JP2019191078A - 撮影装置 - Google Patents

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大西 透
Toru Onishi
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Abstract

【課題】撮影対象物の端面を容易かつ正確に撮影することができる撮影装置を提供する。【解決手段】撮影装置1は、印鑑9の刻印面9Aを撮像する撮像機構5と、プッシュ機構3と、ホールド機構4とを備える。プッシュ機構3は、刻印面9Aが撮像機構5を向くように印鑑9を載置可能な載置部10と、載置部10上を移動可能に構成され、載置部10に載置された印鑑9を押して撮像機構5に向かって前進させるキャリッジ11とを含む。ホールド機構4は、印鑑9を少なくともX方向に位置決めするとともに、印鑑9を撮像機構5の撮影位置に保持する。【選択図】図4

Description

本発明は、撮影装置に係り、特に撮影対象物の端面を撮影する撮影装置に関するものである。
従来、このような撮影装置として、硬貨の刻印面(すなわち、凹凸が形成された端面)を撮影する撮影装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この撮影装置は、硬貨(撮影対象物)を載置するガラス面と、該硬貨の刻印面に向かって照明光を照射する照明部と、ガラス面の下側に配置されて上記照明光により顕現した刻印面を撮像する撮像部とを備えている。
しかしながら、この撮影装置は、所定の大きさの硬貨の刻印面に対応して構成されているため、硬貨以外の物品(例えば、印鑑)の端面(例えば、印鑑の刻印面)を撮影する場合には、撮影対象物を位置決めすることが難しく、撮影に手間がかかるとともに正確な撮影をしにくいという問題があった。
特開平7−167788号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、撮影対象物の端面を容易かつ正確に撮影することのできる撮影装置を提供することを目的とする。
本発明の態様によれば、撮影対象物の端面を容易かつ正確に撮影することのできる撮影装置が提供される。この撮影装置は、撮影対象物の端面を撮影するためのものである。この撮影装置は、上記端面を撮像する撮像機構と、プッシュ機構とを備える。このプッシュ機構は、上記端面が上記撮像機構を向くように上記撮影対象物を載置可能な載置部と、該載置部上を移動可能に構成され、上記載置部に載置された上記撮影対象物を押して上記撮像機構に向かって前進させるキャリッジとを含む。また、この撮像装置は、上記撮影対象物を少なくとも上記キャリッジの移動方向に位置決めするとともに、上記撮影対象物を上記撮像機構の撮影位置に保持するホールド機構を備える。
このような構成によれば、その端面が撮像機構を向くように載置された撮影対象物をキャリッジにより前進させた上、ホールド機構によって、該撮影対象物をキャリッジの移動方向に位置決めするとともに撮影位置に保持することができるため、撮影対象物の端面を容易かつ正確に撮影することができる。
ところで、上記撮像機構は、上記端面に向かって光を照射する複数の光源を含んでもよい。この場合において、上記撮影位置は、上記複数の光源からのそれぞれの光の光軸が交わる位置であることが好ましい。このような構成により、撮影対象物の端面の凹凸形状を効果的に顕現させることができる。
ここで、上記プッシュ機構は、上記キャリッジを駆動させる第1の駆動機構をさらに含んでもよい。これにより、プッシュ機構を自動で動作させることができる。この場合において、上記第1の駆動機構は、上記キャリッジが該キャリッジの最大可動距離を移動するのに要する時間以上の間駆動してもよい。これにより、撮影対象物の長さに左右されることなく、キャリッジの移動方向において撮影対象物を確実に位置決めすることができる。また、この場合において、上記第1の駆動機構は、該第1の駆動機構に作用する負荷に応じて上記第1の駆動機構の駆動力が上記キャリッジに伝わることを遮断する第1のトルクリミッタを有することが好ましい。これにより、第1の駆動機構やキャリッジなどが破損してしまうことが防止される。
ところで、上記ホールド機構は、上記撮影対象物の上記端面が上記キャリッジの移動方向に当接する当接部を有するストッパ部を含んでもよい。これにより、上記キャリッジの移動方向において上記撮影対象物を位置決めすることがより容易になる。
上記当接部は、該当接部に当接した上記端面が上記撮像機構に対して露出されるように移動することが好ましい。これにより、端面をより正確に撮影することが可能となる。この場合において、上記当接部は、上記キャリッジの移動方向に延びる軸周りに回動してもよい。また、上記ストッパ部は、上記当接部を駆動させる第2の駆動機構をさらに有することが好ましい。これにより、当接部を自動で動作させることができる。この場合において、上記第2の駆動機構は、上記当接部が該当接部の最大可動距離を移動するのに要する時間以上の間駆動してもよい。この場合において、上記第2の駆動機構は、該第2の駆動機構に作用する負荷に応じて上記第2の駆動機構の駆動力が上記当接部に伝わることを遮断する第2のトルクリミッタを含むことが好ましい。これにより、第2の駆動機構や当接部などが破損してしまうことが防止される。
