JP2019197756A - チップの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のレーザー加工装置に対して偏光板、複屈折レンズ等の光学部品を追加することなく、デバイスの損傷を防ぎつつ、且つ、ウェーハを分割し易くする。【解決手段】ウェーハに対して透過性を有する波長のレーザービームの集光点をウェーハ内部の表面から第1深さの位置に合わせるように、レーザービームをウェーハの裏面側から照射し、ウェーハの外周余剰領域のみに第1改質層を形成する第1レーザービーム照射ステップと、その後に、レーザービームの集光点を第1深さ位置よりも表面から離れたウェーハ内部の第2深さの位置に合わせるように、レーザービームをウェーハの裏面側から照射し、分割予定ラインに沿って第2改質層を形成する第2レーザービーム照射ステップと、該第1及び第2レーザービーム照射ステップの後に、ウェーハに外力を付与し、ウェーハを複数のチップに分割する分割ステップと、を含むチップの製造方法を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、ウェーハにレーザービームを照射した後にウェーハを分割することにより、ウェーハから複数のチップを製造するチップの製造方法に関する。
携帯電話やパソコン等の電子機器では、IC(Integrated Circuit)、LSI(large-scale integrated circuit)等のデバイスチップ(以下、チップ)が搭載されている。このチップは、例えば、シリコン等の半導体材料で形成されたウェーハの表面を複数の交差する分割予定ライン(ストリート)で区画し、各領域にデバイスを形成した後、この分割予定ラインに沿ってウェーハを分割することで、製造される。
ウェーハの分割方法として、ウェーハに対して透過性を有する波長のレーザービームをウェーハの裏面側から照射してウェーハの集光点をウェーハ内部に位置付けることにより、分割予定ラインに沿ってウェーハの内部に改質層を形成する加工方法が知られている。ウェーハの内部では、この改質層を起点にクラックが伸長する。
ウェーハに改質層形成した後、ウェーハの裏面側を研削してウェーハの厚さを薄くすると共に、改質層を起点としてウェーハを分割予定ラインに沿って分割する加工方法は、SDBG(Stealth Dicing Before Grinding)と呼ばれる(例えば、特許文献1参照)。
ウェーハは、強度が低下した改質層を起点として個々のチップに分割されるが、改質層からデバイスが形成されているウェーハの表面へクラックが伸長していない場合には、ウェーハが分割予定ラインに沿って分割されない場合がある。この場合、分割されたチップに欠け、斜め割れ等が発生する。
欠け、斜め割れ等を抑制するためには、デバイスが形成されているウェーハの表面にできるだけ近いウェーハ内の深さ位置に改質層を形成し、当該改質層からウェーハの表面に向かってクラックを伸長させることが有効である。しかしながら、改質層をウェーハの表面に近づけるべくレーザービームの集光点をウェーハの表面に近づけすぎると、レーザービームの散乱光によりデバイスがダメージを受ける恐れがある。
これに対して、デバイスへのダメージを避けるために、レーザービームの出力を低下させたり、レーザービームの集光点をウェーハの裏面に近づけたりすると、改質層からウェーハの表面へクラックが伸長し難くなって、ウェーハは適切に分割されない。
ところで、電磁場の振動方向が加工進行方向に対して直交する第1の直線偏光と、当該加工進行方向に平行な第2の直線偏光とにレーザービームを分離して、第1の直線偏光の集光点深さ位置を第2の直線偏光の集光点深さ位置よりも裏面側に設ける技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
集光点のエネルギー密度は、第2の直線偏光よりも第1の直線偏光の方が高いので、第1の直線偏光により形成される改質層の方が、ウェーハ内部でのダメージがより大きくなる。これにより、ウェーハの表面側に形成されたデバイスへのダメージを抑制しつつ、ウェーハ内部へのダメージが相対的に大きい改質層がウェーハの裏面側に形成される。
特開2014−7257号公報 特開2012−16722号公報
しかしながら、この場合、第1及び第2の直線偏光の割合を変えるための偏光板、レーザービームを第1及び第2の直線偏光に分離するための複屈折レンズ等の光学部品を、既存のレーザー加工装置に対して追加する必要がある。また、第2の直線偏光の集光点深さ位置は第1の直線偏光の集光点深さ位置よりも表面側に設けられており、第2の直線偏光はウェーハ内部のデバイス上の領域にも照射されるので、第2の直線偏光の散乱光によりデバイスがダメージを受ける恐れがある。
