する加工動作を制御するための加工制御プログラムなどが記憶されている。RAM392には、各種の処理に必要なデータやプログラムが一時的に記憶される。外部メモリ393には、被加工物Wに印刷加工及び切断加工を施すための加工データが記憶されている。
また、制御回路390には、例えばフルカラー液晶ディスプレイにより構成されるディスプレイ394が接続されている。ディスプレイ394は、例えば、本体カバー302の前面に設けられている。また、制御回路390には、各種の操作部395が接続されている。操作部395には、ユーザにより操作される各種の操作スイッチが設けられている。また、操作部395には、詳しくは後述する補正処理を実行するための補正処理実行ボタンが設けられている。
また、制御回路390には、Y軸モータ341a、切断部用X軸モータ352m、切断部用Z軸モータ351b、印刷部用X軸モータ362fをそれぞれ駆動する駆動回路390a,390b,390c,390dが接続されている。制御回路390は、加工制御プログラムや各種の入力データなどに従って、Y軸モータ341a、切断部用X軸モータ352m、切断部用Z軸モータ351b、印刷部用X軸モータ362fなどの駆動源を制御することにより、プラテン4の搬送や、プラテン4上の被加工物Wに対する加工動作、この場合、印刷動作及び切断動作を自動的に実行する。
また、制御回路390は、制御プログラムを実行することにより、補正処理実行部600をソフトウェアにより仮想的に実現する。なお、補正処理実行部600は、ハードウェアにより構成してもよいし、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより構成してもよい。
補正処理実行部600は、補正処理を実行することにより、印刷部323が被加工物Wに対し印刷加工を施す印刷実施位置を基準として、切断部322が被加工物Wに対し切断加工を施すカット実施位置、及び、スキャナ部380が被加工物Wを読み取るスキャン実施位置を補正する機能を有する。ここで、印刷実施位置は、第1位置の一例であり、カット実施位置は、第2位置の一例であり、スキャン実施位置は、読み取り位置の一例である。
本開示に係る加工装置301は、上述した通り、単体の装置301に複数種類の加工部322,323を備えている構成である。このような構成においては、複数種類の加工部322,323がそれぞれ被加工物Wに対し加工を施す加工位置に相対的なずれが生じていると、被加工物Wに対するそれぞれの加工位置を一致させることができず、複数種類の加工が精度良く施された被加工物Wを得ることができない。そこで、本開示に係る加工装置301は、補正処理実行部600による補正処理によって複数種類の加工による加工位置の相対的なずれを是正することが可能に構成されている。次に、このような補正処理の一例について説明する。
即ち、図7に例示するように、制御回路390は、搬送経路330にセットされたプラテン4の搬送を開始して、当該プラテン4が搬送方向における原点位置G1まで搬送されたことを検出すると、そのままプラテン4の搬送を継続して、当該プラテン4を印刷実施位置まで移動させる(S1)。印刷実施位置は、印刷部323が被加工物Wに対し第1加工を施す第1位置の一例である。本開示では、印刷実施位置は、印刷部323の下方の位置に設定されており、制御回路390は、例えば、プラテン4が搬送方向における原点位置G1まで搬送されたことを検出してからにおけるY軸モータ341aの駆動量に基づいて、プラテン4が印刷実施位置まで移動されたことを認識することが可能である。
制御回路390は、プラテン4を印刷実施位置まで移動させると、印刷部323により、プラテン4に保持されている被加工物Wに対し基準標識Pを印刷する(S2)。そして、制御回路390は、被加工物Wに対する基準標識Pの印刷を完了すると、プラテン4をスキャン実施位置まで移動させる(S3)。スキャン実施位置は、スキャナ部380が被加工物Wを読み取る読み取り位置の一例である。本開示では、スキャン実施位置は、スキャナ部380の読取面部382の下方の位置に設定されており、制御回路390は、例えば、印刷実施位置からスキャン実施位置に向かってプラテン4の搬送を開始してからにおけるY軸モータ341aの駆動量に基づいて、プラテン4がスキャン実施位置まで移動されたことを認識することが可能である。
