JP2019202633A - 蓄電装置、その制御方法、および移動体制御システム - Google Patents

蓄電装置、その制御方法、および移動体制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】移動体に異常が生じた時に、安全性を確保するために、その位置を迅速に特定できる蓄電装置、その制御方法、および移動体制御システムを提供する。【解決手段】蓄電装置100は、電気を動力源として移動する移動体に搭載される蓄電装置であって、蓄電池102と、蓄電池102に蓄電した電力を移動体10に供給するための出力端子104と、移動体10の異常を検出する異常検出部106と、移動体10の異常を検知したときに、蓄電装置100の位置を特定するための信号を無線で出力する発信部108と、蓄電池102、異常検出部106、発信部108を相互に固定する固定部110と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電装置、その制御方法、および移動体制御システムに関し、特に、電気を動力源として移動する移動体に搭載される蓄電装置、その制御方法、および移動体制御システムに関する。
ドローン等の飛行体である移動体は、蓄電池から供給される電力を動力源としている。蓄電池は、各特許文献にも記載されているように、機械的な衝撃により電池が部分的に破損すると、電池内部における短絡による発火などの障害の発生の可能性がある。したがって、ドローンが墜落した場合に、そのような障害の発生を防止する必要がある。
特許文献1に記載されたバッテリパックは、衝撃を検知し、加速度センサの検出値が予め定められた閾値以上の場合に、バッテリと一対の出力端子の間の電流パスを遮断して電流を遮断することで、バッテリパックを使用不可能にしている。特許文献2に記載されたリチウム電池システムも同様に電池本体又は電池利用供給に固定した加速度センサの信号を用いて機器又は電池の異常を予測診断して電池回路を遮断している。
また、移動体の事故情報を通報する装置として、特許文献3に記載された車両用事故情報自動通報装置がある。この装置は、車両の現在位置を検出する位置検出器と、電波により情報を送信する送信手段を備えており、加速度計からの検出信号を受けて加速度が所定値以上の場合に車両種別情報と、検知位置情報とを送信手段により送信している。
特開2008−91085号公報 特開平11−40205号公報 実開昭61−128789号公報
上述した特許文献1又は2に記載された装置にあっては、衝撃を検知した場合に電池回路を遮断し、機器への電気の供給をしているが、電池は充電されたままであるため、依然として電池の発火などの危険が残る。また、特許文献3に記載された装置は、車両の位置検出であるため、衝撃で車両から電池が離脱してしまった場合には、その電池の位置を検出することはできなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、移動体に異常が生じた時に、安全性を確保するために、その位置を迅速に特定できる蓄電装置、その制御方法、および移動体制御システムを提供することにある。
本発明の各側面では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第一の側面は、蓄電装置に関する。
第一の側面に係る蓄電装置は、
電気を動力源として移動する移動体に搭載される蓄電装置であって、
蓄電手段と、
前記蓄電手段に蓄電した電力を前記移動体に供給するための出力端子と、
前記移動体の異常を検出する異常検出手段と、
前記移動体の異常を検知したときに、前記蓄電装置の位置を特定するための信号を無線で出力する発信手段と、
前記蓄電手段、前記異常検出手段、前記発信手段を相互に固定する固定手段と、
を有する。
第二の側面は、少なくとも1つのコンピュータにより実行される制御方法に関する。
第二の側面に係る制御方法は、
電気を動力源として移動する移動体に搭載される蓄電装置の制御方法であって、
前記蓄電装置は、筐体に収容され、
前記蓄電装置は、蓄電池と、前記蓄電装置の位置を特定するための信号を無線で出力する発信部とを有し、
前記蓄電装置が、
前記蓄電池に蓄電した電力を前記移動体に出力端子を介して供給し、
前記移動体の異常を検知したときに、前記発信部を用いて前記信号を無線で出力する、ことを含む。
第三の側面は、移動体制御システムに関する。
第三の側面に係る移動体制御システムは、
電気を動力源として移動する移動体に搭載される蓄電装置と、
前記移動体を制御する制御装置と、を有し、
前記蓄電装置は、
蓄電手段と、
前記蓄電手段に蓄電した電力を前記移動体に供給するための出力端子と、
前記移動体に異常が発生した場合、前記蓄電装置の位置を特定するための信号を無線で出力する発信手段と、
前記蓄電手段、前記発信手段を相互に固定する固定手段と、を含み、
前記制御装置は、
前記移動体の異常を検出する異常検出手段と、
前記移動体の異常を検知したとき、前記蓄電装置に前記移動体の異常を通知する通知手段と、を含む。
なお、本発明の他の側面としては、上記第二の側面の方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、蓄電装置上で、その制御方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
上記各側面によれば、移動体に異常が生じた時に、安全性を確保するために、その位置を迅速に特定できる蓄電装置、その制御方法、および移動体制御システムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る蓄電装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の蓄電装置を含む移動体制御システムを概念的に示す図である。 本実施形態の各装置を実現するコンピュータの構成の一例を示す図である。 本実施形態の蓄電装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の制御装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の蓄電装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態の蓄電装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の蓄電装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態の蓄電装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態の制御装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の移動体制御システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の制御装置の構成を論理的に示す機能ブロック図である。 本実施形態の制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る蓄電装置100の構成を論理的に示す機能ブロック図である。蓄電装置100は、蓄電池102と、蓄電池102に蓄電した電力を移動体に供給するための出力端子104と、異常検出部106と、発信部108と、を備える。
