JP2020028674A - 放射線撮影システム、当該放射線撮影システムに使用される放射線撮影装置、及び、当該放射線撮影システムに使用される制御装置 - Google Patents

放射線撮影システム、当該放射線撮影システムに使用される放射線撮影装置、及び、当該放射線撮影システムに使用される制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】1台以上の放射線撮影装置と複数の制御装置とが通信経路に接続された放射線撮影システムにおいて、管理サーバを用いることなく簡便で且つ効率的な放射線撮影システムを提供する。【解決手段】放射線を検出して放射線画像を撮影するための1台以上の放射線撮影装置2と、1台以上の放射線撮影装置2を制御するための複数の制御装置3と、が通信経路4に接続された放射線撮影システムであって、1台以上の放射線撮影装置2は通信経路4を介して1台以上の放射線撮影装置2を識別するための情報を複数の制御装置3へ並列に送信し、複数の制御装置3はその識別するための情報を並列に受信する。【選択図】図1

Description

本発明は、医療診断における一般撮影などの静止画撮影や透視撮影などの動画撮影に好適に用いられる、放射線撮影システム、当該放射線撮影システムに使用される放射線撮影装置、及び、当該放射線撮影システムに使用される制御装置に関する。
近年、X線等による医療画像診断や非破壊検査に用いる撮影装置として、半導体材料によって形成された平面検出器(Flat Panel Detector、以下FPDと略す)を用いた放射線撮影装置が用いられている。このFPDは、放射線を電気信号に変換する画素が2次元マトリクス状に複数配列された画素アレイを有し、画素アレイからの電気信号をデジタルデータに変換して1画像(フレーム)分のデジタル放射線画像を出力する。このような放射線撮影装置は、例えば医療画像診断においては、一般撮影のような静止画撮影や、透視撮影のような動画撮影のデジタル撮影装置として用いられる。
このような放射線撮影装置を用いた放射線撮影システムは、放射線撮影装置の動作設定や患者の姓名、撮影部位等の撮影オーダ情報の入力や撮影画像の表示等を行うための制御装置を含む。特許文献1には、通信回路に複数の放射線撮影装置と複数の制御装置とを接続する放射線撮影システムが開示されている。特許文献1の放射線撮影システムは、通信回路に接続された管理サーバが、1つの制御装置からの撮影オーダを受け付けている状態である場合には、他の撮影オーダの受付を行わないことが開示されている。特許文献1では、この管理サーバにより、複数の制御装置から1つの放射線撮影装置に対して撮影オーダが重複して登録されることを防ぎ、ひいては患者に対応する放射線画像の取り違えを防止している。
特開2008−167841号公報
しかしながら、特許文献1では、管理サーバに複数の制御装置からの情報が集中することにより、ネットワークトラフィックの集中による画像表示やシステム動作の遅延など、システム動作への影響が懸念され得る。
そこで本発明は、上記課題を鑑み、1台以上の放射線撮影装置と複数の制御装置とが通信経路に接続された放射線撮影システムにおいて、管理サーバを用いることなく簡便で且つ効率的な放射線撮影システムを提供することを目的とする。
本発明の放射線撮影システムは、放射線を検出して放射線画像を撮影するための1台以上の放射線撮影装置と、前記1台以上の放射線撮影装置を制御するための複数の制御装置と、が通信経路に接続された放射線撮影システムであって、前記1台以上の放射線撮影装置は、前記通信経路を介して前記1台以上の放射線撮影装置を識別するための情報を前記複数の制御装置へ並列に送信し、前記複数の制御装置は、前記識別するための情報を並列に受信する、ことを特徴とする。
本発明により、1台以上の放射線撮影装置と複数の制御装置とが通信経路に接続された放射線撮影システムにおいて、管理サーバを用いることなく簡便で且つ効率的な放射線撮影システムを提供することが可能となる。
第一の実施形態に係る放射線撮影システムの概略構成を示す概念図 連携対象の放射線撮影装置のリスト表示の一例 連携中の放射線撮影装置のリスト表示の一例 第二の実施形態に係る放射線撮影システムの概略構成を示す概念図
以下、本発明に係る放射線撮影システムの具体的な実施形態を、添付図面を参照して説明する。以下の説明及び図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そのため、複数の図面を相互に参照して共通する構成を説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。また、本発明における放射線には、放射線崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線などの他に、同程度以上のエネルギを有するビーム、例えばX線や粒子線、宇宙線なども含みうる。
