JP2019191365A - アクセサリシューカバーおよび撮像システム - Google Patents

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裕 小島
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Abstract

【課題】アクセサリコネクタに水滴などが侵入して短絡した場合でも誤検知することなくユーザの撮影動作を阻害しないアクセサリシューカバーを提供する。【解決手段】撮像装置(100)のアクセサリシュー(110)に装着可能なアクセサリシューカバー(200)であって、アクセサリシューのコネクタ(111)を構成する複数の端子(602)を覆う庇部(500)と、庇部(500)の周囲に設けられ、アクセサリシュー(110)に当接する止水部(501、502、503)と、複数の端子(602)の少なくとも一つに当接する接点部(504、505、506)とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置のアクセサリシューを保護するアクセサリシューカバーに関する。
近年、多くの撮像装置は、外付けの電子ビューファインダ(EVF)、ストロボ、または、その他の電子制御アクセサリ等を装着、通信するため、複数の金属接点を備えたコネクタ構造のアクセサリシューを有する。コネクタ構造等の複雑な接点構造を有するアクセサリシューの場合、ユーザがアクセサリを装着する際に、誤ってアクセサリコネクタの接点部を破壊しないような構成が必要である。
例えば特許文献1には、アクセサリシューに設けられたアクセサリコネクタのアクセサリ装着検出端子の両隣の端子がアクセサリ装着検出端子と短絡状態である場合、アクセサリの装着を検知しないカメラが開示されている。特許文献2には、静電気対策のためアクセサリシューを水滴や粉塵などから簡易的に保護するアクセサリシューカバーに取り付けた導電性の化粧部材と、アクセサリシューとを導電性のばね部材で電気的にGND接続する構成を有する電子機器が開示されている。
特許第5310900号公報 特許第4434153号公報
しかし、アクセサリシューカバー、水滴や粉塵などから簡易的に保護するに過ぎず、降雨時に撮影を続けるとアクセサリシューカバーと外装部材との隙間などからアクセサリコネクタ付近まで浸水してしまう可能性がある。
特許文献1に開示されたカメラは、水滴などにより特定の端子が短絡した場合、雨滴による短絡を検知することができないため、規定外のアクセサリが装着されたと誤認識する可能性がある。また特許文献2に開示された電子機器も、雨滴などの侵入によって端子が短絡した場合のアクセサリの誤検知について対応することができない。また、誤検知結果がエラーとして表示されると、ユーザは撮影を停止してエラーを解除する操作を行わなければならず、ユーザの撮影動作が阻害される。
そこで本発明は、アクセサリコネクタに水滴などが侵入して短絡した場合でも誤検知することなくユーザの撮影動作を阻害しないアクセサリシューカバーおよび撮像システムを提供する。
本発明の一側面としてのアクセサリシューカバーは、撮像装置のアクセサリシューに装着可能なアクセサリシューカバーであって、前記アクセサリシューのコネクタを構成する複数の端子を覆う庇部と、前記庇部の周囲に設けられ、前記アクセサリシューに当接する止水部と、前記複数の端子の少なくとも一つに当接する接点部とを有する。
本発明の他の側面としての撮像システムは、アクセサリシューを備えた撮像装置と前記アクセサリシューカバーとを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、アクセサリコネクタに水滴などが侵入して短絡した場合でも誤検知することなくユーザの撮影動作を阻害しないアクセサリシューカバーおよび撮像システムを提供することができる。
本実施形態における撮像装置のブロック図である。 本実施形態における撮像装置の背面斜視図である。 本実施形態におけるアクセサリシューの拡大図である。 本実施形態におけるアクセサリコネクタの端子配置例である。 本実施形態におけるアクセサリシューカバーの構成図である。 本実施形態におけるアクセサリシューカバーが装着された状態でのアクセサリシューの拡大図である。 本実施形態におけるアクセサリシューカバーが装着された状態での撮像装置の動作の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1および図2を参照して、本実施形態における撮像装置の構成について説明する。図1は、撮像装置100のブロック図である。図2は、撮像装置100の背面斜視図である。なお、図1および図2において、同一部位については同じ番号を付与して説明する。
