JP2019188335A - グラビア塗工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯留部から塗料が漏れる虞を低減できるグラビア塗工装置を提供する。【解決手段】グラビア塗工装置22は、搬送方向Xの上流側から下流側に向かって搬送される帯状電極18にスラリー20を転写する転写部24を備える。転写部24は、スラリー20を貯留する貯留部32と、貯留部32に貯留されたスラリー20を帯状電極18に転写するグラビアロール33と、を有する。グラビアロール33の軸方向Yにおいて、グラビアロール33の大きさは、貯留部32の大きさよりも大きい。グラビア塗工装置22は、吹付部25により貯留部32とグラビアロール33の間に向けて軸方向Yの外側からエアを吹き付ける。【選択図】図4

Description

本発明は、グラビアロールによって基材シートに塗料を転写するグラビア塗工装置に関する。
例えば特許文献1のグラビア塗工装置は、外周面に版(溝)が刻まれたグラビアロールと、グラビアロールに供給する塗工液(塗料)を溜める液溜め部(貯留部)と、を備える。グラビアロールは、外周面の一部が液溜め部に配置された状態で回転し、版に浸潤した塗工液をウエブ(基材シート)に塗工する。
特開2016−107244号公報
グラビアロールは、液溜め部の上に回転自在に配される。グラビアロールと液溜め部との間から塗工液が漏れると、漏れた塗工液がグラビアロールにおいて版が刻まれた部分とは異なる部分に付着し、ウエブを汚してしまう虞があった。
本発明の目的は、貯留部から塗料が漏れる虞を低減できるグラビア塗工装置を提供することにある。
上記課題を解決するグラビア塗工装置は、搬送方向の上流側から下流側に向かって搬送される基材シートに塗料を転写する転写部を備え、前記転写部は、前記塗料を貯留する貯留部と、前記貯留部に貯留された前記塗料を前記基材シートに転写するグラビアロールと、を有し、前記グラビアロールの軸方向において、前記グラビアロールの大きさは、前記貯留部の大きさよりも大きいグラビア塗工装置であって、前記貯留部と前記グラビアロールの間に向けて前記軸方向の外側からエアを吹き付ける吹付部を備える。
この構成によれば、吹付部は、貯留部とグラビアロールの間に向けて軸方向の外側からエアを吹き付ける。そのため、貯留部とグラビアロールの間から、貯留部よりも軸方向の外側に漏れる虞のある塗料をエアにより貯留部内に押し戻すことができる。したがって、貯留部から塗料が漏れる虞を低減できる。
上記グラビア塗工装置において、前記グラビアロールの外周面には、前記軸方向に対して斜めに延びる溝が形成され、前記グラビアロールは、前記溝に浸潤した前記塗料を前記基材シートに転写し、前記グラビアロールの回転方向は、前記グラビアロールが前記基材シートに前記塗料を転写する部分において前記搬送方向と逆であり、前記溝において、前記基材シートに先に転写する側の端を第1端とし、前記基材シートに後に転写する側の端を第2端としたとき、前記吹付部は、前記軸方向において前記第1端よりも外側の位置から前記第1端に向けて前記エアを吹き付けることが好ましい。
軸方向に対して斜めに延びる溝が形成されたグラビアロールでは、溝において基材シートに後に塗料を転写する第2端側よりも先に塗料を転写する第1端側から塗料が漏れやすい。その点、この構成によれば、吹付部は、軸方向において第1端よりも外側の位置から第1端に向けてエアを吹き付けるため、貯留部から塗料が漏れる虞を効率よく低減できる。
上記グラビア塗工装置において、前記吹付部は、少なくとも一部が前記軸方向において前記貯留部と並んで配置されることが好ましい。
グラビアロールの軸方向において、グラビアロールの大きさは、貯留部の大きさよりも大きいため、貯留部よりも外側で当該貯留部と並ぶ空間はデッドスペースになりやすい。その点、この構成によれば、吹付部は、少なくとも一部が軸方向において貯留部と並ぶように配置されるため、スペースを有効活用できる。