蓄電池102は、例えば、リチウムイオン二次電池(lithium-ion rechargeable battery:Lib)である。また、蓄電池102は、ニッケル水素蓄電池(Ni-H2)、ニッケル金属水素化物電池 (Ni-MH)であってもよい。
例えば、リチウムイオン二次電池は、積層型電池であり、正極層と、固体電極層と、負極層とを積層することで構成された電池要素(不図示)を備えている。電池要素は、筐体(不図示)等に収容され、筐体の外部に、電池要素から正極端子および負極端子が引き出されている構成になっている。これらの一対の端子が出力端子104に相当する。筐体は、例えば、合成樹脂又は金属を成形して作製され、蓄電池102と、異常検出部106と、発信部108と、を固定する固定部110の一例である。
蓄電池102は、リチウムイオン二次電池の電池要素と、電池を管理するバッテリマネジメントユニット(Battery Management Unit:BMU)とともに構成される。
出力端子104を介して蓄電池102と移動体10は電気的に接続され、移動体10に出力端子104を介して蓄電池102から電気が供給される。
異常検出部106は、蓄電池102から移動体10への電力供給に異常が生じた場合に、移動体10に異常が生じていることを示す情報を出力する。異常検出部106は、蓄電装置100の蓄電池102から移動体10に供給される電気の電流値を計測する電流値取得部(不図示)を含む。電流値取得部は、本実施形態では、蓄電装置100のBMUが計測した蓄電池102から移動体10に供給される電気の電流値を取得する。他の例では、蓄電装置100から移動体10に供給された電流値を移動体10側で計測し、その計測値を蓄電装置100の電流値取得部が取得してもよい。又は、蓄電池102から移動体10に供給される電流値を計測する電流値計測器を蓄電装置100に設け、この電流値計測器の計測値を電流値取得部が取得してもよい。
なお、図1では、異常検出部106は、蓄電池102と出力端子104の間の電流値を取得しているが、出力端子104と移動体10の間の電流値を取得してもよい。そして、異常検出部106が検出する電力供給の異常には、取得された電流値が閾値未満の場合(0の場合を含む)、又は、電流値が不安定になっていることが例示される。電流値が不安定な状態とは、例えば、電流値が一定期間内に所定の範囲を超えて上下したり、予め定めた上限を超えたりする状態である。
さらに、他の例では、蓄電装置100に、衝撃センサや加速度センサ等を搭載してもよい。異常検出部106は、衝撃センサの衝撃検知出力信号を取得することで、異常を検出してもよいし、加速度センサの計測値を取得し、計測値が基準値以上の場合に異常を検出してもよい。
発信部108は、異常検出部106により移動体10の異常を検知したときに、蓄電装置100の位置を特定するための信号を無線で出力する。発信部108は、例えば、所定のビーコンを発信するビーコン発信機を含む。
ビーコン発信機の種類は様々考えられ、以下に例示されるが、これらに限定されない。
(a1)所定の周波数の電波を発信する
(a2)無線LAN(Local Area Network)のビーコンパケットを発信する
(a3)近距離無線技術(Bluetooth(登録商標) Low Energy:BLE)を用いてビーコンを発信する
上記(a2)と(a3)では、ビーコンに蓄電装置100(又は移動体10)の識別情報を含んで送信することができ、受信側で蓄電装置100を特定できる。
図2は、本実施形態の蓄電装置100が搭載され、蓄電池102に蓄電した電力が供給される移動体10と、移動体制御システム1を概念的に示す図である。移動体制御システム1は、蓄電装置100が搭載された移動体10と、移動体10を制御するコントローラ20と、を含む。
さらに、移動体制御システム1は、コントローラ20とともに移動体10を制御するパーソナルコンピュータ(図中、「PC(Personal Computer)」と示す)30を含んでもよい。コントローラ20とパーソナルコンピュータ30の少なくともいずれか一方が、移動体10を制御する制御装置200を実現する。例えばユーザが移動体10を制御する場合には、コントローラ20が制御装置200として機能する。一方、移動体10を自動操縦によって制御する場合には、パーソナルコンピュータ30が制御装置200として機能する。パーソナルコンピュータ30は、タブレット端末、スマートフォン等の携帯端末であってもよい。コントローラ20は主に移動体10の操縦機能を有しており、パーソナルコンピュータ30は主に移動体10の状態を監視および記録する機能を有している。また、コントローラ20も移動体10の状態の監視を行ってもよいし、パーソナルコンピュータ30から移動体10の操縦を行うことができてもよい。
移動体10は、車両や飛行体を含み、無人で移動するものを含む。移動体10の移動制御は、自動又は半自動運転でもよいし、コントローラ等を用いたオペレータによる遠隔操縦によるものでもよいし、これらの組み合わせでもよい。飛行体は、例えば、ドローンである。
本実施形態の蓄電装置100の異常検出部106、BMU、移動体10に内蔵された制御部、および制御装置200(コントローラ20又はパーソナルコンピュータ30)は、いずれもコンピュータによって実現される。図3は、このようなコンピュータの構成の一例を示す図である。
本実施形態のコンピュータ80は、CPU(Central Processing Unit)82、メモリ84、メモリ84にロードされたプログラム90、そのプログラム90を格納するストレージ85、I/O(Input/Output)86、およびネットワーク接続用インタフェース(通信I/F87)を備える。
CPU82、メモリ84、ストレージ85、I/O86、通信I/F87は、バス89を介して互いに接続され、CPU82により各装置全体が制御される。ただし、CPU82などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
メモリ84は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリである。ストレージ85は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、またはメモリカードなどの記憶装置である。
ストレージ85は、RAMやROMなどのメモリであってもよい。ストレージ85は、コンピュータ80の内部に設けられてもよいし、コンピュータ80がアクセス可能であれば、コンピュータ80の外部に設けられ、コンピュータ80と有線または無線で接続されてもよい。あるいは、コンピュータ80に着脱可能に設けられてもよい。
CPU82が、ストレージ85に記憶されるプログラム90をメモリ84に読み出して実行することにより、例えば、図1の蓄電装置100の各ユニットの各機能を実現することができる。
I/O86は、コンピュータ80と他の入出力装置間のデータおよび制御信号の入出力制御を行う。通信I/F87は、コンピュータ80と外部の装置との通信を行うためのネットワーク接続用インターフェースである。I/O86と通信I/F87が制御する各装置は、以下の通りである。
