JP2019188509A - ロボットおよび歯車装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】歯車装置における駆動力の伝達効率が高いロボットおよび駆動力の伝達効率が高い歯車装置を提供すること。【解決手段】第1部材と、第2部材と、前記第1部材に対して前記第2部材を相対的に回動させる駆動力を発生するモーターと、前記駆動力を前記第1部材から前記第2部材へ伝達する歯車装置と、を有し、前記歯車装置は、内歯歯車と、前記内歯歯車に一部が噛み合って前記内歯歯車に対して回転軸まわりに相対的に回転して可撓性を有する外歯歯車と、前記外歯歯車の内周面に接触する外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在するボールと、を含むベアリングを備え、前記内歯歯車と前記外歯歯車との噛み合い位置を前記回転軸まわりの周方向に移動させる波動発生器と、を有し、前記外輪が周方向に並ぶ複数の部品で構成されていることを特徴とするロボット。【選択図】図4
Description
本発明は、ロボットおよび歯車装置に関するものである。
少なくとも1つのアームを含んで構成されたロボットアームを備えるロボットでは、例えば、ロボットアームの関節部をモーター駆動により回動させるが、その際、そのモーターからの駆動力の回転を歯車装置(減速機)により減速してからロボットアームに伝達することが行われている。
例えば、特許文献1に記載の減速機は、剛性内歯歯車と、可撓性外歯歯車と、波動発生器と、を有する。そして、波動発生器は、外輪と内輪と鋼球とを有する可撓性軸受を備えている。また、外輪は、可撓性を有しているため、回転軸線の延在方向および回転軸線を中心とする外輪の半径方向の双方に対して傾斜する方向に弾性変形可能になっている。さらに、外輪の外周面は、回転軸線を含む断面で見たときに、回転軸線を含む直線部分と、直線部分から連続して湾曲している湾曲面と、を有している。
このような減速機では、波動発生器が有する楕円形カムが回転すると、可撓性外歯歯車と外輪との隙間が減少していくとともに、可撓性外歯歯車に作用する半径方向の力が外輪において面で受け止められるため、可撓性外歯歯車の外歯付近が変形することを低減できる。
しかしながら、可撓性外歯歯車は、特許文献1にも記載されているように波動発生器との接触によって楕円形に弾性変形するが、その際、回転軸線が延在する方向にも変形する。
図11は、可撓性外歯歯車が波動発生器との接触によって弾性変形する様子を説明するためのシミュレーション結果である。図11は、上下方向に延在する軸(図示せず)を中心にして回転する可撓性外歯歯車を外歯側から図示している。図11に示す可撓性外歯歯車は、回転軸線を中心とする可撓性外歯歯車の半径方向に広がる(例えば図11の左右方向に広がる)とともに、回転軸線の延在方向(図11の上方向)にも撓んでいる。
また、図12は、図11に示すシミュレーション結果のうち、回転軸線の延在方向の成分の変形のみを示す図である。なお、図12では、図11に比べて変形量を強調している。図12に示す可撓性外歯歯車では、外歯の配列が回転軸線の延在する方向に引っ張られるように(図12の上方へ引っ張られるように)湾曲している。このような変形は、モーターからの駆動力がロボットアームなどの被駆動部に伝達される効率(伝達効率)が低下する原因となっている。
本発明の適用例に係るロボットは、第1部材と、
第2部材と、
前記第1部材に対して前記第2部材を相対的に回動させる駆動力を発生するモーターと、
前記駆動力を前記第1部材から前記第2部材へ伝達する歯車装置と、
を有し、
前記歯車装置は、
内歯歯車と、
前記内歯歯車に一部が噛み合って前記内歯歯車に対して回転軸まわりに相対的に回転して可撓性を有する外歯歯車と、
前記外歯歯車の内周面に接触する外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在するボールと、を含むベアリングを備え、前記内歯歯車と前記外歯歯車との噛み合い位置を前記回転軸まわりの周方向に移動させる波動発生器と、
を有し、
前記外輪が周方向に並ぶ複数の部品で構成されていることを特徴とするロボット。
第2部材と、
前記第1部材に対して前記第2部材を相対的に回動させる駆動力を発生するモーターと、
前記駆動力を前記第1部材から前記第2部材へ伝達する歯車装置と、
を有し、
前記歯車装置は、
内歯歯車と、
前記内歯歯車に一部が噛み合って前記内歯歯車に対して回転軸まわりに相対的に回転して可撓性を有する外歯歯車と、
前記外歯歯車の内周面に接触する外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在するボールと、を含むベアリングを備え、前記内歯歯車と前記外歯歯車との噛み合い位置を前記回転軸まわりの周方向に移動させる波動発生器と、
を有し、
前記外輪が周方向に並ぶ複数の部品で構成されていることを特徴とするロボット。
以下、本発明のロボットおよび歯車装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.ロボット