上記グラビア塗工装置において、前記吹付部は、前記エアを吹き付ける吹付口を複数有し、複数の前記吹付口は、前記軸方向において前記貯留部と隣り合う位置に、前記グラビアロールの外周面に沿って円弧状に並ぶことが好ましい。
この構成によれば、複数の吹付口は、軸方向において貯留部と隣り合う位置に、グラビアロールの外周面に沿って円弧状に並ぶ。そのため、吹付部は、グラビアロールの外周面に沿ってエアを吹き付けることができ、貯留部から塗料が漏れる虞をより低減できる。
上記グラビア塗工装置において、前記吹付口の内寸は、前記貯留部と前記グラビアロールの間の寸法よりも大きいことが好ましい。
この構成によれば、吹付口の内寸が貯留部とグラビアロールの間の寸法よりも大きいため、吹付口の内寸が小さい場合に比べて貯留部から塗料が漏れる虞を低減できる。
本発明によれば、貯留部から塗料が漏れる虞を低減できる。
電極の斜視図。 帯状電極の平面図。 電極材料の平面図。 グラビア塗工装置の模式図。 表面用グラビアロールと裏面用グラビアロールの模式図。 転写部と吹付部の模式図。
以下、グラビア塗工装置の一実施形態について説明する。
本実施形態のグラビア塗工装置は、図示しない二次電池の電極を製造する過程で用いられる。例えば二次電池は、角型のケースと、ケースに収容される電極組立体と、を備えるリチウムイオン電池である。電極組立体は、複数の正極の電極と、複数の負極の電極と、がセパレータで絶縁された状態で交互に積層されて構成される。
図1に示すように、二次電池用の電極11は、矩形状の金属箔12と、金属箔12の両面に設けられた矩形状の活物質層13と、活物質層13の表面に設けられた保護層14と、を備える。電極11は、その一辺に沿って、活物質層13が設けられず、金属箔12が露出した未塗工部15を有する。電極11は、未塗工部15から突出する集電タブ16を有する。
保護層14は、セラミック粒子としてのアルミナ粒子と樹脂製のバインダとを含み、バインダを介してアルミナ粒子同士、又はアルミナ粒子と活物質層13の表面の活物質粒子とが結合して層構造を有する。
次に、負極の電極11の製造工程について説明する。
電極11の製造工程は、活物質層形成工程、保護層形成工程、及び切断工程を有する。
図2に示すように、活物質層形成工程では、基材シートの一例である帯状電極18を製造するために、長尺金属箔12aの両面に活物質層13を形成する。活物質層形成工程では、活物質ペーストを長尺金属箔12aに塗工した後、乾燥させて活物質層前駆体を形成する。さらに活物質層形成工程では、活物質層前駆体をロールプレス機に通して活物質密度を上げ、所定の密度と厚みを有する活物質層13を形成する。
図3に示すように、保護層形成工程では、電極材料19を製造するために、活物質層13の表面に保護層14を形成する。保護層形成工程では、帯状電極18の両面に塗料の一例であるセラミックのスラリー20(図4参照)を塗布し、塗布したスラリー20を乾燥させて保護層14を形成する。保護層14は、活物質層13の表面全体と長尺金属箔12aの表面の一部を覆う。帯状電極18において、保護層14が形成される領域を転写領域TAとし、転写領域TAの外側の領域を非転写領域NAとする。
図3に示すように、切断工程は、電極材料19を切断し、枚葉状の電極11を製造する工程である。例えば切断工程では、プレスカットにより図3に一点鎖線で示す電極11の形状に電極材料19を打ち抜く。切断工程では、転写領域TAに連続するように非転写領域NAの一部を打ち抜く。これにより非転写領域NAに位置する長尺金属箔12aが、電極11の未塗工部15及び集電タブ16を構成する。
次に、帯状電極18にスラリー20を塗工するグラビア塗工装置22について説明する。
