JP2019200683A - 自動精算機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カードによる料金精算のセキュリティを向上できる自動精算機を提供する。【解決手段】 実施形態によれば、自動精算機は、カード口とカード処理部と制御部とを有する。カード口は、車両に乗車した状態の利用者がカードを挿入する。カード処理部は、前記カード口に挿入されたカードから情報を読み取る。制御部は、前記カード処理部が読取る情報に基づいて前記カード口に挿入されたカードが指紋認証機能を有するクレジットカードであるか否かを判断し、前記カードが指紋認証機能を有するクレジットカードであると判断した場合、前記カードにおける指紋認証が成功した状態であれば、前記カードに記憶されている情報に基づいて料金を精算する。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、自動精算機に関する。
有料道路の料金所等には、車両に乗車している利用者が投入する現金またはクレジットカードで料金を精算する自動精算機が設置されることがある。一方、自動精算機での精算に使用可能なクレジットカードは、セキュリティ強化のため、ICチップが搭載されたカード(ICカード)とし、暗証番号(以下、PINとも称する)の入力による本人確認を行うことが推奨されている。
しかしながら、有料道路の料金所に設置される自動精算機は、以下の理由によって、利用者が車両に乗車したままでPINを入力する構成とすることが難しい。
(1)既存の自動精算機は、PINを入力するための入力デバイス(例えばPINパッド)を追加で設置するスペースがなく、PINパッドを追加するための設計変更には手間やコストがかかる。
(2)有料道路の料金所等では、自動精算機の設置位置を変更することが困難であり、利用者がPINを入力し易いように自動精算機の設置位置を変更することは難しい。
(3)有料道路の料金所等では、利用者が車から降車してPINを入力する運用とすることは安全性の問題から不可とされている。
(4)運転者が車両に乗車しながら入力するPINは、同乗者などに見えやすい構造となる。
(5)自動精算機は屋外に設置するため、PIN入力用のデバイスは、雨、雪、粉じんなどに耐えうる構成とすることが必要である。
(6)有料道路では、利用者がPINを入力する操作時間およびPIN忘れなどによってサービスタイムが悪化すると、渋滞の発生などの要因となりうる。
また、駐車場の自動精算機、自動販売機、セルフのガソリンスタンドの自動精算機などの有料道路以外の自動精算機においても、利用者が安全かつ簡易にPINを入力する構成とすることが難しいという問題がある。
特開2012−238126号公報 特開2002−082914号公報 特開2012−221264号公報 特開2004−362153号公報
上記のように、有料道路の料金所などの屋外に設置する自動精算機では、利便性が良くかつ安全に利用者自身がPINを入力できる構成とすることが難しい。このため、PINの入力なしで、クレジットカードによる料金精算のセキュリティ強化を高めることができる自動精算機が要望されている。
本発明は、上記課題を解決するものであり、カードによる料金精算のセキュリティを向上できる自動精算機を提供することを目的とする。
実施形態によれば、自動精算機は、カード口と、カード処理部と、制御部とを有する。カード口は、車両に乗車した状態の利用者がカードを挿入する。カード処理部は、前記カード口に挿入されたカードから情報を読み取る。制御部は、前記カード処理部が読取る情報に基づいて前記カード口に挿入されたカードが指紋認証機能を有するクレジットカードであるか否かを判断し、前記カードが指紋認証機能を有するクレジットカードであると判断した場合、前記カードにおける指紋認証が成功した状態であれば、前記カードに記憶されている情報に基づいて料金を精算する。
図1は、実施形態に係る自動精算機の構成例を示す外観図である。 図2は、実施形態に係る自動精算機の制御系の構成例を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態に係る自動精算機における精算に用いられるカードの構成例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る自動精算機における精算に用いられるカードの制御系の構成例を示すブロック図である。 図5は、第1の実施形態に係る自動精算機における精算処理の動作例を説明するためのフローチャートである。 図6は、第2の実施形態に係る自動精算機に具備されるカード処理部の例を示す図である。 図7は、第2の実施形態に係る自動精算機における精算処理の動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、第1及び第2の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る自動精算機1の構成例を示す外観図である。
自動精算機1は、有料道路の料金所などに設置され、車両に乗車したままの利用者の操作に応じて通行料金などの精算を行う装置である。また、自動精算機1は、現金によって料金を精算する機能だけでなく、利用者が所持するクレジットカードを用いて料金の精算を行う機能を有する。
