JP2019201582A - 膨化食品およびその製造方法と、加工食品 - Google Patents

膨化食品およびその製造方法と、加工食品 Download PDF

Info

Publication number
JP2019201582A
JP2019201582A JP2018098741A JP2018098741A JP2019201582A JP 2019201582 A JP2019201582 A JP 2019201582A JP 2018098741 A JP2018098741 A JP 2018098741A JP 2018098741 A JP2018098741 A JP 2018098741A JP 2019201582 A JP2019201582 A JP 2019201582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
puffed food
puffed
mass
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018098741A
Other languages
English (en)
Inventor
尾崎 裕司
Yuji Ozaki
裕司 尾崎
誠恭 矢野
Masayasu Yano
誠恭 矢野
友哉 村上
Tomoya Murakami
友哉 村上
将司 廣田
Masashi Hirota
将司 廣田
庄児 若尾
Shoji Wakao
庄児 若尾
勝世志 木下
Katsuyoshi Kinoshita
勝世志 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KINOSHITA KK
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
KINOSHITA KK
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KINOSHITA KK, Morinaga Milk Industry Co Ltd filed Critical KINOSHITA KK
Priority to JP2018098741A priority Critical patent/JP2019201582A/ja
Priority to PCT/JP2019/020203 priority patent/WO2019225630A1/ja
Publication of JP2019201582A publication Critical patent/JP2019201582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L5/00Preparation or treatment of foods or foodstuffs, in general; Food or foodstuffs obtained thereby; Materials therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21DTREATMENT, e.g. PRESERVATION, OF FLOUR OR DOUGH, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS; PRESERVATION THEREOF
    • A21D13/00Finished or partly finished bakery products
    • A21D13/06Products with modified nutritive value, e.g. with modified starch content
    • A21D13/064Products with modified nutritive value, e.g. with modified starch content with modified protein content
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21DTREATMENT, e.g. PRESERVATION, OF FLOUR OR DOUGH, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS; PRESERVATION THEREOF
    • A21D2/00Treatment of flour or dough by adding materials thereto before or during baking
    • A21D2/08Treatment of flour or dough by adding materials thereto before or during baking by adding organic substances
    • A21D2/24Organic nitrogen compounds
    • A21D2/26Proteins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L7/00Cereal-derived products; Malt products; Preparation or treatment thereof
    • A23L7/10Cereal-derived products
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L7/00Cereal-derived products; Malt products; Preparation or treatment thereof
    • A23L7/10Cereal-derived products
    • A23L7/109Types of pasta, e.g. macaroni or noodles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L7/00Cereal-derived products; Malt products; Preparation or treatment thereof
    • A23L7/10Cereal-derived products
    • A23L7/117Flakes or other shapes of ready-to-eat type; Semi-finished or partly-finished products therefor
    • A23L7/135Individual or non-extruded flakes, granules or shapes having similar size, e.g. breakfast cereals

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Noodles (AREA)

Abstract

【課題】タンパク質を多く摂取できる食品およびその製造方法の提供。【解決手段】ミセラーカゼインを全固形分の45〜96質量%含む押出し成形物である膨化食品と、前記膨化食品を含む加工食品。前記膨化食品は、ミセラーカゼインを含む原料混合物を二軸エクストルーダーに投入し、加圧加熱しながら押出し成形して得られる。【選択図】なし

