JP2019197943A - チューナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】衛星デジタル放送を受信する場合に、周波数帯域が重なる他の無線システムに対する妨害を防止する。【解決手段】箱状の金属製のチューナケースと、チューナケースの一面に取り付けられた複数のコネクタと、チューナケースの他の面に設けられている複数の信号伝送用の接続ピンと、接続ピンの近傍に設けられ、接地されている少なくとも1本の足電極とを備えるチューナ装置である。【選択図】図1
Description
本技術は、高度広帯域衛星デジタル放送の受信のために使用されるチューナ装置に関する。
現在の衛星デジタルテレビジョン放送では、約1GHz〜2.1GHzまでの中間周波数(IF(Intermediate Frequency)と適宜称する。また、IFは、中間周波数又は中間周波数信号の両者を表す語句として使用する。)にてテレビジョン信号を伝送している。ただし、2018年に実用放送が予定されている高度広帯域衛星デジタル放送(高度BS放送と適宜称する)は、4K/8Kの超高精細度テレビジョン放送を提供するために、IFが約2.1GHz〜3.2GHzまで拡張される。
このような周波数帯の拡大によって、他の無線システム(Wi−Fi(登録商標))との相互干渉が懸念されている。例えば漏洩IF信号の妨害によって、Wi−Fi(登録商標)のデータ伝送速度が遅くなるようなおそれが生じる。また、電子レンジなどの日常生活で使用されている機器の電波が高度BS放送の受信設備に入り込み、受信障害が発生するおそれがあった。このような状況のもとで、衛星放送用受信設備からの電波漏洩等に関する次のような技術基準を定める法律が施行された(参照 非特許文献1)
周波数:2224.41〜3223,25 MHz
漏洩基準(副次的に発生する電波漏洩の限度):-49,1 dBm以下
(3m離れて46,2 dBμV/m以下)
帯域幅:33.7561 MHzあたり)
漏洩基準(副次的に発生する電波漏洩の限度):-49,1 dBm以下
(3m離れて46,2 dBμV/m以下)
帯域幅:33.7561 MHzあたり)
総務省令第76号 無線設備規則の一部を改正(第24条)
BS放送を受信するための既存のチューナ装置では、上述した法律に規定されている電波漏洩に関する基準をクリアすることが困難であった。
したがって、本技術の目的は、電波漏洩をより減少させることができる高度BS放送を受信するためのチューナ装置を提供することにある。
本技術は、箱状の金属製のチューナケースと、
チューナケースの一面に取り付けられた複数のコネクタと、
チューナケースの他の面に設けられている複数の信号伝送用の接続ピンと、
接続ピンの近傍に設けられ、接地されている少なくとも1本の足電極と
を備えるチューナ装置である。
チューナケースの一面に取り付けられた複数のコネクタと、
チューナケースの他の面に設けられている複数の信号伝送用の接続ピンと、
接続ピンの近傍に設けられ、接地されている少なくとも1本の足電極と
を備えるチューナ装置である。
少なくとも一つの実施形態によれば、チューナ装置からの電波漏洩をより少ないものとできる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本技術中に記載されたいずれかの効果又はそれらと異質な効果であっても良い。また、以下の説明における例示された効果により本技術の内容が限定して解釈されるものではない。
以下に説明する実施形態は、本技術の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本技術の範囲は、以下の説明において、特に本技術を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限定されないものとする。
なお、本技術の説明は、下記の順序にしたがってなされる。
<1.高度BS放送における問題点>
<2.本技術の一実施形態>
<3.変形例>
なお、本技術の説明は、下記の順序にしたがってなされる。
<1.高度BS放送における問題点>
<2.本技術の一実施形態>
<3.変形例>
<1.高度BS放送における問題点>