(第一の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態の放射線撮影システムの一例を示す構成図である。放射線撮影システムは、放射線制御部と管球で構成される放射線発生装置1、放射線撮影装置2(2−1〜2−m)、制御装置3(3−1〜3−n)を含む。また、放射線撮影システムは、通信経路4、RIS(Radiology Information Systems:放射線情報システム)5、PACS(Picture Archiving and Communication System)6を含む。さらに、放射線撮影システムは、ストレージサーバ7と、検像ワークステーション8とを含む。通信経路4は院内ネットワークに限らず、RIS5、PACS6は外部のクラウドサービスなどに接続されていてもよい。また放射線発生装置1、放射線撮影装置2、及び制御装置3はそれぞれ1台以上から構成される。特に、本放射線撮影システムは、1台以上の放射線撮影装置と、複数の制御装置3と、を含んで構成される。
複数の制御装置3−1〜3−nは、複数の放射線撮影装置2−1〜2−mと接続し連携することが可能である。制御装置3と放射線撮影装置2との接続は例えばIEEE802.11規格の無線LAN通信により確立される。ここでの無線LAN通信は通信経路4に接続する図示しない無線LANアクセスポイント又は放射線撮影装置2又は制御装置3のいずれかがアクセスポイント動作を行い通信するいわゆるインフラストラクチャモードの通信でも良い。また、放射線撮影装置2と制御装置3が直接通信するアドホックモードによる通信でも良い。また、通信経路4は無線に限定せず、Ethernet等の有線による通信でも構わない。制御装置3には表示手段が備えられており、接続可能な放射線撮影装置2の状態(例えば、省電力待機中であるか否か、撮影準備完了済であるか否かなど)が表示され得る。
また、制御装置3からの操作によって、連携中の放射線撮影装置2を制御することができる。放射線撮影装置2に放射線を照射することで得られる放射線画像は、連携する制御装置3に転送後に制御装置3の表示手段に表示されることで操作者が撮影後に放射線画像を確認することが可能となっている。また、RIS5から受信した撮影オーダ情報を撮影後に放射線画像と関連付けし、画像を保存するストレージサーバ7や、画像処理等を実施し診断に供する最終画像を生成するための検像ワークステーション8に通信経路4を介して当該放射線画像を出力する。
制御装置3は放射線撮影室に設置されたデスクトップPCのような据置型端末でも良いし、回診車に内蔵された組込み型端末でも良い。さらには、放射線技師が各自所有するタブレットPCやスマートフォンのような携帯型端末でも良い。特に携帯型端末の場合は持ち運びが容易であり、フィルムやCRに用いていた放射線発生装置1をそのまま流用してDR(デジタルラジオグラフィ)へアップグレードすれば初期投資を抑制可能である。また、持ち運びが容易な携帯型の放射線発生装置1と組み合わせて災害現場の救急医療に活用できるなどの点で有用である。
次に、放射線撮影装置2と制御装置3の連携について説明する。複数の放射線撮影装置2−1〜2−mと複数の制御装置3−1〜3−nとは、通信経路4を介して相互に通信可能に接続されている。通信経路4は有線・無線を問わない。ある1台の制御装置3−xは通信経路4を介して複数の放射線撮影装置2を自身の制御下に置く(連携する)ことができる。すなわち、放射線撮像装置2と制御装置3とが連携するということは、制御装置3からの制御指示に基づいて制御装置3が放射線撮影装置2に撮影動作を行わせ得る状態であり、当該制御装置3により放射線撮影装置2が占有されている状態である。
システムの運用に先立ち、制御装置3と1台以上の放射線撮影装置2の連携が実施される。この時、制御装置3の表示手段には通信経路4に接続中、及び過去に接続した実績のある前記1台以上の放射線撮影装置2の情報が表示される。本実施例においては、図2に示すように各放射線撮影装置2−1〜2−mに予め割り当てられた固有の名称をもって識別可能とするリスト表示を一例として挙げるが、これに限定するものではない。識別情報として固有の番号や略称、色などを表示する、あるいはリストではなく各放射線撮影装置2−1〜2−mに対応するアイコンを表示することでも同じ目的を達することができる。
上記リストにおいて、制御装置3と連携して撮影に使用する放射線撮影装置2を選択すると、選択された放射線撮影装置2に対して制御装置3から連携要求が送信される。放射線撮影装置2において、連携要求受信時に既に他の制御装置と「連携中」の場合は、連携要求送信元の制御装置3に対して連携拒否を送信して処理を終了する。ここでは「連携中」の場合でも連携要求が行えるように説明したが、リスト上に「連携中」の表示がされている場合には、制御装置3において連携の選択ができないようにするのが望ましい。
放射線撮影装置2において、連携要求受信時に他の制御装置と「未連携」の場合は、要求送信元の制御装置3に連携承認を送信し、自身の連携状態を「連携中」に移行する。ここでは制御装置3においてリストから放射線撮影装置2を選択することで連携が完了するように説明した。ただし、選択した放射線撮影装置2を間違いなく確保するためには、連携要求の送信先の放射線撮影装置2において、別の放射線撮影装置2と識別可能にする動作を実施することが望ましい。