蓄電装置100は、図示しない、BMU、衝撃センサ、加速度センサ、およびビーコン発信機等を含む。さらに、蓄電装置100は、無線LAN(Local Area Network)通信、又は、BLE通信用のインターフェース部を含む。
コントローラ20は、図示しない、移動体10を操縦、又は蓄電装置100を操作するための操作部と、移動体10又は蓄電装置100の状態を示す情報を表示する表示部と、移動体10との無線通信や、パーソナルコンピュータ30との無線通信を行う通信部とを含む。また、コントローラ20は、音声出力するスピーカ(不図示)を含んでもよい。
操作部は、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパッド、操作レバーなどを含む。表示部は、LED(Light Emitting Diode)表示器、液晶ディスプレイ、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイなどを含む。また、操作部と表示部は、一体となったタッチパネルでもよい。
また、通信部は、無線LAN通信、所定の周波数帯域の電波を用いた無線通信、公衆回線網を用いた無線通信、およびブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信の少なくともいずれか一つの通信を行う通信用インターフェースを含んでもよい。
また、パーソナルコンピュータ30は、図示しない、表示部と、操作部と、通信部とを含む。表示部は、ランプ、LED、CRTモニタ、液晶ディスプレイなどである。操作部は、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパッド、キーボード、マウス等を含む。また、操作部と表示部は、一体となったタッチパネルでもよい。
通信部は、無線LAN通信、所定の周波数帯域の電波を用いた無線通信、公衆回線網を用いた無線通信、およびブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信の少なくともいずれか一つの通信を行う通信用インターフェースを含んでもよい。
とらに、コントローラ20又はパーソナルコンピュータ30は、蓄電装置100から発信されるビーコンを受信するビーコン受信機を含む。
図1の本実施形態の異常検出部106、BMU、移動体10に内蔵された制御部、および制御装置200各機能は、図3のコンピュータ80のハードウェアとコンピュータプログラム90の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各実施形態の蓄電装置100を示す機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。本実施形態において、蓄電装置100のコンピュータ80は、マイクロチップ等であってもよい。また、蓄電装置100のBMUに図1の異常検出部106の機能の少なくとも一部を持たせてもよい。また、本実施形態の蓄電装置100は、上記のようなコンピュータ80ではなく、電気回路を組み合わせて構成することもできる。
上記したコンピュータプログラム90の一つは、蓄電装置100を実現させるためのコンピュータ80に、移動体10の異常を検出する手順、移動体10の異常を検知したときに、発信部108を用いて蓄電装置100の位置を特定するための信号を無線で出力する手順、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラム90は、コンピュータ80で読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラム90は、記録媒体からコンピュータ80のメモリ84にロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータ80にダウンロードされ、メモリ84にロードされてもよい。
コンピュータプログラム90を記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータ80が使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータ80が読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれる。コンピュータプログラム90が、コンピュータ80上で実行されたとき、コンピュータ80に、本実施形態の蓄電装置100又は制御装置200を実現する制御方法を実行させる。
図4は、本実施形態の蓄電装置100の動作の一例を示すフローチャートである。この例では、蓄電装置100のみで移動体10の異常を検知して動作し、移動体10は異常検知に関わる動作は何もしないものとする。
蓄電装置100は、移動体10が移動している間、蓄電池102に蓄電した電力を移動体10に出力端子104を介して供給している。この状態で、蓄電装置100の異常検出部106は、移動体10に異常が生じたか否かを繰り返し監視している。そして、蓄電装置100は、異常検出部106により移動体10の異常を検知したときに(ステップS101のYES)、発信部108を用いて蓄電装置100の位置を特定するための信号を無線で出力する(ステップS103)。
具体的には、異常検出部106は、移動体10に出力端子104を介して電流が供給されているか否かを監視する。電流供給に異常が生じた場合(ステップS101のYES)、異常検出部106は、移動体10の異常を検出し、発信部108は、ビーコン発信動作を開始する(ステップS103)。
ビーコンの受信方法と、ビーコンに基づく蓄電装置100の位置の特定方法は、発信されるビーコンに応じて以下のように異なる。
上記(a1)の電波ビーコン発信の場合、移動体10のオペレータ等がビーコン受信機を用いて発信部108が発信するビーコンを受信してもよい。ビーコン受信機は、所定の周波数のビーコンの発信源が所定の範囲内に存在している場合にビーコンの受信を通知する。通知方法は、例えば、LED(Light Emitting Diode)表示器を点灯又は点滅させたり、ビープ音を出力したりする。よって、オペレータはビーコン受信機の通知を元に、蓄電装置100の位置を探索して見つけることができる。
また、制御装置200を用いてビーコンを受信する構成について、以下説明する。図5は、本実施形態の制御装置200の構成を論理的に示す機能ブロック図である。制御装置200は、受信部202と、出力部204と、を備える。
上記(a1)の電波ビーコン発信の場合、受信部202は、所定の周波数のビーコンを受信する受信機である。出力部204は、表示部(不図示)にビーコンを受信したことを示す情報を表示してもよいし、スピーカ(不図示)から音声出力してもよい。
また、出力部204は、受信したビーコンの発信源が存在する可能性のある範囲を制御装置200の位置情報から地図上に表示する機能を有してもよい。位置情報の取得方法は様々考えられるが、例えば、制御装置200は、GPS(Global Positioning System)受信機(不図示)を備え、位置情報を取得してもよい。制御装置200が公衆回線網に接続可能な携帯端末の場合は、基地局から現在位置を取得できる。そして、現在の位置情報を含む地図情報を取得し、出力部204は、表示部に地図情報とビーコン発信源の推定位置を重ねて描画して表示してもよい。
