JP2023043554A - 硬貨処理装置 - Google Patents

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【課題】精査動作を簡易なものとすること。【解決手段】入金口12を通じて入金された硬貨の真偽及び金種を識別し、正貨として識別された硬貨を金種毎に複数の収納庫24に収納する一方、出金指示によって任意の収納庫24から繰り出された硬貨を出金口14に出金させる硬貨処理装置10であって、各収納庫24に収納された硬貨の枚数を計測する精査指令が与えられた場合に、収納庫24から繰り出された硬貨のうち判別部242にて所定の判別要素を判別することができなかった判別不能硬貨については装置本体11の内部に留保し、留保した旨を報知する報知動作を行う制御部40を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、硬貨処理装置に関し、より詳細には釣銭機として適用される硬貨処理装置の改良に関するものである。
従来、釣銭機として適用される硬貨処理装置は、入金口に投入されることで入金された硬貨の真偽及び金種を識別し、正貨と識別された硬貨を振分部にて金種毎に振り分け、金種毎に設けられた収納庫に振り分けた硬貨を金種別に収納するものである。
この硬貨処理装置は、外部の装置等から釣銭払出要求である出金指示が与えられた場合に、要求金額に相当する硬貨を該当する収納庫から繰り出させ、出金搬送部により出金口まで搬送して払い出すものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-71662号公報
ところで、上記特許文献1には明示されていないが、上述したような硬貨処理装置においては、各収納庫に収納された硬貨の枚数を計測する精査指令が与えられた場合に、前記収納庫から硬貨を繰り出して判別部にて金種を判別しつつ計数し、収納庫から繰り出された硬貨を更に収納庫に搬送して計数する精査動作を行うことが知られている。
そのような上記硬貨処理装置では、上記精査動作において、上記判別部にて金種を判別することができなかった硬貨(判別不能硬貨)を出金口に払い出すようにしていた。
そのため、硬貨処理装置に精査動作を行わせる店舗の従業員等の管理者は、該硬貨処理装置の出金口の近傍に居る必要があり、精査動作が煩雑なものとなる虞れがあった。特に、セルフレジ若しくはセミセルフレジとして適用される釣銭機においては、硬貨処理装置の入金口及び出金口が店舗の顧客である利用者側に設置されており、精査動作時に管理者が出金口の近傍に居なければならず、精査動作の煩雑さがより顕著なものとなっていた。
本発明は、上記実情に鑑みて、精査動作を簡易なものとすることができる硬貨処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る硬貨処理装置は、入金口を通じて入金された硬貨の真偽及び金種を識別し、正貨として識別された硬貨を金種毎に複数の収納庫に収納する一方、出金指示によって任意の収納庫から繰り出された硬貨を出金口に出金させる硬貨処理装置であって、各収納庫に収納された硬貨の枚数を計測する精査指令が与えられた場合に、前記収納庫から繰り出された硬貨のうち判別部にて所定の判別要素を判別することができなかった判別不能硬貨については装置本体の内部に留保し、留保した旨を報知する報知動作を行う制御部を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記硬貨処理装置において、前記制御部は、前記装置本体に設けられた専用のリジェクト庫に、前記判別不能硬貨を収納することを特徴とする。
また本発明は、上記硬貨処理装置において、前記制御部は、入力手段を通じて前記判別不能硬貨の払出指令が与えられた場合に、該判別不能硬貨を前記出金口より払い出すことを特徴とする。
本発明によれば、制御部が、各収納庫に収納された硬貨の枚数を計測する精査指令が与えられた場合に、収納庫から繰り出された硬貨のうち判別部にて所定の判別要素を判別することができなかった判別不能硬貨については装置本体の内部に留保し、留保した旨を報知する報知動作を行うので、判別不能硬貨を装置本体の外部に払い出してしまうことを抑制できる。このように判別不能硬貨が装置本体の外部に払い出されることが抑制されているので、店舗の従業員等の管理者が精査動作を行わせる硬貨処理装置の近傍にいる必要がなく、これにより精査動作を簡易なものとすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の外観構成を示す平面図である。 図2は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の外観構成を示す正面図である。 