JP2019188906A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このように構成された本発明によれば、制御器は、操舵装置の切り戻し操作に応じた値と所定の閾値との比較に基づき車両ヨー制御を実行し、車両がコースティング走行中であるときには、コースティング走行中ではないときよりも、車両ヨー制御の介入頻度が高くなるように閾値を変更する。これにより、コースティング走行中でも車両ヨー制御を適切に実行して、非コースティング走行中と同じように車両の旋回時の操安性能を確保することができる。
このように構成された本発明によれば、車両がコースティング走行中であるときには、コースティング走行中ではないときよりも、車両ヨー制御により付加するヨーモーメントを大きくするので、コースティング走行中においても車両ヨー制御を適切に実行して、非コースティング走行中と同じように車両の旋回時の操安性能を確保することができる。
このように構成された本発明によれば、ドライバが加減速を要求していない状況でコースティング走行が行われていることを適切に判断することができる。
このように構成された本発明によれば、ドライバが加減速を要求していない状況でコースティング走行が行われていることを適切に判断することができる。
このように構成された本発明によれば、制御器は、操舵装置の切り戻し操作に基づき車両ヨー制御を実行し、車両がコースティング走行中であるときには、コースティング走行中ではないときよりも、車両ヨー制御により付加するヨーモーメントを大きくするので、コースティング走行中においても車両ヨー制御を適切に実行して、非コースティング走行中と同じように車両の旋回時の操安性能を確保することができる。
まず、図1により、本発明の実施形態による車両の制御装置を搭載した車両のシステム構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による車両の制御装置を搭載した車両の全体構成を示すブロック図である。
自動変速機28は、遊星ギヤセットを複数備えた有段式自動変速機であり、クラッチ30(係合要素)と、ブレーキ32とを備え、クラッチ30及びブレーキ32の締結/解放の組み合わせを変更することにより所望の変速段を実現するように構成されている。この自動変速機28では、これらのクラッチ30及びブレーキ32を介してエンジン4から前輪2へ動力が伝達される。また、クラッチ30が解放されることにより、エンジン4から前輪2への動力伝達が遮断される。また、自動変速機28には、クラッチ30及びブレーキ32への供給油圧を制御する油圧制御弁33と、供給油圧を検出する油圧センサ35が設けられている。油圧センサ35は、検出値をコントローラ14に出力する。この油圧センサ35の検出値に基づき、クラッチ30及びブレーキ32の締結状態を判定することができる。
次に、車両の制御装置が実行する具体的な制御内容を説明する。まず、図3により、本発明の実施形態において車両の制御装置が行うコースティング制御処理を説明する。図3は、本発明の実施形態によるコースティング制御処理のフローチャートである。
コースティング制御処理が開始されると、図3に示すように、ステップS1において、PCM14は、車両1の各種情報を取得する。具体的には、PCM14は、車速センサ10が検出した車速、アクセル開度センサ12が検出したアクセルペダル踏込量、ブレーキ踏込量センサ13が検出したブレーキペダル踏込量、勾配センサ17が検出した路面の勾配等を含む、車両1の各種センサが出力した検出信号を取得する。
姿勢制御処理が開始されると、図4に示すように、ステップS11において、PCM14は、車両1の各種情報を取得する。具体的には、PCM14は、操舵角センサ8が検出した操舵角、車速センサ10が検出した車速、ヨーレートセンサ15が検出したヨーレート等を含む、車両1の各種センサが出力した検出信号を取得する。
続いて、ステップS13において、PCM14は、目標ヨーモーメント設定処理を実行し、車両1に付与すべき目標ヨーモーメントを設定する。
その結果、切り込み操作中且つ操舵速度が閾値S1以上である場合、ステップS23に進み、PCM14は、操舵速度に基づき付加減速度を設定する。この付加減速度は、ドライバの意図した車両挙動を正確に実現するために、ステアリング操作に応じて車両1に付加すべき減速度である。
図6における横軸は操舵速度を示し、縦軸は付加減速度を示す。図6に示すように、操舵速度が閾値S1未満である場合、対応する付加減速度は0である。即ち、操舵速度が閾値S1未満である場合、PCM14は、ステアリング操作に基づき車両1に減速度を付加するための制御(具体的にはエンジン4の出力トルクの低減)を行わない。
一方、操舵速度が閾値S1以上である場合には、操舵速度が増大するに従って、この操舵速度に対応する付加減速度は、所定の上限値Dmaxに漸近する。即ち、操舵速度が増大するほど付加減速度は増大し、且つ、その増大量の増加割合は小さくなる。この上限値Dmaxは、ステアリング操作に応じて車両1に減速度を付加しても、制御介入があったとドライバが感じない程度の減速度に設定される(例えば0.5m/s2≒0.05G)。
さらに、操舵速度が閾値S1よりも大きい閾値S2以上の場合には、付加減速度は上限値Dmaxに維持される。
ステップS23の後、PCM14は付加減速度設定処理を終了し、メインルーチンに戻る。
次に、本発明の実施形態による車両の制御装置の作用効果について説明する。
次に、本実施形態の変形例(他の実施形態と同義である)について説明する。以下で示す複数の変形例は、互いに適宜組み合わせて実施可能である。
