JP2019187520A - 放射線撮影システム - Google Patents

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淑明 奥村
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貴史 山▲崎▼
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Abstract

【課題】1台以上の放射線撮影装置を備える放射線撮影システムにおいて効率的に放射線撮影装置を使用するのに有利な技術を提供する。【解決手段】放射線画像を取得するための1台以上の放射線撮影装置と、1台以上の放射線撮影装置を制御するための複数の制御端末と、を含む放射線撮影システムであって、放射線撮影システムは、1台以上の放射線撮影装置の予約状況を管理するための予約管理部をさらに含み、予約管理部は、1台以上の放射線撮影装置の稼働状況を確認し、稼働状況と、1台以上の放射線撮影装置の使用が予約された日時および撮影条件を含む予約情報と、に基づいて、1台以上の放射線撮影装置が予約された日時に使用できるか否かを報知する。【選択図】図1

Description

本発明は、放射線撮影システムに関する。
特許文献1には、複数の放射線撮影装置と複数の制御端末とを接続した放射線画像システムにおいて、放射線撮影装置が撮影予約を受けた際に、予約された撮影が完了するまで、撮影予約を受けた放射線撮影装置に対する新たな予約を禁止することが示されている。撮影予約を受けた放射線撮影装置に対する新たな撮影予約を禁止することによって、1つの放射線撮影装置に複数の制御端末(ユーザ)からそれぞれ撮影予約されることによって生じうる患者と放射線画像との対応付けを取り違える問題が抑制できる。
特開2008−167841号公報
放射線画像の撮影において、ユーザ(医師や技師など)や患者の予定に合わせて予め撮影を行う日時などが決まっている場合がある。特許文献1に示されるシステムは、現時点において使用できる放射線撮影装置を選択することは可能であるが、撮影を行う日時が決定していても予約を行うことができない場合がある。一方、複数のユーザが日時を区切って、それぞれの放射線撮影装置を予約し、使用することが考えられる。しかしながら、放射線画像の撮影において、ユーザの都合などによって予約時間内に撮影が終了しない場合がある。予約時間内に撮影が終了しなかったときに、同じ放射線撮影装置に他のユーザによって次の予約が入っていた場合、後の予約をしていたユーザが、放射線撮影装置を使用できないことを知らずに使用場所に出向いてしまう可能性がある。
本発明は、1台以上の放射線撮影装置を備える放射線撮影システムにおいて効率的に放射線撮影装置を使用するのに有利な技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る放射線撮影システムは、放射線画像を取得するための1台以上の放射線撮影装置と、1台以上の放射線撮影装置を制御するための複数の制御端末と、を含む放射線撮影システムであって、放射線撮影システムは、1台以上の放射線撮影装置の予約状況を管理するための予約管理部をさらに含み、予約管理部は、1台以上の放射線撮影装置の稼働状況を確認し、稼働状況と、1台以上の放射線撮影装置の使用が予約された日時および撮影条件を含む予約情報と、に基づいて、1台以上の放射線撮影装置が予約された日時に使用できるか否かを報知することを特徴とする。
上記手段によって、1台以上の放射線撮影装置を備える放射線撮影システムにおいて効率的に放射線撮影装置を使用するのに有利な技術を提供する。
本発明の実施形態に係る放射線撮影システムの構成例を示す図。 図1の放射線撮影システムの制御端末の操作フロー図。 図1の放射線撮影システムの制御端末の入力画面の一例を示す図。 図1の放射線撮影システムの予約管理システムのリスト表示の一例を示す図。 図1の放射線撮影システムの予約管理システムの動作フロー図。 図1の放射線撮影システムの制御端末の予約の終了時刻を報知する画面の一例を示す図。 図1の放射線撮影システムの制御端末の予約の開始時刻を報知する画面の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る放射線撮影システムの構成例を示す図。 図8の放射線撮影システムの制御端末の操作フロー図。 図8の放射線撮影システムの予約管理システムの動作フロー図。
以下、本発明に係る放射線撮影システムの具体的な実施形態を、添付図面を参照して説明する。以下の説明及び図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そのため、複数の図面を相互に参照して共通する構成を説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。また、本発明における放射線には、放射線崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線などの他に、同程度以上のエネルギを有するビーム、例えばX線や粒子線、宇宙線なども含みうる。
第1の実施形態
図1〜7を参照して、本発明の実施形態による放射線撮影システム100の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における放射線撮影システム100の構成例を示す図である。放射線撮影システム100は、放射線発生部101、放射線撮影部102、制御端末部103を含む。放射線発生部101は、放射線制御ユニット111と管球121とを含む。放射線撮影部102は、1台以上の放射線撮影装置112の例として、それぞれ放射線画像を取得するための複数の放射線撮影装置112(112−1〜112−m)を含む。本明細書において、複数の放射線撮影装置112−1〜112−mのうち特定の放射線撮影装置を示す場合、放射線撮影装置112−1のように記載する。また、複数の放射線撮影装置112−1〜112−mのうち何れの放射線撮影装置であってもよい場合は、放射線撮影装置112と記載する。後述する制御端末113などにおいても同様である。制御端末部103は、ユーザ(医師や放射線技師など)が放射線撮影装置112を制御、操作するための複数の制御端末113(113−1〜113−n)を含む。