JP2019201194A - パターン形成体の製造方法及びパターン形成体 - Google Patents

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Abstract

【課題】一般的な転写材料においても、3次元構造パターンや非常に微細なパターンを有するパターン形成体を提供する。【解決手段】表面に微細な凹凸パターンを有するモールド31を準備する準備工程と、転写材料21の一方の面と上記モールドの上記表面が対向するようにして、基材11と上記モールドとで上記転写材料を挟む設置工程図1(a)と、上記転写材料に光80を照射して上記転写材料を半硬化させる半硬化工程(b)と、半硬化した上記転写材料から上記モールドを剥離する剥離工程(c)と、を順に行う小工程を備えている。そして、上記小工程を2回以上繰り返し、n回目の上記半硬化工程における上記転写材料よりもn+1回目の上記半硬化工程における上記転写材料の方の硬度及び弾性率の少なくとも何れか一方が高い。【選択図】図1

Description

本発明は、パターン形成体の製造方法及びその製造方法で製造されたパターン形成体に関する。
近年、種々の用途に応じて、特定の微細な凹凸パターン(3次元構造パターン)を形成する方法が求められている。
例えば、半導体デバイス、光学素子、配線回路、データストレージメディア(ハードディスク、光学メディアなど)、医療用部材(分析検査用チップ、マイクロニードルなど)、バイオデバイス(バイオセンサ、細胞培養基板など)、精密検査機器用部材(検査プローブ、試料保持部材など)、ディスプレイパネル、パネル部材、エネルギーデバイス(太陽電池、燃料電池など)、マイクロ流路、マイクロリアクタ、MEMSデバイス、インプリントモールド、フォトマスクなどの用途が挙げられる。
このような微細な凹凸パターンを形成する方法として、インプリント法と呼ばれる技術が注目されている(非特許文献1参照)。
インプリント法は、所望の凹凸パターンの反転形状を有するインプリントモールドと呼ばれる原版を、基材上の転写材料に接触させ、転写材料がモールドの凹凸パターンの形状に沿った状態で、転写材料を硬化させることにより、基材上の転写材料に所望の凹凸パターンが転写される。
複雑な3次元構造パターンや、非常に微細なパターン(たとえば線幅が50nm以下)は、従来のリソグラフィ技術では作製できなかったり、作製に非常に多くのコストや時間を要したりする。
インプリント法は、モールドの凹凸パターンの反転形状を1対1のサイズで転写材料に形成できることから、上述のような従来技術では作製が困難な凹凸パターンでも、所望のパターンの反転形状を有するモールドを用いれば簡便なプロセスで作製することが可能である。
特開2013−65723号公報
Appl.phys.Lett.,vol.67,p3314(1995)
しかしながら、インプリント法によって3次元構造パターンや非常に微細なパターンを作製するためには、当然のことながら所望のパターンの反転形状を有するモールドを準備する必要がある。
モールドの作製には荷電粒子線によるリソグラフィ法などが用いられるが、リソグラフィ法で非常に微細なパターン(たとえば線幅が50nm以下)や、密度の高いパターン(隣接する凸部同士の距離が近い、たとえば凸部の線幅と凹部の線幅が1:1であるラインアンドスペースなど)を作製するためには、高度なリソグラフィ技術を要したり、描画に多くの時間を要したりする。
また、リソグラフィ法では、露光後の現像処理において、描画したレジストパターンが倒壊することがある。レジストパターンの倒壊は、パターンが高アスペクト比であるほど起こりやすいことが知られている。
また、リソグラフィ法で多段構造を有する3次元構造パターンを作製するためには、複数回のリソグラフィが必要となり、多くのコストと時間を要するだけでなく、既に段差を備えた基板上へのリソグラフィは、レジストを平坦にコートすることができず、所望のレジストパターンを精度良く得ることは困難である。