図10及び図11を参照して高度BS放送における問題点について説明する。図10は、高度BS放送におけるIFの周波数を示している。例えばチャンネル番号BS-1のIFの中心周波数が1049.48MHzである。BS-3,BS-5,BS-7,.....,BS-23 のチャンネルが順に配置されている。チャンネル番号BS-23 のIFの中心周波数が1471.44MHzである。このBSのIFより高い周波数帯域に、CS−IFが配置されている。例えばチャンネル番号ND-2のIFの中心周波数が1613MHzであり、ND-2,ND-4,ND-6,.....,ND-24 のチャンネルが順に配置されている。例えばチャンネル番号ND-24 のIFの中心周波数が2053MHzである。これらのBS-1〜BS-23 及びND-2〜ND-24 のIFは、既存のBS放送及びCS放送のチャンネルであり、電波が右旋円偏波である。
図10及び図11を参照して高度BS放送における問題点について説明する。図10は、高度BS放送におけるIFの周波数を示している。例えばチャンネル番号BS-1のIFの中心周波数が1049.48MHzである。BS-3,BS-5,BS-7,.....,BS-23 のチャンネルが順に配置されている。チャンネル番号BS-23 のIFの中心周波数が1471.44MHzである。このBSのIFより高い周波数帯域に、CS−IFが配置されている。例えばチャンネル番号ND-2のIFの中心周波数が1613MHzであり、ND-2,ND-4,ND-6,.....,ND-24 のチャンネルが順に配置されている。例えばチャンネル番号ND-24 のIFの中心周波数が2053MHzである。これらのBS-1〜BS-23 及びND-2〜ND-24 のIFは、既存のBS放送及びCS放送のチャンネルであり、電波が右旋円偏波である。
高度BS放送では、左旋円偏波が使用される。すなわち、チャンネル番号BS-2,BS-4,....,BS-24 並びにチャンネル番号ND-1,ND-3,ND-5,.....,ND-23 のチャンネルが左旋円偏波のチャンネルである。例えばチャンネル番号BS-2の中心周波数が2241.66MHzであり、チャンネル番号BS-24 の中心周波数が2663.62MHzである。また、チャンネル番号ND-1の中心周波数が2766MHzであり、チャンネル番号ND-23 の中心周波数が3206MHzである。
図11に示すように、チャンネル番号BS-12及びBS-14の周波数帯には、他の無線システム(Wi−Fi(登録商標))又は電子レンジ等の産業機器で発生した不要輻射による妨害電波が存在している。したがって、チューナ装置からこの周波数帯の電波漏洩は、他の無線システムに対して妨害を与えるので、抑える必要がある。また、妨害波がチューナ装置に影響して受信障害が発生するおそれがあるので、妨害波の影響を受けないようにする必要がある。
<2.本技術の一実施形態>
図1、図2及び図3を参照して本技術の一実施形態について説明する。図1は、チューナ装置の六面図である。チューナケースは、金属製のもので、前面1、背面2、上面3、下面4、右側面5、左側面6を有する箱状のものである。前面1及び背面2の一方例えば前面1に4個のコネクタ7,8,9,10が設けられている。これらのコネクタ7〜10は、前面1の4個のコーナー近傍の領域にそれぞれ設けられている。
図1、図2及び図3を参照して本技術の一実施形態について説明する。図1は、チューナ装置の六面図である。チューナケースは、金属製のもので、前面1、背面2、上面3、下面4、右側面5、左側面6を有する箱状のものである。前面1及び背面2の一方例えば前面1に4個のコネクタ7,8,9,10が設けられている。これらのコネクタ7〜10は、前面1の4個のコーナー近傍の領域にそれぞれ設けられている。
例えばチューナケースの高さ方向の幅(上面3及び下面4間の距離)がレコーダ等の機器の背面パネルの幅よりやや小さいものとされており、レコーダに取り付けた時に、レコーダのケース内でチューナ装置の上側又は下側に無駄なスペースが発生しないようになされる。なお、チューナケースは、90度回転させてレコーダ等の機器に対して取り付けるようにしてもよい。その場合は、上下と左右の関係が入れ替わったものとなる。
