JP2019191604A - 電子鍵盤楽器、電子楽器、方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特にCPU101は、制御プログラムを実行することにより、演奏操作子としての複数の鍵のいずれかが操作された場合に、前記操作された鍵と予め定められた関係を有する鍵を検索する検索部101aと、前記検索された鍵に割り当てらたピッチと前記操作された鍵に割り当てられたピッチとの関係に基づいて共鳴強度を決定する決定部101bと、前記決定された共鳴強度と前記検索された鍵に割り当てられたピッチとに基づいた共鳴音の発音を指示する発音指示部101cとの機能を実現する。
音源106は、所定の鍵番号が指定されたノートオンイベントをCPU101から受け取ると、その鍵番号に対応するピッチを内部のメモリから取得し、そのピッチで楽音波形データを生成するように構成されている。なお、初期状態の鍵番号とピッチの関係は、図2のステップS201の初期化処理により、例えばプログラムROM102からテーブルメモリ108内の共鳴フラグテーブル500および音源106内の上記メモリに転送されている。なお、音源106は、内部のメモリではなく、上記テーブルメモリ108内の共鳴フラグテーブル500を直接参照するようにしてもよい。その後、CPU101は、図3のフローチャートで例示される図2のステップS202の調律処理を終了する。
本実施形態においては、このアコースティックピアノと同じ共鳴効果を得るために、ステップS405の判定がYESの場合、CPU101は、押鍵された鍵に割り当てらたれピッチと倍音関係にあるピッチで振動する弦に対応して設けられている鍵の鍵番号に対して、共鳴フラグをセットする(ステップS406)。ここで、CPU101は、今回押鍵された鍵の鍵番号とダンパが外された各弦に対応する鍵の鍵番号との関係のみから、倍音関係を判定する。図5は、図1のテーブルメモリ108に記憶される共鳴フラグテーブル500のデータ構成例を示す図である。0〜87までの鍵番号に対してそれぞれ、ピッチ(単位は「セント」)と、値「0」または「1」を有する共鳴フラグとを記憶するエリアが割り当てられている。各鍵番号に割り当てられているピッチは、前述した図2のステップS201の初期化処理またはステップS202の調律処理によりセットされる。鍵番号ごとに共鳴フラグの値「1」が、上記ステップS406の処理によりセットされる。共鳴フラグの値「1」がセットされた鍵番号については、今回押鍵された鍵番号と同様に、ノートオンイベントが作成されて音源106に送付されて、共鳴音として発音される。
このステップS604およびS605の処理により、共鳴音発音指示部の機能を実現している。
(付記1)
夫々異なるピッチが割り当てられた複数の演奏操作子のいずれかが操作された場合に、前記操作された演奏操作子に割り当てられたピッチと前記操作された演奏操作子以外の演奏操作子に割り当てられたピッチとの関係に基づいて共鳴強度を決定する決定部と、
前記決定された共鳴強度と前記検索された演奏操作子に割り当てられたピッチとに基づいた共鳴音の発音を指示する発音指示部と、
を備えた共鳴音発生装置。
(付記2)
夫々異なるピッチが割り当てられた複数の演奏操作子のいずれかが操作された場合に、前記操作された演奏操作子と予め定められた関係を有する演奏操作子を検索する検索部を更に有し、
前記決定部は、前記検索された演奏操作子に割り当てらたピッチと前記操作された演奏操作子に割り当てられたピッチとの関係に基づいて共鳴強度を決定する、付記1に記載の共鳴音発生装置。
(付記3)
前記決定部は、前記前記検索された演奏操作子に割り当てらたれピッチと前記操作された演奏操作子に割り当てられたピッチとの差分に基づいて共鳴強度を決定する、付記1または付記2に記載の共鳴音発生装置。
(付記4)
前記決定部は、前記差分と共鳴強度との関係を表わす共鳴強度テーブルを有する、付記3に記載の共鳴音発生装置。
(付記5)
前記検索部は、前記操作された演奏操作子に割り当てられたピッチと倍音の関係を有するピッチが割り当てられる演奏操作子を検索する、付記2に記載の共鳴音発生装置。
(付記6)
前記決定部は、前記検索部により検索された演奏操作子と前記操作された演奏操作子との倍音関係を判定し、
前記検索された演奏操作子に割り当てらたれピッチと前記操作された演奏操作子に割り当てられたピッチとの差分を検出し、
前記判定された倍音関係と前記検出されたに差分と基づいて共鳴強度を決定する、付記5に記載の共鳴音発生装置。
(付記7)
前記複数の演奏操作子それぞれに割り当てられたピッチは変更可能である、付記1乃至付記6のいずれかに記載の共鳴音発生装置。
(付記8)
共鳴音発生装置に用いられる共鳴音発生方法であって、前記共鳴音発生装置が、
夫々異なるピッチが割り当てられた複数の演奏操作子のいずれかが操作された場合に、前記操作された演奏操作子に割り当てられたピッチと前記操作された演奏操作子以外の演奏操作子に割り当てられたピッチとの関係に基づいて共鳴強度を決定し、