図4に示すように、グラビア塗工装置22は、帯状電極18を搬送方向Xの上流側から下流側に向かって搬送する搬送部23と、一対の転写部24と、一対の吹付部25と、乾燥部26と、を備える。乾燥部26は、熱を加えることにより帯状電極18に転写したスラリー20を乾燥させる。
転写部24と吹付部25は、乾燥部26よりも搬送方向Xの上流側に設けられる。一対の転写部24の構成は略同じであり、一対の吹付部25の構成は略同じである。そのため、共通する構成については同一符号を付すことで重複した説明を省略する。
搬送部23は、搬送方向Xの上流側に設けられる供給リール28と、搬送方向Xの下流側に設けられる巻取リール29と、を備える。供給リール28は、ロール状に巻かれた帯状電極18を巻き解いて供給する。巻取リール29は、帯状電極18に保護層14を形成した電極材料19を巻き取る。搬送部23は、帯状電極18もしくは電極材料19を搬送する少なくとも1つの搬送ローラ30を備えてもよい。
転写部24は、帯状電極18の転写領域TAにスラリー20を転写する。一対の転写部24は、搬送方向Xにおいて異なる位置に設けられる。一対の転写部24と一対の吹付部25のうち、一方の転写部24と一方の吹付部25は、帯状電極18の表面18a側に設けられ、他方の転写部24と他方の吹付部25は、帯状電極18の裏面18b側に設けられる。表面18a側に設けられる一方の転写部24は、帯状電極18の表面18aにスラリー20を転写する。裏面18b側に設けられる他方の転写部24は、帯状電極18の裏面18bにスラリー20を転写する。
転写部24は、スラリー20を貯留する貯留部32と、貯留部32に貯留されたスラリー20を帯状電極18に転写するグラビアロール33と、グラビアロール33の外周面33aに付着した余分なスラリー20を掻き取るドクターブレード34と、を備える。一対のグラビアロール33は、互いに平行に配置されている。搬送部23は、帯状電極18が一対のグラビアロール33の間を通ると共に、一対のグラビアロール33の外周面33aに沿うように蛇行させた状態で帯状電極18を搬送する。
グラビアロール33は、例えばニトリルゴムなどの硬質ゴム製である。グラビアロール33は、円柱状をなし、図示しない軸を中心として回転可能に設けられている。グラビアロール33の回転方向は、グラビアロール33が帯状電極18にスラリー20を転写する部分において搬送方向Xと逆である。図4では、帯状電極18の表面18a側に設けられる表面用グラビアロール33Aが時計回り方向に回転し、帯状電極18の裏面18b側に設けられる裏面用グラビアロール33Bが反時計回り方向に回転する。
貯留部32は、グラビアロール33の軸(図示略)が延びる方向である軸方向Yから見たとき、グラビアロール33の外周面33aに沿うように円弧状に湾曲する曲面32aを有する。具体的には、貯留部32は、軸方向Yの両端に位置する2つの曲面32aを有する。グラビアロール33は、軸方向Yにおいて2つの曲面32aの間に位置する外周面33aの一部が、常に貯留部32内に露出する状態に支持される。
図5に示すように、グラビアロール33の外周面33aの一部には、少なくとも1つの溝36が形成されている。グラビアロール33は、軸方向Yにおいて曲面32aよりも内側の位置に、溝36によって構成される斜線型のグラビアパターンを有する。曲面32aよりも内側の位置とは、軸方向Yにおけるグラビアロール33の中央側の位置であり、貯留部32内の位置である。グラビアロール33は、溝36に浸潤したスラリー20を帯状電極18に転写する。
溝36は、グラビアロール33の軸方向Yに対して斜めに延びる。溝36は、グラビアロール33の外周面33aに螺旋状に形成してもよいし、直線状に形成してもよい。溝36は、グラビアロール33の外周面33aから突出する凸部により形成してもよいし、外周面33aから凹む凹部により形成してもよい。
