JP2019189997A - コンクリートブロック、擁壁及び砂防堰堤 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリートブロック10と木材40とを容易に一体化することで施工現場における作業性に優れるコンクリートブロック10を提供する。【解決手段】コンクリートブロック10は、矩形状の前面22を有するコンクリート製の本体20と、正面視で前面22を覆うように複数の木材40を配置する木材配置部30と、を含む。木材配置部30は、木材40を載せる載置部材34と、前面22との間で木材40を保持する複数の縦部材32と、を含む。縦部材32及び載置部材34は本体20に固定される。複数の縦部材32の間から複数の木材40が正面視で見えるように構成する。【選択図】図1
Description
本発明は、擁壁や砂防堰堤などを構築するためのコンクリートブロックと、当該コンクリートブロックを用いて構築した擁壁及び砂防堰堤に関する。
従来、河川や道路などの法面の安定のために設けられる擁壁及び砂防堰堤などを構築するためにコンクリートブロックが用いられることが有る。このようなコンクリートブロックを積層した場合、擁壁や砂防堰堤の前面にコンクリート面が露出することになり、景観に問題がある。
そこで、コンクリートブロックの前面を木材で覆うことにより自然な景観を呈する擁壁を構築できるコンクリートブロックが提案されている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1のコンクリートブロックは、木材を上下に貫通する長尺ボルトとL形金具とによって取り付けられており、施工現場での作業性に改善の余地が残されている。すなわち、特許文献1のコンクリートブロックでは、木材を積層してL形金具の高さになるように木材を選別して加工しなければならず、また木材に所定間隔で長尺ボルトを通す貫通孔を形成しなくてはならない。特に、山で伐採した間伐材の利用に際して木材の選別作業や追加の加工といった工数が増えることは施工現場での作業性を低下させる要因となる。
そこで、本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[1]本発明に係るコンクリートブロックの一態様は、
矩形状の前面を有するコンクリート製の本体と、
正面視で前記前面を覆うように複数の木材を配置する木材配置部と、
を含み、
前記木材配置部は、
前記木材を載せる載置部材と、
前記前面との間で前記木材を保持する複数の縦部材と、
を含み、
前記縦部材及び前記載置部材は前記本体に固定され、
複数の前記縦部材の間から複数の前記木材が正面視で見えるように構成することを特徴とする。
矩形状の前面を有するコンクリート製の本体と、
正面視で前記前面を覆うように複数の木材を配置する木材配置部と、
を含み、
前記木材配置部は、
前記木材を載せる載置部材と、
前記前面との間で前記木材を保持する複数の縦部材と、
を含み、
前記縦部材及び前記載置部材は前記本体に固定され、
複数の前記縦部材の間から複数の前記木材が正面視で見えるように構成することを特徴とする。
[2]前記コンクリートブロックの一態様において、
前記縦部材は、前記前面の両端付近に一対配置され、
前記縦部材は、上下に延びる前壁及び側壁を有し、
前記前壁は、前記載置部材上に積み重ねられる複数の前記木材の前方への移動を制限し
、
前記側壁は、対向する他方の前記側壁との間に配置される前記木材の側方への移動を制限することができる。
前記縦部材は、前記前面の両端付近に一対配置され、
前記縦部材は、上下に延びる前壁及び側壁を有し、
前記前壁は、前記載置部材上に積み重ねられる複数の前記木材の前方への移動を制限し
、
前記側壁は、対向する他方の前記側壁との間に配置される前記木材の側方への移動を制限することができる。
[3]前記コンクリートブロックの一態様において、
前記本体の上面から突出する上部凸部と、前記本体の下面から突出する下部凸部と、をさらに含み、
前記載置部材は、前記前面の下端と同じ高さに配置され、
前記縦部材は、前記上部凸部の上端の高さまで延在し、
前記木材配置部に複数の前記木材を配置すると正面視で前記前面及び前記上部凸部まで覆うことができる。
前記本体の上面から突出する上部凸部と、前記本体の下面から突出する下部凸部と、をさらに含み、
前記載置部材は、前記前面の下端と同じ高さに配置され、
