JP2019188935A - 軌道状態測定装置 - Google Patents

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【課題】き裂開口部の形状を定量的に測定することが可能な軌道状態測定装置を提供する。【解決手段】レールRの頭頂面R2の状態を測定する軌道状態測定装置1である。そして、レールの頭頂部R1に装着されて頭頂面と対峙する長方形の枠が形成される枠本体部2と、枠本体部にレールの延伸方向(Y方向)に移動可能に取り付けられるとともに、Y方向の移動量の測定手段(31)を有する横断支持部3と、横断支持部に沿って移動可能に取り付けられるとともに、Y方向と直交する幅方向(X方向)の移動量の測定手段(41)を有するスライダ部4と、スライダ部に取り付けられて先端が頭頂面に向けて突出されるプローブ部6と、プローブ部によって特定された頭頂面の座標データを取得する座標取得部とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、レールの頭頂面の状態を測定する軌道状態測定装置に関するものである。
レールの車輪との接触部である頭頂部は、車輪からの荷重、摩擦等の影響によって金属疲労を受ける。そして、この金属疲労が進行すると、きしみ割れと呼ばれるき裂を生じることが知られている。主に曲線区間の外軌レールのゲージコーナー部において、列車の進行方向に対してある角度をもって狭間隔に並んだきしみ割れと呼ばれるき裂が生じることが知られている。
また、レールには、車輪との転がり接触によってその頭部表層にシェリングと呼ばれるき裂を生じることが知られている。このシェリングは、主に直線区間で連続あるいは単発的にレール頭頂面に観察される。
一方、特許文献1には、レールにレーザ光の照射部を固定するとともに、同じレール上で受光部を備えた走行部を移動させることによって、レールの上下及び左右方向の変位を測定する軌道変位測定装置が開示されている。
特開2017−53773号公報
しかしながら特許文献1に開示された軌道変位測定装置は、きしみ割れやシェリングなどのき裂開口部の形状を測定できるものではない。きしみ割れ等の発生状況を定量的に把握するためには、き裂開口部の形状を正確に測定する必要がある。
そこで、本発明は、き裂開口部の形状を定量的に測定することが可能な軌道状態測定装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の軌道状態測定装置は、レールの頭頂面の状態を測定する軌道状態測定装置であって、前記レールの頭頂部に装着されて前記頭頂面と対峙する長方形の枠が形成される枠本体部と、前記枠本体部に前記レールの延伸方向に移動可能に取り付けられるとともに、前記延伸方向の移動量の測定手段を有する横断支持部と、前記横断支持部に沿って移動可能に取り付けられるとともに、前記延伸方向と直交する前記頭頂面の幅方向の移動量の測定手段を有するスライダ部と、前記スライダ部に取り付けられて先端が前記頭頂面に向けて突出されるプローブ部と、前記プローブ部によって特定された前記頭頂面の座標データを取得する座標取得部とを備えていることを特徴とする。
ここで、前記スライダ部には、前記幅方向に照射範囲が広がるスキャンレーザ部が取り付けられている構成とすることができる。また、前記座標取得部によって得られた複数の座標データから、長さ及び前記延伸方向に対する角度を演算する形状演算部を備えた構成とすることもできる。さらに、前記枠本体部の下面側には、スペーサが取り付けられている構成とすることもできる。
このように構成された本発明の軌道状態測定装置は、レールの延伸方向の移動量の測定手段を有する横断支持部と、頭頂面の幅方向の移動量の測定手段を有するスライダ部とを備えている。そして、スライダ部に取り付けられたプローブ部によって特定された頭頂面の座標データを取得する座標取得部を有している。
このため、き裂開口部の始点及び終点をプローブ部の先端で特定するなどして座標データにすることが容易にできるようになり、き裂開口部の形状を定量的に測定することが可能になる。