制御回路390は、プラテン4をスキャン実施位置まで移動させると、スキャナ部380により、プラテン4に保持されている被加工物Wをスキャンする(S4)。そして、制御回路390は、被加工物Wのスキャンを完了すると、得られたスキャン画像に基づいてスキャン実施位置を補正する(S5)。このスキャン実施位置の補正の詳細は後述する。
制御回路390は、スキャン実施位置の補正を完了すると、プラテン4をカット実施位置まで移動させる(S6)。カット実施位置は、切断部322が被加工物Wに第2加工を施す第2位置の一例である。本開示では、カット実施位置は、切断部322の下方の位置に設定されており、制御回路390は、例えば、スキャン実施位置からカット実施位置に向かってプラテン4の搬送を開始してからにおけるY軸モータ341aの駆動量に基づいて、プラテン4がカット実施位置まで移動されたことを認識することが可能である。
制御回路390は、プラテン4をカット実施位置まで移動させると、切断部322により、プラテン4に保持されている被加工物Wに対し切断加工を施す(S7)。このとき、制御回路390は、切断部322により、被加工物Wに基準切断ラインLを形成する。そして、制御回路390は、被加工物Wに対する切断加工を完了すると、プラテン4をスキャン実施位置まで移動させる(S8)。制御回路390は、例えば、カット実施位置からスキャン実施位置に向かってプラテン4の搬送を開始してからにおけるY軸モータ341aの駆動量に基づいて、プラテン4がスキャン実施位置まで移動されたことを認識することが可能である。
制御回路390は、プラテン4をスキャン実施位置まで移動させると、スキャナ部380により、プラテン4に保持されている被加工物Wをスキャンする(S9)。そして、制御回路390は、被加工物Wのスキャンを完了すると、得られたスキャン画像に基づいてカット実施位置を補正する(S10)。このカット実施位置の補正の詳細は後述する。
次に、上述した補正処理の一例について、プラテン4に保持されている被加工物Wを示す図面を参照しながら、より具体的に説明する。即ち、図8に例示するように、加工装置301は、プラテン4を搬送方向における原点位置G1から印刷実施位置まで移動させると、プラテン4に保持されている被加工物Wに対し基準標識Pを印刷する。本開示では、加工装置301は、複数、この場合、4つの基準標識P1,P2,P3,P4を被加工物Wに形成する。基準標識P1,P2,P3,P4は、何れも、複数、この場合、5つのドット状の模様からなる。
複数の基準標識P1,P2,P3,P4のうち、被加工物Wの先端部に形成される基準標識P1は、プラテン4の搬送方向における原点位置G1から加工装置301の前方に向かって所定距離D1、この場合、例えば127.75mmの位置に形成される。また、被加工物Wの後端部に形成される基準標識P2は、プラテン4の搬送方向における原点位置G1から加工装置301の前方に向かって所定距離D2、この場合、例えば327.75mmの位置に形成される。
また、被加工物Wの左右の両端部に形成される基準標識P3,P4は、それぞれ印刷部323の印刷ヘッド361の原点位置G2から加工装置301の右方に向かって所定距離D3,D4の位置に形成される。具体的には、基準標識P3は、印刷ヘッド361の原点位置G2から加工装置301の右方に向かって所定距離D3、例えば90mmの位置に形成され、基準標識P4は、印刷ヘッド361の原点位置G2から加工装置301の右方に向かって所定距離D4、例えば373mmの位置に形成されている。
なお、印刷部323の印刷ヘッド361の原点位置G2は、加工装置301の左右方向における印刷ヘッド361の移動可能範囲のうち最も左側の位置であり、印刷部323の印刷処理の開始に先立ち、印刷ヘッド361を筐体フレーム324などに当接させる位置である。また、印刷部323の印刷ヘッド361の原点位置G2は、加工装置301の左右方向における印刷ヘッド361の移動可能範囲のうち最も右側の位置を設定してもよい。