ところで、上記ホールド機構は、上記撮影対象物を挟持するように動作する1対の保持部材を有するクランプ部を含んでもよい。これにより、撮影対象物を少なくともキャリッジの移動方向に位置決めして撮影位置に保持することが容易になる。この場合において、上記1対の保持部材は、上記撮影対象物を挟持しつつ上記撮影対象物を上記キャリッジの移動方向と異なる方向に動かすことによって該異なる方向において上記撮影対象物を位置決めしてもよい。これにより、キャリッジの移動方向とは異なる方向において撮影対象物が撮影位置からずれている場合でも、撮影対象物を撮影位置に位置決めして保持することができる。
上記クランプ部は、上記1対の保持部材を駆動させる第3の駆動機構をさらに有することが好ましい。これにより、1対の保持部材を自動で動作させることができる。この場合において、上記第3の駆動機構は、上記1対の保持部材が該1対の保持部材の最大可動距離を移動するのに要する時間以上の間駆動してもよい。これにより、撮影対象物の太さ(細さ)に左右されることなく、撮影対象物を位置決めして撮影位置に保持することができる。この場合において、上記第3の駆動機構は、該第3の駆動機構に作用する負荷に応じて上記第3の駆動機構の駆動力が上記1対の保持部材に伝わることを遮断する第3のトルクリミッタを含むことが好ましい。これにより、第3の駆動機構や1対の保持部材などが破損してしまうことが防止される。
なお、上記プッシュ機構の上記載置部は、上記キャリッジの移動方向からみてV字状に形成されてもよい。これにより、撮影対象物の位置決めがさらに容易になる。また、上記載置部のうち上記撮影対象物を載置する面には、上記キャリッジの移動方向に対して垂直に延びる溝が形成されてもよい。これにより、撮影対象物を載置部から取り外すことが容易になる。
なお、上記撮影対象物は印鑑であってもよい。これにより、印鑑の刻印面を容易かつ正確に撮影することができる。
本発明によれば、撮影対象物の端面を容易かつ正確に撮影することができる。
図1は、本発明の一実施形態における撮影装置を示す左側斜視図である。 図2は、図1に示す撮影装置を、ケース体及びカバー体を省略して示す左側斜視図である。 図3は、図1に示す撮影装置を、ケース体及びカバー体を省略して示す右側斜視図である。 図4は、図1に示す撮影装置を、ケース体及びカバー体を省略して示す左側分解斜視図である。 図5は、図1に示す撮影装置の動作を、ケース体及びカバー体を省略して示す右側斜視図である。 図6は、図1に示す撮影装置の動作を、ケース体、カバー体、及び撮像機構を省略して示す正面斜視図である。 図7は、図1に示す撮影装置の動作を、ケース体、カバー体、及び撮像機構を省略して示す正面斜視図である。 図8は、図1に示す撮影装置の動作を、ケース体、カバー体、及び撮像機構を省略して示す正面斜視図である。
以下、本発明に係る撮影装置の実施形態について図1から図8を参照して詳細に説明する。なお、図1から図8において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図8においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。
なお、本明細書において、+X方側を「前」、「前方」と、−X方向側を「後」、「後方」と、それぞれ言うことがある。また、+Y方向側「上」、「上方」、「上側」と、−Y方向側を「下」、「下方」、「下側」と、それぞれ言うことがある。また、+Z方向側を「右」、「右側」と、−Z方向側を「左」、「左側」と、それぞれ言うことがある。
図1は本発明の一実施形態における撮影装置1を示す左側斜視図である。図1に示すように、撮影装置1は、撮影対象物としての印鑑9の端面9A、すなわち、印鑑9の刻印面9A(凹凸が形成された面)を自動で撮影することできるように構成されている。
図1に示すように、この撮影装置1は、カバー体3Aを含むプッシュ機構3と、カバー体3Aの前端部が接続されたホールド機構4と、ホールド機構4の前方に位置する撮像機構5と、ホールド機構4の一部が固定されるケース体2と、撮影装置1の動作を制御する制御部(図示せず)とを備えている。プッシュ機構3は、印鑑9を倒して載置できるように構成されている。また、撮像機構5は、撮像機構5よりも後方に撮影位置が位置するように構成されている。本実施形態における撮影装置1によれば、プッシュ機構3とホールド機構4とによって、印鑑9の刻印面9Aが撮像機構5の撮影位置に位置決めされて保持される。
ここで、図2から図4は、上記ケース体2及びカバー体3Aを省略して撮影装置1を示す図であり、図2は左側斜視図、図3は右側斜視図、図4は左側分解斜視図である。
図2から図4に示すように、プッシュ機構3は、印鑑9を載置するともに該印鑑9をホールド機構4に向かって前進させるように構成される。このプッシュ機構3は、X方向から見てV字状に形成された載置部10と、載置部10に取り付けられた駆動機構12と、X方向に移動可能に載置部10に取り付けられたキャリッジ11とを有している。図1に示すように、載置部10はカバー体3Aに固定されている。