また、スライダ部に幅方向に照射範囲が広がるスキャンレーザ部が取り付けられていれば、横断支持部を移動させるだけで頭頂面に発生した深さ方向の凹凸形状を面状に迅速に測定することができる。
さらに、座標取得部によって得られた複数の座標データから、長さ及び延伸方向に対する角度を演算する形状演算部を備えていれば、き裂開口部などの正確な形状を容易に把握することができるようになる。また、スペーサを枠本体部の下面側に取り付けておくことで、枠本体部とレールの頭頂面との間に離隔が確保されるようになって、プローブ部による位置の特定がし易くなる。
本実施の形態の軌道状態測定装置の構成を模式的に示した説明図である。 本実施の形態の軌道状態測定装置の概略構成を示した斜視図である。 本実施の形態の軌道状態測定装置の機能的な構成を示したブロック図である。 軌道状態測定装置を使用した凹凸形状の測定時の動作を説明する図である。 軌道状態測定装置を使用した座標データの取得時の動作を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1,2は、本実施の形態の軌道状態測定装置1の外形的な構成を説明する図である。また、図3は、本実施の形態の軌道状態測定装置1の機能的な構成を説明するブロック図である。
軌道を構成するレールRの頭頂部R1は、レールRに沿って走行する車両の車輪との接触部であり、車輪からの荷重や摩擦等の影響を受けて金属疲労が生じることになる。そして、この金属疲労が進行すると、図1に模式的に示すように、きしみ割れと呼ばれるき裂開口部K,・・・が頭頂面R2に発生することがある。なお、このき裂開口部Kは、シェリングと呼ばれるき裂であってもよい。
また、図示はしていないが、頭頂面R2には、摩耗などによって深さ方向(図2のZ方向参照)の凹凸が生じる。この凹凸形状ときしみ割れなどのき裂開口部Kの発生状況の関係性が判明すれば、き裂開口部Kが発生する前に凹凸形状からその発生を予測できるようになる可能性がある。
本実施の形態の軌道状態測定装置1は、図1,2に示すようにレールRの頭頂部R1に装着して使用されるものである。詳細には、長方形の枠が形成される枠本体部2と、枠本体部2にレールRの延伸方向(Y方向)に移動可能に取り付けられる横断支持部3と、横断支持部3に沿って幅方向(X方向)に移動可能に取り付けられるスライダ部4と、スライダ部4に取り付けられるスキャンレーザ部5とを主に備えている。
また、スライダ部4には、先端61が頭頂面R2に向けて突出されるプローブ部6が取り付けられる。そして、本実施の形態の軌道状態測定装置1は、プローブ部6の先端61によって特定された頭頂面R2の座標データ(XY座標)を取得する座標取得部12(図3参照)を備えている。
枠本体部2は、レールRの頭頂面R2と対峙するように装着される。枠本体部2は、レールRの延伸方向(Y方向)に延びる一対の平行な縦枠21,21と、レールRの幅方向(X方向)に延びる一対の平行な横枠22,22とによって、長方形に形成される。この枠本体部2は、枠内に頭頂面R2の幅方向の半分以上が露出する大きさに形成される。すなわち、き裂開口部Kは、頭頂面R2の平らな部分に発生することが多く、頭頂部R1の両側縁の曲面部は測定範囲外となっていても問題はない。
この枠本体部2の縦枠21には、図2に示すように、下方に向けて突出する脚部23が取り付けられる。この脚部23は、頭頂部R1の側面に内側面が接触する位置に取り付けられる。例えば頭頂部R1の両側の4箇所に脚部23,・・・が配置されていれば、枠本体部2の幅方向(X方向)の移動が規制されて、ずれを防ぐことができる。
一方、枠本体部2の横枠22の下面側には、スペーサ24が取り付けられる。このスペーサ24の下面は、レールRの頭頂面R2に接触させる。枠本体部2と頭頂面R2との間にスペーサ24を介在させることで、枠本体部2が頭頂面R2から離隔した状態を維持することができるようになる。
横断支持部3は、図1に示すように、枠本体部2の縦枠21,21に直交するように差し渡される。横断支持部3の両側の端部32,32は、例えば縦枠21,21の下面側に設けられた図示しないガイドレールに挿し込まれて、横枠22に平行に縦枠21に沿ってスライド移動が可能な構成となっている。
