JP2019201183A - ステージ装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法 - Google Patents

ステージ装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】静圧軸受のクリーニング処理を行うためのステージの駆動において、ステージ装置内の部品同士の接触を防止するために有利な技術を提供する。【解決手段】定盤上を移動可能なステージを有するステージ装置は、前記定盤に沿って前記ステージを駆動する駆動部と、前記ステージに設けられ、前記定盤から前記ステージを浮上させる静圧軸受と、前記定盤の側方に配置され、前記静圧軸受のクリーニング処理を行うクリーニング機構と、前記駆動部により前記ステージを駆動して前記クリーニング機構の上方に前記静圧軸受を配置する際に、前記ステージの姿勢を保持する保持機構と、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、ステージ装置、リソグラフィ装置、および物品の製造方法に関する。
半導体デバイスなどの製造に用いられるリソグラフィ装置には、基板を保持するステージを定盤に沿って駆動するステージ装置が設けられる。ステージ装置には、例えば定盤に向けて気体を吹き付けることなどにより、ステージを定盤から浮上させるための静圧軸受が設けられる。このようなステージ装置では、パーティクル(異物)等が静圧軸受に付着すると、ステージを定盤から所望の高さで浮上させることが困難になるため、静圧軸受のクリーニング処理を行うことが好ましい。特許文献1には、定盤に設けられたメンテナンス穴の上にステージ(スライダ)を配置し、該メンテナンス穴から圧縮空気を噴出することにより静圧軸受(エアベアリング面)の清掃を行うことが開示されている。
特開2011−41443号公報
特許文献1に記載された構成では、定盤に設けられたメンテナンス穴の上にステージを配置したときに静圧軸受の圧力(浮上力)が変化するため、ステージが傾き、ステージ装置内の部品同士(例えば、ステージと定盤)が接触することが起こりうる。
そこで、本発明は、静圧軸受のクリーニング処理を行うためのステージの駆動において、ステージ装置内の部品同士の接触を防止するために有利な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのステージ装置は、定盤上を移動可能なステージを有するステージ装置であって、前記定盤に沿って前記ステージを駆動する駆動部と、前記ステージに設けられ、前記定盤から前記ステージを浮上させる静圧軸受と、前記定盤の側方に配置され、前記静圧軸受のクリーニング処理を行うクリーニング機構と、前記駆動部により前記ステージを駆動して前記クリーニング機構の上方に前記静圧軸受を配置する際に、前記ステージの姿勢を保持する保持機構と、を含むことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、静圧軸受のクリーニング処理を行うためのステージの駆動において、ステージ装置内の部品同士の接触を防止するために有利な技術を提供することができる。
インプリント装置の構成を示す概略図である。 第1実施形態のステージ装置の構成を示す概略図である。 基板ステージの各静圧軸受に対してクリーニング処理を行う際のフローチャートである。 第1実施形態のステージ装置の動作を説明するための図である。 ビーム部材の各静圧軸受に対してクリーニング処理を行う際のフローチャートである。 第2実施形態のステージ装置の動作を説明するための図である。 第3実施形態のステージ装置の構成を示す概略図である。 第4実施形態のステージ装置の構成を示す概略図である。 第5実施形態のステージ装置の構成を示す概略図である。 物品の製造方法を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
以下の実施形態では、本発明に係るステージ装置を、モールドを用いて基板上にインプリント材のパターンを形成するインプリント装置に適用する例について説明するが、それに限られるものではない。例えば、マスク(原版)のパターンを基板に転写する露光装置や、荷電粒子線を用いて基板上にパターンを形成する描画装置などの他のリソグラフィ装置においても、本発明に係るステージ装置を適用することができる。
<第1実施形態>
本発明に係る第1実施形態のインプリント装置100について説明する。インプリント装置は、基板上に供給されたインプリント材と型とを接触させ、インプリント材に硬化用のエネルギを与えることにより、型の凹凸パターンが転写された硬化物のパターンを形成する装置である。本実施形態のインプリント装置100は、半導体デバイスなどの製造に使用され、凹凸パターンが形成されたモールドMを用いて、基板Wのショット領域上に供給されたインプリント材に当該パターンを転写するインプリント処理を行う。例えば、インプリント装置100は、パターンが形成されたモールドMを基板上のインプリント材に接触させた状態で当該インプリント材を硬化する。そして、インプリント装置100は、モールドMと基板Wとの間隔を広げ、硬化したインプリント材からモールドMを剥離(離型)することによって、基板上にインプリント材のパターンを形成することができる。