図3は、図1及び図2に示した硬貨処理装置の内部構成を模式的に示す模式図である。 図4は、図1及び図2に示した硬貨処理装置の特徴的な制御系を示すブロック図である。 図5は、図4に示した制御部が実施する「出金口払出モード」での精査動作処理の処理内容を示すフローチャートである。 図6は、図4に示した制御部が実施する「内部留保モード」での精査動作処理の処理内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る硬貨処理装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態である硬貨処理装置の外観構成を示すものであり、図1は平面図であり、図2は正面図である。ここで例示する硬貨処理装置10は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗においてPOS(Point Of Sales)レジスタ装置(上位装置1)に接続される自動釣銭機として適用されるものであり、装置本体11を備えている。
装置本体11は、略直方状を成す筐体であり、入金口12、操作表示部13、出金口14及び返却口15を備えている。入金口12は、装置本体11の前端上面の右側に設けてあり、投入された硬貨を装置本体11の内部に受け入れるための開口である。この入金口12は、例えば顧客等の利用者からの預り金を一時保持する一時保持部として機能する。
操作表示部13は、装置本体11の前端上面の左側に設けてあり、表示部13a及び操作部13bを有している。表示部13aは、各種情報を表示するものであり、操作部13bは例えばテンキー等で構成されて各種の操作入力を行う入力手段である。
出金口14は、装置本体11の前面左側に設けてある。この出金口14は、装置本体11の内部に収納された硬貨を払い出すための開口であり、装置本体11に取り付けられた出金トレイ16に硬貨を払い出すものである。返却口15は、装置本体11の前面右側に設けてある。この返却口15は、硬貨を返却するための開口である。
尚、硬貨処理装置10は、装置本体11の前面が店舗の顧客である利用者側に向けて配置され、利用者(顧客)が商品のバーコード等の読み込み及び金銭の授受を行うセルフレジ、あるいは利用者が金銭の授受のみを行うセミセルフレジとして機能するものである。
図3は、図1及び図2に示した硬貨処理装置10の内部構成を模式的に示す模式図であり、図4は、図1及び図2に示した硬貨処理装置10の特徴的な制御系を示すブロック図である。これら図3及び図4を用いて硬貨処理装置10の内部構成を機能別に説明する。
装置本体11の内部には、硬貨搬送機構20が設けてある。この硬貨搬送機構20は、入金搬送部21、一時保留部22、振分部23、収納庫24、出金搬送部25及び切換ゲート群26を有している。
入金搬送部21は、入金口12より投入されるとともに図示せぬ投入検出センサによって検出された硬貨を搬送するものであり、検銭部21aが設けてある。検銭部21aは、硬貨の真贋及び金種を識別するものである。
一時保留部22は、検銭部21aで正貨と識別された硬貨を一時的に保留するものである。振分部23は、一時保留部22で保留されてから搬送された硬貨を金種毎に振り分けるものである。
収納庫24は、金種毎に設けてあり、振分部23により振り分けられた硬貨を収納するものである。より具体的には、収納庫24として、前方側から1円収納庫24a、50円収納庫24b、5円収納庫24c、100円収納庫24d、10円収納庫24e、500円収納庫24fの6つが設けてある。また各収納庫24は、収納した硬貨を出金搬送部25に繰り出す繰出部241を有し、この繰出部241には、繰り出す硬貨の例えば金種や数等の所定の判別要素を判別する判別部242が設けてある。
出金搬送部25は、収納庫24から繰り出された硬貨を前方に向けて搬送するものである。つまり、出金搬送部25は、収納庫24から繰り出された硬貨を、出金口14に連通する出金シュート27に向けて前方に搬送するものである。
切換ゲート群26は、第1切換ゲート26a、第2切換ゲート26b及び第3切換ゲート26cを備えている。第1切換ゲート26aは、入金搬送部21の搬送方向下流側に設けてある。この第1切換ゲート26aは、入金搬送部21で搬送された硬貨を一時保留部22に搬送させる状態と、該硬貨を出金口14に搬送させる状態との間で択一的に切換可能なものである。
第2切換ゲート26bは、一時保留部22の搬送方向下流側に設けてある。この第2切換ゲート26bは、一時保留部22で保留された硬貨を振分部23に送出させる状態と、該硬貨を返却口15に送出させる状態との間で択一的に切換可能なものである。かかる第2切換ゲート26bは、常態においては、一時保留部22で保留された硬貨を振分部23に送出させる状態となっている。