本発明は係る問題点に鑑みてなされたものであり、既存のレーザー加工装置に対して偏光板、複屈折レンズ等の光学部品を追加することなく、レーザービームからデバイスへのダメージを防ぎつつ、且つ、ウェーハを分割し易くすることを目的とする。
本発明によれば、複数の分割予定ラインで区画された複数の領域のそれぞれに設けられたデバイスを含むデバイス領域と、該デバイス領域を囲む外周余剰領域とを表面に有するウェーハを該分割予定ラインに沿って分割することにより複数のチップを製造するチップの製造方法であって、該ウェーハの該表面側に保護部材を配置する配置ステップと、該配置ステップの後に、該ウェーハの保護部材側をチャックテーブルで保持する保持ステップと、該保持ステップの後に、該ウェーハに対して透過性を有する波長のレーザービームの集光点を該ウェーハ内部の該表面から第1深さの位置に合わせるように、該レーザービームを該ウェーハの裏面側から照射し、該分割予定ラインの延長線上における該ウェーハの外周余剰領域のみに第1改質層を形成する第1レーザービーム照射ステップと、該第1レーザービーム照射ステップの後に、該レーザービームの該集光点を該第1深さ位置よりも該表面から離れた該ウェーハ内部の第2深さの位置に合わせるように、該レーザービームを該ウェーハの該裏面側から照射し、該分割予定ラインに沿って第2改質層を形成する第2レーザービーム照射ステップと、該第1レーザービーム照射ステップ及び第2レーザービーム照射ステップの後に、該ウェーハに外力を付与し、該ウェーハを該分割予定ラインに沿って複数のチップに分割する分割ステップと、を含むチップの製造方法が提供される。
本発明の一態様によれば、該分割ステップでは、該ウェーハの該裏面側から研削手段によって該ウェーハを研削し所定の厚さへ加工するとともに、該ウェーハを研削する動作により、該第1改質層及び該第2改質層を起点として該ウェーハを該分割予定ラインに沿って分割する。
本発明のチップの製造方法によると、デバイスが形成されていない外周余剰領域に設けられた第1改質層に誘導されて、第1及び第2改質からウェーハの表面に向かってクラックが伸長しやすくなるので、ウェーハが分割され易くなる。さらに、第1改質層よりもウェーハの裏面側に、デバイス領域等に第2改質層を設けるので、第1改質層と同じ深さ位置に第2改質層を設ける場合に比べて、デバイスへのダメージを低減できる。
本発明の第1実施形態に係るチップの製造方法を示すフロー図である。 チップに分割される前のウェーハの上面図である。 保護部材を配置する配置ステップS10を示す図である。 ウェーハの表面(保護部材)側をチャックテーブルで保持する保持ステップS20を示す図である。 外周余剰領域のみに第1改質層領域を形成する第1レーザービーム照射ステップS30を示す図である。 図6(A)は、外周余剰領域にレーザービームを照射する順番の一例を説明する図であり、図6(B)は、外周余剰領域にレーザービームを照射する順番の他の例を説明する図である。 第2改質層領域を形成する第2レーザービーム照射ステップS40を示す図である。 S40後におけるウェーハの表面を示す図である。 S40後におけるウェーハのA−A断面図である。 ウェーハを分割する分割ステップS50を示す図である。 図11(A)は、分割ステップS50後のウェーハユニットをテープ拡張装置に置いた状態を示す図であり、図11(B)は、テープ拡張装置を用いてチップ19a同士の間隔を広げた状態を示す図である。 ウェーハから分割された複数のチップを示す図である。 図13(A)は、外周余剰領域で第1改質層領域及び第2改質層領域が部分的に重なる第1変形例のA−A断面図であり、図13(B)は、第1改質層領域のデバイス領域側の端部と第2改質層領域の外周余剰領域側の端部とが一致する第2変形例のA−A断面図である。 第2実施形態に係るデバイス領域及び外周余剰領域を示す図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るチップ19aの製造方法を示すフロー図である。なお、チップ19aに分割される前のウェーハ11の上面図を図2に示し、図3から図10を用いて図1に示す各ステップを説明する。
第1実施形態では、ウェーハ11にレーザービームを照射することにより改質層を形成した後に、ウェーハ11を研削することでウェーハ11を分割するSDBG加工方法により、ウェーハ11から複数のチップ19aを製造する。
図2に示すように、ウェーハ11は、例えば、シリコン等の半導体材料でなる円盤状のウェーハである。このウェーハ11の表面11a側は、互いに交差する複数の分割予定ライン(ストリート)17によって複数の領域に区画されており、各領域には、IC等のデバイス19が形成されている。
