JP2019200256A - 波長変換デバイス及び発光デバイス - Google Patents

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彰太郎 福本
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Abstract

【課題】放熱性が高い波長変換デバイス及び発光デバイスを提供する。【解決手段】光源から出射された励起光Aが入射する入射部6と、励起光Aが波長変換された光が出射する出射部7とを有する波長変換部材1と、波長変換部材1に接するように設けられており、かつ波長変換部材1よりも熱伝導率が高い透光性放熱部材とを備え、透光性放熱部材として、波長変換部材1の入射部6に接している第1の放熱部材2Aを有する波長変換デバイス10であって、波長変換部材1は入射部6の少なくとも一部に凹部が形成されており、第1の放熱部材2Aは、入射部6の凹部に対応する凸部2aを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、波長変換デバイス及び発光デバイスに関する。
近年、蛍光ランプや白熱灯に変わる次世代の光源として、LED(発光ダイオード)やLD(レーザーダイオード)を用いた発光デバイス等に対する注目が高まってきている。そのような次世代光源の一例として、青色光を出射するLEDと、LEDからの光の一部を吸収して黄色光に変換する波長変換部材とを組み合わせた発光デバイスが開示されている。この発光デバイスは、LEDから出射され、波長変換部材を透過した青色光と、波長変換部材から出射された黄色光との合成光である白色光を発する。特許文献1には、上記のような波長変換を行う蛍光体層の両主面に、透光性を有する放熱層が積層された波長変換部材が提案されている。
特開2016−027613号公報
しかしながら、特許文献1に記載の放熱層を有する波長変換部材であっても、LDのような出力が大きい光源を用いた場合には、蛍光体層の温度上昇を十分に抑制することは困難であった。蛍光体層が高温になると、蛍光の発光強度の低下(温度消光)が生じる傾向がある。また、波長変換部材が熱により融解したりクラックが発生して破損するおそれがある。
本発明の目的は、放熱性が高い波長変換デバイス及び発光デバイスを提供することにある。
本発明の波長変換デバイスは、光源から出射された励起光が入射する入射部と、励起光が波長変換された光が出射する出射部とを有する波長変換部材と、波長変換部材に接するように設けられており、かつ波長変換部材よりも熱伝導率が高い透光性放熱部材とを備え、透光性放熱部材として、波長変換部材の入射部に接している第1の放熱部材を有する波長変換デバイスであって、波長変換部材は入射部の少なくとも一部に凹部が形成されており、第1の放熱部材は、入射部の凹部に対応する凸部を有することを特徴とする。
透光性放熱部材として、波長変換部材の出射部に接している第2の放熱部材を有することが好ましい。
波長変換部材が、入射部と出射部とを接続する側面を有し、透光性放熱部材として、波長変換部材の側面に接している第3の放熱部材を有することが好ましい。
波長変換部材の側面が凹部を有し、第3の放熱部材が側面の凹部に接するように設けられていることが好ましい。
第1の放熱部材が、第1の放熱部材に入射した光を散乱させることが好ましい。
波長変換部材及び透光性放熱部材を保持する枠状部材をさらに備えることが好ましい。
本発明の発光デバイスは、上記波長変換デバイスと、光源とを備える。
光源がレーザーダイオードであることが好ましい。
本発明によれば、放熱性が高い波長変換デバイス及び発光デバイスを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る波長変換デバイスの断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る波長変換部材の模式的断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る波長変換デバイスの分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る波長変換デバイスの断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る波長変換デバイスの断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る波長変換デバイスの断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る発光デバイスの断面図である。 