JP2019198904A - ロボット、制御装置およびロボットの制御方法 - Google Patents

ロボット、制御装置およびロボットの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】力センサーの検出精度が高いロボット、ならびに、このロボットを制御可能な制御装置およびロボットの制御方法を提供すること。【解決手段】ロボットアームと、外力を検知する第1の力センサーと、前記ロボットアームの振動を検出する振動センサーと、を有し、前記振動センサーの検出値に基づいて、前記第1の力センサーをリセットすることを特徴とするロボット。また、前記力センサーは、前記ロボットアームよりも基端側に設けられていることが好ましい。【選択図】図2

Description

本発明は、ロボット、制御装置およびロボットの制御方法に関するものである。
人間協調型ロボットは、人間と同じ作業空間を共有し、人間と協調して作業を行うロボットである。
例えば、特許文献1に記載の人間協調型ロボットは、ロボットアームと、ロボットアームの先端に取り付けられたロボット手首フランジと、ロボット手首フランジの先端に設けられた把持ハンドと、を備える。このような人間協調型ロボットは、例えば把持ハンドでワークを把持し、目的の場所まで移動させるといった作業を行うことができる。
一方、このような人間協調型ロボットは、人間と同じ作業空間を共有しているため、意図せず、人間に接触してしまうおそれがある。
そこで、特許文献1に記載の人間協調型ロボットは、ロボットが外部から受ける力を計測して計測値を出力する力センサーと、計測値から補正値を減算して力検出値を算出する力検出値算出部と、ロボットが停止または一定速度で動作していてかつ所定の単位時間における力検出値の変動幅が閾値以下であるという条件が成立しているときの力検出値を補正値として更新する補正値更新部と、を備える。
このような人間協調型ロボットは、力センサーが設けられているため、ロボットと人間との間の接触力を監視するようになっている。
一方、力センサーには、同じ大きさの力が作用した場合でも、経時変化、帯電、温度変化、湿度変化等の原因により、検出値が実際の値から乖離するという問題がある。
そこで、特許文献1に記載の人間協調型ロボットでは、ロボットに加速や減速に伴う慣性力が作用していないときに力センサーを補正(リセット)するようになっている。これにより、力センサーの精度を良好な状態に保つことができ、人間協調型ロボットの安全性が高められている。
特開2016−112627号公報
しかしながら、特許文献1に記載の人間協調型ロボットでは、ロボットが停止または一定速度で動作していてかつ所定の単位時間における力検出値の変動幅が閾値以下であるという条件が成立するとリセットされてしまうため、ロボットアームが物体に衝突したことを精度よく検出できないおそれがある。
本発明の適用例に係るロボットは、ロボットアームと、
外力を検知する第1の力センサーと、
前記ロボットアームの振動を検出する振動センサーと、を有し、
前記振動センサーの検出値に基づいて、前記第1の力センサーをリセットする。
本発明の第1実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 図1に示すロボットのブロック図である。 図1および図2に示すロボットの制御方法を説明するためのフローチャートである。 図1および図2に示すロボットが備える振動センサーの検出値に基づく周波数特性を示す図である。 図1および図2に示すロボットが備える振動センサーの検出値に基づく周波数特性を示す図である。 図1および図2に示すロボットが備える振動センサーの検出値に基づく周波数特性を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るロボットの制御方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るロボットを示す斜視図である。
以下、本発明のロボット、制御装置およびロボットの制御方法の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボットを示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットのブロック図である。なお、以下では、ロボット1の基台110側を「基端側」、その反対側(エンドエフェクター17側)を「先端側」と言う。
図1に示すロボット1は、エンドエフェクター17が装着されたロボットアーム10を用いて、例えば、精密機器やこれを構成する部品(対象物)の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うシステムである。このロボット1は、複数のアーム11〜16を有するロボットアーム10と、ロボットアーム10の先端側に取り付けられたエンドエフェクター17と、これらの動作を制御する制御装置50と、を備える。以下、まず、ロボット1の概略を説明する。