また、出力部204は、受信機が受信したビーコンの電波強度に基づいて、出力される表示又は音声やビープ音をビーコン発信源との距離が近いか遠いかを示すように制御してもよい。例えば、音声出力の場合、強弱、音高、音質、ビープ音のオンオフ速度等を変更し、ビーコン発信源との距離が近いか遠いかを示してもよいし、表示の場合、ビーコンの電波強度レベルを表示してもよい。
オペレータは、地図情報で推定されるビーコン発信源の範囲を確認し、さらに、推定範囲内で、電波強度レベルを示す表示又は音声出力を元に移動しながら、蓄電装置100を探索し、見つけることができる。
上記(a2)の無線LANのビーコン発信の場合、蓄電装置100の識別情報(例えば、UUID(Universally Unique Identifier)やSSID(Service Set Identifier))を含めてビーコンを発信する。制御装置200の受信部202は、無線LAN通信機能を有し、蓄電装置100から発信されたビーコンを受信する。制御装置200の出力部204は、蓄電装置100の識別情報を記憶部(例えば、数3のメモリ84又はストレージ85)に予め記憶しておき、受信したビーコンに含まれる識別情報に基づいて、蓄電装置100から発信されたビーコンか否かを判定する。
出力部204は、蓄電装置100から発信されたビーコンを受信したことを示す情報を表示部に表示したり、スピーカから音声出力したりしてオペレータに通知することができる。また、上記したように、制御装置200の位置情報を取得し、地図情報とビーコンの発信源の位置の推定範囲を表示部に表示してもよい。ビーコンの発信源からビーコンが届く範囲が決まっているため、蓄電装置100から発信されたビーコンであると判定された場合、ビーコンの発信位置の範囲を推定することができる。
上記(a3)のBLEを用いたビーコン発信の場合、蓄電装置100の識別情報(例えば、UUIDやSSID)を含めてビーコンを発信する。制御装置200の受信部202は、BLEに準拠した通信機能を有し、蓄電装置100から発信されたビーコンを受信する。ビーコン受信後の蓄電装置100の特定方法は、上記(a2)と同様である。
以上説明したように、本実施形態によれば、異常検出部106により移動体10の異常を検出したとき、発信部108により蓄電装置100の位置を特定するための信号を無線で出力するので、移動体10に異常が生じた時に、安全性を確保するために、その位置を迅速に特定できる。
また、本実施形態によれば、蓄電装置100のみで移動体10の異常の検知と蓄電装置100の位置を特定する信号を無線出力するので、移動体10が大破して機能しなくなった場合であっても、蓄電装置100の位置を特定できる。
また、移動体10が、上述した特許文献3に記載のような車両であれば、事故などにより、たとえ蓄電池が離脱してしまった場合であっても、車両周辺を探せば蓄電池を見つけることが可能であるし、車両は道路を走行しているため、捜索範囲は道路周辺に限定される。しかしながら、移動体10がドローン等の飛行体である場合、飛行体の墜落位置と蓄電池の落下位置は離れてしまう可能性がある。この場合、捜索範囲が広範囲にわたるため、電池の発見が困難になる。
本実施形態によれば、蓄電装置100に発信部108が内蔵されているため、移動体10が飛行体である場合でも、異常を検出した場合に蓄電装置100が自らビーコンを発信するので、蓄電装置100の位置を特定しやすい。これにより、移動体10の異常を知ることができるだけでなく、蓄電装置100を速やかに回収できる。
(第2の実施の形態)
図6は、本実施形態の蓄電装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の蓄電装置100は、異常検出部106により移動体10の異常を検出した場合に、強制放電を行う構成を有する点以外は図1の上記実施形態と同様である。
蓄電装置100は、異常検出部106により異常が検出されたとき、蓄電池102を強制放電する放電制御部120をさらに備える。
図7は、本実施形態の蓄電装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図7では、異常検出部106により移動体10の異常が検出された場合(ステップS101のYES)の後の処理手順が図4の上記実施形態とは異なる。
異常検出部106が移動体10に電流供給の異常を検知すると(ステップS101のYES)、発信部108がビーコンを動作させるとともに、放電制御部120が蓄電池102を強制放電させる(ステップS111)。強制放電の例は、例えば蓄電池102から図示しない抵抗素子に電流を流すことなどがある。
以上説明したように、本実施形態によれば、異常検出部106により移動体10の異常を検出したとき、発信部108が蓄電装置100の位置を特定するための信号を出力するとともに、放電制御部120が蓄電池102を強制放電する。これにより、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、蓄電池102を放電することができるので、蓄電装置100の充電容量を減らすことができる。したがって、蓄電池102が衝撃により移動体10から離脱してしまったような場合でも、蓄電池102の充電容量が高いまま放置される危険がなくなり、蓄電装置100を安全な状態にすることができる。
(第3の実施の形態)
図8は、本実施形態の蓄電装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の蓄電装置100は、異常検出部106により移動体10の異常を検出した場合に、蓄電池102から移動体10に供給されている電力をさらに蓄電池102から発信部108にも供給する構成を有する点以外は図1の第1実施形態と同様である。
蓄電装置100は、異常検出部106から移動体10の異常が検出されたときに出力される信号により、蓄電池102から移動体10に電力を供給するラインと、蓄電池102から発信部108に電力を供給するラインとを接続するスイッチ130を有する。スイッチ130は、異常検出部106から前記信号が入力されていない状態では、蓄電池102と出力端子104の間のラインを接続する。そして、異常検出部106から前記信号が入力されると、スイッチ130は、蓄電池102と出力端子104の間のラインを接続するとともに、蓄電池102と発信部108のラインを接続する。これにより、蓄電池102から移動体10に出力端子104を介して供給されていた電力が、蓄電池102から発信部108にも供給される。
発信部108は、蓄電池102を電力源として動作する。
また、移動体10に異常が検出された場合に、発信部108は、受信部202の残容量を用いて無線の出力を制御する。これにより、蓄電池102の充電容量が、移動体10側で自然放電されるとともに、発信部108によりさらに消費され、蓄電池102の残容量を効率よく減らすことができる。
