JP2019189251A - 積層トレー分離機のトレー補給装置と方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このような補給装置においては、盛付量に応じてトレーサイズが変更される都度横送装置の調整を要した。
このトレーを使用して、積層トレーの一定とされた一辺側を補給装置の受板に向けて収納させれば、トレーサイズが変わっても横送装置の調整を要しないが、分離されてからのトレーの姿勢を、盛付材の姿勢に合わせなければならない。
横送りされた積層トレーを受けて、積層トレーを積層方向に平行な軸を中心として90度回動させて案内樋内に補給する移送具が設けられたことを特徴とする積層トレー分離機のトレー補給装置とされる。
更に、補給用の積層トレーを、短辺側を受棚に向けて載置し、案内樋内に所望する姿勢で補給できるように移送具を切替えることを特徴とする請求項2に記載のトレー補給装置を使用した積層トレー分離機のトレー補給方法とされる。
更に、請求項4に記載のトレー補給方法において、トレーFにおける幅Dより長さEが短いトレーFを使用する際には、補給用の積層トレーFmの長さE側を受棚に向けて載置し、移送具を退去させて積層トレーFを載置姿勢のまま案内樋内に補給させることを特徴とする請求項2に記載のトレー補給装置を使用した積層トレー分離機のトレー補給方法とされる。
又、移送具の切り替えで所望する案内樋への補給姿勢が得られるので、トレーの短辺側を受棚に向けて載置することが可能となり一度に受棚に載置できる積層トレーの載置容量を増加させることができる。
案内樋3は、積層トレー2を自重により傾斜方向に沿って滑落可能に収容し、崩れないように保持するために積層トレー2を規制するガイドが適宜設けられる。
尚、本実施例においては積層トレーを自重で滑落可能にしているが、適宜重錘などを使用した強制送り手段を装備したものであってもよい。
本発明における分離手段は、吸盤4と吸盤4を支持する支持部材5とからなる吸着具を、吸盤4が最下端トレー1の下面に吸着した状態で、移動させることにより積層トレー2を一個ずつ分離する構成としている。
本実施例における搬送手段は、分離されたトレー1を上面で受けて搬送するチェンコンベヤCであって、チェンコンベヤCは機台に軸支されたいずれかが駆動されるプーリー6,6間に掛け回され、所定の間隔でチェンコンベヤCに取着された係止片7,7がトレー1の後壁に接当して盛付材が供給される盛付位置に向けて搬送する。
案内樋3の横側には、同じ傾きの受棚10が延設される。受棚10は、積層トレー2を複数並べて載置可能な広さを有し、下端部には積層トレーの底部を受けて横方向に案内する案内柵11が延設される。又、受棚10には、上下方向の中間部付近と案内柵11寄りに積層トレー2の側部に接して案内樋3に向けて横送りするラグ12,12が横方向に移動可能に設けられる。
このラグ12、12の間隔は、積層トレーの一定とされた寸法側を受棚10に向けて載置する場合には調節の必要はないが、寸法の異なる積層トレーの一辺を受棚10に向けて載置する場合には、積層トレー2の寸法に合わせて適宜手段で間隔を調整可能とする(図示省略)。
また、ラグ12は積層トレーを横送りして戻る時には退去するように起伏自在に移動棒に支持され、機体に横向きに取り付けられたエアーシリンダーによって所定区間を往復移動されて積層トレー2を横送りする構成とされる。
本例における移送具13は、受棚10に沿って横送りされた積層トレー2の受棚10側であって、案内樋3側の隅角部付近に積層方向に平行して立設された支持軸14に貫装されたボス部に取り付けられ、積層トレー2の受棚10側面と案内樋3側面に接して積層トレー2を保持する、積層方向に延長された平面視においてカギ形に配設された2本の棒材からなる保持部材15、15aであり、この保持部材15、15aは、適宜手段で支持軸14を中心にして横送りされた積層トレー2を受けて横送り方向に向けて90度回動され積層トレー2を案内樋3内に補給する。