例えば、放射線撮影装置2にLEDを設け、連携要求を受信した際にLEDを点滅させる。操作者はLEDが点滅している放射線撮影装置2が制御装置3において連携選択した放射線撮影装置2であると認識し、これを確保する。この後、確保した放射線撮影装置2の操作ボタンを押下すると、放射線撮影装置2から連携要求の送信元である制御装置3に対して連携承認を送信し、自身の連携状態を「連携中」に移行するようにすると良い。確保した放射線撮影装置2に対する操作は操作ボタンの押下に限るものではなく、例えばタッチパネルに対する操作や、音声入力、あるいは特定のゼスチャを用いて行うことも可能である。連携が確立したらLEDを点灯させることで、いずれかの制御装置と連携中であることを報知するようにしてもよい。
別の手法としては、放射線撮影装置2及び制御装置3それぞれにNFC等の近距離無線通信手段を設け、両者を近接した際に、放射線撮影装置2から制御装置3に放射線撮影装置2の識別情報を送信するようにしてもよい。識別情報を受信した制御装置3では、リストで選択された放射線撮影装置2の識別情報を照合し、一致した場合に連携承認されたと判断する。続いて制御装置3から放射線撮影装置2に対して連携完了を送信し、これを受信した放射線撮影装置2は自身の連携状態を「連携中」に移行する。
さらに別の手法としては、放射線撮影装置2及び制御装置3を有線ケーブルで接続し、両者が接続された際に、放射線撮影装置2から制御装置3に放射線撮影装置2の識別情報を送信する。識別情報を受信した制御装置3では、リストで選択された放射線撮影装置2の識別情報を照合し、一致した場合に連携承認されたと判断する。続いて制御装置3から放射線撮影装置2に対して連携完了を送信し、これを受信した放射線撮影装置2は自身の連携状態を「連携中」に移行する。
近距離無線通信や有線ケーブルで接続する手法においては、制御装置3で連携選択した放射線撮影装置2と異なる放射線撮影装置2が接続された際、操作者に選択の間違いを警告することが望ましい。例えば放射線撮影装置2に設けたLEDを点灯や点滅させたり、制御装置3のリスト上で誤って接続された放射線撮影装置2のリスト表示部をハイライトする。また、制御装置3の画面上に誤選択であることを表示したり、放射線撮影装置2又は制御装置3に設けた発音素子から警告音を発したりする。
また、ここでは制御装置3のリストから放射線撮影装置2を連携選択してから接続を行う作業の流れで説明したが、近距離無線通信や有線ケーブルで接続する手法においては、接続を行ってから連携選択する作業の流れでも同様に実施できる。
近距離無線通信及び有線ケーブル接続を実施して放射線撮影装置2と制御装置3が接続された際に、放射線撮影装置2から制御装置3に放射線撮影装置2の識別情報を送信する。制御装置3では、受信した識別情報に該当する放射線撮影装置2をリスト上でハイライト表示する。操作者はハイライト表示された放射線撮影装置2の情報を確認して、所望の放射線撮影装置2であると認めた場合にリスト上の連携ボタンを押下する。これを受け、制御装置3から放射線撮影装置2に対して連携完了を送信し、これを受信した放射線撮影装置2は自身の連携状態を「連携中」に移行する。なお、上記処理で送受信される、連携要求、連携拒否、連携完了はいずれもコマンド又は制御信号を用いてなされる。
次に、放射線撮影装置2と制御装置3の連携解除について説明する。制御装置3には、図3に示すように連携中の放射線撮影装置2のリストが表示される。このリストには、現在制御装置3自身と連携している放射線撮影装置2が表示されている。このリストから連携解除する放射線撮影装置2を選択すると、制御装置3から放射線撮影装置2に連携解除要求が送信される。連携解除要求を受信した放射線撮影装置2は連携解除要求の送信元である制御装置3に連携解除完了を送信し、自身の連携状態を「未連携」に移行する。連携解除の方法はこれに限定されるものではなく、例えば制御装置3の操作画面上に選択解除ボタンを設けて、それを操作するようにしても良い。
さらに連携時と同様に、近距離無線通信及び有線ケーブル接続を実施して連携解除を行う手法も考えられる。現在制御装置3と連携している放射線撮影装置2を、近距離無線通信及び有線ケーブルで制御装置3に接続すると、放射線撮影装置2から制御装置3に放射線撮影装置2の識別情報が送信される。制御装置3では、受信した識別情報に該当する放射線撮影装置2をリスト上でハイライト表示する。操作者はハイライト表示された放射線撮影装置2の情報を確認して、連携解除対象の放射線撮影装置2であると認めた場合にリスト上の連携解除ボタンを押下する。これを受け、制御装置3から放射線撮影装置2に対して連携解除完了を送信し、これを受信した放射線撮影装置2は自身の連携状態を「未連携」に移行する。なお、上記処理で送受信される、連携解除要求や連携解除完了はいずれもコマンド又は制御信号を用いてなされる。
このような放射線撮影システムにおいて、使用可能な放射線撮影装置2を選択可能とするために、制御装置3で表示されるリストには複数の放射線撮影装置2−1〜2−mを識別するための情報(第一の情報)の少なくとも一部が一覧できる状態で表示される。さらに選択を容易にするために、第一の情報として、該当する放射線撮影装置2の状態や現在の動作状態等の稼働情報も併せて表示され得る。操作者は第一の情報をもとに、撮影に使用する放射線撮影装置2を選択することが可能となる。
ここで、第一の情報として、放射線撮影装置2から制御装置3へ送信される、各放射線撮影装置2−1〜2−mを識別するための情報は、各放射線撮影装置2−1〜2−mの固有情報、現状情報、位置情報、連携情報、通信状態情報、の少なくとも1つを含む。