コネクタ7〜10は、同軸コネクタであり、例えばF型コネクタである。F型コネクタの一つのタイプは、同軸ケーブルの一端に接続されるものであり、F型コネクタプラグ等と呼ばれる。他のタイプは、F型コネクタプラグから突出している同軸ケーブルの中心導体(以下、芯線と称する)を受け入れるF型コネクタであり,F型コネクタレセプタクル等と呼ばれる。コネクタ7〜10は、F型コネクタレセプタクルである。但し、コネクタ7〜10として、F型コネクタ以外の他の構成例えばIEC(International Electrotechnical Commission) コネクタを使用してもよい。
チューナケースの上面3及び下面4の一方例えば下面4に複数の信号伝送用の接続ピン11が設けられている。下面4の左右の両端には、取り付け用電極12a及び12bが突出されている。取り付け用電極12a及び12bは、接地された電極である。本技術の一実施形態によるチューナ装置は、例えばブルーレイディスク(登録商標)レコーダ(以下、単にレコーダと適宜称する)、ハードディスクレコーダ又はSTB(Set-Top Box)に適
用されるものである。
用されるものである。
例えばレコーダの背面パネルからコネクタ7〜10が突出するように、背面パネルとチューナ装置の前面1がほぼ平行になるように、チューナ装置が取り付けられる。チューナ装置の下面4の接続ピン11がレコーダ内の回路基板と接続される。取り付け用電極12a及び12bは、この回路基板と結合される。
図示しないが、BS受信アンテナによって受信されたコンバータにて周波数変換されることによってIFが形成される。IFが接続ケーブルとしての同軸ケーブルを介してチューナ装置のコネクタに供給される。コネクタ7に対して例えば地上デジタル放送の受信信号が入力され、コネクタ8から地上デジタル放送のRF信号が出力される。また、コネクタ9に対して例えば衛星放送のIFが入力され、コネクタ10から衛星放送のIFが出力される。コネクタ8及び10からの出力信号がレコーダに対して供給される。
上述したチューナ装置の構成は、レコーダ等の機器に取り付ける場合、例えば前面1ではなく、上面3にコネクタを設ける構成のチューナ装置に比して厚みを薄くすることができる利点がある。その反面、コネクタ9,10と接続ピン11間の距離が近くなるために、例えばコネクタ付近から漏れたIFが接続ピン11をアンテナとして放射され、電波漏洩が多くなる可能性がある。
本技術の一実施形態では、接続ピン11の近傍に接地されている少なくとも1本の足電極を設けることによって電波漏洩を抑えるようにするものである。一実施形態では、接続ピン11の設置領域(例えばほぼ帯状の領域)の外周を取り囲むように、複数例えば5本の足電極t1,t2,t3,t4及びt5を設ける。
足電極t1,t2,t3は、チューナケース(接地されている)の前面1から突出され、前面1と電気的及び機械的に接続されている。足電極t4及びt5は、下面4から突出され、下面4と電気的及び機械的に接続されている。また、足電極t1〜t5は、レコーダ等の配線基板上の接地パターンとはんだ付けされる。これらの足電極t1〜t5を設けることによって、例えばコネクタ付近から漏れたIFが足電極t1〜t5を通じて接地に流れ、外部に放射されることを防止することができる。また、外部からのIFと重なり合う帯域の電波を接地に流すことができ、外部の電波により与えられる受信障害を防止することができる。図2Bの上側が後段テレビジョン受信回路への信号ライン配置側であり、下側がコネクタ7〜10の配置側である。後段テレビジョン受信回路への信号ライン配置側には各接続ピンから後段テレビジョン受信回路への信号ラインが基板上に配置されるので、接続ピン11の近傍(すなわち、信号ライン配置部)には、足電極を配置することができない。
図3は、上述した一実施形態のBSIF漏洩の測定結果例えば法律規則で定められている所定の方法で測定した場合の結果を示している。図3において横軸が周波数を示し、縦軸は、電界強度を示す。また、周波数軸と平行な横線は、法律規則で定められている基準である。足電極を設けないチューナ装置の場合では、V偏波が許容基準を上回っている周波数帯がある。一方、5本の足電極を設けた本技術の一実施形態では、測定されたH偏波及びV偏波の両者を許容基準以下とできる。