101は撮像レンズ(撮像光学系)である。撮像レンズ101は、被写体に対して合焦位置関係を有するズームレンズおよびフォーカスレンズからなる。102は、CCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子である。撮像素子102は、撮像レンズ101を介して形成された被写体像(光学像)を光電変換する。103は撮像素子制御回路である。撮像素子制御回路103は、撮像素子102を駆動し、撮像素子102から出力されるアナログ信号やデジタル信号を制御する。
105は表示装置制御回路である。表示装置制御回路105は、後述の中央演算処理装置104からの制御信号・映像信号を受け、表示装置106に映像信号を出力する。表示装置106は、LCD(Liquid Crystal Display)などの液晶パネル、液晶パネルの背面から光を照射するバックライト、およびタッチパネルなどを備えて構成されている。不図示のタッチパネルは、指先と導電膜との間の静電容量の変化を捉えて検知する静電容量方式や、透明電極が配置され、手指などで押し下げた力点の位置座標を電圧値で検出する感圧方式(抵抗膜圧方式)などで構成される入力装置である。
107は、露光量を決定するシャッタである。シャッタ107は、フォーカルプレーンシャッタユニットやシーケンス機構などで構成されるメカニカルシャッタである。ただし本発明は、これに限定されるものではなく、撮像素子102の画素列毎に電気的なスリット形成して露光量を決定する電子シャッタ、または、電子シャッタとメカニカルシャッタとを併用した構成を採用してもよい。
108はレリーズ釦であり、撮像装置100に対して撮影動作の指示を行う操作部材である。レリーズ釦108のSW1(半押し)により、不図示のAFセンサによるAF処理、AEセンサなどによるAE処理、ストロボなどのプリ発光処理の動作開始が指示される。レリーズ釦108のSW2(全押し)により、シャッタ107は走行を開始し、撮像素子102は露光処理を行う。なおAF処理については、AF専用のAFセンサを用いたAF処理に代えて、撮像素子102の各画素に設けられた位相差AFセンサの出力信号に基づいて合焦処理(AF処理)を行う撮像面位相差AFを用いてもよい。109は操作部材である。操作部材109は、撮像装置100の各種設定の変更や決定、情報表示などをユーザが操作指示するダイヤルや釦類などである。
104は中央演算処理装置である。中央演算処理装置104は、レリーズ釦108や操作部材109などからの指示により、撮像素子制御回路103や表示装置制御回路105などの制御、不図示のAFセンサ、シャッタ107などの駆動・制御を行うマイクロコンピュータ(制御部)である。また中央演算処理装置104は、ユーザが所定の操作を行うことにより、撮像素子102から出力された画像信号(画像データ)を表示装置制御回路105を介して表示装置106に出力する処理を行う。中央演算処理装置104は、このような処理を行うことにより、撮像素子102からの画像信号をリアルタイムで表示装置106に表示するライブビュー表示を行うことが可能となる。
110はアクセサリシューである。200はACCカバー(アクセサリシューカバー)である。ACCカバー200は、撮像装置100のアクセサリシュー110に外付けアクセサリ117や外付けストロボが装着されていない場合にアクセサリシュー110を水滴や埃から防護するカバーである。なお本実施形態において、ACCカバー200が装着された撮像装置100を撮像システムともいう。
ここで、図3を参照して、アクセサリシュー110の構成について説明する。図3は、アクセサリシュー110の拡大図である。なお、図2にはACCカバー200が撮像装置100に装着されている状態(装着状態)を示し、図3はACCカバー200が装着されていない状態(非装着状態)を示している。