そして、この横断支持部3のレールRの延伸方向(Y方向)の移動量は、測定手段となるY座標測定部31によって測定される。Y座標測定部31は、例えばロータリエンコーダと連結線311とによって構成することができる。すなわちロータリエンコーダに一端が接続された連結線311の他端を横断支持部3に連結しておくことで、横断支持部3がY方向に移動するとモータ(軸)が回転してロータリエンコーダによって回転角が検出される。この回転角を演算することで、横断支持部3の移動量、すなわちY座標を測定することができるようになる。
スライダ部4は、X方向に延びる横断支持部3に沿ってスライド移動できるように取り付けられる。このスライダ部4のX方向(幅方向)の移動量も、測定手段となるX座標測定部41によって測定される。X座標測定部41も、例えばロータリエンコーダと連結線411とによって構成することができる。すなわちロータリエンコーダに一端が接続された連結線411の他端をスライダ部4に連結しておくことで、スライダ部4がX方向に移動するとモータ(軸)が回転してロータリエンコーダによって回転角が検出される。その回転角を演算することで、スライダ部4の移動量、すなわちX座標を測定することができるようになる。
ここで、図2に示すように、スライダ部4に取り付けられる円柱状のプローブ部6は、鉛直方向に延びて水平方向に延びる横断支持部3と交差することになる。このため、横断支持部3には、X方向に延びる長穴33がプローブ部6を水平移動可能に通すために設けられる。
また、スライダ部4の横枠22に対向する側の側面には、図4に示すように、幅方向(X方向)に照射範囲5aが広がるスキャンレーザ部5が取り付けられる。スキャンレーザ部5は、レーザ光が照射された範囲のZ方向(図2参照)の凹凸変位が測定可能なレーザ式の変位計である。すなわちスキャンレーザ部5は、頭頂面R2の凹凸形状を測定するために取り付けられる。
スキャンレーザ部5の照射範囲5aは、Y方向の幅が狭小であっても、X方向の頭頂面R2の凹凸形状が測定したい範囲が入っていれば、一度のY方向の移動によって凹凸測定領域5bの全域を測定することができる。スキャンレーザ部5のレーザ光は、スキャンレーザ部5を中心にX方向の両側に広がるため、スペーサ24の高さを調節することによって照射範囲5aの広さを調節することができる。
本実施の形態の軌道状態測定装置1は、機能的には図3に示すように、凹凸測定部11と、座標取得部12と、記憶部13と、形状演算部としての開口演算部14とを備えている。凹凸測定部11は、スキャンレーザ部5による検出結果に基づいて、頭頂面R2のZ方向の凹凸形状の演算結果を出力して記憶部13に記憶させる。
一方、座標取得部12は、ロータリエンコーダの検出結果に基づいてY座標の演算結果を出力するY座標測定部31と、ロータリエンコーダの検出結果に基づいてX座標の演算結果を出力するX座標測定部41とを備えている。この座標取得部12によって測定された頭頂面R2上のXY座標のデータ(座標データ)は、記憶部13に記憶される。記憶部13は、ハードディスクドライブ等の大容量記憶媒体、及びROM、RAM等の半導体記憶媒体などによって構成することができる。
開口演算部14は、座標取得部12によって取得された例えば2点の座標から、2点間の距離と向きとを演算処理する。例えば、き裂開口部Kの始点K1と終点K2(図1参照)を2点とすると、き裂開口部Kの長さ(距離)とY方向に対する角度(向き)とを算出することができる。
ここで、始点K1の座標データを(x1,y1)、終点K2の座標データを(x2,y2)とすると、き裂開口部Kの長さLは以下の式によって算出することができる。
L= √((x2 - x1)2 + (y2 - y1)2)
また、き裂開口部KのY方向に対する角度θは、次の式で算出することができる。
θ = tan-1((y2 - y1)/ (x2 - x1))
続いて、本実施の形態の軌道状態測定装置1を使用したレールRの状態の測定方法について、図4,5を参照しながら説明する。ここでは、保線作業におけるレールRの状態の測定対象として、頭頂面R2の凹凸形状と、中きしみ割れなどのきしみ割れであるき裂開口部Kの形状とを例に説明する。