図1は、本発明の実施形態に係るロボットの概略構成を示す側面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」と言う。また、図1中の基台側を「基端側」、その反対側(エンドエフェクター側)を「先端側」と言う。また、図1の上下方向を「鉛直方向」とし、左右方向を「水平方向」とする。
図1は、本発明の実施形態に係るロボットの概略構成を示す側面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」と言う。また、図1中の基台側を「基端側」、その反対側(エンドエフェクター側)を「先端側」と言う。また、図1の上下方向を「鉛直方向」とし、左右方向を「水平方向」とする。
図1に示すロボット100は、例えば、精密機器やこれを構成する部品(対象物)の給材、除材、搬送および組立等の作業に用いられるロボットである。このロボット100は、図1に示すように、基台110と、第1アーム120と、第2アーム130と、作業ヘッド140と、エンドエフェクター150と、配線引き回し部160と、を有している。以下、ロボット100の各部を順次簡単に説明する。
基台110は、例えば、図示しない床面にボルト等によって固定されている。基台110の内部には、ロボット100を統括制御する制御装置190が設置されている。また、基台110には、基台110に対して鉛直方向に沿う第1軸J1(回動軸)まわりに回動可能に第1アーム120が連結している。すなわち、基台110に対して第1アーム120は相対的に回動している。
ここで、基台110内には、第1アーム120を回動させる駆動力を発生させるサーボモーター等の第1モーターであるモーター170と、モーター170の駆動力の回転を減速する第1減速機である歯車装置10と、を有する。歯車装置10の入力軸は、モーター170の回転軸に連結され、歯車装置10の出力軸は、第1アーム120に連結されている。そのため、モーター170が駆動し、その駆動力が歯車装置10を介して第1アーム120に伝達されると、第1アーム120が第1軸J1まわりに水平面内で回動する。
第1アーム120の先端部には、第1アーム120に対して鉛直方向に沿う第2軸J2(回動軸)まわりに回動可能に第2アーム130が連結している。第2アーム130内には、図示しないが、第2アーム130を回動させる駆動力を発生させる第2モーターと、第2モーターの駆動力の回転を減速する第2減速機と、が設置されている。そして、第2モーターの駆動力が第2減速機を介して第2アーム130に伝達されることにより、第2アーム130が第1アーム120に対して第2軸J2まわりに水平面内で回動する。
第2アーム130の先端部には、作業ヘッド140が配置されている。作業ヘッド140は、第2アーム130の先端部に同軸的に配置されたスプラインナットおよびボールネジナット(ともに図示せず)に挿通されたスプラインシャフト141を有している。スプラインシャフト141は、第2アーム130に対して、その軸J3まわりに回転可能であり、かつ、上下方向に移動(昇降)可能となっている。
第2アーム130内には、図示しないが、回転モーターおよび昇降モーターが配置されている。回転モーターの駆動力は、図示しない駆動力伝達機構によってスプラインナットに伝達され、スプラインナットが正逆回転すると、スプラインシャフト141が鉛直方向に沿う軸J3まわりに正逆回転する。
一方、昇降モーターの駆動力は、図示しない駆動力伝達機構によってボールネジナットに伝達され、ボールネジナットが正逆回転すると、スプラインシャフト141が上下に移動する。
スプラインシャフト141の先端部(下端部)には、エンドエフェクター150が連結されている。エンドエフェクター150としては、特に限定されず、例えば、被搬送物を把持するもの、被加工物を加工するもの等が挙げられる。
第2アーム130内に配置された各電子部品(例えば、第2モーター、回転モーター、昇降モーター等)に接続される複数の配線は、第2アーム130と基台110とを連結する管状の配線引き回し部160内を通って基台110内まで引き回されている。さらに、かかる複数の配線は、基台110内でまとめられることによって、モーター170および図示しないエンコーダーに接続される配線とともに、基台110内に設置された制御装置190まで引き回される。
以上のように、ロボット100は、第1部材である基台110と、基台110に対して回動可能に設けられている第2部材である第1アーム120と、基台110および第1アーム120の一方側から他方側へ駆動力を伝達する歯車装置10と、を備える。
なお、第1アーム120および第2アーム130をまとめて「第2部材」と捉えてもよい。また、「第2部材」が、第1アーム120および第2アーム130に加え、さらに、作業ヘッド140およびエンドエフェクター150を含んでいてもよい。
また、本実施形態では、第1減速機が歯車装置10で構成されているが、第2減速機が歯車装置10で構成されていてもよく、また、第1減速機および第2減速機の双方が歯車装置10で構成されていてもよい。第2減速機が歯車装置10で構成されている場合、第1アーム120を「第1部材」と捉え、第2アーム130を「第2部材」と捉えればよい。また、歯車装置10に代えて、後述する歯車装置10Bを用いてもよい。