ロボット1は、いわゆる6軸の垂直多関節ロボットである。図1に示すように、ロボット1は、基台110と、基台110に回動可能に連結されているロボットアーム10と、を備える。
基台110は、例えば、床、壁、天井、移動可能な台車上等に固定される。ロボットアーム10は、基台110に対して回動可能に連結されているアーム11(第1アーム)と、アーム11に対して回動可能に連結されているアーム12(第2アーム)と、アーム12に対して回動可能に連結されているアーム13(第3アーム)と、アーム13に対して回動可能に連結されているアーム14(第4アーム)と、アーム14に対して回動可能に連結されているアーム15(第5アーム)と、アーム15に対して回動可能に連結されているアーム16(第6アーム)と、を有する。なお、基台110およびアーム11〜16のうちの互いに連結された2つの部材同士を屈曲または回動させる部分が「関節部」を構成している。
また、図2に示すように、ロボット1は、ロボットアーム10の各関節部を駆動する駆動部130と、ロボットアーム10の各関節部の駆動状態(例えば回転角度)を検出する角度センサー131と、を有する。駆動部130は、例えば、モーターおよび減速機を含んで構成されている。角度センサー131は、例えば、磁気式または光学式のロータリーエンコーダーを含んで構成されている。
このようなロボット1のアーム16の先端面には、エンドエフェクター17が装着されている。なお、アーム16とエンドエフェクター17との間には、力覚センサーが配置されていてもよい。
エンドエフェクター17は、対象物を把持する把持ハンドである。このエンドエフェクター17は、図1に示すように、本体171と、本体171に設置されている駆動部170と、駆動部170からの駆動力により開閉する1対の把持部172と、把持部172に設けられている把持力センサー173と、を有する。
ここで、駆動部170は、例えば、モーターと、モーターからの駆動力を1対の把持部172に伝達する歯車等の伝達機構と、を含んで構成されている。そして、1対の把持部172は、駆動部170からの駆動力により開閉する。これにより、1対の把持部172間で対象物を掴んで保持したり、1対の把持部172間で保持した対象物を離脱させたりすることができる。把持力センサー173は、例えば、抵抗型、静電型等の感圧センサーであり、把持部172または把持部172と駆動部170との間に配置され、1対の把持部172間に加わる力を検出する。なお、エンドエフェクター17は、前述した把持ハンドに限定されず、例えば、吸着により対象物を保持する方式のエンドエフェクターであってもよい。本明細書において、「保持」とは、吸着および把持の双方を含む概念である。また、「吸着」とは、磁力による吸着、負圧による吸着等を含む概念である。また、エンドエフェクター17に用いる把持ハンドの指の数は、2本に限定されず、3本以上であってもよい。
図1および図2に示す制御装置50は、角度センサー131の検出結果に基づいて、ロボットアーム10の駆動を制御する機能を有する。また、制御装置50は、把持力センサー173の検出結果およびロボット1の動作条件に基づいて、エンドエフェクター17の把持力を決定したりロボット1の動作条件を変更したりする機能を有する。
この制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサー51と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリー52と、I/F(インターフェース回路)53と、を有する。そして、制御装置50は、メモリー52に記憶されているプログラムをプロセッサー51が適宜読み込んで実行することで、ロボット1およびエンドエフェクター17の動作の制御、各種演算および判断等の処理を実現する。また、I/F53は、ロボット1およびエンドエフェクター17と通信可能に構成されている。
なお、制御装置50は、図示では、ロボット1の基台110内に配置されているが、これに限定されず、例えば、基台110の外部やロボットアーム10内に配置されていてもよい。また、制御装置50には、ディスプレイ等のモニターを備える表示装置、例えばマウスやキーボード等を備える入力装置等が接続されていてもよい。
また、図1および図2に示すロボット1は、ロボットアーム10よりも基端側であって、ロボットアーム10と基台110との間に設けられている力センサー21(第1の力センサー)を備える。