加工装置301は、被加工物Wに対する基準標識Pの印刷を完了すると、プラテン4をスキャン実施位置まで移動させて、プラテン4に保持されている被加工物Wをスキャンする。そして、加工装置301は、得られたスキャン画像に基づいて、複数の基準標識P1,P2,P3,P4の重心位置をそれぞれ算出する。即ち、加工装置301は、基準標識P1を構成する複数のドット状の模様のスキャン画像における座標位置の平均値を算出し、その算出した平均値を基準標識P1の重心位置として特定する。そして、加工装置301は、スキャン画像に基づき特定した基準標識P1の重心位置と、予め記憶されている印刷データにより特定される基準標識P1の重心位置とを比較し、両者のずれを特定する。そして、加工装置301は、特定したずれに基づいて、スキャン実施位置を補正する。
即ち、加工装置301は、スキャン画像に基づき特定した基準標識P1の重心位置と印刷データに基づき特定される基準標識P1の重心位置とが一致するように、スキャナ部380の各種の設定パラメータ、例えば、予め設定されているスキャン可能範囲内において実際に被加工物Wをスキャンする位置、スキャン動作により得られるスキャン画像を制御回路390に出力する際にスキャン画像にかける倍率などのパラメータを適宜補正する。また、加工装置301は、その他の基準標識P2,P3,P4についても、基準標識P1の場合と同様に重心位置を特定し、印刷データにより特定される基準標識P2,P3,P4の重心位置との比較結果に基づいて、スキャン実施位置、換言すれば、各種の設定パラメータによって規定されるスキャンの実施条件を補正する。
これにより、スキャン実施位置の補正後においては、印刷データに基づき被加工物Wに実際に形成される基準標識Pの位置つまり被加工物W上における実際の基準標識Pの座標位置と、被加工物Wをスキャンすることにより得られるスキャン画像において基準標識Pが形成されている位置つまりスキャン画像上における基準標識Pの座標位置とが一致するようになる。
そして、加工装置301は、スキャン実施位置の補正を完了すると、図9に例示するように、プラテン4に保持されている被加工物Wを切断することによって、当該被加工物Wに基準切断ラインLを形成する。本開示では、加工装置301は、被加工物Wに対し複数、この場合、3つの基準切断ラインL1,L3,L4を形成する。このうち、被加工物Wの先端部に形成される基準切断ラインL1は、プラテン4の搬送方向における原点位置G1から加工装置301の前方に向かって所定距離d1、この場合、例えば125.75mmの位置に形成される。
また、被加工物Wの左右の両端部に形成される基準切断ラインL3,L4は、それぞれ印刷部323の印刷ヘッド361の原点位置G2から加工装置301の右方に向かって所定距離d3,d4の位置に形成される。具体的には、基準切断ラインL2は、印刷ヘッド361の原点位置G2から加工装置301の右方に向かって所定距離d3、例えば88mmの位置に形成され、基準切断ラインL3は、印刷ヘッド361の原点位置G2から加工装置301の右方に向かって所定距離d4、例えば375mmの位置に形成されている。
このような位置に形成される基準切断ラインL1,L3,L4は、上述した基準標識P1,P3,P4から僅かに離間し、且つ、基準標識P1,P3,P4に沿うようにして設けられた切断線となる。
加工装置301は、被加工物Wに対する基準切断ラインLの形成を完了すると、プラテン4をスキャン実施位置まで移動させて、プラテン4に保持されている被加工物Wをスキャンする。そして、加工装置301は、得られたスキャン画像に基づいて、複数の基準切断ラインL1,L3,L4の重心位置をそれぞれ算出する。この場合、基準切断ラインL1,L3,L4の中央位置の座標をそれぞれ求めることにより、基準切断ラインL1,L3,L4の重心位置をそれぞれ特定することが可能である。そして、加工装置301は、スキャン画像に基づき特定した基準切断ラインL1の重心位置と、予め記憶されている切断データにより特定される基準切断ラインL1の重心位置とを比較し、両者のずれを特定する。そして、加工装置301は、特定したずれに基づいて、カット実施位置を補正する。
即ち、加工装置301は、スキャン画像に基づき特定した基準切断ラインL1の重心位置と切断データに基づき特定される基準切断ラインL1の重心位置とが一致するように、切断部322の各種の設定パラメータ、例えば、予め設定されている切断可能範囲内において実際に被加工物Wを切断する位置、切断データに基づいて被加工物Wに切断形状を形成する際に切断データが規定する切断形状にかける倍率などのパラメータを適宜補正する。また、加工装置301は、その他の基準切断ラインL3,L4についても、基準切断ラインL1の場合と同様に重心位置を特定し、切断データにより特定される基準切断ラインL3,L4の重心位置との比較結果に基づいて、カット実施位置、換言すれば、各種のパラメータによって規定される切断加工の実施条件を補正する。