図1に示す構成例において、自動精算機1は、料金の精算を行う車両が停車する側の面(正面)に、操作ユニット2Aと操作ユニット2Bとが上下に設けられる。操作ユニット2Aは、大型車などの車高が高い車両に乗車している利用者(例えば、運転者)が操作しやすいように自動精算機1の正面の上側に設けられる。操作ユニット2Bは、普通車などの車高が低い車両に乗車している利用者が操作しやすいように操作ユニット2Aよりも下側に設けられる。操作ユニット2A及び2Bは、料金の精算を実行する利用者の操作を受付けるための同等の構成を有する。
操作ユニット2A(2B)は、通行券口11a(11b)、カード口12a(12b)、紙幣口13a(13b)、硬貨投入口14a(14b)、硬貨返却口15a(15b)、領収書発行釦16a(16b)、領収書発行口17a(17b)、係員呼出釦18a(18b)、カメラ19a(19b)、ディスプレイ20a(20b)などを有する。さらに、自動精算機1の正面には、身障者用に投入口を下げる身障者レバー21および音声案内等を発するスピーカ22なども設けられる。
通行券口11a及び11bは、通行料金などを計算するための通行券を挿入する挿入口である。通行券による料金計算が不要な運用である場合、自動精算機1は、通行券口11a及び11bを省略して良い。カード口12a及び12bは、クレジットカードを挿入する挿入口であり、処理後のカードが放出される放出口でもある。また、カード口12a及び12bは、通行券に替えて使用されるETCカードなどのICカードを受け入れても良い。カード口12a及び12bは、後述する指紋認証機能を有するICカードとしてのクレジットカードCが挿入される。
紙幣口13a及び13bは、紙幣の挿入口および返却口として機能する。硬貨投入口14a及び14bは、硬貨が投入される投入口である。硬貨返却口15a及び15bは、釣銭などで返却される硬貨が放出される。
領収書発行釦16a及び16bは、領収書の発行を指示するボタンである。領収書発行口17a及び17bは、発行した領収書が放出される放出口である。係員呼出釦18a及び18bは、係員の呼出しを指示するボタンである。カメラ19a及び19bは、身障者の証明書などの画像を撮影するためのカメラである。ディスプレイ20a及び20bは、利用者に対する案内などを表示する表示装置である。
図2は、第1の実施形態に係る自動精算機1における制御系の構成例を示すブロック図である。
図2に示す構成例において、自動精算機1は、機器全体の制御を司る制御部30を有する。制御部30には、通行券処理部31a、31b、カード処理部32a、32b、紙幣処理部33a、33b、硬貨処理部34a、34b、領収書発行部35a、35b、係員呼出釦18a、18b、カメラ19a、19b、ディスプレイ20a、20b、身障者レバー21及びスピーカ22などが接続される。
制御部30は、自動精算機1の制御及びデータ処理などを行う制御ユニットである。制御部30は、CPU41、メモリ42および通信部43などを有する。CPU41は、プログラムを実行することにより各種の処理機能を実現するプロセッサである。CPU41は、図示しないインターフェースなどを介して自動精算機1内の各部に接続される。例えば、CPU41は、メモリ42が記憶するプログラムを実行することにより各部を制御する。また、CPU41は、各部からの情報を取得し、各部から取得した情報に基づくデータ処理を行う。メモリ42は、CPU41が実行するプログラムを記憶する不揮発性のメモリ、一時的にデータを保持する揮発性のメモリ、設定データ及びログデータを保存する書換え可能な不揮発性のメモリなどの各種のメモリを含む。通信部43は、外部装置と通信するためのインターフェースである。例えば、通信部43は、クレジットカードによる決済を実現するための上位システムと通信する機能を有する。
通行券処理部31a及び31bは、通行券口11a及び11bに挿入された通行券から通行料金を算出するための情報を読み取る。通行券処理部31a及び31bは、通行券口11a及び11bの近傍に設けたセンサによって通行券が挿入されたことを検知し、検知した通行券を取り込んで情報を読み取る。例えば、通行券処理部31a及び31bは、通行券から入口情報(有料道路に入った場所などを示す情報)を読取り、読取った入口情報を制御部30へ供給する。
カード処理部32a及び32bは、カード口12a及び12bに挿入されたカードを処理する。第1の実施形態において、カード処理部32a及び32bは、カード口12a及び12bの挿入されたカードをセンサによって検知し、センサが挿入を検知したカードを取り込んで処理する構成(オートローディング方式)を有するものとする。カード処理部32a及び32bは、カード口12a及び12bに挿入されたクレジットカードCによる料金の精算を行うために当該クレジットカードCにアクセスする。例えば、カード処理部32a及び32bは、取り込んだカードが指紋認証機能を有するクレジットカードCであり、当該クレジットカードCにおける指紋認証が成功した状態であれば、当該クレジットカードCが記憶する料金の精算に必要な情報にアクセスする。また、カード処理部32a及び32bは、通行券に替えて使用されるETCカードを処理する機能を有するものとしても良い。