力センサー21は、ロボットアーム10に付与される外力を検知するセンサーである。このような力センサー21を設けることにより、アーム16またはエンドエフェクター17に外力が付与されたとき、その外力がロボットアーム10を経て力センサー21に伝達され、力センサー21においてその力の大きさや向きを検知することができる。これにより衝突検知が可能となる。
さらに、図1および図2に示すロボット1は、エンドエフェクター17に設けられている振動センサー23を備える。このような振動センサー23を設けることにより、ロボットアーム10に人や物体が触れていないかを間接的に検出することができる。振動センサー23の検出結果は、後述する方法により、力センサー21のリセットを実行するための条件の1つとなる。なお、リセットとは、例えば力センサー21の出力値を0レベルに補正することを言う。
振動センサー23は、ロボットアーム10の振動を検出するセンサーである。振動センサー23としては、例えば、加速度センサー、角速度センサーまたはそれらを併設したコンボセンサーのような慣性センサー、光学式振動センサー、音波式振動センサー等が挙げられるが、特に慣性センサーが好ましく用いられる。
図1および図2に示す制御装置50は、さらに、振動センサー23の検出結果に基づいて、力センサー21をリセットする機能を有する。
I/F53(インターフェース)は、力センサー21および振動センサー23と通信可能に構成されている。
以上、ロボット1の概略を説明したが、このロボット1は、外力が付与されたとき、その外力を力センサー21において高精度に検知し、それに応じて動作する。このとき、力センサー21は、適当なタイミングでリセットされることにより、高い検知精度が維持される。換言すれば、不適当なタイミングでのリセットは許容せず、適当なタイミングでリセットすることにより、検知精度の低下を防止する。その結果、ロボット1では、力センサー21について高い検知精度を維持することができるため、目的とする作業、例えば物体を把持したり、搬送したりする作業をより正確に行うことができる。以下、この点について詳述する。
図3は、図1および図2に示すロボットの制御方法(制御装置50による制御方法)を説明するためのフローチャートである。図4ないし図6は、それぞれ、図1および図2に示すロボットが備える振動センサーの検出値に基づく周波数スペクトルを示す図である。
まず、ロボット1は、通常動作を開始する(ステップS11)。通常動作としては、例えば、精密機器やこれを構成する部品(対象物)の給材、除材、搬送および組立等の作業が挙げられる。
通常動作が開始された後、ロボット1が停止しているか否か判断する(ステップS12)。具体的には、ロボットアーム10に設置された角度センサー131に基づき、アーム11〜16の動作がいずれも停止している場合には、ロボット1が停止していると判断し、アーム11〜16のうちのいずれかが動作している場合には、ロボット1が停止していないと判断する。
ロボット1が停止していると判断した場合(ステップS12のYes)、後述するステップS14に移行する。
一方、ロボット1が停止していないと判断した場合(ステップS12のNo)、そのロボット1が一定速度で動作中か否か判断する(ステップS13)。つまり、動作中のロボット1の速度が一定か否か判断する。具体的には、ロボットアーム10に含まれた角度センサー131に基づき、アーム11〜16のうちの動作しているものの全てが一定の角速度で動作している場合には、ロボット1が一定速度で動作していると判断し、アーム11〜16のうちのいずれかが一定でない角速度、すなわち時間的に角速度が変化しつつ動作している(加速または減速している)場合には、ロボット1の動作速度が一定ではないと判断する。
ロボット1が一定速度で動作していると判断した場合(ステップS13のYes)、後述するステップS14に移行する。
一方、ロボット1の動作速度が一定ではないと判断した場合(ステップS13のNo)、その時点が、力センサー21のリセットを実行するタイミングとしては適さないことになるので、前述した通常動作(ステップS11)に戻る。
ロボット1が停止していると判断した場合、または、ロボット1が一定速度で動作していると判断した場合には、振動センサー23の検出値が所定の条件を満たしているか否か判断する(ステップS14)。具体的には、ロボットアーム10に設けられた振動センサー23の検出値が、あらかじめ指示された条件を満たしているか否か判断する。あらかじめ指示された条件とは、例えば、ロボットアーム10の特定の周波数または特定の周波数の振幅等が挙げられる。
図4は、振動センサー23の検出値の周波数特性(周波数スペクトル)を示すグラフである。周波数特性とは、振動センサー23の検出値について、高速フーリエ変換のような周波数スペクトル推定処理で演算処理された結果のことをいう。図4のグラフは、周波数特性の一例であり、横軸が振動の周波数であり、縦軸が振幅に対応している。そして、図4では、ロボットアーム10に物体が触れているときの周波数特性を実線で示し、ロボットアーム10に物体が触れていないときの周波数特性を破線で示している。