これにより、カット実施位置の補正後においては、切断データに基づき被加工物Wに実際に形成される基準切断ラインLの位置つまり被加工物W上における基準切断ラインLの座標位置と、被加工物Wをスキャンすることにより得られるスキャン画像において基準切断ラインLが形成されている位置つまりスキャン画像上における基準切断ラインLの座標位置とが一致するようになる。
本開示に係る加工装置301によれば、被加工物Wに切断加工を施す切断部322、及び、被加工物Wに印刷加工を施す印刷部323を備える構成、つまり、複数種類の加工部322,323を備える構成において、制御回路390は、補正処理により、印刷実施位置を基準として、スキャン実施位置を補正し、その補正後のスキャン実施位置との比較に基づき、カット実施位置を補正するようにした。即ち、加工装置301は、印刷実施位置を基準として、スキャン実施位置の補正を経由してカット実施位置を補正するようにした。この構成によれば、被加工物Wに対する複数種類の加工部322,323による加工位置を相互に一致させることができ、複数種類の加工が精度良く施された被加工物Wを得ることができる。即ち、印刷加工が施された被加工物Wを、その印刷内容に沿って精度良く切断することができる。
また、切断加工は、印刷加工に比べて被加工物Wに物理的な衝撃が与えられやすく、切断加工中に被加工物Wが振動などしやすい。また、この種の加工装置301においては、切断加工時におけるプラテン4の移動速度は、印刷加工時におけるプラテン4の移動速度よりも速く設定されている。このような事情から、一般的には、切断加工の加工精度は、印刷加工の加工精度よりも低くなるおそれがある。
本開示に係る加工装置301によれば、より加工精度が高い印刷加工の印刷実施位置を基準として、切断加工のカット実施位置を補正するようにしたので、複数種類の加工部322,323による加工位置を、より加工精度の高い基準位置に基づいて補正することができる。
また、制御回路390は、カット実施位置を補正する前にスキャン実施位置を補正する。これにより、印刷実施位置に基づき補正したスキャン実施位置を基準としてカット実施位置を補正することができ、カット実施位置を一層精度良く補正することができる。なお、制御回路390は、スキャン実施位置を補正する前にカット実施位置を補正するように構成してもよい。この構成によっても、加工精度の高い印刷実施位置を基準としてカット実施位置を補正することができ、複数種類の加工部322,323による加工位置を精度良く一致させることができる。
また、制御回路390は、被加工物Wに形成された基準標識Pを基準として、カット実施位置及びスキャン実施位置を補正する。このような具体的な基準標識Pを基準としてカット実施位置及びスキャン実施位置を補正することにより、複数種類の加工部322,323による加工位置を一層精度良く一致させることができる。
また、制御回路390は、スキャン実施位置の補正つまり位置補正だけでなく、スキャナ部380が被加工物Wを読み取る際の読み取り倍率も補正可能に構成することで、スキャン実施位置の補正を一層精度良く行うことができる。このとき、制御回路390は、プラテン4の搬送方向である第1方向における補正量と、切断部322の切断ヘッド351及び印刷部323の印刷ヘッド361の移動方向である第2方向における補正量とを、それぞれ別個に独立して補正するように構成するとよい。これにより、スキャン実施位置の補正を一層精度良く行うことができる。
また、制御回路390は、カット実施位置の補正つまり位置補正だけでなく、切断部322が被加工物Wに切断加工を施す際における切断ヘッド351の移動量を補正可能に構成することで、カット実施位置の補正を一層精度良く行うことができる。
図5に例示するように、特に、切断部322の切断ヘッド351の往復移動は、第2方向である左右方向の一端側R1に移動する場合における誤差の大きさと、他端側R2に移動する場合における誤差の大きさが異なる傾向が認められる。これは、例えば、一端側R1に切断ヘッド351が移動する場合では、切断部用X軸モータ352mと切断ヘッド351との距離が比較的長いことから、切断部用X軸モータ352mの駆動力が切断ヘッド351に伝達するまでにロスが生じやすく、従って、誤差が生じやすいと考えられる。一方、他端側R2に切断ヘッド351が移動する場合では、切断部用X軸モータ352mと切断ヘッド351との距離が比較的短いことから、切断部用X軸モータ352mの駆動力が切断ヘッド351に伝達しやすく、従って、誤差が生じにくいと考えられる。