さらに、放射線撮影システム100は、放射線情報システム(Radiology Information Systems:RIS)105、画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication System:PACS)106、ストレージサーバ107、検像ワークステーション(WS)108、予約管理システム109を含む。これらの放射線撮影システム100の各構成は、通信経路104を介して互いに接続される。通信経路104は、院内ネットワークに限られることはなく、RIS105、PACS106が、外部のクラウドサービスなどに接続されていてもよい。また、通信経路104は、図1に示されるように有線通信であってもよいし、アクセスポイントを介した無線通信であってもよい。また、図1の構成において、1つの放射線発生部101が配されるが、複数の放射線発生部101が配されていてもよい。また、図1に示される構成において、放射線撮影部102は、放射線撮影装置112−1〜112−mの複数の放射線撮影装置112を備えるが、放射線撮影装置112を1台のみ備える構成であってもよい。
複数の制御端末113のそれぞれは、複数の放射線撮影装置112のそれぞれと接続し連携することによって、ユーザによる放射線撮影装置112の制御・操作が可能となる。放射線撮影装置112と制御端末113との接続は、例えばIEEE802.11規格の無線LAN通信によって確立されてもよい。無線LAN通信は、通信経路104に接続する図示しない無線LANアクセスポイント、または、放射線撮影装置112または制御端末113の何れかがアクセスポイントとしての動作を行い通信するいわゆるインフラストラクチャモードの通信でもよい。また、無線LAN通信は、放射線撮影装置112と制御端末113とが、直接、通信を行うアドホックモードによる通信でもよい。また、放射線撮影装置112と制御端末113との接続は、無線に限定せず、Ethernet(登録商標)などの有線通信であってもよい。また例えば、NFC(Near Field Communication)などのインターフェースによって、制御端末113と放射線撮影装置112とを接触させることで、連携を開始させることも可能である。
制御端末113は、ユーザによる制御端末113の操作によって、連携中の放射線撮影装置112を制御することができる。放射線撮影装置112に放射線を照射することによって得られる放射線画像は、連携する制御端末113に転送、表示することで、ユーザが撮影後に放射線画像を確認することが可能となっていてもよい。また、制御端末113は、RIS105から受信した撮影オーダ情報を、撮影後に放射線画像と関連付けしてもよい。さらに、制御端末113は、撮影オーダ情報と関連付けられた放射線画像を、放射線画像を保存するストレージサーバ107やPACS106、画像処理などを実施し診断に供する最終画像を生成するための検像WS108に通信経路104を介して出力してもよい。制御端末113は、放射線撮影室に設置されたデスクトップPCのような据置型の端末でもよいし、回診車に内蔵された組込み型の端末でもよい。さらに、制御端末113は、ユーザが各自で所有するタブレットPCやスマートフォンのような携帯型の端末でもよい。
予約管理システム109は、複数の放射線撮影装置のそれぞれの予約状況を管理するための予約管理部として機能する。予約管理システム109には、複数の放射線撮影装置112が登録されている。予約管理システム109は、登録されている放射線撮影装置112に対し、それぞれ放射線撮影装置112の予約情報を格納するメモリ119を備えうる。また、予約管理システム109のメモリ119には、ユーザが複数の制御端末113のそれぞれを操作する際に登録する、ユーザを識別するためのユーザ情報が登録されている。ユーザ情報が登録されているユーザが、制御端末113の何れかを用いて予約管理システム109へ接続し、放射線撮影装置112の予約を行う。
次に、図2を用いて、ユーザが制御端末113を操作して予約管理システム109に放射線撮影装置112の使用を予約する流れの一例を説明する。まず、ステップS201において、ユーザは、制御端末113にユーザIDおよびパスワードを入力し、複数の制御端末113のうち何れかの制御端末113にログインする。ログインはRIS105や予約管理システム109が、ユーザを特定するために行う。
次いで、ステップS202において、ユーザがログインした制御端末113は、RIS105に接続し、ユーザが入力したオーダ番号に従って検査オーダ情報を取得する。検査オーダ情報は、RIS105から取得するだけでなく、ユーザが制御端末113に直接、入力してもよい。検査オーダ情報は、撮影する部位の大きさや撮影枚数、放射線発生部101で発生させる放射線の条件などの撮影条件を含みうる。
次いで、ステップS203において、制御端末113は、予約管理システム109への接続を行い、予約画面にて、予約を希望する日時などの予約条件を入力する。図3は、RIS105からオーダ情報を取得し、予約画面に遷移したときの制御端末113の予約画面の一例である。ユーザは、例えば、使用を希望する日時や使用を希望する場所などの情報を入力し、予約ボタンを押下することで、次のステップS204に進む。この予約画面では、他のユーザの予約情報も含めた予約情報の確認が可能である。例えば、図3に示される予約情報確認ボタンを押下することによって、それぞれの放射線撮影装置112の予約状況を確認する画面に遷移し、予約の確認やログインしているユーザの予約をキャンセルすることが可能でありうる。図3に示す画面では、予約の実施、予約情報の確認を1つの予約画面上に表示させているが、画面の表示方法はこれに限らず、それぞれのボタンの表示画面を分割してもよい。
ステップS204において、予約管理システム109は、放射線撮影装置112のリスト化処理を行う。具体的には、予約管理システム109は、ユーザが放射線撮影装置112の使用を希望する時間や検査オーダ情報に含まれる撮影条件などに基づいて、複数の放射線撮影装置112のうち使用可能な放射線撮影装置112を検索する。次いで、予約管理システム109は、ユーザなどによって指定された優先順位に従って、使用可能な放射線撮影装置112のリストを制御端末113に表示させる。