301は、アクセサリシュー110の台座となるACCステージ(アクセサリシューステージ)である。302はACCピン(アクセサリシューピン)である。ACCステージ301は、ACCピン302を絶縁性のあるエンジニアリングプラスチックでインサート成型して構成されている。ACCピン302は、黄銅などの金属を切削や鍛造加工などにて形成した導通、通信を行うためのピンである。
アクセサリシュー110に外付けのストロボ(外付けアクセサリ117)が装着された際、ACCピン302と外付けストロボの所定端子とが互いに当接することで導通する。また、ACCピン302の反対側の端は、撮像装置100の外装カバー305の内側などに配設されたFPC603(図6(b)参照)などに半田付けされ、FPC603など介して中央演算処理装置104と通信することで外付けストロボの発光制御を行う。
303はACCスプリング(アクセサリシュースプリング)である。ACCスプリング303は、金属板の曲げ加工で形成され、アクセサリシュー110に外付けアクセサリ117が装着された際に曲げ加工で形成されたスプリング部によって外付けアクセサリ117のガタつきを抑制する。
304はACCプレート(アクセサリシュープレート)である。ACCプレート304は、金属板の曲げ加工で形成される。外付けアクセサリ117は、ACCプレート304のコの字形状部とACCスプリング303とで外付けアクセサリ117の固定部が挟持されて固定される。
ACCステージ301およびACCスプリング303は、PC(Polycarbonate)などのエンジニアリングプラスチックや、マグネタイト合金などの外装カバー305の内観側からACCプレート304へ締結される不図示のビスで共締めされる。これにより、ACCステージ301およびACCスプリング303は外装カバー305に固定される。また、ACCステージ301、ACCスプリング303、ACCプレート304、および、外装カバー305は、密着してビスで締結される。このためアクセサリシュー110は、撮像装置100の内部に水滴が入らない防滴構造となっている。
111はACCコネクタ(アクセサリシューコネクタ)である。ACCコネクタ111は、外付けアクセサリ117と通信するため、樹脂製の外形部の中に複数の金属端子がインサート成型などで並列配置されたコネクタである。ACCコネクタ111は、外装カバー305の内観に配置されるFPC603(図6(b)参照)などに実装、半田付けされ、且つコネクタの接点部以外の外形部で外装カバー305と係合することで、撮像装置100の内部に水滴が入らない防滴構造となっている。なお、ACCピン302およびACCコネクタ111の半田付けは、同一のFPC上または別々のFPC上のいずれで行ってもよく、電気特性を考慮しながら選定することが好ましい。
ACCコネクタ111の端子は大別すると、GND端子112、第一の検知端子113、第二の検知端子114、および、信号端子115からなる。GND端子112は、外付けアクセサリ117のGND接続を行うための端子である。第一の検知端子113および第二の検知端子114は、外付けアクセサリ117が装着されたことを検知するための端子である。信号端子115は、外付けアクセサリ117と撮像装置100とが通信するための端子である。
次に、図4を参照して、外付けアクセサリ117が電子ビューファインダ(EVF)である場合のACCコネクタ111の端子配置について説明する。図4は、ACCコネクタ111の端子配置例である。図4において、各端子の信号名の左側に記載の数字はコネクタのピン番号であり、本実施形態では一例として21ピンのACCコネクタ111を有するアクセサリシュー110について説明する。また図4において、符号401〜415の右側に記載されているカッコ内の番号(112〜115)は、図1を参照して説明したGND端子112、第一の検知端子113、第二の検知端子114、および、信号端子115にそれぞれ対応する。例えば、図4中の符号402で示される端子は、図1中の信号端子115に相当する。また本実施形態において、図3に示されるACCコネクタ111の右端が1番ピンである。
次に、図5および図6を参照して、ACCカバー200およびアクセサリシュー110の構成について説明する。図5は、ACCカバー200の構成図である。図5(a)はACCカバー200の表面斜視図、図5(b)はACCカバー200の裏面斜視図、図5(c)はACCカバー200の第一の接点部504および第二の接点部505の拡大図である。図6は、ACCカバー200が装着された状態のアクセサリシュー110の拡大図である。図6(a)はACCカバー200が装着された状態でのアクセサリシュー110の斜視図、図6(b)は図6(a)中のX−X断面図、および、図6(c)は図6(a)中のZ−Z断面図である。