そこで、制御回路390は、特に、切断部322によりカット実施位置を補正する場合には、切断ヘッド351が第2方向の一端側R1に移動する場合の補正内容と第2方向の他端側R2に移動する場合の補正内容とを異ならせるように構成するとよい。この構成によれば、上述したような切断ヘッド351の移動方向による誤差量の相違も考慮してカット実施位置を補正することができ、一層精度良くカット実施位置を補正することができる。
また、制御回路390は、補正処理実行部600による補正処理を複数回繰り返すように構成するとよい。これにより、仮に、1回の補正処理によるスキャン実施位置及びカット実施位置の補正が不十分であったとしても、補正処理を複数回繰り返すことにより、スキャン実施位置及びカット実施位置を適切な補正状態に近付けていくことができる。なお、補正処理実行部600による補正処理を複数回繰り返す場合には、各回の補正処理において被加工物Wに基準標識Pおよび基準切断ラインLを形成する位置を同じとしてもよいし、補正処理ごとに異ならせてもよい。
(第2実施形態)
図10に例示するように、この実施形態では、制御回路390は、制御プログラムを実行することにより、さらに補正処理推奨部700をソフトウェアにより仮想的に実現する。なお、補正処理推奨部700は、ハードウェアにより構成してもよいし、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより構成してもよい。
補正処理推奨部700は、推奨部の一例であり、補正処理実行部600による補正処理の実行を推奨するための各種の推奨処理を実行可能である。推奨処理の具体例としては、例えば、次のような処理が考えられる。
即ち、補正処理推奨部700は、加工装置301が備える図示しないエンコーダが計測するプラテン4の搬送量が所定量を越えたことを条件に報知処理を実行するように構成することができる。プラテン4の搬送量、つまり、プラテン4が搬送方向における原点位置G1から搬送方向における最奥位置まで搬送されるときにエンコーダが計測する搬送量が所定量を越える場合、例えば搬送機構321によるプラテン4の搬送に何らかの不具合、例えば、肉厚部6の上面に対する搬送ローラ341の滑りなどが発生して、プラテン4の搬送が適切に行われていない可能性が考えられる。このような場合に、報知処理に応じてユーザが補正処理の実行を加工装置301に入力することにより、その時点におけるプラテン4の搬送状況に応じて複数種類の加工部322,323による加工位置を精度良く調整することができる。
また、補正処理推奨部700は、異なるプラテン4が搬送経路330に挿入されたことを条件に報知処理を実行するように構成することができる。異なるプラテン4が搬送経路330に挿入されたか否かは、例えば、プラテン4が搬送方向における原点位置G1まで搬送されてから搬送方向における最奥位置まで搬送されるまでにおける搬送時間の変化、Y軸モータ341aの駆動量の変化などに基づいて判断することができる。また、ユーザが操作部395を介して、異なるプラテン4を挿入したことを加工装置301に入力することに応じて判断することができる。あるいは、プラテン4に貼付したシリアルNo.等のプラテン4の種類を表す情報、例えば、バーコードやQRコード(登録商標)等を読み取ることで異なるプラテン4を判断するように構成してもよい。異なるプラテン4が挿入される場合には、そのプラテン4の肉厚部6の性質、保持される被加工物Wの種類などが異なることが想定され、従って、補正処理を実行することが好ましい。そのため、異なるプラテン4が挿入される場合には、補正処理を適宜実行することにより、そのプラテン4に応じて複数種類の加工部322,323による加工位置を精度良く調整することができる。
