JP2019185509A - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の向上を図ること。【解決手段】硬貨振分部13と、硬貨収納庫14と、出金搬送部15と、出金搬送部15により搬送された硬貨を出金口7まで搬送させる第1状態と、硬貨振分部13まで搬送させる第2状態との間で択一的に切換可能である切換部とを備え、出金指令に応じて任意の硬貨収納庫14から繰り出された硬貨が出金搬送部15を通じて搬送されたことが検知されない出金異常が検出された場合に、切換部を第2状態に切り換えるとともに予め決められた手順により設定した硬貨収納庫14から少なくとも1枚の硬貨を探索用硬貨として繰り出させ、かつ硬貨振分部13にて探索用硬貨のみを振り分けたときには正常と判定する一方、硬貨振分部13にて探索用硬貨以外の硬貨を振り分けたときや探索用硬貨を振り分けることができないときには異常と判定する制御部30を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、硬貨処理装置に関し、より詳細には釣銭機として適用される硬貨処理装置に関するものである。
従来、釣銭機として適用される硬貨処理装置は、投入口に投入されることで入金された硬貨を識別し、正貨と識別された硬貨を硬貨振分部にて金種毎に振り分け、金種毎に設けられた硬貨収納庫に振り分けた硬貨を金種別に収納するものである。この硬貨処理装置は、外部の装置等から釣銭払出要求である出金指令が与えられた場合に、要求金額に相当する硬貨を該当する硬貨収納庫から繰り出させ、出金搬送部により出金口まで搬送して払い出すものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−71662号公報
ところで、上述したような硬貨処理装置においては、出金搬送部を構成するモータ等が不具合により一時的に停止してしまうことがあり、これにより出金指令に応じて任意の硬貨収納庫から繰り出された硬貨が出金搬送部を通じて出金口まで搬送されない出金異常が一時的に発生してしまうことがあった。
このような出金異常が一時的に発生してしまうと、利用者からの問い合わせ等がなければ見過ごされてしまう虞れがあり、結果的に信頼性の低下を招来することとなる。
本発明は、上記実情に鑑みて、信頼性の向上を図ることができる硬貨処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る硬貨処理装置は、入金された硬貨を金種毎に振り分ける硬貨振分部と、前記硬貨振分部により振り分けられた硬貨を金種別に収納する複数の硬貨収納庫と、少なくとも1つの硬貨収納庫から繰り出された硬貨を搬送する出金搬送部と、前記出金搬送部により搬送された硬貨を出金口まで搬送させる第1状態と、前記出金搬送部により搬送された硬貨を前記硬貨振分部まで搬送させる第2状態との間で択一的に切換可能である切換部とを備えた硬貨処理装置であって、出金指令に応じて任意の硬貨収納庫から繰り出された硬貨が前記出金搬送部を通じて搬送されたことが検知されない出金異常が検出された場合に、前記切換部を前記第2状態に切り換えるとともに予め決められた手順により設定した硬貨収納庫から少なくとも1枚の硬貨を探索用硬貨として繰り出させ、かつ前記硬貨振分部にて前記探索用硬貨のみを振り分けたときには正常と判定する一方、該硬貨振分部にて前記探索用硬貨以外の硬貨を振り分けたときや該硬貨振分部にて前記探索用硬貨を振り分けることができないときには異常と判定する制御部を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記硬貨処理装置において、前記制御部は、前記出金異常が検出された場合に、前記出金搬送部による搬送経路の上流側に配置された硬貨収納庫から前記探索用硬貨を繰り出させ、該硬貨収納庫に硬貨が収納されていないときには前記搬送経路にて該硬貨収納庫の次に上流側に配置された硬貨収納庫から前記探索用硬貨を繰り出させるよう、前記搬送経路の上流から下流に向けて配置された順に従って前記探索用硬貨を繰り出させる硬貨収納庫を設定することを特徴とする。
また本発明は、上記硬貨処理装置において、前記制御部は、異常と判定した場合、その旨を報知することを特徴とする。