紙幣処理部33a及び33bと硬貨処理部34a及び34bとは、現金処理部として機能する。紙幣処理部33a及び33bは、現金としての紙幣を処理するユニットである。紙幣処理部33a及び33bは、紙幣口13a及び13bに挿入された紙幣を処理する。また、紙幣処理部33a及び33bは、お釣りなどとして返却すべき紙幣を紙幣口13a及び13bから放出する。硬貨処理部34a及び34bは、現金としての硬貨を処理するユニットである。硬貨処理部34a及び34bは、硬貨投入口14a及び14bに投入された硬貨を処理する。硬貨処理部34a及び34bは、釣銭などの返却すべき硬貨を硬貨返却口15a及び15bから放出する。
領収書発行部35a及び35bは、領収書を発行する処理ユニットである。領収書発行部35a及び35bは、領収書発行釦16a及び16bへの指示に応じて料金の精算結果を印刷した領収書を作成し、作成した領収書を領収書発行口17a及び17bから放出する。カメラ19a及び19bは、制御部30の制御によって身障者の証明書などの画像を撮影し、撮影した画像を制御部30へ供給する。ディスプレイ20a及び20bは、制御部30による制御に応じて案内などを表示する。
次に、第1の実施形態に係る自動精算機1における精算に用いられる指紋認証機能付きのクレジットカードCの構成について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る自動精算機1における精算に用いられる指紋認証機能付きのクレジットカードCの構成例を示す図である。
クレジットカードCは、プラスチックなどで形成されたカード状の筐体を有するICカードで構成される。クレジットカードCは、カードリーダライタなどの外部装置(自動精算機1のカード処理部32a、32b)と物理的に接触する外部通信端子(インターフェース)51を有する接触式のICカードであるものとする。
図3に示す構成例において、第1の実施形態に係るクレジットカードCは、ICチップ52、指紋センサ53、表示器54およびバッテリ55などを有する。ICチップ52は、データ処理を実行するための各種の制御回路、メモリおよび外部通信端子51などを有する。ICチップ52は、外部装置との接触部である外部通信端子51が露出した状態でカード状の筐体内に埋め込まれる。ICチップ52は、バッテリ55からの電力によって動作する。
指紋センサ53は、利用者の指の指紋を読み取るスキャナである。指紋センサ53は、指紋の読取対象とする利用者の指と接触する接触部がカード状の筐体の表面に露出するように配置される。指紋センサ53は、バッテリ55からの電力によって任意のタイミングで指紋の読取りを行える。
表示器54は、利用者が視認可能な光を点灯する。表示器54は、例えば、LEDで構成する。表示器54は、複数の色で点灯するものであっても良く、状態に応じた色で点灯するようにしても良い。表示器54は、ICチップ52内の制御部によって点灯または消灯が切替えられる。表示器54は、バッテリ55からの電力によって任意のタイミングで点灯及び消灯が切替えられる。また、表示器54は、バッテリ55から供給される電力によって点灯状態を保持する。
バッテリ55は、電力を蓄える機能を有し、クレジットカードC内の各部に蓄えている電力を供給する。例えば、ICチップ52は、カードリーダライタなどの外部装置から電力供給を受けていない場合であっても(カードリーダライタに接触していない状態であっても)、バッテリ55から供給される電力によって指紋認証などのデータ処理を実行する。
図4は、図3に示すクレジットカードCとしてのICカードの制御系の構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、第1の実施形態に係るクレジットカードCは、外部通信端子51を具備するICチップ52に、指紋センサ53、表示器54およびバッテリ55などが接続される構成を有する。また、ICチップ52は、CPU61、ROM62、RAM63、不揮発性メモリ64、暗号回路65および外部通信端子51などを有する。
CPU61は、プログラムを実行することにより各種のデータ処理を実行するプロセッサである。CPU61は、ROM62または不揮発性メモリ64に記憶したプログラムを実行することにより各種の処理を実行する。ROM62は、不揮発性のメモリである。ROM62は、当該クレジットカードCの発行処理などにおいて書込まれるプログラムおよび制御データなどを記憶する。RAM63は、揮発性のメモリであり、ワーキングメモリとして使用される。
不揮発性メモリ64は、書換え可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ64は、例えば、EEPROM(登録商標)などにより構成する。不揮発性メモリ64は、ユーザデータ、ログデータおよびアプリケーションプログラムなどが書き込まれる。暗号回路65は、データを暗号処理する回路である。暗号回路65は、例えば、認証処理あるいはデータ通信に用いるデータを暗号化あるいは復号化する。外部通信端子51は、リーダライタなどの外部装置(第1の実施形態では自動精算機1のカード処理部32a、32b)と物理的に接触して通信接続する。