第3切換ゲート26cは、出金搬送部25の搬送方向下流側に設けてある。この第3切換ゲート26cは、出金搬送部25で搬送された硬貨を、出金シュート27を経由して出金口14に搬送させる第1搬送状態と、該硬貨を一時保留部22に搬送させる循環状態と、該硬貨を出金シュート27の下方に設けられたリジェクト庫28に搬送させる第2搬送状態との間で択一的に切換可能なものである。かかる第3切換ゲート26cは、常態においては、第1搬送状態となっている。
ここでリジェクト庫28は、硬貨を収納可能なものであり、図示せぬ放出ゲートが開放動作した場合に出金口14に連通するものである。つまりリジェクト庫28は、常態においては、放出ゲートにより出金口14との連通が遮断されている。
硬貨処理装置10は、上記構成の他、計数センサ30及び制御部40を備えている。計数センサ30は、振分部23から各収納庫24への搬送路に設けてある。かかる計数センサ30は、振分部23から対応する収納庫24へ振り分けられた硬貨の枚数を検出するものであり、その検出結果を計数信号として制御部40に送出するものである。
制御部40は、計数センサ30、表示部13a、操作部13b、硬貨搬送機構20、検銭部21aに電気的に接続してあるとともに、POSレジスタ装置等の上位装置1に電気的に接続してある。この制御部40は、操作部13bを通じて指令が与えられた場合、あるいは検銭部21aから検出信号が与えられた場合、更には上位装置1から各種指令が与えられた場合、記憶部41に格納したプログラムやデータに基づいて表示部13aの表示制御、硬貨搬送機構20の駆動制御を行うものである。
尚、制御部40は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
以上のような構成を有する硬貨処理装置10は、次のように動作する。まず入金動作について説明する。上位装置1から入金許可指令が与えられた場合、入金口12に投入された硬貨を投入検出センサによって検出した後、入金搬送部21によって搬送し、検銭部21aにより真贋及び金種を判定する。硬貨が正貨である場合、一時保留部22に保留する。一方、硬貨が正貨でない場合、第1切換ゲート26aを介して出金口14に搬送し、出金トレイ16に返却する。尚、上位装置1からの返却指示があった場合、一時保留部22に保留した硬貨を、第2切換ゲート26bを介して返却口15に返却する。
一時保留部22に保留した硬貨を振分部23に搬送し、振分部23にて後方に向けて搬送しながら金種毎に振り分ける。振分部23によって振り分けられた硬貨は、金種に応じて収納庫24に収納され、その後に上位装置1に対して入金完了通知を行うことにより入金動作を終了する。
次に出金動作について説明する。上位装置1から出金指令が与えられた場合、該出金指令に応じた金種の硬貨を任意の収納庫24から出金搬送部25に繰り出す。該当する収納庫24から出金搬送部25に繰り出す。出金搬送部25に繰り出された硬貨については、出金搬送部25により前方に向けて搬送し、第1搬送状態となる第3切換ゲート26cを介して、出金シュート27を経由して出金口14から装置本体11の外部に払い出す。このようにして所定の硬貨を外部に払い出した後、上位装置1に対して出金完了通知を行うことにより出金動作を終了する。
更に精査動作について説明する。精査動作は、各収納庫24に収納された硬貨の枚数を計測する動作である。この精査動作は、上位装置1から精査指令が与えられた場合や操作部13bから精査指令が与えられた場合に実施されるものである。
かかる精査動作は、事前の操作により「出金口払出モード」と「内部留保モード」とのいずれかに設定可能であり、以下においては、「出金口払出モード」での精査動作と、「内部留保モード」での精査動作とに分けて説明する。
図5は、図4に示した制御部40が実施する「出金口払出モード」での精査動作処理の処理内容を示すフローチャートである。
この精査動作処理(出金口払出モード)での制御部40は、該当する収納庫24における繰出部241を駆動させて該収納庫24から出金搬送部25に硬貨を繰り出し(ステップS101)、判別部242により所定の判別要素を判別させる(ステップS102)。
判別部242での判別要素の判別が可能である場合(ステップS102:Yes)、すなわち判別要素を判別できなかった判別不能硬貨がない場合、制御部40は、出金搬送部25により前方に搬送し(ステップS103)、一時保留部22に一時保留させる(ステップS104)。
そして制御部40は、一時保留部22に保留した硬貨を振分部23に搬送して該振分部23にて金種毎に振り分け(ステップS105)、計数センサ30にて金種毎の枚数を検出しつつ所定の収納庫24に収納させる。これにより該収納庫24の硬貨の枚数を計測することができる。