まず、図4に示すように、軌道状態測定装置1の枠本体部2を、レールRの状態測定を行う位置の頭頂部R1に装着する。枠本体部2を装着するに際しては、頭頂部R1の両側縁を4箇所の脚部23,・・・で挟むようにして設置する。そして、スペーサ24,24の下面が頭頂面R2に接触するように、枠本体部2をレールR上に載置する。
頭頂面R2の凹凸形状を測定する際には、横断支持部3を枠本体部2の一方の横枠22側に寄せる。図4では、上方の横枠22に横断支持部3を近接させた状態を示している。また、スライダ部4の位置は、横断支持部3の中央に合せる。この結果、プローブ部6の円錐状の先端61は、頭頂面R2の幅方向(X方向)の中央にセットされる。
この状態でスキャンレーザ部5のスイッチを入れ、レーザ光を照射範囲5aに照射させる。この照射範囲5aには、頭頂面R2の水平面の幅の大部分が含まれることになる。そして、横断支持部3を図4の下側の横枠22に向けてスライド移動させる。
横断支持部3を移動させたときのY座標の位置は、Y座標測定部31のロータリエンコーダで検出された回転角から算出することができる。また、スキャンレーザ部5が通過した任意のY座標におけるX方向に広がる凹凸の帯状分布は、スキャンレーザ部5の検出結果から得ることができる。すなわち、スキャンレーザ部5からレーザ光を照射させながら、一方の横枠22側から他方の横枠22側まで横断支持部3を移動させると、図4に2点鎖線で図示した長方形の凹凸測定領域5bにおける頭頂面R2の凹凸形状が測定できる。この測定された凹凸形状のデータは、記憶部13に記憶される。
一方、頭頂面R2に発生したき裂開口部Kの形状を測定する際には、枠本体部2の枠内に測定対象となるき裂開口部Kが露出するように枠本体部2をレールRの頭頂部R1に装着する。この枠本体部2の装着に際しては、予めき裂開口部Kの始点K1と終点K2に目印を付けておくこともできる。
そして、図5に示すように、横断支持部3を移動させるとともにスライダ部4を移動させることで、プローブ部6の先端61がき裂開口部Kの始点K1上に配置されるように位置合わせをする。
横断支持部3とスライダ部4の移動量は、Y座標測定部31とX座標測定部41の検出値からY座標とX座標として座標取得部12によって取得できるので、き裂開口部Kの始点K1の座標データとして記憶部13に記憶させる。
再び横断支持部3とスライダ部4を移動させて、図5の左下に2点鎖線で示すように、プローブ部6の先端61をき裂開口部Kの終点K2上に配置する。このときのき裂開口部Kの終点K2の座標データも座標取得部12によって取得できるので、記憶部13に記憶させる。
そして、開口演算部14においては、記憶部13からき裂開口部Kの始点K1及び終点K2の座標データを読み込み、き裂開口部Kの長さLとY方向に対する角度θとを、上述した式に基づいて算出させる。このようにして算定された演算結果と座標データは、き裂開口部Kの形状の測定結果として記憶部13に記憶される。
次に、本実施の形態の軌道状態測定装置1の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の軌道状態測定装置1は、レールRの延伸方向(Y方向)の移動量を測定するY座標測定部31を有する横断支持部3と、頭頂面R2の幅方向(X方向)の移動量を測定するX座標測定部41を有するスライダ部4とを備えている。そして、スライダ部4に取り付けられたプローブ部6によって特定された頭頂面R2の座標データを出力する座標取得部12を有している。
このため、き裂開口部Kの始点K1及び終点K2をプローブ部6の先端61で特定するなどして座標データにすることが容易にできるようになり、き裂開口部Kの形状を定量的に測定することが可能になる。
例えば、き裂開口部Kの長さLによって開口の大きさが明確になり、レールRの交換などの対処案の判断がし易くなる。また、き裂開口部Kの頭頂面R2上の位置や角度によって、きしみ割れの発生に影響を与える接線力の方向が推定できるようになり、きしみ割れの発生要因を明らかにしてレールRの保守管理に役立てることができる。すなわち、大きな接線力が生じないように軌道修正するなどの保守管理に利用することができる。