なお、図8に示す蓄電装置100は、図6に示した放電制御部120を含んでいないが、放電制御部120を含んでいてもよい。この場合、蓄電池102の充電容量が所定値以上残っている場合に、移動体10や発信部108により消費するだけでなく、放電制御部120による放電を並行して(又は所定のサイクルで交互に)行ってもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、異常検出部106により移動体10の異常を検出した場合に、スイッチ130が蓄電池102から移動体10に供給されている電力をさらに蓄電池102から発信部108にも供給し、発信部108がビーコン動作を行う。これにより、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、移動体10に異常が発生したとき、蓄電池102の残容量を発信部108の動作で消費することができる。つまり、ビーコン発信動作をしながら同時に放電制御部120により放電して、蓄電池102の残容量も減らすことができ、蓄電池102の充電容量が高いまま放置される危険がなくなり、蓄電装置100を安全な状態にすることができる。
(第4の実施の形態)
図9は、本実施形態の蓄電装置100の論理的な構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の蓄電装置100は、外部からの指示を受信して、発信部108が動作する構成を有する以外は図8の第2実施形態と同様である。なお、本実施形態は、図1の第1実施形態又は図6の第2の実施形態と組み合わせてもよい。本実施形態において、外部とは制御装置200であり、コントローラ20又はパーソナルコンピュータ30である。
異常検出部106は、制御装置200から移動体10の異常を示す信号を受信することで、移動体10の異常を検出する。異常検出部106は、移動体10の異常を検出するとスイッチ130に信号を出力する。これにより、上記実施形態と同様に、蓄電池102から移動体10に電力を供給するとともに、蓄電池102から発信部108にも電力が供給される。発信部108は蓄電池102から供給された電力を動力源としてビーコンを発信する。
図10は、本実施形態の制御装置200の構成を論理的に示す機能ブロック図である。制御装置200は、異常検出部210と、異常通知部212と、を含む。制御装置200は、図5の受信部202および出力部204も含んでよいが、図10では図示していない。
異常検出部210は、移動体10の異常を検出する。異常検出部210は、移動体10に搭載されている衝撃センサや加速度センサの信号を受信することで、移動体10の異常を検出する。異常検出部210は、衝撃センサの衝撃検知出力信号を取得することで、異常を検出してもよいし、加速度センサの計測値を取得し、計測値が基準値以上の場合に異常を検出してもよい。
異常通知部212は、移動体10の異常を検知したとき、蓄電装置100に移動体10の異常を通知する。通知方法は、様々考えられ、以下に例示されるがこれら限定されない。
制御装置200から直接通知する方法と、移動体10経由で通知する方法を含む。
(b1)無線通信(例えば、無線LAN、又はブルートゥース等)で通知する。
(b2)ビーコンを発信して通知する。
異常通知部212からのこの通知が蓄電装置100にとっての外部からの指示となる。発信部108は、異常通知部212からの通知を受けて、信号を無線で出力する。
このように構成された本実施形態の移動体制御システム1の動作について以下説明する。図11は、本実施形態の移動体制御システム1の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、制御装置200において、異常検出部210が、例えば、移動体10の衝撃センサの信号を受信し、移動体10の異常を検出すると(ステップS201のYES)、異常通知部212は蓄電装置100に移動体10の異常を通知する(ステップS203)。
蓄電装置100において、異常検出部106が、制御装置200から移動体10の異常を示す信号を受信すると(ステップS121のYES)、スイッチ130に信号を出力する。そして、スイッチ130は、蓄電池102から移動体10に電力を供給するラインを接続するとともに、蓄電池102から発信部108に電力を供給するラインを接続する。これにより、蓄電池102から発信部108に放電され、発信部108は、蓄電池102から供給される電力を動力源としてビーコン発信動作を開始する(ステップS111)。
以上説明したように、本実施形態では、制御装置200において移動体10の異常を検出した場合に、制御装置200から蓄電装置100に移動体10の異常を通知し、蓄電装置100は、制御装置200からの通知を受けて、蓄電池102の強制放電を行うとともにビーコン発信動作を開始する。このように、本実施形態によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、蓄電装置100に移動体10の異常を検知するためのセンサ等を備えずに、移動体10の異常を検知し、蓄電池102の安全を確保する対処を適切に行うことができる。
(第5の実施の形態)
図12は、本実施形態の制御装置200の構成を論理的に示す機能ブロック図である。本実施形態では、異常検出部210による移動体10の異常判定が誤判定によるものである可能性を考慮する点以外は、図10の上記実施形態と同様である。詳細には本実施形態において、異常検出部210によって異常が生じていると判定された場合、制御装置200は、蓄電装置100から移動体10への電力供給又は移動体10の消費電流等の状態情報を確認し、これらが正常であれば、異常検出部210よる判定は誤判定である判断し、その後、移動体10の飛行復帰を試みる。
制御装置200は、図10の上記実施形態の構成に加え、さらに、取得部220と、状態判定部222と、報知部224と、移動体操作部226と、復帰判定部228と、を備える。
取得部220は、蓄電装置100のBMUから蓄電池102又は移動体10の状態を示す情報を取得する。制御装置200が移動体10の制御のために移動体10又は蓄電装置100のBMUの情報を取得している場合、取得部220は、その情報の中から必要な情報を取得してもよい。本実施形態では、取得する情報は、蓄電装置100から移動体10に供給される電流値又は移動体10の消費電流値等である。
状態判定部222は、異常検出部210により移動体10の異常を検知したとき、蓄電装置100から供給される電流値又は移動体10の消費電流値が基準値を超えているか否かを判定する。ここで、基準値とは、移動体10を正常に動作させるのに必要な電流値であり、あらかじめ設定されている。取得部220により取得された電流値が基準値を超えていない場合、移動体10を正常に動作させることができない。取得部220により取得された電流値が基準値を超えている場合は、誤判定である可能性があるため、移動体10を復帰させることができる可能性が残っていることを示す。
報知部224は、異常検出部210が移動体10の異常を検知したとき、異常を報知し、移動体10の飛行復帰をオペレータに促す。報知部224は、例えば、移動体10に異常が発生したことを示す情報と移動体10の飛行復帰をオペレータに促すメッセージを制御装置200の表示部に表示したり、スピーカから音声出力したりする。
移動体操作部226は、オペレータによる移動体10の飛行復帰の操作を受け付ける。オペレータは、報知部224により移動体10の異常発生を知るとともに、移動体10飛行復帰の操作を操作部(例えば、操作スイッチ等(不図示))を用いて行う。