前記縦部材は、前記上部凸部の上端の高さまで延在し、
前記木材配置部に複数の前記木材を配置すると正面視で前記前面及び前記上部凸部まで覆うことができる。
[4]本発明に係る擁壁の一態様は、
前記コンクリートブロックを複数積み重ねて配置する擁壁であって、
前記木材配置部に複数の前記木材を配置した状態で前記木材配置部が前記擁壁の前面を構成することを特徴とする。
前記コンクリートブロックを複数積み重ねて配置する擁壁であって、
前記木材配置部に複数の前記木材を配置した状態で前記木材配置部が前記擁壁の前面を構成することを特徴とする。
[5]本発明に係る砂防堰堤の一態様は、
前記コンクリートブロックを複数積み重ねて配置する砂防堰堤であって、
前記木材配置部に複数の前記木材を配置した状態で前記木材配置部が前記砂防堰堤の前面を構成することを特徴とする。
前記コンクリートブロックを複数積み重ねて配置する砂防堰堤であって、
前記木材配置部に複数の前記木材を配置した状態で前記木材配置部が前記砂防堰堤の前面を構成することを特徴とする。
本発明に係るコンクリートブロックの一態様によれば、本体と木材とを容易に一体化することができるため施工現場における作業性に優れる。本発明に係る擁壁の一態様によれば、本体と木材とを容易に一体化することができるため、擁壁の施工に際し作業性に優れる。本発明に係る砂防堰堤の一態様によれば、本体と木材とを容易に一体化することができるため、砂防堰堤の施工に際し作業性に優れる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.コンクリートブロック
図1〜図4を用いて本実施形態に係るコンクリートブロック10について詳細に説明す
る。図1は本実施形態に係るコンクリートブロック10の平面図であり、図2は本実施形態に係るコンクリートブロック10の組立方法を説明する右側面図であり、図3は本実施形態に係るコンクリートブロック10の組立方法を説明する正面図であり、図4は縦部材32及び載置部材34の斜視図である。図2では図の手前側の縦部材32を省略して示す。
図1〜図4を用いて本実施形態に係るコンクリートブロック10について詳細に説明す
る。図1は本実施形態に係るコンクリートブロック10の平面図であり、図2は本実施形態に係るコンクリートブロック10の組立方法を説明する右側面図であり、図3は本実施形態に係るコンクリートブロック10の組立方法を説明する正面図であり、図4は縦部材32及び載置部材34の斜視図である。図2では図の手前側の縦部材32を省略して示す。
図1〜図3に示すように、コンクリートブロック10は、矩形状の前面22を有するコンクリート製の本体20と、正面視で前面22を覆うように複数の木材40を配置する木材配置部30と、を含む。コンクリートブロック10の前面22が木材40で覆われることによりコンクリート壁面が露出せず自然な景観を呈することができる。
本体20は、平面視で略矩形状の上面26と、上面26に対向する下面27と、上面26と下面27とに連続する4つの側面と、を備える。本体20は、コンクリート製であり、内部に鉄骨を含んでもよい。
上面26は、平面視で角部が突出する略矩形状であり、間隔を隔てた一対の上部凸部28を有する。下面27は、上面26と同一形状であるが、破線で示した位置に一対の下部凸部29を有する。上部凸部28及び下部凸部29は、コンクリートブロック10を積み重ねた状態で上下のコンクリートブロック10の上部凸部28及び下部凸部29と係合し、コンクリートブロック10の前後の移動を制限する。
4つの側面である前面22、背面23、左側面24及び右側面25は、基本形状が同じであり、各面の正面視で高さ方向が短い矩形状である。
木材配置部30は、木材40を載せる載置部材34と、前面22との間で木材40を保持する複数の縦部材32と、を含む。縦部材32及び載置部材34は本体20に固定される。載置部材34の上に複数の木材40を積み重ねるように載せ、かつ、複数の縦部材32と前面22との間で複数の木材40を保持することにより、木材40を容易に木材配置部30に設置することができる。したがって、コンクリートブロック10と木材40とを容易に一体化することができるため施工現場における作業性に優れる。
木材配置部30は、複数の縦部材32の間から複数の木材40が正面視で見えるように構成する。コンクリートブロック10の前面22が木材40で覆われることにより自然な景観とするためである。