インプリント材を硬化する方法には、熱を用いる熱サイクル法と光を用いる光硬化法とがあり、本実施形態では、光硬化法を採用した例について説明する。光硬化法とは、インプリント材として未硬化の紫外線硬化樹脂を基板上に供給し、モールド1とインプリント材とを接触させた状態でインプリント材に光(紫外線)を照射することにより当該インプリント材を硬化させる方法である。
インプリント材には、硬化用のエネルギが与えられることにより硬化する硬化性組成物(未硬化状態の樹脂と呼ぶこともある)が用いられる。硬化用のエネルギとしては、電磁波、熱等が用いられる。電磁波としては、例えば、その波長が10nm以上1mm以下の範囲から選択される、赤外線、可視光線、紫外線などの光である。
硬化性組成物は、光の照射により、あるいは、加熱により硬化する組成物である。このうち、光により硬化する光硬化性組成物は、重合成化合物と光重合開始材とを少なくとも含有し、必要に応じて非重合成化合物または溶剤を含有してもよい。非重合成化合物は、増感剤、水素供与体、内添型離型剤、界面活性剤、酸化防止剤、ポリマ成分などの群から選択される少なくとも一種である。
インプリント材は、スピンコータやスリットコータにより基板上に膜状に付与される。あるいは、液体噴射ヘッドにより、液滴状、あるいは複数の液滴が繋がってできた島状または膜状となって基板上に付与されてもよい。インプリント材の粘度(25℃における粘度)は、例えば、1mPa・s以上100mPa・s以下である。
図1は、本実施形態のインプリント装置100の構成を示す概略図である。インプリント装置100は、例えば、硬化部11と、モールドMを保持するインプリントヘッド12と、第1計測部13と、第2計測部14と、供給部15(吐出部)と、制御部16とを含みうる。制御部16は、例えばCPUやメモリなどを有するコンピュータによって構成され、インプリント装置100の各部を制御するとともに、基板Wにおける複数のショット領域の各々に対するインプリント処理を制御する。また、本実施形態のインプリント装置100は、基板Wを保持して定盤上を移動可能な基板ステージ20(ステージ)を有するステージ装置STを含みうる。ステージ装置STの具体的な構成については後述する。
モールドMは、通常、石英など紫外線を透過することが可能な材料で作製されており、基板側の面における一部の領域(パターン領域)には、基板上のインプリント材に転写するための凹凸のパターンが形成されている。また、基板Wとしては、ガラス、セラミックス、金属、半導体、樹脂等が用いられ、必要に応じて、その表面に基板とは別の材料からなる部材が形成されていてもよい。基板Wとしては、具体的に、シリコンウェハ、化合物半導体ウェハ、石英ガラスなどである。また、インプリント材の付与前に、必要に応じて、インプリント材と基板との密着性を向上させるために密着層を設けてもよい。
硬化部11は、モールドMと基板上のインプリント材とが接触している状態で、モールドMを介してインプリント材に光(例えば紫外光)を照射し、インプリント材を硬化させる。硬化部11は、例えば、光源と、光源から射出された光を整形する光学系(コリメータレンズ等)とを含みうる。
インプリントヘッド12は、例えば、モールドチャック12aと、モールドステージ12bと、モールド駆動部12cとを含みうる。モールドチャック12aは、モールドステージ12bによって支持(搭載)されており、例えば真空吸着などによりモールドMを保持する。モールドチャック12aおよびモールドステージ12bには、硬化部11からの光(紫外光)を通過させるための開口(不図示)が設けられている。また、モールドステージ12bには、基板ステージ20によって保持された基板Wの高さを検出するセンサ12dや、モールドMを基板上のインプリント材に押印(押圧)したときの圧力を検出するロードセル(不図示)などが設けられてもよい。
モールド駆動部12cは、モールド昇降用のアクチュエータを含み、モールドチャック12aおよびモールドステージ12bとともにモールドMをZ方向に駆動する。具体的には、モールド駆動部12cは、モールドMと基板上のインプリント材とを接触させたり、硬化したインプリント材からモールドMを剥離(離型)したりするように、モールドMをZ方向に駆動する機能を有する。また、モールド駆動部12cは、モールドMの傾き(姿勢)を基板面に合わせて補正する機能を有してもよい。
第1計測部13は、例えばモールドステージ12bに設けられたTTM(Through The Mold)スコープを含みうる。具体的には、第1計測部13は、モールドMに設けられたアライメントマークを介して、基板ステージ20に設けられた基準マーク、または基板Wに設けられたアライメントマークを検出するための光学系および撮像系を有する。そして、第1計測部13は、TTMスコープでの検出結果から、XY方向におけるモールドMと基板WとのXY方向における位置関係を計測する。