比較例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。 本発明の第1の実施例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。 本発明の第2の実施例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。 本発明の第3の実施例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。 本発明の第1の実施例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。 本発明の第2の実施例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。 本発明の第3の実施例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る波長変換デバイスの断面図である。図2は、第1の実施形態における波長変換部材の模式的断面図である。図3は、第1の実施形態に係る波長変換デバイスの分解斜視図である。
図1に示す本実施形態の波長変換デバイス10は、光源から出射された励起光Aの波長を変換するための波長変換デバイスである。波長変換デバイス10は、波長変換部材1と、波長変換部材1に接するように設けられている透光性放熱部材と、波長変換部材1及び透光性放熱部材を保持する枠状部材3とを備える。本実施形態における波長変換デバイス10は、透光性放熱部材として、図1に示す第1の放熱部材2Aを有する。透光性放熱部材の熱伝導率は波長変換部材1の熱伝導率よりも高い。
図2に示すように、波長変換部材1は、無機バインダー4と、無機バインダー4中に分散した蛍光体粒子5とを有する。蛍光体粒子5は、励起光Aの入射により励起し、蛍光を出射する。
無機バインダー4は、無機蛍光体等の蛍光体粒子の分散媒として用いることができるものであれば特に限定されない。無機バインダー4としては、例えば、ガラスやポリシラザン等を用いることができる。ガラスとしては、例えば、ホウ珪酸塩系ガラス、リン酸塩、スズリン酸塩系ガラス、ビスマス酸塩系ガラス等を用いることができる。
蛍光体粒子5は、励起光Aの入射により蛍光を出射するものであれば、特に限定されるものではない。蛍光体粒子5の具体例としては、例えば、酸化物蛍光体、窒化物蛍光体、酸窒化物蛍光体、塩化物蛍光体、酸塩化物蛍光体、硫化物蛍光体、酸硫化物蛍光体、ハロゲン化物蛍光体、カルコゲン化物蛍光体、アルミン酸塩蛍光体、ハロリン酸塩化物蛍光体及びガーネット系化合物蛍光体から選ばれた1種以上等が挙げられる。励起光Aとして青色光を用いる場合、例えば、緑色光、黄色光または赤色光を蛍光として出射する蛍光体を用いることができる。
図1及び図3に示すように、波長変換部材1は、励起光Aが入射する入射部6と、励起光Aが波長変換された蛍光及び励起光Aが出射光Bとして出射する出射部7とを有する。さらに、波長変換部材1は、入射部6と出射部7とを接続する側面8を有する。
波長変換部材1の形状は、円錐台において対向し合う面のうち、径が小さい方の面側の全体に凹部が設けられた形状である。以下、上記のように波長変換部材における内向きの変形は、いずれも凹部と表現するものとする。本実施形態では、入射部6全体が該凹部として構成されている。上記対向し合う面のうち、径が大きい方の面が出射部7である。なお、波長変換部材1の形状は上記に限定されず、例えば、円錐台において対向し合う面のうち、径が小さい方の面の一部に凹部が設けられた形状であってもよい。あるいは、角錐台、円柱、角柱等に凹部が設けられた形状であってもよい。
第1の放熱部材2Aは、波長変換部材1に対して凸状であり、かつ波長変換部材1の入射部6に対応する凸部2aを有する。これにより、第1の放熱部材2Aは、入射部6としての凹部の全面に接している。本実施形態では、第1の放熱部材2Aの形状は円錐台である。さらに、第1の放熱部材2Aは底部2bを有する。本実施形態において、底部2bは第1の放熱部材2Aの底面に位置する部分である。
なお、第1の放熱部材2Aの形状は上記に限定されず、例えば、角錐台、円錐、角錐、円柱、角柱、略半楕円体等であってもよい。あるいは、第1の放熱部材2Aは、例えば、円盤に凹凸が設けられた形状等を有していてもよく、複数の凸部が入射部6に対応していてもよい。