ステップS205において、ユーザは、制御端末113に表示されたリストの中から任意の放射線撮影装置112を選択し予約する。ステップS204のリスト化処理によって、予約管理システム109は、例えば、ユーザに適した放射線撮影装置112を制御端末113に順番に表示させる。これによって、ユーザが放射線撮影装置112を選択する際の煩雑さを抑制できる。複数の検査オーダがある場合、ステップS202またはステップS203に戻り、放射線撮影装置112を予約するための操作を繰り返す。放射線撮影部102が、放射線撮影装置112を1台のみ備える構成の場合、ステップS204のリスト化処理を省略してもよい。この場合、予約管理システム109は、ユーザが希望する日時に放射線撮影装置112が使用できるか否かの結果を制御端末113に表示させてもよい。希望の日時に放射線撮影装置112が使用可能な場合、ステップS205において、ユーザは、例えば、制御端末113の予約ボタンを押下し、放射線撮影装置112の予約を行う。また、希望の日時に放射線撮影装置112が使用できない場合、ユーザは、ステップS202またはステップS203に戻り、放射線撮影装置112を他の日時に予約するための操作を行う。
図4は、ステップS205において制御端末113に表示されるリストの一例を示す。図4は、ユーザの入力やRIS105から取得した検査オーダ情報から、必要な放射線撮影装置112の撮影領域のサイズが17×14インチと算出され、必要な内蔵バッテリの残充電量が40%と算出された場合の例を示す。また、図4には、上述の優先順位の順番が、撮影領域のサイズ、推定残充電量と設定された場合の表示例が示されている。この例では、複数の放射線撮影装置112のうち識別ID:FPD−7が最も入力された検査オーダ情報に適していると予約管理システム109が判定し、FPD−7が最上位に表示されている。リスト上には、それぞれの放射線撮影装置112の識別IDのほかに、放射線撮影装置112の撮影領域のサイズ、推定される残充電量、直前推定使用場所が表示されている。直前推定使用場所は、ユーザが入力した予約を希望する時間の1つ前の予約の予約情報に登録された放射線撮影装置112の使用場所でありうる。それぞれの放射線撮影装置112の直前の使用場所が表示されることによって、ユーザは、移動距離の少ない放射線撮影装置112を選択することが可能であり、移動の手間が抑制され、効率化が図れる。また、図4に示される表示例において、放射線撮影装置112のうち識別ID:FPD−3は、内蔵バッテリを搭載しておらず、外部給電で動作する放射線撮影装置であるため、推定残充電量が「−」と記載されている。また、予約管理システム109には、表示された放射線撮影装置112の他にも識別ID:FPD−2、FPD−6が登録されているが、今回の検査オーダの条件を満たしていないため、FPD−2、FPD−6は、リスト上には表示されていない例を示している。このリストの中から、ユーザは、1つまたは複数の目的に適う放射線撮影装置112を選択し予約を行う。
制御端末113に表示される放射線撮影装置112のリストの情報はこれに限らず、例えば、放射線撮影装置112において実施可能な通信モード、撮影モード、記憶容量残量などのいずれか1つまたは複数を表示するものでもよい。放射線撮影システム100には、ケーブルによる有線通信や無線での通信など複数の通信モードを備えている放射線撮影装置112や、有線または無線の何れかの通信モードのみを備える放射線撮影装置112などが混在しうる。さらに、それぞれの放射線撮影装置112によって通信速度が異なる場合がある。このため、これらの情報が、実施可能な通信モードの情報として制御端末113に表示されてもよい。また、放射線撮影システム100には、動画像を撮影する撮影モードと静止画像を撮影する撮影モードとの両方の撮影が可能な放射線撮影装置112や静止画像の撮影のみが可能な放射線撮影装置112などが混在しうる。また、放射線撮影システム100には、放射線発生部101と通信を行い同期して撮影する放射線撮影装置112や、放射線発生部101と同期せずに放射線の照射開始を放射線撮影装置112が検知して撮影する放射線撮影装置112が混在しうる。このため、実施可能な撮影モードの情報として、動画像の撮影や静止画像の撮影ができるか否かや、放射線発生部101との同期の有無などの情報が、制御端末113に表示されてもよい。また、放射線撮影装置112は撮影画像を失わずに内部に画像データを保持するための大容量の不揮発性メモリなどの内部記憶容量を備えうる。また、放射線撮影装置112は、制御端末113へ撮影ごとに画像データを送信せずに、この内部記憶容量に撮り貯め、後でまとめて制御端末113へ画像データを送信するような撮影モードを備える場合もある。このため、内部記憶容量の残量が、放射線撮影装置112のリストに表示されてもよい。この内部記憶容量は、例えば、NORフラッシュメモリやNANDフラッシュメモリ、SDカードなどで実現できる。
また、オーダ番号と使用を希望する日時の入力形式は、どのような形式であってもよい。例えば、図3に示されるように、オーダ番号と使用を希望する日時の入力形式は、文字列を直接入力する方法でもよいし、グラフィカルに表示されたアイコンを選択する方式でもよい。また、オーダ番号と使用を希望する日時の入力形式は、プルダウンで選択候補を選ぶようにしてもよい。例えば、グラフィカルなアイコンを用いた使用日時の選択において、予約管理システム109に登録されている放射線撮影装置112それぞれの使用の予約がされている時間帯をグレーアウト表示する。これによって、その時間帯に該当する放射線撮影装置112を予約できないことが、直感的に理解しやすくなる。また例えば、プルダウンでの選択において、それぞれの放射線撮影装置112の予約ができない時間帯が表示されないようにすることも可能である。
ユーザは、予約管理システム109にて制御端末113から任意の放射線撮影装置112の予約の完了後、予定された検査オーダを実行するために、制御端末113と予約した放射線撮影装置112との連携を行う。制御端末113から予約した放射線撮影装置112への連携は、まず、通信経路104を介して、制御端末113は予約管理システム109へ放射線撮影装置112との連携要求を送信する。次いで、予約管理システム109は、連携要求を受信すると、制御端末113にログインしているユーザ情報とその時点での放射線撮影装置112との予約情報を照合する。制御端末113にログインしているユーザ情報と予約情報のユーザ情報とが一致した場合、または、予約が当該時間にない場合、予約管理システム109は、制御端末113へ連携許可を送信し、制御端末113と放射線撮影装置112とが連携したことを確認する。ユーザ情報が一致せず、別のユーザが該当する放射線撮影装置112を予約している場合、予約管理システム109は、連携拒否を送信し、制御端末113は、放射線撮影装置112と連携を行うことができない。