第2計測部14は、モールドMを介さずに、基板ステージ20に設けられた基準マーク、または基板Wに設けられたアライメントマークを検出するための光学系および撮像系を有するオフアクシススコープを含みうる。そして、第2計測部14は、オフアクシススコープでの検出結果から、基板ステージ20(基準マーク)と基板W(アライメントマーク)とのXY方向における位置関係を計測する。これにより、制御部16は、第1計測部13での計測結果、および第2計測部14での計測結果に基づいて、モールドMと基板Wとの位置合わせを制御することができる。
供給部15は、インプリント材(例えば、光硬化型の樹脂)を基板上に供給(滴下)する供給口(ノズル)を有するディスペンサ(ディスペンスヘッド)を含む。供給部15は、例えばピエゾジェット方式やマイクロソレノイド方式などを採用し、XY方向に基板Wを移動させている状態で、基板Wにおける複数のショット領域の各々に、微小な容積を有するインプリント材の液滴を供給(吐出)することができる。
次に、ステージ装置STの構成について、図1〜図2を参照しながら説明する。図2は、ステージ装置STの構成を示す概略図である。図2(a)は、ステージ装置STを上(+Z方向)から見た図であり、図2(b)は、基板ステージ20の断面図(図2(a)のA−A断面図)である。ステージ装置STは、例えば、基板ステージ20と、ビーム部材30と、第1駆動部40と、第2駆動部50とを含みうる。
基板ステージ20は、真空チャックなどにより基板Wを保持する基板チャック21と、基板チャック21を支持して定盤BPの上をXY方向に移動可能な可動部22とを有する。また、基板ステージ20(可動部22)には、定盤BPに向かって圧縮空気を噴出する等により、基板ステージ20(可動部22)を定盤BPから浮上させるための静圧軸受23(例えば、エアベアリング、エアガイド)が、互いに離間して複数設けられている。本実施形態では、図2(a)に示すように、複数の静圧軸受23a〜23dが、可動部22の下面(定盤側の面)の四隅に設けられている。
ビーム部材30は、基板ステージ20(可動部22)に設けられた開口24を貫通するように第1方向(本実施形態ではX方向)に延伸して、第1方向への基板ステージ20の移動をガイド(案内)するための部材である。ビーム部材30は、基板ステージ20の移動をガイドするガイド部分31と、該ガイド部分31の両端(X方向)において該ガイド部分31を支持する支持部分32とを含みうる。支持部分32には、後述する第2駆動部50の可動子52が設けられるとともに、定盤BPに向かって圧縮空気を噴出すること等により、ビーム部材30を定盤BPから浮上させるための静圧軸受33が設けられうる。本実施形態では、図2(a)に示すように、複数の静圧軸受33a〜33dが、支持部分32の下面(定盤側の面)に設けられている。また、基板ステージ20の開口24のX方向側の側面には静圧軸受25が設けられ、ビーム部材30(ガイド部分31)のX方向側面に向かって圧縮空気を噴出すること等により、X方向における基板ステージ20とビーム部材30との相対位置が制御される。
第1駆動部40は、基板ステージ20をビーム部材30に沿って第1方向(X方向)に駆動する。第1駆動部40は、例えば、X方向に沿って配列された複数のコイルを有する固定子41と、永久磁石を有する可動子42とからなるリニアモータを含みうる。本実施形態では、図2に示すように、第1駆動部40の固定子41はビーム部材30(ガイド部分31)に設けられており、可動子42は基板ステージ20(可動部22)に設けられている。また、第2駆動部50は、第1方向と異なる第2方向(本実施形態ではY方向)に、ビーム部材30を定盤BPに沿って駆動する。第2駆動部50は、例えば、Y方向に沿って配列された複数のコイルを有する固定子51と、永久磁石を有する可動子52とからなるリニアモータを含みうる。本実施形態では、上述したように、第2駆動部50の可動子52は、ビーム部材30の支持部分32に設けられている。ここで、以下では、第1駆動部40および第2駆動部50を総称して「駆動部」と呼ぶことがある。
ここで、インプリント装置100では、モールドMを基板上のインプリント材(特に、基板Wの周縁部上のインプリント材)に押圧する際に基板ステージ20が傾くと、モールドMと基板Wとの位置合わせを精度よく行うことが困難になる。そのため、ステージ装置STには、該押圧による基板ステージ20の傾きを低減するため、該押圧に耐えることができるような剛性が求められうる。該剛性は、定盤BPからの基板ステージ20の浮上量に依存しており、浮上量が小さいほど高くなる。したがって、ステージ装置STでは、該押圧時における基板ステージ20の傾きを許容範囲内に収めることができる浮上量で基板ステージ20を浮上させるように、静圧軸受23を構成することが好ましい。本実施形態では、例えば、数μm〜十数μmの範囲内で基板ステージ20が定盤BPから浮上するように静圧軸受23が構成されうる。