上述のような課題を解決する方法として、インプリント法を用いたダブルパターニングが知られている(特許文献1)。ダブルパターニングを用いれば、モールドは所望のパターンの全てを有する必要がなく、総パターンの半分を間引いたパターンを有するモールドを作製すれば良いので、モールド作製にかかる時間やコストを軽減できる。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、未硬化の状態で2回以上のパターニングが可能な特殊な転写材料を用いる必要があり、一般的な転写材料では適用することができない。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、一般的な転写材料においても、3次元構造パターンや非常に微細なパターンを有するパターン形成体を形成することが可能な技術を提供することにある。
上記の目的を達成させるために、本発明の一態様に係るパターン形成体の製造方法は、凹凸構造をもつパターン形成体の製造方法であって、表面に微細な凹凸パターンを有するモールドを準備する準備工程と、転写材料の一方の面と上記モールドの上記表面が対向するようにして、基材と上記モールドとで上記転写材料を挟む設置工程と、上記転写材料に光を照射して上記転写材料を半硬化させる半硬化工程と、半硬化した上記転写材料から上記モールドを剥離する剥離工程と、を順に行う小工程を備えている。そして、上記小工程を2回以上繰り返し、n回目の上記半硬化工程における上記転写材料よりもn+1回目の上記半硬化工程における上記転写材料の方の硬度及び弾性率の少なくとも何れか一方が高い。
また、本発明の一態様に係るパターン形成体は、基材と、上記基材の一方の面に凹凸パターンを備え、上記凹凸パターンは高さがそれぞれ異なる第1の凸部、第2の凸部、第3の凸部を有し、上記第3の凸部の高さは上記第1の凸部の高さと上記第2の凸部の高さを足した高さである。
また、本発明の一態様に係るパターン形成体は、第1の凹凸パターンの凸部上に、第2の凹凸パターンが形成されており、第1の凹凸パターンの凸部のパターン幅に対し、第2の凹凸パターンの凸部のパターン幅が4分の1以下である。
本発明の一態様によれば、一般的な転写材料においても3次元構造パターンや非常に微細なパターンを有するパターン形成体を得ることができる。
本発明の実施の形態におけるパターン形成体の製造方法を説明する概略断面図である。 本発明の実施の形態におけるパターン形成体の製造方法を説明する概略平面図である。 本発明の実施例におけるパターン形成体の製造方法を説明する概略断面図である。 本発明の実施例におけるパターン形成体の製造方法を説明する概略平面図である。 本発明の実施の形態におけるパターン形成体の製造方法を説明する概略断面図である。 本発明の実施の形態におけるパターン形成体の製造方法を説明する概略断面図である。 本発明の実施の形態におけるパターン形成体の製造方法を説明する概略断面図である。
本発明の実施の形態に係るパターン形成体の製造方法は、凹凸構造をもつパターン形成体の製造方法であって、表面に微細な凹凸パターンを有するモールドを準備する準備工程と、転写材料の一方の面と上記モールドの上記表面が対向するようにして、基材と上記モールドとで上記転写材料を挟む設置工程と、上記転写材料に光を照射して上記転写材料を半硬化させる半硬化工程と、半硬化した上記転写材料から上記モールドを剥離する剥離工程と、を順に行う小工程を備えている。そして、上記小工程を2回以上繰り返し、n回目の上記半硬化工程における上記転写材料よりもn+1回目の上記半硬化工程における上記転写材料の方の硬度及び弾性率の少なくとも何れか一方(硬度及び/または弾性率)が高い。
以下、本発明の実施形態に係るパターン形成体の製造方法及びパターン形成体について、図1を参照して具体的に説明する。
まず、図1(a)に示す第1のモールド31及び図1(d)に示す第2のモールド32を準備する(準備工程)。第1及び第2のモールド31,32の各々は、表面に微細な凹凸パターンを有する。
次に、図1(a)に示すように、基材11上に転写材料21を供給し、第1のモールド31を、凹凸パターンを基材11に向けて設置して、基材11と第1のモールド31とで転写材料21を挟む(設置工程)。転写材料21は、適宜公知の技術を用いて基材11上にコートしても良い。例えば、スピンコート、バーコートなどを用いて良い。また、転写材料21は、基材11上にディスペンスし、第1のモールド31を乗せてから塗り広げても良い。このとき、第1のモールド31の自重で転写材料21を塗り広げても良いし、加圧して塗り広げても良い。すなわち、転写材料21は、容易に塗れ広がる流動性を有する。
基材11は、用途に応じて適宜選択して良い。例えば、シリコン基板、石英基板、サファイア基板、PETフィルムなどであっても良い。