表面用グラビアロール33Aと、裏面用グラビアロール33Bは、左ねじ状に溝36が形成されている。左ねじ状とは、図5に白抜き矢印で示すグラビアロール33の回転方向が時計回り方向になるようにグラビアロール33を軸方向Yから見たとき、溝36が反時計回り方向に遠ざかるように形成された状態である。
溝36において、帯状電極18に中央部分よりも先に転写する側の端を第1端36aとし、帯状電極18に中央部分よりも後に転写する側の端を第2端36bとする。表面用グラビアロール33Aと裏面用グラビアロール33Bは、回転方向が逆であるため、表面用グラビアロール33Aの第1端36aと裏面用グラビアロール33Bの第1端36aは、軸方向Yにおいて反対となる。表面用グラビアロール33Aの第2端36bと裏面用グラビアロール33Bの第2端36bは、軸方向Yにおいて反対となる。
軸方向Yにおいて、第1端36aから第2端36bまでの大きさは、転写領域TAの大きさと略等しく、貯留部32内の大きさと略等しい。グラビアロール33の軸方向Yにおいて、グラビアロール33の大きさと、ドクターブレード34の大きさは、貯留部32の大きさよりも大きい。非転写領域NAは、帯状電極18において第1端36aに転写される部分よりも外側の領域、及び第2端36bに転写される部分よりも外側の領域である。
吹付部25は、軸方向Yにおいて第1端36aよりも外側の位置に、少なくとも一部が貯留部32と並んで配置されている。第1端36aよりも外側の位置とは、グラビアロール33において溝36が形成されていない端側の位置であり、貯留部32外の位置である。表面18a側の吹付部25と裏面18b側の吹付部25は、軸方向Yにおいて異なる位置に設けられている。吹付部25は、貯留部32とグラビアロール33の間に向けて軸方向Yの外側からエアを吹き付ける。具体的には、吹付部25は、第1端36aよりも軸方向Yの外側に位置する吹付口25aから第1端36aに向けてエアを吹き付ける。
図6に示すように、吹付部25は、軸方向Yから見たときにグラビアロール33の外周面33a、及び貯留部32の曲面32aに沿って円弧状に並ぶ複数の吹付口25aを有する。グラビアロール33の周方向において、一方の端に位置する吹付口25aから他方の端に位置する吹付口25aまでの長さを、曲面32aの長さよりも長くすると、曲面32a全体にエアを吹き付けることができる。吹付口25aの内寸D1は、貯留部32の曲面32aとグラビアロール33の外周面33aとの間の寸法D2よりも大きい。
本実施形態の作用について説明する。
図4に示すように、グラビアロール33が回転すると、貯留部32内のスラリー20がグラビアロール33の外周面33aに付着するとともに、溝36に入り込む。スラリー20は、グラビアロール33の回転により貯留部32内から帯状電極18に向けて搬送され、帯状電極18に接触することで転写領域TAに転写される。スラリー20が転写された帯状電極18は、乾燥部26により乾燥される。
貯留部32内のスラリー20は、貯留部32の曲面32aとグラビアロール33の外周面33aとの間から漏れる虞がある。特にスラリー20は、第2端36b側よりも第1端36a側から漏れやすい。吹付部25は、第1端36aよりも外側から曲面32aと外周面33aとの間に向けてエアを吹き付ける。すなわち、吹付部25は、曲面32aと外周面33aとの間に位置するスラリー20をエアにより貯留部32内に押し戻す。
本実施形態の効果について説明する。
(1)吹付部25は、貯留部32とグラビアロール33の間に向けて軸方向Yの外側からエアを吹き付ける。そのため、貯留部32とグラビアロール33の間から、貯留部32よりも軸方向Yの外側に漏れる虞のあるスラリー20をエアにより貯留部32内に押し戻すことができる。したがって、貯留部32からスラリー20が漏れる虞を低減できる。