図2から図4に示すように、プッシュ機構3の載置部10は、右側に位置して載置部10のV字状の一方をなす第1の傾斜部10Aと、左側に位置して載置部10のV字状の他方をなす第2の傾斜部10Bと、第1の傾斜部10Aと第2の傾斜部10Bとの接続部分10D(V字状の頂部をなす部分)とを含んでいる。載置部10は、Z方向において接続部分10Dの位置が上記撮影位置と等しくなるように配置されている。したがって、印鑑9を接続部分10D上に載置することにより、印鑑9はZ方向に位置決めされ、Z方向において上記撮影位置と同じ位置に配置される(図1参照)。
なお、図2及び図3に示すように、傾斜部10A,10Bのそれぞれの表面には、印鑑9の長手方向(X方向)に垂直な方向に延びる複数の溝10Cが形成されている。
図3に示すように、第1の傾斜部10Aの裏面の前縁部近傍には、上記制御部に接続された第1のモータ13が固定されている。この第1のモータ13のモータ軸13Aには、トルクリミッタ14及びモータギア15が取り付けられている。図2に示すように、このモータギア15には従動歯車16が噛合しており、この従動歯車16に、従動歯車16と同一軸19Aを有するプーリ18Aが取り付けられている。図2及び図4に示すように、軸19Aは、第2の傾斜部10Bの前縁部近傍に回転可能に取り付けられている。一方、第2の傾斜部10Bの後縁部近傍には、プーリ18Bが固定された軸19Bが回転可能に取り付けられている。また、これら1対のプーリ18A,18Bにはベルト17が架け渡されている。
すなわち、上記駆動機構12は、上述した第1のモータ13と、トルクリミッタ14と、モータギア15と、従動歯車16と、プーリ18A,18Bと、ベルト17とを含んでおり、第1のモータ13が駆動することによってモータギア15、従動歯車16、プーリ18A,18B、及びベルト17が回動する巻掛け伝導機構として構成される。なお、他の実施形態では、駆動機構12として、プーリの代わりにスプロケット(鎖歯車)を用いてもよく、ベルトの代わりにスプロケットに噛合するチェーンを用いてもよい。
図2に示すように、載置部10の第2の傾斜部10Bには、キャリッジ11がX方向にスライド可能に取り付けられている。また、このキャリッジ11は、駆動機構12のベルト17に固定されている。このような構成により、キャリッジ11は、駆動機構12のベルト17の回動に伴ってプーリ18A,18Bの間を移動するようになっている。そして、このようにキャリッジ11が移動することで、載置部10に載置された印鑑9がキャリッジ11に押されて前進する。
図2から図4に示すように、印鑑9の前進先、すなわち、プッシュ機構3の前方には、ホールド機構4が配置されている。このホールド機構4は、プッシュ機構3により前方に押された印鑑9をX方向及びY方向に位置決めして、印鑑9を撮像機構5の撮影位置に保持するように構成される。このホールド機構4は、後方(プッシュ機構3側)に位置するクランプ部20と、前方(撮像機構5側)に位置するストッパ部40とを含んでいる。
図2から図4に示すように、ホールド機構4のクランプ部20は、第1の保持部材21と、第1の保持部材21とストッパ部40との間に位置する第2の保持部材30と、保持部材21,30の双方に噛合する1対のピニオンギア26,27と、保持部材21,30を駆動させる駆動機構39とを含んでいる。1対のピニオンギア26,27は、それぞれ図示しない軸を介してケース体2(図1参照)に回転可能に軸支されている。
図2から図4に示すように、クランプ部20の第1の保持部材21は、Y方向にずらして互いに固定された2枚の板状部材から構成されている。第1の保持部材21の中央部よりもやや下側には、Y方向に延びる直線及びZ方向に延びる直線を対角線とする略正方形の開口22が形成されている。図1に示すように、第1の保持部材21には、この開口22の下半分の縁部に沿うように、プッシュ機構3の載置部10がカバー体3Aを介して固定されている。
図2に示すように、第1の保持部材21の左側縁部には、Y方向に延びる第1の左側ラックギア23が設けられている。一方、図3に示すように、第1の保持部材21の右側縁部には、Y方向に延びる第1の右側ラックギア24が設けられている。これらのラックギア23,24は、Y方向において同じ位置及び同じ長さに設けられており、両方とも前方を向いている。図3に示すように、第1の右側ラックギア24からやや左側にずれた位置において、ケース体2に固定された第1のロッド25が第1の保持部材21をY方向に貫通している。すなわち、第1の保持部材21は、第1のロッド25に沿ってY方向に一定の範囲にわたって移動できるようになっている。
図4に示すように、クランプ部20の第2の保持部材30は、Z方向の全長が第1の保持部材21と略等しくなるように形成されている。また、第2の保持部材30には、Z方向において第1の保持部材21の開口22と同じ位置に、該開口22と略同一の外形及び寸法を有する開口31が形成されている。図2及び図3に示す状態では、開口22の全体及び開口31の全体が互いに連通して最大面積の連通開口22,31が形成されている。以下、連通開口22,31の面積が最大となる状態を「最大開口状態」と言うことがある。
図4に示すように、第2の保持部材30の左側縁部には、Y方向に延びる第2の左側ラックギア32が設けられている。一方、第2の保持部材30の右側縁部には、Y方向に延びる第2の右側ラックギア33が設けられている。これらのラックギア32,33は、Y方向において同じ位置及び同じ長さに設けられており、両方とも後方を向いている。また、図2及び図3に示すように、これらのラックギア32,33は、上述した第1の保持部材21のラックギア23,24とY方向において同じ長さに設けられている。図4に示すように、第2の右側ラックギア33からやや左側にずれた位置において、ケース体2に固定された第2のロッド34が第2の保持部材30をY方向に貫通している。すなわち、第2の保持部材30は、第2のロッド34に沿ってY方向に一定の範囲にわたって移動できるようになっている。