なお、ウェーハ11の材質、形状、構造、大きさ等に制限はない。例えば、シリコン以外の他の半導体、セラミックス、樹脂、金属等の材料でなる基板等をウェーハ11として用いることもできる。同様に、デバイス19の種類、数量、形状、構造、大きさ、配置等にも制限はない。
ウェーハ11は、複数のデバイス19を含むデバイス領域13と、当該デバイス領域13を囲み、デバイス19が設けられていない外周余剰領域15とを有する。本実施形態の外周余剰領域15は、円環状の領域であり、円環状の領域の内側端部が複数のデバイス19の角部に隣接し、円環状の領域の外側端部がウェーハ11の結晶方位を示すノッチ15aを有する。
図2では、本実施形態におけるデバイス領域13と外周余剰領域15との境界を破線で示している。当該境界は円形であり、境界よりも内側がデバイス領域13である。なお、本実施形態のデバイス領域13は、デバイス19に隣接しデバイス19が形成されていない領域も含む。
また、図2では、デバイス領域13の分割予定ライン17から延長する延長線17aを破線で示す。本実施形態の延長線17aは、デバイス領域13と外周余剰領域15とに位置している。
上述の様に、ウェーハ11の表面11a側にはデバイス19が形成されている。それゆえ、ウェーハ11の加工工程でデバイス19を保護するべく、ウェーハ11の表面11a側には、ウェーハ11と略同径の円盤状の樹脂製の保護部材21が配置される(配置ステップS10)。
図3は、保護部材21を配置する配置ステップS10を示す図である。なお、図3では、分割予定ライン17の延長線17aを省略している。配置ステップS10の後に、レーザー加工装置12を用いてウェーハ11に改質層を形成する。
このために、まず、ウェーハ11の保護部材21側をレーザー加工装置12のチャックテーブル20の上面に配置する。図4は、ウェーハ11の表面11a(保護部材21)側をチャックテーブル20で保持する保持ステップS20を示す図である。
チャックテーブル20は、ウェーハ11よりも大きな円形状の上面を有しており、当該上面はX軸方向及びY軸方向に対して概ね平行に形成されている。当該チャックテーブル20の下方には、移動機構(不図示)が設けられており、チャックテーブル20は、この移動機構により水平方向(X−Y平面方向)に移動できる。
なお、本明細書の説明に用いられるX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向は、互いに垂直であるものとする。また、上、下等は、構成要素の位置を特定するための便宜的な表現に過ぎず、必ずしも重力方向と平行な方向を指すのではない点に留意されたい。
チャックテーブル20の上面の中央領域は、多孔質セラミックス等で形成された保持面20aであり、当該保持面20aは、チャックテーブル20の内部に形成された吸引路(不図示)等を介して真空ポンプ等の吸引手段(不図示)に接続されている。当該吸引手段の負圧により、保持面20aに配置されたウェーハ11はチャックテーブル20に吸引して保持される(保持ステップS20)。
保持ステップS20の後に、ウェーハ11の外周余剰領域15のみにウェーハ11に対して透過性を有する所定の波長のレーザービームを照射する。所定の波長は、例えば、1064nm程度又は1300nm程度である。
レーザービームを出射するレーザー加工装置12(図5参照)は、レーザー照射ユニット14を有し、当該レーザー照射ユニット14は、パルス状のレーザービームを先端から射出するレーザー加工ヘッド16を含む。レーザー加工ヘッド16は、その内部に、出射されるレーザービームを集光するレンズを有する。
また、レーザー加工装置12は、レーザー照射ユニット14の本体から分岐してレーザー加工ヘッド16の近傍に配置された撮像ユニット18を有する。撮像ユニット18により撮像されたウェーハ11の画像は、ウェーハ11とレーザー加工ヘッド16との位置合わせ等に利用される。
図5は、レーザー加工装置12を用いて外周余剰領域15のみに第1改質層領域を形成する第1レーザービーム照射ステップS30を示す図である。ウェーハ11に照射されたレーザービームは、ウェーハ11内部の特定の深さ位置に集光する。この集光点には多光子吸収が生じ、ウェーハ11が変質することによって機械的強度等が低下する。
レーザービームは、レーザー加工ヘッド16とチャックテーブル20とを相対的に移動させつつ、この相対的な移動の経路に沿って照射される。本実施形態の第1レーザービーム照射ステップS30では、デバイス領域13における分割予定ライン17の延長線17a上における外周余剰領域15のみに、ウェーハ11の裏面11b側からレーザービームを照射する。