縦部材32は、前面22の正面視で左右の両端付近に一対配置される。一対の縦部材32を両端に配置することにより水平方向に延びる木材40を複数積み重ねて構成した広い木質の面を形成することができる。このような広い木質の面は自然な景観に寄与する。本実施形態で縦部材32は2本備えるがこれに限るものではなく、例えば間隔をあけて3本以上の縦部材32を配置してもよいし、木材40の前方及び側方への移動を制限できれば1本の縦部材32を前面22の中央付近に設けてもよい。
縦部材32は、上下に延びる前壁322及び側壁324を有する。前壁322は、載置部材34上に積み重ねられる複数の木材40の前方への移動を制限する。側壁324は、対向する他方の側壁324との間に配置される木材40の側方への移動を制限する。すなわち、図3における前面22の左右両端に配置された一対の側壁324の間で木材40が左右方向への移動を制限される。縦部材32により前方及び側方への木材40の移動を制限することでコンクリートブロック10を組み立てた状態で吊上げて施工する場合に木材40を安定して保持できる。また経年劣化により木材40が変形等した場合でも木材40を安定して長期間保持できる。
載置部材34は、縦部材32の下端に一体に形成される。縦部材32と一体であることによりコンクリートブロック10の生産性に優れる。載置部材34は縦部材32の下端から水平方向に延びる板状体であり、板状体の上面に木材40を載せることができる。載置部材34は木材40を両端で支持するため縦部材32と同様に一対存在する。載置部材34は、その上に複数の木材40を積み重ねて載せることができる。載置部材34の形状は木材40を水平に支持することができれば本実施形態の形態に限られず、例えば本体20から前方に突出する板状体や、同様に突出する複数の棒状体であってもよい。
縦部材32及び載置部材34は金属製例えば鉄製である。
縦部材32は、本体20に一端が固定された固定部材326の他端に固定される。固定部材326は、一端が本体20の内部まで延びる金属板であり、図示しない型枠内における本体20のコンクリートの打設時に一体に成型される。固定部材326は、前面22の左右の両端から斜め前方に突出して形成される。固定部材326は、前面22の高さ方向の中段付近にあり、例えば複数のボルトや溶接によって側壁324と固定される。
前壁322は、前壁322と同じ高さと幅を有する化粧木材42が固定される。前壁322の幅が狭く化粧木材42を設けなくても自然な景観への影響が小さければ化粧木材42を設けなくてもよい。
図4に示すように、前壁322と側壁324とは横方向の端部で結合してL型アングル状の形態を有し、前壁322と側壁324の下端に載置部材34が結合して一体化している。前壁322と側壁324と載置部材34とは溶接により例えば一体化することができる。
前壁322の幅は、木材40の長さにばらつきがあっても木材40の前方への移動を制限できるように、例えば100mm〜200mmの幅が望ましい。
前壁322と前面22との間隔は、一般的な間伐材が入る程度であればよく、例えば100mm〜200mmであることができる。
側壁324の幅は、木材40の太さにばらつきがあっても木材配置部30に配置した木材40の移動を制限できる幅を有している。側壁の幅は例えば100mm〜200mmである。
前壁322から前面22方向への載置部材34の長さは、載置部材34上に載置した木材40の太さにばらつきがあっても木材40が落下しない長さを有している。載置部材34の前記長さは前壁322と前面22との間の距離と同じであってもよく、例えば100mm〜300mmであることができる。
本体20は、上面26から上方へ突出する上部凸部28と、下面27から下方へ突出する下部凸部29とを含む。載置部材34は、前面22の下端220と同じ高さに配置され、縦部材32は、上部凸部28の上端280の高さまで延在する。木材配置部30に複数の木材40(図1〜図3では5本の木材40)を配置すると正面視で前面22及び上部凸部28まで覆うことができる。したがって、後述するような擁壁や砂防堰堤などがコンクリートブロック10を積み重ねることにより構築された場合に、木材40がコンクリートの壁面をほとんど覆うことができる。
図2〜図4を用いてコンクリートブロック10の組立方法について説明する。図2及び