また、補正処理推奨部700は、加工装置301の動作に何らかの異常が発生したことを条件に報知処理を実行するように構成することができる。加工装置301に発生する異常としては、例えば、プラテン4の移動が検出スイッチ500などによって検出できない場合、切断ヘッド351の移動が図示しない検出スイッチなどによって検出できない場合、印刷ヘッド361の移動が図示しない検出スイッチなどによって検出できない場合などが考えられる。加工装置301の動作に異常が発生している場合に補正処理を適宜実行することにより、加工装置301の状況に応じて複数種類の加工部322,323による加工位置を精度良く調整することができる。
報知処理は、ディスプレイ394に、例えば、「補正処理を実行してください」などといった補正処理の実行を促すためのメッセージを表示する処理である。なお、加工装置301が音声スピーカを備えている場合には、その音声スピーカを介してメッセージを音声により出力するようにしてもよい。
第2実施形態によれば、ユーザは、補正処理推奨部700による推奨処理によって出力されるメッセージ情報に応じて、操作部395を適宜操作することにより補正処理を実行することができる。このように、補正処理を推奨する旨の情報が報知されることにより、ユーザは、加工装置301を、複数種類の加工部322,323による加工位置のずれを是正した適切な状態に維持することができる。
なお、補正処理推奨部700は、例えば上述したような所定条件が満たされた場合に報知処理を実行するのではなく、所定条件が満たされた場合に補正処理を自動的に実行するように構成してもよい。即ち、例えば上述したような所定条件が満たされるような場合には、加工装置301としては補正処理の実行が推奨される状態であると考えられる。そのため、ユーザの操作によらず自動的に補正処理を実行するように構成すれば、ユーザの手間を不要にしつつ、加工装置301を適切な状態に維持することができる。
(その他の実施形態)
なお、本開示は、上述した複数の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な拡張、変更が可能である。
図11に例示するように、制御回路390は、基準標識P2に対応して基準切断ラインL2も形成するように構成してもよい。即ち、複数の基準標識P1〜P4の一部に対応して基準切断ラインL1,L3,L4を形成するのではなく、複数の基準標識P1〜P4の全てに対応して基準切断ラインL1〜L4を形成することにより、一層精度良く補正処理を実行することができる。また、基準切断ラインL2も形成するように構成することにより、プラテン4の搬送方向における倍率補正も可能となり、切断ヘッド351の移動量の補正をさらに精度良く行うことが可能になる。このとき、制御回路390は、プラテン4の搬送方向である第1方向における補正量と、切断部322の切断ヘッド351及び印刷部323の印刷ヘッド361の移動方向である第2方向における補正量とを、それぞれ別個に独立して補正するように構成するとよい。これにより、カット実施位置の補正を一層精度良く行うことができる。
また、図12に例示するように、制御回路390は、被加工物Wの4辺の全てに対応して複数の基準標識P1〜P4を形成するのではなく、被加工物Wの4辺の一部に対応して、例えば、基準標識P1,P3,P4を形成するように構成してもよい。即ち、被加工物Wの4辺の一部のみについて基準標識Pを形成した場合であっても、十分に精度良く補正処理を実行することが可能である。
被加工物Wにおいて、基準標識Pを形成する位置と基準切断ラインLを形成する位置とを異なるように設定してもよいし、同じになるように設定してもよい。即ち、基準標識Pに重ねて基準切断ラインLを形成することも許容される。
基準標識Pを構成するドットの形状は、円形状に限られず、例えば、楕円形、三角形、四角形、多角形、十字状、線状など、種々の形状を採用することができる。また、基準標識Pを構成するドットの数は、適宜変更して実施することができる。また、基準標識Pは、複数ではなく単独のドットで構成してもよい。また、基準切断ラインLの長さや太さなどは、適宜変更して実施することができる。また、基準切断ラインLは、直線状に限られず、例えば、波線状、円弧状など、種々の形状を採用することができる。
また、読み取り部は、例えばCISなどの密着型イメージセンサに限られるものではなく、読取素子が直線状に配列されたセンサ、いわゆるラインセンサと称されるものであれば、種々のセンサを採用することができる。