本実施形態の例では、上述の1対の保持部材21,30は、連通開口22,31が最大開口状態(図2及び図3参照)となる位置(最大開口位置)から、連通開口22,31の面積が略ゼロとなる時点の位置(ゼロ開口位置)(図示せず)までY方向に移動できるようになっている。
図3に示すように、第2の保持部材30には、第2の右側ラックギア33の直上に位置するように第3の右側ラックギア35が設けられている。この第3の右側ラックギア35は、第2の右側ラックギア33と反対側、すなわち、前方を向いている。この第3の右側ラックギア35にはモータギア36が噛合している。一方、ケース体2(図1参照)には、上記制御部に接続された第2のモータ37が固定されている。この第2のモータ37は、ケース体2に回転可能に支持されたモータ軸37Aを有しており、図3に示すように、上記モータギア36は、トルクリミッタ38とともにこのモータ軸37Aに取り付けられている。本実施形態において、上記駆動機構39は、第2のモータ37と、トルクリミッタ38と、モータギア36と、第3の右側ラックギア35とを含むように構成される。
図2及び図4に示すように、第1の左側ラックギア23と第2の左側ラックギア32との間にはピニオンギア26が配置されており、このピニオンギア26はラックギア23,32の双方に噛合している。一方、図3及び図4に示すように、第1の右側ラックギア24と第2の右側ラックギア33との間にはピニオンギア27が配置されており、このピニオンギア27はラックギア24,33の双方に噛合している。したがって、駆動機構39が駆動すると、モータギア36と第3の右側ラックギア35とが噛合していることにより、第2の保持部材30が上方又は下方に移動する。また、ピニオンギア26と左側ラックギア23,32とが噛合し、かつ、ピニオンギア27と右側ラックギア24,33とが噛合していることにより、第1の保持部材21が、第2の保持部材30の移動方向と反対方向に、第2の保持部材30の移動距離と同じ距離だけ移動する。例えば、第2の保持部材30が上方に移動した場合には、第1の保持部材21は第2の保持部材30と同じ距離だけ下方に移動する。
図2から図4に示すように、クランプ部20と撮像機構5との間には、ホールド機構4のストッパ部40が配置されている。さらに言えば、ストッパ部40は、X方向において撮像機構5の撮影位置と同じ位置に配置されている。
図4に示すように、ストッパ部40は、中心側部分41Cを有する略扇形の当接板41(当接部)と、上記中心側部分41Cを前方から覆う略扇形の回動規制部材42と、当接板41の外周縁41Dがスライド可能に係合する外周側係合部43と、当接板41及び回動規制部材42の中心近傍をX方向に貫通して当接板41を回動可能に軸支する回動軸44とを有している。回動規制部材42と、外周側係合部43と、回動軸44とは、ケース体2(図1参照)に固定されている。当接板41の中心側部分41Cは、図4の状態において中心から上方に延びる第1の縁部41Eと、中心から左側に延びる第2の縁部41Fとを含んでいる。
図4に示すように、回動規制部材42は、その厚み方向(X方向)に切り欠かれている。すなわち、回動規制部材42には、上方に延びる垂直壁42Bと、左斜め下方に延びる傾斜壁42Cとによって規定される切欠き空間42Aが形成されている。当接板41は、その中心側部分41Cが切欠き空間42A内に位置するように回動軸44に取り付けられている。このような構成により、当接板41の回動範囲が規制されている。すなわち、中心側部分41Cの第1の縁部41Eが垂直壁42Bに当接することにより当接板41の右回りの回動が規制され、中心側部分41Cの第2の縁部41Fが傾斜壁42Cに当接することにより当接板41の左回りの回動が規制される。
以下、第1の縁部41Eが垂直壁42Bに当接して当接板41の右回りの回動が規制された状態を「右回動規制状態」と言い、第2の縁部41Fが傾斜壁42Cに当接して当接板41の左回りの回動が規制された状態を「左回動規制状態」と言うことがある。図2、図3、及び図4は、上記右回動規制状態を示している。また、図2及び図3は、上述したように、クランプ部20の上記最大開口状態を示している。すなわち、図2及び図3は、クランプ部20が最大開口状態にあり、かつ、ストッパ部40が右回動規制状態にある場合を示しており、この場合、上記連通開口22,31の前方側の大部分が当接板41によって覆われた状態になる。
図4に示すように、当接板41の外周縁41Dの上端部近傍は径方向内側に大きく切り欠かれており、これにより、当接板41の上端部に切欠き空間41Bが形成されている。また、当接板41の外周縁41Dの略下半分は径方向内側にわずかに切り欠かれており、その切欠き部分の周方向に沿ってラックギア41Aが設けられている。このラックギア41Aにはピニオンギア47が噛合している。