復帰判定部228は、移動体10の飛行復帰ができたか否かを判定する。例えば、移動体10の飛行状態を示す情報を元に判定する。移動体10の飛行状態を示す情報は、加速度センサの値、高度計の値、飛行速度計の値、飛行モータの駆動電流値、プロペラの回転数等である。制御装置200は、移動体10の飛行状態を示す情報は常に取得しており、復帰判定部228は、その情報の中から必要な情報を取得することができる。
移動体10が飛行復帰できない判定する基準は、加速度センサの値が所定値以下の場合、高度計の値が所定値以下の場合、飛行速度計の値が所定値以下の場合、駆動電流値が所定値以下の場合、回転数が所定値以下の場合等である。
図13は、本実施形態の制御装置200の動作の一例を示すフローチャートである。
図13の処理手順は、図11の制御装置200の処理手順(ステップS201とステップS203)に加え、さらに、移動体10の復帰操作を試みるための処理手順(ステップS211〜ステップS219)を含む。
具体的には、異常検出部210が移動体10の異常を検出すると(ステップS201のYES)、取得部220が蓄電池102の放電電流値又は消費電流値を取得する(ステップS211)。そして、状態判定部222が、取得した値が基準値を超えているか否かを判定する(ステップS213)。
取得した値が基準値を超えている場合(ステップS213のYES)、移動体10の飛行を復帰できる可能性が残っているので、報知部224は、移動体10の異常をオペレータに報知し、移動体10の飛行復帰の操作を促すメッセージを表示する(ステップS215)。
この報知を受けて、オペレータが移動体操作部226を用いて移動体10の飛行復帰の操作を行う。復帰判定部228は、移動体操作部226が復帰操作を受け付けた後、移動体10の飛行復帰ができたか否かを判定する(ステップS217)。移動体10の飛行復帰が確認できた場合(ステップS217のYES)、そのまま移動体10の飛行を継続し(ステップS219)、本処理を終了する。一方、移動体10の飛行復帰が確認できなかった場合(ステップS217のNO)、異常通知部212が蓄電装置100に移動体10の異常を通知する(ステップS203)。
また、ステップS211で取得した値が基準値を超えていない場合(ステップS213のNO)、移動体10の飛行を復帰できないので、ステップS215〜ステップS217はバイパスして、異常通知部212が蓄電装置100に移動体10の異常を通知する(ステップS203)。このとき、報知部224は、移動体10に異常が発生し、復帰できないことをオペレータに報知してもよい。
また、蓄電装置100は、図11の処理手順と同様に動作する。つまり、異常検出部106が制御装置200から移動体10の異常を示す通知を受信し(ステップS121のYES)、スイッチ130に信号を出力する。そして、スイッチ130により蓄電装置100から移動体10に供給されている電力がさらに蓄電池102から発信部108にも供給され、蓄電池102から供給される電力を動力源として発信部108はビーコン発信動作を開始する(ステップS111)。
以上説明したように、本実施形態によれば、制御装置200で移動体10の異常を検出した場合に、移動体10が飛行継続可能な状態にあるか否かを判定し、飛行可能な状態である場合は飛行復帰を試みることをオペレータに促すことができる。この構成によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、移動体10の異常判定が誤判定である可能性がある場合に、移動体10の飛行復帰を試みることができ、誤判定による誤動作を防止できる。
(第5の実施の形態の変形態様)
本実施形態は、移動体10の異常が検出された場合に、蓄電装置100の残容量が残っているのであれば、移動体10の飛行復帰を優先する構成を有する以外は、上記実施形態と同様である。制御装置200は、図12の上記実施形態と同様な構成を有するので、本実施形態でも図12を用いて説明する。本実施形態は、上記実施形態とは、以下に示すように処理手順が異なる。
図14は、本実施形態の制御装置200の動作の一例を示すフローチャートである。本実施形態の処理手順は、蓄電装置100又は移動体10の状態を確認する方法として蓄電装置100の残容量が残っているかで判定する(ステップS221、ステップS223)点で以外は図13の上記実施形態と同様である。
異常検出部210により移動体10の異常が検出されると(ステップS201のYES)、取得部220は、制御装置200のBMUから取得した蓄電池102の残容量又は電圧値を取得する(ステップS221)。そして、蓄電池102の残容量又は電圧値が基準値を超えているか否かを判定する(ステップS223)。取得した値が基準値を超えている場合(ステップS223のYES)、移動体10の飛行を復帰できる可能性が残っているので、報知部224は、移動体10の異常をオペレータに報知し、移動体10の飛行復帰の操作を促すメッセージを表示する(ステップS215)。ステップS215の処理は上記実施形態と同様である。
取得した値が基準値を超えていない場合(ステップS223のNO)、移動体10の飛行復帰は困難であると考えられるので、ステップS215〜ステップS217はバイパスして、異常通知部212が蓄電装置100に移動体10の異常を通知する(ステップS203)。このとき、報知部224は、移動体10に異常が発生し、復帰できないことをオペレータに報知してもよい。
また、蓄電装置100では、図11の処理手順と同様に動作する。つまり、異常検出部106が制御装置200から移動体10の異常を示す通知を受信し(ステップS121のYES)、スイッチ130に信号を出力する。そして、スイッチ130により蓄電装置100から移動体10に供給されている電力がさらに蓄電池102から発信部108にも供給され、蓄電池102から供給される電力を動力源として発信部108はビーコン発信動作を開始する(ステップS111)。
以上説明したように、制御装置200で移動体10の異常を検出した場合に、蓄電装置100の蓄電池102の容量に残りがあれば、移動体10の飛行を復帰させて移動体10を回収できる可能性があるので、本実施形態では、まず移動体10の飛行復帰を試みる。そのために、本実施形態の制御装置200は、取得部220により蓄電池102の容量又は電圧の値を取得し、状態判定部222により移動体10の飛行継続が可能か否かを判定する。これにより、本実施形態によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、移動体10の復帰が可能な場合には、移動体10の飛行復帰を優先させて移動体10の回収を試みることができる。