また、本実施形態では、モーター170および歯車装置10は基台110に設けられているが、モーター170および歯車装置10は第1アーム120に設けられていてもよい。この場合、歯車装置10の出力軸を基台110に連結すればよい。
2.歯車装置
以下、ロボット100が備える歯車装置10について詳述する。
以下、ロボット100が備える歯車装置10について詳述する。
<第1実施形態>
図2は、本発明の第1実施形態に係る歯車装置を示す断面図(軸線aを含む平面に沿って切断した図)である。図3は、図2に示す歯車装置の正面図(軸線a方向から見た図)である。図4は、図3の部分拡大図である。図5は、図4に示す軸受の外輪を軸線aに直交する方向から見た図およびその外輪の2方向からの側面図である。なお、各図では、説明の便宜上、必要に応じて各部の寸法を適宜誇張して図示しており、各部間の寸法比は実際の寸法比とは必ずしも一致しない。
図2は、本発明の第1実施形態に係る歯車装置を示す断面図(軸線aを含む平面に沿って切断した図)である。図3は、図2に示す歯車装置の正面図(軸線a方向から見た図)である。図4は、図3の部分拡大図である。図5は、図4に示す軸受の外輪を軸線aに直交する方向から見た図およびその外輪の2方向からの側面図である。なお、各図では、説明の便宜上、必要に応じて各部の寸法を適宜誇張して図示しており、各部間の寸法比は実際の寸法比とは必ずしも一致しない。
図2に示す歯車装置10は、波動歯車装置であり、例えば減速機として用いられる。この歯車装置10は、内歯歯車2と、内歯歯車2の内側に配置されているカップ型の外歯歯車3と、外歯歯車3の内側に配置されている波動発生器4と、を有している。また、図示しないが、歯車装置10の各部には、必要に応じて、グリース等の潤滑剤が適宜配置されている。
ここで、内歯歯車2、外歯歯車3および波動発生器4のうちの一つが前述したロボット100の基台110(第1部材)に対して接続され、他の一つが前述したロボット100の第1アーム120(第2部材)に対して接続される。本実施形態では、内歯歯車2が基台110(第1部材)に対してネジ止め等により接続され、そして、外歯歯車3が第1アーム120(第2部材)に対してネジ止め等により接続され、波動発生器4が前述したロボット100のモーター170の回転軸171に嵌合、ネジ止め等により接続される。
このような歯車装置10では、モーター170の回転軸171が回転すると、波動発生器4はモーター170の回転軸171と同じ回転速度で回転する。そして、内歯歯車2および外歯歯車3は、互いに歯数が異なるため、互いの噛み合い位置が周方向に移動しながら、これらの歯数差に起因して軸線a(回転軸)まわりに相対的に回転する。本実施形態では、内歯歯車2の歯数の方が外歯歯車3の歯数より多いため、モーター170の回転軸の回転速度よりも低い回転速度で内歯歯車2に対して外歯歯車3を回転させることができる。これにより、波動発生器4を入力軸側、外歯歯車3を出力軸側とする減速機を実現することができる。
なお、内歯歯車2、外歯歯車3および波動発生器4の接続形態は、前述した形態に限定されず、例えば、後述する第2実施形態のように、外歯歯車3を基台110に対して固定し、内歯歯車2を第1アーム120に対して接続しても、歯車装置10を減速機として用いることができる。また、外歯歯車3をモーター170の回転軸に接続しても、歯車装置10を減速機として用いることができ、この場合、波動発生器4を基台110に対して固定し、内歯歯車2を第1アーム120に対して接続すればよい。また、歯車装置10を増速機として用いる場合、すなわち、モーター170の回転軸の回転速度よりも高い回転速度で外歯歯車3を回転させる場合、前述した入力側(モーター170側)と出力側(第1アーム120側)との関係を反対にすればよい。
図2および図3に示すように、内歯歯車2は、内歯23を有し、径方向に実質的に撓まない剛体で構成されたリング状の剛性歯車である。
外歯歯車3は、内歯歯車2の内側に挿通されている。この外歯歯車3は、内歯歯車2の内歯23に噛み合う外歯33(歯)を有し、径方向に撓み変形可能な可撓性歯車である。また、外歯歯車3の歯数は、内歯歯車2の歯数よりも少ない。このように外歯歯車3および内歯歯車2の歯数が互いに異なることにより、減速機を実現することができる。
本実施形態では、外歯歯車3は、カップ型であり、その外周面に外歯33が形成されている。ここで、外歯歯車3は、一端部(図2中左側端部)が開口している筒状の胴部31と、胴部31の他端部(図2中右側端部)から径方向(本実施形態では径方向内側)に延びている取付部である底部32と、を有する。胴部31は、軸線aを中心とし、内歯歯車2に噛み合う外歯33を有する。底部32には、出力側の軸体がネジ止め等により取り付けられる。
図3に示すように、波動発生器4は、外歯歯車3の内側に配置され、軸線aまわりに回転可能である。そして、波動発生器4は、外歯歯車3の胴部31の横断面を長軸Laおよび短軸Lbとする楕円形または長円形に変形させて外歯33を内歯歯車2の内歯23に噛み合わせる。ここで、外歯歯車3および内歯歯車2は、同一の軸線aまわりに回転可能に互いに内外で噛み合わされることとなる。