一方、図1に示すように、ケース体2の左下側端部には、上記制御部に接続された第3のモータ45が固定されている。この第3のモータ45は、ケース体2に回転可能に支持されたモータ軸46を有しており、図4に示すように、上記ピニオンギア47は、トルクリミッタ48とともにこのモータ軸46に取り付けられている。すなわち、ストッパ部40は、第3のモータ45と、ピニオンギア47と、ラックギア41Aと、トルクリミッタ48とを含む駆動機構49を有している。そして、この駆動機構49の第3のモータ45が駆動することにより、互いに噛合するピニオンギア47とラックギア41Aとが相互作用し、その結果、当接板41が、外周側係合部43の内周縁43Aに沿って回動軸44周りに回動する。
図4に示すように、ホールド機構4のストッパ部40の前方には、撮像機構5が配置されている。この撮像機構5は、X方向からみて正方形の扁平直方体に形成された照明部6と、照明部6の前方に配置されたレンズ部7と、レンズ部7の前方に配置された撮像部8とを含んでいる。
図4に示すように、撮像機構5の照明部6は、枠体51と、枠体51の後方側端部に固定されたガラス板52とを有している。このガラス板52は、中心52Aを有する正方形に形成されており、図2及び図3に示すように、ストッパ部40に近接して配置される。枠体51の内側には、図示は省略するが、上記制御部に接続された複数の光源(例えば、LED)が円環状に配設されている。より具体的には、これら複数の光源は、ガラス板52の中心52Aを通ってX方向に延びる直線L(図4参照)とストッパ部40とが交わる位置においてそれぞれの光軸が交差するように配設されている。本実施形態では、この位置(光軸が交差する位置)が撮像機構5の撮影位置として定められる。
なお、図3に示すように、上記直線Lは、連通開口22,31の中心を通っており、以下、この直線Lを「撮影位置線L」と言うこととする。
図1から図4に示すように、撮像機構5のレンズ部7は、1枚以上のレンズ7Aと、レンズ7Aを内部に収容して保持する円筒状のレンズホルダ7Bとを含んでいる。図4に示すように、レンズ部7は、レンズ7Aの光軸が撮影位置線Lと一致するように配置される。また、撮像部8には、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などからなる撮像素子が設けられており、上記制御部に接続されている。
以下、上記構成を有する撮影装置1の動作及び効果について詳細に説明する。ここで、図5から図8は撮影装置1の動作を示す図であり、図5は右側斜視図、図6から図8は撮像機構5を省略して示す正面斜視図である。
図1から図3に示すように、印鑑9の刻印面9Aを撮影するために、使用者は、まず、刻印面9Aを前方に向けた上、載置部10(プッシュ機構3)の接続部分10D上に印鑑9を載置する。これにより、印鑑9が傾斜部10A,10Bの間にホールドされ、上記撮影位置のZ方向の位置に位置決めされる。
次に、使用者は、図示しないスイッチなどによって駆動信号を撮影装置1の制御部に入力する。制御部は、この駆動信号を受けてプッシュ機構3の第1のモータ13に信号を出力する。これにより、第1のモータ13が第1の駆動時間にわたって駆動する。すなわち、駆動機構12のベルト17が第1の駆動時間にわたって回動し、キャリッジ11が前進する。その結果、図5に示すように、印鑑9がキャリッジ11に押されて接続部分10Dに沿って前進し、Z方向の位置を保ちながらホールド機構4の連通開口22,31にインサートされる。
なお、図5の時点では、ホールド機構4のクランプ部20は上記最大開口状態にあり、ホールド機構4のストッパ部40は上記右回動規制状態にある。また、この状態において、上記撮影位置線L(図4参照)は、印鑑9の直上に位置している。図6は、図5の状態を正面視した斜視図である。
印鑑9が連通開口22,31にインサートされると、図6に示すように、ホールド機構4のストッパ部40は右回動規制状態(すなわち、連通開口22,31の前方の大部分が当接板41に覆われた状態)にあるため、印鑑9の刻印面9Aが当接板41に突き当たり、印鑑9及びキャリッジ11の前進が規制される。これにより、刻印面9Aが撮影位置のX方向の位置に位置決めされる。
ところで、本実施形態では、上記第1の駆動時間は、キャリッジ11が図2の初期位置(プーリ18Bに近接する位置)から前方移動限界位置(プーリ18Aに近接する位置)まで移動するのに要する時間(すなわち、キャリッジ11がその最大可動距離を移動するのに要する時間)以上に設定されている。ここで、印鑑9はキャリッジ11の前方に位置しているため、この印鑑9は、キャリッジ11が前方限界位置に達する前、すなわち、第1の駆動時間が経過する前に確実に当接板41に突き当たる。したがって、第1の駆動時間をこのように長めに設定することで、印鑑9の長さによらず印鑑9が確実に当接板41に突き当たることとなり、確実にX方向に位置決めされる。
一方、本実施形態によれば、モータ13の駆動時間が上記第1の駆動時間に設定されているため、刻印面9Aが当接板41に突き当たった後、すなわち、キャリッジ11の移動が規制された後も、モータ13の駆動状態が継続している。そのため、駆動機構12は、移動が規制されたキャリッジ11などから負荷を受ける。しかしながら、図5に示すように、駆動機構12はトルクリミッタ14を有しているため、上記負荷が一定以上になると、このトルクリミッタ14によって、モータ13の駆動力がキャリッジ11に伝達することが遮断される。したがって、このような負荷が過度に大きくなってしまうことが抑制され、駆動機構12やキャリッジ11などが破損してしまうことが防止される。
