JP2019196641A - 枠材のシール構造及びカーテンウォール - Google Patents

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Abstract

【課題】枠材に装着されるシール部材を枠材の端面とともに他の枠材の当接面に簡単に密着させて、当接面におけるシール部材によるシールを確実に行う。【解決手段】シール部材30は、横枠4に装着されて、横枠4の端面4Mとともに縦枠7の当接面7Gに当接する。横枠4は、横枠4の端面4Mの位置に向かって形成されてシール部材30が装着可能な2列の装着部40、41と、2列の装着部40、41の端部の間で折り返すシール部材30の折り返し部31が縦枠7の当接面7Gに押し付け可能に配置される配置部42と、を有する。【選択図】 図6

Description

本発明は、枠材に装着されたシール部材による枠材のシール構造、及び、枠材のシール構造を備えたカーテンウォールに関する。
カーテンウォールは、建物の壁部に設けられており、枠状に組み合わされる複数の枠材により、パネル体を支持している。枠材には、シール部材が装着されて、シール部材により、枠体の各部がシールされている。また、従来、枠材である方立を複数の部材で形成して、シール部材である気密材を方立の複数の部材の間に配置するカーテンウォールが知られている(特許文献1参照)。
図7、図8は、従来のカーテンウォール100のシール構造の例を示す断面図である。図7は、横枠101の長手方向に直交する断面の一部を示している。図8は、図7のY−Y線で切断した断面図であり、横枠101と縦枠102の連結部を示している。
図示のように、カーテンウォール100は、枠材である横枠101及び縦枠102と、横枠101の長手方向に沿って装着されるシール部材103を備えている。シール部材103が横枠101の装着溝104に装着されて、シール部材103の端部106が横枠101の端面105とともに縦枠102の当接面107に当接している。
シール部材103と当接面107の間の部分をシールするためには、シール部材103の端部106を当接面107に密着させる必要がある。これに対し、従来のカーテンウォール100では、シール部材103の経年変化や収縮等に伴い、シール部材103の端部106が当接面107から離れるのを防止するため、シール部材103の端部106を接着剤により当接面107に接着している。従って、シール部材103の端部106と当接面107との密着を維持するために、接着の作業等を行う必要があり、手間がかかる。また、当接面107におけるシール部材103によるシールをより確実に行う観点からも、改良が求められている。
特開2017−25591号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、枠材に装着されるシール部材を枠材の端面とともに他の枠材の当接面に簡単に密着させて、当接面におけるシール部材によるシールを確実に行うことである。
本発明は、第1枠材に装着されるシール部材が前記第1枠材の端面とともに第2枠材の当接面に当接する枠材のシール構造である。前記第1枠材は、前記第1枠材の端面の位置に向かって形成されて前記シール部材が装着可能な2列の装着部と、前記2列の装着部の端部の間で折り返す前記シール部材の折り返し部が前記第2枠材の当接面に押し付け可能に配置される配置部と、を有する。
また、本発明は、枠材のシール構造を備えたカーテンウォールである。
本発明によれば、枠材に装着されるシール部材を枠材の端面とともに他の枠材の当接面に簡単に密着させて、当接面におけるシール部材によるシールを確実に行うことができる。
本実施形態のカーテンウォールを示す正面図である。 本実施形態のカーテンウォールユニットを示す正面図である。 本実施形態のカーテンウォールの横断面図である。 本実施形態のカーテンウォールの縦断面図である。 本実施形態の枠材のシール構造を示す断面図である。 本実施形態の枠材のシール構造を示す断面図である。 従来のカーテンウォールのシール構造の例を示す断面図である。 従来のカーテンウォールのシール構造の例を示す断面図である。