次に、第1の実施形態に係るクレジットカードCを自動精算機1における精算処理に使用する場合の利用者による操作手順について説明する。
図3及び図4に示す指紋認証機能付きクレジットカードCは、自動精算機1での精算処理に使用する前に、利用者自身の操作によって指紋認証を実行しておくものとする。すなわち、自動精算機1でクレジットカードCを用いて精算処理を実行する車両の運転者は、カード口12a、12bにクレジットカードCを挿入する前に、指紋センサ53に触れて指紋認証を実行させる。クレジットカードCは、利用者が指紋センサ53に触れると、指紋認証処理を実行する。
例えば、クレジットカードCのCPU61は、利用者が指紋センサ53に触れたことを検知すると、指紋センサ53により利用者の指紋情報を読取る。指紋センサ53が利用者の指紋情報を読取ると、CPU61は、読取った指紋情報と不揮発性メモリ64に予め登録されている登録者(当該カードCの所有者)の指紋情報とを照合することにより指紋認証を実行する。CPU61は、指紋認証が成功すると、指紋認証が成功したことを示す情報を不揮発性メモリ64に書込み、表示器54を点灯させて指紋認証が成功した状態(指紋認証済み)であることを報知する。
指紋認証済みのクレジットカードCは、指紋認証によりカード所有者本人であることが確認されるため、精算処理に用いるデータへのアクセスが可能な状態となる。これにより、指紋認証済みのクレジットカードCは、自動精算機1での当該クレジットカードCによる精算処理が可能な状態となる。
ただし、クレジットカードCのCPU61は、指紋認証済みの状態が永続的に保持されないように制御する。例えば、クレジットカードCは、指紋認証が成功した時点からの経過時間を監視し、所定時間において指紋認証済みの状態を保持する。これにより、クレジットカードCは、指紋認証が成功した時点からの所定時間内でクレジット決済が可能となり、所定時間を経過した後はクレジット決済が不可となる。所定時間を経過したことでクレジット決済が不可となった場合、当該クレジットカードCは、クレジット決済を実行するには再度の指紋認証が必要となる。また、クレジットカードCのCPU61は、指紋認証済みの状態が一回の精算処理だけで有効となるように制御しても良い。
次に、第1の実施形態に係る自動精算機1による精算処理について説明する。
図5は、第1の実施形態に係る自動精算機1による精算処理の動作例を説明するためのフローチャートである。
自動精算機1の制御部30は、待機状態において通行券口11a又は11bへの通行券の挿入を受付ける(ST11)。例えば、自動精算機1で料金の精算を行う車両の運転者は、自動精算機1の正面に停車して通行券を通行券口11a又は11bに挿入する。通行券処理部31a、31bは、図示しないセンサによって通行券口11a、11bに通行券が挿入されたことを検知し、検知した通行券を取り込む。通行券処理部31a、31bは、取り込んだ通行券から入口情報などの料金計算に必要な情報を読み取り、読取った情報を制御部30へ供給する。
制御部30は、通行券から読み取った情報を取得すると(ST11、YES)、当該通行券に基づく料金の計算処理を実行する(ST12)。例えば、制御部30は、挿入された通行券から読み取った入口情報に基づいて通行料金を計算する。また、制御部30は、身障者などの割引がある場合、カメラ19a、19bを用いて証明書等の画像を読取って割引の正当性を確認する。制御部30は、カメラ19a、19bが撮影する画像により割引の正当性が確認できた場合、確認した割引を加味した料金を算出する。
料金を算出すると、制御部30は、料金の精算を案内する(ST13)。例えば、制御部30は、算出した料金をディスプレイ20a、20bに表示し、現金又はクレジットカードでの精算を促す。具体例としては、制御部30は、精算が必要な料金とともに、「現金又はクレジットカードを挿入して下さい」という案内をディスプレイ20a、20bに表示する。料金精算の案内を表示した状態において、制御部30は、現金又はクレジットカードの挿入待ち状態となる。
現金が紙幣口13a、13b又は硬貨投入口14a、14bに投入された場合(ST14、YES)、制御部30は、投入された現金による料金の精算処理を行う(ST15)。紙幣処理部33a、33b又は硬貨処理部34a、34bは、投入された現金を鑑査し、投入された現金の金額を示す情報を制御部30へ通知する。制御部30は、投入された金額と精算が必要な料金とに基づいて釣銭などを算出する。釣銭が発生する場合、制御部30は、紙幣処理部33a、33b又は硬貨処理部34a、34bを用いて釣銭を放出する処理を行う。
カードがカード口12a、12bに挿入された場合(ST16、YES)、カード処理部32a、32bは、図示しないセンサによりカード口12a、12bに挿入されたカードを検知し、検知したカードを機内に取込む(ST17)。カード口12a、12bに挿入されたカードをカード処理部32a、32bが取り込むと、制御部30は、カード処理部32a、32bが取り込んだカードが指紋認証機能を有するクレジットカードCであるか否かを判断する(ST18)。