図4は、Wi−Fi(登録商標)妨害特性の確認結果を示している。横軸が周波数であり、縦軸が最小感度劣化量である。最小感度は、受信できる最小の電波を表しているので、最小感度劣化量が大きいことは、受信性能の低下を意味している。図4に示すように、足電極を設けない場合が最も受信性能が低い。また、足電極を1本設けるだけでも受信性能が改善される。さらに、足電極を3本、4本、5本と増やすにしたがって、受信性能を高くすることができる。例えば足電極を1本設ける場合は、接続ピン11の幅が広い側の中心部に設けることが漏洩防止や妨害耐性の効果が高くできる。図2Bの足電極t1がこれに該当する。さらに、足電極t1は、取り付け用電極12a及び12bの中心位置が好ましい。3本の足電極を設ける場合では、接続ピン11の周辺に対して一定間隔をあけて囲むように足電極を配置すると効果的である。図2Bにおいて、足電極t1、t4及びt5がそれにあたる。さらに、4本の足電極を設ける場合も同様に、図2Bにおける足電極t1、t2又はt3の付近に2本の足電極を配置し、加えてt4及びt5の2本の足電極を配置する。なお、コネクタ配置側の足電極の位置は、図示の位置以外が可能である。
図5は、回路基板及び蓋を取り外した状態の内部構造を示す斜視図である。チューナケースの前面1の内側に対して、シールド用のブラケット21a及び21bが取り付けられている。前面1の四隅の近傍にそれぞれ設けられた取り付け用の穴を使用して4個のコネクタ7〜10が取り付けられる。コネクタの取り付け方法としては、カシメ等が使用できる。これらのコネクタの外部導体は、鉄、真鍮、亜鉛等の金属からなり、チューナケースと機械的及び電気的に接続される。
各コネクタに接続された同軸ケーブルの芯線(中心導体)と接続された接続片24、25、26、27がチューナケース内に突出している。これらの接続片24〜27は、回路基板(図示しない)上の信号給電部に対してそれぞれ接続される。さらに、下面4に外部回路との間でデータ、信号等を送受するためのインターフェース用の接続ピン11が多数植立されている。接続ピン11は、チューナ装置が組み込まれる機器例えばレコーダの回路基板に対して取り付けられる。
ブラケット21a及び21bは、例えばシールド効果を有する金属板を折り曲げ加工したもので、互いに同一の形状を有する。チューナケースと別部品のブラケット21a及び21bをシールド用に設けるのは、若し、チューナケースをシールド用の形状に加工すると、チューナケースに隙間が発生し、チューナケースのシールド効果が損なわれることを回避するためである。
ブラケット21a及び21bは、連結部26a及び26bと、連結部26a及び26bのそれぞれの両端にそれぞれ形成されたシールド部27a、27b,28a及び28bを有する。シールド部27a、27b,28a及び28bは、一方の端面同士が接合された第1及び第2の板状部材を有し、第1及び第2の板状部材の他方の端面をチューナケースのコーナー近傍の周面部材の内面にそれぞれ接合する。
シールド部27aは、コネクタ7の接続片22の周囲を取り囲むものであり、シールド部27bは、コネクタ8の接続片23の周囲を取り囲むものである。シールド部28aは、コネクタ9の接続片24の周囲を取り囲むものであり、シールド部28bは、コネクタ10の接続片25の周囲を取り囲むものである。したがって、各接続片から放射される電磁波をシールドすることができる。
なお、シールド対策が必要とされる箇所は、高度BS放送のIFが入力される接続片22の領域、並びに高度BS放送のIFが出力される接続片23の領域である。地上デジタル放送用の接続片24及び25の領域をシールドする必要性が低い。しかしながら、高度BS放送用のコネクタを接続する位置を固定すると、チューナケースを回転させた場合や、メーカーによって異なる仕様に対応する場合などで、不都合が生じる。したがって、全てのコネクタの位置に対してシールド対策を施すことによって汎用性を向上させることができる。
なお、シールド用のブラケット21a及び21bの形状は、一例であって、他の形状が種々可能である。例えば4個のコーナーを別々に取り囲むように、4個に分離されたブラケットを使用してもよい。
シールド効果の改善について図面を参照して説明する。一例として、中心周波数が2.427GHzで周波数範囲が約30MHzの新規追加周波数領域のIF信号をコネクタ7に入力し、コネクタ8からこのIF信号を出力する場合に、地上デジタル放送用のコネクタ10において上述の周波数の妨害波のレベルを測定する。