励起光Aは、第1の放熱部材2Aを通り波長変換部材1に入射する。本実施形態では、第1の放熱部材2Aは、第1の放熱部材2Aに入射した光を散乱させる。そのため、励起光Aは第1の放熱部材2Aにおいて散乱され、入射部6全体から波長変換部材1に入射する。
本実施形態のように、第1の放熱部材2Aは、透光性アルミナからなることが好ましい。なお、第1の放熱部材2Aは上記に限定されず、たとえば透光性マグネシア、透光性酸窒化アルミ等の透光性セラミックスからなっていてもよい。あるいは、第1の放熱部材2Aは透光性複合部材からなっていてもよい。透光性複合部材としては、異種セラミックス複合体、熱伝導性フィラーを多量に含有したガラス等を用いてもよい。熱伝導性フィラーとしては、例えば、アルミナ、マグネシア、窒化アルミニウム、酸窒化アルミニウム等を用いることができる。ガラスとしては、例えば、ホウ珪酸塩系ガラス、リン酸塩系ガラス、スズリン酸塩系ガラス、ビスマス酸塩系ガラス等を用いることができる。
枠状部材3は、波長変換部材1の形状に対応する形状の貫通孔3aを有し、貫通孔3aに面する内面において波長変換部材1を保持している。
本実施形態では、枠状部材3はアルミナからなる。それによって、波長変換部材1からの励起光Aや蛍光の漏洩を抑制することができ、波長変換デバイス10の発光強度を高めることができる。なお、枠状部材3の材料は上記に限定されず、例えば、Al、Ag、Pt、Cu等の金属や、チタニア等のセラミックスからなっていてもよい。もっとも、波長変換デバイス10は、枠状部材3を必ずしも有しなくともよい。
本実施形態の特徴は、透光性放熱部材の第1の放熱部材2Aが、入射部6に対応する凸部2aを有することにある。これにより、入射部6と第1の放熱部材2Aとが接する面積を広くすることができる。ここで、励起光Aが入射する入射部6付近は、最も温度が上昇し易い。この入射部6から、広い面積において、第1の放熱部材2Aに直接的に熱を移動させることができる。従って、放熱性を効果的に高めることができる。
第1の放熱部材2Aは、本実施形態のように、第1の放熱部材2Aに入射した光を散乱させることが好ましい。それによって、励起光Aを分散して波長変換部材1に入射させることができ、波長変換部材1において温度上昇し易い部分を分散させることができる。よって、局所的な温度上昇を生じ難くすることができ、温度消光を効果的に抑制することができる。さらに、本実施形態では、上記のように分散された温度上昇し易い部分の全体に第1の放熱部材2Aが接している。これにより、波長変換部材1の温度上昇し易い部分全体から、第1の放熱部材2Aに直接的に熱を移動させることができる。従って、放熱性をより一層高めることができる。
ここで、波長変換デバイス10に励起光Aが入射する方向に沿う波長変換部材1の長さを波長変換部材1の高さhとし、同方向に沿う第1の放熱部材2Aの長さを第1の放熱部材2Aの高さHとしたときに、高さの比H/hが、0.01以上、0.1以上、0.3以上、特に0.5以上であることが好ましい。それによって、入射部6と第1の放熱部材2Aとが接する面積をより一層広くすることができ、放熱性をより一層高めることができる。
図4は、第1の実施形態の変形例に係る波長変換デバイスの断面図である。
図4に示すように、第1の実施形態の変形例においては、波長変換部材11の入射部16の一部に凹部16aが設けられている。具体的には、変形例の波長変換部材11の形状は、円錐台において対向し合う面のうち、径が小さい方の面の一部に凹部16aが設けられた形状である。入射部16は、上記径が小さい方の面の一部及び凹部16aを含む。
第1の放熱部材12Aは、円盤状の底部12bと、底部12b上に設けられた凸部2aとを有する。底部12b及び凸部2aは一体として設けられている。第1の実施形態と同様に、凸部2aは入射部16に対応する。なお、波長変換部材の径が小さい方の面の一部が放熱部材で覆われておらず、外部に露出している形態であってもよい。具体的には、第1の放熱部材12Aの底部12bが、第1の実施形態と同様に、第1の放熱部材12Aの底面に位置する部分であってもよい。