Description

本発明は、膨化食品およびその製造方法と、加工食品に関する。
タンパク質は体作りや健康維持のために重要な栄養成分である。最近では、スポーツをする人やダイエット中の人だけでなく、すべての人において不足なくタンパク質を摂取することの大切さが広く認識されるようになってきた。
牛乳はカルシウムやタンパク質といった栄養成分を多く含む栄養価の高い食品である。牛乳に含まれるタンパク質の約80%はカゼインで構成されている。カゼインは乳中でミセル構造を形成しており、ミセル構造を形成した状態のカゼインを特にミセラーカゼインやミセル性カゼインと呼ぶ。
ミセラーカゼインは、一般的には乳または脱脂乳などの乳製品に含まれており、例えば、脱脂乳を膜分離処理することによって得られる。当該膜分離処理の結果、脱脂乳から得られる乳タンパク質濃縮物が、ミセラーカゼイン素材として使用される。特に精密膜処理などにより乳タンパク質中のミセラーカゼイン含有割合を高めた乳タンパク質濃縮物はMCC(Micellar Casein Concentrate)と呼ばれている。ミセラーカゼインは熱安定性、乳化安定性に優れ、ナチュラルであっさりした乳風味を呈していることが知られている(非特許文献1)。
濃縮ミセラーカゼイン、Think USA Dairy、 [平成30年4月4日検索]、インターネット<http://www.thinkusadairy.org/Documents/Microsites/ja_2016%20MCC.pdf>
最近の健康ブームの高まりから、本発明者等は、牛乳よりもタンパク質の含有量が高く、大豆タンパク質などよりも風味が良好なMCCを食品へ適用できれば、常食でタンパク質を多く摂取できると考えた。
一方、MCCを食品へ未加工のまま適用した場合、水を抱き込む性質があり、加工に適さなかった。
本発明は、タンパク質を多く摂取できる食品およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は以下の態様を有する。
[1] ミセラーカゼインを全固形分の45〜96質量%含む押出し成形物である、膨化食品。
[2] 前記膨化食品のかさ比重が10〜60g/100mLである、[1]の膨化食品。
[3] 前記膨化食品の水分含有量が3〜15質量%である、[1]または[2]の膨化食品。
[4] デンプンをさらに含む、[1]〜[3]のいずれかの膨化食品。
[5] 炭酸カルシウムおよび二酸化ケイ素の少なくとも一方をさらに含む、[1]〜[4]のいずれかの膨化食品。
[6] [1]〜[5]のいずれかの膨化食品を含む、加工食品。
[7] 小麦粉製食品、米製食品、シリアル食品からなる群より選択される1種以上の食品である、[6]の加工食品。
[8] ミセラーカゼインを含む原料混合物を二軸エクストルーダーに投入し、加圧加熱しながら押出し成形し、ミセラーカゼインを全固形分の45〜96質量%含む膨化食品を得る、膨化食品の製造方法。
[9] 前記原料混合物はデンプンをさらに含む、[8]の膨化食品の製造方法。
[10] 前記原料混合物は炭酸カルシウムおよび二酸化ケイ素の少なくとも一方をさらに含む、[8]または[9]の膨化食品の製造方法。
本発明によれば、タンパク質を多く摂取できる食品およびその製造方法を提供できる。
スライス後のパンの写真であり、(a)は参考例1、(b)は実施例7、(c)は比較例2である。 うどん調理における加熱前の鍋の写真であり、(a)は参考例2、(b)は実施例8、(c)は比較例3である。 うどん調理における中火で加熱中の鍋の写真であり、(a)は参考例2、(b)は実施例8、(c)は比較例3である。 うどん調理における加熱後の鍋の写真であり、(a)は参考例2、(b)は実施例8、(c)は比較例3である。 うどん調理における盛り付け後の鍋の写真であり、(a)は参考例2、(b)は実施例8、(c)は比較例3である。 炊飯前の鍋の写真であり、(a)は参考例3、(b)は実施例9、(c)は比較例4である。 炊飯後の鍋の写真であり、(a)は参考例3、(b)は実施例9、(c)は比較例4である。 炊飯後の鍋底の写真であり、(a)は参考例3、(b)は実施例9、(c)は比較例4である。 牛乳を添加する前のシリアルの写真であり、(a)は参考例4、(b)は実施例10、(c)は比較例5である。 牛乳を添加した後のシリアルの写真であり、(a)は参考例4、(b)は実施例10、(c)は比較例5である。 喫食後の容器の写真であり、(a)は参考例4、(b)は実施例10、(c)は比較例5である。
<膨化食品>
本発明の膨化食品は、ミセラーカゼインを含む押出し成形物である。ミセラーカゼインとはミセル構造を形成しているカゼインをいい、特に乳中においてみられるミセル構造を維持しているカゼインをいう。
ミセラーカゼインは、一般的には乳または脱脂乳などの乳製品に含まれており、例えば、脱脂乳を膜分離処理することによって得られる。当該膜分離処理の結果、脱脂乳から得られる乳タンパク質濃縮物が、ミセラーカゼイン素材として使用される。ミセラーカゼインは、膜分離処理により得られることから、例えば、カゼインナトリウム素材等のカゼイネートの製造工程において行われるような酸沈殿および/またはアルカリ溶解処理に晒されることがない。よって、当該ミセラーカゼインは、乳中においてカゼインが保持しているとされる“ミセル構造”を維持していることが考えられる。
本発明におけるミセラーカゼインは、乳由来であることが好ましく、より好ましくはウシの乳由来のものである。
ミセラーカゼインは変性しておらず、すなわちネイティブな構造を有することが好ましい。ミセラーカゼインはカゼインに加えてリン酸カルシウムを含んでいてもよい。すなわち、ミセラーカゼインはカゼインとリン酸カルシウムから構成されるミセルであってもよい。
ミセラーカゼインは熱安定性、乳化安定性に優れる。しかも、ミセラーカゼインは乳風味を呈するので、高タンパク質でありながら大豆タンパク質などに比べて風味が良好である。
ミセラーカゼインは乳または脱脂乳などの乳製品に含まれている。ミセラーカゼインは例えば脱脂乳を膜分離することにより濃縮可能である。当該脱脂乳としては、生乳を脱脂することにより得られる脱脂乳、当該脱脂乳を濃縮した濃縮脱脂乳、脱脂粉乳の溶解液、または脱塩処理した脱脂乳が用いられてよいが、これらに限定されない。上記濃縮の結果得られた濃縮物を、本技術において原料混合物にミセラーカゼインを与える材料として用いられてよい。すなわち、本技術の製造方法において、原料混合物はミセラーカゼイン含有乳タンパク質濃縮物を含むものであってよい。本技術において、原料混合物に含まれるミセラーカゼインおよびミセラーカゼインを含むカゼインは、ミセラーカゼイン含有乳タンパク質濃縮物に由来するものであってよい。また、上記膜分離において得られた濃縮物を噴霧乾燥して得られた粉末をミセラーカゼイン含有乳タンパク質濃縮物として用いてもよい。
ミセラーカゼインは上記膜分離により濃縮されることができるので、カゼイン酸ナトリウム等のカゼイネートの製造工程において行われる酸沈殿処理またはアルカリ溶解処理が行われる必要はない。その結果、ミセラーカゼインは、乳中におけるミセル構造を維持していれば良く、ミセル構造を維持する範囲であれば、酸沈殿処理またはアルカリ溶解処理を行っても良い。すなわち、本技術において用いられるミセラーカゼイン含有乳タンパク質濃縮物は、酸沈殿処理および/またはアルカリ溶解処理を経ていないものがより好ましい。
ミセラーカゼインはホエイタンパク質よりも大きいため、所定の孔径の膜を用いた膜分離処理によって、乳タンパク質中のミセラーカゼインの割合を高めることが可能である。膜分離処理として精密ろ過(MF)を用いる場合、ミセラーカゼインは膜を透過しないがホエイタンパク質は膜を透過するので、乳タンパク質中のミセラーカゼインの割合が高められる。一般的にミセラーカゼインのサイズは20〜600nmのサイズであり、その平均サイズは約0.2μmである。一方、ホエイタンパク質および他の成分(乳糖およびミネラル等)は数nm以下である。このサイズの差を利用して、ミセラーカゼインの割合を高めることが可能である。当該精密ろ過に用いられる膜の孔径は例えば0.01μm〜1μm、特には0.02μm〜0.6μm、より特には0.05μm〜0.2μm、さらにより特には0.1μm〜0.2μmである。すなわち、本技術において用いられるミセラーカゼイン含有乳タンパク質濃縮物は、上記膜分離処理により得られたものであってよい。