図6は、シールド対策を行っていない従来のチューナ装置に関する妨害波の通過特性を示し、図7は、本技術によりシールド対策がなされたチューナ装置の妨害波の通過特性を示す。これらの測定結果から本技術によれば、25dB程度の特性改善が見込まれ、遮蔽性を高めることができることが分かる。
さらに、シールド効果を高める構成について説明する。接続ピン11は、アンテナとして妨害波の輻射に寄与する。この接続ピン11の影響を抑えるために、高度BS放送の周波数帯域に効果があり、且つ各信号ラインや電源ラインへの影響の少ない容量の小さいコンデンサをパスコンとして接続ピン11に挿入する。この対策により、さらなる妨害波耐性改善を実現できる。
図8は、パスコンを接続した後の妨害波の通過特性を表している。図8から分かるように、この対策を実施した結果、図6に示す従来の特性より33dB程度の改善効果が確認できた。
また、接続ピン11に対してパスコンを設けるスペースがない場合には、接続ピン11との距離が離れている二つの領域のコネクタをBS放送用の入力端子及び出力端子に設定することが好ましい。
この接続ピン11と離れた位置のコネクタを使用した場合の妨害波の通過特性を図9に示す。図9は接続片23の妨害波の通過特性を示しており、図9から分かるように、図6に示す従来の特性より28dB程度の改善効果が確認できた。
上述した本技術によって、高度BS放送(4K/8K放送)に対応した新規追加周波数領域(2.1GHz〜3.2GHz)のIFによって発生する種々の妨害波からの干渉や輻射に関しても、遮蔽効果の優れたチューナ装置を構成することができる。さらに、チューナケースのコーナーにそれぞれコネクタを設け、各コネクタに対してシールド対策を行うことによって、高度BS放送の新規追加周波数領域のIFを扱うコネクタを自由に設定することができ、汎用性が優れた構成とできる。
<3.変形例>
以上、本技術の実施形態について具体的に説明したが、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本技術の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば足電極t1〜t5は、チューナケース内部のブラケットから突出させるようにしてもよい。また、上述の実施形態の構成、方法、工程、形状、材料および数値などは、本技術の主旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
以上、本技術の実施形態について具体的に説明したが、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本技術の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば足電極t1〜t5は、チューナケース内部のブラケットから突出させるようにしてもよい。また、上述の実施形態の構成、方法、工程、形状、材料および数値などは、本技術の主旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
なお、本技術は、以下のような構成も取ることができる。
(1)
箱状の金属製のチューナケースと、
前記チューナケースの一面に取り付けられた複数のコネクタと、
前記チューナケースの他の面に設けられている複数の信号伝送用の接続ピンと、
前記接続ピンの近傍に設けられ、接地されている少なくとも1本の足電極と
を備えるチューナ装置。
(2)
前記接続ピンの設置領域を取り囲むように、複数の前記足電極を設けた(1)に記載のチューナ装置。
(3)
前記チューナケースは、前面、背面、上面、下面、左側面及び右側面を有し、
前記前面及び前記背面の一方に複数のコネクタが設けられ、
前記上面及び下面の一方に前記接続ピン及び前記足電極が設けられた(1)又は(2)に記載のチューナ装置。
(4)
前記チューナケースの一面の4個のコーナー近傍の領域にそれぞれ4個のコネクタが取り付けられ、
前記チューナケースと別個のシールド部を前記チューナケースの内側の前記4個のコーナー近傍の領域にそれぞれ設けるようにした(1)から(3)のいずれかに記載のチューナ装置。