本発明によれば、出金指令に応じて任意の硬貨収納庫から繰り出された硬貨が出金搬送部を通じて搬送されたことが検知されない出金異常が検出された場合に、制御部が、切換部を第2状態に切り換えるとともに予め決められた手順により設定した硬貨収納庫から少なくとも1枚の硬貨を探索用硬貨として繰り出させ、かつ硬貨振分部にて探索用硬貨のみを振り分けたときには正常と判定する一方、該硬貨振分部にて探索用硬貨以外の硬貨を振り分けたときや該硬貨振分部にて探索用硬貨を振り分けることができないときには異常と判定するので、出金異常が検出された場合に異常の有無を判定して信頼性の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の構成を示す平面図である。 図2は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の構成を示す正面図である。 図3は、図1及び図2に示した硬貨処理装置の内部構成を模式的に示す模式図である。 図4は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の特徴的な制御系を示すブロック図である。 図5は、図4に示した入出金制御部が実施する出金検出処理の処理内容を示すフローチャートである。 図6は、図4に示したリトライ制御部が実施する出金確認処理の処理内容を示すフローチャートである。 図7は、図6に示した探索用硬貨収納庫設定処理の処理内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る硬貨処理装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態である硬貨処理装置の構成を示すものであり、図1は平面図、図2は正面図である。ここで例示する硬貨処理装置1は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗においてPOSレジスタ装置に接続される自動釣銭機として適用されるものであり、装置本体2を備えている。
装置本体2は、略直方状を成す筐体であり、投入口3、操作表示部4、出金口7及び返却口8を備えている。
投入口3は、装置本体2の前端上面の右側に設けてあり、投入された硬貨を装置本体2の内部に受け入れるための開口である。この投入口3は、例えば顧客等の利用者からの預り金を一時保持する一時保持部として機能する。
操作表示部4は、装置本体2の前端上面の左側に設けてあり、表示部5及び操作部6を有している。表示部5は各種情報を表示するものであり、操作部6は例えばテンキー等で構成されて各種の操作入力を行う入力手段である。
出金口7は、装置本体2の前面左側に設けてある。この出金口7は、装置本体2の内部に収納された硬貨を払い出すための開口であり、装置本体2に取り付けられた出金トレイ9に硬貨を払い出すものである。返却口8は、装置本体2の前面右側に設けてある。この返却口8は、硬貨を返却するための開口である。
図3は、図1及び図2に示した硬貨処理装置1の内部構成を模式的に示す模式図である。この図3を用いて硬貨処理装置1の内部構成を機能別に説明する。装置本体2の内部には、硬貨搬送機構10(図4参照)が設けてある。この硬貨搬送機構10は、入金搬送部11、一時保留部12、硬貨振分部13、硬貨収納庫14、出金搬送部15及び切換ゲート群16を有している。
入金搬送部11は、投入口3より投入されるとともに図示せぬ投入検出センサによって検出された硬貨を搬送するものであり、検銭部17が設けてある。検銭部17は、硬貨の真贋及び金種を判別するものである。
一時保留部12は、検銭部17で正貨と判定された硬貨を一時的に保留するものである。硬貨振分部13は、一時保留部12で保留されてから搬送された硬貨を金種毎に振り分けるものである。
硬貨収納庫14は、金種毎に設けてあり、硬貨振分部13により振り分けられた硬貨を収納するものである。より具体的には、硬貨収納庫14として、1円硬貨収納庫14a、50円硬貨収納庫14b、5円硬貨収納庫14c、100円硬貨収納庫14d、10円硬貨収納庫14e、500円硬貨収納庫14fの6つが前方側から順に設けてある。各硬貨収納庫14は、投入された硬貨を金種別に個別に収納するようにしている。また各硬貨収納庫14は、収納する商品を繰り出す機能を有している。
出金搬送部15は、硬貨収納庫14から繰り出された硬貨を前方に向けて搬送するものである。つまり出金搬送部15は、硬貨収納庫14から繰り出された硬貨を、出金口7に連通する出金シュート18に向けて前方に搬送するものである。