例えば、カード処理部32aは、カード口12aから取り込んだカードに対してアクセスを試みる。取り込んだカードがアクセス可能な外部通信端子を有するICカードであれば、カード処理部32aは、取り込んだICカードと外部通信端子を介して通信接続する。カード処理部32aが取り込んだカード(ICカード)と通信接続すると、当該カードから指紋認証機能の有無を示す情報を読み出す。ここで、指紋認証機能を有するクレジットカードCは、カードの判別情報として、指紋認証機能を有することを示す情報がROM62又は不揮発性メモリ64に事前に記録されているものとする。
すなわち、制御部30は、カード処理部32a、32bを用いて取り込んだカードから指紋認証機能を有するクレジットカードCであることを示す情報を読み取れたか否かにより、取り込んだカードが指紋認証機能を有するクレジットカードCであるか否かを判断する。
取り込んだカードが指紋認証機能を有するクレジットカードCであると判断した場合(ST18、YES)、制御部30は、当該クレジットカードCが指紋による認証が成功した状態(指紋認証済み)であるか否かを判断する(ST19)。上述したように、図3及び図4に示す構成のクレジットカードCは、カード口12a、12bに挿入する前に利用者自身が指紋センサ53に触れて指紋認証を実行しておくものとする。指紋認証が成功すると、クレジットカードCは、表示器54が点灯し、クレジットカード決済に必要な情報へのアクセスが可能な状態となる。
制御部30は、クレジットカードCが指紋認証済みであると判断した場合(ST19、YES)、カード処理部32a、32bによりクレジットカード決済に必要な情報を読出して当該クレジットカードCによる精算処理を実行する(ST20)。
制御部30は、当該クレジットカードCが指紋認証済みでないと判断した場合(ST19、NO)、指紋認証を再度実行する旨を報知する(ST21)。例えば、制御部30は、「指紋認証後に再度挿入して下さい」という案内をディスプレイ20a、20bに表示する。さらに、制御部30は、指紋認証を再度実行する旨を報知する共に、カード処理部32a、32bにより取り込んだ当該クレジットカードCをカード口12a、12bから放出する(ST22)。カードCを放出した後、制御部30は、ST14へ戻り、カードの再挿入或は現金での精算を受付ける。
取り込んだカードが指紋認証機能を有するクレジットカードでないと判断した場合(ST18、NO)、制御部30は、当該カードでの精算処理が可能か否かを判断する(ST23)。取り込んだカードがアクセス可能なカードでない場合(取り込んだカードがクレジットカードでない場合)、制御部30は、当該カードでの精算を不可と判断する。
また、取り込んだカードが指紋認証機能を持たないクレジットカードである場合、制御部30は、カード所有者の本人認証が無い状態で当該クレジットカードによる決済が可能であるか判断する。例えば、制御部30は、カード所有者の本人認証が無い状態で当該クレジットカードによる精算が可能であるかを通信部43により上位システムに問い合わせるようにしても良い。この場合、制御部30は、当該クレジットカードによる精算が可能である旨の通知を上位システムから受けると、取り込んだクレジットカードでの精算処理が可能であると判断する。また、制御部30は、本人認証無しでの当該クレジットカードによる精算が不可である旨の通知を上位システムから受けると、取り込んだカードでの精算処理が不可であると判断する。
また、自動精算機1では、指紋認証機能を持たないクレジットカードでは本人認証ができないため、指紋認証機能を持たないクレジットカードによる精算を不可とするように予め設定しておいても良い。このような設定である場合、制御部30は、取り込んだカードが指紋認証機能を持たないクレジットカードであれば、当該カードによる精算を不可と判断するものとする。
取り込んだカード(クレジットカード)による精算が可能であると判断した場合(ST23、YES)、制御部30は、当該クレジットカードでの精算処理を実行する(ST20)。また、取り込んだカードでの精算処理が不可であると判断した場合(ST23、NO)、制御部30は、当該カードでの精算を不可とし、当該クレジットカードを放出する(ST24)。取り込んだ当該カードでの精算を不可とする場合、制御部30は、現金又は別の指紋認証機能を有するクレジットカードでの精算を再度実行するように案内するようにしても良い。
上記のように、第1の実施形態に係る自動精算機は、カード口とカード処理部と制御部とを有する。カード口は、車両に乗車している利用者によってカードが挿入される。カード処理部は、カード口に挿入されたカードを取り込み、取り込んだカードから情報を読み取る。制御部は、カード口に挿入されたカードが指紋認証機能を有するクレジットカードであるか否かを判断し、当該カードが指紋認証機能を有するクレジットカードであると判断した場合には当該クレジットカードにおける指紋認証が成功した状態であるか否かを判断する。制御部は、カード口に挿入されたカードが指紋認証機能を有するクレジットカードであり、かつ、指紋認証が成功した状態である場合、当該クレジットカードから読み取る情報に基づいて料金を精算する。