本発明の枠材のシール構造及びカーテンウォールの一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の枠材のシール構造では、シール部材を枠材に装着して、シール部材により枠材をシールする。また、本実施形態のカーテンウォールは、本実施形態の枠材のシール構造を備えており、建物の壁部に用いられる。カーテンウォールは、建物の壁部に取り付けられて、建物の室内(屋内)と室外(屋外)の間に設置される。
図1は、本実施形態のカーテンウォール1を示す正面図であり、建物の壁部に設けられたカーテンウォール1の一部を室外側からみて示している。図1において、上下方向が垂直方向であり、左右方向が水平方向である。
図示のように、カーテンウォール1は、建物の壁部に並べて配置された複数のカーテンウォールユニット2を備えている。カーテンウォールユニット2は、カーテンウォール1の一部を構成するユニットであり、隣り合うカーテンウォールユニット2と組み合わされている。
図2は、本実施形態のカーテンウォールユニット2を示す正面図であり、図1に示すカーテンウォール1の1つのカーテンウォールユニット2を示している。
図示のように、カーテンウォール1の各カーテンウォールユニット2は、2種類のパネル体2A、2B(第1パネル体2A、第2パネル体2B)と、パネル体2A、2Bを囲む枠体3を備えている。パネル体2A、2Bは、枠体3に取り付けられた方形状のパネル状部材であり、それぞれ枠体3の方形状の開口部3A、3Bに配置されている。
第1パネル体2Aは、ガラス板を有するガラスパネル体、例えば、複数のガラス板を有する複層ガラスパネル体である。第2パネル体2Bは、金属板を有する金属パネル体、例えば、アルミニウム合金板を有するアルミパネル体である。左右方向に並ぶ1つの第1パネル体2Aと1つの第2パネル体2Bが、1つの枠体3に取り付けられて、枠体3とともに1つのカーテンウォールユニット2を構成している。
枠体3は、開口部3A、3Bを形成する方形状の開口枠であり、枠組みされた4つの枠4〜7(一対の横枠4、5、一対の縦枠6、7)と、方立8を有している。一対の横枠4、5は、左右方向(横方向)に延びる横枠材であり、上枠である第1横枠4と下枠である第2横枠5からなる。一対の縦枠6、7は、上下方向(縦方向)に延びる縦枠材である。枠材である4つの枠4〜7が方形状に組み合わされて、枠4〜7の端部同士が連結されている。方立8は、一対の縦枠6、7の間で上下方向に延びる区画枠(中間枠)であり、一対の横枠4、5の間に架け渡されて、一対の横枠4、5に連結されている。
4つの枠4〜7により、枠体3の内側に開口部が形成されて、方立8により、枠体3の内側の開口部が左右に区画されている。これにより、2つの開口部3A、3B(第1開口部3A、第2開口部3B)が、枠体3の内側に、左右方向に並べて形成されている。一対の縦枠6、7は、第1開口部3Aを形成する第1縦枠6と、第2開口部3Bを形成する第2縦枠7からなる。第1パネル体2Aは、第1開口部3Aに配置され、第2パネル体2Bは、第2開口部3Bに配置される。枠体3の開口部3A、3Bは、パネル体2A、2Bにより閉鎖されている。枠4〜7と方立8は、例えば、押出成形により形成された長尺部材であり、それぞれパネル体2A、2Bの縁部に沿って配置されている。
建物の壁部において(図1参照)、複数のカーテンウォールユニット2は、上下方向と左右方向に並べて設置されて、互いに組み合わされている。その結果、カーテンウォール1において、第1パネル体2Aと第2パネル体2Bは、左右方向に交互に配置されている。また、第1パネル体2Aが上下方向に並べて配置され、第2パネル体2Bが上下方向に並べて配置されている。