(2)軸方向Yに対して斜めに延びる溝36が形成されたグラビアロール33では、溝36において帯状電極18に後にスラリー20を転写する第2端36b側よりも先にスラリー20を転写する第1端36a側からスラリー20が漏れやすい。その点、吹付部25は、軸方向Yにおいて第1端36aよりも外側の位置から第1端36aに向けてエアを吹き付けるため、貯留部32からスラリー20が漏れる虞を効率よく低減できる。
(3)グラビアロール33の軸方向Yにおいて、グラビアロール33の大きさは、貯留部32の大きさよりも大きいため、貯留部32よりも外側で貯留部32と並ぶ空間はデッドスペースになりやすい。その点、吹付部25は、少なくとも一部が軸方向Yにおいて貯留部32と並ぶように配置されるため、スペースを有効活用できる。
(4)複数の吹付口25aは、軸方向Yにおいて貯留部32と隣り合う位置に、グラビアロール33の外周面33aに沿って円弧状に並ぶ。そのため、吹付部25は、グラビアロール33の外周面33aに沿ってエアを吹き付けることができ、貯留部32からスラリー20が漏れる虞をより低減できる。
(5)吹付口25aの内寸D1が貯留部32とグラビアロール33の間の寸法D2よりも大きいため、吹付口25aの内寸D1が小さい場合に比べて貯留部32からスラリー20が漏れる虞を低減できる。
(6)曲面32aと外周面33aとの間からスラリー20が軸方向Yの外側に漏れると、漏れたスラリー20は、グラビアロール33において溝36よりも外側の外周面33aに付着し、さらに帯状電極18の非転写領域NAに付着することがある。その点、吹付部25は、貯留部32とグラビアロール33との間に軸方向Yの外側からエアを吹き付け、貯留部32からスラリー20が漏れる虞を低減する。したがって、非転写領域NAにスラリー20が付着する虞を低減し、帯状電極18から製造される電極11において未塗工部15及び集電タブ16にスラリー20が残る虞を低減できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 長尺金属箔12aにより構成される集電体は、活物質層13が形成できるものであれば任意に変更してもよい。例えば、織物状や網状のシートにより集電体を構成してもよい。
○ グラビア塗工装置22は、塗料の一例である活物質や粘着剤などを、基材シートの一例である長尺金属箔12aや電極材料19に転写する装置としてもよい。
○ 電極11は、正極としてもよい。
○ グラビアロール33は、例えば、スチレンブタジレンゴムや、シリコンゴムなどのゴムにより構成してもよいし、ステンレスや合金などの金属により構成してもよい。
○ グラビアロール33は、平面状に搬送される帯状電極18にスラリー20を転写してもよい。一対の転写部24は、搬送方向Xにおける同じ位置に、帯状電極18を表面18a側と裏面18b側から挟むように設けてもよい。
○ グラビア塗工装置22は、乾燥部26を備えない構成としてもよい。乾燥部26は、グラビア塗工装置22とは別の装置が備えてもよい。
○ グラビア塗工装置22は、搬送部23を備えない構成としてもよい。搬送部23は、グラビア塗工装置22とは別の装置が備えてもよい。
○ 吹付口25aの内寸D1は、グラビアロール33と貯留部32との間の寸法D2以下としてもよい。
○ 複数の吹付口25aの配置は、任意に変更してもよい。例えば、吹付部25は、直線状やジグザグ状に並ぶ複数の吹付口25aからエアを吹き付けてもよい。
○ 吹付部25は、1つの吹付口25aからエアを吹き付けてもよい。吹付口25aが1つである場合も、内寸D1は、寸法D2よりも大きいことが好ましい。
○ 吹付口25aの形状は、円形に限らず、楕円状、矩形状、弓なりに湾曲した三日月状など、任意に変更してもよい。
○ 吹付部25は、軸方向Yにおいて一部が貯留部32と並んで配置されてもよい。
○ 吹付部25は、軸方向Yにおいて貯留部32と並ばなくてもよい。吹付部25は、軸方向Yにおいて貯留部32とは異なる位置であって、グラビアロール33の周方向もしくは半径方向において貯留部32と異なる位置に位置するように設けてもよい。