各放射線撮影装置2−1〜2−mの固有情報としては、例えば、名称、サイズを示すサイズ情報、実施可能な通信モードを示す通信モード情報、実施可能な撮影モードを示す撮影モード情報を含む。名称は各放射線撮影装置2−1〜2−mが持つシリアル番号などでもよいし、図2の識別IDで示すような操作者が放射線撮影システムを使用する施設内での識別のために設定した名称などでもよい。サイズ情報は、撮影する患者の体格や撮影手技に合わせて適切な放射線撮影装置2を選択するために、放射線撮影装置2の大きさ(より詳細には撮影可能な画素領域の大きさ)などの情報が望ましい。通信モード情報としては、放射線撮影装置2は有線ケーブルによる有線通信や無線での通信など複数の通信モードを備えているものや、有線か無線いずれかの通信モードのみを備えるものなどが混在し、さらに通信速度等も異なる場合がある。そのため、これらを実施可能な通信モード情報としてもよい。撮影モード情報としては、例えば放射線発生装置1と通信を行いながら撮影する撮影モードや、放射線発生装置1と通信はせずに放射線の照射開始を放射線撮影装置2自身が検知して撮影する撮影モードなどを、実施可能な撮影モードの情報としてもよい。
放射線撮影装置2の現在の状態を示す現状情報は、放射線撮影装置2に搭載している内蔵電源の充電状態、記憶容量残量、エラー状態、故障状態、使用履歴、使用頻度などが挙げられる。放射線撮影装置2は外部からの給電によって動作するだけでなく、搭載している内蔵電源からの給電により動作することもできる。内蔵電源はリチウムイオン電池に代表される二次電池やリチウムイオンキャパシタなどの蓄電素子が用いられることが多いが、外部給電を受けずに動作可能なものであればこれに限らず、また、取り外し可能な形態であっても内蔵型であってもよい。内蔵電源の充電状態は、充電量を割合で示してもよいし、使用可能な時間や撮影可能な枚数で充電状態を示しても良い。放射線撮影装置2は非常時に撮影画像を失わずに内部に画像データを保持するための大容量の不揮発性メモリを備える。また、放射線撮影装置2は制御装置3へ撮影毎には画像を送信せずにこの不揮発性メモリに撮り貯め、後ほどまとめて制御装置3へ画像を送信するような撮影モードを備える場合もある。この不揮発性メモリは、NORフラッシュメモリやNANDフラッシュメモリ、SDカード等で実現される。この不揮発性メモリの現在の記憶容量残量を現状情報とする。エラー状態や故障状態は、放射線撮影装置2内部の状態に関し、撮影に使用できるか、動作等に制限があるか等の情報を示す。一時的なエラー状態や故障によって使用できないのであれば、別の放射線撮影装置2の選択を操作者に促すことができる。使用履歴や使用頻度の情報として、その放射線撮影装置2がどのような撮影に使用されたかや、どの制御装置3から使用されたか、又は現在連携中の制御装置3での使用履歴や使用頻度などを示してもよい。また、その放射線撮影装置2が全体としてどの程度使用されているのかを示すなどしてもよい。
各放射線撮影装置2−1〜2−mの位置情報は、例えば制御装置3と放射線撮影装置2との位置関係や、撮影を実施する場所と放射線撮影装置2との位置関係などを含む。位置情報は制御装置3又は/および放射線撮影装置2に備えられたGPS(Global Positioning System)受信手段等により位置関係を算出して表示してもよい。また、設置位置が固定された制御装置3や、詳しくは第二の実施例にて説明する放射線撮影装置2を収容するクレードル9と通信していることをもって位置情報としてもよい。
各放射線撮影装置2−1〜2−mの連携状態の情報である連携情報は、放射線撮影装置2が現在制御装置3と連携状態にあるか、連携状態であるならば、どの制御装置3と連携しているかを示す情報が挙げられる。
通信状態の情報である通信状態情報は、撮影室や回診など撮影場所や、制御装置3と放射線撮影装置2との距離、位置関係など、実際に撮影を実施する環境における無線通信状態を示す。通信状態はRSSI(Received Signal Strength Indication)や信号対雑音比などの機器相互間の信号強度などを表す指標を使用してもよい。また、予めデータ転送を行うなどして算出した通信速度などを使用してもよい。操作者に対しては数値を直接表示してもよいし、何段階かの目盛などの表示でおおまかに状態がわかるようにしてもよい。
また、第一の情報として、制御装置3から放射線撮影装置2又は他の制御装置3へ送信される、各制御装置3−1〜3−nを識別するための情報は、制御装置3の固有情報や連携情報や通信状態の情報を含む。各制御装置3の固有情報としては、例えば、シリアルナンバー、IPアドレス、MACアドレス、その他ユニークな識別情報等が挙げられる。連携情報及び通信状態の情報は放射線撮影装置2で説明したものと同様である。また、第一の情報として、制御装置3から各放射線撮影装置2−1〜2−mへ、放射線撮影装置2を識別するための情報を要求するための要求情報や、日時情報が送信され得る。
操作者は制御装置3のリストに表示され得るこれら第一の情報をもとに、各放射線撮影装置2−1〜2−mを識別し、撮影に使用する放射線撮影装置2と連携を行う。これらの識別するための情報(第一の情報)は、各放射線撮影装置2−1〜2−mが制御装置3と連携状態であるかどうかに係らず、同じ通信経路4上に接続された全ての放射線撮影装置2と全ての制御装置3との間で送受信でき、各制御装置3で表示できる。