第1の実施形態によれば、利用者が車両に乗車したままの状態で精算処理を行う有料道路の料金所などであっても、指紋認証機能付きのクレジットカードによる料金精算を行える自動精算機を提供できる。また、第1の実施形態によれば、利用者が精算に利用する前に当該クレジットカードの指紋センサに触れて指紋認証を実行しておき、指紋認証済みのクレジットカードを自動精算機に挿入することだけで、PIN入力などの手間を掛けることなく、指紋で本人認証したクレジットカードでの精算が可能となる。この結果、第1の実施形態に係る自動精算機は、PINパッドなどの新たな機器を設置することなく、指紋による本人認証でセキュリティを強化したクレジットカードでの精算処理が実現できる。
また、第1の実施形態によれば、従来のオートローディング方式のカード処理部が設置された自動精算機であっても、カード処理部のハードウエア構成を変更することなく、指紋で本人認証したクレジットカードでの精算が可能となる。
また、第1の実施形態によれば、自動精算機に挿入する前にクレジットカードにおける指紋による本人確認を行うため、PIN入力操作などに伴うサービスタイムの増加などのデメリットがなく、スムーズな運用が期待できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態では、オートローディング方式のカード処理部(カードリーダライタ)を具備し、バッテリを有する指紋認証機能付きのICカードとしてのクレジットカードCを処理する自動精算機1について説明した。これに対して、第2の実施形態では、バッテリを搭載しない指紋認証機能付きのICカードとしてのクレジットカードC´を処理する構成を有する自動精算機1´について説明する。
まず、第2の実施形態に係る自動精算機1´の構成について説明する。
第2の実施形態に係る自動精算機1´は、図1及び図2に示す第1の実施形態で説明した自動精算機1と同様な構成を有するものとして良いが、オードローディング方式ではなく、利用者に一部分が挿入された状態のクレジットカード(ICカード)C´にアクセスするカード処理部32a´、32b´を具備するものとする。
第2の実施形態に係る自動精算機1´において、カード処理部32a´、32b´は、図1及び図2に示すオートローディング方式のカード処理部32a、32bに置き換えて設置するものであっても良いし、オートローディング方式のカード処理部32a、32bとは別に設置するものであっても良い。カード処理部32a´、32b´は、カードを取り込んだり搬送したりする機構が不要であるため、オートローディング方式のカード処理部に比べて小型である。このため、カード処理部32a´、32b´は、既存の自動精算機にも設置しやすいものとなっている。
図6は、第2の実施形態に係る自動精算機1´のカード処理部32a´、32b´の構成例を説明するための図である。
図6に示すように、カード処理部32a´、32b´は、バッテリを搭載しない指紋認証機能付きのクレジットカードC´の一部分が挿入された状態で、当該クレジットカードC´にアクセスする。カード処理部32a´、32b´は、クレジットカードC´を挿入するカード口12a´、12b´を有する。カード処理部32a´、32b´のカード口12a´、12b´は、それぞれ操作ユニット2A、2Bに配置される。
カード処理部32a´、32b´は、カード口12a´、12b´の近傍にクレジットカードC´の外部通信端子51に接触する接触部(インターフェース)が設けられる。これにより、クレジットカードC´は、カード全体をカード口12a´、12b´に挿入することなく、外部通信端子51を含む一部分をカード口12a´、12b´の中に挿入した状態(半差しの状態)でカード処理部32a´、32b´と電気的に接続する。
クレジットカードC´は、第1の実施形態で説明した図3及び図4に示す構成からバッテリ55を省略した構成を有するバッテリレスのICカードで構成される。また、第2の実施形態に係るバッテリレスのICカードとしてのクレジットカードC´は、図3及び図4に示す表示器54を省略しても良い。ただし、クレジットカードC´は、外部通信端子51を含む一部分をカード処理部32a´、32b´内に挿入した状態で利用者が指紋センサ53に触れることができる構成とする。このため、クレジットカードC´は、外部通信端子51と指紋センサ53とがカードの長辺方向において離れた位置に配置されるものとする。
カード処理部32a´、32b´は、クレジットカードC´の外部通信端子51を含む一部分がカード口12a´、12b´に挿入された状態でクレジットカードC´に電気的に接触し、この状態において当該クレジットカードC´の指紋センサ53に利用者の指が触れられるように構成する。つまり、カード処理部32a´、32b´は、指紋センサ53が露出した状態で外部通信端子51を含む一部分が半差しされたクレジットカードC´と通信接続し、当該クレジットカードC´へ外部通信端子51を介して電力を供給する。