ロボットアーム10に物体が触れていないとき、振動センサー23から出力される検出値の周波数スペクトルには、特定の周波数におけるピークが見られる。これらのピークの中にはロボットアーム10の固有振動数に対応するものもある。このような、周波数のピークの位置やピークの波形等の周波数特性は、ロボットアーム10に人や物体が触れた場合に変化する。このため、周波数特性を指標としてモニターすることにより、ロボットアーム10に人や物体が触れていることを間接的に捉えることができる。
したがって、ステップS14において、振動センサー23の検出値が所定の条件を満たしているか否かを判断するプロセスは、例えば、図4に示す周波数範囲R1に特定の振動数が含まれるか否かで判断できる。図4に示す破線の周波数スペクトルのピークの位置が、周波数範囲R1内にある場合には、振動センサー23の検出値が所定の条件を満たしていると判断する。
一方、図4の場合、ロボットアーム10に物体が触れると、特定の振動数が十数Hz程度、低下している。つまり、図4は、特定の周波数が変化した例である。このような低下の結果、図4に示す実線の周波数スペクトルのピークの位置が周波数範囲R1から外れている。この場合、振動センサー23の検出値が所定の条件を満たしていないと判断する。
ここで、ステップS14について、図4とは異なる例を、図5および図6に基づいて説明する。
図5のグラフは、周波数特性の一例であり、横軸が振動の周波数であり、縦軸が振幅に対応している。そして、図5では、ロボットアーム10に物体が触れているときの周波数特性を実線で示し、ロボットアーム10に物体が触れていないときの周波数特性を破線で示している。
ステップS14において、振動センサー23の検出値が所定の条件を満たしているか否かは、例えば、図5に示すように周波数スペクトルのピーク波形の半値幅で判断することができる。半値幅の閾値をHT、検出値の周波数スペクトルのピーク波形の半値幅をH1、H2としたとき、半値幅H2が閾値HTを超えるか否かで判断することができる。図5に示す破線の周波数スペクトルのピーク波形のように、半値幅H2が半値幅の閾値HT以下の場合には、振動センサー23の検出値が所定の条件を満たしていると判断する。
一方、ロボットアーム10に物体が触れると、周波数スペクトルのピーク波形の半値幅が増大してブロードな曲線となる場合もある。このような半値幅の増加の結果、図5に示す実線の周波数スペクトルのピーク波形では、半値幅H1が半値幅の閾値HTを超えている。この場合、振動センサー23の検出値が所定の条件を満たしていないと判断する。
図6のグラフは、周波数特性の一例であり、横軸が振動の周波数であり、縦軸が振幅に対応している。そして、図6では、ロボットアーム10に物体が触れているときの周波数特性を実線で示し、ロボットアーム10に物体が触れていないときの周波数特性を破線で示している。
ステップS14において、振動センサー23の検出値が所定の条件を満たしているか否かを判断するプロセスは、周波数スペクトルのピーク波形のピーク値が、例えば、図6に示す閾値R3以上か未満かで判断することができる。図6に示す破線の周波数スペクトルのピーク波形のように、ピーク値が閾値R3以上の場合は、振動センサー23の検出値が所定の条件を満たしていると判断する。
一方、図6のように、ロボットアーム10に物体が触れると、周波数スペクトルのピーク波形のピーク値が低くなる場合がある。つまり、図6は、周波数スペクトルのピーク波形のピーク値が変化した例である。図6に示す実線の周波数スペクトルのピーク波形のピーク値が閾値R3未満になる場合、振動センサー23の検出値が所定の条件を満たしていないと判断する。
以上のようにして振動センサー23の検出値が所定の条件を満たしていないと判断した場合(ステップS14のNo)、その時点が、力センサー21のリセットを実行するタイミングとしては適さないことになるので、前述した通常動作(ステップS11)に戻る。
一方、振動センサー23の検出値が所定の条件を満たしていると判断した場合(ステップS14のYes)、力センサー21のリセットを実行する(ステップS15)。
なお、上記説明では、ロボットアーム10に物体が触れると周波数スペクトルのピーク位置が低周波側へシフトする例を説明したが、ロボットアーム10に物体が触れたときに周波数スペクトルのピーク位置が高周波側へシフトしてもよい。同様に、ロボットアーム10に物体が触れると周波数スペクトルのピーク値が減少する例を説明したが、ロボットアーム10に物体が触れたときに周波数スペクトルのピーク値が増加してもよい。同様に、ロボットアーム10に物体が触れると周波数スペクトルのピーク波形の半値幅が増加する例を説明したが、ロボットアーム10に物体が触れたときに周波数スペクトルのピーク波形の半値幅が減少してもよい。また、図4ないし図6に示すパターンのうち、2つ以上を組み合わせて採用し、それに基づいて力センサー21のリセットを実行するようにしてもよい。