また、乳中のミセラーカゼイン:ホエイタンパク質の比は一般的には約8:2である。脱脂乳を当該精密ろ過(MF)することによってカゼインが濃縮され、その結果ミセラーカゼイン:ホエイタンパク質の比が約9:1である乳タンパク質濃縮物が得られる。ミセラーカゼイン:ホエイタンパク質の比が約9:1である乳タンパク質濃縮物は一般にMCC(Micellar Casein Concentrate)と呼ばれ、MCCのタンパク質含有割合は約80質量%程度である。また、ミセラーカゼイン:ホエイタンパク質の比が約9:1であり且つタンパク質含有割合を約90%にさらに高めた乳タンパク質濃縮物は、MCCの一種ではあるが、一般にMCI(Micellar Casein Isolate)と呼ばれる。これら乳タンパク質濃縮物は、例えばレプリノフーズ社から入手可能である。乳タンパク質濃縮物中のタンパク質含有割合は上記燃焼法により測定されてよい。また、ミセラーカゼイン:ホエイタンパク質の比は、ISO17997-1(IDF29-1)(Milk - Determination of casein-nitrogencontent - Indirect method (Reference method))に基づき決定されてよい。
また、ミセラーカゼインの膜分離処理として限外ろ過(UF)を用いる場合、ミセラーカゼインおよびホエイタンパク質のいずれも膜を透過しないので、当該限外ろ過により得られるタンパク質濃縮物中のミセラーカゼイン:ホエイタンパク質の比は、乳中の比と同じ約8:2である。当該限外ろ過に用いられる膜の孔径は一般に100nm以下であり、特には1〜100nmであり、より特には1〜10nmである。ミセラーカゼイン:ホエイタンパク質の比が約8:2であり且つタンパク質含有割合が約80質量%である乳タンパク質濃縮物は、一般にTMP(Total Milk Protein)またはMPC(Milk Protein Concentrate)と呼ばれる。また、ミセラーカゼイン:ホエイタンパク質の比が約8:2であり且つタンパク質含有割合が約90質量%である乳タンパク質濃縮物は、一般にMPI(Milk Protein Isolate)と呼ばれる。
ミセラーカゼインを含む原材料としては、例えば上述した方法で製造した、ミセラーカゼインを含有する乳タンパク質濃縮物(MCC、MCI、TMP、MPC、MPI等)を用いてもよく、市販品を用いてもよい。
膨化食品の固形重量に対するミセラーカゼインの含有量は、45〜96質量%であり、45〜90質量%が好ましく、50〜80質量%がより好ましい。固形重量とは、膨化食品の総重量から水分重量を差し引いたものである。ミセラーカゼインの含有量が上記下限値以上であれば、充分な量のタンパク質を含む膨化食品が得られる。ミセラーカゼインの含有量が上記上限値以下であれば、加工性が高まる。
膨化食品は、デンプンをさらに含むことが好ましい。膨化食品がデンプンをさらに含んでいれば、加工性がより高まる。
デンプンとしては、小麦デンプン、トウモロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、米デンプン、タピオカデンプン、甘藷デンプン、α−デンプン、デキストリン、カルボキシメチルデンプン、くずデンプンなどが挙げられる。これらのデンプンは、未加工の生デンプンでもよいし、公知の酵素的加工、物理的加工、化学的加工等が施された加工デンプンでもよい。これらのデンプンは市販品から入手可能である。
これらのデンプンは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
膨化食品の固形重量に対するデンプンの含有量は、2〜50質量%が好ましく、3〜45質量%がより好ましく、4〜40質量%がさらに好ましい。デンプンの含有量が上記下限値以上であれば、加工性がより高まる。デンプンの含有量が上記上限値以下であれば、安定して膨化できるようになる。
膨化食品は、炭酸カルシウムおよび二酸化ケイ素の少なくとも一方をさらに含むことが好ましい。膨化食品が炭酸カルシウムおよび二酸化ケイ素の少なくとも一方をさらに含んでいれば、安定した製造が期待できる。
炭酸カルシウムおよび二酸化ケイ素は、市販品から入手可能である。
膨化食品は、炭酸カルシウムおよび二酸化ケイ素の両方を含むことが好ましい。
膨化食品の固形重量に対する炭酸カルシウムの含有量は、0.1〜1.0質量%が好ましく、0.1〜0.5質量%がより好ましく、0.1〜0.3質量%がさらに好ましい。
膨化食品の固形重量に対する二酸化ケイ素の含有量は、0.01〜2.00質量%が好ましく、0.02〜1.00質量%がより好ましく、0.03〜0.80質量%がさらに好ましい。
膨化食品は、ミセラーカゼイン、デンプン、炭酸カルシウムおよび二酸化ケイ素以外の成分(任意成分)を含んでいてもよい。
任意成分としては、ミセラーカゼインを含まない乳タンパク質(乳清タンパク質濃縮物(WPC)、乳清タンパク質分離物(WPI)等)、大豆タンパク質、えんどう豆タンパク質、小麦タンパク質などが挙げられる。
膨化食品の固形重量に対する、ミセラーカゼインを含まない乳タンパク質の含有量は、4〜50質量%が好ましく、5〜30質量%がより好ましく、6〜18質量%がさらに好ましい。
膨化食品の水分含有量は、膨化食品の総質量に対して3〜15質量%が好ましく、3〜12質量%がより好ましく、5〜11質量%がさらに好ましい。膨化食品の水分含有量が上記下限値以上であれば、こげついて黒くなることがある。膨化食品の水分含有量が上記上限値以下であれば、保存性に優れている。
膨化食品の水分含有量は、常圧加熱・乾燥助剤法により測定した値である。試料の採取量は3gとし、乾燥温度105℃で乾燥させて恒量(乾燥後の質量)を得、下記式によって水分含有量(単位:質量%)を求める。
水分含有量={(乾燥前の質量−乾燥後の質量)/乾燥前の質量}×100
膨化食品のかさ比重は、6〜60g/100mLが好ましく、10〜60g/100mLがより好ましく、20〜45g/100mLがさらに好ましい。膨化食品のかさ比重が上記下限値以上であれば、重量あたりのタンパク質含有量を充分に確保できる。膨化食品のかさ比重が上記上限値以下であれば、膨化食品が硬くなりにくく、良好な食感を維持できる。
膨化食品のかさ比重は、メスシリンダーにより測定した値である。
膨化食品の平均粒子径は、3〜30mmが好ましく5〜30mmがより好ましく、5〜15mmがさらに好ましい。膨化食品の平均粒子径が上記範囲内であれば咀嚼しやすい。
なお、本発明において、膨化食品の粒子径とは、当該膨化食品と同じ体積を持つ球の直径のことである。膨化食品10個について粒子径を求め、その平均値を膨化食品の平均粒子径とする。
膨化食品の形状としては特に制限されないが、円状、楕円状、多角形状、ドーナッツ状、星状、ハート状、三日月状、テトラポッド状など、あらゆる形状が適用可能である。
なお、本発明において、膨化食品の形状とは、押出し成形物の押出し方向に対して垂直方向に押出し成形物を切断したときの切断面のことである。
膨化食品は、その表面にコーティング層を有していてもよい。コーティング層を構成するコーティング剤は、例えばチョコレートや植物性油脂を含む油性組成物、または、水、糖類、果汁等を含み油脂を含まない水性組成物でもよい。
(膨化食品の製造方法)
膨化食品は、ミセラーカゼインを含む原料混合物を二軸エクストルーダーに投入し、加圧加熱しながら押出し成形し、ミセラーカゼインを全固形分の45〜96質量%含む膨化食品を得る工程を有する方法で製造できる。
原料混合物は、ミセラーカゼインと、必要に応じてデンプンと、炭酸カルシウムおよび二酸化ケイ素の少なくとも一方と、任意成分とを混合することで得られる。
なお、原料混合物の固形重量に対するミセラーカゼイン等の各成分の含有量と、この原料混合物を用いて得られる膨化食品の固形重量に対する各成分の含有量は変化しない。
原料混合物を二軸エクストルーダーに投入する。この際、水と水蒸気を原料混合物に添加する。水と水蒸気の添加量は、原料混合物の水分含有量が、原料混合物の総質量に対して5〜45質量%となる量が好ましく、より好ましくは15〜40質量%であり、さらに好ましくは20〜35質量%である。
なお、予め水と水蒸気を原料混合物に添加しておいてから、これを二軸エクストルーダーに投入してもよい。
二軸エクストルーダーでは、原料混合物を混練しながら加圧加熱を施し、二軸エクストルーダーの排出口に設けられた所定形状のダイから混練物を押出し成形する。
加熱温度は50〜200℃が好ましく、60〜170℃がより好ましく、70〜150℃がさらに好ましい。
圧力は1.5〜9.0MPaが好ましく、2.0〜6.0MPaがより好ましく、2.5〜4.5MPaがさらに好ましい。
加圧加熱の時間は、60〜300秒が好ましく、90〜240秒がより好ましく、100〜180秒がさらに好ましい。
二軸エクストルーダーから排出された混練物は、ダイ排出と同時に膨化させ、次いで、ダイの排出口の近傍に設けられた回転刃等のカッターにより所定の長さに切断される。
その後、切断物を乾燥処理して水分含有量を所望の値に調整し、さらに必要に応じてコーティング処理を行い、目的の膨化食品を得る。
切断物を乾燥処理する方法は特に制限されず、自然に乾燥させる方法、温風を吹き付けて乾燥させる方法、減圧して乾燥させる方法等の公知の方法が適用可能である。これらの乾燥方法の中でも、温風を吹き付けて乾燥させる方法が好ましい。