500は庇部(カバー部)である。庇部500は、アクセサリシュー110にACCカバー200が装着された状態において、ACCコネクタ111に配置された複数のACCコネクタ端子602の略直上を覆う。ここで、略直上とは、厳密な直上に限定されるものではなく、実質的に直上と評価される場合を含む意味である。庇部500の短辺両側には第一の止水部501、第二の止水部502、および、挿入側と反対の長辺には第三の止水部503がそれぞれ庇部500と一体的に形成されている。
図6(c)に示されるように、第一の止水部501および第二の止水部502は、ACCコネクタ111のACCコネクタ樹脂部601とACCプレート304とに密着して挟まれている。また、図6(b)に示されるように、装着方向において、第一の止水部501および第二の止水部502の先端は、外装カバー305に当接している。また、第一の止水部501および第二の止水部502と同一端面の庇部500の先端も、装着方向において外装カバー305に当接している。
図6(b)に示されるように、第三の止水部503は、ACCスプリング303とACCプレート304とに密着して挟まれ、且つ、装着方向においてACCコネクタ樹脂部601に当接している。このような構成により、ACCカバー200を装着した状態において、アクセサリシュー110、外装カバー305、および、ACCカバー200により、ACCコネクタ111の実装面を除くACCコネクタ端子602の周囲の5つの方向を覆うことができる。このため、防塵・防滴構造を形成することが可能となる。
本実施形態において、少なくとも庇部500、第一の止水部501、第二の止水部502、および、第三の止水部503は、弾性のあるエラストマーなどで構成することが好ましい。このような構成により、エラストマーの弾性によってアクセサリシュー110や外装カバー305への密着性が高まると共に、止水性を向上させることが可能となる。
また、庇部500、第一の止水部501、第二の止水部502、および、第三の止水部503は、部分的に弾性材料とした二色成形などで構成されてもよく、また、ACCカバー200の全体をエラストマーで構成してもよい。ACCカバー200の全体を同一材料で構成することにより、成型工数を削減してコストダウンを図ることができる。
504はACCカバー200における第一の接点部、505はACCカバー200における第二の接点部、506はACCカバー200における第三の接点部である。第一の接点部504、第二の接点部505、および、第三の接点部506は、庇部500と一体的に形成されている。また第一の接点部504、第二の接点部505、および、第三の接点部506は、第一の止水部501、第二の止水部502、および、第三の止水部503と同様に、弾性のあるエラストマーなどで構成されている。
第一の接点部504は、ACCカバー200がアクセサリシュー110に挿入された際、図4に示されるACCコネクタ111の端子のうち、第一の検知端子409(113)に対応する位置に配置されている。同様に、第二の接点部505は、ACCカバー200がアクセサリシュー110に挿入された際、ACCコネクタ111の端子のうち、第二の検知端子410(114)に対応する位置に配置されている。第三の接点部506は、図4に示されるACCコネクタ111の端子のうち、例えばGND401(112)に対応する位置に配置されている。
図5(b)、(c)に示されるように、第一の接点部504、第二の接点部505、および、第三の接点部506の接点面上にはそれぞれ、導体部507が形成されている。導体部507は、ACCカバー200の表面上に引かれたパターニング部507aを介して、短絡部507bで短絡している。これをパターニング構造という。導体部507、パターニング部507a、および、短絡部507bは、ACCカバー200の表面上に薄い金属薄膜として密着して形成されている。このような金属薄膜は、例えば、ACCカバー200表面を薬品やレーザで表面粗化した後に触媒を付与して無電解めっきする樹脂メッキや、MID(Mechatronic Integrated Device)工法により形成される。また、第一の接点部504、第二の接点部505、第三の接点部506、導体部507、パターニング部507a、および、短絡部507bをそれぞれ金属のプレス部品で形成し、プレス部品を含めてインサート成型でACCカバー200を形成してもよい。これをインサート成型構造という。