ユーザは、制御端末113と放射線撮影装置112とが連携した後、検査オーダに基づき必要な放射線画像の撮影を行う。得られた放射線画像のデータは、放射線画像を保存するストレージサーバ107や、PACS106、画像処理などを実施し診断に供する最終画像を生成するための検像WS108に、通信経路104を介して放射線撮影装置112から出力される。これによって、1つの検査オーダの実行が終了する。検査オーダの実行を終了した後、制御端末113は、放射線撮影装置112との連携を解除し、予約管理システム109に連携解除を通知する。
次に、図5を用いて、それぞれの放射線撮影装置112の予約の開始時刻になったときの放射線撮影システム100の動作を詳細に説明する。図5は、本実施形態における、放射線撮影システム100の動作フロー図である。ここでは、複数の放射線撮影装置112のうち放射線撮影装置112−1がユーザによって予約され、このユーザが複数の制御端末113のうち制御端末113−1にログインしているとして説明する。ここで、放射線撮影装置112−1が医師によって予約され、医師からの依頼を受けた技師が制御端末113−1にログインする場合、技師は、医師が予約した際と同じユーザ情報(ユーザID)でログインすればよい。また、医師から依頼を受けた技師が放射線撮影装置112−1の予約および撮影を行う場合、技師は、同じユーザ情報(ユーザID)を用いて制御端末113−1にログインし、予約および撮影を行えばよい。
まず、ステップS501において、予約管理システム109は、複数の放射線撮影装置112のそれぞれの使用が予約された日時および撮影条件を含む予約情報に基づいて、放射線撮影装置112−1の予約の開始時刻となったことを判定する。本実施形態において、予約の開始時刻になったことに応じてステップS501からステップS502に遷移するとして説明するが、予約の開始時刻よりも前にステップS501からステップS502に遷移してもよい。この場合、ステップS502に遷移する時間は、例えば、予約の開始時刻の所定の時間前であってもよく、例えば、5分前であってもよいし、10分前であってもよい。このように、ステップS502に遷移する時間は、ユーザが放射線画像の撮影を開始する時間が予約の開始時刻となるように設定されてもよい。これによって、より放射線画像の撮影の効率が向上しうる。放射線撮影装置112−1の予約の開始時刻になると、予約管理システム109は、ステップS502に遷移し、放射線撮影装置112−1の稼働状況を確認する。例えば、予約管理システム109は、放射線撮影装置112−1に稼働状況要求を送信し、稼働状況要求を受信した放射線撮影装置112−1は、予約管理システム109に稼働状況を送信する。次いで、予約管理システム109は、稼働状況と予約情報とに基づいて、放射線撮影装置112−1が予約された日時に使用できるか否かを判定する。予約管理システム109は、この判定結果をユーザに報知する。
具体的に、予約管理システム109は、まず、ステップS502において受信した稼働状況を確認する。次いで、ステップS503において、放射線撮影装置112−1が予約情報に登録されたユーザが使用する制御端末113−1とは別の制御端末113と連携中であるか否かを判定する。このとき、放射線撮影装置112−1が制御端末113と連携していない場合、または、すでに放射線撮影装置112−1を予約している制御端末113−1と連携している場合、予約管理システム109は、ステップS506へ遷移する。また、S502において受信した稼働状況から、ステップS503において、予約管理システム109が制御端末113−1とは別の制御端末113が放射線撮影装置112−1を制御していると判定した場合について考える。この場合、ステップS504に遷移し、予約管理システム109は、放射線撮影装置112−1と連携中の制御端末113−1とは別の制御端末113(ここでは、制御端末113−2とする。)に次の予約があることを示す情報を出力する。放射線撮影装置112−1と連携中の制御端末113−2は、受信した情報に従って、次の予約があることをユーザに報知する。これによって、予約管理システム109は、予約の入っている放射線撮影装置112−1と制御端末113−2との連携解除をユーザに要求する。図6は、ステップS504において、連携中の制御端末113−2に、次の予約があることを通知し、連携の解除を促す画面の例である。
本実施形態において、次の予約の開始時刻になったことに応じて、放射線撮影装置112−1が制御端末113−2と連携していた場合、次の予約があることを、制御端末113−2を使用するユーザに報知するが、これに限られることはない。例えば、予約管理システム109が、予約情報に基づいて、放射線撮影装置112−1の予約の終了時刻または終了時刻よりも前に、複数の制御端末113のうち放射線撮影装置112−1を制御している制御端末113−2に、終了時刻の情報を出力する。例えば、予約管理システム109は、予約の終了時刻よりも所定の時間前(例えば終了時刻の5分前)に、制御端末113−2に終了時刻の情報を出力する。これに従って、放射線撮影装置112−1を制御している制御端末113−2は、終了時刻の情報をユーザに報知してもよい。
予約管理システム109は、ステップS504において、制御端末113−2を用いて次の予約があることをユーザに報知した後、ステップS505に移行する。予約管理システム109は、ステップS505において、放射線撮影装置112−1と制御端末113−2との連携が解除されたかどうかを判定し、連携が解除された場合、ステップS506へ遷移する。また、予約管理システム109は、制御端末113−2に次の予約があることを示す情報を出力してから所定の時間が経過までの間に、制御端末113−2が放射線撮影装置112−1の制御を中止しない場合、放射線撮影装置112−1が使用できないと判定する。放射線撮影装置112−1が使用できないと判定するまでの時間が長い場合、放射線撮影システム100全体での放射線撮影装置112の使用の効率が低下しうるため、判定までの時間は、例えば、5分以下としてもよいし、10分以下としてもよい。予約管理システム109は、予約していた放射線撮影装置112−1が使用できないと判定した場合、ステップS508に遷移する。ステップS508に遷移した場合については後述する。