図3の上方の図では本体20と木材40とが一体化する前の状態を示し、下方の図では本体20と木材40とが一体化した状態を示している。
図3の上方の図では本体20と木材40とが一体化する前の状態を示し、下方の図では本体20と木材40とが一体化した状態を示している。
図示しない型枠から取り出したコンクリート製の本体20には前面22の両端から突出した一対の固定部材326がある。図4に示すように固定部材326の先端に縦部材32及び載置部材34が複数のボルトで固定される。
次に、図4に示すように前壁322には丸太を縦に2分した化粧木材42が固定ボルト420で固定される。
次に、図2及び図3に示すように木材配置部30に木材40を上から縦部材32で案内しながら載置部材34の上に載せる。一対の載置部材34の上に水平に置かれた木材40の上に複数例えば4本の木材40を積み重ねるように水平に載せる。
一番上の木材40は側壁324に例えばボルトで固定される。図4に示すように側壁324には貫通孔である固定孔325が形成され、図示しないボルトを側壁324の外側から木材40の両端にねじ込んで固定してもよい。
木材配置部30に配置された木材40は、縦部材32に案内されて載置部材34の上に重ねていくことで容易に本体20と一体化することができ、施工現場における作業性に優れる。また、木材40が載置部材34上で縦部材32及び前面22との間に挿入されるだけであるので、木材40が経年劣化により変形・腐朽したとしても木材40が落下しにくい。さらに、木材40を入れ替えることも可能である。
なお、本体20は、平面視で略正方形であるが、これに限らず公知のコンクリートブロックの形態を採用してもよい。また、本体20の前面22だけでなく、背面23にも同様の木材配置部30を設けてもよい。
2.擁壁
図5及び図6を用いて擁壁80について説明する。図5は本実施形態に係る擁壁80の正面図であり、図6は本実施形態に係る擁壁80の側面図である。
図5及び図6を用いて擁壁80について説明する。図5は本実施形態に係る擁壁80の正面図であり、図6は本実施形態に係る擁壁80の側面図である。
図5及び図6に示すように擁壁80は、コンクリートブロック10を複数積み重ねて配置する。本実施形態における擁壁80は、コンクリートブロック10を4段積み重ねて構築する例について説明する。
擁壁80は、例えばコンクリートブロック10を正面視で上段の中心が下段の継ぎ目の真上に来るような千鳥組みで積み重ねて構築される。擁壁80は、上段のコンクリートブロック10が下段のコンクリートブロック10よりも後退するように積み重ねられて構築される。そのため、図8に用いたコンクリートブロック10の上部凸部28は、図1〜図3におけるコンクリートブロック10の上部凸部28よりも背面23側に形成されている。擁壁80が垂直な壁面であれば、コンクリートブロック10は後方にずらして配置せず、図1〜図3に示したコンクリートブロック10を垂直に積み重ねて構成してもよい。
擁壁80は、木材配置部30に複数の木材40を配置した状態で木材配置部30が擁壁80の前面82を構成する。擁壁80によれば、コンクリートブロック10について説明した通り本体20と木材40とを容易に一体化することができるため、擁壁80の施工に際し作業性に優れる。擁壁80の前面82を木材配置部30の木材40で構成することができるため、コンクリート壁面が前面82に見えず自然な景観を呈する擁壁80を構築できる。
コンクリートブロック10の背面23側には裏込め材84及び地山86がある。コンクリートブロック10の下端には現場打ちコンクリートによる基礎を設けてもよいし、地盤が良ければコンクリート基礎を設けなくてもよい。
擁壁80は全てをコンクリートブロック10で構成したが、擁壁80の一部にコンクリートブロック10を採用してもよい。
3.砂防堰堤
図7〜図9を用いて砂防堰堤90,91について説明する。図7は本実施形態に係る砂防堰堤90の正面図であり、図8は本実施形態に係る砂防堰堤90の側面図であり、図9は変形例に係る砂防堰堤91の側面図である。
図7〜図9を用いて砂防堰堤90,91について説明する。図7は本実施形態に係る砂防堰堤90の正面図であり、図8は本実施形態に係る砂防堰堤90の側面図であり、図9は変形例に係る砂防堰堤91の側面図である。
図7及び図8に示すように、砂防堰堤90は、コンクリートブロック10を複数積み重ねて配置する。砂防堰堤90は、例えば、コンクリートブロック10を4段〜7段積み重ねて構築される。