クレジットカードC´は、外部通信端子51を介してカード処理部32a´、32b´に接続すると、カード処理部32a´、32b´からの電力供給を受けて起動する。クレジットカードC´は、カード処理部32a´、32b´からの電力供給を受けている状態(カード口12a´、12b´に一部が挿入されている状態)で、指紋センサ53に触れた利用者の指から指紋を読取り、読取った指紋情報と登録済みの指紋情報とを照合することで指紋認証を行う。クレジットカードC´は、指紋認証が成功すると、指紋認証が成功した状態であることを示す情報をカード処理部32a´、32b´へ通知する。カード処理部32a´、32b´は、通信接続している半差し状態のクレジットカードC´において指紋認証が成功すると、当該クレジットカードCが記憶している決済に用いる情報にアクセス可能となる。
次に、第2の実施形態に係る自動精算機1´による精算処理について説明する。
図7は、第2の実施形態に係る自動精算機1´による精算処理の動作例を説明するためのフローチャートである。なお、図7に示す処理の流れは、第1の実施形態で説明した図5に示す処理の流れと類似する。このため、図7に示す処理において、図5に示す処理と同様な処理については、詳細な説明を省略するものとする。
自動精算機1の制御部30は、待機状態において通行券口11a又は11bへの通行券の挿入を受付ける(ST31)。通行券口11a(11b)に通行券が挿入されると、通行券処理部31a(31b)は、挿入された通行券から情報を読み取り、読取った情報を制御部30へ供給する。制御部30は、通行券から読み取った情報を取得すると(ST31、YES)、当該通行券に基づく料金を計算する(ST32)。
料金を算出すると、制御部30は、算出した料金の精算を案内する(ST33)。制御部30は、算出した料金をディスプレイ20a(20b)に表示し、現金又はクレジットカードでの精算を促す。
現金が紙幣口13a(13b)又は硬貨投入口14a(14b)に投入された場合(ST34、YES)、制御部30は、投入された現金による料金の精算処理を行う(ST35)。
ICカードの外部通信端子がカード口12a´(12b´)に挿入(半差し)されると、カード処理部32a´(32b´)は、当該外部通信端子と接触してICカードと通信接続する(ST36、YES)。カード口12a´(12b´)に挿入されたICカードとカード処理部32a´(12b´)とが通信接続すると、制御部30は、通信接続したICカードが指紋認証機能を有するクレジットカードC´であるか否かを判断する(ST38)。
例えば、制御部30は、カード処理部32a´を用いてカード口12a´に挿入(半差し)されたICカードから指紋認証機能の有無を示す情報を読み出す。ここで、指紋認証機能を有するクレジットカードC´は、指紋認証機能を有することを示す情報(カードの判別情報)がROM62又は不揮発性メモリ64に事前に記録されているものとする。制御部30は、カード処理部32a´を用いて指紋認証機能を有するクレジットカードC´であることを示す情報を読み取れたか否かにより、当該ICカードが指紋認証機能を有するクレジットカードC´であるか否かを判断する。
カード口12a´(12b)に挿入されたICカードが指紋認証機能を有するクレジットカードC´であると判断した場合(ST38、YES)、制御部30は、当該クレジットカードC´における指紋認証が成功した状態(指紋認証済み)であるか否かを判断する(ST39)。上述したように、第2の実施形態では、クレジットカードC´は、バッテリレスのICカードであり、カード口12a´(12b´)に半差しされた状態でカード処理部32a´(32b´)からの電力によって動作し、指紋センサ53に触れる利用者の指紋を読み取って指紋認証を実行する。クレジットカードC´は、指紋認証が成功すると、指紋認証が成功したことをカード処理部32a´(32b´)へ通知し、クレジットカードによる精算に必要な情報へのアクセスが可能な状態とする。
制御部30は、クレジットカードC´における指紋認証が成功したと判断すると(ST39、YES)、カード処理部32a´(32b´)によりクレジットカードを用いた賞金の精算に必要な情報を読出して当該クレジットカードC´による精算処理を実行する(ST40)。
また、制御部30は、当該クレジットカードC´における指紋認証が成功していない場合(ST39、NO)、指紋認証を再度実行する旨を報知する(ST41)。例えば、制御部30は、「指紋認証を再度実行して下さい」あるいは「挿入したクレジットカードの指紋センサに指を触れて下さい」などの案内をディスプレイ20a(20b)に表示し、指紋認証の再実行を促す。制御部30は、指紋認証を再度実行する旨を報知した後、制御部30は、ST39へ戻り、当該カードでの指紋認証の成功を待つ。
なお、カード口12a´(12b´)に挿入されたクレジットカードC´における指紋認証は、所定時間内で行われるように制限しても良い。例えば、カード処理部32a´(12b´)と通信接続してから所定時間内で指紋認証が成功しなければ、認証エラーとして当該カードでの精算を不可とするようにしても良い。また、クレジットカードC´は指紋認証のリトライ回数に制限を設けても良い。
カード口12a´(12b´)に挿入されたカードが指紋認証機能を有するクレジットカードでないと判断した場合(ST38、NO)、制御部30は、当該カードを用いた料金精算が可能か否かを判断する(ST43)。取り込んだカードが指紋認証機能を持たないクレジットカードである場合、制御部30は、カード所有者の本人認証が無い状態で当該クレジットカードによる決済が可能であるか判断する。