次に、転写材料21を第1のモールド31の凹凸パターンに充填させるために必要であれば適宜加圧を行う。
次に、図1(b)に示すように、基材11または第1のモールド31のうち、照射光に対して透過性を有する側から、転写材料21に光80を弱く照射して転写材料21を半硬化させる(半硬化工程)。すなわち、転写材料21に光80を照射して半硬化状態の転写材料22にする。なお、図1(b)では、一例として光を第1のモールド31側から照射する様子を示している。
ここで、「光を弱く照射」とは、転写材料21に照射される光のうち、転写材料21を硬化させる波長の光の量を減らすことを意味する。光を弱く照射する方法は適宜選択して良い。例えば、光源の出力を下げる、照射時間を短くする、光源と転写材料との距離を大きくする、光源からの光を一部遮光する、などの方法が挙げられる。
また、半硬化とは、第1のモールド31を転写材料22から剥離しても転写材料22には第1のモールド31の凹凸パターンの反転形状が保持される程度に転写材料22が硬化しているが、完全には硬化しておらず転写材料22が変形可能である状態を意味する。すなわち、転写材料21よりも転写材料22の方の硬度及び/または弾性率(硬度及び弾性率の少なくとも何れか一方)が高く、換言すれば流動性が低い。
転写材料21を半硬化させるための光照射量は、転写材料21の種類に応じて、転写材料21を硬化させる標準的な照射量の1%から20%程度に適宜調整する。照射量が少なすぎると、転写材料22に第1のモールド31の凹凸パターンの反転形状、すなわち反転凹凸パターンが保持されず、ランダムに反転凹凸パターンが倒れたり、反転凹凸パターンが垂れ下がったりすることがある。このような状態は、正確に第1のモールド31の凹凸パターン形状を転写材料に反転させたい場合には、好ましくない。ただし、反転凹凸パターン形状のランダム性による効果を得たいときには、あえてこのような条件を選択してもよい。反転凹凸パターン形状のランダム性による効果の一例として、光の散乱性の向上がある。なお、このような一部の反転凹凸パターン形状が保持されていない状態も含め、半硬化と定義している。さらに照射量を減らすと、反転凹凸パターンの反転形状がほとんど保持されず、2回目以降の小工程を行った後に、第1のモールド31の凹凸パターンが転写材料に現れない状態となる。この状態は未硬化と定義する。一方で、照射量が多すぎると、転写材料21が硬化して変形不可能になってしまう。
転写材料21を最終的に硬化させたときの硬度は、半硬化させたときの硬度のおおよそ2〜70倍となる。また、転写材料21を最終的に硬化させたときの弾性率は、半硬化させたときの弾性率のおおよそ2〜200倍となる。なお、これらの硬度及び弾性率は、エリオニクス社のENT−NEXOSやブルカー社のTI980 Tribo Indenterなど従来公知の方法にて測定することができる。なお、測定にあたっては、基材の影響を受けないように、押込み深さを転写材料21の膜厚の10分の1以下にする必要がある。
転写材料21は、用途に応じて適宜選択して良い。例えば、一般的なUV硬化樹脂などが好適に用いられる。ただし、転写材料21を半硬化させるための光照射量の範囲を広くとるために、標準的な照射量が1,000mJ/cm以上である転写材料21であることが好ましい。半硬化させるための光照射量の範囲を広くとることができる。一方で、1,000mJ/cm未満の転写材料では、半硬化させるための光照射量の範囲が狭くなるため、光照射量の制御が難しくなる。製造プロセスのマージンに違いはあるものの、いずれでも複数回のパターニングは可能である。
次に、図1(c)に示すように、半硬化した転写材料22から第1のモールド31を剥離する(剥離工程)。以上により、転写材料22に、第1のモールドの凹凸パターンの反転パターンである第1のパターン41が形成される。
ここで、本実施形態のパターン形成体の製造方法は、上述した準備工程、設置工程、半硬化工程及び剥離工程を順に行う小工程を備える。そして、この小工程を少なくとも2以上繰り返し、n回目の半硬化工程における転写材料よりもn+1回目の半硬化工程における転写材の方の硬度及び/または弾性率を高くする。
次に、図1(d)に示すように、第2のモールド32を、凹凸パターンを基材11に向けて半硬化した転写材料22に接触させる。すなわち、第2のモールド32を、凹凸パターンを基材11に向けて設置して、基材11と第2のモールド32とで転写材料22を挟む(設置工程)。