図3は、本実施形態のカーテンウォール1の横断面図であり、図1のX1−X1線で切断したカーテンウォール1を示している。また、図3では、左右方向に隣り合う2つのカーテンウォールユニット2の縦枠6、7側の部分を示している。
図示のように、カーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2において、枠4〜7のそれぞれの見付け方向は、室内側又は室外側からみたときの各枠4〜7の幅方向である。枠4〜7のそれぞれの見込み方向は、室内側又は室外側からみたときの各枠4〜7の奥行方向である。また、各枠4〜7の見込み方向は、室内外方向である。見込み方向の一方側は、室外側であり、見込み方向の他方側は、室内側である。枠体3の内周部側は、枠体3の開口部3A、3B側であり、枠体3の外周部側は、枠体3の開口部3A、3Bの反対側である。
左右方向に隣り合う2つのカーテンウォールユニット2の組み合わせ部分で、一方のカーテンウォールユニット2の第1縦枠6と他方のカーテンウォールユニット2の第2縦枠7は、左右方向に隣接して、互いに対向して配置されている。また、縦枠6、7のそれぞれは、板状の見込み部6A、7Aと、パネル体2A、2Bを保持する保持部6B、7Bと、中空状の室内側突部6C、7Cと、第1壁部6D、7Dと、第2壁部6E、7Eを有している。
縦枠6、7は、それぞれ所定の断面形状に形成された形材であり、縦枠6、7の各部6A〜6E、7A〜7Eは、縦枠6、7の長手方向である上下方向(縦方向)に沿って延びる。見込み部6A、7Aは、縦枠6、7の内周部6F、7Fであり、縦枠6、7の見込み方向に沿って形成されている。縦枠6、7の内周部6F、7Fは、枠体3の内周部の一部(側部)であり、枠体3の開口部3A、3Bを形成する。保持部6B、7Bは、見込み部6A、7Aの室外側の端部に連続して形成されて、見込み部6A、7Aの室外側に位置する。
第1開口部3A側の第1縦枠6の保持部6Bには、押縁6Pが取り付けられている。第1パネル体2Aの縦縁部は、第1縦枠6の保持部6Bに配置されて、押縁6Pにより、保持部6B及び第1縦枠6に保持されている。第2パネル体2Bの縦縁部は、ボルト等の固定部材(図示せず)により、第2開口部3B側の第2縦枠7の保持部7Bに固定されて、保持部7B及び第2縦枠7に保持されている。室内側突部6C、7Cは、見込み部6A、7Aの室内側部分から枠体3の外方に向かって突出して、互いに対向して配置されている。
第1壁部6D、7Dと第2壁部6E、7Eは、縦枠6、7の見込み方向に離隔しており、それぞれ見込み部6A、7Aから枠体3の外方に向かって突出している。レインバリア10が第1縦枠6の第1壁部6Dに取り付けられ、ウインドバリア11が第1縦枠6の第2壁部6Eに取り付けられている。レインバリア10の位置で、2つの第1壁部6D、7Dが縦枠6、7の見込み方向に重なり合い、レインバリア10が2つの第1壁部6D、7Dの間に挟まれる。ウインドバリア11の位置で、2つの第2壁部6E、7Eが縦枠6、7の見込み方向に重なり合い、ウインドバリア11が2つの第2壁部6E、7Eの間に挟まれる。
見込み部6A、7A(内周部6F、7F)の開口部3A、3B側の面は、横枠4、5の長手方向の端面と当接する縦枠6、7の当接面6G、7Gである。縦枠6、7の当接面6G、7Gは、平面に形成されるとともに、縦枠6、7の見込み方向に沿って形成されている。横枠4、5の端面が当接面6G、7Gに当接した状態で、横枠4、5は、複数のネジ12により、縦枠6、7に取り付けられている。
図4は、本実施形態のカーテンウォール1の縦断面図であり、図1のX2−X2線で切断したカーテンウォール1を示している。また、図4では、上下方向に隣り合う2つのカーテンウォールユニット2の横枠4、5側の部分を示しており、第2パネル体2Bの部分で切断した横枠4、5を示している。
図示のように、上下方向に隣り合う2つのカーテンウォールユニット2の組み合わせ部分で、下方のカーテンウォールユニット2の第1横枠4(上枠)と上方のカーテンウォールユニット2の第2横枠5(下枠)は、上下方向に隣接して、互いに対向して配置されている。