ステージ装置STでは、パーティクル(異物)が静圧軸受23に付着すると、基板ステージ20を定盤BPから所望の高さで浮上させることが困難になりうるため、静圧軸受23のクリーニング処理を定期的に行うことが好ましい。そのため、ステージ装置STでは、静圧軸受23のクリーニング処理を行うクリーニング機構60が、定盤BPの側方(周辺)に設けられうる。クリーニング機構60は、例えば、静圧軸受23に付着したパーティクルを真空吸着や静電吸着などにより除去する構成であってもよいし、静圧軸受23に向けて圧縮空気を噴出して静圧軸受23からパーティクルを除去する構成であってもよい。また、クリーニング機構60は、スポンジやワイプ等を用いて静圧軸受23からパーティクルを除去する構成であってもよい。
本実施形態のステージ装置STでは、図2(a)に示すように、定盤BPの四隅に対応する位置にクリーニング機構60がそれぞれ設けられうる(例えば、定盤BPの四隅がクリーニング機構60に置き換えられている)。そして、基板ステージ20に設けられた複数の静圧軸受23のうち、一部の静圧軸受23がクリーニング機構60の上方に配置されるように駆動部により基板ステージ20を駆動し、該一部の静圧軸受23に対してクリーニング処理を実行する。このようなクリーニング処理は、複数の静圧軸受23の各々に対して順次行われうる。
例えば、本実施形態のステージ装置STでは、図2(a)に示すように、基板ステージ20に設けられた静圧軸受23a〜23dに対応する同数のクリーニング機構60a〜60dが、定盤BPの四隅に対応する位置に離間して設けられている。静圧軸受23aのクリーニング処理は、駆動部により基板ステージ20を駆動して静圧軸受23aをクリーニング機構60aの上方に配置した状態で行われる。このとき、他の静圧軸受23b〜23dは、定盤上に配置されうる。また、静圧軸受23bのクリーニング処理は、駆動部により基板ステージ20を駆動して静圧軸受23bをクリーニング機構60bの上方に配置した状態で行われる。同様に、静圧軸受23cのクリーニング処理は、静圧軸受23cをクリーニング機構60cの上方に配置した状態で行われ、静圧軸受23dのクリーニング処理は、静圧軸受23dをクリーニング機構60dの上方に配置した状態で行われる。
しかしながら、このように基板ステージ20を駆動して一部の静圧軸受23を定盤BPの上からクリーニング機構60の上方に配置する場合、該一部の静圧軸受23における浮上力が変化しうる。その結果、基板ステージ20が傾き、ステージ装置内の部品同士(例えば、基板ステージ20と定盤BP)が接触することがある。そこで、本実施形態のステージ装置STでは、一部の静圧軸受23がクリーニング機構60の上方に配置されるように基板ステージを駆動する際において、基板ステージ20の姿勢を目標姿勢に保持する保持機構61を有する。
本実施形態では、保持機構61として、例えば、基板ステージ20とビーム部材30との相対位置(即ち、基板ステージ20の姿勢)を固定するように、基板ステージ20とビーム部材30(ガイド部分31)とを互いに連結する連結機構61aが設けられうる。例えば、連結機構61aは、互いに対面するように配置された電磁石および磁性体を含み、図2(b)に示すように、それらのうち一方がビーム部材30(ガイド部分31)に、他方が基板ステージ20の開口内に設けられうる。静圧軸受23のクリーニング処理を行うために基板ステージ20を駆動する際には、連結機構61aの電磁石を動作させて電磁石と磁性体とを連結することにより、基板ステージ20とビーム部材30とを互いに連結することができる。また、連結機構61aは、電磁石の他に、真空吸着などによって基板ステージ20とビーム部材30とを互いに連結する構成としてもよい。さらに、連結機構61aは、ビーム部材30の上方または下方における基板ステージ20とビーム部材30との隙間を広げることにより基板ステージ20とビーム部材30とを互いに連結するジャッキ等を含むメカニカルな構成としてもよい。
次に、基板ステージ20に設けられた複数の静圧軸受23の各々に対するクリーニング処理について説明する。図3は、各静圧軸受23に対してクリーニング処理を行う際のフローチャートである。図3に示すフローチャートの各工程は、制御部16によって制御されうる。ここで、以下では、複数の静圧軸受23a〜23dのうちクリーニング処理を行う対象の静圧軸受23を、「対象静圧軸受」と呼ぶことがある。また、複数のクリーニング機構60a〜60dのうち、対象静圧軸受のクリーニング処理を行うために割り当てられたクリーニング機構60を、「対象クリーニング機構」と呼ぶことがある。
S11では、制御部16は、対象クリーニング機構のX方向の位置範囲に対象静圧軸受が配置されるように、第1駆動部40により基板ステージ20をビーム部材30に沿ってX方向に駆動する。このS11の工程は、静圧軸受23a〜23dが定盤上にあり且つ静圧軸受23a〜23dを動作させている状態で行われうる。例えば、静圧軸受23aを対象静圧軸受とする場合、制御部16は、図4(a)に示すように、クリーニング機構60aのX方向の位置範囲に静圧軸受23aが配置されるように、第1駆動部40により基板ステージ20をX方向に駆動する。
S12では、制御部16は、基板ステージ20とビーム部材30と互いに連結するように連結機構61aを制御する。S13では、制御部16は、静圧軸受23a〜23dの動作を停止する。このように静圧軸受23a〜23dの動作を停止するのは、静圧軸受23a〜23dの浮上力のバランスが変化することによる基板ステージ20の発振を防止するためである。また、ビーム部材30の支持部分32に設けられた静圧軸受33については、停止せずに、動作状態(即ち、浮上力を発生させた状態)を維持させる。