このとき、第1のモールド31と第2のモールド32は、同一のモールドであっても良いし、凹凸パターン、材質、作製方法などが異なるモールドであっても良い。
第1のモールド31と第2のモールド32として、同一のモールドを用いる場合、例えば図2(a)に示すように、凸部と凹部の線幅の比が3:1であるラインアンドスペースパターンを有するモールドを用いて、第1のモールド31によって形成された第1のパターン41に対して平行にピッチの2分の1ずらして第2のモールド32を接触させることで、第1のパターン41と第2のパターン42からなる凹凸パターン43として凸部と凹部の線幅の比が1:1であるラインアンドスペースパターンを得ることができる。
また、別の例として、図2(b)に示すように、第1のモールド31と第2のモールド32のいずれも同一のラインアンドスペースパターンを有するモールドである場合、第1のモールド31によって形成された第1のパターン41に対して直行するように第2のモールドを接触させることで、第1のパターン41と第2のパターン42からなる凹凸パターン43として格子状のパターンを得ることができる。
また、第1のモールド31と第2のモールド32として互いに異なる凹凸パターンを有するモールドを用いたり、第2のモールド32のパターンが第1のパターン41に対して平行、直交だけでなく任意の角度で接触させたりすることで、さらに複雑なパターンを形成することができる。
すなわち、各回の上記小工程で、上記準備工程のうち少なくとも一回は、他の回における上記モールドと上記転写材料の内面方向の相対角度、或いは相対位置のうちの少なくとも一方が異なる。
次に、図1(e)に示すように、基材11または第2のモールド32のうち、照射光に対して透過性を有する側から、転写材料22に光80を照射して転写材料22を硬化させる(硬化工程)。すなわち、転写材料22に光80を照射して硬化状態の転写材料23にする。転写材料23は転写材料22よりも硬度及び/または弾性率が高い。なお、図1(e)では、一例として光を第2のモールド32側から照射する様子を示している。
ここで、上記小工程が2回の場合は、最後の2回目の小工程における半硬化工程が、転写材22に光80を照射して硬化状態の転写材料23とする硬化工程になる。すなわち、上記小工程が複数回の場合は、最後の小工程における半硬化工程が硬化工程になる。
次に、図1(f)に示すように、第2のモールド32を硬化した転写材料23から剥離する(剥離工程)。
以上により第1のパターン41と第2のパターン42からなる凹凸パターン43を有するパターン形成体51を得ることができる。
なお、第2のモールド32を転写材料22に接触させて光を照射する際に、光を弱く照射して転写材料22を半硬化状態にすれば、第2のモールド32を転写材料22から剥離した後にさらに第3のモールドを転写材料22に接触させてパターニングを行うこともできる。同様に、転写材料22を半硬化状態とすることができる限り、何回でもパターニングが可能である。その場合、最後のパターニングの際に、転写材料22が半硬化状態でなくなるまで十分に光を照射して転写材料を硬化させる。
(凹凸パターン)
図1(d)に示すように、第1のモールド31からなる第1のパターン41は半硬化状態のため、第2のモールド32を転写する際に第2のモールド32により押しつぶされる。このため第1のパターン41よりも高さが低い凸部61を形成できる。一方、第2のモールド32に凹部がある領域は転写材料22が凹部に入りこむため凸部61より高さの高い凸部62を形成できる。すなわち第1のパターン41の高さは、第2のモールド32の圧力を調整することにより、第1のモールド31に形成されたパターンの高さを最大値とする任意の高さを得ることが可能となる。これを利用することで第1のパターン41と第2のパターン42の高さの異なる多段形状の凹凸パターン43を得ることができる。
このとき、図5に示すように第1のモールド31と第2のモールド32の凹部の位置を一部重なるように作成することで、2回のパターン形成で3段階の高さの異なる凹凸パターン43を形成することも可能となる。以下詳細を説明する。なお、図4(a)では理解を容易にするため第1のモールド31と第2のモールド32の凹部の位置が重なった箇所を丸で示している。