乾燥処理する際の切断物の温度および切断物に吹き付ける温風の温度は特に制限されない。例えば、乾燥温度としては、50〜200℃が好ましく、60〜150℃がより好ましく、70〜130℃がさらに好ましい。この温度で乾燥させる場合、当該加熱処理の時間は、20〜120分が好ましく、25〜100分がより好ましく、30〜80分がさらに好ましい。
乾燥後の切断物に、さらにコーティング剤でコーティング処理を施してもよい。
コーティング方法は特に制限されず、ディッピング法、スプレー法、またはエンロービング法等の公知の方法が適用可能である。
コーティング剤としては、膨化食品の説明において先に例示した任意成分が挙げられる。
(効果)
以上説明した本発明の膨化食品は、特定量のミセラーカゼインを含む押出し成形物である。ミセラーカゼインは牛乳よりもタンパク質の含有量が高く、大豆タンパク質などよりも風味が良好であることから、常食でタンパク質を多く摂取できる。しかも、本発明の膨化食品であれば、膨化前のミセラーカゼインに比べて水を抱き込みにくく、加工にも適している。
よって、本発明の膨化食品は、タンパク質を多く摂取できる食品である。
また、本発明の膨化食品の製造方法によれば、タンパク質を多く摂取できる食品を容易に製造できる。
(用途)
本発明の膨化食品は、そのまま食す以外に、食品素材や具材として用いることができる。本発明の膨化食品を食品素材や具材として用いる場合、他の食品素材と組み合わせて加工食品とする。
<加工食品>
本発明の加工食品は、上述した本発明の膨化食品を含む。
加工食品は、例えば膨化食品と他の食品素材とを組み合わせただけのものであってもよく、膨化食品と他の食品素材とを混合し、調理(焼く、茹でる、揚げる、煮る等)したものであってもよい。
加工食品中の膨化食品の含有量は、加工食品の総質量に対して2〜70質量%が好ましく、3〜20質量%がより好ましく、5〜15質量%がさらに好ましい。膨化食品の含有量が上記範囲内であれば、加工食品本来の味を阻害することなく、タンパク質を多く摂取できる。
加工食品としては、穀物製食品が挙げられ、具体的には、小麦粉製食品、米製食品、シリアル食品などが挙げられる。
(小麦粉製食品)
小麦粉製食品としては、例えばパン類(食パン、フランスパン、菓子パン、調理パン等)、麺類(うどん、中華麺、そば、パスタ等)、菓子類(ケーキ、ドーナッツ、ワッフル等)、揚げ物、ラザニア、グラタン、お好み焼き、スナック菓子などが挙げられる。
膨化食品を含む小麦粉製食品は、膨化食品を小麦粉製食品の食品素材と混合して調理したり、調理後の小麦粉製食品に膨化食品を具材としてトッピングしたりして得られる。
以下、膨化食品を含む小麦粉製食品の一例を説明する。
小麦粉製食品がパン類の場合、膨化食品を含むパン生地(ドウ)を所望の形状の成形した後、発酵を経て、所定の温度および時間でパン生地を焼成することで得られる。
パン生地に含まれる膨化食品以外の食品材料および発酵条件や焼成条件等は、パンの種類に応じて適宜決定される。
なお、ミセラーカゼインをそのままパン生地に添加してパンを製造する場合、ミセラーカゼインは水を抱き込む性質があり、パン生地の形成が容易ではない。また、ミセラーカゼインを用いずに製造した場合に比べてパンが縮みやすい。
しかし、本発明の膨化食品であればパン生地の形成が容易であるとともに、ミセラーカゼインを用いずに製造した場合と比べてもパンが縮みにくい。
小麦粉製食品が麺類の場合、膨化食品と共に麺を茹でることで得られる。
なお、ミセラーカゼインをそのまま麺と一緒に茹でる場合、茹で汁が吹きこぼれやすい。また、調理に使用した鍋の内側壁面にミセラーカゼインが付着しやすく、鍋の洗浄に手間がかかる。
しかし、本発明の膨化食品であれば麺と一緒に茹でても茹で汁が吹きこぼれにくい。また、調理に使用した鍋の内側壁面に膨化食品が付着しにくいので、鍋を容易に洗浄できる。
小麦粉製食品が揚げ物の場合、膨化食品をから揚げ粉やパン粉等の粉に混ぜて、またはこれらの粉の代替品として用いる。
(米製食品)
米製食品としては、例えば炊飯白米、赤飯、ピラフ、炊き込みご飯、粥、リゾット、おにぎり、寿司、あられなどが挙げられる。
膨化食品を含む米製食品は、米と共に膨化食品を炊くことで得られる。また、このようにして得られた白米等をおにぎりや寿司等に加工してもよい。
なお、ミセラーカゼインをそのまま米と一緒に炊く場合、炊飯鍋の底などが焦げる場合があり、炊飯鍋の洗浄に手間がかかる。
しかし、本発明の膨化食品であれば米と一緒に炊いても鍋底等が焦げにくいので、炊飯鍋を容易に洗浄できる。
(シリアル食品)
膨化食品を含むシリアル食品は、市販のシリアルに膨化食品を具材として添加することで得られる。膨化食品を添加したシリアルに牛乳等をさらに添加してもよい。また、トウモロコシ、オーツ麦、小麦、大麦、米などの穀物に膨化食品を混ぜたものを用い、押しつぶして薄い破片(フレーク)にする等の公知の方法によりシリアルを製造してもよい。
なお、ミセラーカゼインをそのままシリアルに添加すると、ミセラーカゼインが容器の底に溜まりやすく、シリアルと均一に混ざりにくい。また、牛乳をさらに加える場合、牛乳に溶け残ったミセラーカゼイン(不溶物)が浮いたり容器の内側壁面に付着したりしやすく、食べ終わった容器に不溶物が残りやすい。そのため、ミセラーカゼインの食べ残しが懸念される。
しかし、本発明の膨化食品であればシリアルと粒の大きさが近似するので、シリアルと混ざりやすい。しかも、牛乳をさらに加えても適度にシリアルと膨化食品が分散するので、膨化食品を食べ残す恐れがなく、タンパク質を充分に摂取できる。
(その他)
加工食品としては、上述した穀物製食品以外にも、例えば即席食品、農産加工品、水産加工品、畜産加工品などが挙げられる。
即席食品としては、例えば即席麺、カップ麺、レトルト・調理食品、調理缶詰め、電子レンジ食品、即席スープ・シチュー、即席みそ汁・吸い物、スープ缶詰め、フリーズ・ドライ食品、その他の即席食品などが挙げられる。
農産加工品としては、例えば農産缶詰め、果実缶詰め、ジャム・マーマレード類、漬物、煮豆類、農産乾物類などが挙げられる。
水産加工品としては、例えば水産缶詰め、魚肉ハム・ソーセージ、水産練り製品、水産珍味類、つくだ煮類などが挙げられる。
畜産加工品としては、例えば畜産缶詰め・ペースト類、畜肉ハム・ソーセージなどが挙げられる。
膨化食品を含むこれらの加工食品は、市販品に膨化食品を具材として添加することで得られる。
また、膨化食品を味付けしてそのまま食してもいい。そのような加工食品としては、例えばスナック菓子、あられ、チョコレート菓子(チョコレートコーティング)などが挙げられる。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
MCC(イングレディア社製、製品名「Prodiet 87B Fluid」、ミセラーカゼイン:ホエイタンパク質=9:1、乳タンパク質含有量85質量%)120kgと、タピオカデンプン(Banpong Tapioca Flour Industrial Co.LTD社製、タピオカデンプンを化学的加工した酢酸デンプン)80kgとをパドルミキサーで5分間混合し、原料混合物を得た。原料混合物の固形重量に対する乳タンパク質含有量、ミセラーカゼイン含有量およびタピオカデンプン含有量を、各原料中のタンパク質含有量と水分含有量および各原料の配合比率から求めた。結果を表1に示す。
下記の条件で、得られた原料混合物と、水および水蒸気とを連続的に二軸エクストルーダーに供給し、混練しながら加圧加熱を施し、二軸エクストルーダーの排出口に設けられた所定形状のダイから混練物を押出し成形した。二軸エクストルーダーから排出された混練物をダイ排出と同時に膨化させ、次いで、ダイの排出口の近傍に設けられた回転刃からなるカッターにより所定の長さに切断した。
その後、切断物をドラム乾燥機にて1分間、送風し、予備乾燥した。引き続き、コンベア式乾燥機(3段)で35分間、115℃の温風により乾燥し、水分含有量を7.5質量%程度に調整した。その後、上段篩(15mm×15mm)と下段篩(4×4mm)からなる2段式の金属網を用いて篩分けし、下段篩を通過しなかったものを膨化食品として回収した。膨化食品を押出し方向に対して垂直方向に切断したときの切断面の形状は円状であった。
得られた膨化食品について、以下に示す方法によりかさ比重、水分含有量および平均粒子径を測定した。結果を表1に示す。
(エクストルーダー条件)
・エクストルーダーのシリンダー設定温度:上流から下流に向かって3等分に区画し、上流側から区画1を30℃、区画2を90℃、区画3を80℃に設定した。
・圧力:4〜5MPa
・原料混合物の供給量:280kg/h
・エクストルーダー回転数:370rpm〜400rpm
・カッター回転数:500rpm〜600rpmになるように調整した。
・加水量(水および水蒸気の添加量):運転中の原料混合物の総質量に対する水分含有量が、30〜35質量%となる量を加水した。
(かさ比重の測定)
かさ比重は、メスシリンダーにより測定した。
(水分含有量の測定)