また、ロボットアーム10の姿勢によって振動センサーの出力の周波数特性は変化するので、R1、HT、R3のように設定した周波数や振幅に関する閾値や判定基準は動的に変わってもよい。
また、力センサー21のリセットとは、前述したように、例えば、力センサー21による力の計測値をゼロ(または任意の値)にオフセットすることをいう。すなわち、力センサー21による力の計測値をゼロ(または任意の値)とみなすことができるように、計測値を補正する。ロボット1が停止しているとき、または、ロボット1が一定速度で動作しているときであって、かつ、ロボットアーム10に人や物体が触れていないときには、ロボットアーム10に外力が付与されていない状態であるため、そのようなタイミングで力センサー21のリセットを実行することにより、より正確なオフセットが可能になる。その結果、その後の力センサー21による力の計測においては、計測値と真の値との乖離を最小限に抑えることができる。これにより、力センサー21の補正後の計測値は、真の値に近いものとなるため、ロボット1の動作をより安定させることができる。
また、このようなロボット1の制御方法は、制御装置50により行われる。具体的には、制御装置50は、前述したように、メモリー52(記憶部)と、プロセッサー51(処理部)と、を有している。そして、メモリー52は、コンピューターで読み取り可能な指示を記憶し、プロセッサー51は、メモリー52に記憶されている指示と、振動センサー23からの検出値と、に基づいて、力センサー21をリセットする。
したがって、図4ないし図6の例では、制御装置50のプロセッサー51(処理部)がまず、振動センサー23からの検出値を取得してその周波数特性を求める。そして、その周波数特性がメモリー52に記憶されている指示、すなわち周波数範囲R1や閾値R3、周波数スペクトルのピーク波形の半値幅の閾値HT等の指示を満たすか否かを判断し、力センサー21をリセットする。このようにすれば、制御装置50において効率よくリセットを実行することができるので、力センサー21のリセットを高頻度に行うことができる。
なお、このような制御装置50は、前述したステップS11、S12、S13、S14、S15を行う。
また、メモリー52に記憶されている周波数範囲R1や閾値R3、周波数スペクトルのピーク波形の半値幅の閾値HT等の指示は、経時的に変化する各種情報に基づいて、随時更新されるようになっていてもよい。
また、メモリー52に記憶されている指示とは、前述したように、例えば周波数特性における周波数の範囲を含むものとされる。具体的には、例えば図4の場合、周波数範囲R1が周波数の範囲に相当し、コンピューターで読み取り可能なデータとしてメモリー52に記憶されている。したがって、プロセッサー51は、メモリー52に記憶されているこの指示を逐次読み出し、振動センサー23からの検出値との比較に供することになる。
また、メモリー52に記憶されている別の指示とは、前述したように、例えば周波数特性における振幅の範囲を含むものとされる。具体的には、例えば図6の場合、閾値R3が振幅の範囲に相当し、コンピューターで読み取り可能なデータとしてメモリー52に記憶されている。したがって、プロセッサー51は、メモリー52に記憶されているこの指示を逐次読み出し、振動センサー23からの検出値との比較に供することになる。
また、メモリー52に記憶されている別の指示とは、前述したように、例えば周波数特性における周波数スペクトルのピーク波形の半値幅の範囲を含むものとされる。具体的には、例えば図5の場合、周波数スペクトルのピーク波形の半値幅の閾値HTが周波数スペクトルの半値幅の範囲に相当し、コンピューターで読み取り可能なデータとしてメモリー52に記憶されている。したがって、プロセッサー51は、メモリー52に記憶されているこの指示を逐次読み出し、振動センサー23からの検出値との比較に供することになる。
以上のように、ロボット1の制御方法は、ロボットアーム10と、外力を検知する力センサー21(第1の力センサー)と、を有するロボット1の制御方法であって、ロボットアーム10の振動を検出するステップS14と、振動の検出値に基づいて力センサー21をリセットするステップS15と、を有する。