(5)
前記シールド部は、一方の端面同士が接合された第1及び第2の板状部材を有し、前記第1及び第2の板状部材の他方の端面を前記チューナケースのコーナー近傍の前記周面部材の内面にそれぞれ接合するようにした(4)に記載のチューナ装置。
(6)
衛星デジタル放送の受信信号が複数の前記コネクタを通じて伝送され、
衛星デジタル放送のIF信号が前記接続ピンを通じて伝送される(1)から(5)のいずれかに記載のチューナ装置。
(7)
前記衛星デジタル放送が高度BS放送である(6)に記載のチューナ装置。
(1)
箱状の金属製のチューナケースと、
前記チューナケースの一面に取り付けられた複数のコネクタと、
前記チューナケースの他の面に設けられている複数の信号伝送用の接続ピンと、
前記接続ピンの近傍に設けられ、接地されている少なくとも1本の足電極と
を備えるチューナ装置。
(2)
前記接続ピンの設置領域を取り囲むように、複数の前記足電極を設けた(1)に記載のチューナ装置。
(3)
前記チューナケースは、前面、背面、上面、下面、左側面及び右側面を有し、
前記前面及び前記背面の一方に複数のコネクタが設けられ、
前記上面及び下面の一方に前記接続ピン及び前記足電極が設けられた(1)又は(2)に記載のチューナ装置。
(4)
前記チューナケースの一面の4個のコーナー近傍の領域にそれぞれ4個のコネクタが取り付けられ、
前記チューナケースと別個のシールド部を前記チューナケースの内側の前記4個のコーナー近傍の領域にそれぞれ設けるようにした(1)から(3)のいずれかに記載のチューナ装置。
(5)
前記シールド部は、一方の端面同士が接合された第1及び第2の板状部材を有し、前記第1及び第2の板状部材の他方の端面を前記チューナケースのコーナー近傍の前記周面部材の内面にそれぞれ接合するようにした(4)に記載のチューナ装置。
(6)
衛星デジタル放送の受信信号が複数の前記コネクタを通じて伝送され、
衛星デジタル放送のIF信号が前記接続ピンを通じて伝送される(1)から(5)のいずれかに記載のチューナ装置。
(7)
前記衛星デジタル放送が高度BS放送である(6)に記載のチューナ装置。
1・・・前面、2・・・背面、3・・・上面、4・・・下面、5・・・右側面、
6・・・左側面、7,8,9,10・・・コネクタ、11・・・接続ピン、
t1〜t5・・・足電極、21a,21b・・・ブラケット、
27a,27b,28a,28b・・・シールド部
6・・・左側面、7,8,9,10・・・コネクタ、11・・・接続ピン、
t1〜t5・・・足電極、21a,21b・・・ブラケット、
27a,27b,28a,28b・・・シールド部
Claims (7)
- 箱状の金属製のチューナケースと、
前記チューナケースの一面に取り付けられた複数のコネクタと、
前記チューナケースの他の面に設けられている複数の信号伝送用の接続ピンと、
前記接続ピンの近傍に設けられ、接地されている少なくとも1本の足電極と
を備えるチューナ装置。 - 前記接続ピンの設置領域を取り囲むように、複数の前記足電極を設けた請求項1に記載のチューナ装置。
- 前記チューナケースは、前面、背面、上面、下面、左側面及び右側面を有し、
前記前面及び前記背面の一方に複数のコネクタが設けられ、
前記上面及び下面の一方に前記接続ピン及び前記足電極が設けられた請求項1に記載のチューナ装置。 - 前記チューナケースの一面の4個のコーナー近傍の領域にそれぞれ4個のコネクタが取り付けられ、
前記チューナケースと別個のシールド部を前記チューナケースの内側の前記4個のコーナー近傍の領域にそれぞれ設けるようにした請求項1に記載のチューナ装置。 - 前記シールド部は、一方の端面同士が接合された第1及び第2の板状部材を有し、前記第1及び第2の板状部材の他方の端面を前記チューナケースのコーナー近傍の前記周面部材の内面にそれぞれ接合するようにした請求項4に記載のチューナ装置。
- 衛星デジタル放送の受信信号が複数の前記コネクタを通じて伝送され、
衛星デジタル放送のIF信号が前記接続ピンを通じて伝送される請求項1に記載のチューナ装置。 - 前記衛星デジタル放送が高度BS放送である請求項6に記載のチューナ装置。
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