このように振り分けを行った制御部40は、精査金種がないか否かを判断する(ステップS106)。精査金種がある場合(ステップS106:No)、制御部40は、ステップS101以降の処理を繰り返す。
一方、精査金種がない場合(ステップS106:Yes)、すなわちすべての金種について振り分け等を行った場合、制御部40は、表示部13aに精査動作が終了した旨の精査終了表示を行い(ステップS107)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
ところで、上記ステップS102において判別部242での判別要素の判別が不可能である場合(ステップS102:No)、すなわち判別不能硬貨がある場合、制御部40は、出金搬送部25により前方に向けて搬送し、第1搬送状態となる第3切換ゲート26cを介して、出金シュート27を経由して出金口14から装置本体11の外部に払い出し(ステップS108)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
これによれば、判別不能硬貨を店舗の従業員等の管理者が受け取り、必要に応じて入金口12に投入して入金させ、一旦収納庫24に収納させて再度精査動作を行わせることができる。
図6は、図4に示した制御部40が実施する「内部留保モード」での精査動作処理の処理内容を示すフローチャートである。
この精査動作処理(内部留保モード)での制御部40は、該当する収納庫24における繰出部241を駆動させて該収納庫24から出金搬送部25に硬貨を繰り出し(ステップS201)、判別部242により所定の判別要素を判別させる(ステップS202)。
判別部242での判別要素の判別が可能である場合(ステップS202:Yes)、すなわち判別不能硬貨がない場合、制御部40は、出金搬送部25により前方に搬送し(ステップS203)、一時保留部22に一時保留させる(ステップS204)。
そして制御部40は、一時保留部22に保留した硬貨を振分部23に搬送して該振分部23にて金種毎に振り分け(ステップS205)、計数センサ30にて金種毎の枚数を検出しつつ所定の収納庫24に収納させる。これにより該収納庫24の硬貨の枚数を計測することができる。
このように振り分けを行った制御部40は、精査金種がないか否かを判断する(ステップS206)。精査金種がある場合(ステップS206:No)、制御部40は、ステップS201以降の処理を繰り返す。
一方、精査金種がない場合(ステップS206:Yes)、すなわちすべての金種について振り分け等を行った場合、制御部40は、表示部13aに精査動作が終了した旨の精査終了表示を行い(ステップS207)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
ところで、上記ステップS202において判別部242での判別要素の判別が不可能である場合(ステップS202:No)、すなわち判別不能硬貨がある場合、制御部40は、出金搬送部25により前方に向けて搬送し、第3切換ゲート26cを第2搬送状態に切り替えてリジェクト庫28に判別不能硬貨を収納させる(ステップS208)。
このようにリジェクト庫28に判別不能硬貨を収納させた制御部40は、表示部13aに判別不能硬貨がある旨の判別不能硬貨表示を行い(ステップS209)、操作部13bでの操作待ちとなる(ステップS210)。
判別不能硬貨表示を確認した管理者が操作部13bにおける例えば復旧ボタン等を押下操作することにより操作部13bでの操作が行われた場合(ステップS210:Yes)、制御部40は、判別不能硬貨の払出指令が与えられたものとして、放出ゲートを開放動作させて判別不能硬貨を出金口14から装置本体11の外部に払い出し(ステップS211)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
これによれば、判別不能硬貨を店舗の従業員等の管理者が受け取り、必要に応じて入金口12に投入して入金させ、一旦収納庫24に収納させて再度精査動作を行わせることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態である硬貨処理装置10によれば、「内部留保モード」に設定されている場合において、制御部40が、精査指令が与えられたときに、収納庫24から繰り出された硬貨のうち判別不能硬貨についてはリジェクト庫28に収納し、その旨を表示部13aに表示させる報知動作を行うので、判別不能硬貨を出金口14より装置本体11の外部に払い出してしまうことを抑制できる。このように判別不能硬貨が装置本体11の外部に払い出されることが抑制されているので、店舗の従業員等の管理者が精査動作を行わせる硬貨処理装置10の近傍にいる必要がなく、これにより精査動作を簡易なものとすることができる。