この際、積層トレー2の受棚10側面の保持部材15は、90度回動して積層トレー2を案内樋3内に補給した後、そのままの状態でとどまり分離手段に向けて順次落下する積層トレー2のガイドとして機能し、積層トレー2が所定の残量以下になれば受取姿勢に復帰する。
本補給装置において、移送具13の保持部材15aで積層トレー2を受けさせ、支持軸14を中心として90度回動させて移送樋3内に補給させる状態とし、一辺Dが供給手段から供給される盛付材の一定の幅Daに適合する一定の寸法であって、他辺Eがトレー1への盛付量に応じて設定された寸法Eである方形のトレーFを使用し、このトレーFが積層された補給用の積層トレーFmを、一辺D側を補給装置の受棚10に向けて載置し、移送具13によって姿勢変更させて案内樋3内に補給させれば、トレー分離手段によって分離されたトレーFは、チェンコンベヤCによって盛付位置に送られた際、トレーFの一辺Dが盛付材であるスライス肉が1パック分量ごとに仕切られベルトコンベヤ9で送り出される幅Da側と対向させられるのでスムーズに盛り付けることができる。
この場合、1個のトレーFへの盛付量を増すためにトレーFの一辺Eが長くなっても受棚10へ載置される積層トレーFmは、一定寸法の一辺D側を受棚10に向けさせるので、横送手段への影響はなく、調整を要しない。
又、チェンコンベヤCにより搬送されるトレーFは、一定寸法の一辺D側がトレーFの搬送方向に沿うので、トレーFの後壁に接当してトレーFを搬送する係止片7、7の間隔は一定でよい。
この場合には、短辺Eの寸法に対応して横送手段の調整を要するが、短辺E側を受棚10に向けて載置させることで補給用の積層トレーの載置容量を増すことができる。
2 積層トレー
3 案内樋
10 受棚
13 移送具
14 支持軸
Claims (5)
- 積層トレーを収容して最下端トレーから分離する分離手段へ案内する案内樋と、案内樋の横側に沿って延設された複数の補給用の積層トレーが載置可能な受棚と、案内樋に収容された積層トレーの残量が所定量以下になれば、補給用の積層トレーを案内樋に向けて順次、横送りする横送手段が設けられた積層トレー分離機のトレー補給装置において、
横送りされた積層トレーを受けて、積層トレーを積層方向に平行な軸を中心として90度回動させて案内樋内に補給する移送具が設けられたことを特徴とする積層トレー分離機のトレー補給装置。 - 移送具が横送手段による積層トレーの横送りを妨げないように出退自在とされ、該移送具を退去させて、積層トレーを載置姿勢のまま案内樋内に補給されるよう、切替自在とされたことを特徴とする請求項1に記載の積層トレー分離機のトレー補給装置。
- 補給用の積層トレーを、短辺側を受棚に向けて載置し、案内樋内に所望する姿勢で補給できるように移送具を切替えることを特徴とする請求項2に記載のトレー補給装置を使用した積層トレー分離機のトレー補給方法。
- 分離手段によって分離されたトレーを受けて案内樋における積層トレーの積層方向に沿って盛付位置へ搬送する搬送手段と、盛付位置で待機するトレーに盛付材を供給する供給手段が設けられ、
盛付材は、一定の幅Daと1個のトレーへの盛付量に応じて設定される長さEaとで方形に整形されて幅Da側がトレーの搬送方向に沿うように供給され、
トレーは、幅Dが盛付材の幅Daに、長さEが長さEaに適合する幅D及び長さEである方形のトレーFを使用するとともに、
請求項1に記載のトレー補給装置を使用して、トレーFが積層された補給用の積層トレーFmを、幅D側を受棚に向けて載置し、移送具によって幅D側を盛付材の幅Daに対向する姿勢に変更して案内樋内に補給させることを特徴とする積層トレー分離機のトレー補給方法。 - 請求項4に記載のトレー補給方法において、トレーFにおける幅Dより長さEが短いトレーFを使用する際には、補給用の積層トレーFmの長さE側を受棚に向けて載置し、移送具を退去させて積層トレーFを載置姿勢のまま案内樋内に補給させることを特徴とする請求項2に記載のトレー補給装置を使用した積層トレー分離機のトレー補給方法。
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