○ グラビア塗工装置22は、1つの転写部24と、1つの吹付部25と、を備える構成としてもよい。グラビア塗工装置22は、帯状電極18の片面に設けられた活物質層13を覆うようにスラリー20を転写し、吹付部25は、1つのグラビアロール33に片側からエアを吹き付けてもよい。電極11は、金属箔12の片面だけに活物質層13及び保護層14を有するものであってもよい。
○ グラビア塗工装置22は、1つの転写部24に対して複数の吹付部25を備える構成としてもよい。グラビア塗工装置22は、3つ以上の吹付部25を備えてもよい。吹付部25は、軸方向Yにおいて貯留部32の両側の位置に、貯留部32を挟むように設けてもよい。第1端36aよりも外側に位置する吹付部25は、第1端36aに向けてエアを吹き付け、第2端36bよりも外側に位置する吹付部25は、第2端36bに向けてエアを吹き付ける構成としてもよい。各曲面32aに対応する吹付部25を設けると、スラリー20が漏れる虞をより低減できる。
○ 溝36は、グラビアロール33の軸方向Yに延びるように形成してもよい。
○ グラビアロール33の外周面33aに形成されるグラビアパターンは、複数の凹部により構成してもよい。
○ グラビア塗工装置22は、ドクターブレード34を備えない構成としてもよい。
○ グラビア塗工装置22は、ニッケル水素二次電池や、電気二重層キャパシタなどの蓄電装置に用いる電極の製造に用いてもよい。
18…帯状電極(基材シートの一例)、20…スラリー(塗料の一例)、22…グラビア塗工装置、24…転写部、25…吹付部、25a…吹付口、32…貯留部、33…グラビアロール、33a…外周面、36…溝、36a…第1端、36b…第2端、D1…内寸、D2…寸法、X…搬送方向、Y…軸方向。

Claims (5)

  1. 搬送方向の上流側から下流側に向かって搬送される基材シートに塗料を転写する転写部を備え、
    前記転写部は、
    前記塗料を貯留する貯留部と、
    前記貯留部に貯留された前記塗料を前記基材シートに転写するグラビアロールと、
    を有し、
    前記グラビアロールの軸方向において、前記グラビアロールの大きさは、前記貯留部の大きさよりも大きいグラビア塗工装置であって、
    前記貯留部と前記グラビアロールの間に向けて前記軸方向の外側からエアを吹き付ける吹付部を備えることを特徴とするグラビア塗工装置。
  2. 前記グラビアロールの外周面には、前記軸方向に対して斜めに延びる溝が形成され、
    前記グラビアロールは、前記溝に浸潤した前記塗料を前記基材シートに転写し、
    前記グラビアロールの回転方向は、前記グラビアロールが前記基材シートに前記塗料を転写する部分において前記搬送方向と逆であり、
    前記溝において、前記基材シートに先に転写する側の端を第1端とし、前記基材シートに後に転写する側の端を第2端としたとき、
    前記吹付部は、前記軸方向において前記第1端よりも外側の位置から前記第1端に向けて前記エアを吹き付ける請求項1に記載のグラビア塗工装置。
  3. 前記吹付部は、少なくとも一部が前記軸方向において前記貯留部と並んで配置される請求項1又は請求項2に記載のグラビア塗工装置。
  4. 前記吹付部は、前記エアを吹き付ける吹付口を複数有し、
    複数の前記吹付口は、前記軸方向において前記貯留部と隣り合う位置に、前記グラビアロールの外周面に沿って円弧状に並ぶ請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のグラビア塗工装置。
  5. 前記吹付口の内寸は、前記貯留部と前記グラビアロールの間の寸法よりも大きい請求項4に記載のグラビア塗工装置。
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