また制御部40が、判別不能硬貨が存在することを表示部13aに表示させる報知動作を行うので、管理者に対して判別不能硬貨の存在を認識させることができる。しかも制御部40は、操作部13bの例えば復旧ボタンが押下操作されることにより判別不能硬貨の払出指令が与えられたものとして、判別不能硬貨を出金口14より払い出すので、管理者に判別不能硬貨を取得させることができ、再度の精査動作を行わせることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、判別不能硬貨を専用のリジェクト庫28に収納するようにしていたが、本発明においては、判別不能硬貨を装置本体11の内部に留保することができれば、リジェクト庫28に収納させなくてもよい。例えば判別不能硬貨を装置本体の搬送路上に留保する場合の硬貨処理装置の動作について説明する。このように判別不能硬貨を装置本体の内部に留保する場合、制御部は、精査動作を一旦停止させるとともに、判別不能硬貨が存在する旨と精査動作を一旦停止させた旨とを表示部に表示させる報知動作を行うことが好ましい。そして、管理者が操作部を操作することにより判別不能硬貨の払出指令が与えられた場合に、制御部は、装置本体の内部に留めておいた判別不能硬貨を出金口より払い出させる。これによれば、判別不能硬貨を管理者が受け取り、必要に応じて入金口に投入して入金させ、一旦収納庫に収納させて再度精査動作を行わせることができる。
上述した実施の形態では、放出ゲートが開放動作する場合にリジェクト庫28が出金口14に連通するように、該出金口14の近傍に設けられていたが、本発明においては、リジェクト庫28は、出金口14の近傍である必要はなく、装置本体11の内部における任意の個所に設けてもよい。
上述した実施の形態では、操作部13bの例えば復旧ボタン等が押下操作されることにより判別不能硬貨の払出指令が与えられたものとして、判別不能硬貨を出金口14より払い出していたが、本発明においては、専用の鍵を有する管理者により解錠操作がされた場合に、リジェクト庫28が装置本体11から離脱可能な構成を採用してもよく、装置本体11から離脱したリジェクト庫28に収納された硬貨を管理者が取得できるようにしてもよい。
上述した実施の形態では、制御部40が、判別不能硬貨をリジェクト庫28に収納した場合に、表示部13aに表示させていたが、本発明においては、判別不能硬貨を内部に留保した場合に、ブザー音を出力等することにより報知動作を行ってもよい。
上述した実施の形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置及び構成要素の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1…上位装置、10…硬貨処理装置、11…装置本体、12…入金口、13…操作表示部、13a…表示部、13b…操作部、14…出金口、15…返却口、16…出金トレイ、20…硬貨搬送機構、21…入金搬送部、21a…検銭部、22…一時保留部、23…振分部、24…収納庫、241…繰出部、242…判別部、25…出金搬送部、26…切換ゲート群、27…出金シュート、28…リジェクト庫、30…計数センサ、40…制御部、41…記憶部。

Claims (3)

  1. 入金口を通じて入金された硬貨の真偽及び金種を識別し、正貨として識別された硬貨を金種毎に複数の収納庫に収納する一方、出金指示によって任意の収納庫から繰り出された硬貨を出金口に出金させる硬貨処理装置であって、
    各収納庫に収納された硬貨の枚数を計測する精査指令が与えられた場合に、前記収納庫から繰り出された硬貨のうち判別部にて所定の判別要素を判別することができなかった判別不能硬貨については装置本体の内部に留保し、留保した旨を報知する報知動作を行う制御部を備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 前記制御部は、前記装置本体に設けられた専用のリジェクト庫に、前記判別不能硬貨を収納することを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
  3. 前記制御部は、入力手段を通じて前記判別不能硬貨の払出指令が与えられた場合に、該判別不能硬貨を前記出金口より払い出すことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の硬貨処理装置。
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