水分含有量の値は、常圧加熱・乾燥助剤法により測定した。試料の採取量は3gとし、乾燥温度105℃で乾燥させて恒量(乾燥後の質量)を得、下記式によって水分含有量(単位:質量%)を求めた。
水分含有量={(乾燥前の質量−乾燥後の質量)/乾燥前の質量}×100
(平均粒子径の測定)
膨化食品と同じ体積を持つ球の直径のことを膨化食品の粒子径とした。膨化食品10個について粒子径を求め、その平均値を膨化食品の平均粒子径とした。
<実施例2>
MCCの量を90kg、タピオカデンプンの量を25kgに変更し、エクストルーダー条件を下記に示すものに変更した以外は、実施例1と同様にして膨化食品を得た。原料混合物の固形重量に対する乳タンパク質含有量、ミセラーカゼイン含有量およびタピオカデンプン含有量を、各原料中のタンパク質含有量と水分含有量および各原料の配合比率から求めた。結果を表1に示す。
(エクストルーダー条件)
・エクストルーダーのシリンダー設定温度:上流から下流に向かって3等分に区画し、上流側から区画1を30℃、区画2を90℃、区画3を80℃に設定した。
・圧力:4MPa
・原料混合物の供給量:280kg/h→260kg/h
・エクストルーダー回転数:370rpm
・カッター回転数:530rpm
・加水量(水および水蒸気の添加量):運転中の原料混合物の総質量に対する水分含有量が、28〜30質量%となる量を加水した。
<実施例3>
タピオカデンプンの量を5kgに変更し、エクストルーダー条件を下記に示すものに変更した以外は、実施例1と同様にして膨化食品を得た。原料混合物の固形重量に対する乳タンパク質含有量、ミセラーカゼイン含有量およびタピオカデンプン含有量を、各原料中のタンパク質含有量と水分含有量および各原料の配合比率から求めた。結果を表1に示す。
(エクストルーダー条件)
・エクストルーダーのシリンダー設定温度:上流から下流に向かって3等分に区画し、上流側から区画1を30℃、区画2を90℃、区画3を80℃に設定した。
・圧力:3.0MPa
・原料混合物の供給量:220kg/h
・エクストルーダー回転数:400rpm→440rpm→460rpm
・カッター回転数:530rpm→580rpm
・加水量(水および水蒸気の添加量):運転中の原料混合物の総質量に対する水分含有量が、30〜40質量%となる量を加水した。
<実施例4>
MCC(イングレディア社製、製品名「Prodiet 87B Fluid」、ミセラーカゼイン:ホエイタンパク質=9:1、乳タンパク質含有量85質量%)105kgと、タピオカデンプン(Banpong Tapioca Flour Industrial Co.LTD社製、タピオカデンプンを化学的加工した酢酸デンプン)20kgと、炭酸カルシウム(白石カルシウム株式会社社製)0.251kgと、二酸化ケイ素(DSLジャパン株式会社社製)0.063kgとをパドルミキサーで5分間混合し、原料混合物を得た。原料混合物の固形重量に対する乳タンパク質含有量、ミセラーカゼイン含有量、乳清タンパク質含有量、タピオカデンプン含有量、炭酸カルシウム含有量および二酸化ケイ素含有量を、各原料中のそれぞれの含有量および各原料の配合比率から求めた。結果を表2に示す。
下記の条件で、得られた原料混合物と、水および水蒸気とを連続的に二軸エクストルーダーに供給し、混練しながら加圧加熱を施し、二軸エクストルーダーの排出口に設けられた所定形状のダイから混練物を押出し成形した。二軸エクストルーダーから排出された混練物をダイ排出と同時に膨化させ、次いで、ダイの排出口の近傍に設けられた回転刃からなるカッターにより所定の長さに切断した。
その後、切断物をドラム乾燥機にて1分間、送風し、予備乾燥した。引き続き、コンベア式乾燥機(3段)で35分間、115℃の温風により乾燥し、水分含有量を7.5質量%程度に調整した。その後、上段篩(15mm×15mm)と下段篩(2.8×2.8mm)からなる2段式の金属網を用いて篩分けし、下段篩を通過しなかったものを膨化食品として回収した。膨化食品を押出し方向に対して垂直方向に切断したときの切断面の形状は円状であった。
得られた膨化食品について、実施例1と同様にしてかさ比重、水分含有量および平均粒子径を測定した。結果を表2に示す。
(エクストルーダー条件)
・エクストルーダーのシリンダー設定温度:上流から下流に向かって3等分に区画し、上流側から区画1を30℃、区画2を70℃、区画3を70℃に設定した。
・圧力:4.4MPa
・原料混合物の供給量:240kg/h
・エクストルーダー回転数:360rpm
・カッター回転数:1000rpm
・加水量(水および水蒸気の添加量):運転中の原料混合物の総質量に対する水分含有量が、24質量%となる量を加水した。
<実施例5>
MCCの量を120kg、タピオカデンプンの量を5kg、炭酸カルシウムの量を0.250kg、二酸化ケイ素の量を0.063kgに変更し、エクストルーダー条件を下記に示すものに変更した以外は、実施例4と同様にして膨化食品を得た。原料混合物の固形重量に対する乳タンパク質含有量、ミセラーカゼイン含有量、乳清タンパク質含有量、タピオカデンプン含有量、炭酸カルシウム含有量および二酸化ケイ素含有量を、各原料中のそれぞれの含有量および各原料の配合比率から求めた。結果を表2に示す。得られた膨化食品について、実施例1と同様にしてかさ比重、水分含有量および平均粒子径を測定した。結果を表2に示す。
(エクストルーダー条件)
・エクストルーダーのシリンダー設定温度:上流から下流に向かって3等分に区画し、上流側から区画1を30℃、区画2を70℃、区画3を70℃に設定した。
・圧力:4.8MPa
・原料混合物の供給量:240kg/h
・エクストルーダー回転数:350rpm→400rpm
・カッター回転数:1000rpm→1200rpm
・加水量(水および水蒸気の添加量):運転中の原料混合物の総質量に対する水分含有量が、30〜35質量%となる量を加水した。
<実施例6>
MCCの量を90kg、タピオカデンプンの量を20.5kg、炭酸カルシウムの量を0.262kg、二酸化ケイ素の量を0.065kgに変更した上で、これらに乳清タンパク質濃縮物(Milei社製、製品名「Milei 80」)20kgをさらに添加し、エクストルーダー条件を下記に示すものに変更した以外は、実施例4と同様にして膨化食品を得た。原料混合物の固形重量に対する乳タンパク質含有量、ミセラーカゼイン含有量、乳清タンパク質含有量、タピオカデンプン含有量、炭酸カルシウム含有量および二酸化ケイ素含有量を、各原料中のそれぞれの含有量および各原料の配合比率から求めた。結果を表2に示す。得られた膨化食品について、実施例1と同様にしてかさ比重、水分含有量および平均粒子径を測定した。結果を表2に示す。
(エクストルーダー条件)
・エクストルーダーのシリンダー設定温度:上流から下流に向かって3等分に区画し、上流側から区画1を30℃、区画2を70℃、区画3を70℃に設定した。
・圧力:3.2MPa
・原料混合物の供給量:240kg/h
・エクストルーダー回転数:420rpm
・カッター回転数:1300rpm→1000rpm→900rpm
・加水量(水および水蒸気の添加量):運転中の原料混合物の総質量に対する水分含有量が、30〜35質量%となる量を加水した。
<比較例1>
MCC105kgに代えて乳清タンパク質濃縮物(Milei社製社製、製品名「Milei 80」)100kgを用い、タピオカデンプンの量を16.5kg、炭酸カルシウムの量を0.234kg、二酸化ケイ素の量を0.058kgに変更し、エクストルーダー条件を下記に示すものに変更した以外は、実施例4と同様にして膨化食品を得た。原料混合物の固形重量に対する乳タンパク質含有量、ミセラーカゼイン含有量、乳清タンパク質含有量、タピオカデンプン含有量、炭酸カルシウム含有量および二酸化ケイ素含有量を、各原料中のそれぞれの含有量および各原料の配合比率から求めた。結果を表2に示す。得られた膨化食品について、実施例1と同様にしてかさ比重、水分含有量および平均粒子径を測定した。結果を表2に示す。
(エクストルーダー条件)
・エクストルーダーのシリンダー設定温度:上流から下流に向かって3等分に区画し、上流側から区画1を30℃、区画2を70℃、区画3を70℃に設定した。
・圧力:3.2MPa〜3.4MPa
・原料混合物の供給量:240kg/h→260kg/h→280kg/h
・エクストルーダー回転数:400rpm→420rpm→440rpm
・カッター回転数:1200rpm
・加水量(水および水蒸気の添加量):運転中の原料混合物の総質量に対する水分含有量が、28〜38質量%となる量を加水した。
各実施例では膨化食品を製造できた。
対して、比較例1では膨化しなかった。
<参考例1:パンの製造>