これにより、外周余剰領域15のみに改質層を形成できる。改質層は、例えば、ウェーハ11にクラックが生じた領域、ウェーハ11が部分的に溶融した領域等である。
第1レーザービーム照射ステップS30では、ウェーハ11内部の表面11aから異なる深さ位置に3つの改質層25a、25b、25cを形成するように、レーザービームの集光点の深さ位置を調節する。これにより、3つの改質層25a、25b、25cを含む第1改質層領域25を形成する(図9参照)。
集光点の深さ位置はレーザー加工ヘッド16内のレンズの位置を上下することにより調節できるので、第1改質層領域25では、改質層25aが表面11aに最も近い位置に形成され、改質層25cが裏面11bに最も近い位置に形成され、改質層25bが改質層25aと改質層25cとの間に形成される。
なお、改質層25a、25b、25cの間隔は、ウェーハ11の厚さに応じて適宜調節できる。例えば、ウェーハ11の厚さが740μmの場合に、ウェーハ11の厚さ方向における改質層25a及び改質層25bの間隔、並びに、改質層25b及び改質層25cの間隔は、各々50μm以上70μm以下である。ただし、改質層の間隔はこの範囲に限定されるものではない。
3つの改質層25a、25b、25cを形成するときに、レーザー加工ヘッド16とウェーハ11を保持するチャックテーブル20との相対移動速度等は同じとする。ただし、レーザービームの出力は、集光点の深さ位置に応じて変えてもよい。例えば、表面11aに近い改質層ほど、形成時のレーザービームの出力を小さくする。
本実施形態において、第1改質層領域25を形成するときのレーザービームの出力は、表面11aに最も近い改質層25aの形成時が最も小さく、裏面11bに最も近い改質層25c形成時が最も大きい。これにより、レーザービームの表面11aへの散乱光がデバイス19に及ぼす影響を、改質層25a及び改質層25c形成時の出力が同じ場合に比べて低減できる。
ここで、図6を用いて、第1レーザービーム照射ステップS30でレーザービームを照射する順番の一例を説明する。図6(A)の例では、まず、ノッチ15aを通る外周余剰領域15の延長線17a上に沿ってレーザービームを照射する。
次に、レーザービームの出力を一旦オフにして、ノッチ15aに最も近い外周余剰領域15の延長線17a上のうち左側のライン17b1上に、レーザー加工ヘッド16を位置合わせする。そして、レーザービームの出力を再びオンにして、当該ライン17b1に沿ってレーザービームを照射する。
その後、レーザービームの出力を一旦オフにして、ノッチ15aに最も近い外周余剰領域15の延長線17a上のうち右側のライン17c1上に、レーザー加工ヘッド16を位置合わせする。そして、レーザービームの出力を再びオンにして、当該ライン17c1に沿ってレーザービームを照射する。
同様にして、次に、ライン17b1の左側に隣接する外周余剰領域15の延長線17a上のライン17b2に沿ってレーザービームを照射する。その後、ライン17c1の右側に隣接する外周余剰領域15の延長線17a上のライン17c2に沿ってレーザービームを照射する。このように、ノッチ15aに近い順に左右交互にレーザービームの照射を進める。
なお、ウェーハ11の厚さ方向の異なる位置に複数の改質層を設ける場合には、所定の深さ位置にレーザービームの集光点を設定した上で、上述の様に左右交互にレーザービームの照射を進める。その後、レーザービームの集光点の深さ位置を変えた上で、再び、上述の様に左右交互にレーザービームの照射を進める。
なお、図6(A)の例に代えて、図6(B)に示すように、ノッチ15aを通る外周余剰領域15の延長線17a上に沿ったレーザービームの照射から開始し、ライン17b1、ライン17b2、当該ライン17b2の左側に隣接する外周余剰領域15の延長線17a上のライン17b3…の順に、時計回りに照射を進めてもよい。なお、図6(A)及び図6(B)は照射の順番の一例であり、照射の順番はこれらに限定されない。
第1レーザービーム照射ステップS30の後に、デバイス領域13における分割予定ライン17と、デバイス領域13及び外周余剰領域15における当該分割予定ライン17の延長線17a上とにレーザービームを照射する。これにより、第2改質層領域を形成する。図7は、第2改質層領域を形成する第2レーザービーム照射ステップS40を示す図である。
第2レーザービーム照射ステップS40では、デバイス領域13に加えて外周余剰領域15にもレーザービームを照射する。また、レーザービームの集光点を第1改質層領域25の各改質層の深さ位置よりも表面11aから離れた深さ位置に合わせるように、ウェーハ11の裏面11b側からレーザービームを照射する。