ステップS506において、予約管理システム109は、ステップS502で取得した放射線撮影装置112−1の稼働状況と予約情報に登録された検査オーダ情報に含まれる撮影条件とに基づいて、予定されている撮影の条件を満たしているか否かの判定を行う。例えば、予約管理システム109によるステップ502での放射線撮影装置112−1の稼働状況の確認は、放射線撮影装置112−1の内蔵バッテリの充電状況の確認を含みうる。この場合、予約管理システム109は、ステップS506において、充電状況と撮影条件とに基づいて放射線撮影装置112−1が使用できるか否かを判定する。つまり、現在の予約よりも前の撮影において予定よりも撮影数が多かった場合など、内蔵バッテリの残充電量が検査オーダ情報に含まれる撮影条件に対して不足していないかなどを判定する。また、稼働状況として、予約管理システム109は、放射線撮影装置112−1が故障していないかや、内部記憶容量の残量が撮影条件に対して不足していないかなどを判定してもよい。稼働状況が、撮影オーダ情報に含まれる撮影条件を満たしていると判定した場合、予約管理システム109は、ステップS507に移行する。稼働状況が、撮影オーダ情報に含まれる撮影条件を満たしていない場合、予約した放射線撮影装置112−1が使用できないと判定し、予約管理システム109は、ステップS508に移行する。
予約管理システム109は、ステップS506の判定で放射線撮影装置112−1が使用できると判定した場合、ステップS507において、放射線撮影装置112−1を予約している制御端末113−1に放射線撮影装置112−1が使用できることを出力する。これに従って、制御端末113−1は、放射線撮影装置112−1が予約された日時に使用できることをユーザに報知する。図7は、ステップS507において、予約の開始時刻を通知し、ユーザに放射線撮影装置112−1との連携を促す場合の制御端末113−1の画面の例である。制御端末113の画面には、例えば、予約時刻になったことや、放射線撮影装置112−1との連携、さらに、予約のキャンセルを行うための画面が表示されうる。
ステップS509において、予約管理システム109は、制御端末113−1と放射線撮影装置112−1とが連携し、制御端末113−1が放射線撮影装置112−1の制御を開始したか否かを判定する。上述したユーザからの操作によって制御端末113−1と放射線撮影装置112−1とが連携すると、ステップS510において、ユーザは、制御端末113−1を用いて放射線撮影装置112−1を制御・操作し、放射線画像の撮影を行う。また、放射線撮影装置112−1の使用予定がなくなった場合、ユーザは、例えば図7に示されるような予約取消ボタンを押下することによって、予約管理システム109は、ステップS511に遷移し予約情報から該当する予約を削除する。
また、ステップS509において、予約の開始時刻から所定の時間が経過するまでの間に、放射線撮影装置112−1を予約している制御端末113−1が、放射線撮影装置112−1の制御を開始しない場合を考える。この場合、予約管理システム109は、制御端末113−1に予約の開始時刻を過ぎていることを示す情報を出力してもよい。これに従って、制御端末113−1は、予約の開始時刻を過ぎていることをユーザに報知する。予約の開始時間から所定の時間が経過した後、放射線撮影装置112−1が使用できることを再度、報知することによって、予約の開始時刻の報知をユーザが気付かなかった場合でも、ユーザが放射線撮影装置112−1を使用できることを認識できる。また例えば、放射線撮影装置112−1の使用予定がなくなったユーザが図7に示されるような予約取消ボタンを押下することによって、予約管理システム109は、ステップS511に遷移し、予約情報から該当する予約を削除する。この再報知の動作は、予約されている時間や撮影条件に応じて、複数回行ってもよいし、報知するまでの時間を変化させてもよい。例えば、予約の時間が短い場合は、長い場合と比較して再報知するまでの時間を短くしてもよい。
また、例えば、予約管理システム109は、予約の開始時刻から所定の時間が経過するまでの間に、制御端末113−1が放射線撮影装置112−1の制御を開始しない場合、放射線撮影装置112−1の予約を予約情報から削除してもよい。このように、ステップS509において、放射線撮影装置112−1の使用が所定の時間が過ぎても開始されない場合、ステップS511に遷移し予約を取り消す。これによって、実際に放射線撮影装置112−1が使用されていないのにも関わらず、予約が入っているため放射線撮影装置112−1を新たに予約できず、使用できないという問題を抑制することができる。
次に、予約管理システム109が、ステップS505、S506において、放射線撮影装置が使用できないと判定した場合について説明する。この場合、予約管理システム109は、放射線撮影装置112−1を予約している制御端末113−1に放射線撮影装置112−1が使用できないことを出力する。これに従って、制御端末113−1は、放射線撮影装置112−1が使用できないことをユーザに報知する。放射線撮影装置112−1が使用できない場合、ステップS508において、予約管理システム109は、複数の放射線撮影装置112のうち予約情報に登録された撮影条件に従う撮影が行える放射線撮影装置を検索してもよい。予約管理システム109は、撮影条件に従う撮影が行える放射線撮影装置(ここでは、放射線撮影装置112−3、4とする。)の情報を、制御端末113−1に出力し、制御端末113−1は、撮影条件に従う撮影が行える放射線撮影装置112−3、4をユーザに報知してもよい。撮影条件に従う撮影が行える放射線撮影装置112が複数ある場合、予約管理システム109は、上述のステップS204と同様のリスト化処理を行って、優先順位に応じて制御端末113−1に表示させてもよい。ユーザは、使用可能な放射線撮影装置112−3または放射線撮影装置112−4を選択し、これによって、予約管理システム109は、ステップS509に遷移する。適当な放射線撮影装置112がない場合、予約管理システム109は、ステップS511に遷移し予約を取り消し、ユーザは、上述したステップS202またはステップS203に戻り、放射線撮影装置112の予約を行う。
また、放射線撮影部102が、放射線撮影装置112を1台のみ備える構成において、予約管理システム109が、ステップS505、S506において、放射線撮影装置が使用できないと判定した場合を説明する。この場合、予約管理システム109は、放射線撮影装置112−1を予約している制御端末113−1に放射線撮影装置112−1が使用できないことを出力する。これに従って、制御端末113−1は、放射線撮影装置112−1が使用できないことをユーザに報知する。次いで、予約管理システム109は、ステップS511に遷移し予約を取り消し、ユーザは、上述したステップS202またはステップS203に戻り、放射線撮影装置112の予約を行う。