本実施形態では、波動発生器4は、カム41と、カム41の外周に装着されている軸受42と、を有している。カム41は、軸線aまわりに回転する軸部411と、軸部411の一端部から外側に突出しているカム部412と、を有している。ここで、カム部412の外周面は、軸線aに沿った方向から見たときに、図3中の上下方向を長軸Laとする楕円形または長円形をなしている。軸受42は、可撓性の内輪421および外輪423と、これらの間に配置されている複数のボール422(転動体)と、を有している。
内輪421は、カム41のカム部412の外周面に嵌め込まれ、カム部412の外周面に沿って楕円形または長円形に弾性変形している。それに伴って、外輪423も楕円形または長円形に弾性変形している。外輪423の外周面は、胴部31の内周面311に当接している。また、内輪421の外周面および外輪423の内周面は、それぞれ、複数のボール422を周方向に沿って案内させつつ転動させる軌道面となっている。また、複数のボール422は、互いの周方向での間隔を一定に保つように、図示しない保持器により保持されている。
このような波動発生器4は、カム41が軸線aまわりに回転することに伴って、カム部412の向き(長軸Laの向き)が変わり、それに伴って、外輪423も変形し、内歯歯車2および外歯歯車3の互いの噛み合い位置を周方向に移動させる。なお、このとき、内輪421は、カム部412の外周面に対して固定的に設置されているため、変形状態は変わらない。
以上のような歯車装置10では、図11のシミュレーション結果に示すように、波動発生器4の回転に伴って外歯歯車3の弾性変形が発生する。この弾性変形は、図12に示すように、回転軸線(軸線a)の成分を含んでいる。すなわち、外歯歯車3が回転するとき、胴部31は、その横断面が前述した楕円形または長円形に変形(以下、この変形を省略して「楕円変形」という。)するとともに、軸線aの延在方向にも変位するように変形(以下、この変形を「あおり変形」という。)する。
一方、胴部31の内周面311には、前述したように軸受42の外輪423の外周面が当接している。このため、胴部31に上述した楕円変形やあおり変形が生じると、それに伴って外輪423にも同様の変形が生じる。このような変形が発生すると、外輪423には、その変形した状態から復元しようとする反力が発生する。このような変形に対する反力は、波動発生器4の回転に必要な駆動力をより増大させることにつながる。このため、モーター170の駆動力を第1アーム120側に伝達させるとき、前述した反力が伝達損失の原因となり、歯車装置10の伝達効率(動力伝達効率)の低下を招いている。
そこで、歯車装置10では、軸受42の外輪423が周方向に分割されている。より具体的には、外輪423は、周方向に並ぶ複数の構造体4230を備えている。言い換えれば、外輪423は周方向に並ぶ複数の部品(構造体4230)により構成されている。このようにして外輪423が分割されていることにより、外輪423は、構造体4230同士の間で変形しやすくなっている。このため、外輪423に楕円変形やあおり変形を生じたとき、構造体4230同士の間の相対的な変位が容易に生じる。その一方、各構造体4230には変形に対する反力が発生しにくい。したがって、外輪423では、反力に伴う駆動力の伝達損失の発生を抑制することができる。その結果、歯車装置10では、駆動力の伝達効率が高くなる。
外輪423の分割数、すなわち外輪423に含まれる構造体4230の数は、その外径等に応じて適宜設定され、特に限定されないが、3以上であるのが好ましく、5以上であるのがより好ましい。これにより、外輪423の変形の自由度を左右する関節数を十分に確保することができる。このため、外輪423が変形するとき、その形状の自由度が高くなるとともに、その際に発生する反力をより小さく抑えることができる。その結果、反力に伴う駆動力の伝達損失をより小さく抑えることができる。
一方、外輪423の分割数の上限値は、特に限定されないが、一例として100以下であるのが好ましく、50以下であるのがより好ましい。これにより、分割数が多すぎることに伴う軸受42の伝達効率の低下を抑制することができる。すなわち、構造体4230同士の隙間がボール422の転がりに対する抵抗になり得るところ、かかる隙間の数が制限されることにより、隙間に伴う抵抗が著しく増大するのを抑制することができる。
また、外輪423の分割数、すなわち外輪423に含まれる構造体4230の数は、ボール422の数より少ないことが好ましい。構造体4230の数がボール422の数より少なければ、構造体4230同士の隙間とボール422とが一対一に対応することが避けられる。これにより、構造体4230同士の隙間の全部と、ボール422の全部とが、同時に(全てが同じタイミングで)重なることが避けられる。その結果、構造体4230同士の隙間において発生するボール422の転がりに対する抵抗の増大が、複数のボール422の全部で同時に発生し、瞬間的に大きな抵抗になってしまうのを防止することができる。