これらの第一の情報は、制御装置3のリストに各放射線撮影装置2−1〜2−mを一覧できる状態で表示される。表示順は予め所定の情報に基づき整列して表示されるが、操作者が好む順序に変更できることが望ましい。例えば、これから回診で多数撮影する操作者は充電量を重視して充電量が多い順に表示する。また、すぐに使いたい場合は制御装置3の現在位置からの距離が近い順に表示する。また、RIS5から受信した撮影オーダに応じて、その撮影で指定された撮影部位や撮影手技に適した放射線撮影装置2を上位に表示するようにしてもよい。
次に、複数の制御装置3のうち1台の制御装置3と1台の放射線撮影装置2とが連携状態である場合、当該制御装置3と放射線撮影装置2との間では、当該放射線撮影装置2が撮影を行うための情報である第二の情報の送受信が行われる。そのような場合、他の制御装置3と当該放射線撮影装置2との間では、第二の情報の送受信は行われない。ここで、送受信が行われないように、放射線撮影装置2及び制御装置3の少なくとも一方が送信を行わないようにしてもよく、また、放射線撮影装置2及び制御装置3の少なくとも一方が受信を行わないようにしてもよい。すなわち、第二の情報は、制御装置3と連携状態にある放射線撮影装置2と当該制御装置3との間でのみ送受信を行うことができ、連携していない他の制御装置3との間で送信及び受信の少なくとも一方を行うことはできない。また、第二の情報は複数の放射線撮影装置2−1〜2−mを識別するための第一の情報としては使用されない方が好ましい。なお、制御装置3と連携状態にある放射線撮影装置2が撮影動作に移行すると、当該制御装置3は撮影を行うための情報(第二の情報)を表示してもよい。
第二の情報として、放射線撮影装置2から制御装置3へ送信される、撮影を行うための情報は、放射線撮影装置2の撮影に係る動作状態を示す動作状態情報、イベント情報、画像データ、動作ログデータのうちの少なくとも1つを含む。
動作状態情報は、放射線撮影装置2の撮影動作に関する動作の状態の情報であり、放射線撮影装置2が撮影可能な状態か、放射線が照射されたことを検出したか、放射線画像データを転送しているかなどを示す。放射線撮影装置2は一般に複数の電源状態を持ち、その状態により撮影動作の可否が変化する。放射線撮影装置2に備えるスイッチ等の電源オントリガ検出部のみに電源が供給された状態を電源オフ、放射線撮影装置2のインタフェースや通信が機能するようにCPU、メモリ、論理回路などのデジタル回路まで電源供給された状態をスリープとする。これらの状態では放射線画像の撮影はできない。放射線撮影装置2に備えるスイッチ等の入力インタフェースや制御装置3からの指示により、放射線検出センサ等を含むアナログ部まで電源供給され、放射線検出センサが放射線画像の撮影可能になった状態をレディとする。制御装置3はこれらの動作状態情報を連携状態にある放射線撮影装置2から受信して表示することにより、操作者は、放射線を照射してよい状態か否か、正常に撮影動作が行われているか、を確認することができる。また、放射線撮影装置2と放射線発生装置1の通信により、または放射線撮影装置2自身が放射線の照射開始を検出したことにより、制御装置3は放射線が照射されたことを示し、操作者は撮影が行われたことを確認することができる。
イベント情報は、エラーや異常状態の発生などに関する情報である。具体的には、放射線撮影装置2内の故障、動作のワーニングやエラーの発生、放射線撮影装置2と制御装置3との間の通信異常の発生、が挙げられる。また、放射線撮影装置2が撮影できない状態で放射線が照射されたことを検出したこと、加速度センサ等により放射線撮影装置2への衝撃や落下を検出したことなどが挙げられる。また、内蔵電源の充電量や通信状態、放射線撮影装置2の温度などが所定の閾値を上回ったり下回ったりした場合に、その情報が用いられてもよい。これらのイベント情報は、正常に撮影を行うために重要な情報であるため、イベントが発生したことをポップアップや強調表示して操作者が気付きやすくすることが望ましい。
画像データは、放射線を照射して撮影した放射線画像データだけでなく、画像補正用の画像データも含む。放射線画像データは制御装置3に送信されたあと、必要な補正処理が実施された後に表示される。表示されるまでの時間を短縮するために、放射線画像データはオリジナルの大きさのままではなく、いくつかの縮小画像データに分割される。そして、これらを順次放射線撮影装置2が制御装置3に送信し、制御装置3では受信した縮小画像データを順次合成しながら解像度の高い画像を表示する手法がとられることもある。
放射線撮影装置2の動作ログのデータである動作ログデータは、時間情報と放射線撮影装置2内のイベント発生や状態の遷移などが記録され、放射線撮影装置2内の不揮発性メモリに記憶される。ただし、メモリの容量に限りがあるため制御装置3へ送信されて記憶されることが一般的である。動作ログデータの送信は、制御装置3から要求があった時に行ってもよいし、定期的に放射線撮影装置2から送信してもよい。また、放射線画像の撮影毎に放射線画像データに付加して送信するようにしてもよい。