図6(b)、(c)に示されるように、アクセサリシュー110にACCカバー200が装着される際、第一の接点部504、第二の接点部505、第三の接点部506および導体部507は、ACCプレート304とACCコネクタ端子602に密着して挟まれる。これにより、これらの各要素はACCコネクタ端子602と導通する。
本実施形態において、第一の止水部501、第二の止水部502、および第三の止水部503のチャージ力をFα、第一の接点部504、第二の接点部505、および第三の接点部506のチャージ力をFβとするとき、Fα>Fβの関係を満足することが好ましい。チャージ力Fβがチャージ力Fαよりも大きい場合、第一の接点部504、第二の接点部505、および、第三の接点部506が先に突っ張ってしまう。その結果、第一の止水部501、第二の止水部502、および、第三の止水部503に当接する所定面に隙間が形成され、防塵・防滴性が低下する可能性がある。一方、Fα>Fβの関係を満足することにより、第一の止水部501、第二の止水部502、および、第三の止水部503を所定面に密着させることができ、良好な防塵・防滴性を確保することが可能となる。
また、第一の接点部504、第二の接点部505、および、第三の接点部506についても、ACCコネクタ端子602に過剰なチャージ力が掛かること無く導通させることが可能となる。加えて、ACCカバー200の装着の際に、ACCコネクタ端子602上のワイピング効果を考慮すると、チャージ力Fβは確実に導通を取るために約20g程度であることが好ましい。本実施形態では、ACCカバー200には3つの接点部が設けられているため、チャージ力Fαは60g以上であることが好ましい。
前述のように、第一の接点部504、第二の接点部505、および、第三の接点部のそれぞれの上に設けられた導体部507は全て、短絡部507bにおいて短絡するように構成されている。このため、アクセサリシュー110にACCカバー200が装着された状態では、図4に示されるGND401(112)、第一の検知端子409(113)、第二の検知端子410(114)は、ACCカバー200を介して全て短絡する。
図6(c)に示されるように、GND401(112)、第一の検知端子409(113)、および第二の検知端子410(114)(すなわち所定の端子)以外の部分において、庇部500とACCコネクタ端子602との間の領域は空隙604となっている。このような構成により、所定の端子以外の端子は短絡しない。
図5(b)および図6(c)において、508は第一の位置決め部、509は第二の位置決め部である。第一の位置決め部508および第二の位置決め部509は、第一の止水部501および第二の止水部502の外側であって、且つ、ピッチ方向(図6(c)の上下方向)において導体部507と略同一の位置に配置されている。なお、略同一の位置とは、厳密に同一の位置に限定されるものではなく、実質的に同一の位置であると評価される位置を含む意味である。
第一の位置決め部508および第二の位置決め部509により、ACCカバー200の装着の際に各接点部の位置と、GND401、第一の検知端子409、および、第二の検知端子410の位置がピッチ方向にずれることなく当接して導通させることが可能となる。ピッチ方向の位置決めは、第一の止水部501または第二の止水部502のいずれか一方にガタ寄せし、反ガタ寄せ側の第一の位置決め部508または第二の位置決め部509で装着位置を規制するようにしてもよい。このような構成により、ユーザが仮に乱雑にACCカバー200を装着した場合でも、第一の接点部504、第二の接点部505、および、第三の接点部506やACCコネクタ端子602の破損を防止することができる。
次に、図7を参照して、ACCカバー200の装着時における撮像装置100の動作について説明する。図7は撮像装置100の動作の説明図である。図7(a)は、撮像装置100のアクセサリシュー110およびACCコネクタ111に外付けアクセサリ117が装着された場合の電流の流れを示す図である。