このようにして振動の検出値に基づくことにより、エンドエフェクター17やロボットアーム10が人や物体に触れていることを、より正確に捉えることができる。具体的には、振動の検出値とメモリー52に記憶されている指示とを比較することにより、エンドエフェクター17やロボットアーム10が人や物体に触れていることを、より正確に捉えることができる。これにより、適切なタイミングで力センサー21をリセットすることができ、力センサー21の検知精度を高く維持することができる。特に、力センサー21の出力値のみに基づいて力の有無を検知する場合に比べて、人や物体が接触しているにもかかわらず接触していないと誤認してしまう確率を下げることができる。このため、ロボット1の安全性および信頼性を高めることができる。
また、ロボット1は、ロボットアーム10と、外力を検知する力センサー21(第1の力センサー)と、ロボットアーム10の振動を検出する振動センサー23と、コンピューターで読み取り可能な指示を記憶するメモリー52(記憶部)と、メモリー52に記憶されている指示および振動センサー23からの検出値に基づいて、力センサー21をリセットするプロセッサー51(処理部)と、を有する。
このようなロボット1によれば、前述したように、人や物体が接触していないという誤認を抑制しつつ、適切なタイミングで力センサー21をリセットすることができるので、力センサー21の検知精度を高く維持することができる。このため、例えばエンドエフェクター17が物体等に接触していることをより正確に検知することができ、ロボット1の動作をより安定させることができる。
また、制御装置50は、ロボットアーム10と、外力を検知する力センサー21(第1の力センサー)と、を有するロボット1を制御する装置であって、ロボットアーム10の振動を検出し、その検出値に基づいて力センサー21(第1の力センサー)をリセットする。すなわち、制御装置50は、ロボットアーム10の振動情報を含む信号を受けて、ロボットアーム10に加わる外力を検出可能な力センサー21の出力値のリセット(力の計測値の補正)を行う信号を出力する。そして、この信号に基づき、力センサー21のリセットを行う。このように制御装置50によって、振動の検出とリセット信号の出力とを一元的に行うことにより、タイムラグを抑えることができ、力センサー21のリセットをより高頻度に行うことができる。
また、本実施形態に係るロボット1では、力センサー21(第1の力センサー)が、ロボットアーム10よりも基端側に設けられている。すなわち、図1に示す力センサー21は、ロボットアーム10と基台110との間に設けられている。
力センサー21がこのような位置に設けられていることで、力センサー21は、ロボットアーム10の姿勢によらず、エンドエフェクター17に付与される外力を効率よく検知することが可能になる。すなわち、力センサー21がロボットアーム10の基端側に設けられているため、エンドエフェクター17に付与される外力が力センサー21に集約され、効率よく検知することができる。
なお、力センサー21が設けられる位置は、図1に示す位置に限定されず、いかなる位置であってもよい。
一方、本実施形態に係るロボット1では、振動センサー23がエンドエフェクター17に設けられている。エンドエフェクター17は、ロボットアーム10よりも先端側の部位であることから、その部位に振動センサー23が設けられることで、ロボットアーム10の振動をより高い感度で検出することができる。
なお、振動センサー23が設けられる位置は、図1に示す位置に限定されず、いかなる位置であってもよい。
また、本実施形態では、前述したように振動センサー23として慣性センサーが用いられている。慣性センサーでは、加速度や角速度等の物理量を反映した電気信号が出力される。この物理量が振動の影響を受けて変動するため、それに応じて電気信号が変動することになる。したがって、慣性センサーによれば、制御装置50で処理しやすい信号が出力されるため、振動センサー23として有用である。
なお、振動センサー23が設けられる位置は、エンドエフェクター17に限定されず、ロボットアーム10の振動を検出し得る位置であれば例えばロボットアーム10自体のいかなる位置であってもよい。
また、振動センサー23は、慣性センサーに限定されず、前述した光学式振動センサーや音波式振動センサー等であってもよい。このうち、光学式振動センサーとしては、例えばロボットアーム10と外部の基準点との距離を光学的に計測し、その距離の変動に基づいて振動を検出するセンサーが挙げられる。
また、力センサー21(第1の力センサー)の測定原理としては、例えば、圧電方式、歪みゲージ方式、静電容量方式等が挙げられる。このうち、圧電方式が好ましく用いられ、水晶を用いた圧電方式がより好ましく用いられる。すなわち、力センサー21は、水晶を含むセンサーであるのが好ましい。このような水晶を用いた力センサー21は、幅広い大きさの外力に対して特に正確な電荷量を発生させるため、高感度とワイドレンジとを両立させやすい。このため、ロボット1に用いられる力センサー21として有用である。
なお、力センサー21として、複数の異なる方式のものが併用されてもよい。