横枠4、5のそれぞれは、対向して配置された2つの部材(対向部材)を含む複数の部材を有している。ここでは、横枠4、5のそれぞれは、横枠4、5のベース部材である横枠本体4A、5Aと、第2パネル体2Bを保持する保持部材20を有している。同じ保持部材20が、一対の横枠4、5に共通して用いられている。横枠本体4A、5Aと保持部材20は、それぞれ所定の断面形状に形成された形材であり、横枠4、5の長手方向である左右方向(横方向)に沿って延びる。横枠本体4A、5Aは、枠材である横枠4、5の枠材本体であり、中空状に形成されている。保持部材20は、横枠本体4A、5Aに取り付けられる横枠4、5のアタッチメントであり、横枠本体4A、5Aの室外側に配置されている。
横枠本体4A、5Aのそれぞれは、横枠4、5の見込み方向に沿って形成された内周部4B、5Bと、外周部4C、5Cと、保持部材20と対向する対向部4D、5Dと、第1壁部4E、5Eと、第2壁部4F、5Fを有している。内周部4B、5Bは、枠体3の内周部の一部(上部、下部)であり、枠体3の開口部3Bを形成する。外周部4C、5Cは、枠体3の外周部の一部(上部、下部)であり、内周部4B、5Bは、外周部4C、5Cに対して枠体3の開口部3B側に位置する。対向部4D、5Dは、内周部4B、5Bの室外側(保持部材20側)の部分から外周部4C、5Dに向かって設けられており、内周部4B、5Bと外周部4C、5Cの間で、横枠4、5の見付け方向に沿って形成されている。
第1壁部4E、5Eと第2壁部4F、5Fは、横枠4、5の見込み方向に離隔しており、それぞれ外周部4C、5Cから枠体3の外方に向かって突出している。レインバリア10が第1横枠4の横枠本体4Aの第1壁部4Eに取り付けられ、ウインドバリア11が第1横枠4の横枠本体4Aの第2壁部4Fに取り付けられている。レインバリア10の位置で、2つの第1壁部4E、5Eが横枠4、5の見込み方向に重なり合い、レインバリア10が2つの第1壁部4E、5Eの間に挟まれる。ウインドバリア11の位置で、2つの第2壁部4F、5Fが横枠4、5の見込み方向に重なり合い、ウインドバリア11が2つの第2壁部4F、5Fの間に挟まれる。
保持部材20は、横枠4、5の見込み方向に沿って形成された内周部21と、第2パネル体2Bを保持する保持部22と、横枠本体4A、5Aと対向する対向部23を有している。内周部21は、枠体3の内周部の一部(上部、下部)であり、横枠本体4A、5Aの内周部4B、5Bの室外側に連続して配置されて、内周部4B、5Bとともに枠体3の開口部3Bを形成する。横枠4、5の内周部4G、5Gは、横枠本体4A、5Aの内周部4B、5Bと保持部材20の内周部21からなる。これに対し、横枠4、5の外周部4H、5Hは、横枠本体4A、5Aの外周部4C、5Cからなる。保持部22は、内周部21の室外側に連続して形成されて、内周部21の室外側に位置している。第2パネル体2Bの横縁部は、ボルト等の固定部材(図示せず)により保持部22に固定されて、保持部材20の保持部22及び横枠4、5に保持されている。
対向部23は、内周部21の室内側(横枠本体4A、5A側)の部分から横枠4、5の外周部4H、5H(横枠本体4A、5Aの外周部4C、5C)に向かって設けられており、内周部21と外周部4H、5Hの間で、横枠4、5の見付け方向に沿って形成されている。また、保持部材20の対向部23は、横枠本体4A、5Aの対向部4D、5Dの室外側に隣接して配置されている。横枠本体4A、5Aの対向部4D、5Dと保持部材20の対向部23は、横枠4、5の内周部4G、5Gと外周部4H、5Hの間に設けられており、互いの間に隙間を形成した状態で、横枠4、5の見込み方向において互いに対向する。