まず図5(a)に示すように第1のモールド31を用いて第1のパターン41を形成する。このとき、第1のパターン41には第1のモールド31の形状が付与される。
次に図5(b)に示すように、第2のモールド32を第1のパターン41上に設置し加圧する。このとき、第1のパターン41の一部は第2のモールド32の加圧時に押しつぶされ、凸部61に示すように高さが第1のパターン41より低くなる。一方、第2のモールド32に凹部があり、かつ第1のパターン41が形成されていない領域は転写材料22が凹部に充填されるため凸部61より高さの高い凸部62が形成される。凸部62の高さは第2のモールド32の凹部の高さと凸部61の高さを加算した大きさと略同一となる。第1のモールド31と第2のモールド32の凹部の位置が重なった領域は、すでに第1のパターン41が存在するため第2のモールド32に転写材料22が入り込みにくく、第1のパターン41の高さを略維持した高さとなる。したがって二回の転写で3段階の高さの異なる凹凸パターン43を形成することができる。
すなわち、このようにして形成したパターン形成体は、凹凸パターンの高さがそれぞれ異なる第1の凸部61、第2の凸部63、第3の凸部62を有する。そして、第3の凸部62の高さは、第1の凸部61の高さと第2の凸部63の高さとを足した高さとなる。
また、図6(a)及び(b)に示すように、第1のモールド31の凹凸パターンにより半硬化状態で転写材料22に作製された第1のパターン(第1の凹凸パターン)41の凸部の上に、第2のモールド32の凹凸パターンの凸部を重ねることでも、多段構造を作製することができる。このとき、第2のモールド32は、一部に凹凸パターンがあっても、全体に凹凸パターンがあってもよい。全体に凹凸パターンがあった場合でも、圧力などを調整することで、第1のモールド31の凹凸パターンで作製された第1のパターン41の凸部上のみに第2のモールドの凹凸パターンにより第2のパターン(第2の凹凸パターン)を作製することが可能である。なお、この場合では第1のモールド31に形成された凹凸パターンの高さが、複数回転写後のパターン高さの最大値とならないこともある。
また、このとき第1のモールドで作製された第1のパターン(第1の凹凸パターン)41の凸部のパターン幅に対し、第2のモールド32で作製される第2のパターン(第2の凹凸パターン)42の凸部のパターン幅は、4分の1以下であることが好ましい。第2のモールド32で作製される第2のパターン42の凸部のパターン幅が大きいと、転写材料22の硬度及び/または弾性率が大きいときに第2のパターン42の凸部のパターンが生じづらくなる。そのため、第1のパターン41の凸部のパターン幅に対し、第2のパターン42の凸部のパターン幅が4分の1以下であるときと比較して、パターンを作製できる硬化条件が狭くなる。さらに第1のモールドで作製された第1のパターン41の凸部のパターン幅は、1μm以上であることが好ましい。第1のパターン41の凸部のパターン幅が1μm以上であると、第1のパターン41の凸部がつぶれづらくなり、安定的にパターンを形成することができる。なお、ここでいうパターン幅とは、パターン形状の最も狭い幅を示す。例えば、第1のパターン41の凸部がラインアンドスペースの場合は、ラインの幅を示す。
さらに、図7(a)及び(b)に示すように、第1のモールド31で作製された第1のパターン41の凸部よりも、第2のモールド32の凹凸パターンの高さが大きい場合、図7(a)の第1のパターン41の凸部41以外の平坦部もつぶされ、図7(b)に示すように、転写材料22に凹部44が作製される。そのため、2回のパターン形成で多段構造を作製することができる。ただし、この方法では、第2のパターン42の凸部の先端と第2のモールド32の凹凸パターンの凸部との間に空気が入ることがあり、第2のパターン42の凸部の平滑性に課題が生じる場合がある。また、2回目の小工程で押しつぶす高さが大きいため、1回目の小工程後の転写材料22の硬度及び/または弾性率を小さくしておくことが必要である。硬度及び/または弾性率を小さくした場合、パターン形状を保持するのが難しい。それゆえに、図7のパターン形成体の製造方法を実施する場合における第1のモールド31の凹凸パターンのアスペクト比(パターン幅/パターン高さ)は好ましくは0.5以下、さらに好ましくは0.2以下である。なお、この場合では第1のモールド31に形成された凹凸パターンの高さが、複数回転写後のパターン高さの最大値とならないこともある。