なお、外輪423の分割数がボール422の数と同じであったり、多かったりした場合、構造体4230同士の隙間の全部とボール422の全部とが同時に重なる可能性があるため、瞬間的に大きな転がり抵抗が発生し、伝達効率が低下するおそれがある。
また、構造体4230同士の隙間とボール422とが重なるとは、構造体4230同士の隙間とボール422の双方が、外輪423の同一の半径上に位置している状態を指す。
また、外輪423の分割数、すなわち外輪423に含まれる構造体4230の数は、奇数であることが好ましい。構造体4230の数が奇数であることにより、例えば図3の長軸La上において軸線aを介して互いに反対側に位置する2つのボール422が、同時に(互いに同じタイミングで)、構造体4230同士の隙間と重なってしまうのを避けることができる。つまり、構造体4230の数が奇数であれば、例えば前述した長軸La上に位置する2つのボール422のうち、少なくとも一方は、常時、構造体4230同士の隙間とずれることになる。その結果、瞬間的に大きな転がり抵抗が発生するのを避けることができる。
また、同様の理由で、ボール422の数も奇数であってもよい。これにより、長軸La上に、同時に2つのボール422が位置することが避けられる。その結果、2つのボール422において同時に大きな転がり抵抗が発生することが防止される。つまり、瞬間的に大きな転がり抵抗が発生するのを避けることができる。
なお、構造体4230の数およびボール422の数は、それぞれ軸受42の外径等に応じて適宜設定されるが、一例を挙げると、構造体4230が21個、ボール422が23個とされる。
ここで、各構造体4230について軸線aに直交する方向から見た形状を「構造体4230の平面視形状」とするとき、かかる平面視形状は特に限定されず、四角形、八角形等であってもよいが、本実施形態では、図5に示すような六角形とされる。
図5は、外輪423の一部として5つの構造体4230が周方向に並んでいる様子を図示したものである。また、構造体4230の1つを周方向から見た側面図、および、5つの構造体4230をその幅方向から見た側面図についても併せて図示している。なお、幅方向とは、軸線aの延在方向と平行な方向のことをいう。
また、図6は、図5に示す構造体4230の1つの拡大図である。
図6に示す構造体4230は、半径方向(外輪423と内輪421とを結ぶ方向)での平面視において、周方向と平行な第1側辺4231および第2側辺4232と、第1側辺4231と第2側辺4232とをつなぐ第1端辺4233および第2端辺4234と、を備えている。
図6に示す構造体4230は、半径方向(外輪423と内輪421とを結ぶ方向)での平面視において、周方向と平行な第1側辺4231および第2側辺4232と、第1側辺4231と第2側辺4232とをつなぐ第1端辺4233および第2端辺4234と、を備えている。
また、第1端辺4233は、その途中の屈曲点4233cで屈曲している。そして、第1端辺4233のうち、屈曲点4233cよりも第1側辺4231側の部分を「第1端辺部分4233a」とし、第2側辺4232側の部分を「第1端辺部分4233b」とする。図6に示す第1端辺4233は、屈曲点4233cが図6の右向きに突出するように屈曲している。
一方、第2端辺4234も、その途中の屈曲点4234cで屈曲している。そして、第2端辺4234のうち、屈曲点4234cよりも第1側辺4231側の部分を「第2端辺部分4234a」とし、第2側辺4232側の部分を「第2端辺部分4234b」とする。図6に示す第2端辺4234は、屈曲点4234cが図6の右向きに凹むように屈曲している。
したがって、構造体4230の外縁は、半径方向での平面視において、周方向および幅方向の双方に対して傾いている部分を含む。つまり、構造体4230の外縁は、周方向および幅方向の双方に対して傾いている第1端辺部分4233a、4233bと第2端辺部分4234a、4234bとを含んでいる。このような形状によれば、各部分の傾斜角度を適宜設定することにより、構造体4230同士の間に適当な隙間を容易に形成することができる。かかる隙間は、構造体4230同士が相対的に変位することを許容するスペースとなる。
図7は、図5に示す外輪423があおり変形している様子を図示したものである。図7では、隣り合う構造体4230同士の間で、例えば第1側辺4231同士が互いに傾いている(非平行になっている)。このようなあおり変形は、構造体4230同士の間に生じたスペースが寄与することによって、容易に生じる。このため、外輪423では、特にあおり変形が生じやすくなり、変形に対する反力も発生しにくくなる。したがって、反力に伴う駆動力の伝達損失をより小さく抑えることができる。
なお、図6では、第1側辺4231と第1端辺4233とがなす角度をθ1(°)とするとき、θ1は、0°超30°以下であるのが好ましく、0.1°以上20°以下であるのがより好ましく、1°以上15°以下であるのがさらに好ましい。
一方、図6では、第1側辺4231と第2端辺4234とがなす角度をθ2(°)とするとき、180°−θ2は、0°超30°以下であるのが好ましく、0.1°以上20°以下であるのがより好ましく、1°以上15°以下であるのがさらに好ましい。