また、第二の情報として、制御装置3から放射線撮影装置2へ送信される、放射線撮影装置2が撮影を行うための情報は、放射線撮影装置2へ撮影動作の指示を与えるための撮影指示情報を含む。撮影指示情報は、撮影動作における放射線撮影装置2の撮影パラメータを設定するための撮影パラメータ情報、放射線撮影装置2の撮影動作可能な状態への遷移を指示するための遷移指示情報、放射線撮影装置2の撮影動作を指示するための動作指示情報、を含む。撮影パラメータ情報は、放射線撮影装置2に設定され得る、有効画素数や照射時間(蓄積時間)、フレームレートやゲインや感度に関する情報、撮影部位や撮影条件などの撮影オーダに関する情報である。遷移指示情報は、例えば、放射線撮影装置2の状態をスリープからレディに遷移させるための情報である。動作指示情報は、例えば、放射線撮影装置2内の温度センサや加速度センサなどのセンサ情報を取得する指示情報、撮影画像やログの送信を指示する情報である。
なお、制御装置3と放射線撮影装置2とが連携状態の場合であっても、第一の情報は、当該制御装置3や当該放射線撮影装置2と送受信されても良い。ただし、連携状態にある場合には、第一の情報の送受信よりも第二の情報の送受信が優先され得る。
ここで、複数の制御装置3−1〜3−nの間での情報の整合について説明する。複数の制御装置3−1〜3−nがシステム内に存在する場合が容易に考えられる。例えば複数の撮影室それぞれに備え付けの制御装置3−1〜3−nが存在する場合や、複数の操作者それぞれが制御装置3−1〜3−nとして携帯型の端末を所持して運用されるシステムの場合などである。この場合、複数の制御装置3−1〜3−nに表示される放射線撮影装置2のリストの情報は常に最新かつ同一であることが望ましい。
したがって、放射線撮影装置2は以下の少なくとも1つの適切なタイミングで第一の情報を複数の制御装置3に対して送信するように設定され得る。情報を送信するタイミングとしては、制御装置3との連携状態が変化(連携確立、連携解除)する時、電源状態が変化(投入、遮断)する時、が挙げられる。また、動作状態が撮影可能又は撮影待機の状態に変化する時、撮影された画像データを転送開始又は終了する時、故障が発生した時、予め設定された周期時間が経過した時、制御装置3から要求情報を受信した時、が挙げられる。これらのタイミングにおいて、放射線撮影装置2から制御装置3−1〜3−nに向けて第一の情報が並列(略同時)に送信され、制御装置3−1〜3−nが第一の情報を受信する。受信した第一の情報を基に、各制御装置3−1〜3−nの表示リストがそれぞれ更新される。
略同時の送信を実施する手段としては、コンピュータネットワークにおけるマルチキャスト及びブロードキャストの少なくとも一方を用いることができる。マルチキャストは特定複数のネットワーク端末(ノード)に対して並列(略同時)にパケット(データ)を送信する動作であり、ブロードキャストは不特定多数のネットワーク端末(ノード)に略同時(並列)にパケット(データ)を送信する動作である。但し、その効果に本質的な違いはなく、いずれも送信元である放射線撮影装置2から1回の情報送信によって、複数の制御装置3−1〜3−nに対して同時に情報をアップデートすることが可能である。もちろん、単一の端末に対しユニキャスト通信を順次かつ短時間に行うことで実現することも可能である。
また、それまで未使用で電源を切られていた制御装置3を起動して利用する際、この後に実施する連携のためには、放射線撮影装置2の連携状態及び動作状態を最新に更新することが望ましい。このため、制御装置3のユーザインタフェースに状態更新ボタンを設け、操作者が同ボタンを押下した際に制御装置3から複数の放射線撮影装置2に第一の情報の送信要求である要求情報を略同時に送信する。あるいは、制御装置3の起動時には必ず複数の放射線撮影装置2−1〜2−mに要求情報を略同時に送信するように構成してもよい。
各々の放射線撮影装置2−1〜2−mは、第一の情報の要求情報を受信したことに応じて、第一の情報の送信を実施するように構成することによって、制御装置3の表示リストが更新される。なお、ここでは制御装置3は各々の放射線撮影装置2に対して第一の情報の送信要求(要求情報)を発したが、本発明はそれに限られるものではない。システム内に存在する別の制御装置3に対して所有する当該放射線撮影装置2の第一の情報を送信するように要求し、同要求を受信した別の制御装置3が当該放射線撮影装置2の第一の情報を送信するようにしても良い。この際の別の制御装置3に対する送信要求は、複数の制御装置3−1〜3−nに対する略同時の送信であってもよい。また、本発明においては複数の制御装置3における放射線撮影装置2の第一の情報に関する情報は同一に保たれることから、特定の制御装置3に対して行われるユニキャスト通信であってもよい。
(第二の実施形態)
次に、第二の実施形態について説明する。図4は本発明の第二の実施形態に係る放射線撮影システムの一例を示す構成図である。第一の実施形態と基本構成を同一とし、放射線撮影装置2を収容するクレードル9が追加されている。ここで、クレードルとは、放射線撮影装置を卓上に設置するための台であり、充電やデータ転送等の電子制御が可能な機器である。なお、第一の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