表3に示す配合組成でパンの原料を捏上温度26℃で捏ね、パン生地を得た。得られたパン生地を27℃で90分発酵させた(一次発酵)。次いで、発酵後のパン生地を1個あたり400gとなるように分割し、分割したパン生地を丸めて室温(25℃)で20分間放置した。次いで、モルダーを用いてパン生地のガス抜きと成形を行った後、40℃、湿度85%で60分発酵させた(二次発酵)。次いで、パン生地を型(縦18.5cm、横9.5cm、高さ8.5cm)に充填し、オーブンを用いて上段170、下段120℃で35分焼成し、山型のパン(1斤)を製造した。
得られたパン(1斤)を7枚に均等にスライスし、中央の3枚について高さを測定した。結果を表3に示す。また、スライス後のパン(中央の3枚)の写真を図1(a)に示す。
<実施例7>
表3に示す配合組成に変更した以外は、参考例1と同様にしてパン(1斤)を製造し、7枚に均等にスライスし、中央の3枚について高さを測定した。結果を表3に示す。また、スライス後のパン(中央の3枚)の写真を図1(b)に示す。なお、膨化食品として実施例5で得られた膨化食品(乳タンパク質含有量80質量%)を用いた。
<比較例2>
表3に示す配合組成に変更した以外は、参考例1と同様にしてパン(1斤)を製造し、7枚に均等にスライスし、中央の3枚について高さを測定した。結果を表3に示す。また、スライス後のパン(中央の3枚)の写真を図1(c)に示す。なお、MCCとしてイングレディア社製の製品名「Prodiet 87B Fluid」(ミセラーカゼイン:ホエイタンパク質=9:1、乳タンパク質含有量85質量%)を用いた。
表3中の「フードCフード」とは、イーストフードである。
表3および図1の結果に示されるように、膨化食品を用いた実施例7で得られたパンは、参考例1で得られたパンと同程度の高さを有していた。また、実施例7ではパンの原料を捏ねる際に、ベタツキを感じにくかった。しかも、実施例7で得られたパンは、1斤あたりタンパク質を約47g(8枚切りの2枚換算で約12g)含んでおり、参考例1で得られたパンに比べてタンパク質を多く摂取できる。
対して、膨化させていないMCCを用いた比較例2で得られたパンは、参考例1で得られたパンに比べて縮んでいた。また、比較例2ではパンの原料を捏ねる際に、ベタツキを感じやすく、捏ねる際に用いたボウルの表面にMCC等が付着しやすかった。
<参考例2:うどんの調理>
市販の濃縮タイプのめんつゆを2倍に希釈し、希釈しためんつゆ400gを鍋に入れ、さらに市販の生麺のうどん(180g)を加えて、強火(Pw100)で沸騰させた後、中火(Pw30)で2分間加熱し、うどんを調理した。
加熱前の鍋の写真を図2(a)、中火で加熱中の鍋の写真を図3(a)、加熱後の鍋の写真を図4(a)、盛り付け後の鍋の写真を図5(a)に示す。
<実施例8>
鍋にうどんを加える前に膨化食品13gを添加した以外は、参考例2と同様にしてうどんを調理した。なお、膨化食品として実施例3で得られた膨化食品(乳タンパク質含有量78質量%)を用いた。また、表4に示すように、膨化食品の添加量は、希釈しためんつゆと、うどんと、膨化食品との総質量に対して、2.2質量%に相当する。
加熱前の鍋の写真を図2(b)、中火で加熱中の鍋の写真を図3(b)、加熱後の鍋の写真を図4(b)、盛り付け後の鍋の写真を図5(b)に示す。
<比較例3>
鍋にうどんを加える前にミセラーカゼイン12gを添加した以外は、参考例2と同様にしてうどんを調理した。なお、MCCとしてイングレディア社製の製品名「Prodiet 87B Fluid」(ミセラーカゼイン:ホエイタンパク質=9:1、乳タンパク質含有量85質量%)を用いた。また、表4に示すように、MCCの添加量は、希釈しためんつゆと、うどんと、MCCとの総質量に対して、2質量%に相当する。
加熱前の鍋の写真を図2(c)、中火で加熱中の鍋の写真を図3(c)、加熱後の鍋の写真を図4(c)、盛り付け後の鍋の写真を図5(c)に示す。
図3の結果に示されるように、参考例2および膨化食品を用いてうどんを調理した実施例8の場合、加熱中に茹で汁(めんつゆ)が吹きこぼれることはなかった。一方、膨化させていないMCCを用いてうどんを調理した比較例3の場合、加熱中に茹で汁が吹きこぼれやすかった。
また、図4、5の結果からに示されるように、参考例2および実施例8の場合、鍋の内側壁面に付着物は確認されなかったが、比較例3の場合はMCCが付着していた。
なお、実施例8の場合、うどん1杯(約600g)あたりタンパク質を約10g含んでおり、参考例2のうどん1杯に比べてタンパク質を多く摂取できる。
<参考例3:炊飯>
市販の米(新潟産コシヒカリ)140gを浄水器にて濾過した水道水(以下、「濾過水」という。)にて1回の洗浄工程と2回の研ぎ工程で処理した。次いで、処理後の米を180mLの濾過水に室温下(25℃)、60分間浸漬させた後(浸漬工程)、直径180mmの蓋付き片手鍋に移し、業務用電磁調理器(フジマック社製、製品名「FIC907510TD」)を用い、ダイヤル5にて20分間、加熱炊飯を行った。炊飯後はそのまま10分間の静置による蒸らし操作を行い、米飯を得た。
炊飯前の鍋の写真を図6(a)、炊飯後の鍋の写真を図7(a)、炊飯後の鍋底の写真を図8(a)に示す。
<実施例9>
浸漬工程での濾過水の量を182mLに変更し、加熱炊飯の直前に、鍋に膨化食品28gをさらに添加した以外は、参考例3と同様にして米飯を得た。なお、膨化食品として実施例3で得られた膨化食品(乳タンパク質含有量78質量%)を用いた。また、表5に示すように、膨化食品の添加量は、米と、浸漬工程で用いた濾過水と、膨化食品との総質量に対して、8質量%に相当する。
炊飯前の鍋の写真を図6(b)、炊飯後の鍋の写真を図7(b)、炊飯後の鍋底の写真を図8(b)に示す。
<比較例4>
浸漬工程での濾過水の量を182mLに変更し、かつ濾過水にミセラーカゼイン26gをさらに添加した以外は、参考例3と同様にして米飯を得た。なお、MCCとしてイングレディア社製の製品名「Prodiet 87B Fluid」(ミセラーカゼイン:ホエイタンパク質=9:1、乳タンパク質含有量85質量%)を用いた。また、表5に示すように、MCCの添加量は、米と、浸漬工程で用いた濾過水と、MCCとの総質量に対して、7.5質量%に相当する。
炊飯前の鍋の写真を図6(c)、炊飯後の鍋の写真を図7(c)、炊飯後の鍋底の写真を図8(c)に示す。
図7の結果に示されるように、膨化食品を用いて炊飯を行った実施例9の場合、米粒表面につやが確認された。一方、膨化させていないMCCを用いて炊飯を行った比較例4の場合、米粒表面に膜が張っていた。
また、図8の結果からに示されるように、参考例3および実施例9の場合、鍋底に焦げは確認されなかったが、比較例4の場合は鍋底が焦げていた。
なお、実施例9の場合、米飯1膳(約150g)あたりタンパク質を約10g含んでおり、参考例3の米飯1膳に比べてタンパク質を多く摂取できる。
<参考例4:シリアル>
容器に市販のシリアル(カルビー社製、製品名「フルグラ」)50gを入れ、これに牛乳200mLを加えて混合した。
牛乳を添加する前のシリアルの写真を図9(a)、牛乳を添加した後のシリアルの写真を図10(a)、喫食後の容器の写真を図11(a)に示す。
<実施例10>
容器に市販のシリアル(カルビー社製、製品名「フルグラ」)50gと膨化食品9.6gを入れ、これに牛乳200mLを加えて混合した。なお、膨化食品として実施例3で得られた膨化食品(乳タンパク質含有量78質量%)を用いた。また、表6に示すように、膨化食品の添加量は、シリアルと、膨化食品と、牛乳との総質量に対して、3.7質量%に相当する。
牛乳を添加する前のシリアルの写真を図9(b)、牛乳を添加した後のシリアルの写真を図10(b)、喫食後の容器の写真を図11(b)に示す。
<比較例5>
容器に市販のシリアル(カルビー社製、製品名「フルグラ」)50gとミセラーカゼイン9.2gを入れ、これに牛乳200mLを加えて混合した。なお、MCCとしてイングレディア社製の製品名「Prodiet 87B Fluid」(ミセラーカゼイン:ホエイタンパク質=9:1、乳タンパク質含有量85質量%)を用いた。また、表6に示すように、MCCの添加量は、シリアルと、MCCと、牛乳との総質量に対して、3.5質量%に相当する。
牛乳を添加する前のシリアルの写真を図9(c)、牛乳を添加した後のシリアルの写真を図10(c)、喫食後の容器の写真を図11(c)に示す。
図9の結果に示されるように、実施例10の場合はシリアルと膨化食品の大きさがほぼ同じであり違和感がないが、比較例5の場合は膨化させていないMCCが容器の底に溜まりやすく、均一に混合しにくかった。
また、図10の結果に示されるように、参考例4および実施例10の場合は牛乳を添加しても均一分散したが、比較例5の場合は牛乳に溶け残ったMCC(不溶物)が浮いたり容器の内側壁面に付着したりしていた。
また、図11の結果に示されるように、参考例4および実施例10の場合は喫食後に粒が残らないが、比較例5の場合は喫食後に容器に不溶物が残っていた。
なお、実施例10の場合、シリアル1食(約60g)あたりタンパク質を約10g含んでおり、参考例4のシリアル1食に比べてタンパク質を多く摂取できる。