横枠本体4A、5Aと保持部材20は、それぞれの対向部4D、5D、23において互いに対向する対向部材である。横枠4、5は、横枠本体4A、5Aの対向部4D、5Dと保持部材20の対向部23のいずれか一方に装着されるシール部材30を備えている。シール部材30は、横枠4、5の内部に配置されて、互いに対向する対向部4D、5D、23の間の部分をシールする。シール部材30は、弾性変形可能な弾性シール部材であり、紐状に形成されている。
シール部材30は、長尺な密閉材(例えば、ゴム製の気密ゴム)であり、シール部材30の長手方向に直交する断面形状は、長手方向の全体にわたって一定形状(例えば、円形状)に形成されている。第1横枠4と第2横枠5は、シール部材30による同じシール構造を備えている。以下、シール部材30による枠材のシール構造について、第1横枠4(以下、単に横枠4という)と第2縦枠7(以下、単に縦枠7という)を例にとり説明する。
図5、図6は、本実施形態の枠材のシール構造を示す断面図である。図5は、横枠4の長手方向に直交する断面の一部を示している。図6は、図5のX3−X3線で切断した断面図であり、横枠4と縦枠7の連結部を示している。
図示のように、カーテンウォールユニット2は、枠体3に、第1枠材である横枠4と、第2枠材である縦枠7を備えている。シール部材30は、横枠4に装着されて、横枠4の長手方向の端面4Mとともに縦枠7の当接面7Gに当接する。横枠4の端面4Mは、横枠本体4Aの長手方向の端面と保持部材20の長手方向の端面を含む。シール部材30は、横枠4の長手方向に沿って装着されて、横枠4の端面4Mの位置に向かって延び、横枠4の端面4Mの位置で縦枠7の当接面7Gに当接する。その状態で、ネジ12により、横枠4と縦枠7が連結される。
横枠4は、対向部材である2つの部材(保持部材20、横枠本体4A)を有している。2つの部材は、それぞれ横枠4の長手方向に沿って配置されて、互いの対向部23、4Dにおいて対向する。シール部材30は、一方の部材の対向部(ここでは、保持部材20の対向部23)に設けられた装着部40、41に装着されて、他方の部材の対向部(ここでは、横枠本体4Aの対向部4D)に押し付けられる。シール部材30は、互いに対向する2つの対向部23、4Dの間に挟まれて弾性変形する。これにより、シール部材30は、2つの対向部23、4Dに密着して、対向部23、4Dに圧着される。シール部材30により、2つの対向部23、4Dの間の部分がシールされる。
横枠4は、それぞれシール部材30が装着可能な2列の装着部40、41と、シール部材30の折り返し部31が配置可能な配置部42(図6参照)を有している。装着部40、41と配置部42は、保持部材20の対向部23に形成されて、保持部材20の対向部23と横枠本体4Aの対向部4Dの間に位置している。横枠4の保持部材20において、2列の装着部40、41は、横枠4と縦枠7を含む枠体3の外周部側(横枠4の外周部4H側)と内周部側(横枠4の内周部4G側)とに配置されており、外周部側に位置する第1装着部40(外周部側装着部)と内周部側に位置する第2装着部41(内周部側装着部)からなる。
2列の装着部40、41は、それぞれシール部材30が装着可能な2列の装着溝であり、3つの壁部43、44、45(第1壁部43、第2壁部44、第3壁部45)により形成されている。3つの壁部43、44、45は、横枠4の長手方向(保持部材20の長手方向)に沿って延び、互いに並列に形成されている。また、3つの壁部43、44、45は、保持部材20の対向部23から横枠本体4Aの対向部4Dに向かって突出し、横枠4の見付け方向に互いに間隔を開けて形成されている。壁部43、44、45の対向部23からの突出寸法(高さ)は、装着部40、41の対向部23からの突出寸法及び装着溝の深さ寸法であり、2つの対向部23、4Dの間隔よりも小さい。
3つの壁部43、44、45は、横枠4の外周部4H側に位置する第1壁部43(外周部側壁部)と、横枠4の内周部4G側に位置する第2壁部44(内周部側壁部)と、2つの壁部43、44の間に位置する第3壁部45(中間壁部)からなる。第1装着部40は、第1壁部43と第3壁部45の間に形成された外周部側装着溝であり、第2装着部41は、第2壁部44と第3壁部45の間に形成された内周部側装着溝である。第3壁部45は、2列の装着部40、41(装着溝)の間に位置する。