ところで、各硬貨収納庫14と出金搬送部15との配置関係について説明する。出金搬送部15は、硬貨を前方に向けて搬送するものであり、硬貨収納庫14は、1円硬貨収納庫14a、50円硬貨収納庫14b、5円硬貨収納庫14c、100円硬貨収納庫14d、10円硬貨収納庫14e、500円硬貨収納庫14fの順に前方側から設けてある。よって、500円硬貨収納庫14fが出金搬送部15による搬送経路の最も上流側に配置してあり、10円硬貨収納庫14e、100円硬貨収納庫14d、5円硬貨収納庫14c、50円硬貨収納庫14b、1円硬貨収納庫14aの順に搬送経路の下流側に配置してある。
切換ゲート群16は、第1切換ゲート16a、第2切換ゲート16b及び第3切換ゲート16cを備えている。第1切換ゲート16aは、入金搬送部11の搬送方向下流側に設けてある。この第1切換ゲート16aは、入金搬送部11で搬送された硬貨を一時保留部12に搬送させる状態と、該硬貨を出金口7に搬送させる状態との間で択一的に切換可能なものである。
第2切換ゲート16bは、一時保留部12の搬送方向下流側に設けてある。この第2切換ゲート16bは、一時保留部12で保留された硬貨を硬貨振分部13に送出させる状態と、該硬貨を返却口8に送出させる状態との間で択一的に切換可能なものである。かかる第2切換ゲート16bは、常態においては、一時保留部12で保留された硬貨を硬貨振分部13に送出させる状態となっている。
第3切換ゲート16cは、出金搬送部15の搬送方向下流側に設けてある。この第3切換ゲート16cは、出金搬送部15で搬送された硬貨を、出金シュート18を経由して出金口7に搬送させる搬送状態と、該硬貨を一時保留部12に搬送させる循環状態との間で択一的に切換可能なものである。かかる第3切換ゲート16cは、常態においては、搬送状態となっている。
つまり、第3切換ゲート16cは、第2切換ゲート16bとともに本発明の切換部を構成しており、出金搬送部15により搬送された硬貨を出金口7まで搬送させる第1状態と、出金搬送部15により搬送された硬貨を硬貨振分部13まで搬送させる第2状態との間で択一的に切換可能である。
このような硬貨処理装置1の概要動作について説明する。投入口3に投入された硬貨は、POSレジスタ装置等の上位装置100(図4参照)からの入金許可指令を受け、投入検出センサによって検出された後、入金搬送部11によって搬送され、検銭部17により真贋及び金種が判定される。搬送された硬貨が正貨である場合、一時保留部12に保留される。一方、搬送された硬貨が正貨でない場合、第1切換ゲート16aを介して出金口7に搬送され、出金トレイ9に返却される。尚、上位装置100からの返却指示があった場合、一時保留部12に保留された硬貨は、第2切換ゲート16bを介して返却口8に返却される。
一時保留部12に保留された硬貨は、硬貨振分部13に搬送され、後方に向けて搬送されながら金種毎に振り分けられる。硬貨振分部13によって振り分けられた硬貨は、金種に応じて硬貨収納庫14に収納される。
上位装置100からの出金指令が与えられた場合に、該出金指令に応じた金種の硬貨が任意の硬貨収納庫14から繰り出されて出金搬送部15により前方に向けて搬送され、第3切換ゲート16cを介して出金口7から装置本体2の外部に払い出される。
図4は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置1の特徴的な制御系を示すブロック図である。この図4に示すように、硬貨処理装置1は、上記構成の他、出金検知部20、振分センサ25、制御部30を備えている。
出金検知部20は、出金シュートセンサ21及び出金トレイセンサ22を備えている。出金シュートセンサ21は、出金シュート18を通過する硬貨の有無を検知するものである。出金トレイセンサ22は、出金トレイ9に払い出された硬貨の有無を検知するものである。かかる出金検知部20は、出金シュートセンサ21及び出金トレイセンサ22の少なくとも一方で硬貨を検知した場合には、出金検知した旨の検知信号を制御部30に送出するものである。
振分センサ25は、硬貨振分部13から各硬貨収納庫14への搬送路に設けてある。かかる振分センサ25は、硬貨振分部13から対応する硬貨収納庫14へ振り分けられた硬貨の有無を検知するものであり、硬貨を検知した場合には、振分信号を制御部30に送出するものである。
制御部30は、出金検知部20や振分センサ25、表示部5、操作部6、硬貨搬送機構10、検銭部17が接続してあるとともに、上位装置100が接続してある。この制御部30は、操作部6を通じて指令が与えられた場合、あるいは検銭部17から検出信号が与えられた場合、更には上位装置100から各種指令が与えられた場合、記憶部40に格納したプログラムやデータに基づいて表示部5の表示制御、硬貨搬送機構10の駆動制御を行うものである。制御部30は、入出金制御部31及びリトライ制御部32を有している。