本実施形態において、放射線撮影装置112の予約は、ユーザ情報と関連付けを行った。つまり、予約情報は、ユーザが複数の制御端末113のそれぞれを操作する際に登録(ログイン)するユーザ情報を含む。そして、予約管理システム109は、複数の制御端末113のうち予約情報のユーザ情報と一致するユーザ情報が登録された制御端末113−1を、放射線撮影装置112−1を予約している制御端末113と判定する。しかしながら、これに限られることはない。放射線撮影装置112の予約が、制御端末113と関連付けられてもよい。例えば、予約管理システム109は、複数の制御端末113のうち放射線撮影装置112の予約を行った制御端末113を放射線撮影装置112の予約をしている制御端末113と判定してもよい。この場合、予約管理システム109や予約情報においてユーザ情報を持つことは不要になる。
本実施形態において、放射線撮影システム100が上述の予約管理システム109を備え、予約管理システム109は、制御端末113を介してユーザに放射線撮影装置112の予約の開始時刻や終了時刻の通知を行う。また、前の検査が長引いてしまうなど予約した放射線撮影装置112が使用できない場合であっても、予約管理システム109が他の使用可能な放射線撮影装置112を検索することによって、ユーザが他の放射線撮影装置112を使うなどの対応が取りやすくなる。また、放射線撮影装置112が予約されているにもかかわらず、実際には使用されていないといった問題を抑制できる。これによって、複数の放射線撮影装置を備える放射線撮影システムにおいて、効率的に放射線撮影装置を使用することが可能となる。
第2の実施形態
図8〜10を参照して、本発明の実施形態による放射線撮影システム100’の構成について説明する。図8は、本発明の第2の実施形態における放射線撮影システム100’の構成例を示す図である。放射線撮影システム100’は、上述の第1の実施形態と比較して、複数の放射線撮影装置112のそれぞれの予約状況を管理するための予約管理部として機能する予約管理システム109を備えていない。予約管理システム109以外の放射線撮影システム100の各構成は、上述の第1の実施形態と同様であってもよいため、ここでは説明を省略する。また、本実施形態においても、放射線撮影部102は、複数の放射線撮影装置112−1〜112−mを備えるとして説明するが、上述の第1の実施形態と同様に、放射線撮影部102が備える放射線撮影装置112は1台であってもよい。
本実施形態において、複数の放射線撮影装置112のそれぞれは、それぞれの放射線撮影装置112の予約された日時を含む予約情報が記憶されたメモリ122を含む。また、本実施形態において、複数の制御端末113のそれぞれの制御端末113には、複数の放射線撮影装置112のそれぞれの予約状況を管理するための予約管理部の一部として機能する予約管理ツールがインストールされている。上述の第1の実施形態では、制御端末113から予約管理部として機能する予約管理システム109にログインし放射線撮影装置112の予約を行った。一方、本実施形態では、制御端末113上の予約管理ツールと放射線撮影装置112のメモリ122に記憶された予約情報を用いて予約する。つまり、本実施形態において、制御端末113と放射線撮影装置112とが協働することによって、上述の第1の実施形態の予約管理システム109と同様に予約管理部として機能する。また、ステップS203に示したリスト化処理も、制御端末113にインストールされた予約管理ツールが実施する。
次に、図9を用いて、ユーザが制御端末113を操作して予約管理システム109に放射線撮影装置112の使用を予約する流れの一例を説明する。なお、上述の第1の実施形態と同様の操作、処理を行う場合は、詳細な説明を省略する。
まず、ステップS901において、ユーザは、制御端末113の予約管理ツールを起動させ、ログインを行う。ユーザがログインをすると、上述の第1の実施形態と同様に、図3に示されるような予約画面が表示される。次いで、ステップS902において、ユーザがログインした制御端末113は、RIS105に接続し、ユーザが入力したオーダ番号に従って検査オーダ情報を取得する。
次いで、S903において、制御端末113は、それぞれの放射線撮影装置112に予約情報要求を送信し、それぞれの放射線撮影装置112がメモリ122に記憶している予約情報を取得する。続いて、ステップS904において、ユーザは、予約管理ツールの予約画面にて、使用を希望する日時などの予約条件を入力する。
ステップS905において、予約管理ツールは、上述の第1の実施形態のステップS204と同様に、放射線撮影装置112のリスト化処理を行う。予約管理ツールは、ユーザなどによって指定される優先順位に基づいた、放射線画像を撮影する希望の日時に使用可能な放射線撮影装置112をリスト表示する。
ステップS906において、ユーザはリストの中から予約可能な放射線撮影装置112を選択し予約する。ステップS905のリスト化処理によって、ユーザに適した放射線撮影装置112が順番に表示されるため、ユーザが放射線撮影装置112を選択する際の煩雑さが解消される。ステップS906において、ユーザによって予約する放射線撮影装置112が選択されると、予約管理ツールは、選択された放射線撮影装置112に予約情報を転送する。選択された放射線撮影装置112は、予約情報をメモリ122に記憶する。複数の検査オーダがある場合、ステップS902またはステップS903に戻り、放射線撮影装置112を予約するための操作を繰り返す。
ユーザは、予約管理ツールにて制御端末113から放射線撮影装置112の予約の完了後、予定された検査オーダを実行するために、制御端末113と予約した放射線撮影装置112との連携を行う。予約の開始時刻になると、ユーザの操作によって制御端末113は、通信経路104を介して、制御端末113から予約した放射線撮影装置112へ連携要求を送信する。放射線撮影装置112は、連携要求を受信すると、制御端末113からの連携要求と、放射線撮影装置112内のメモリ122に記憶されている予約情報を照合する。制御端末113にログインしているユーザ情報と予約情報のユーザ情報とが一致した場合、または、予約が当該時間にない場合、放射線撮影装置112は制御端末113の予約管理ツールに連携許可を送信する。ユーザ情報が一致せず、別のユーザが該当する放射線撮影装置112を予約している場合、放射線撮影装置112は連携拒否を送信し、制御端末113は、放射線撮影装置112と連携を行うことができない。