第1改質層領域25よりも裏面11b側に形成された第2改質層領域27は、表面11aから異なる深さ位置に形成された3つの改質層27a、27b、27cを含む(図9参照)。
第2改質層領域27では、改質層27aが表面11aに最も近い位置に形成され、改質層27cが裏面11bに最も近い位置に形成され、改質層27bが改質層27aと改質層27cとの間に形成される。
なお、3つの改質層27a、27b、27cの間隔は、ウェーハ11の厚さに応じて適宜変更することができる。例えば、ウェーハ11の厚さ740μmの場合に、ウェーハ11の厚さ方向における改質層27a及び改質層27bの間隔、並びに、改質層27b及び改質層27cの間隔は、各々50μm以上70μm以下である。ただし、改質層の間隔はこの範囲に限定されるものではない。
3つの改質層27a、27b、27cを形成するときに、レーザー加工ヘッド16とウェーハ11を保持するチャックテーブル20との相対移動速度等は同じとする。ただし、レーザービームの出力は、集光点の深さ位置に応じて変えてもよい。例えば、表面11aに近い改質層ほど、形成時のレーザービームの出力を小さくする。
本実施形態において、第2改質層領域27を形成するときのレーザービームの出力は、表面11aに最も近い改質層27aの形成時が最も小さく、裏面11bに最も近い改質層27c形成時が最も大きい。これにより、レーザービームの表面11aへの散乱光がデバイス19に及ぼす影響を、改質層27a及び改質層27c形成時の出力が同じ場合に比べて低減できる。
また、第2改質層領域27のうち最も表面11a側に位置する改質層27aと、第1改質層領域25のうち最も裏面11b側に位置する改質層25cとの、ウェーハ11の厚み方向の間隔は適宜定めてよいが、例えば、100μm程度とする。
第2レーザービーム照射ステップS40後のウェーハ11の表面11aを図8に示し、図8のA−A断面図を図9に示す。なお、図8では、第1改質層領域25及び第2改質層領域27が設けられる範囲を実線にて示している。また、図9では、ウェーハ11を横切る改質層27a、27b、27cに直交する改質層27a、27b、27cをドットで示している。
上述の様に、本実施形態においては、第1改質層領域25を表面11aに比較的近い深さ範囲の外周余剰領域15のみに設ける。それゆえ、第1改質層領域25と第2改質層領域27とを同じ深さ範囲に設ける場合に比べて、ウェーハ11の表面11a側へのレーザービームの散乱光の影響を低減でき、デバイス19へのダメージを防ぐことができる。
加えて、第1改質層領域25からウェーハ11の水平方向及び上下方向に延びたクラックに誘導されて、第2改質層領域27に形成されたクラックが表面11a側に達し易くなる。これにより、ウェーハ11が分割し易くなる。なお、第1改質層領域25及び第2改質層領域27から裏面11b側へもクラックが伸長する。
また、本実施形態においては、レーザービームを2つの直線偏光に分離しないので、既存のレーザー加工装置12に対して偏光板、複屈折レンズ等の光学部品を追加する必要がない。このようにして、レーザービームからデバイス19へのダメージを防ぎつつ、且つ、ウェーハ11を分割し易くできる。
第1レーザービーム照射ステップS30及び第2レーザービーム照射ステップS40の後に、ウェーハ11を分割する分割ステップS50を実行する。本実施形態では、図10に示すように、研削装置(研削手段)28によりウェーハ11を分割する。
研削装置28は、ウェーハ11を吸引して保持するチャックテーブル40を備える。チャックテーブル40は、吸引手段(不図示)により、保持面40aに配置されたウェーハ11の保護部材21側(即ち、表面11a側)を吸引して保持する。チャックテーブル40は、モータ等の回転駆動源(不図示)と連結されており、この回転駆動源の回転軸周りに回転する。
チャックテーブル40の上方には、保持面40aに対向するように研削ホイール30が配置されている。研削ホイール30のホイール基台36の下面には、複数の研削砥石38が環状に固定されている。
ホイール基台36の上面はホイールマウント34に固定されており、ホイールマウント34に接続されたスピンドル32が回転することにより、スピンドル32の回転軸周りに研削砥石38も回転する。
研削ホイール30とチャックテーブル40とを相互に回転させながら、研削ホイール30を下降させてウェーハ11に研削砥石38を押し当てることで、ウェーハ11は裏面11b側から研削されて所定の厚さ(仕上げ厚さ)へ加工される。
なお、ウェーハ11を研削する動作により、ウェーハ11には研削ホイール30から圧力等の外力が付与されるので、強度が低下している第1改質層領域25及び第2改質層領域27を起点にクラックがさらに伸長し得る。