ACCコネクタ端子602の第一の検知端子409および第二の検知端子410を介して外付けアクセサリ117へ所定の電圧でプルアップされると、外付けアクセサリ117から所定の電圧でプルダウンされて返ってくる。このとき、プルダウンされた電圧が所定の電圧範囲になる場合、撮像装置100から外付けアクセサリ117へ電源が供給される。その後、撮像装置100の中央演算処理装置104は、通信により外付けアクセサリ117内のDevice−IDなどの確認を行う。そして中央演算処理装置104は、撮像装置100に装着された外付けアクセサリ117が対応可能な外付けアクセサリであると判定した場合、初期化および正常動作を行う。
図7(b)は、撮像装置100にACCカバー200を装着した場合の電流の流れを示す図である。撮像装置100のアクセサリシュー110およびACCコネクタ111にACCカバー200を装着した場合を考える。このとき、ACCカバー200の第一の接点部504、第二の接点部505、第三の接点部506、導体部507、および、短絡部507bにより、ACCコネクタ111のGND401、第一の検知端子409、および、第二の検知端子410は短絡状態となる。すなわち第一の検知端子409および第二の検知端子410からの電圧がGND 401に落ちてLow状態となるため、プルアップができない。この状態をACCカバー200の装着状態と定義すると、電気回路を持たないACCカバー200であってもACCカバー200の装着状態の検知が可能となる。
また、ACCカバー200の装着状態を検知した場合、中央演算処理装置104は、第一の検知端子409や第二の検知端子410を使用した外付けアクセサリ117の検知を行わない。このような制御により、仮にアクセサリシュー110やACCコネクタ111に水滴や異物が混入し、第一の検知端子409や第二の検知端子410と他の端子とが短絡した場合でも、誤検知やエラー表示を行うことなく撮影動作の継続が可能となる。
撮像装置100や外付けアクセサリ117の制御によっては、第一の検知端子409および第二の検知端子410のいずれか一方のみ装着検知に使用していない場合がある。このような制御の撮像装置100であれば、第一の接点部504、第二の接点部505、および、第三の接点部506の全てが短絡していなくてもよい。少なくとも検知に使用している第一の接点部504および第二の接点部505のいずれか一方と、GNDとしている第三の接点部506が短絡する構成としてもよい。
また、検知に使用している第一の接点部504および第二の接点部505と短絡させるGND接点部の位置は、ACCコネクタ111上で少なくとも1ピン以上ピッチが離れたGND端子と対応する位置に設けることが好ましい。このような構成により、仮にACCコネクタ111内に水滴などが侵入したとしても、検知端子とACCカバー200の装着検知に使用するGND端子との間の距離が離れているため、不用意に跨って短絡させる可能性が低くなる。このため、ACCカバー200の装着状態をより確実に検知することが可能となる。
また、アクセサリシュー110からACCカバー200が外された場合、すなわち第一の検知端子409および第二の検知端子410の少なくとも一方がLowからHiに遷移したと検知した場合、ユーザに所定の通知を行うことが好ましい。所定の通知とは、例えば、表示装置106などにACCコネクタ111のACCコネクタ端子602に水滴やゴミなどが付着していないかに関する注意を喚起するメッセージ(警告)を表示するなどである。このような制御により、ACCカバー200を外して外付けアクセサリ117を装着する間に一度ACCコネクタ111の状態の確認をユーザに促すことが可能となる。そこで水滴やゴミなどがあれば除去・掃除されるため、水滴やゴミなどを挟んだまま外付けアクセサリ117が装着されて誤検知やエラーなどで撮影動作が妨害されるのを抑制することが可能となる。
このように本実施形態において、アクセサリシューカバー(ACCカバー200)は、撮像装置100のアクセサリシュー110に装着可能であり、庇部500、止水部(第一の止水部501、第二の止水部502、第三の止水部503)、および、接点部を有する。庇部500は、アクセサリシューのコネクタ(ACCコネクタ111)を構成する複数の端子(ACCコネクタ端子602)を覆う。止水部は、庇部の周囲に設けられ、アクセサリシューに当接する。接点部は、複数の端子の少なくとも一つに当接する。