2列の装着部40、41は、互いの間に共通の1つの壁部(第3壁部45)が設けられた状態で、横枠4の長手方向に沿って形成されて、横枠4の見付け方向に隣接する。また、2列の装着部40、41は、横枠4の端面4M(縦枠7の当接面7G)の位置に向かって形成されるとともに、互いに並列に形成されている。配置部42は、横枠4の端面4M側に位置する2列の装着部40、41の端部に連続して設けられている。配置部42の箇所で、第3壁部45が切欠かれて、切欠き部46が形成されている。切欠き部46が形成された配置部42により、横枠4の端面4Mの位置に向かって延びる2列の装着部40、41の端部同士が連続して、2列の装着部40、41が繋がる。
シール部材30は、2列の装着部40、41と配置部42に配置されて、2列の装着部40、41の両方に装着される。配置部42において、シール部材30は、切欠き部46を通過して、2列の装着部40、41の間で折り返す。シール部材30の室内側(対向部4D側)の部分が装着部40、41よりも室内側に位置する状態で(図5参照)、シール部材30は、装着部40、41に収容されて、装着部40、41に保持される。また、シール部材30は、配置部42で折り曲げられて、2列の装着部40、41の端部の間で折り返す(図6参照)。シール部材30の折り返し部31は、シール部材30における2列の装着部40、41の端部の間で折り返す部分であり、縦枠7の当接面7Gに当接した状態で、配置部42に配置される。
配置部42でのシール部材30の折り返しに伴い、シール部材30の折り返し部31が縦枠7の当接面7Gに向かって押圧される。配置部42は、シール部材30の折り返し部31が配置される折り返し配置部であり、2列の装着部40、41の端部の間で折り返すシール部材30の折り返し部31は、縦枠7の当接面7Gに押し付け可能に配置部42に配置される。シール部材30の折り返し部31は、配置部42で折り返しつつ縦枠7の当接面7Gに押し付けられる。これにより、シール部材30の折り返し部31は、当接面7Gに密着して、当接面7Gに圧着される。配置部42に配置されたシール部材30の折り返し部31により、シール部材30と当接面7Gの間の部分がシールされる。
具体的には、シール部材30が一方の装着部に装着されて、シール部材30の端部32が他方の装着部に装着される。ここでは、一方の装着部は、枠体3の外周部側の第1装着部40であり、他方の装着部は、枠体3の内周部側の第2装着部41である。シール部材30は、第1装着部40に装着されて、第1装着部40及び横枠4の長手方向に沿って配置される。また、シール部材30は、配置部42で、第1装着部40から第2装着部41に折り返して、第2装着部41に装着される。シール部材30(折り返し部31)は、横枠4の端面4M及び縦枠7の当接面7Gに沿って折り返し、シール部材30の端部32は、第2装着部41に装着される。
横枠4は、配置部42に、シール部材30の折り返し部31を押圧する押圧部47を有している。押圧部47により、シール部材30の折り返し部31は、縦枠7の当接面7Gに向かって押圧されて、当接面7Gに密着する。押圧部47は、横枠4の端面4M側に位置する第3壁部45の端部48であり、当接面7Gとの間に隙間49を形成する。押圧部47(端部48)は、2列の装着部40、41の端部の間に位置しており、隙間49を形成した状態で縦枠7の当接面7Gと対向する。押圧部47と当接面7Gの間の隙間49は、切欠き部46であり、シール部材30の幅、及び、装着部40、41の溝幅よりも狭い。