Claims (10)

  1. ミセラーカゼインを全固形分の45〜96質量%含む押出し成形物である、膨化食品。
  2. 前記膨化食品のかさ比重が10〜60g/100mLである、請求項1に記載の膨化食品。
  3. 前記膨化食品の水分含有量が3〜15質量%である、請求項1または2に記載の膨化食品。
  4. デンプンをさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の膨化食品。
  5. 炭酸カルシウムおよび二酸化ケイ素の少なくとも一方をさらに含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の膨化食品。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の膨化食品を含む、加工食品。
  7. 小麦粉製食品、米製食品、シリアル食品からなる群より選択される1種以上の食品である、請求項6に記載の加工食品。
  8. ミセラーカゼインを含む原料混合物を二軸エクストルーダーに投入し、加圧加熱しながら押出し成形し、ミセラーカゼインを全固形分の45〜96質量%含む膨化食品を得る、膨化食品の製造方法。
  9. 前記原料混合物はデンプンをさらに含む、請求項8に記載の膨化食品の製造方法。
  10. 前記原料混合物は炭酸カルシウムおよび二酸化ケイ素の少なくとも一方をさらに含む、請求項8または9に記載の膨化食品の製造方法。
JP2018098741A 2018-05-23 2018-05-23 膨化食品およびその製造方法と、加工食品 Pending JP2019201582A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018098741A JP2019201582A (ja) 2018-05-23 2018-05-23 膨化食品およびその製造方法と、加工食品
PCT/JP2019/020203 WO2019225630A1 (ja) 2018-05-23 2019-05-22 膨化食品およびその製造方法と、加工食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018098741A JP2019201582A (ja) 2018-05-23 2018-05-23 膨化食品およびその製造方法と、加工食品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019201582A true JP2019201582A (ja) 2019-11-28