好ましくは、接点部の数は、複数の端子の数よりも少ない。また、アクセサリシューカバーをアクセサリシューに装着した場合、複数の端子のうち接点部が当接していない端子と庇部との間には空隙(空間領域)604が形成される。また好ましくは、止水部および庇部は、弾性を有し、アクセサリシューカバーをアクセサリシューに装着する際にプレート(ACCプレート304)およびコネクタの少なくとも一部に当接する。また好ましくは、接点部は、弾性を有し、アクセサリシューカバーをアクセサリシューに装着する際に複数の端子の少なくとも一つに当接する。
好ましくは、止水部のチャージ力をFα、接点部のチャージ力をFβとするとき、Fα>Fβを満足する。また好ましくは、接点部は、導通可能な導体部507を有する。また好ましくは、アクセサリシューは、庇部の所定方向(ピッチ方向)における位置決めを行う位置決め部(第一の位置決め部508、第二の位置決め部509)を有する。そして位置決め部は、所定方向において、接点部の導体部と略同一の位置に設けられている。
好ましくは、接点部は、撮像装置に外付けアクセサリ117が装着されたことを検知するコネクタの第一の検知端子113に対応する位置に設けられた第一の接点部504と、コネクタのGND端子112に対応する位置に設けられた第三の接点部506とを有する。より好ましくは、接点部は、更に、撮像装置に外付けアクセサリが装着されたことを検知するコネクタの第二の検知端子114に対応する位置に設けられた第二の接点部505を有する。より好ましくは、第一の接点部が当接する第一の検知端子または第二の接点部が当接する第二の検知端子の少なくとも一方は、撮像装置にEVFアクセサリが装着されたことを検知する端子である。また好ましくは、第一の接点部または第二の接点部の少なくとも一方と第三の接点部は、アクセサリシューカバーの内部で短絡している。また好ましくは、第一の接点部または第二の接点部の少なくとも一方と第三の接点部との短絡構造は、インサート成型構造またはパターニング構造である。
好ましくは、撮像装置100の制御部(中央演算処理装置104)は、第一の検知端子または第二の検知端子の少なくとも一方とGND端子とが短絡している場合、撮像装置100にアクセサリシューカバーが装着されていると判定する。この場合、制御部は、第一の検知端子または第二の検知端子を介して外付けアクセサリの装着検知を行わない。また好ましくは、制御部は、第一の検知端子または第二の検知端子の少なくとも一方とGND端子とが短絡していない場合、撮像装置からアクセサリシューカバーが外されたと判定し、警告を通知する。例えば、制御部は、表示装置106にACCコネクタ端子602への水滴やゴミなどの付着有無をチェックする旨の警告を表示させる。
このような構成により、アクセサリシュー110とACCカバー200の防塵・防滴構造を水滴やゴミなどが突破したとしても、制御的に更なる誤検知対策が取られているため、誤動作やエラーメッセージ処理などでユーザに煩わしさを感じさせることが無い。このため本実施形態によれば、アクセサリコネクタに水滴などが侵入して短絡した場合でも誤検知することなくユーザの撮影動作を阻害しないアクセサリシューカバーおよび撮像システムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 撮像装置
110 アクセサリシュー
111 ACCコネクタ(コネクタ)
200 ACCカバー(アクセサリシューカバー)
500 庇部
501 第一の止水部(止水部)
502 第二の止水部(止水部)
503 第三の止水部(止水部)
504 第一の接点部(接点部)
505 第二の接点部(接点部)
506 第三の接点部(接点部)
602 ACCコネクタ端子(端子)

Claims (15)

  1. 撮像装置のアクセサリシューに装着可能なアクセサリシューカバーであって、
    前記アクセサリシューのコネクタを構成する複数の端子を覆う庇部と、
    前記庇部の周囲に設けられ、前記アクセサリシューに当接する止水部と、
    前記複数の端子の少なくとも一つに当接する接点部と、を有することを特徴とするアクセサリシューカバー。
  2. 前記接点部の数は、前記複数の端子の数よりも少なく、
    前記アクセサリシューカバーを前記アクセサリシューに装着した場合、前記複数の端子のうち前記接点部が当接していない端子と前記庇部との間には空隙が形成されることを特徴とする請求項1に記載のアクセサリシューカバー。