特に、座標取得部12によって得られた複数の座標データ(始点K1,終点K2)から、き裂開口部Kの長さ及び延伸方向(Y方向)に対する角度θを演算する開口演算部14を備えていれば、き裂開口部Kの正確な形状を数値データとして容易に得ることができる。
また、スペーサ24を枠本体部2の下面側に取り付けておくことで、枠本体部2とレールRの頭頂面R2との間に離隔が確保されるようになって、プローブ部6を上下させて先端61で位置を特定する作業がし易くなる。
また、スライダ部4に幅方向(X方向)に照射範囲5aが広がるスキャンレーザ部5が取り付けられていれば、横断支持部3を移動させるだけで頭頂面R2に発生した深さ方向(Z方向)の凹凸形状を面状に迅速に測定することができる。
さらに、凹凸形状の発生状況ときしみ割れなどのき裂開口部Kの発生状況との関係性が判明すれば、き裂開口部Kが発生していない段階で、凹凸形状の測定結果からきしみ割れなどの発生を予測することができるようになる。例えば凹凸形状だけであれば、通常の保守管理の際にも測定することがあるので、そのような高頻度で得られるデータからきしみ割れの発生が予測できるようになれば、有用である。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば前記実施の形態では、車輪などの走行手段を持たない枠本体部2を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えばスペーサ24を、停止機能(ロック機能)を備えた車輪に置き換えて、レールRに沿って走行移動が容易にできる構成とすることも可能である。
また、前記実施の形態では、ロータリエンコーダを利用したY座標測定部31及びX座標測定部41について説明したが、これに限定されるものではなく、Y方向の移動量とそれに直交するX方向の移動量が測定できるセンサ又は計器であれば、どのような測定手段の構成とすることもできる。
1 :軌道状態測定装置
11 :凹凸測定部
12 :座標取得部
14 :開口演算部(形状演算部)
2 :枠本体部
24 :スペーサ
3 :横断支持部
31 :Y座標測定部(測定手段)
4 :スライダ部
41 :X座標測定部(測定手段)
5 :スキャンレーザ部
5a :照射範囲
6 :プローブ部
61 :先端
R :レール
R1 :頭頂部
R2 :頭頂面
Y :延伸方向
X :幅方向

Claims (4)

  1. レールの頭頂面の状態を測定する軌道状態測定装置であって、
    前記レールの頭頂部に装着されて前記頭頂面と対峙する長方形の枠が形成される枠本体部と、
    前記枠本体部に前記レールの延伸方向に移動可能に取り付けられるとともに、前記延伸方向の移動量の測定手段を有する横断支持部と、
    前記横断支持部に沿って移動可能に取り付けられるとともに、前記延伸方向と直交する前記頭頂面の幅方向の移動量の測定手段を有するスライダ部と、
    前記スライダ部に取り付けられて先端が前記頭頂面に向けて突出されるプローブ部と、
    前記プローブ部によって特定された前記頭頂面の座標データを取得する座標取得部とを備えていることを特徴とする軌道状態測定装置。
  2. 前記スライダ部には、前記幅方向に照射範囲が広がるスキャンレーザ部が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の軌道状態測定装置。
  3. 前記座標取得部によって得られた複数の座標データから、長さ及び前記延伸方向に対する角度を演算する形状演算部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の軌道状態測定装置。
  4. 前記枠本体部の下面側には、スペーサが取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の軌道状態測定装置。
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