また、構造体4230では、屈曲点4233cが図6の右向きに突出し、一方、屈曲点4234cが図6の右向きに凹んでいる。そして、隣り合う構造体4230同士では、凹んでいる部分に突出している部分が嵌るように配置されている。これにより、構造体4230同士の位置ずれを抑制することができる。
また、図6では、第1端辺4233の中間点と屈曲点4233cとが一致している。同様に、第2端辺4234の中間点と屈曲点4234cとが一致している。このため、図5に示す構造体4230同士の間には、幅方向の両側に同程度の広さの隙間が生じる。このため、図5に示す外輪423は、図5の上方へのあおり変形も下方へのあおり変形も同程度の生じやすさを有する。このため、図5に示す外輪423は、あおり変形の方向依存性がなく、汎用性に富んでいる。
さらに、図6に示す構造体4230の平面視における形状は、周方向に平行な対称軸について線対称の関係を満たしているのが好ましい。これにより、前述したように、図5に示す構造体4230同士の間には、幅方向の両側に同程度の広さの隙間が生じる。このため、図5に示す外輪423は、図5の上方へのあおり変形も下方へのあおり変形も同程度の生じやすさを有する。このため、図5に示す外輪423は、あおり変形の方向依存性がなく、汎用性に富んでいる。
また、第1端辺4233の中間点および第2端辺4234の中間点は、それぞれボール422が転動する経路と重なっている。このため、例えば図5に示すように構造体4230同士が接するとき、屈曲点4233cと屈曲点4234cとが接することになれば、ボール422が転動する経路において構造体4230同士の隙間を小さく抑えることができる。すなわち、ボール422が転動する経路の連続性を確保することができる。このため、ボール422の転がり抵抗をより小さく抑えることができる。
なお、図5に示す構造体4230は、内輪421側の面に設けられた溝4235を備えている。この溝4235は、ボール422が転動する経路に対応しており、ボール422が内輪421と外輪423との間から逸脱するのを抑制する。
したがって、平面視において、溝4235の位置と屈曲点4233c、4234cの位置とが一致していることが好ましい。これにより、ボール422が転動する経路において構造体4230同士の隙間をより小さく抑えることができる。
なお、あおり変形の方向が一意に決まっている場合には、屈曲点4233c、4234cがそれぞれ第1側辺4231側または第2側辺4232側に偏位していてもよい。
また、図6では、第1側辺4231と第1端辺4233とがなす角度をθ1(°)とし、第1側辺4231と第2端辺4234とがなす角度をθ2(°)とするとき、構造体4230の平面視における外縁は、θ1<180°−θ2を満たす。このような構造体4230によれば、例えば図5に示すように複数の構造体4230を周方向に沿って並べたとき、第1端辺部分4233aの傾斜角度と第2端辺部分4234aの傾斜角度とが異なる。このため、互いに隣り合う第1端辺4233と第2端辺4234との間に適当な隙間が生じることになり、構造体4230同士が相対的に変位可能な適度なスペースが確保される。
なお、θ1と180°−θ2との差は、特に限定されないが、20°以下であるのが好ましく、0.01°以上15°以下であるのがより好ましく、0.1°以上10°以下であるのがさらに好ましい。このような角度差を設けることにより、構造体4230同士の間の隙間が必要かつ十分な長さとなる。すなわち、構造体4230同士が変位するためのスペースを十分に確保しつつ、隙間に伴うボール422の転がり抵抗の増大を抑制することができる。
また、屈曲点4233c、4234cは、それぞれ図6に示すように湾曲している(アールが付いている)のが好ましい。このような湾曲形状を与えることにより、例えば図5に示すように構造体4230同士が接するとき、屈曲点4233c、4234cの摩耗を抑えることができる。このため、外輪423の長寿命化を図ることができる。
なお、屈曲点4233cの曲率半径をR1とし、屈曲点4234cの曲率半径をR2とするとき、構造体4230の平面視における外縁は、R2≦R1を満たすことが好ましく、R2<R1を満たすことがより好ましい。これにより、例えば図5に示すように構造体4230同士が接するとき、屈曲点4233cと屈曲点4234cとが互いに干渉しあうことなく接しやすくなる。このため、構造体4230同士の隙間を小さく抑えることができ、ボール422の転がり抵抗をより小さく抑えることができる。
なお、曲率半径R1、R2は、それぞれ0.1mm以上100mm以下であるのが好ましく、1mm以上50mm以下であるのがより好ましい。
以上のように、ロボット100が有する歯車装置10は、内歯歯車2と、内歯歯車2に一部が(部分的に)噛み合って内歯歯車2に対して軸線a(回転軸)まわりに相対的に回転する可撓性を有する外歯歯車3と、内歯歯車2の内周面に接触する外輪423と、内輪421と、外輪423と内輪421との間に介在するボール422(転動体)と、を含む軸受42(ベアリング)を備え、内歯歯車2と外歯歯車3との噛み合い位置を軸線aまわりに周方向に移動させる波動発生器4と、を有する。そして、外輪423は、周方向に並ぶ複数の部品で構成されている。