上記した実施形態では、車両1がコースティング走行中であるときには、車両ヨー制御を実行するか否かを判定するための閾値を変更して車両ヨー制御の介入頻度が高くなるようにすると共に、車両ヨー制御により付加するヨーモーメントをゲインにより大きくしていたが、変形例では、これら閾値及びヨーモーメントの一方のみを変更するようにしてもよい。つまり、車両1がコースティング走行中であるときに、車両ヨー制御を実行するか否かを判定するための閾値を小さくするか、あるいは、車両ヨー制御により付加するヨーモーメントを大きくするようにしてもよい。これによっても、コースティング走行中でも車両ヨー制御を適切に実行して車両1の旋回時の操安性能を確保することができる。
上記した実施形態では、ヨーレート差の変化速度Δγ′に基づく目標ヨーモーメントの設定と(図7のステップS35)、目標横ジャークに基づく目標ヨーモーメントの設定(図7のステップS38)の両方を実行していたが、変形例では、これら2つの目標ヨーモーメントの設定のうちのいずれか一方のみを実行してもよい。
上述した実施形態では、車両1が自動変速機28を備えている場合を説明したが、手動変速機を備えた車両にも本発明を適用することができる。この場合、図3のコースティング制御処理のステップS2において、PCM14は、クラッチペダルが踏み込まれている場合や、シフトポジションがニュートラルである場合に、コースティング走行条件が成立したと判定する。この場合、ステップS3の処理を行うことなくステップS4に進み、PCM14はコースティング走行フラグをONに設定する。
他方で、ステップS2において、PCM14は、クラッチペダルが踏み込まれておらず、シフトポジションがニュートラルではない場合に、コースティング走行条件が成立していないと判定する。この場合、ステップS5の処理を行うことなくステップS6に進み、PCM14はコースティング走行フラグをOFFに設定する。
上記した実施形態では、ステアリングホイール6に連結されたステアリングコラムの回転角度(操舵角センサ8により検出される角度)を車両1の操舵角として用いる例を示したが、変形例では、ステアリングコラムの回転角度の代わりに又はステアリングコラムの回転角度と共に、操舵系における各種状態量(アシストトルクを付与するモータの回転角や、ラックアンドピニオンにおけるラックの変位等)を車両1の操舵角として用いてもよい。
上記した実施形態では、車両1がコースティング走行中であるときには、コースティング走行中ではないときよりも、車両ヨー制御の介入頻度が高くなるように閾値を小さくする例を示したが、車両ヨー制御の介入頻度が高くなるように閾値を大きくするようにしてもよい。
2 前輪
4 エンジン
6 ステアリングホイール
8 操舵角センサ
10 車速センサ
12 アクセル開度センサ
13 ブレーキ踏込量センサ
14 PCM
15 ヨーレートセンサ
16 ブレーキ装置
17 勾配センサ
18 ブレーキ制御システム
19 シフトポジションセンサ
28 自動変速機
30 クラッチ
32 ブレーキ
Claims (5)
- 車輪を駆動するためのトルクを生成する駆動源と、操舵装置と、左右の車輪に異なる制動力を付与可能なブレーキ装置と、制御器と、を有する車両の制御装置であって、
前記制御器は、
前記操舵装置の戻し操作に応じた値と所定の閾値との比較に基づき、前記車両に発生しているヨーレートとは逆回りのヨーモーメントを前記車両に付加するように前記ブレーキ装置を制御する車両ヨー制御を実行し、
前記車両が前記駆動源と前記車輪との間の動力伝達が遮断されたコースティング走行中であるときには、コースティング走行中ではないときよりも、前記車両ヨー制御の介入頻度が高くなるように前記閾値を変更するよう構成されている、ことを特徴とする車両の制御装置。 - 前記制御器は、前記車両がコースティング走行中であるときには、コースティング走行中ではないときよりも、前記車両ヨー制御により付加するヨーモーメントを大きくするように構成されている、請求項1に記載の車両の制御装置。
- 前記制御器は、前記車両の目標加速度が所定値未満及び前記車両の目標減速度が所定値未満であるときに、前記車両がコースティング走行中であると判断するように構成されている、請求項1又は2に記載の車両の制御装置。
- 前記制御器は、前記駆動源と前記車輪との間に設けられた係合要素を解放する操作が行われたときに、前記車両がコースティング走行中であると判断するように構成されている、請求項1又は2に記載の車両の制御装置。
- 車輪を駆動するためのトルクを生成する駆動源と、操舵装置と、左右の車輪に異なる制動力を付与可能なブレーキ装置と、制御器と、を有する車両の制御装置であって、
前記制御器は、
前記操舵装置の戻し操作に基づき、前記車両に発生しているヨーレートとは逆回りのヨーモーメントを前記車両に付加するように前記ブレーキ装置を制御する車両ヨー制御を実行し、
前記車両が前記駆動源と前記車輪との間の動力伝達が遮断されたコースティング走行中であるときには、コースティング走行中ではないときよりも、前記車両ヨー制御により付加するヨーモーメントを大きくするように構成されている、ことを特徴とする車両の制御装置。
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JP2021172100A (ja) * | 2020-04-17 | 2021-11-01 | マツダ株式会社 | 車両制御システム |
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