S14では、制御部16は、対象静圧軸受が対象クリーニング機構の上方に配置されるように、第2駆動部50により基板ステージ20をY方向に駆動する。例えば、静圧軸受23aを対象静圧軸受とする場合、制御部16は、図4(b)に示すように、クリーニング機構60bの上方に静圧軸受23aが配置されるように、第2駆動部50により基板ステージ20をY方向に駆動する。このとき、図4(b)に示すように、ビーム部材30の静圧軸受33a〜33dは定盤上に位置しており、ビーム部材30の姿勢が目標姿勢に保持される。そのため、基板ステージ20の静圧軸受23a〜23dの一部が定盤外に配置されたとしても、連結機構61aによってビーム部材30に連結された基板ステージ20の姿勢も目標姿勢に保持することができる。
S15では、制御部16は、対象クリーニング機構に対象静圧軸受のクリーニング処理を行わせる。ここで、対象静圧軸受のエアガイド面を観察する観察機構をステージ装置STに設け、エアガイド面のパーティクルの除去状況や不具合の発生状況など、クリーニング処理の状況を観察機構によって観察してもよい。この場合、制御部16は、観察機構での観察結果に応じてクリーニング処理を終了してもよい。
S16では、制御部16は、複数の静圧軸受23a〜23dが定盤上に配置されるように、第1駆動部40および第2駆動部50により基板ステージ20を駆動する。S17では、制御部16は、複数の静圧軸受23a〜23dを動作させるとともに、連結機構61aによる基板ステージとビーム部材との連結を解除する。S18では、制御部16は、複数の静圧軸受23a〜23dのうち、クリーニング処理を行っていない静圧軸受23(未処理の静圧軸受23)があるか否かを判断する。未処理の静圧軸受23がある場合には、未処理の静圧軸受23を対象静圧軸受に設定してS11に戻る。一方、未処理の静圧軸受23がない場合には終了する。
上述したように、本実施形態のステージ装置STは、一部の静圧軸受23がクリーニング機構60の上方に配置されるように基板ステージ20を駆動するときの該基板ステージ20の姿勢を保持する保持機構61を有する。これにより、基板ステージ20を駆動して一部の静圧軸受23をクリーニング機構60の上方に駆動する際に、基板ステージ20が傾き、ステージ装置内の部品同士(例えば、基板ステージ20と定盤BP)が接触することを防止することができる。ここで、クリーニング機構60は、その上面が定盤BPの上面より低いことが好ましい。このような構成により、静圧軸受23がクリーニング機構60の上方に配置されるように基板ステージ20を駆動する場合において、基板ステージ20とクリーニング機構60との干渉(接触)を回避することができる。
<第2実施形態>
本発明に係る第2実施形態のステージ装置について説明する。第2実施形態のステージ装置は、第1実施形態のステージ装置STを基本的に引き継ぐものであり、装置構成に関しても第1実施形態のステージ装置STと同様である。本実施形態では、ビーム部材30の支持部分32に設けられた複数の静圧軸受33a〜33dの各々に対してクリーニング処理を行う例について説明する。
図5は、ビーム部材30に設けられた複数の静圧軸受33の各々に対してクリーニング処理を行う際のフローチャートである。図5に示すフローチャートの各工程は、制御部16によって制御されうる。ここで、本実施形態の連結機構61a(保持機構61)の構成は第1実施形態と同様であるが、ビーム部材30の姿勢を保持(固定)するために用いられうる。
S21では、制御部16は、基板ステージ20とビーム部材30とを互いに連結するように連結機構61aを制御する。S22では、制御部16は、静圧軸受33a〜33dの動作を停止する。基板ステージ20の静圧軸受23a〜23dについては、停止せずに、動作状態(即ち、浮上力を発生させた状態)を維持させる。
S23では、制御部16は、図6に示すように、静圧軸受33aがクリーニング機構60aの上方に、且つ静圧軸受33cがクリーニング機構60cの上方に配置されるように、第2駆動部50によってビーム部材30を駆動する。このとき、図6に示すように、基板ステージ20の静圧軸受23a〜23dは定盤上に位置しており、基板ステージ20の姿勢が目標姿勢に保持される。そのため、ビーム部材30の静圧軸受33a〜33dの一部が定盤外に配置されたとしても、連結機構61aによって基板ステージ20に連結されたビーム部材30の姿勢も目標姿勢に保持することができる。S24では、制御部16は、静圧軸受33a、33cのクリーニング処理を、クリーニング機構60a、60cにそれぞれ行わせる。