(実施例1)
以下、本発明の実施例に係るパターン形成体の製造方法及びパターン形成体について、図3を参照して説明する。
まず、基材11としては片面易接着処理済みのPETフィルムを用いた。また、転写材料21としてはアクリル系のUV硬化樹脂を用いた。基材11(PETフィルム)の易接着処理面に転写材料21を滴下し(図3(a))、第1のモールド31を、凹凸パターンを基材11に向けて置いた。次に、滴下した転写材料21が凹凸パターンエリア全体に広がるように、ローラー90を使って押し広げた(図3(b))。
ここで用いた転写材料21は、波長365nmのUV光を1,000mJ/cm照射することで硬化する。また、第1のモールド31は、PETフィルムを基材として、ピッチ600nm(線幅300nm)、高さ80nmのラインアンドスペースパターンが形成された石英製のマスターモールドからUV硬化樹脂に転写して作製した複製モールドを使用した。
次に、第1のモールド31の背面側から、ピーク波長365nmのLED光源を用いてUV光を80mJ/cm照射した(図3(c))。ここで、モールドの背面側とは、凹凸パターンが形成されていない側の面を指す。また、LED光源は後述する転写材料を硬化させる工程と同一の光源を使用し、照射時間を短くすることで照射量を調整した。
次に、転写材料22を介して貼り合わされている第1のモールド31と基材11とを剥離すると、転写材料22は第1のモールドには付着せずに基材11に密着していた(図3(d))。基材11上の転写材料22の表面には凹凸パターン41が形成されていることが目視で容易にわかり、転写されたパターンが保持される程度に転写材料22が硬化していることが確認できた。また、転写材料22の表面に触れるとその跡が付き、転写材料22が完全には硬化していないことが確認できた。
次に、第2のモールド32に形成されている凹凸パターンが、転写材料22に形成された第1のパターン41に接するように、第2のモールド32を半硬化された転写材料22の上に置いた(図3(e))。ここで、第2のモールド32は、PETフィルムを基材として、線幅500nm(ピッチ3000nm)、高さ110nmのラインパターンが形成された石英製のマスターモールドからUV硬化樹脂に転写して作製した複製モールドを使用した。また、第2のモールド32のラインパターンが第1のパターン41(ラインアンドスペース)と平行になるようにした。
次に、第2のモールド32の背面側から0.4MPaの圧力で加圧し、ピーク波長365nmのLED光源を用いてUV光を1,000mJ/cm照射した(図3(f))。
次に、第2のモールド32を硬化した転写材料23から剥離した(図3(g))。転写材料23の表面には新たに凹凸パターン42が形成されていることが目視で容易に確認できた。
第1のパターン41は高さ約30nm、第2のパターン42は高さ約80nmで形成されていることが、AFM(原子間力顕微鏡)による観察で確認された。
以上により、本発明の実施例に係るパターン形成体の製造方法を用いて、第1のパターン41と第2のパターン42からなる凹凸パターン43を有するパターン形成体51を得ることができた。
(実施例2)
実施例1と同様に、半硬化した転写材料22に第1のパターン41を形成した(図4(a))。
次に、第2のモールド32に形成されている凹凸パターンが、転写材料22に形成された第1のパターン41に接するように、第2のモールド32を半硬化された転写材料22の上に置いた。ここで、第2のモールド32は、PETフィルムを基材として、ピッチ1000nm(線幅500nm)、高さ110nmのラインアンドスペースパターンが形成された石英製のマスターモールドからUV硬化樹脂に転写して作製した複製モールドを使用した。また、第2のモールド32のラインアンドスペースパターンが第1のパターン41と直交するようにした。
次に、第2のモールド32の背面側から0.4MPaの圧力で加圧し、ピーク波長365nmのLED光源を用いてUV光を1,000mJ/cm照射した。
次に、第2のモールド32を硬化した転写材料23から剥離した。転写材料23の表面には新たに凹凸パターン42が形成されていることが目視で容易に確認できた。