本変形例においても、入射部16と第1の放熱部材12Aとが接する面積を広くすることができ、放熱性を効果的に高めることができる。さらに、第1の放熱部材12Aの底部12bが、枠状部材3に接する。それによって、放熱性をより一層高めることができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る波長変換デバイスの断面図である。本実施形態の波長変換デバイスは、透光性放熱部材として、第1の放熱部材2Aに加えて、第2の放熱部材22Bを有する。第1の放熱部材2A及び第2の放熱部材22Bは一体ではなく、それぞれ独立して配置されている。第2の放熱部材22Bは出射部7の全面に接している。それによって、放熱性をより一層高めることができる。
第2の放熱部材22Bは、枠状部材3に接しており、枠状部材3により直接的に保持されている。それによって、放熱性を効果的に高めることができる。
なお、第2の放熱部材22Bは、出射部7の一部に接していてもよい。また、第2の放熱部材22Bは、枠状部材3に接していなくてもよい。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係る波長変換デバイスの断面図である。本実施形態の波長変換デバイスは、透光性放熱部材として、第1の放熱部材2A及び第2の放熱部材22Bに加えて、第3の放熱部材32Cを有する。第1の放熱部材2A、第2の放熱部材22B及び第3の放熱部材32Cは一体ではなく、それぞれ独立して配置されている。第3の放熱部材32Cの形状は略リング状である。第3の放熱部材32Cは、励起光Aが波長変換デバイスに入射する方向を中心軸とする周回方向の全体において、波長変換部材31の側面38に接している。それによって、放熱性をより一層高めることができる。
本実施形態の波長変換部材31の側面38は、上記周回方向の全体に至るように設けられた凹部38aを有する。第3の放熱部材32Cは、凹部38aに接している。それによって、第3の放熱部材32Cと波長変換部材31とが接する面積を広くすることができる。加えて、第1の放熱部材2Aと第3の放熱部材32Cとの距離を短くすることができる。これにより、放熱性をより一層高めることができる。さらに、第3の放熱部材32Cは枠状部材3に接している。それによって、放熱性を効果的に高めることができる。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態に係る発光デバイスの断面図である。図7に示すように、発光デバイス40は、第1の実施形態の波長変換デバイス10と、励起光Aを出射する光源41とを備える。本実施形態の光源41はレーザーダイオードである。なお、光源41は上記に限定されず、例えば、発光ダイオード等であってもよい。
ここで、図7に示す発光デバイス40は一例であって、光源41は第1の放熱部材2Aに接していてもよい。光源41は波長変換部材1の入射部6側に配置されていればよい。なお、光源41と波長変換デバイス10の間の光路上にレンズを設置してもよい。
発光デバイス40は、第1の実施形態の波長変換デバイス10を有するため、放熱性を効果的に高めることができる。よって、本実施形態のように高出力な光源41を用いても、温度消光を効果的に抑制することができ、かつ発光デバイス40の温度上昇による破損を効果的に生じ難くすることができる。
(実施例)
以下、第1の実施形態の構成を有する第1の実施例の波長変換デバイス、第2の実施形態の構成を有する第2の実施例の波長変換デバイス及び第3の実施形態の構成を有する第3の実施例の波長変換デバイス並びに比較例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布を比較する。なお、比較例は、透光性放熱部材が設けられていない点及び波長変換部材に凹部が設けられていない点において各実施例と異なる。
第1の実施例、第2の実施例、第3の実施例及び比較例の波長変換デバイスの温度分布は、下記の表1の条件になるようにシミュレートを行い測定した。なお、表1においては、第1の放熱部材、第2の放熱部材及び第3の放熱部材を、透光性放熱部材としてまとめて記載している。各実施例及び比較例における波長変換部材の蛍光体粒子の総量が同じ量となるように、各実施例及び比較例における波長変換部材の蛍光体濃度を設定した。これに伴い、各実施例及び比較例における波長変換部材の熱伝導率、散乱係数及び吸収係数もそれぞれ異なっている。蛍光体にはYAG蛍光体粒子(YAl12)、放熱部材には透光性アルミナを想定し、それぞれシミュレートを行った。なお、それぞれのシミュレートにおける励起光の出力および照射スポットサイズは等しくした。
また、波長変換部材の高さhと第1の放熱部材の高さHの比H/h=0.7とした。第1の放熱部材の底部の表面積Sbは0.0079mm、第1の放熱部材の波長変換部材に接している凸部の表面積Saは0.0533mmとなり、両者の比はSb/Sa=0.14となった。