S25では、制御部16は、S23と同様に、静圧軸受33bがクリーニング機構60bの上方に、且つ静圧軸受33dがクリーニング機構60dの上方に配置されるように、第2駆動部50によってビーム部材30を駆動する。S26では、制御部16は、静圧軸受33b、33dのクリーニング処理を、クリーニング機構60b、60dにそれぞれ行わせる。S27では、制御部16は、複数の静圧軸受33a〜33dが定盤上に配置されるように第2駆動部50によりビーム部材30を駆動する。S28では、制御部16は、複数の静圧軸受33a〜33dを動作させるとともに、連結機構61aによる基板ステージ20とビーム部材30との連結を解除する。上述したようにステージ装置を制御することにより、ビーム部材30に設けられた静圧軸受33のクリーニング処理を行うことができる。
<第3実施形態>
本発明に係る第3実施形態のステージ装置について説明する。本実施形態のステージ装置は、第1実施形態のステージ装置STと比べてクリーニング機構60の構成(配置)が異なる。以下では、第1実施形態のステージ装置STと異なる部分について説明する。
本実施形態のステージ装置では、図7に示すように、定盤BPの側方(XY方向側)の周囲を取り囲むようにクリーニング機構60が配置されている。このようにクリーニング機構60を配置することにより、基板ステージ20に設けられた複数の静圧軸受23a〜23dのうち、2つ以上の静圧軸受23に対してクリーニング処理を同時に行うことができる。
例えば、図3に示すフローチャートに従って、基板ステージ20の静圧軸受23a〜23dのクリーニング処理を順次行う場合を想定する。この場合、最初のS14〜S15の工程では、図7に示すように、静圧軸受23a、23cをクリーニング機構60の上方に配置し、静圧軸受23a、23cのクリーニング処理を同時に行う。そして、次のS14〜S15の工程では、図7に示す状態から基板ステージ20を−Y方向に駆動して静圧軸受23b、23dをクリーニング機構60の上方に配置し、静圧軸受23b、23dのクリーニング処理を同時に行う。このようにクリーニング機構60を構成することにより、2つ以上の静圧軸受23に対して同時にクリーニング処理を行うことができる。そのため、第1実施形態のステージ装置STと比べて、基板ステージ20の静圧軸受23a〜23dのクリーニング処理に要する時間を短縮することができる。
<第4実施形態>
本発明に係る第4実施形態のステージ装置について説明する。本実施形態のステージ装置は、第1実施形態のステージ装置STと比べて、基板ステージ20の姿勢を保持する保持機構61の構成が異なる。以下では、第1実施形態のステージ装置STと異なる部分について、図8を参照しながら説明する。図8(a)は、本実施形態のステージ装置を上方から見た図であり、図8(b)は、基板ステージ20の断面図(図8(a)のB−B断面図)である。
本実施形態のステージ装置では、基板ステージ20と定盤BPとの間に引力を発生させる引力発生機構61bが保持機構61として設けられている。引力発生機構61bは、例えば、図8(b)に示すように、基板ステージ20に設けられ、真空吸着や静電吸着によって定盤BPを引き寄せる力を発生させる。引力発生機構61bとしては、静圧軸受23における与圧機構が適用されてもよいが、該与圧機構とは別構成の機構が設けられるとよい。また、引力発生機構61bは、各静圧軸受23に対して設けられうる。
図8(a)は、静圧軸受23aがクリーニング機構60aの上方に配置した状態を示す図である。この状態において、基板ステージ20の重心位置26が、定盤上の静圧軸受23b〜23dを結ぶ三角形のエリア27の内側に入っていれば、基板ステージ20の姿勢を保持することができる。しかしながら、基板ステージ20の重心位置26が該エリア27から外れると、静圧軸受23aとクリーニング機構60aとが接触するように基板ステージ20が傾いてしまう。そのため、本実施形態のステージ装置は、引力発生機構61bにおける真空吸着力や静電吸着力を調整することにより、静圧軸受23aとクリーニング機構60aとが接触しないように、基板ステージ20の姿勢を制御しうる。
基板ステージ20の重心位置26がエリア27から外れている場合、制御部16は、静圧軸受23a(対象静圧軸受)の対角方向にある静圧軸受23dに対して設けられた引力発生機構61bを制御することで、基板ステージ20の姿勢を目標姿勢に制御する。具体的には、基板ステージ20の位置や姿勢を検出する検出部(例えばレーザ干渉計)をステージ装置内に設けておき、その検出結果に基づいて、基板ステージ20の姿勢が目標姿勢になるように引力発生機構61bを制御することができる。このとき、制御部16は、静圧軸受23aとクリーニング機構60aとの隙間を大きくして、それらが接触する可能性を更に低減するため、静圧軸受23b、23cの浮上力を通常より大きくしてもよい。なお、通常の浮上力とは、基板ステージ20の静圧軸受23a〜23dの全てが定盤上に位置しているときの浮上力を意味する。
ここで、基板ステージ20の重心位置26の該エリア27からの位置ずれは一般に10mm未満であるため、基板ステージ20を傾かせるモーメントとしては小さい。また、静圧軸受23a〜23dおよび引力発生機構61bは、基板ステージ20の中心(XY方向)から数十〜数百mm程度離間して配置されうる。そのため、制御部16は、基板ステージ20の重量に対して該位置ずれの反比例分の力の差が発生するように、引力発生機構61bを制御するとよい。