カード口12a´(12b´)に挿入されたカードでの料金精算が可能であると判断した場合(ST43、YES)、制御部30は、当該クレジットカードを用いた料金の精算処理を実行する(ST40)。また、カード口12a´(12b´)に挿入されたカードでの料金精算が不可であると判断した場合(ST43、NO)、制御部30は、当該カードでの精算を不可とし、カード口12a´(12b´)に挿入された当該クレジットカードでは精算不可である旨をディスプレイ20a(20b)に表示する(ST44)。
上記のように、第2の実施形態に係る自動精算機は、カード口とカード処理部と制御部とを有する。カード口には、車両に乗車した状態の利用者からカードが半差しされる。カード処理部は、カード口に半差しされたカードに接続して電力を供給し、電力供給によって当該カードを動作させる。制御部は、カード口に半差しされたカードが指紋認証機能を有するクレジットカードであるか否かを判断し、当該カードが指紋認証機能を有するクレジットカードであると判断した場合には当該カードにおける指紋認証が成功した旨の通知を受付ける。制御部は、カード口に半差しされた指紋認証機能を有するクレジットカードから指紋認証が成功したことが通知された場合、当該クレジットカードから読み取る情報に基づいて料金を精算する。
第2の実施形態によれば、利用者が車両に乗車したままの状態で精算処理を行う有料道路の料金所などであっても、バッテリレスの指紋認証機能付きクレジットカードを用いた精算処理を行える自動精算機を提供できる。また、第2の実施形態によれば、利用者が指紋センサに触れながらクレジットカードをカード口に挿入することで、PIN入力などの手間を掛けることなく、指紋で本人認証したクレジットカードでの精算が可能となる。この結果、第2の実施形態に係る自動精算機は、PINパッドなどの設置面積が大きな新たな機器を設置することなく、指紋による本人認証でセキュリティを強化したクレジットカードでの精算処理が実現できる。
また、第2の実施形態によれば、利用者が指紋センサに触れながらクレジットカードをカード口に挿入するか、又は、半差しの状態としたクレジットカードの指紋センサに利用者の指が触れることで、クレジットカードにおける指紋認証による本人確認を行うため、PIN入力操作などに伴うサービスタイムの増加などのデメリットがなく、スムーズな運用が期待できる。
なお、上記実施の形態は、有料道路の料金所に設けられる料金精算機の実施形態として説明したが、これに限られない。例えば、駐車場の料金精算機や、入場が有料の施設(例えば、遊園地、映画館等のように入口または出口で料金徴収を行う施設)の入場料の精算機等にも同様に適用される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…自動精算機、12a、12b…カード口、20a、20b…ディスプレイ(表示部)、30…制御部、32a、32b…カード処理部、33a、33…紙幣処理部(現金処理部)、34a、34b…硬貨処理部(現金処理部)、C、C´…クレジットカード(ICカード)。

Claims (4)

  1. 利用者の操作に応じて料金精算を行う自動精算機において、
    車両に乗車した状態の利用者がカードを挿入するカード口と、
    前記カード口に挿入されたカードから情報を読み取るカード処理部と、
    前記カード処理部が読取る情報に基づいて前記カード口に挿入されたカードが指紋認証機能を有するクレジットカードであるか否かを判断し、前記カードが指紋認証機能を有するクレジットカードであると判断した場合、前記カードにおける指紋認証が成功した状態であれば、前記カードに記憶されている情報に基づいて料金を精算する制御部と、
    を有する自動精算機。
  2. 前記カード処理部は、前記カード口に挿入されたカードを取り込み、取り込んだカードから情報を読み取り、
    前記制御部は、前記カード処理部が取り込んだカードから指紋認証が成功した状態であることを示す情報を読み取った場合、前記カードに記憶されている情報に基づいて料金を精算する、
    請求項1に記載の自動精算機。
  3. 前記カード処理部は、前記カード口に一部が挿入された状態のカードに電力を供給し、電力を供給している前記カードにおいて指紋認証が成功したことを示す情報を読み取り、
    前記制御部は、前記カード処理部が前記カードにおいて指紋認証が成功したことを示す情報を読み取った場合、前記カードに記憶されている情報に基づいて料金を精算する、
    請求項1に記載の自動精算機。
  4. さらに、前記カード処理部が前記カードにおいて指紋認証が成功したことを示す情報が読取れない場合、前記カードにおける指紋認証を再度実行する旨の案内を表示する表示部を有する、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の自動精算機。
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