また、図3に示すフローチャートに基づくロボット1の制御方法は、通常、フローが一旦終了した後(力センサー21のリセットが完了した後)、即座に再び開始される(即座に通常動作が開始される)。したがって、力センサー21のリセットは、比較的短い間隔で繰り返し実行されることになり、高い検知精度が維持されることとなる。
<第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態に係るロボットの制御方法を説明するためのフローチャートである。
以下、第2実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、図7において、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
本実施形態は、ステップが追加されている以外、第1実施形態と同様である。
まず、ロボット1は、通常動作を開始する(ステップS11)。
振動センサーの検出値が所定の条件を満たす場合(ステップS14のYes)、力センサー21のリセットが前回実行されてから所定の時間以上経過しているか否かを判断する(ステップS21)。具体的には、力センサー21をリセットした履歴をメモリー52に記憶しておき、最後に実行した時刻と現在の時刻とを比較する。そして、最後の実行からの経過時間を算出し、算出結果が所定の時間以上であれば、経過していると判断し、算出結果が所定の時間未満であれば、経過していないと判断する。
なお、所定の時間は、力センサー21のリセットを繰り返す頻度に影響を及ぼす。このため、力センサー21の検知精度を高く維持するためには、リセットの頻度を多くする、すなわち所定の時間を短くすればよい。一方、力センサー21をリセットするためには、第1実施形態において説明したように、ロボット1が停止するか、または一定速度で動作しているという条件を満たす必要がある。このため、ロボット1の動作が制限されるのを避けるため、リセットの頻度を際限なく多くすることは現実的ではない。したがって、力センサー21の検知精度の低下が許容範囲内に収まる程度に、リセットの頻度を抑えることも求められる。
力センサー21のリセットが前回実行されてから所定の時間以上経過していると判断した場合(ステップS21のYes)、第1実施形態と同様のステップS15に移行する。
一方、力センサー21のリセットが前回実行されてから所定の時間以上経過していないと判断した場合(ステップS21のNo)、ステップS11に移行する。
ステップS15は、前述したように、第1実施形態と同様である。これにより、力センサー21の計測値と真の値との乖離を最小限に留めることができる。
なお、ステップS15の実行後、必要に応じて、そのときの時刻をメモリー52に記憶させるようにしてもよい。これにより、次回、ステップS21が実行されたとき、前回実行されてからの経過時間を求めることができる。
また、図7に示すフローチャートに基づくロボット1の制御方法により、適切なタイミングで力センサー21のリセットを行うことが可能となり、高い検知精度が維持されることとなる。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
なお、制御装置50は、ステップS11、S12、S13、S14、S15、S21を行う。
<第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態に係るロボットを示す斜視図である。
以下、第3実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、図8において、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
前述した図1に示すロボット1では、力センサー21がロボットアーム10よりも基端側に設けられているのに対し、図8に示すロボット1Aでは、力センサー21(第1の力センサー)が、ロボットアーム10よりも先端側に設けられている。すなわち、図8に示す力センサー21は、ロボットアーム10とエンドエフェクター17との間に設けられている。
力センサー21がこのような位置に設けられていることで、力センサー21は、人や物体に特に接触しやすいエンドエフェクター17周辺に付与される外力を効率よく検知することが可能になる。
以上のような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
なお、力センサー21の設置位置は、第1実施形態や本実施形態の位置に限定されず、それ以外の位置、例えばロボットアーム10の内部であってもよい。
<第4実施形態>
図9は、本発明の第4実施形態に係るロボットを示す斜視図である。