また、各静圧軸受23a〜23dの与圧機構を引力発生機構61bとして用いる場合において、各静圧軸受23における与圧機構の引力を変更せずに、各静圧軸受23の浮上力を制御してもよい。例えば、静圧軸受23b〜23cの浮上力を上げるともに、静圧軸受23dが定盤BPに接触しない程度に該静圧軸受23dの浮上力を下げる。この場合において、静圧軸受23b〜23dの浮上力の総和を変更しないように、各静圧軸受23b〜23dの浮上力を調整してもよい。このような制御によっても、静圧軸受23aとクリーニング機構60aとが接触しないように、基板ステージ20の姿勢を目標姿勢に保持することができる。
<第5実施形態>
本発明に係る第5実施形態のステージ装置について説明する。本実施形態のステージ装置は、第1実施形態のステージ装置STと比べて、基板ステージ20の姿勢を保持する保持機構61の構成が異なる。以下では、第1実施形態のステージ装置STと異なる部分について、図9を参照しながら説明する。図9(a)は、本実施形態のステージ装置を上方から見た図であり、図9(b)は、基板ステージ20の断面図(図9(a)のC−C断面図)である。
本実施形態のステージ装置では、図9(a)に示すように、基板ステージ20の重心位置26を変更する重心変更機構61cが保持機構61として設けられている。重心変更機構61cは、例えば図9(b)に示すように、基板ステージ内においてXY方向に移動可能な質量体61cを含み、対象静圧軸受の対角方向に質量体61cを移動させることにより、基板ステージ20の重心位置26を該対角方向に移動させる。これにより、静圧軸受23aとクリーニング機構60aとが接触しないように基板ステージ20の姿勢を目標姿勢に保持することができる。
また、重心変更機構61cは、基板チャック21の側方において基板ステージ20に着脱可能に構成された質量体61cと、基板ステージ上における質量体61cの配置を変更する変更機構とを含む構成であってもよい。この場合、ステージ装置内(または、インプリント装置内)に設けられたロボットアーム等を該変更機構として用いて、対象静圧軸受の対角方向に基板ステージ20の重心位置26が移動するように、基板ステージ上の質量体61cの配置を変更する。これにより、静圧軸受23aとクリーニング機構60aとが接触しないように基板ステージ20の姿勢を目標姿勢に保持することができる。
ここで、上記の実施形態では、連結機構61a、引力発生機構61b、重心変更機構61cの各々を保持機構61として用いる例について説明したが、それらの機構61a〜61cのうちの少なくとも2つの組み合わせを保持機構61として用いてもよい。例えば、連結機構61aと引力発生機構61bとを保持機構61としてステージ装置STに設けもよいし、連結機構61aと重心変更機構61cとを保持機構61としてステージ装置STに設けてもよい。もちろん、連結機構61a、引力発生機構61b、重心変更機構61cの全てを保持機構61として設けてもよい。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に供給(塗布)されたインプリント材に上記のインプリント装置(インプリント方法)を用いてパターンを形成する工程と、かかる工程でパターンを形成された基板を加工する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
インプリント装置を用いて成形した硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。型としては、インプリント用のモールド等が挙げられる。
硬化物のパターンは、上記物品の少なくとも一部の構成部材として、そのまま用いられるか、或いは、レジストマスクとして一時的に用いられる。基板の加工工程においてエッチング又はイオン注入等が行われた後、レジストマスクは除去される。
次に、物品の具体的な製造方法について説明する。図10(a)に示すように、絶縁体等の被加工材2zが表面に形成されたシリコンウェハ等の基板1zを用意し、続いて、インクジェット法等により、被加工材2zの表面にインプリント材3zを付与する。ここでは、複数の液滴状になったインプリント材3zが基板上に付与された様子を示している。
図10(b)に示すように、インプリント用の型4zを、その凹凸パターンが形成された側を基板上のインプリント材3zに向け、対向させる。図10(c)に示すように、インプリント材3zが付与された基板1zと型4zとを接触させ、圧力を加える。インプリント材3zは型4zと被加工材2zとの隙間に充填される。この状態で硬化用のエネルギーとして光を型4zを通して照射すると、インプリント材3zは硬化する。
図10(d)に示すように、インプリント材3zを硬化させた後、型4zと基板1zを引き離すと、基板1z上にインプリント材3zの硬化物のパターンが形成される。この硬化物のパターンは、型の凹部が硬化物の凸部に、型の凸部が硬化物の凹部に対応した形状になっており、即ち、インプリント材3zに型4zの凹凸パターンが転写されたことになる。