シール部材30は、配置部42の隙間49を通過して折り返し、シール部材30の折り返し部31は、隙間49において、押圧部47と縦枠7の当接面7Gとの間に配置される。押圧部47は、折り返されたシール部材30の間に配置されて、シール部材30の折り返し部31と当接する。配置部42において、シール部材30の折り返し部31は、押圧部47と縦枠7の当接面7Gに当接し、押圧部47と当接面7Gの間で幅方向に圧縮されて弾性変形する。その結果、シール部材30の折り返し部31は、復元力により、当接面7Gに向かって押圧されて、当接面7Gに圧着される。
枠体3を組み立てるときには、シール部材30を配置部42で折り返して保持部材20の装着部40、41に装着する。その状態で、保持部材20を横枠本体4Aに取り付ける。これにより、保持部材20の対向部23と横枠本体4Aの対向部4Dを互いに対向して配置し、シール部材30を2つの対向部23、4Dの間に挟む。続いて、横枠4の端面4Mを縦枠7の当接面7Gに当接して、横枠4と縦枠7を連結する。配置部42で、シール部材30の折り返し部31は、縦枠7の当接面7Gに当接して、当接面7Gに押し付けられる。
以上説明したように、配置部42でシール部材30を折り返すことで、シール部材30の折り返し部31を縦枠7の当接面7Gに押し付けて、シール部材30の折り返し部31と当接面7Gを密着することができる。そのため、シール部材30を横枠4の端面4Mとともに縦枠7の当接面7Gに簡単に密着させて、当接面7Gにおけるシール部材30によるシールを確実に行うことができる。シール部材30を横枠本体4Aの対向部4Dに押し付けることで、当接面7Gに加えて、対向部23、4Dの間でも、シール部材30によるシールを行うことができる。
配置部42に設けられた保持部材20の押圧部47により、隙間49を通過するシール部材30の折り返し部31を縦枠7の当接面7Gに確実に密着して、シール部材30によるシール性能を向上することができる。装着部40、41が装着溝であり、押圧部47が2列の装着部40、41の間の第3壁部45の端部48である。そのため、装着部40、41と配置部42の構造が複雑になるのを抑制しつつ、シール部材30の折り返し部31を当接面7Gに容易に密着することができる。
シール部材30によるシール構造に要求される機能や性能等に対応して、2列の装着部40、41を使い分けて、シール部材30の装着部40、41への装着の仕方を容易に変更することができる。例えば、シール部材30を枠体3の外周部側の第1装着部40に装着して第1装着部40の端部から第2装着部41の端部に折り返し、シール部材30の端部32を枠体3の内周部側の第2装着部41に装着する。このようにすることで、シール部材30の端部32が外周部側に位置するのを防止し、外周部側のシール部材30により、枠体3の外周部側から内周部側に向かう気体や水を止めることができる。従って、シール部材30によるシール構造をカーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2に適用したときに、大きな効果が得られる。
これに対し、シール部材30を第2装着部41に装着して第2装着部41の端部から第1装着部40の端部に折り返し、シール部材30の端部32を第1装着部40に装着してもよい。この場合には、シール部材30は、第2装着部41に装着されて、第2装着部41及び横枠4の長手方向に沿って配置される。また、シール部材30は、配置部42で、第2装着部41から第1装着部40に折り返して、第1装着部40に装着される。シール部材30の端部32は、第1装着部40に装着される。このようにすることで、シール部材30の端部32が内周部側に位置するのを防止し、内周部側のシール部材30により、枠体3の内周部側から外周部側に向かう気体や水を止めることができる。
なお、装着部40、41の長手方向の全体にシール部材30を装着してもよく、装着部40、41の長手方向の一部にシール部材30を装着してもよい。シール部材30は、例えば、気密用のシール部材であってもよく、水密用のシール部材であってもよい。装着部40、41は、シール部材30が装着可能な部分であればよく、溝状の装着溝以外の装着部であってもよい。装着部40、41は、保持部材20の対向部23に限定されず、互いの対向部において対向する2つの部材のうちの一方の部材の対向部に設けることができる。そのため、装着部40、41を横枠本体4Aの対向部4Dに設けて、シール部材30を保持部材20の対向部23に押し付けてもよい。