次に、第1の駆動時間経過後、制御部は、クランプ部20の第2のモータ37に信号を出力して第2のモータ37(駆動機構39)を第2の駆動時間にわたって駆動させる。これにより、図6に示すように、駆動機構39のモータギア36とラックギア35とが相互して第2の保持部材30が上昇する。また、ピニオンギア27とラックギア24,33とが相互作用するとともに(図3参照)、ピニオンギア26とラックギア23,32とが相互作用することにより(図2参照)、図6に示すように、第1の保持部材21が第2の保持部材30に同期して下降する。その結果、ホールド機構4の連通開口22,31が次第に狭くなるとともに、上昇する第2の保持部材30によって印鑑9が直上に持ち上げられる。最終的に、図7に示すように、狭まった連通開口22,31の間で印鑑9が挟持される。そして、挟持された印鑑9が保持部材21,30の間に介在することにより、保持部材21,30のこれ以上の移動が規制される。
本実施形態において、クランプ部20は、印鑑9を挟持した際に印鑑9が撮影位置線L上に位置するように構成されている。したがって、図7の状態は、印鑑9の刻印面9Aが撮影位置にセットされた状態、すなわち、X方向、Y方向、及びZ方向において印鑑9の位置決めが完了した状態であり、以下、この状態を「位置決め完了状態」と言うことがある。
なお、他の実施形態では、位置決め完了状態にするために、第1の保持部材が上方に、第2の保持部材が下方に、それぞれ移動するように構成してもよい。
ところで、本実施形態では、上記第2の駆動時間は、保持部材21,30が上記最大開口位置から上記ゼロ開口位置になるまでに要する時間(すなわち、保持部材21,30がこれらの最大可動距離を移動するのに要する時間)以上に設定されている。ここで、印鑑9が保持部材21,30の間(すなわち、連通開口22,31の内部)にインサートされているため、保持部材21,30は、これらの可動限界位置、すなわち、ゼロ開口位置に達する前に印鑑9を挟持する。すなわち、本実施形態によれば、印鑑9がどのような太さ(細さ)であっても、印鑑9が確実に保持部材21,30によって挟持されるとともにY方向に位置決めされる。
一方、本実施形態によれば、モータ37の駆動時間が上記第2の駆動時間に設定されているため、印鑑9が保持部材21,30によって挟持された後、すなわち、保持部材21,30の移動が規制された後も、モータ37の駆動状態が継続している。そのため、駆動機構39は、移動が規制された保持部材21,30などから負荷を受ける。しかしながら、図7に示すように、駆動機構39はトルクリミッタ38を有しているため、上記負荷が一定以上になると、このトルクリミッタ38によって、モータ37の駆動力が保持部材21,30に伝達することが遮断される。したがって、このような負荷が過度に大きくなってしまうことが抑制され、駆動機構39や保持部材21,30などが破損してしまうことが防止される。
次に、第2の駆動時間経過後、制御部は、ストッパ部40の第3のモータ45に信号を出力して第3のモータ45(駆動機構49)を第3の駆動時間にわたって駆動させる。これにより、図7に示すように、駆動機構49のピニオンギア47とラックギア41Aとが相互作用し、当接板41が回動軸44を中心として左回りに回動する。その結果、図8に示すように、当接板41の第2の縁部41F(図4参照)が回動規制部材42の傾斜壁42C(図4参照)に当接して上述の左回動規制状態となり、これにより当接板41の切欠き空間41Bが左回りに移動して、この切欠き空間41Bから刻印面9Aが撮像機構5に向かって露出される。
ところで、本実施形態では、上記第3の駆動時間は、当接板41が右回動規制状態から左回動規制状態になるまでに要する時間(すなわち、当接板41がその最大可動距離を移動するのに要する時間)以上に設定されている。したがって、本実施形態によれば、回動規制部材42が確実に左回動規制状態になり、刻印面9Aが当接板41から露出される。
一方、本実施形態によれば、モータ45の駆動時間が上記第3の駆動時間に設定されているため、当接板41が左回動規制状態となった後も、モータ45の駆動状態が継続している。そのため、駆動機構49は、移動が規制された当接板41から負荷を受けてしまう。しかしながら、図4に示すように、駆動機構49はトルクリミッタ48を有しているため、上記負荷が一定以上になると、このトルクリミッタ48によって、モータ45の駆動力が当接板41に伝達することが遮断される。したがって、このような負荷が過度に大きくなってしまうことが抑制され、駆動機構49や当接板41などが破損してしまうことが防止される。
次に、第3の駆動時間経過後、制御部は、照明部6の光源を発光させる。上述のように、印鑑9は位置決め完了状態にあり、刻印面9Aが撮像機構5に向かって露出されている。したがって、照明部6の照明光が刻印面9Aに向かって照射されることにより、刻印面9Aの凹凸形状が顕現する(図8参照)。そして、このような刻印面9Aが、レンズ部7のレンズ7A及び撮像部8の撮像素子を介して撮像される。制御部は、撮像機構5にこの撮像動作を第4の駆動時間にわたって実行させ、これにより、刻印面9Aの正確な画像が取得される。