なお、本明細書において、「取得」とは、自装置が他の装置や記憶媒体に格納されているデータまたは情報を取りに行くこと(能動的な取得)、たとえば、他の装置にリクエストまたは問い合わせして受信すること、他の装置や記憶媒体にアクセスして読み出すこと等、および、自装置に他の装置から出力されるデータまたは情報を入力すること(受動的な取得)、たとえば、配信(または、送信、プッシュ通知等)されるデータまたは情報を受信すること等、の少なくともいずれか一方を含む。また、受信したデータまたは情報の中から選択して取得すること、または、配信されたデータまたは情報を選択して受信することも含む。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、上記第4の実施形態では、制御装置200から蓄電装置100に移動体10の異常を通知する構成を有していた。他の実施形態では、蓄電装置100から移動体10に供給される電力消費を遮断することで、蓄電装置100から移動体10に電力が供給されなくして蓄電装置100の異常検出部106に移動体10の異常を検出させてもよい。この構成の場合、図9のスイッチ130は、蓄電池102と出力端子104の間の電力供給ライン上に設けられてもよい。異常検出部106が異常を検知した場合に、スイッチ130に信号を出力し、スイッチ130により蓄電池102と出力端子104の間の電力供給ラインを遮断し、蓄電池102から発信部108への電力供給ラインを接続する構成としてもよい。
また、発信部108は、GPS(Global Positioning System)受信機含んでもよい。発信部108は、GPS受信機で取得した位置情報を制御装置200に送信してもよい。位置情報を送信する際に利用する通信機能は、上記した無線LAN通信、所定の周波数帯域の電波を用いた無線通信、公衆回線網を用いた無線通信のいずれでもよい。
また、蓄電装置100が公衆回線網を用いた無線通信の機能を有している場合、蓄電装置100が公衆回線網の基地局と位置登録処理を行った際の情報を基地局に問い合わせることで蓄電装置100の位置情報を取得することもできる。
また、図8又は図9の実施形態において、スイッチ130は、蓄電池102から移動体10に電力を供給するラインから分岐した、蓄電池102と発信部108を接続するライン上に設けられていた。しかし、他の実施形態では、スイッチ130は、蓄電池102から移動体10に電力を供給するライン上に設けられてもよい。この構成では、スイッチ130は、異常検出部106から前記信号が入力されていない状態では、蓄電池102と出力端子104の間のラインを接続する。一方、異常検出部106から前記信号が入力されると、蓄電池102と出力端子104の間のラインを遮断し、蓄電池102と発信部108のラインを接続する。
この構成は、移動体10の墜落時、以下に例示される、いずれかの状況において有用である。
(1)移動体10本体への電力供給が移動体10側のスイッチ(不図示)で切断できず、発信部108側に電力を供給できない状態の破損が起きた場合
(2)蓄電池102の残容量が枯渇状態であり、移動体10に電力を回すと発信部108への電力供給が不足する場合
(3)移動体10の機体の破損に起因して機体側の抵抗が低いために、蓄電池102から移動体10への電力供給ラインを接続していると、発信部108への電力供給ができない場合
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。また、所定の周波数帯域を用いた無線通信を行う場合は、これを適法に行うものとする。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1. 電気を動力源として移動する移動体に搭載される蓄電装置であって、
蓄電手段と、
前記蓄電手段に蓄電した電力を前記移動体に供給するための出力端子と、
前記移動体の異常を検出する異常検出手段と、
前記移動体の異常を検知したときに、前記蓄電装置の位置を特定するための信号を無線で出力する発信手段と、
前記蓄電手段、前記異常検出手段、前記発信手段を相互に固定する固定手段と、
を備える蓄電装置。
2. 1.に記載の蓄電装置において、
前記固定手段は、筐体である、蓄電装置。
3. 1.又は2.に記載の蓄電装置において、
前記移動体は飛行体である、蓄電装置。
4. 3.に記載の蓄電装置において、
前記飛行体が墜落した場合の外部からの指示に従い、前記発信手段は、前記信号を無線で出力する、蓄電装置。
5. 4.に記載の蓄電装置において、
前記外部からの指示は、前記飛行体を操作するコントローラからの指示である、蓄電装置。
6. 1.から5.のいずれか一つに記載の蓄電装置において、
前記異常検出手段により前記異常が検出されたとき、前記蓄電手段を強制放電する放電制御手段をさらに備える、蓄電装置。
7. 1.から6.のいずれか一つに記載の蓄電装置において、
前記発信手段は、前記蓄電手段を電力源とする、蓄電装置。
8. 7.に記載の蓄電装置において、
前記発信手段は、前記蓄電手段の残容量を用いて無線の出力を制御する、蓄電装置。
9. 7.又は8.に記載の蓄電装置において、
前記蓄電手段の放電用の配線に、前記発信手段が電気的に接続しており、
前記発信手段は、前記蓄電手段から放電される電力を用いて無線の出力を制御する、蓄電装置。
10. 電気を動力源として移動する移動体に搭載される蓄電装置の制御方法であって、
前記蓄電装置は、筐体に収容され、
前記蓄電装置は、蓄電池と、前記蓄電装置の位置を特定するための信号を無線で出力する発信部とを有し、
前記蓄電装置が、
前記蓄電池に蓄電した電力を前記移動体に出力端子を介して供給し、
前記移動体の異常を検知したときに、前記発信部を用いて前記信号を無線で出力する、蓄電装置の制御方法。
11. 10.に記載の蓄電装置の制御方法において、
前記移動体は飛行体である、蓄電装置の制御方法。
12. 11.に記載の蓄電装置の制御方法において、
前記蓄電装置が、
前記飛行体が墜落した場合の外部からの指示に従い、前記信号を無線で出力する、蓄電装置の制御方法。
13. 12.に記載の蓄電装置の制御方法において、
前記外部からの指示は、前記飛行体を操作するコントローラからの指示である、蓄電装置の制御方法。
14. 10.から13.のいずれか一つに記載の蓄電装置の制御方法において、
前記蓄電装置が、さらに、
前記異常が検出されたとき、前記蓄電池を強制放電する、蓄電装置の制御方法。
15. 10.から14.のいずれか一つに記載の蓄電装置の制御方法において、
前記蓄電装置の前記発信部は、前記蓄電池を電力源する、蓄電装置の制御方法。
16. 15.に記載の蓄電装置の制御方法において、
前記蓄電装置の前記発信部は、前記蓄電池の残容量を用いて無線の出力を制御する、蓄電装置の制御方法。
17. 15.又は16.に記載の蓄電装置の制御方法において、
前記蓄電装置において、
前記蓄電池の放電用の配線に、前記発信部が電気的に接続しており、
前記発信部は、前記蓄電池から放電される電力を用いて無線の出力を制御する、蓄電装置の制御方法。
18. 電気を動力源として移動する移動体に搭載される蓄電装置と、
前記移動体を制御する制御装置と、を備え、
前記蓄電装置は、
蓄電手段と、
前記蓄電手段に蓄電した電力を前記移動体に供給するための出力端子と、
前記移動体に異常が発生した場合、前記蓄電装置の位置を特定するための信号を無線で出力する発信手段と、
前記蓄電手段、前記発信手段を相互に固定する固定手段と、を含み、
前記制御装置は、
前記移動体の異常を検出する異常検出手段と、
前記移動体の異常を検知したとき、前記蓄電装置に前記移動体の異常を通知する通知手段と、を含む、移動体制御システム。
19. 18.に記載の移動体制御システムにおいて、
前記制御装置は、
前記移動体の異常を検知したとき、前記移動体が正常に飛行できる状態か否かを判定する状態判定手段と、