以下、第4実施形態について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、図9において、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
前述した図1に示すロボット1では、力センサー21がロボットアーム10よりも基端側に設けられているのに対し、図9に示すロボット1Bでは、力センサー21とは別の力センサー22(第2の力センサー)が、ロボットアーム10よりも先端側に追加されている。すなわち、図9に示すロボット1Bは、力センサー21(第1の力センサー)と、力センサー22(第2の力センサー)の2つを備えている。
このように力センサー21、22を備えることにより、ロボット1では、付与される外力をより高精度に検知することができ、ロボット1の動作をさらに安定させることができる。
また、力センサー21、22は、その双方が第1実施形態のようにしてリセットされるようになっている。これにより、力センサー21、22の双方について検知精度を高く維持することができる。
以上のような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
なお、力センサーの数は、1つまたは2つに限定されず、3つ以上であってもよい。
また、力センサー21、22のうち、一方のみが前述した方法でリセットされるようになっており、他方は別の方法でリセットされるようになっていてもよい。
以上、本発明のロボット、制御装置およびロボットの制御方法を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前述した実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本発明のロボットは、ロボットアームを有していれば、単腕ロボットに限定されず、例えば、双腕ロボット、スカラーロボット等の他のロボットであってもよい。また、ロボットアームが有するアームの数(関節の数)は、前述した実施形態の数(6つ)に限定されず、1つ以上5つ以下または7つ以上であってもよい。
1…ロボット、1A…ロボット、1B…ロボット、10…ロボットアーム、11…アーム、12…アーム、13…アーム、14…アーム、15…アーム、16…アーム、17…エンドエフェクター、21…力センサー、22…力センサー、23…振動センサー、50…制御装置、51…プロセッサー、52…メモリー、53…I/F、110…基台、130…駆動部、131…角度センサー、170…駆動部、171…本体、172…把持部、173…把持力センサー、R1…周波数範囲、R3…閾値、HT…半値幅の閾値、S11…ステップ、S12…ステップ、S13…ステップ、S14…ステップ、S15…ステップ、S21…ステップ

Claims (9)

  1. ロボットアームと、
    外力を検知する第1の力センサーと、
    前記ロボットアームの振動を検出する振動センサーと、を有し、
    前記振動センサーの検出値に基づいて、前記第1の力センサーをリセットすることを特徴とするロボット。
  2. 前記第1の力センサーは、前記ロボットアームと基台の間に設けられている請求項1に記載のロボット。
  3. 前記第1の力センサーは、前記ロボットアームとエンドエフェクターの間に設けられている請求項1に記載のロボット。
  4. 第2の力センサーをさらに有し、
    前記第1の力センサーは、前記ロボットアームと基台の間に設けられており、
    前記第2の力センサーは、前記ロボットアームとエンドエフェクターの間に設けられている請求項1に記載のロボット。
  5. 前記第1の力センサーは、水晶を含むセンサーである請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボット。
  6. 前記振動センサーは、慣性センサーである請求項1ないし5のいずれか1項に記載のロボット。
  7. 前記振動センサーの前記検出値である周波数特性に基づいて、前記第1の力センサーをリセットする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のロボット。
  8. ロボットアームの振動情報を含む信号を受けて、
    前記ロボットアームに加わる外力を検出可能な力センサーの出力値のリセットを行う信号を出力することを特徴とする制御装置。
  9. ロボットアームと、外力を検知する力センサーと、を有するロボットを制御する制御方法であって、
    前記ロボットアームの振動を検出するステップと、
    前記振動の検出値に基づいて、前記力センサーをリセットするステップと、
    を含むことを特徴とするロボットの制御方法。
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