ウェーハ11が研削されてクラックが存在している厚さ範囲まで薄くなると、ウェーハ11は複数のチップ19aに分割される。このようにして、第1改質層領域25及び第2改質層領域27を起点として分割予定ライン17に沿ってウェーハ11が分割され、複数のチップ19aが製造される(図12参照)。
なお、本実施形態では、第1改質層領域25及び第2改質層領域27が残らない厚さまでウェーハ11を研削することによりチップ19aを製造する。ただし、製造後のチップ19aに少なくとも1つの改質層をあえて残してもよい。チップ19aに改質層を残すか否かは、製品仕様により定めてよい。
ウェーハ11は、研削後に残存させる所謂仕上げ厚さが比較的大きい場合や、表面11aに接して比較的厚い金属層が設けられる場合に分割され難くなる。このような場合に、本実施形態の第1改質層領域25及び第2改質層領域27をウェーハ11に設けることが特に効果的である。
なお、本実施形態の第1改質層領域25には、ウェーハ11の異なる深さ位置に3つの改質層25a、25b、25cを形成するが、第1改質層領域25に含まれる改質層の数に制限はない。第1改質層領域25には、3つの改質層25a、25b、25cのうち少なくとも1つの改質層を形成してもよい。
同様に、第2改質層領域27に含まれる改質層の数に制限はなく、第2改質層領域27には、3つの改質層27a、27b、27cのうち少なくとも1つの改質層を形成してもよい。この場合も、ウェーハ11の表面11a側、裏面11b側、及び、水平方向へのクラックの伸長が期待できる。
なお、ウェーハ11に外力を付与してウェーハ11を複数のチップ19aに分割する分割ステップS50の他の代替手段として、ブレーキング装置により外力を与えて分割ステップS50を実行してもよい。
次に、本実施形態の効果を確認した実験例について説明する。第1改質層領域25及び第2改質層領域27を設けた実験例1と、第2改質層領域27のみを設けた比較例1とで、研削後の厚さと、ウェーハ11の表面11aにおけるクラックの有無とを比較した。なお、実験例1及び比較例1では、表面11aにデバイス19を形成していないが、デバイス19の位置に応じて設定される分割予定ライン17に沿って各改質層を形成した。
(実験例1)実験例1では、厚さが742μmのウェーハ11に対して裏面11bからレーザービームを照射し、第2改質層領域27のうち最も表面11aに近い改質層27aから表面11aまでの深さ方向の距離が異なる複数のサンプルを作成した。
実験例1の各サンプルでは、第2改質層領域27と表面11aとの間に第1改質層領域25も形成した。その上で、ウェーハ11の表面11aを観察した場合に、分割予定ライン17に沿ったクラックが観察されるか否かを判定した。
改質層27aから表面11aまでの距離が100μm、200μm程度の場合には、全てのサンプルで分割予定ライン17に沿ったクラックが表面11aに観察された。しかしながら、当該距離が326μm(即ち、ウェーハ11の約44%(=(326μm/742μm)×100))以上の場合に、表面11aにクラックが観察されたサンプルと、観察されなかったサンプルとがあった。なお、改質層27aと改質層25cとの間隔は、約140μmとした。
(比較例1)比較例1では、厚さが742μmのウェーハ11に対して裏面11bからレーザービームを照射し、第2改質層領域27のうち最も表面11aに近い改質層27aから表面11aまでの深さ方向の距離が異なる複数のサンプルを作成した。その上で、ウェーハ11の表面11aを観察した場合に、分割予定ライン17に沿ったクラックが観察されるか否かを判定した。
改質層25aから表面11aまでの距離が数十μm程度の場合には全てのサンプルで、分割予定ライン17に沿ったクラックが表面11aに観察された。しかしながら、当該距離が106μm(即ち、ウェーハ11の約14%(=(106μm/742μm)×100))以上の場合に、表面11aにクラックが観察されたサンプルと、観察されなかったサンプルとがあった。
このように、実験例1では、改質層27aと表面11aとの距離を、比較例1における改質層27aと表面11aとの距離の約3倍としても、分割予定ライン17に沿ったクラックが表面11aに観察された。つまり、クラックを表面11aまで伸長させるために、第1改質層領域25を設けることの有効性が確認できた。
次に、製造したチップ19aをピックアップするために、チップ19a同士の間隔を広げる間隔拡張ステップを説明する。間隔拡張ステップは、分割ステップS50後に実行してよい。なお、下記では、製造したチップ19aを実装するための接着層としてDAF(Die Attach Film)11dを設ける場合を説明するが、DAF11dは省略してもよい。