このようなロボット100または歯車装置10によれば、外輪423において変形に対する反力が発生しにくいため、歯車装置10における駆動力の伝達効率を高めることができる。このため、消費電力が少なく、耐久性に富んだロボット100または歯車装置10を実現することができる。
なお、構造体4230の平面視における形状は、図示の形状に限定されない。例えば、外輪423を構成する全ての構造体4230の形状は、互いに同じであるのが好ましいが、互いに異なっていてもよい。
図8は、図5に示す外輪の変形例を示す平面図である。
図8に示す外輪423Aは、平面視形状が互いに異なる構造体4230aと構造体4230bとを備えている。具体的には、外輪423Aは、平面視形状が互いに同じ3つの構造体4230aと、平面視形状が互いに同じ2つの構造体4230bと、を備えている。
このような変形例においても、図5に示す外輪423と同様の効果を奏する。
図8に示す外輪423Aは、平面視形状が互いに異なる構造体4230aと構造体4230bとを備えている。具体的には、外輪423Aは、平面視形状が互いに同じ3つの構造体4230aと、平面視形状が互いに同じ2つの構造体4230bと、を備えている。
このような変形例においても、図5に示す外輪423と同様の効果を奏する。
また、図9は、図5に示す外輪の変形例を示す斜視図である。
図9に示す外輪423Bは、複数の構造体4230cを備えている。各構造体4230cでは、第2端辺4234に対応する第2端面4237が、図9の右側に向かって突出する形状をなしている。一方、各構造体4230cでは、第1端辺4233に対応する第1端面4236が、図9の右側に向かって凹没する形状をなしている。
図9に示す外輪423Bは、複数の構造体4230cを備えている。各構造体4230cでは、第2端辺4234に対応する第2端面4237が、図9の右側に向かって突出する形状をなしている。一方、各構造体4230cでは、第1端辺4233に対応する第1端面4236が、図9の右側に向かって凹没する形状をなしている。
このような構造体4230c同士では、第1端面4236と第2端面4237とが噛み合う。このため、構造体4230cは、厚さ方向において互いにずれにくくなっている。その結果、構造体4230c同士の境界では、段差が生じにくくなり、ボール422の転がり抵抗をより小さく抑えることができる。
このような変形例においても、図5に示す外輪423と同様の効果を奏する。
このような変形例においても、図5に示す外輪423と同様の効果を奏する。
<第2実施形態>
図10は、本発明の第2実施形態に係る歯車装置を示す断面図(軸線aを含む平面に沿って切断した図)である。
図10は、本発明の第2実施形態に係る歯車装置を示す断面図(軸線aを含む平面に沿って切断した図)である。
本実施形態は、外歯歯車の構成および歯車装置の取付形態が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図10において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図10に示す歯車装置10Aは、前述した第1実施形態の外歯歯車3に代えて、外歯歯車3Aを有する。本実施形態の外歯歯車3Aは、ハット型であり、その外周面に外歯33が形成されている。ここで、外歯歯車3Aは、一端部(図10中左側端部)が開口している筒状の胴部31と、胴部31の他端部(図10中右側端部)から径方向(本実施形態では径方向外側)に延びている取付部であるフランジ部32Aと、を有する。
このような歯車装置10Aの内歯歯車2、外歯歯車3Aおよび波動発生器4のうちの一つが前述したロボット100の基台110(第1部材)に対して接続され、他の一つが前述したロボット100の第1アーム120(第2部材)に対して接続される。本実施形態では、外歯歯車3Aが基台110(第1部材)に対して接続され、そして、内歯歯車2が第1アーム120(第2部材)に対して接続され、波動発生器4が前述したロボット100のモーター170の回転軸171に接続される。
以上説明したような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
以上、本発明のロボットおよび歯車装置を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前述した実施形態では、水平多関節ロボットについて説明したが、本発明のロボットは、これに限定されず、例えば、ロボットの関節数は任意であり、また、垂直多関節ロボットにも適用可能である。