クレードル9は未使用状態の放射線撮影装置2−zを収容、保管することを主な目的とするが、放射線撮影装置2に搭載している内蔵電源の充電機能を備えているのが好適である。また、クレードル9は他の放射線撮影装置2や制御装置3と通信が可能なように、通信経路4に接続される。なお、通信経路4への接続は有線・無線のいずれでも構わない。
さらに電池消費や内部電気部品、特に放射線検出器の長期耐久性の観点から、クレードル9に収容中は放射線撮影装置2の電源が切れるのが望ましい。ところが放射線撮影装置2の電源が切れた状態では、自発的な情報通知や制御装置3からの送信要求に応答することができない。
このため、放射線撮影装置2−zがクレードル9に収容されている間は、クレードル9が放射線撮影装置2−zに代わって第一の情報を送信するのが好ましい。放射線撮影装置2ーzがクレードル9に収容されて電源が切れるまでの間に、クレードル9は収容した放射線撮影装置2−zと通信して第一の情報を読出してクレードル内の記憶部(図示せず)に保持する。ここでの通信は、通信経路4を介してもよいし、クレードル9内と収容した放射線撮影装置2−zを直接接続する専用の通信経路を別途設けて実施してもよい。また、通信方式も無線、有線を問わない。
第一の情報を送信するタイミングは第一の実施例と同様であり、このタイミングにおいて、クレードル9が記憶部に記憶している収容中の放射線撮影装置2−zの情報を、通信経路4を介して送信する。
また、クレードル9から放射線撮影装置2−zを取り出した際には、放射線撮影装置2−zの電源を投入するとともにクレードル9内の記憶部に保持する情報を消去して、クレードル9から放射線撮影装置2−zに情報送信元を復帰させるのが望ましい。
上記の通り、放射線撮影装置2と制御装置3の連携は、両者の操作のみで実施が可能であり、使用する放射線撮影装置2の入替に伴うシステム上流の端末でのオーダ変更など、付随作業が不要となり作業効率が向上する。また、放射線撮影装置2と制御装置3の連携を集中管理するサーバは不要である。そのため、特に開業医や診療所など、放射線撮影装置2と制御装置3が各1台という最小構成での運用も考えられる小規模の施設では、サーバ不要のシステム簡素化はコストや管理の面で有用である。さらに放射線撮影装置2と制御装置3の連携の際に、各放射線撮影装置2−1〜2−mの稼働状況が確認でき、放射線撮影装置2の休止時間が低減されてシステムの稼働率を向上させることができる。
本発明は、1台以上の放射線撮影装置と複数の制御装置とが通信経路に接続された放射線撮影システムにおいて好適に用いられ得る。
1 放射線発生装置
2 放射線撮影装置
3 制御装置
4 通信経路
5 RIS
6 PACS
7 ストレージサーバ
8 検像ワークステーション
9 クレードル

Claims (14)

  1. 放射線を検出して放射線画像を撮影するための1台以上の放射線撮影装置と、前記1台以上の放射線撮影装置を制御するための複数の制御装置と、が通信経路に接続された放射線撮影システムであって、
    前記1台以上の放射線撮影装置は、前記通信経路を介して前記1台以上の放射線撮影装置を識別するための情報を前記複数の制御装置へ並列に送信し、
    前記複数の制御装置は、前記識別するための情報を並列に受信する
    ことを特徴とする放射線撮影システム。
  2. 前記識別するための情報を含む第一の情報が前記通信経路を介して送受信された前記1台以上の放射線撮影装置及び前記複数の制御装置のうち、前記1台以上の放射線撮影装置と前記複数の制御装置のうちの1台の制御装置との間で、前記1台以上の放射線撮影装置が撮影を行うための第二の情報の送受信が行われている場合、前記1台以上の放射線撮影装置及び前記複数の制御装置のうちの他の制御装置のうちの少なくとも一方は、前記1台以上の放射線撮影装置と前記他の制御装置の間での前記第二の情報の送信及び受信の少なくとも一方を行わない、
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
  3. 前記第二の情報として、前記1台以上の放射線撮影装置から前記1台の制御装置へ送信される前記撮影を行うための情報は、前記1台以上の放射線撮影装置の撮影に係る動作状態を示す情報である動作状態情報、異常状態の発生に関する情報であるイベント情報、前記1台以上の放射線撮影装置から得られた画像データ、及び、前記1台以上の放射線撮影装置の動作ログのデータである動作ログデータ、のうちの少なくとも1つを含み、
    前記第二の情報として、前記1台の制御装置から前記1台以上の放射線撮影装置へ送信される前記撮影を行うための情報は、前記1台以上の放射線撮影装置へ撮影動作の指示を与えるための情報である撮影指示情報を含み、
    前記撮影指示情報は、前記1台以上の放射線撮影装置の撮影パラメータを設定するための情報である撮影パラメータ情報、前記1台以上の放射線撮影装置の撮影動作可能な状態への遷移を指示するための情報である遷移指示情報、及び、前記1台以上の放射線撮影装置の撮影動作を指示するための情報である動作指示情報、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影システム。