図10(e)に示すように、硬化物のパターンを耐エッチングマスクとしてエッチングを行うと、被加工材2zの表面のうち、硬化物が無いか或いは薄く残存した部分が除去され、溝5zとなる。図10(f)に示すように、硬化物のパターンを除去すると、被加工材2zの表面に溝5zが形成された物品を得ることができる。ここでは硬化物のパターンを除去したが、加工後も除去せずに、例えば、半導体素子等に含まれる層間絶縁用の膜、つまり、物品の構成部材として利用してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
20:基板ステージ、30:ビーム部材、40:第1駆動部、50:第2駆動部、60:クリーニング機構、61:保持機構、61a:連結機構、61b:引力発生機構、61c:重心変更機構

Claims (13)

  1. 定盤上を移動可能なステージを有するステージ装置であって、
    前記定盤に沿って前記ステージを駆動する駆動部と、
    前記ステージに設けられ、前記定盤から前記ステージを浮上させる静圧軸受と、
    前記定盤の側方に配置され、前記静圧軸受のクリーニング処理を行うクリーニング機構と、
    前記駆動部により前記ステージを駆動して前記クリーニング機構の上方に前記静圧軸受を配置する際に、前記ステージの姿勢を保持する保持機構と、
    を含むことを特徴とするステージ装置。
  2. 前記駆動部により前記定盤に沿って駆動されるビーム部材を更に含み、
    前記ステージは、前記ビーム部材に沿って移動可能に構成され、
    前記保持機構は、前記ステージと前記ビーム部材とを互いに連結する連結機構を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のステージ装置。
  3. 前記ビーム部材に設けられ、前記定盤から前記ビーム部材を浮上させる第2静圧軸受を更に含み、
    前記連結機構は、前記駆動部により前記ビーム部材を駆動して前記クリーニング機構の上方に前記第2静圧軸受を配置する際に、前記ステージと前記ビーム部材とを連結する、ことを特徴とする請求項2に記載のステージ装置。
  4. 前記駆動部は、前記ビーム部材に沿って前記ステージを第1方向に駆動する第1駆動部と、前記第1方向と異なる第2方向に前記ビーム部材を駆動する第2駆動部とを含む、ことを特徴とする請求項2又は3に記載のステージ装置。
  5. 前記保持機構は、前記駆動部により前記ステージを駆動して前記クリーニング機構の上方に前記静圧軸受を配置する際、前記ステージの姿勢を保持するように前記ステージと前記定盤との間に引力を発生させる引力発生機構を含む、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のステージ装置。
  6. 前記保持機構は、前記駆動部により前記ステージを駆動して前記クリーニング機構の上方に前記静圧軸受を配置する際、前記ステージの姿勢を保持するように前記ステージの重心を変更する重心変更機構を含む、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のステージ装置。
  7. 前記静圧軸受は、互いに離間するように前記ステージに複数設けられ、
    前記静圧軸受と同数の前記クリーニング機構が、互いに離間するように前記定盤の側方に設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のステージ装置。
  8. 前記クリーニング機構は、前記定盤の四隅に対応した位置にそれぞれ配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のステージ装置。
  9. 前記クリーニング機構は、前記定盤の側方を取り囲むように配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のステージ装置。
  10. 前記クリーニング機構の上面は前記定盤の上面より低い、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のステージ装置。
  11. 定盤上を移動可能なステージを有するステージ装置であって、
    前記定盤に沿って前記ステージを駆動する駆動部と、
    前記ステージに設けられ、前記定盤から前記ステージを浮上させる静圧軸受と、
    前記定盤の側方に配置され、前記静圧軸受のクリーニング処理を行うクリーニング機構と、を含み、
    前記クリーニング機構の上面は前記定盤の上面より低い、ことを特徴とするステージ装置。
  12. 基板上にパターンを形成するリソグラフィ装置であって、
    ステージを駆動する請求項1乃至11のいずれか1項に記載のステージ装置を含み、
    前記基板は、前記ステージによって保持されている、ことを特徴とするリソグラフィ装置。
  13. 請求項12に記載のリソグラフィ装置を用いて基板上にパターンを形成する形成工程と、
    前記形成工程でパターンを形成された前記基板を加工する加工工程と、を含み、
    前記加工工程で加工された前記基板から物品を製造することを特徴とする物品の製造方法。
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