図8は、比較例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。図9は、第1の実施例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。図10は、第2の実施例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。図11は、第3の実施例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。なお、図8〜図11においては、波長変換デバイスの断面図を2分割した状態の温度分布を示し、白色に近い程高温であることを示す。
図8と、図9〜図11とを比較すると、第1の実施例、第2の実施例及び第3の実施例のいずれにおいても、比較例より全体として低温となっており、効果的に放熱されていることがわかる。
さらに、下記の図12〜図14を参照して、第1の実施例、第2の実施例及び第3の実施例を比較する。なお、図12〜図14においては、それぞれ図9〜図11よりも表示する明度を高くしている。
図12は、第1の実施例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。図13は、第2の実施例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。図14は、第3の実施例の波長変換デバイスにおける、励起光が入射した際の温度分布図である。
図12〜図14に示すように、第1の放熱部材、第2の放熱部材及び第3の放熱部材を有する第3の実施例の波長変換デバイス、第1の放熱部材及び第2の放熱部材を有する第2の実施例の波長変換デバイス、第1の放熱部材を有する第1の実施例の波長変換デバイスの順に、放熱性が高いことがわかる。
1…波長変換部材
2A…第1の放熱部材
2a…凸部
2b…底部
3…枠状部材
3a…貫通孔
4…無機バインダー
5…蛍光体粒子
6…入射部
7…出射部
8…側面
10…波長変換デバイス
11…波長変換部材
12A…第1の放熱部材
12b…底部
16…入射部
16a…凹部
22B…第2の放熱部材
31…波長変換部材
32C…第3の放熱部材
38…側面
38a…凹部
40…発光デバイス
41…光源
A…励起光
B…出射光

Claims (8)

  1. 光源から出射された励起光が入射する入射部と、前記励起光が波長変換された光が出射する出射部とを有する波長変換部材と、
    前記波長変換部材に接するように設けられており、かつ前記波長変換部材よりも熱伝導率が高い透光性放熱部材とを備え、
    前記透光性放熱部材として、前記波長変換部材の前記入射部に接している第1の放熱部材を有する波長変換デバイスであって、
    前記波長変換部材は前記入射部の少なくとも一部に凹部が形成されており、
    前記第1の放熱部材は、前記入射部の凹部に対応する凸部を有する、波長変換デバイス。
  2. 前記透光性放熱部材として、前記波長変換部材の前記出射部に接している第2の放熱部材を有する、請求項1に記載の波長変換デバイス。
  3. 前記波長変換部材が、前記入射部と前記出射部とを接続する側面を有し、
    前記透光性放熱部材として、前記波長変換部材の前記側面に接している第3の放熱部材を有する、請求項1または2に記載の波長変換デバイス。
  4. 前記波長変換部材の前記側面が凹部を有し、
    前記第3の放熱部材が前記側面の前記凹部に接するように設けられている、請求項3に記載の波長変換デバイス。
  5. 前記第1の放熱部材が、前記第1の放熱部材に入射した光を散乱させる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の波長変換デバイス。
  6. 前記波長変換部材及び前記透光性放熱部材を保持する枠状部材をさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の波長変換デバイス。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の波長変換デバイスと、
    光源とを備える、発光デバイス。
  8. 前記光源がレーザーダイオードである、請求項7に記載の発光デバイス。
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