ユーザは、制御端末113と放射線撮影装置112とが連携した後、検査オーダに基づき必要な放射線画像の撮影を行う。得られた放射線画像のデータは、放射線画像を保存するストレージサーバ107や、PACS106、画像処理などを実施し診断に供する最終画像を生成するための検像WS108に、通信経路104を介して放射線撮影装置112から出力される。これによって、1つの検査オーダの実行が終了する。検査オーダの実行を終了した後、制御端末113は、放射線撮影装置112に連携解除を送信し、放射線撮影装置112との連携を解除する。放射線撮影装置112は、連携解除を受信すると、制御端末113に対して連携解除承認を送信し、放射線撮影装置112のメモリ122に記憶されている予約情報を実施済みとする。
次に、図10を用いて、それぞれの放射線撮影装置112の予約の開始時刻になったときの放射線撮影システム100’の動作を詳細に説明する。図10は、本実施形態における放射線撮影システム100’の動作フロー図である。ここでは、複数の放射線撮影装置112のうち放射線撮影装置112−1がユーザによって予約され、このユーザが複数の制御端末113のうち制御端末113−1にログインしているとして説明する。
ステップS1001において、放射線撮影装置112−1は、放射線撮影装置112−1のメモリ122−1に記憶された予約情報に基づいて、予約の開始時刻となったか否かを判定する。予約の開始時間になったと判定した場合、放射線撮影システム100は、ステップS1002に遷移する。このとき、放射線撮影装置112−1は、予約の開始時間になったことを制御端末113−1の予約管理ツールに送信してもよい。本実施形態において、予約の開始時間になったことに応じてステップS1001からステップS1002に遷移するが、予約の開始時間よりも前にステップS1001からステップS1002に遷移してもよい。
ステップS1002において、放射線撮影装置112−1は、予約情報において放射線撮影装置112−1を予約している制御端末113−1とは別の制御端末113と連携中であるかを判定する。このとき、放射線撮影装置112−1が制御端末113と連携していない場合、または、制御端末113−1と連携している場合、放射線撮影システム100は、ステップS1005へ遷移する。また、ステップS1002において、放射線撮影装置112−1が、制御端末113−1とは別の制御端末113(ここでは、制御端末113−2とする。)が放射線撮影装置112−1を制御していると判定した場合について考える。この場合、ステップS1003に遷移し、連携中の制御端末113−2に、次の予約があることを通知し、連携解除を要求する。この動作は、上述の第1の実施形態のステップS504と同様でありうる。
次いで、放射線撮影装置112−1は、ステップS1004において、上述のステップS505と同様に、制御端末113−2との連携が解除されたかどうかを判定し、解除された場合、ステップS1005へ移行する。また、連携が解除されない場合、例えば、制御端末113−1の予約管理ツールが、ステップS1003に遷移してから所定の時間が経ても制御端末113−2が放射線撮影装置112―1と連携している場合、ステップS1007に遷移する。
ステップS1005において、制御端末113−1の予約管理ツールは、放射線撮影装置112−1から放射線撮影装置112−1の稼働状況を受信する。次いで、制御端末113−1の予約管理ツールは、放射線撮影装置112−1の稼働状況と予約情報に登録された検査オーダ情報に含まれる撮影条件とに基づいて、予定されている撮影の条件を満たしているか否かの判定を行う。例えば、制御端末113−1の予約管理ツールは、放射線撮影装置112−1のバッテリの残充電量が撮影条件に対して不足していないかを判定する。稼働状況が撮影オーダ情報に含まれる撮影条件を満たしていると制御端末113−1の予約管理ツールが判定した場合、ステップS1006に移行する。稼働状況が撮影オーダ情報に含まれる撮影条件を満たしていない場合、予約した放射線撮影装置112−1が使用できないと制御端末113−1の予約管理ツールは判定し、ステップS1007に移行する。
S1006に遷移すると、放射線撮影装置112−1のメモリ122に記憶された予約情報をもとに、放射線撮影装置112−1を予約している制御端末113−1に放射線撮影装置112−1が使用できることを出力する。これに従って、制御端末113−1は、放射線撮影装置112−1が予約された日時に使用できることをユーザに報知する。ユーザは、この報知に応じて、放射線撮影装置112−1と制御端末113−1とを連携させる。また、ユーザは、放射線撮影装置112−1の使用の必要がなくなっていた場合、放射線撮影装置112−1の使用をキャンセルしてもよい。上述の第1の実施形態と同様に、制御端末113−1は、図7に示されるような画面を表示し、ユーザに放射線撮影装置112−1との連携を促してもよい。
ステップS1008において、制御端末113−1の予約管理ツールは、制御端末113−1と放射線撮影装置112−1とが連携し、制御端末113−1が放射線撮影装置112−1の制御を開始したか否かを判定する。制御端末113−1と放射線撮影装置112−1とが連携した場合、ステップS1009において、ユーザは、放射線画像の撮影など検査オーダを実行する。ユーザが予約をキャンセルした場合、ステップS1010に遷移し、放射線撮影装置112−1は、メモリ122に記憶された予約情報から該当する予約を削除する。
ステップS1004において、放射線撮影装置112−1と制御端末113−2との連携が解除されなかった場合、ステップS1007に遷移する。また、ステップS1005にて、稼働状況が撮影オーダ情報に含まれる撮影条件を満たしていない場合、ステップS1007に遷移する。ステップS1007は、上述の第1の実施形態のステップS508と同様に動作しうる。
本実施形態によれば、予約管理システム109がない放射線撮影システム100’においても、放射線撮影装置112と制御端末113とが協働することによって、予約の管理を行うことができる。本実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様に、複数の放射線撮影装置112を含む放射線撮影システム100’において、効率的に放射線撮影装置112を使用することが可能となる。
以上、本発明に係る実施形態を示したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態は適宜変更、組み合わせが可能である。