入出金制御部31は、上位装置100から入力許可指令が与えられた後に硬貨が投入された場合に、入金許可指令に従って硬貨の入金処理を行い、かつ上位装置100から出金指令が与えられた場合に、出金指令に従って硬貨の出金処理を行うものである。また入出金制御部31は、これらの入金処理及び出金処理を実行している間、実施した入金処理及び出金処理の内容を入出金情報として逐次、記憶部40に格納する処理も行う。そして、この入出金制御部31は、硬貨の出金処理と並行して後述する出金検出処理を行うものである。
リトライ制御部32は、上記入出金制御部31による出金検出処理において出金異常が検出された場合に、後述する出金確認処理を行うものである。
図5は、図4に示した入出金制御部31が実施する出金検出処理の処理内容を示すフローチャートである。
この出金検出処理において入出金制御部31は、上記出金処理にて出金動作を開始したか否かを判断する(ステップS101)。すなわち、入出金制御部31は、上位装置100から出金指令が与えられることにより、該当する硬貨収納庫14から硬貨を繰り出させるとともに、第3切換ゲート16cを搬送状態にして出金搬送部15を駆動させて硬貨収納庫14から繰り出された硬貨を前方に搬送させる動作を開始したか否かを判断する。
この出金動作を開始していないと判断した場合(ステップS101:No)、入出金制御部31は、後述する処理を実施することなく手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
出金動作を開始していると判断した場合(ステップS101:Yes)、入出金制御部31は、所定時間が経過するまでに出金検知部20からの検知信号の入力待ちとなる(ステップS102,ステップS103)。
所定時間が経過するまでに出金検知部20から検知信号を入力した場合(ステップS102:Yes,ステップS103:No)、入出金制御部31は、出金が正常に行われたことを検出し(ステップS104)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
所定時間が経過するまでに出金検知部20から検知信号を入力しない場合(ステップS102:No,ステップS103:Yes)、入出金制御部31は、出金に異常があったと検出し(ステップS105)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このようにして出金検出処理にて出金に異常があったと検出した場合、制御部30を構成するリトライ制御部32が次のような出金確認処理を実施する。
図6は、図4に示したリトライ制御部32が実施する出金確認処理の処理内容を示すフローチャートである。この出金確認処理においてリトライ制御部32は、探索用硬貨収納庫設定処理を実施する(ステップS201)。
図7は、図6に示した探索用硬貨収納庫設定処理の処理内容を示すフローチャートである。
この探索用硬貨収納庫設定処理においてリトライ制御部32は、出金搬送部15による最も上流側に配置された500円硬貨収納庫14fに500円硬貨が収納されているか否かを判断する(ステップS201a)。500円硬貨が収納されている場合(ステップS201a:Yes)、リトライ制御部32は、500円硬貨収納庫14fを探索用硬貨収納庫に設定し(ステップS201b)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
500円硬貨が収納されていない場合(ステップS201a:No)、リトライ制御部32は、500円硬貨収納庫14fの次に搬送経路の上流側に配置された10円硬貨収納庫14eに10円硬貨が収納されているか否かを判断する(ステップS201c)。10円硬貨が収納されている場合(ステップS201c:Yes)、リトライ制御部32は、10円硬貨収納庫14eを探索用硬貨収納庫に設定し(ステップS201d)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
10円硬貨が収納されていない場合(ステップS201c:No)、リトライ制御部32は、10円硬貨収納庫14eの次に搬送経路の上流側に配置された100円硬貨収納庫14dに100円硬貨が収納されているか否かを判断する(ステップS201e)。100円硬貨が収納されている場合(ステップS201e:Yes)、リトライ制御部32は、100円硬貨収納庫14dを探索用硬貨収納庫に設定し(ステップS201f)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