また、第2加工部は、被加工物Wに切断加工を施す切断部322に限られるものではなく、例えば、被加工物Wを押圧することにより模様などを形成するエンボス加工、被加工物Wにのりなどの粘着剤を塗布する粘着剤塗付加工、被加工物Wに孔を形成するパンチ加工、被加工物Wにレーザー光線を照射するレーザー加工、被加工物Wに温風を供給して乾燥させるドライヤー加工、被加工物Wにペンにより描画するドロー加工など、被加工物Wに画像を形成する画像形成加工以外の加工であれば、種々の加工を施すものを採用することができる。
また、第1加工部は、いわゆるシリアルヘッド型の印刷部に限られるものではなく、複数の画像形成素子が直線状に配列された印刷部、いわゆるライン型の印刷部であってもよい。また、第1加工部は、被加工物Wにインクを噴射するものに限られるものではなく、被加工物Wに画像を形成することができるものであれば、種々の加工部を採用することができる。
301:加工装置、321:搬送機構(搬送部)、322:切断部(第2加工部)、323:印刷部(第1加工部)、330:搬送経路、351:切断ヘッド(加工ヘッド)、380:スキャナ部(読み取り部)、600:補正処理実行部、700:補正処理推奨部(推奨部)、W:被加工物

Claims (8)

  1. 被加工物を加工する加工装置であって、
    前記被加工物を第1方向である搬送方向に延びる搬送経路に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送部により前記搬送経路に沿って搬送される前記被加工物に第1加工を施す第1加工部と、
    前記搬送部により前記搬送経路に沿って搬送される前記被加工物に前記第1加工とは異なる第2加工を施す第2加工部と、
    前記搬送部により前記搬送経路に沿って搬送される前記被加工物を読み取る読み取り部と、
    を備え、
    前記第1加工部、前記第2加工部、前記読み取り部は、前記第1方向に沿って配列されており、
    前記第1加工部が前記被加工物に前記第1加工を施す第1位置を基準として、前記第2加工部が前記被加工物に前記第2加工を施す第2位置、及び、前記読み取り部が前記被加工物を読み取る読み取り位置を補正する補正処理を実行する補正処理実行部を備えることを特徴とする加工装置。
  2. 前記補正処理実行部は、前記第2位置を補正する前に前記読み取り位置を補正することを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記補正処理実行部は、前記読み取り位置を補正する前に前記第2位置を補正することを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  4. 前記第1加工部は、前記被加工物に基準標識を形成し、
    前記補正処理実行部は、前記被加工物に形成された前記基準標識を基準として、前記第2位置及び前記読み取り位置を補正することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の加工装置。
  5. 前記第2加工部は、前記被加工物に前記第2加工を施す加工ヘッドを有し、前記加工ヘッドを前記第1方向に直交する第2方向に沿って往復動させるものであり、
    前記補正処理実行部は、前記第2位置を補正する際に、前記加工ヘッドが前記第2方向の一端側に移動する場合の補正内容と前記第2方向の他端側に移動する場合の補正内容とを異ならせることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の加工装置。
  6. 前記補正処理実行部は、前記補正処理において、前記読み取り部が前記被加工物を読み取る際の読み取り倍率、及び、前記第2加工部が前記被加工物に前記第2加工を施す際における前記加工ヘッドの移動量を補正可能であることを特徴とする請求項5に記載の加工装置。
  7. 前記補正処理実行部は、前記補正処理を複数回繰り返すことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の加工装置。
  8. 前記補正処理実行部による前記補正処理の実行を推奨する推奨部をさらに備えることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の加工装置。
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