前記移動体の異常を検知したとき、前記異常を報知し、前記移動体の飛行復帰をオペレータに促す報知手段と、
オペレータによる前記移動体の飛行復帰の操作を受け付ける操作手段と、
前記移動体の飛行復帰ができたか否かを判定する復帰判定手段と、をさらに備え、
前記制御装置において、
前記状態判定手段により前記移動体が正常に飛行できる状態であると判定された場合、前記報知手段は前記異常をオペレータに報知し、
前記復帰判定手段により前記移動体の飛行復帰ができなかったと判定された場合、又は、前記状態判定手段により前記移動体が正常に飛行できない状態であると判定された場合に、前記通知手段は前記蓄電装置に前記異常を通知する、移動体制御システム。
20. 18.又は19.に記載の移動体制御システムにおいて、
前記蓄電装置の前記固定手段は、筐体である、移動体制御システム。
21. 18.から20.いずれか一つに記載の移動体制御システムにおいて、
前記移動体は飛行体である、移動体制御システム。
22. 21.に記載の移動体制御システムにおいて、
前記蓄電装置において、
前記飛行体が墜落した場合の外部からの指示に従い、前記発信手段は、前記信号を無線で出力する、移動体制御システム。
23. 22.に記載の移動体制御システムにおいて、
前記外部からの指示は、前記飛行体を操作するコントローラからの指示である、移動体制御システム。
24. 18.から23.のいずれか一つに記載の移動体制御システムにおいて、
前記蓄電装置は、
前記異常検出手段により前記異常が検出されたとき、前記蓄電手段を強制放電する放電制御手段をさらに備える、移動体制御システム。
25. 18.から24.のいずれか一つに記載の移動体制御システムにおいて、
前記蓄電装置において、
前記発信手段は、前記蓄電手段を電力源とする、移動体制御システム。
26. 25.に記載の移動体制御システムにおいて、
前記蓄電装置において、
前記発信手段は、前記蓄電手段の残容量を用いて無線の出力を制御する、移動体制御システム。
27. 25.又は26.に記載の移動体制御システムにおいて、
前記蓄電装置において、
前記蓄電手段の放電用の配線に、前記発信手段が電気的に接続しており、
前記発信手段は、前記蓄電手段から放電される電力を用いて無線の出力を制御する、移動体制御システム。
1 移動体制御システム
10 移動体
20 コントローラ
30 パーソナルコンピュータ
80 コンピュータ
82 CPU
84 メモリ
85 ストレージ
86 I/O
87 通信I/F
89 バス
90 コンピュータプログラム
100 蓄電装置
102 蓄電池
104 出力端子
106 異常検出部
108 発信部
110 固定部
120 放電制御部
130 スイッチ
200 制御装置
202 受信部
204 出力部
210 異常検出部
212 異常通知部
220 取得部
222 状態判定部
224 報知部
226 移動体操作部
228 復帰判定部

Claims (12)

  1. 電気を動力源として移動する移動体に搭載される蓄電装置であって、
    蓄電手段と、
    前記蓄電手段に蓄電した電力を前記移動体に供給するための出力端子と、
    前記移動体の異常を検出する異常検出手段と、
    前記移動体の異常を検知したときに、前記蓄電装置の位置を特定するための信号を無線で出力する発信手段と、
    前記蓄電手段、前記異常検出手段、前記発信手段を相互に固定する固定手段と、
    を備える蓄電装置。
  2. 請求項1に記載の蓄電装置において、
    前記固定手段は、筐体である、蓄電装置。
  3. 請求項1又は2に記載の蓄電装置において、
    前記移動体は飛行体である、蓄電装置。
  4. 請求項3に記載の蓄電装置において、
    前記飛行体が墜落した場合の外部からの指示に従い、前記発信手段は、前記信号を無線で出力する、蓄電装置。
  5. 請求項4に記載の蓄電装置において、
    前記外部からの指示は、前記飛行体を操作するコントローラからの指示である、蓄電装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の蓄電装置において、
    前記異常検出手段により前記異常が検出されたとき、前記蓄電手段を強制放電する放電制御手段をさらに備える、蓄電装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の蓄電装置において、
    前記発信手段は、前記蓄電手段を電力源とする、蓄電装置。
  8. 請求項7に記載の蓄電装置において、
    前記発信手段は、前記蓄電手段の残容量を用いて無線の出力を制御する、蓄電装置。
  9. 請求項7又は8に記載の蓄電装置において、
    前記蓄電手段の放電用の配線に、前記発信手段が電気的に接続しており、
    前記発信手段は、前記蓄電手段から放電される電力を用いて無線の出力を制御する、蓄電装置。
  10. 電気を動力源として移動する移動体に搭載される蓄電装置の制御方法であって、
    前記蓄電装置は、筐体に収容され、
    前記蓄電装置は、蓄電池と、前記蓄電装置の位置を特定するための信号を無線で出力する発信部とを有し、
    前記蓄電装置が、
    前記蓄電池に蓄電した電力を前記移動体に出力端子を介して供給し、
    前記移動体の異常を検知したときに、前記発信部を用いて前記信号を無線で出力する、蓄電装置の制御方法。
  11. 電気を動力源として移動する移動体に搭載される蓄電装置と、
    前記移動体を制御する制御装置と、を備え、
    前記蓄電装置は、
    蓄電手段と、
    前記蓄電手段に蓄電した電力を前記移動体に供給するための出力端子と、
    前記移動体に異常が発生した場合、前記蓄電装置の位置を特定するための信号を無線で出力する発信手段と、
    前記蓄電手段、前記発信手段を相互に固定する固定手段と、を含み、
    前記制御装置は、
    前記移動体の異常を検出する異常検出手段と、
    前記移動体の異常を検知したとき、前記蓄電装置に前記移動体の異常を通知する通知手段と、を含む、移動体制御システム。
  12. 請求項11に記載の移動体制御システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記移動体の異常を検知したとき、前記移動体が正常に飛行できる状態か否かを判定する状態判定手段と、
    前記移動体の異常を検知したとき、前記異常を報知し、前記移動体の飛行復帰をオペレータに促す報知手段と、
    オペレータによる前記移動体の飛行復帰の操作を受け付ける操作手段と、
    前記移動体の飛行復帰ができたか否かを判定する復帰判定手段と、をさらに備え、
    前記制御装置において、
    前記状態判定手段により前記移動体が正常に飛行できる状態であると判定された場合、前記報知手段は前記異常をオペレータに報知し、
    前記復帰判定手段により前記移動体の飛行復帰ができなかったと判定された場合、又は、前記状態判定手段により前記移動体が正常に飛行できない状態であると判定された場合に、前記通知手段は前記蓄電装置に前記異常を通知する、移動体制御システム。
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