第4の駆動時間経過後、制御部は、ストッパ部40の第3のモータ45(駆動機構49)を第5の駆動時間にわたって再動作させる。この第5の駆動時間は、当接板41が左回動規制状態(図8参照)から右回動規制状態(図7参照)になるまでに要する時間(すなわち、当接板41がその最大可動距離を移動するのに要する時間)以上に設定されている。したがって、当接板41が確実に右回動規制状態に復帰するとともに(図7参照)、駆動機構49などの負荷が過度に大きくなってしまうことがトルクリミッタ48によって防止される。
第5の駆動時間経過後、制御部は、クランプ部20の第2のモータ37(駆動機構39)を第6の駆動時間にわたって再動作させる。この第6の駆動時間は、保持部材21,30がゼロ開口位置から最大開口位置まで移動するのに要する時間(すなわち、保持部材21,30がこれらの最大可動距離を移動するのに要する時間)以上に設定されている。したがって、保持部材21,30が確実に最大開口状態に復帰するとともに(図6参照)、駆動機構39などの負荷が過度に大きくなってしまうことがトルクリミッタ38によって防止される。
第6の駆動時間経過後、制御部は、プッシュ機構3の第1のモータ13(駆動機構12)を第7の駆動時間にわたって再動作させる。この第7の駆動時間は、キャリッジ11が前方移動限界位置(図5参照)から初期位置(図2参照)まで移動するのに要する時間(すなわち、キャリッジ11がその最大可動距離を移動するのに要する時間)以上に設定されている。したがって、キャリッジ11が確実に初期位置に復帰するとともに、駆動機構12などの負荷が過度に大きくなってしまうことがトルクリミッタ14によって防止される。
最後に(第7の駆動時間経過後)、使用者は、載置部10から印鑑9を取り外す。ところで、上述したように、載置部10の傾斜部10A,10Bには、溝10Cが印鑑9の長手方向(X方向)に垂直に形成されているため、使用者は、この溝10Cに指を入れることで印鑑9を容易に取り外すことができる。
以上のように、本実施形態における撮影装置1によれば、印鑑9を倒した状態にして載置部10にセットすることができるため、印鑑9を倒れないように支える必要がない。また、印鑑9を載置部10にセットした後は、自動で印鑑9が撮影位置に位置決めされるとともにその位置に保持され、撮像処理が実行される。したがって、本実施形態によれば、印鑑9の刻印面9Aを容易かつ正確に撮影することが可能となる。
また、本実施形態によれば、駆動機構12,39のそれぞれの駆動時間が、被駆動部材(キャリッジ11、保持部材21,30)が最大可動距離を移動するのに要する時間以上に設定されているため、印鑑9の長さ、太さ、あるいは外形によらず、確実に印鑑9が撮影位置に位置決めされて保持される。また、駆動機構49の駆動時間が、被駆動部材(当接板41)が最大可動距離を移動するのに要する時間以上に設定されているため、当接板41が回動した後に刻印面9Aが当接板41に覆われた状態のままであることが防止される(換言すれば、切欠き空間41Bから刻印面9Aが確実に露出される。)。そのため、刻印面9Aに対して確実に照明光が照射される。
また、本実施形態によれば、駆動機構のそれぞれがトルクリミッタを有するため、被駆動部材が最大可動距離を移動するのに要する時間以上の間駆動機構が駆動する場合でも、駆動機構や被駆動部材などが破損してしまうことが効果的に防止される。
なお、上述の実施形態では、撮影対象物が印鑑である例を説明したが、その他の製品や物品の端面を撮影するために本発明を適用できることは言うまでもない。
さて、これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
例えば、他の実施形態では、X方向(キャリッジの移動方向)において、撮影対象物の端面の位置をセンサで検知するように構成してもよい。すなわち、センサを介して撮影対象物をX方向に位置決めするように構成してもよい。このような構成によれば、X方向の位置決めをセンサで行うことができるため、必ずしも上記ストッパ部を設ける必要はない。また、Y方向やZ方向において、撮影対象物の端面の位置をセンサで検知するように構成してもよいことは言うまでもない。
また、他の実施形態では、撮影位置線Lの位置と上記初期状態(図2参照)における撮影対象物の位置とがY方向において同じになるように撮像機構5を配置してもよい。このような構成によれば、初期状態の段階で、撮影対象物が撮影位置のY方向の位置にセットされることになるため、撮影対象物をY方向に位置決めするようにホールド機構を構成する必要はない。より具体的には、撮影対象物を挟持しつつ撮影対象物をY方向に動かすことによってY方向において撮影対象物を位置決めするようにクランプ部を構成する必要はない。すなわち、この場合、クランプ部は、ストッパ部に突き当たった撮影対象物を単に挟持することができればよい。さらに言えば、撮影位置線Lの位置と初期状態における撮影対象物の位置とがY方向において同じになるように撮像機構5を配置する場合には、1対の保持部材を有するクランプ部に代えて、ストッパ部に突き当たった撮影対象物をその位置(すなわち、撮影位置)に保持できるような他の機構を構成し、該他の機構とストッパ部とによってホールド機構を構成してもよい。
また、他の実施形態では、撮影対象物の端面を当接板から露出させるために当接板を直線的に移動させてもよい。
また、他の実施形態では、ストッパ部の当接板を、光を透過する部材(例えば、ガラス)から形成してもよい。このような構成によれば、撮影対象物の端面が当接板に覆われていても、照明光が当接板(ガラス板)を透過し、その照明光により端面が顕現し得る。したがって、この場合、必ずしも当接板を移動可能に構成する必要はない。