100円硬貨が収納されていない場合(ステップS201e:No)、リトライ制御部32は、100円硬貨収納庫14dの次に搬送経路の上流側に配置された5円硬貨収納庫14cに5円硬貨が収納されているか否かを判断する(ステップS201g)。5円硬貨が収納されている場合(ステップS201g:Yes)、リトライ制御部32は、5円硬貨収納庫14cを探索用硬貨収納庫に設定し(ステップS201h)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
5円硬貨が収納されていない場合(ステップS201g:No)、リトライ制御部32は、5円硬貨収納庫14cの次に搬送経路の上流側に配置された50円硬貨収納庫14bに50円硬貨が収納されているか否かを判断する(ステップS201i)。50円硬貨が収納されている場合(ステップS201i:Yes)、リトライ制御部32は、50円硬貨収納庫14bを探索用硬貨収納庫に設定し(ステップS201j)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
50円硬貨が収納されていない場合(ステップS201i:No)、リトライ制御部32は、50円硬貨収納庫14bの次に搬送経路の上流側に配置された1円硬貨収納庫14aを探索用硬貨収納庫に設定し(ステップS201k)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
このようにして探索用硬貨収納庫を設定したリトライ制御部32は、探索用硬貨収納庫から探索用硬貨を1枚繰り出させ、この探索用硬貨の搬送を行う(ステップS202)。より具体的に説明すると、リトライ制御部32は、切換部を第2状態にさせ、すなわち第3切換ゲート16cを循環状態にさせるとともに第2切換ゲート16bを硬貨振分部13に送出させる状態にさせ、更に出金搬送部15及び硬貨振分部13を駆動させる。
このようにして探索用硬貨の搬送を行ったリトライ制御部32は、所定時間が経過するまでに振分センサ25からの振分信号の入力待ちとなる(ステップS203,ステップS204)。
振分センサ25からの振分信号を入力した場合(ステップS203:Yes,ステップS204:No)、リトライ制御部32は、1枚の探索用硬貨のみの振分信号が否かを判断する(ステップS205)。
1枚の探索用硬貨のみの振分信号である場合(ステップS205:Yes)、リトライ制御部32は、出金は正常である旨の出金正常の判定を行い(ステップS206)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
一方の1枚の探索用硬貨以外の硬貨の振分信号を含む場合(ステップS205:No)、リトライ制御部32は、出金搬送部15による搬送経路に硬貨が残留していた旨の出金異常(残留)の判定を行いつつ(ステップS207)、表示部5に出金異常(残留)が発生した旨の表示指令を送出し(ステップS208)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
これによれば、利用者に対し出金異常が発生したことを認識させることができ、メンテナンス作業を促すことが可能になる。
所定時間が経過しても振分センサ25からの振分信号が入力されない場合(ステップS203:No,ステップS204:Yes)、リトライ制御部32は、出金搬送部15による搬送不良が生じた旨の出金異常(搬送不良)の判定を行いつつ(ステップS209)、表示部5に出金異常(搬送不良)が発生した旨の表示指令を送出し(ステップS210)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
これによれば、利用者に対し出金異常が発生したことを認識させることができ、メンテナンス作業を促すことが可能になる。
以上説明したように、本発明の実施の形態である硬貨処理装置1によれば、出金指令に応じて任意の硬貨収納庫14から繰り出された硬貨が出金搬送部15を通じて搬送されたことが出金検知部20を通じて検知されない出金異常が検出された場合に、制御部30が、第3切換ゲート16cを循環状態で第2切換ゲート16bを硬貨振分部13に送出させる状態にさせるとともに、設定した硬貨収納庫14から1枚の硬貨を探索用硬貨として繰り出させ、かつ硬貨振分部13にて探索用硬貨のみを振り分けたときには正常と判定する一方、該硬貨振分部13にて探索用硬貨以外の硬貨を振り分けたときや該硬貨振分部13にて探索用硬貨を振り分けることができないときには異常と判定するので、出金異常が検出された場合に異常の有無を判定して信頼性の向上を図ることができる。