前記決定された共鳴強度と前記検索された演奏操作子に割り当てられたピッチとに基づいた共鳴音の発音を指示する、共鳴音発生方法。
(付記9)
共鳴音発生装置として用いられるコンピュータに、
夫々異なるピッチが割り当てられた複数の演奏操作子のいずれかが操作された場合に、前記操作された演奏操作子に割り当てられたピッチと前記操作された演奏操作子以外の演奏操作子に割り当てられたピッチとの関係に基づいて共鳴強度を決定するステップと、
前記決定された共鳴強度と前記検索された演奏操作子に割り当てられたピッチとに基づいた共鳴音の発音を指示するステップと、
を実行させるプログラム。
(付記10)
付記1に記載の共鳴音発生装置と、
夫々異なるピッチが割り当てられた複数の演奏操作子と、
前記操作された演奏操作子に割り当てられたピッチに基づいた楽音を発生させるとともに、前記共鳴音発生装置からの共鳴音の発音の指示に基づいて共鳴音を発生する音源と、
を有する電子楽器。
101 CPU
102 プログラムROM
103 ワークRAM
104 鍵盤
105 スイッチ部
106 音源部
107 サウンドシステム
108 テーブルメモリ
109 システムバス
500 共鳴フラグテーブル
700 共鳴強度テーブル
900 共鳴強度第1テーブル
1000 共鳴強度第2テーブル
Claims (8)
- 或る鍵に割り当てられているピッチを変更する調律処理と、
前記調律処理により変更された前記或る鍵のピッチを記憶する記憶処理と、
前記或る鍵以外の鍵が押鍵された後、前記或る鍵が押鍵された場合に、前記記憶処理により記憶された前記或る鍵のピッチと、前記或る鍵以外の鍵のピッチと、のピッチ差に基づいて得られる共鳴強度を示す係数に応じたベロシティで、前記或る鍵以外の鍵に応じた共鳴音を発音させる共鳴音発音処理と、
を実行する電子鍵盤楽器。 - 前記或る鍵以外の鍵のピッチと、前記調律処理により変更されることにより前記或る鍵に割り当てられたピッチと、が倍音関係にある場合に、前記或る鍵以外の鍵に対して共鳴フラグを設定する共鳴フラグ設定処理、を実行し、
前記共鳴音発音処理は、前記或る鍵以外の鍵に前記共鳴フラグ設定処理により前記共鳴フラグが設定されている場合に、前記或る鍵以外の鍵に応じた共鳴音を発音させる請求項1に記載の電子鍵盤楽器。 - ダンパペダルのオンオフを検出する検出処理、を実行し、
前記共鳴フラグ設定処理は、前記ダンパペダルのオンが検出されている場合に押鍵が検出された鍵のピッチと倍音関係にあるピッチの鍵に対して共鳴フラグを設定し、
前記共鳴音発音処理は、前記共鳴フラグ設定処理により前記共鳴フラグが設定された鍵に応じた共鳴音を発音させる請求項2に記載の電子鍵盤楽器。 - 前記ダンパペダルのオフが検出された場合に、前記共鳴フラグが設定されている鍵の発音中の共鳴音に対して消音処理、を実行する請求項3に記載の電子鍵盤楽器。
- 或る操作子に割り当てられているピッチを変更する調律処理と、
前記調律処理により変更された前記或る操作子のピッチを記憶する記憶処理と、
前記或る操作子以外の操作子が操作された後、前記或る操作子が操作された場合に、前記記憶処理により記憶された前記或る操作子のピッチと、前記或る操作子以外の操作子のピッチと、のピッチ差に基づいて得られる共鳴強度を示す係数に応じたベロシティで、前記或る操作子以外の操作子に応じた共鳴音を発音させる共鳴音発音処理と、
を実行する共鳴音発生装置。 - 共鳴音発生装置のコンピュータに、
或る操作子に割り当てられているピッチを変更する調律処理と、
前記調律処理により変更された前記或る操作子のピッチを記憶する記憶処理と、
前記或る操作子以外の操作子が操作された後、前記或る操作子が操作された場合に、前記記憶処理により記憶された前記或る操作子のピッチと、前記或る操作子以外の操作子のピッチと、のピッチ差に基づいて得られる共鳴強度を示す係数に応じたベロシティで、前記或る操作子以外の操作子に応じた共鳴音を発音させる共鳴音発音処理と、
を実行させる方法。 - 共鳴音発生装置のコンピュータに、
或る操作子に割り当てられているピッチを変更する調律処理と、
前記調律処理により変更された前記或る操作子のピッチを記憶する記憶処理と、
前記或る操作子以外の操作子が操作された後、前記或る操作子が操作された場合に、前記記憶処理により記憶された前記或る操作子のピッチと、前記或る操作子以外の操作子のピッチと、のピッチ差に基づいて得られる共鳴強度を示す係数に応じたベロシティで、前記或る操作子以外の操作子に応じた共鳴音を発音させる共鳴音発音処理と、
を実行させるプログラム。 - 請求項5に記載の共鳴音発生装置と、
夫々異なるピッチが割り当てられた複数の演奏操作子と、
前記共鳴音を発生する音源と、
を有する電子楽器。
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JP2019127274A JP6690763B2 (ja) | 2019-07-09 | 2019-07-09 | 電子鍵盤楽器、電子楽器、方法、プログラム |
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