Family

ID=68616963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018098741A Pending JP2019201582A (ja) 2018-05-23 2018-05-23 膨化食品およびその製造方法と、加工食品

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2019201582A (ja)
WO (1) WO2019225630A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5467055A (en) * 1977-10-17 1979-05-30 Roussel Uclaf Novel or known food having cellular structure and production
JP2001224308A (ja) * 2000-02-10 2001-08-21 Asahi Denka Kogyo Kk シュー用乳化油脂組成物およびこれを用いたシューケース
US20040022902A1 (en) * 2000-06-07 2004-02-05 Reginald Allouche High-protein and low-calorie dough for making products imitating bread-type products, and preparation method
JP2009504188A (ja) * 2005-08-17 2009-02-05 ソレイ リミテッド ライアビリティ カンパニー 糖アルコールを含んでなり改善されたテクスチャー及び賞味期限を有する高タンパク質食品バー
JP2013158323A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Healthy Food Kk 即席パン粥様食品及びパン粥様食品
JP2018042532A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 理研ビタミン株式会社 冷凍パン生地用品質改良剤

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018180667A1 (ja) * 2017-03-28 2018-10-04 森永乳業株式会社 焼成食品の製造方法及び焼成食品

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5467055A (en) * 1977-10-17 1979-05-30 Roussel Uclaf Novel or known food having cellular structure and production
JP2001224308A (ja) * 2000-02-10 2001-08-21 Asahi Denka Kogyo Kk シュー用乳化油脂組成物およびこれを用いたシューケース
US20040022902A1 (en) * 2000-06-07 2004-02-05 Reginald Allouche High-protein and low-calorie dough for making products imitating bread-type products, and preparation method
JP2009504188A (ja) * 2005-08-17 2009-02-05 ソレイ リミテッド ライアビリティ カンパニー 糖アルコールを含んでなり改善されたテクスチャー及び賞味期限を有する高タンパク質食品バー
JP2013158323A (ja) * 2012-02-07 2013-08-19 Healthy Food Kk 即席パン粥様食品及びパン粥様食品
JP2018042532A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 理研ビタミン株式会社 冷凍パン生地用品質改良剤

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"濃縮ミセラカゼイン", THINK USA DAIRY[ONLINE], JPN6019031651, June 2015 (2015-06-01), ISSN: 0004909072 *

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019225630A1 (ja) 2019-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NO303561B1 (no) FremgangsmÕte for fremstilling av lavkalori-kj°ttprodukter
CN108601380B (zh) 面条类食品及其制造法
CN101816389A (zh) 蛋粉食品
JP5885167B2 (ja) 穀類加工食品およびその製造方法
KR101815815B1 (ko) 닭가슴살 분말을 이용한 고단백 천연발효 다이어트빵 제조 방법
JP2022152094A (ja) パテ様食品の製造方法
KR101904342B1 (ko) 마늘 떡볶이의 제조방법
WO2009102198A1 (en) Batter and method for preparing a pasta
JP2019201582A (ja) 膨化食品およびその製造方法と、加工食品
JPH119199A (ja) 籾粉末含有加工品
KR101952664B1 (ko) 전복 케이크의 제조방법 및 그 방법에 의한 전복 케이크
JP2006109801A (ja) 加工豆類およびその製造方法
JP6132329B2 (ja) 中華麺の製造方法
TW202126183A (zh) 組成物
RU2796838C1 (ru) Способ производства крекера из медузы
JP2844494B2 (ja) W/o乳化油脂組成物を配合した食品の製造法
LU504321B1 (en) A Kind of Vegetable Protein Meat Product and Preparation Method Thereof
KR102675728B1 (ko) 어묵면 제조 장치와 어묵면 제조 방법
US20230172247A1 (en) Method for producing composition for food
KR101910138B1 (ko) 기능성 피자 도우 및 이의 제조 방법
WO2017030082A1 (ja) 冷凍調理済み調味麺類の製造方法
JP2009038995A (ja) 焼き菓子
CN105941549A (zh) 一种奶酪点心的生产方法
RU2201701C2 (ru) Способ производства низкокалорийного паштета
FI106692B (fi) Menetelmä liha- ja kalahöysteiden valmistamiseksi

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180618

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220510

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221101