100、100’:放射線撮影システム、112:放射線撮影装置、113:制御端末

Claims (15)

  1. 放射線画像を取得するための1台以上の放射線撮影装置と、前記1台以上の放射線撮影装置を制御するための複数の制御端末と、を含む放射線撮影システムであって、
    前記放射線撮影システムは、前記1台以上の放射線撮影装置の予約状況を管理するための予約管理部をさらに含み、
    前記予約管理部は、
    前記1台以上の放射線撮影装置の稼働状況を確認し、
    前記稼働状況と、前記1台以上の放射線撮影装置の使用が予約された日時および撮影条件を含む予約情報と、に基づいて、前記1台以上の放射線撮影装置が予約された日時に使用できるか否かを報知することを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記予約管理部は、前記稼働状況と前記予約情報とに基づいて、前記1台以上の放射線撮影装置が予約された日時に使用できるか否かを判定し、判定した結果をユーザに報知することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  3. 前記予約管理部は、前記1台以上の放射線撮影装置が複数の放射線撮影装置の場合、前記予約情報に基づいて、前記複数の放射線撮影装置のうち第1の放射線撮影装置の予約の開始時刻または前記開始時刻よりも前に、前記第1の放射線撮影装置の稼働状況を確認することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影システム。
  4. 前記予約管理部は、前記1台以上の放射線撮影装置が予約された日時に使用できるか否かを判定した判定結果を、前記複数の制御端末のうち少なくとも前記第1の放射線撮影装置を予約している第1の制御端末に出力し、
    前記第1の制御端末は、前記判定結果をユーザに報知することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記予約情報は、ユーザが前記複数の制御端末のそれぞれを操作する際に登録するユーザ情報をさらに含み、
    前記予約管理部は、前記複数の制御端末のうち前記ユーザ情報と一致するユーザ情報が登録された制御端末を前記第1の制御端末と判定することを特徴とする請求項4に記載の放射線撮影システム。
  6. 前記予約管理部は、前記複数の制御端末のうち前記第1の放射線撮影装置の予約を行った制御端末を前記第1の制御端末と判定することを特徴とする請求項4に記載の放射線撮影システム。
  7. 前記予約管理部は、前記判定において前記第1の放射線撮影装置が使用できないと判定した場合、前記複数の放射線撮影装置のうち前記撮影条件に従う撮影が行える放射線撮影装置を検索し、前記撮影条件に従う撮影が行える放射線撮影装置の情報を前記第1の制御端末に出力し、
    前記第1の制御端末は、前記撮影条件に従う撮影が行える放射線撮影装置をユーザに報知することを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の放射線撮影システム。
  8. 前記予約管理部は、前記第1の放射線撮影装置の予約の開始時刻または前記開始時刻よりも前に前記第1の放射線撮影装置の稼働状況を確認した際に、前記第1の制御端末とは別の制御端末が前記第1の放射線撮影装置を制御している場合、前記別の制御端末に次の予約があることを示す情報を出力し、
    前記別の制御端末は、次の予約があることをユーザに報知することを特徴とする請求項4乃至7の何れか1項に記載の放射線撮影システム。
  9. 前記予約管理部は、前記別の制御端末が前記第1の放射線撮影装置を制御し、かつ、前記別の制御端末に次の予約があることを示す情報を出力してから所定の時間が経過までの間に前記別の制御端末が前記第1の放射線撮影装置の制御を中止しない場合、前記第1の放射線撮影装置が使用できないと判定することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影システム。
  10. 前記予約管理部は、前記開始時刻から所定の時間が経過するまでの間に、前記第1の制御端末が前記第1の放射線撮影装置の制御を開始しない場合、前記第1の制御端末に前記開始時刻を過ぎていることを示す情報を出力し、
    前記第1の制御端末は、前記開始時刻を過ぎていることをユーザに報知することを特徴とする請求項4乃至9の何れか1項に記載の放射線撮影システム。
  11. 前記予約管理部は、前記開始時刻から所定の時間が経過するまでの間に、前記第1の制御端末が前記第1の放射線撮影装置の制御を開始しない場合、前記第1の放射線撮影装置の予約を前記予約情報から削除することを特徴とする請求項4乃至10の何れか1項に記載の放射線撮影システム。
  12. 前記予約管理部は、前記予約情報に基づいて、前記第1の放射線撮影装置の予約の終了時刻または前記終了時刻よりも前に、前記複数の制御端末のうち前記第1の放射線撮影装置を制御している制御端末に、前記終了時刻の情報を出力し、
    前記第1の放射線撮影装置を制御している制御端末は、前記終了時刻の情報をユーザに報知することを特徴とする請求項3乃至11の何れか1項に記載の放射線撮影システム。
  13. 前記予約管理部による前記第1の放射線撮影装置の前記稼働状況の確認は、前記第1の放射線撮影装置の内蔵バッテリの充電状況の確認を含み、
    前記予約管理部は、前記充電状況と前記撮影条件とに基づいて前記第1の放射線撮影装置が使用できるか否かを判定することを特徴とする請求項3乃至12の何れか1項に記載の放射線撮影システム。
  14. 前記予約管理部は、前記複数の制御端末とは別に配され、かつ、前記予約情報が記憶されたメモリを含むことを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の放射線撮影システム。
  15. 前記複数の制御端末のそれぞれが、前記予約管理部の機能を備え、
    前記1台以上の放射線撮影装置が複数の放射線撮影装置の場合、前記複数の放射線撮影装置のそれぞれは、それぞれの放射線撮影装置の前記予約情報が記憶されたメモリを含むことを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の放射線撮影システム。
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