  3. 前記止水部および前記庇部は、弾性を有し、前記アクセサリシューカバーを前記アクセサリシューに装着する際にプレートおよび前記コネクタの少なくとも一部に当接することを特徴とする請求項1または2に記載のアクセサリシューカバー。
  4. 前記接点部は、弾性を有し、前記アクセサリシューカバーを前記アクセサリシューに装着する際に前記複数の端子の少なくとも一つに当接することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアクセサリシューカバー。
  5. 前記止水部のチャージ力をFα、前記接点部のチャージ力をFβとするとき、
    Fα>Fβ
    を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアクセサリシューカバー。
  6. 前記接点部は、導通可能な導体部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアクセサリシューカバー。
  7. 前記庇部の所定方向における位置決めを行う位置決め部を更に有し、
    前記位置決め部は、前記所定方向において、前記接点部の前記導体部と同一の位置に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のアクセサリシューカバー。
  8. 前記接点部は、前記撮像装置に外付けアクセサリが装着されたことを検知する前記コネクタの第一の検知端子に対応する位置に設けられた第一の接点部と、前記コネクタのGND端子に対応する位置に設けられた第三の接点部と、を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のアクセサリシューカバー。
  9. 前記接点部は、更に、前記撮像装置に前記外付けアクセサリが装着されたことを検知する前記コネクタの第二の検知端子に対応する位置に設けられた第二の接点部を有することを特徴とする請求項8に記載のアクセサリシューカバー。
  10. 前記第一の接点部が当接する前記第一の検知端子または前記第二の接点部が当接する前記第二の検知端子の少なくとも一方は、前記撮像装置にEVFアクセサリが装着されたことを検知する端子であることを特徴とする請求項9に記載のアクセサリシューカバー。
  11. 前記第一の接点部または前記第二の接点部の少なくとも一方と前記第三の接点部は、前記アクセサリシューカバーの内部で短絡していることを特徴とする請求項9または10に記載のアクセサリシューカバー。
  12. 前記第一の接点部または前記第二の接点部の少なくとも一方と前記第三の接点部との短絡構造は、インサート成型構造またはパターニング構造であることを特徴とする請求項11に記載のアクセサリシューカバー。
  13. アクセサリシューを備えた撮像装置と、
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載のアクセサリシューカバーと、を有することを特徴とする撮像システム。
  14. 前記撮像装置は制御部を有し、
    前記接点部は、
    前記撮像装置に外付けアクセサリが装着されたことを検知する前記コネクタの第一の検知端子に対応する位置に設けられた第一の接点部と、
    前記撮像装置に前記外付けアクセサリが装着されたことを検知する前記コネクタの第二の検知端子に対応する位置に設けられた第二の接点部と、
    前記コネクタのGND端子に対応する位置に設けられた第三の接点部と、を有し、
    前記制御部は、前記第一の検知端子または前記第二の検知端子の少なくとも一方と前記GND端子とが短絡している場合、前記撮像装置に前記アクセサリシューカバーが装着されていると判定し、前記第一の検知端子または前記第二の検知端子を介して前記外付けアクセサリの装着検知を行わないことを特徴とする請求項13に記載の撮像システム。
  15. 前記制御部は、前記第一の検知端子または前記第二の検知端子の少なくとも一方と前記GND端子とが短絡していない場合、前記撮像装置から前記アクセサリシューカバーが外されたと判定し、警告を通知することを特徴とする請求項14に記載の撮像システム。
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