砂防堰堤90は、図7のように正面視で千鳥組みにて積み重ねられ、図8のように他のコンクリートブロック12の前方にコンクリートブロック10が配置される。
図8に示すように、砂防堰堤90は、木材配置部30に複数の木材40を配置した状態で木材配置部30が砂防堰堤90の前面92を構成する。砂防堰堤90によれば、コンクリートブロック10について説明した通り本体20と木材40とを容易に一体化することができるため、砂防堰堤90の施工に際し作業性に優れる。砂防堰堤90の前面92を木材配置部30の木材40で構成することができるため、コンクリート壁面が砂防堰堤90の前面92に見えず自然な景観を呈する砂防堰堤90を構築できる。コンクリートブロック10の後方に配置する他のコンクリートブロック12には木材配置部30がない。
砂防堰堤90は砂防堰堤前面92の全てをコンクリートブロック10で構成したが、砂防堰堤前面92の一部にコンクリートブロック10を採用してもよい。
図9に示すように、変形例に係る砂防堰堤91は、既設砂防堰堤94の前方にコンクリートブロック10を積み重ねて構築される。砂防堰堤91の砂防堰堤前面92は、木材配置部30に複数の木材40を配置した状態でコンクリートブロック10によって構成される。砂防堰堤91は、既設砂防堰堤94の補強と景観への配慮を可能とする。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法、及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10…コンクリートブロック、12…他のコンクリートブロック、20…本体、22…前面、220…下端、23…背面、24…左側面、25…右側面、26…上面、27…下面、28…上部凸部、280…上端、29…下部凸部、30…木材配置部、32…縦部材、322…前壁、324…側壁、325…固定孔、326…固定部材、34…載置部材、40…木材、42…化粧木材、420…固定ボルト、80…擁壁、82…擁壁の前面、8
4…裏込め材、86…地山、90…砂防堰堤、91…砂防堰堤、92…砂防堰堤の前面、94…既設砂防堰堤
4…裏込め材、86…地山、90…砂防堰堤、91…砂防堰堤、92…砂防堰堤の前面、94…既設砂防堰堤
Claims (5)
- 矩形状の前面を有するコンクリート製の本体と、
正面視で前記前面を覆うように複数の木材を配置する木材配置部と、
を含み、
前記木材配置部は、
前記木材を載せる載置部材と、
前記前面との間で前記木材を保持する複数の縦部材と、
を含み、
前記縦部材及び前記載置部材は前記本体に固定され、
複数の前記縦部材の間から複数の前記木材が正面視で見えるように構成することを特徴とする、コンクリートブロック。 - 請求項1において、
前記縦部材は、前記前面の両端付近に一対配置され、
前記縦部材は、上下に延びる前壁及び側壁を有し、
前記前壁は、前記載置部材上に積み重ねられる複数の前記木材の前方への移動を制限し、
前記側壁は、対向する他方の前記側壁との間に配置される前記木材の側方への移動を制限することを特徴とする、コンクリートブロック。 - 請求項1または2において、
前記本体の上面から突出する上部凸部と、前記本体の下面から突出する下部凸部と、をさらに含み、
前記載置部材は、前記前面の下端と同じ高さに配置され、
前記縦部材は、前記上部凸部の上端の高さまで延在し、
前記木材配置部に複数の前記木材を配置すると正面視で前記前面及び前記上部凸部まで覆うことを特徴とする、コンクリートブロック。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の前記コンクリートブロックを複数積み重ねて配置する擁壁であって、
前記木材配置部に複数の前記木材を配置した状態で前記木材配置部が前記擁壁の前面を構成することを特徴とする、擁壁。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の前記コンクリートブロックを複数積み重ねて配置する砂防堰堤であって、
前記木材配置部に複数の前記木材を配置した状態で前記木材配置部が前記砂防堰堤の前面を構成することを特徴とする、砂防堰堤。
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