第1のパターン41と第2のパターン42からなる凹凸パターン43は、格子状のパターンとなっていることが、AFMによる観察で確認された。また、第1のパターン41の高さは約30nm、第2のパターン42の高さは約60nm、第1のパターン41と第2のパターン42が重なった箇所の高さは約80nmであった。
以上により、本発明の実施例に係るパターン形成体の製造方法を用いて、パターン形成体51を得ることができた(図4(b))。
以上のように、本発明の実施形態及び実施例によれば、一般的な転写材料においても次元構造パターンや非常に微細なパターンを有するパターン形成体を得ることができる。
本発明のパターン形成体の製造方法及びパターン形成体は、微細なパターンを形成することが求められる広範な分野に利用することが期待される。例えば、パターン形成体として、インプリントモールド、フォトマスク、半導体デバイス、光学素子、配線回路、データストレージメディア(ハードディスク、光学メディアなど)、医療用部材(分析検査用チップ、マイクロニードルなど)、バイオデバイス(バイオセンサ、細胞培養基板など)、精密検査機器用部材(検査プローブ、試料保持部材など)、ディスプレイパネル、パネル部材、エネルギーデバイス(太陽電池、燃料電池など)、マイクロ流路、マイクロリアクタ、MEMSデバイスなどに用いることが期待される。
11・・・基材
21・・・転写材料
22・・・半硬化された転写材料
23・・・硬化された転写材料
31・・・第1のモールド
32・・・第2のモールド
41・・・第1のパターン
42・・・第2のパターン
43・・・凹凸パターン
44・・・第3のパターン
51・・・パターン形成体
61・・・凸部
62・・・凸部
63・・・凸部
80・・・照射光
90・・・ローラー

Claims (8)

  1. 凹凸構造をもつパターン形成体の製造方法であって、
    表面に微細な凹凸パターンを有するモールドを準備する準備工程と、
    転写材料の一方の面と前記モールドの前記表面が対向するようにして、基材と前記モールドとで前記転写材料を挟む設置工程と、
    前記転写材料に光を照射して前記転写材料を半硬化させる半硬化工程と、
    半硬化した前記転写材料から前記モールドを剥離する剥離工程と、
    を順に行う小工程を備え、
    前記小工程を2回以上繰り返し、
    n回目の前記半硬化工程における前記転写材料よりもn+1回目の前記半硬化工程における前記転写材料の方の硬度及び弾性率の少なくとも何れか一方が高いことを特徴とするパターン形成体の製造方法。
  2. 各回の前記小工程で、前記準備工程における前記モールドの凹凸パターンが同一形状であることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成体の製造方法。
  3. 各回の前記小工程で、前記準備工程のうち少なくとも一回は、他の回と前記モールドの凹凸パターンが異なることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成体の製造方法。
  4. 各回の前記小工程で、前記設置工程のうち少なくとも一回は、他の回における前記モールドと前記転写材料の面内方向の相対角度あるいは相対位置のうちの少なくとも一方が異なることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のパターン形成体の製造方法。
  5. 前記1回目の小工程で作製された凹凸パターンの凸部上のみに、2回目以降の工程で凹凸パターンを形成することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のパターン形成体の製造方法。
  6. 基材と、前記基材の一方の面に凹凸パターンを備え、
    前記凹凸パターンは高さがそれぞれ異なる第1の凸部、第2の凸部、第3の凸部を有し、
    前記第3の凸部の高さは前記第1の凸部の高さと前記第2の凸部の高さを足した高さであることを特徴とするパターン形成体。
  7. 第1の凹凸パターンの凸部上に、第2の凹凸パターンが形成されており、前記第1の凹凸パターンの凸部のパターン幅に対し、前記第2の凹凸パターンの凸部のパターン幅が4分の1以下であることを特徴とするパターン形成体。
  8. 前記第1の凹凸パターンの凸部のパターン幅が1μm以上であることを特徴とする請求項7に記載のパターン形成体。
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