ここでは、装着部40、41と配置部42を設ける第1枠材が横枠4であり、シール部材30の折り返し部31を押し付ける第2枠材が縦枠7である。これに対し、第1枠材は横枠4以外の枠材(例えば、縦枠、方立)であってもよく、第2枠材は縦枠以外の枠材(例えば、横枠、方立)であってもよい。
シール部材30によるシール構造は、カーテンウォールユニット2の枠体3に限定されず、種々の枠体の枠材に適用することができる。また、枠体は、枠材により枠状に形成された枠状体であり、枠体3以外の枠体(例えば、カーテンウォールの枠状部分、建具の枠体、障子の框体)であってもよい。従って、枠材は、枠状に組み合わされる枠体用部材であり、枠体3の枠以外のカーテンウォールの枠材(例えば、方立、無目、縦材、横材)であってもよく、カーテンウォールの枠材以外の枠材(例えば、建具の枠体の枠、障子の框体の框)であってもよい。
1・・・カーテンウォール、2・・・カーテンウォールユニット、3・・・枠体、4・・・横枠、5・・・横枠、6・・・縦枠、7・・・縦枠、8・・・方立、10・・・レインバリア、11・・・ウインドバリア、12・・・ネジ、20・・・保持部材、21・・・内周部、22・・・保持部、23・・・対向部、30・・・シール部材、31・・・折り返し部、32・・・端部、40・・・装着部、41・・装着部・、42・・・配置部、43・・・壁部、44・・・壁部、45・・・壁部、46・・・切欠き部、47・・・押圧部、48・・・端部、49・・・隙間。

Claims (6)

  1. 第1枠材に装着されるシール部材が前記第1枠材の端面とともに第2枠材の当接面に当接する枠材のシール構造であって、
    前記第1枠材は、前記第1枠材の端面の位置に向かって形成されて前記シール部材が装着可能な2列の装着部と、前記2列の装着部の端部の間で折り返す前記シール部材の折り返し部が前記第2枠材の当接面に押し付け可能に配置される配置部と、を有する枠材のシール構造。
  2. 請求項1に記載された枠材のシール構造において、
    前記第1枠材は、前記配置部に、前記第2枠材の当接面との間に前記シール部材の幅よりも狭い隙間を形成して前記シール部材の折り返し部を前記第2枠材の当接面に向かって押圧する押圧部を有する枠材のシール構造。
  3. 請求項2に記載された枠材のシール構造において、
    前記2列の装着部は、互いの間に壁部が設けられた2列の装着溝であり、
    前記押圧部は、前記隙間を形成した状態で前記第2枠材の当接面と対向する前記壁部の端部である枠材のシール構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された枠材のシール構造において、
    前記2列の装着部は、前記第1枠材と前記第2枠材を含む枠体の外周部側と内周部側とに配置され、
    前記シール部材は、前記外周部側の装着部に装着されて、前記配置部で折り返し、端部が前記内周部側の装着部に装着される枠材のシール構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載された枠材のシール構造において、
    前記第1枠材は、互いの対向部において対向する2つの部材を有し、
    前記シール部材は、一方の前記部材の対向部に設けられた前記装着部に装着されて、他方の前記部材の対向部に押し付けられる枠材のシール構造。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載された枠材のシール構造を備えたカーテンウォール。
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