  4. 前記第一の情報として、前記1台以上の放射線撮影装置から前記複数の制御装置へ送信される前記識別するための情報は、前記1台以上の放射線撮影装置の固有情報、前記1台以上の放射線撮影装置の現在の状態を示す情報である現状情報、前記1台以上の放射線撮影装置の位置情報、前記1台以上の放射線撮影装置の連携状態の情報である連携情報、及び、前記1台以上の放射線撮影装置の通信状態の情報である通信状態情報、のうちの少なくとも1つを含み、
    前記第一の情報として、前記1台の制御装置から前記1台以上の放射線撮影装置へ送信される前記識別するための情報は、前記1台の制御装置の固有情報、前記1台の制御装置の連携状態の情報である連携情報、及び、前記1台の制御装置の通信状態の情報である通信状態情報、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の放射線撮影システム。
  5. 前記1台以上の放射線撮影装置と前記1台の制御装置との間で前記第二の情報の送受信が行われている場合であっても、前記1台以上の放射線撮影装置と前記1台の制御装置との間で前記第一の情報の送受信が行われる、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  6. 前記1台以上の放射線撮影装置は、前記複数の制御装置のうちのいずれかから前記1台以上の放射線撮影装置の前記識別するための情報の送信を前記1台以上の放射線撮影装置へ要求するための情報である要求情報を受信したことに応じて、前記複数の制御装置へ前記第一の情報を並列に送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  7. 前記1台以上の放射線撮影装置は、前記1台の制御装置との連携状態が変化する時、前記1台以上の放射線撮影装置の電源状態が変化する時、前記1台以上の放射線撮影装置の動作状態が変化する時、前記1台以上の放射線撮影装置によって撮影された画像データを転送開始又は終了する時、前記1台以上の放射線撮影装置に故障が発生した時、及び、予め設定された周期時間が経過した時、のうちの少なくとも1つのタイミングで、前記複数の制御装置へ前記識別するための情報を並列に送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  8. 前記1台以上の放射線撮影装置から前記複数の制御装置へ、マルチキャスト及びブロードキャストの少なくとも一方を用いて、前記識別するための情報を並列に送信する、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の放射線撮影システム。
  9. 前記1台以上の放射線撮影装置として、複数の放射線撮影装置を含み、
    前記複数の制御装置は夫々、表示手段を含み、前記複数の放射線撮影装置の前記識別するための情報の少なくとも一部が前記表示手段に一覧できる状態で表示され、
    前記一覧できる状態は、前記複数の制御装置へ並列に送信された前記識別するための情報の受信に応じて更新される、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の放射線撮影システム。
  10. 前記複数の制御装置のうちの少なくとも1台の制御装置は、携帯型端末である
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  11. 前記1台以上の放射線撮影装置のうちの1台の放射線撮影装置を卓上に設置するために前記1台の放射線撮影装置を収容するクレードルを更に含み、
    前記クレードルは、前記通信経路に接続されており、前記クレードルに収容されている前記1台の放射線撮影装置の前記識別するための情報を、前記1台の放射線撮影装置に代わって送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の放射線撮影システム。
  12. 前記クレードルは、前記1台の放射線撮影装置の前記識別するための情報を記憶する記憶部を含む、
    ことを特徴とする請求項11に記載の放射線撮影システム。
  13. 放射線を検出して放射線画像を撮影するための1台以上の放射線撮影装置と、前記1台以上の放射線撮影装置を制御するための複数の制御装置と、が通信経路に接続された放射線撮影システムに使用される、放射線撮影装置であって、
    前記放射線撮影装置は、前記複数の制御装置によって並列に受信される、前記放射線撮影装置を識別するための情報を、前記通信経路を介して前記複数の制御装置へ並列に送信する
    ことを特徴とする放射線撮影装置。
  14. 放射線を検出して放射線画像を撮影するための1台以上の放射線撮影装置と、前記1台以上の放射線撮影装置を制御するための複数の制御装置と、が通信経路に接続された放射線撮影システムに使用される、制御装置であって、
    前記1台以上の放射線撮影装置が、前記通信経路を介して前記複数の制御装置へ並列に送信した前記1台以上の放射線撮影装置を識別するための情報を、前記複数の制御装置のうちの1つの制御装置として、前記複数の制御装置のうちの他の制御装置と並列に受信する
    ことを特徴とする制御装置。
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