2…内歯歯車、3…外歯歯車、3A…外歯歯車、4…波動発生器、10…歯車装置、10A…歯車装置、23…内歯、31…胴部、32…底部、32A…フランジ部、33…外歯、41…カム、42…軸受、100…ロボット、110…基台、120…第1アーム、130…第2アーム、140…作業ヘッド、141…スプラインシャフト、150…エンドエフェクター、160…部、170…モーター、171…回転軸、190…制御装置、311…内周面、411…軸部、412…カム部、421…内輪、422…ボール、423…外輪、423A…外輪、423B…外輪、4230…構造体、4230a…構造体、4230b…構造体、4230c…構造体、4231…第1側辺、4232…第2側辺、4233…第1端辺、4233a…第1端辺部分、4233b…第1端辺部分、4233c…屈曲点、4234…第2端辺、4234a…第2端辺部分、4234b…第2端辺部分、4234c…屈曲点、4235…溝、4236…第1端面、4237…第2端面、J1…第1軸、J2…第2軸、J3…軸、La…長軸、Lb…短軸、R1…曲率半径、R2…曲率半径、a…軸線
Claims (9)
- 第1部材と、
第2部材と、
前記第1部材に対して前記第2部材を相対的に回動させる駆動力を発生するモーターと、
前記駆動力を前記第1部材から前記第2部材へ伝達する歯車装置と、
を有し、
前記歯車装置は、
内歯歯車と、
前記内歯歯車に一部が噛み合って前記内歯歯車に対して回転軸まわりに相対的に回転して可撓性を有する外歯歯車と、
前記外歯歯車の内周面に接触する外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在するボールと、を含むベアリングを備え、前記内歯歯車と前記外歯歯車との噛み合い位置を前記回転軸まわりの周方向に移動させる波動発生器と、
を有し、
前記外輪が周方向に並ぶ複数の部品で構成されていることを特徴とするロボット。 - 前記部品の数は、3以上である請求項1に記載のロボット。
- 前記部品の数は、前記ボールの数より少ない請求項1または2に記載のロボット。
- 前記部品の数は、奇数である請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロボット。
- 前記外輪と前記内輪とが重なる方向での平面視において、前記部品の外縁は、前記周方向および前記周方向と直交する方向の双方に対して傾いている部分を含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボット。
- 前記部品の前記平面視における外縁は、前記周方向と平行な第1側辺および第2側辺と、前記第1側辺と前記第2側辺とをつなぐ第1端辺および第2端辺と、を備えており、
前記第1側辺と前記第1端辺とがなす角度をθ1(°)とし、前記第1側辺と前記第2端辺とがなす角度をθ2(°)とするとき、θ1<180°−θ2を満たす請求項5に記載のロボット。 - 前記部品の前記平面視における形状は、前記周方向に平行な対称軸について線対称の関係を満たす請求項5または6に記載のロボット。
- 前記内歯歯車、前記外歯歯車および前記波動発生器のうちの1つが前記第1部材に対して接続され、他の1つが前記第2部材に対して接続されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載のロボット。
- 内歯歯車と、
前記内歯歯車に一部が噛み合って前記内歯歯車に対して回転軸まわりに相対的に回転する可撓性を有する外歯歯車と、
前記外歯歯車の内周面に接触する外輪と、内輪と、前記外輪と前記内輪との間に介在するボールと、を含むベアリングを備え、前記内歯歯車と前記外歯歯車との噛み合い位置を前記回転軸まわりの周方向に移動させる波動発生器と、
を有し、
前記外輪が周方向に分割されていることを特徴とする歯車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018082442A JP2019188509A (ja) | 2018-04-23 | 2018-04-23 | ロボットおよび歯車装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018082442A JP2019188509A (ja) | 2018-04-23 | 2018-04-23 | ロボットおよび歯車装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019188509A true JP2019188509A (ja) | 2019-10-31 |
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ID=68388668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018082442A Pending JP2019188509A (ja) | 2018-04-23 | 2018-04-23 | ロボットおよび歯車装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019188509A (ja) |
-
2018
- 2018-04-23 JP JP2018082442A patent/JP2019188509A/ja active Pending
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