上記硬貨処理装置1によれば、制御部30が、出金異常が検出された場合に、出金搬送部15による搬送経路の上流側に配置された硬貨収納庫14から探索用硬貨を繰り出させ、硬貨収納庫14に硬貨が収納されていないときには搬送経路にて該硬貨収納庫14の次に上流側に配置された硬貨収納庫14から探索用硬貨を繰り出させるよう、搬送経路の上流から下流に向けて配置された順に従って探索用硬貨を繰り出させる硬貨収納庫14を設定するので、探索用硬貨が出金搬送部15によりできるだけ長い距離搬送されることとなり、出金搬送部15等の異常の発生をより確実に判定することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、出金確認処理において、所定の硬貨収納庫14より1枚の探索用硬貨を繰り出させたが、本発明においては、探索用硬貨は複数枚であっても構わない。
上述した実施の形態では、探索用硬貨収納庫設定処理において、出金搬送部15による搬送経路の最上流側の500円硬貨収納庫14fから最下流側の1円硬貨収納庫14aまで収納硬貨の有無を判断していたが、本発明においては、すべての硬貨収納庫について行う必要なく、出金搬送部による搬送経路の最上流側の硬貨収納庫(例えば500円硬貨収納庫)とその次に上流側に配置された硬貨収納庫(例えば10円硬貨収納庫)だけについて収納硬貨の有無を判断してもよい。
上述した実施の形態では、出金確認処理において出金異常を判定した場合、その旨を表示部5に表示させていたが、本発明においては、表示部の表示に変えて、ブザー音を発して報知してもよい。
上述した実施の形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置及び構成要素の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 硬貨処理装置
2 装置本体
3 投入口
4 操作表示部
5 表示部
6 操作部
7 出金口
8 返却口
9 出金トレイ
10 硬貨搬送機構
11 入金搬送部
12 一時保留部
13 硬貨振分部
14 硬貨収納庫
15 出金搬送部
16 切換ゲート群
17 検銭部
18 出金シュート
20 出金検知部
21 出金シュートセンサ
22 出金トレイセンサ
25 振分センサ
30 制御部
31 入出金制御部
32 リトライ制御部
40 記憶部

Claims (3)

  1. 入金された硬貨を金種毎に振り分ける硬貨振分部と、
    前記硬貨振分部により振り分けられた硬貨を金種別に収納する複数の硬貨収納庫と、
    少なくとも1つの硬貨収納庫から繰り出された硬貨を搬送する出金搬送部と、
    前記出金搬送部により搬送された硬貨を出金口まで搬送させる第1状態と、前記出金搬送部により搬送された硬貨を前記硬貨振分部まで搬送させる第2状態との間で択一的に切換可能である切換部と
    を備えた硬貨処理装置であって、
    出金指令に応じて任意の硬貨収納庫から繰り出された硬貨が前記出金搬送部を通じて搬送されたことが検知されない出金異常が検出された場合に、前記切換部を前記第2状態に切り換えるとともに予め決められた手順により設定した硬貨収納庫から少なくとも1枚の硬貨を探索用硬貨として繰り出させ、かつ前記硬貨振分部にて前記探索用硬貨のみを振り分けたときには正常と判定する一方、該硬貨振分部にて前記探索用硬貨以外の硬貨を振り分けたときや該硬貨振分部にて前記探索用硬貨を振り分けることができないときには異常と判定する制御部を備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 前記制御部は、前記出金異常が検出された場合に、前記出金搬送部による搬送経路の上流側に配置された硬貨収納庫から前記探索用硬貨を繰り出させ、該硬貨収納庫に硬貨が収納されていないときには前記搬送経路にて該硬貨収納庫の次に上流側に配置された硬貨収納庫から前記探索用硬貨を繰り出させるよう、前記搬送経路の上流から下流に向けて配置された順に従って前記探索用硬貨を繰り出させる硬貨収納庫を設定することを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
  3. 前記制御部は、異常と判定した場合、その旨を報知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の硬貨処理装置。
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