図11(A)は、分割ステップS50後のウェーハユニットをテープ拡張装50に置いた状態を示す図であり、図11(B)は、テープ拡張装置50を用いてチップ19a同士の間隔を広げた状態を示す図である。
ウェーハ11の裏面11bにはウェーハ11よりも大きい面積を有するDAF11dが貼り付けられており、さらに、このDAF11dのウェーハ11と反対側にはDAF11dよりも大きな面積を有するエキスパンドテープ11eが貼り付けられている。DAF11d及びエキスパンドテープ11eは、チップ19a同士の間隔を広げる場合に、上述の保護部材21に代えて用いられる。
DAF11dが設けられている側のエキスパンドテープ11eの表面には、ウェーハ11よりも大きな面積の開口を有する金属製の環状フレーム11cが貼り付けられている。ウェーハ11、DAF11d、エキスパンドテープ11e及び環状フレーム11cは、ウェーハユニットを構成している。
図11(A)に示す様に、当該ウェーハユニットのウェーハ11は、テープ拡張装置50のチャックテーブル60上に配置されている。このチャックテーブル60は、チャックテーブル60を支持する支持脚54の上方の先端に設けられている。
チャックテーブル60は、ステンレス鋼等の金属から形成された枠部60bと、枠部60bの凹部中に配置されたポーラスセラミックス等の多孔質部材から構成された吸引保持部60cとを有する。吸引保持部60cは、支持脚54とは反対側のチャックテーブル60の表面に露出するように設けられ、DAF11d及びエキスパンドテープ11eを介して、ウェーハ11を吸引して保持する。
チャックテーブル60及び支持脚54を囲む位置には、ウェーハユニットの環状フレーム11cを支持するフレーム保持テーブル52と、この環状フレーム11cを上から押さえるプレート56とが設けられている。
移動手段(不図示)を作動してプレート56を下方に押さえつけると、当該プレート56により押さえつけられた環状フレーム11cは、フレーム保持テーブル52に対して固定される。当該フレーム保持テーブル52及びプレート56により、環状フレーム11cは保持される。
次いで、昇降機構(不図示)を作動させて、図11(B)に示すように、ピストンロッド58を下方に移動させ、フレーム保持テーブル52とプレート56で固定された環状フレーム11cとをチャックテーブル60に対して引き落とす。つまり、環状フレーム11cに対してチャックテーブル60の保持面60aは突き上げられた状態となる。
これにより、エキスパンドテープ11eは半径方向に拡張され、その結果、個々のチップ19a同士の間隔は広げられる。なお、チップ19aの裏面11bに貼り付けられていたDAF11dも、チップ19aの分割に伴い個々の小片に分離されており、小片同士の間隔もチップ19aに対応して広げられている。
その後、吸引手段(不図示)により、吸引保持部60cを介して拡張されたエキスパンドテープ11eを吸引して保持する。これにより、分割後に隣接する個々のチップ19aの間隔が拡張されたまま維持されるので、各チップ19aのピックアップが容易になる。図12は、ウェーハ11から分割された複数のチップ19aを示す図である。
次に、第2改質層領域27を形成する範囲を変えた変形例について説明する。図13(A)は、外周余剰領域15で第1改質層領域25及び第2改質層領域27が部分的に重なる第1変形例のA−A断面図である。
第1変形例の第2レーザービーム照射ステップS40では、デバイス領域13の外周端部からウェーハ11の外周端部の手前の位置まで、分割予定ライン17の延長線17aに沿ってレーザービームを照射する。
つまり、第1変形例の第2レーザービーム照射ステップS40では、デバイス領域13の分割予定ライン17及びその延長線17aに加えて、外周余剰領域15の延長線17aの内周端部近傍の一部にレーザービームを照射する。
これにより、第1改質層領域25と第2改質層領域27とは、表面11a又は裏面11bから見て、デバイス領域13の外周端部からウェーハ11の外周端部手前までの長さLだけ重なる。第1変形例でも、第1実施形態と同様の有利な効果を得ることができる。
図13(B)は、第1改質層領域25のデバイス領域13側の端部と第2改質層領域27の外周余剰領域15側の端部とが一致する第2変形例のA−A断面図である。第2変形例の第2レーザービーム照射ステップS40では、外周余剰領域15にレーザービームを照射せずに、デバイス領域13のみにレーザービームを照射する。第2変形例でも、第1実施形態と同様の有利な効果を得ることができる。
このように、第2改質層領域27の外周余剰領域15側の端部は、(i)図9の様に、ウェーハ11の外周端部に位置してよく、(ii)図13(A)の様に、ウェーハ11の外周端部と第1改質層領域25のデバイス領域13側の端部との間に位置してもよい。