また、他の実施形態では、撮影対象物の端面を顕現させることができるのであれば、必ずしも照明部を設ける必要はない。
また、他の実施形態では、上記プッシュ機構や上記ホールド機構が手動で動作するように構成してもよい。このような構成によっても、撮影対象物を容易に撮影位置に位置決めして保持することができる。また、このような構成によれば、プッシュ機構やホールド機構に駆動機構を設ける必要がないため、撮影装置の構成を簡易化することができる。
なお、本明細書において使用した用語「下」、「上」、「上方」、「下方」、「上側」、「下側」、その他の位置関係を示す用語は、図示した実施形態との関連において使用されているのであり、装置の相対的な位置関係によって変化するものである。
1 撮影装置
2 ケース体
3 プッシュ機構
3A カバー体
4 ホールド機構
5 撮像機構
6 照明部
7 レンズ部
7A レンズ
7B レンズホルダ
8 撮像部
9 印鑑(撮影対象物)
9A 刻印面(端面)
10 載置部
10A 第1の傾斜部
10B 第2の傾斜部
10C 溝
10D 接続部分
11 キャリッジ
12 駆動機構(第1の駆動機構)
13 第1のモータ
13A モータ軸
14 トルクリミッタ(第1のトルクリミッタ)
15 モータギア
16 従動歯車
17 ベルト
18A,18B プーリ
19A,19B 軸
20 クランプ部
21 第1の保持部材
22,31 開口
23 第1の左側ラックギア
24 第1の右側ラックギア
25 第1のロッド
26,27 ピニオンギア
30 第2の保持部材
32 第2の左側ラックギア
33 第2の右側ラックギア
34 第2のロッド
35 第3の右側ラックギア
36 モータギア
37 第2のモータ
37A モータ軸
38 トルクリミッタ(第3のトルクリミッタ)
39 駆動機構(第3の駆動機構)
40 ストッパ部
41 当接板(当接部)
41A ラックギア
41B 切欠き空間
41C 中心側部分
41D 外周縁
41E 第1の縁部
41F 第2の縁部
42 回動規制部材
42A 切欠き空間
42B 垂直壁
42C 傾斜壁
43 外周側係合部
43A 内周縁
44 回動軸
45 第3のモータ
46 モータ軸
47 ピニオンギア
48 トルクリミッタ(第2のトルクリミッタ)
49 駆動機構(第2の駆動機構)
51 枠体
52 ガラス板
52A ガラス板の中心

Claims (11)

  1. 撮影対象物の端面を撮影する撮影装置であって、
    前記端面を撮像する撮像機構と、
    前記端面が前記撮像機構を向くように前記撮影対象物を載置可能な載置部と、該載置部上を移動可能に構成され、前記載置部に載置された前記撮影対象物を押して前記撮像機構に向かって前進させるキャリッジとを含むプッシュ機構と、
    前記撮影対象物を少なくとも前記キャリッジの移動方向に位置決めするとともに、前記撮影対象物を前記撮像機構の撮影位置に保持するホールド機構と
    を備える、撮影装置。
  2. 前記撮像機構は、前記端面に向かって光を照射する複数の光源を含み、
    前記撮影位置は、前記複数の光源からのそれぞれの光の光軸が交わる位置である、請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記プッシュ機構は、前記キャリッジを駆動させる駆動機構をさらに含み、
    前記駆動機構は、前記キャリッジが該キャリッジの最大可動距離を移動するのに要する時間以上の間駆動する、
    請求項1又は2に記載の撮影装置。
  4. 前記駆動機構は、該駆動機構に作用する負荷に応じて前記駆動機構の駆動力が前記キャリッジに伝わることを遮断する第1のトルクリミッタを有する、請求項3に記載の撮影装置。
  5. 前記ホールド機構は、前記撮影対象物の前記端面が前記キャリッジの移動方向に当接する当接部を有するストッパ部を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の撮影装置。
  6. 前記当接部は、該当接部に当接した前記端面が前記撮像機構に対して露出されるように移動する、請求項5に記載の撮影装置。
  7. 前記ホールド機構は、前記撮影対象物を挟持するように動作する1対の保持部材を有するクランプ部を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の撮影装置。
  8. 前記1対の保持部材は、前記撮影対象物を挟持しつつ前記撮影対象物を前記キャリッジの移動方向と異なる方向に動かすことによって該異なる方向において前記撮影対象物を位置決めする、請求項7に記載の撮影装置。
  9. 前記プッシュ機構の前記載置部は、前記キャリッジの移動方向からみてV字状に形成される、請求項1から8のいずれか一項に記載の撮影装置。
  10. 前記載置部のうち前記撮影対象物を載置する面には、前記キャリッジの移動方向に対して垂直に延びる溝が形成される、請求項1から9のいずれか一項に記載の撮影装置。
  11. 前記撮影対象物は印鑑である、請求項1から10のいずれか一項に記載の撮影装置。
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