さらに、第2改質層領域27の外周余剰領域15側の端部は、ウェーハ11の平面方向で、(iii)図13(B)の様に、第1改質層領域25のデバイス領域13側の端部と一致してもよい。1枚のウェーハ11には、(i)から(iii)の2種類以上が混在していてもよい。
図14は、第2実施形態に係るデバイス領域13及び外周余剰領域15を示す図である。なお、デバイス領域13と外周余剰領域15との境界を破線で示す。第2実施形態のデバイス領域13は、複数のデバイス19の外周に沿った形状を有する。
つまり、第2実施形態のデバイス領域13は、ウェーハ11を表面11a側から見た場合に、複数のデバイス19及び分割予定ライン17を含むが、延長線17aを含まない領域である。これに対して、外周余剰領域15は、延長線17aを含むが、複数のデバイス19及び分割予定ライン17を含まない領域である。
第2実施形態においても、第1レーザービーム照射ステップS30では、ウェーハ11の外周余剰領域15のみにレーザービームを照射する。チップ19aの製造方法の他のステップも、第1実施形態と同じである。第2実施形態では、外周余剰領域15の面積及び第1改質層領域25が形成される範囲が第1実施形態に比べて大きい。それゆえ、クラックは、第1実施形態に比べてウェーハ11の表面11aに伸長し易い。
なお、第2実施形態と、第1実施形態の第1変形例又は第2変形例とを組み合わせてもよい。さらに、第2実施形態と間隔拡張ステップとを組み合わせてもよい。その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
11 ウェーハ
11a 表面
11b 裏面
11c 環状フレーム
11d DAF
11e エキスパンドテープ
12 レーザー加工装置
13 デバイス領域
14 レーザー照射ユニット
15 外周余剰領域
15a ノッチ
16 レーザー加工ヘッド
17 分割予定ライン(ストリート)
17a 延長線
17b1,17b2,17b3,17c1,17c2 ライン
18 撮像ユニット
19 デバイス
19a チップ
20 チャックテーブル(保持手段)
20a 保持面
21 保護部材
25 第1改質層領域
25a,25b,25c 改質層
27 第2改質層領域
27a,27b,27c 改質層
28 研削装置(研削手段)
30 研削ホイール
32 スピンドル
34 ホイールマウント
36 ホイール基台
38 研削砥石
40 チャックテーブル
40a 保持面
50 テープ拡張装置
52 フレーム保持テーブル
54 支持脚
56 プレート
58 ピストンロッド
60 チャックテーブル
60a 保持面
60b 枠部
60c 吸引保持部

Claims (2)

  1. 複数の分割予定ラインで区画された複数の領域のそれぞれに設けられたデバイスを含むデバイス領域と、該デバイス領域を囲む外周余剰領域とを表面に有するウェーハを該分割予定ラインに沿って分割することにより複数のチップを製造するチップの製造方法であって、
    該ウェーハの該表面側に保護部材を配置する配置ステップと、
    該配置ステップの後に、該ウェーハの保護部材側をチャックテーブルで保持する保持ステップと、
    該保持ステップの後に、該ウェーハに対して透過性を有する波長のレーザービームの集光点を該ウェーハ内部の該表面から第1深さの位置に合わせるように、該レーザービームを該ウェーハの裏面側から照射し、該分割予定ラインの延長線上における該ウェーハの外周余剰領域のみに第1改質層を形成する第1レーザービーム照射ステップと、
    該第1レーザービーム照射ステップの後に、該レーザービームの該集光点を該第1深さ位置よりも該表面から離れた該ウェーハ内部の第2深さの位置に合わせるように、該レーザービームを該ウェーハの該裏面側から照射し、該分割予定ラインに沿って第2改質層を形成する第2レーザービーム照射ステップと、
    該第1レーザービーム照射ステップ及び第2レーザービーム照射ステップの後に、該ウェーハに外力を付与し、該ウェーハを該分割予定ラインに沿って複数のチップに分割する分割ステップと、
    を含むことを特徴とするチップの製造方法。
  2. 該分割ステップでは、
    該ウェーハの該裏面側から研削手段によって該ウェーハを研削し所定の厚さへ加工するとともに、該ウェーハを研削する動作により、該第1改質層及び該第2改質層を起点として該ウェーハを該分割予定ラインに沿って分割することを特徴とする請求項1に記載のチップの製造方法。
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