JP2019184495A - 液滴分注装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 実施の形態は、透明な溶液でもキャリブレーションが可能で、透明な溶液を滴下する際に、誤評価を防止することができる液滴分注装置を提供することが課題である。【解決手段】 実施形態の液滴分注装置は、液滴噴射部と、検査メディア載置部と、コントローラと、を具備する。前記液滴噴射部は、液滴を吐出するノズル群を有するとともに前記液滴を受ける受部に向けて前記液滴を噴射する。前記検査メディア載置部は、前記液滴を受容する受容層を持ち、かつ透光性を有する前記液滴を受容した箇所は着色又は変色する検査メディアを載置する。前記コントローラは、前記液滴を噴射する前に、前記検査メディアへ前記液滴を噴射するように前記液滴噴射部を制御する。【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、液滴分注装置に関する。
生物学、薬学などの分野の研究開発や医療診断や検査、農業試験において、ピコリットル(pL)からマイクロリットル(μL)の液体を分注するマイクロプレートを有する液滴分注装置がある。
液滴分注装置は、液滴噴射装置をセットして、液滴噴射装置に充填された溶液を吐出するものがある。ここでは、液滴噴射装置からマイクロプレートに液滴を吐出し、溶液を分注する。液滴噴射装置は、液滴分注装置から脱着可能である。液滴噴射装置は、コンタミネーション防止のため、一度溶液を吐出すると破棄される。
生物学、薬学などの分野の研究開発において、分注する溶液は、透明な溶液を使用することが多い。使用する溶液の代表的な溶媒としては、水、リン酸緩衝生理食塩水、グリセリン水溶液、ジメチルスルホキシドなどが挙げられ、これらは全て透明な溶液である。この溶媒に、評価用の材料や検査用と材料を溶解させて使用する。溶解する材料も発色する色材であることは少なく、溶液は透明であることが多い。また発色する材料であったとしても溶媒に溶解する量が少ない場合は、溶液は、ほぼ透明となる。
マイクロプレートに滴下された溶液の正確な滴下量を把握するためには、溶液毎のキャリブレーションが必要である。キャリブレーションを行う方法の一例としては、次のような方法がある。まず、ガラス基板、金属板、樹脂シート、透明フィルム、紙等の平板状またはシート状の被検査物の表面上に、液滴噴射装置の複数のノズルの各ノズルからそれぞれ1滴から数滴の溶液を滴下する。これにより、被検査物の表面上にドットと呼ばれる円形状の検査パターンを形成する。この検査パターンの面積、直径、または外周長さを測定する。これによって、事前に作成している液滴の吐出量と、ドットの面積、またはドットの直径、またはドットの外周長さとの関係を示す相関テーブルを用いて、各ノズルの1滴の吐出量を算出する。
しかし、従来の方法では、透明な溶液を被検査物に滴下した場合、検査パターンと被検査物の境界線が不鮮明であり、判別できないため検査パターンの形状が正確には測定できない可能性がある。または、検査パターンと被検査物の境界線が不明確であるため検査パターンの形状を精度よく測定することができない可能性がある。
実施形態は、透明な溶液でもキャリブレーションが可能で、透明な溶液を滴下する際に、誤評価を防止することができる液滴分注装置を提供することを課題とする。
実施形態の液滴分注装置は、液滴噴射部と、検査メディア載置部と、コントローラと、を具備する。前記液滴噴射部は、液滴を吐出するノズル群を有するとともに前記液滴を受ける受部に向けて前記液滴を噴射する。前記検査メディア載置部は、前記液滴を受容する受容層を持ち、かつ透光性を有する前記液滴を受容した箇所は着色又は変色する検査メディアを載置する。前記コントローラは、前記液滴を噴射する前に、前記検査メディアへ前記液滴を噴射するように前記液滴噴射部を制御する。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図は実施形態とその理解を促すための模式図であり、その形状や寸法、比などは実際のものと異なる個所があるが、これらは適宜、設計変更することができる。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の液滴分注装置1について図1乃至図12を参照して説明する。図1は、液滴分注装置1の全体の概略構成を示す斜視図である。図2は、液滴分注装置1で使用される液滴噴射装置(液滴噴射部)2の上面を示す平面図であり、図3は液滴噴射装置2の下面(液滴を吐出する面)を示す平面図である。図4は、図2のF4−F4線断面図を示す。図5は、液滴噴射装置2の溶液吐出アレイの上面を示す平面図である。図6は、図5のF6−F6線断面図である。図7は、第1の実施形態に係る液滴噴射装置の吐出システムの制御系を示すブロック図である。図8は、第1の実施形態の液滴噴射装置から滴下した溶液により、検査紙に形成された検査パターンの1例を示した図である。図9は、第1の実施形態の検査パターンの面積の出力ファイルの1例を示す図である。図10は、第1の実施形態の検査パターンの直径の出力ファイルの1例を示す図である。図11は、第1の実施形態の検査パターンの円周の出力ファイルの1例を示す図である。図12は、第1の実施形態に係る液滴分注装置の動作の一例を示すフローチャートである。
第1の実施形態の液滴分注装置1について図1乃至図12を参照して説明する。図1は、液滴分注装置1の全体の概略構成を示す斜視図である。図2は、液滴分注装置1で使用される液滴噴射装置(液滴噴射部)2の上面を示す平面図であり、図3は液滴噴射装置2の下面(液滴を吐出する面)を示す平面図である。図4は、図2のF4−F4線断面図を示す。図5は、液滴噴射装置2の溶液吐出アレイの上面を示す平面図である。図6は、図5のF6−F6線断面図である。図7は、第1の実施形態に係る液滴噴射装置の吐出システムの制御系を示すブロック図である。図8は、第1の実施形態の液滴噴射装置から滴下した溶液により、検査紙に形成された検査パターンの1例を示した図である。図9は、第1の実施形態の検査パターンの面積の出力ファイルの1例を示す図である。図10は、第1の実施形態の検査パターンの直径の出力ファイルの1例を示す図である。図11は、第1の実施形態の検査パターンの円周の出力ファイルの1例を示す図である。図12は、第1の実施形態に係る液滴分注装置の動作の一例を示すフローチャートである。
液滴分注装置1は、矩形平板状の基台3と、液滴噴射装置2を装着する装着モジュール5と、検査紙載置台(検査メディア載置部)41と、画像撮影部50とを有する。本実施形態では、1536穴のマイクロプレート(分注部)4へ溶液を滴下する実施形態について説明する。ここでは、基台3の前後方向をX方向、基台3の左右方向をY方向と称する。X方向とY方向とは直交する。マイクロプレート4と、検査紙載置台41は、液滴噴射装置2から吐出される液滴を受ける受部を構成する。
マイクロプレート4は、基台3に固定されている。ここで、基台3の上には、マイクロプレート4を着脱可能に取り付ける枠状の取り付け部材4aが設けられている。基台3の上には、マイクロプレート4の取り付け部材4aの両側に、X方向に延設された左右一対のX方向ガイドレール6a、6bを有する。各X方向ガイドレール6a、6bの両端部は、基台3上に突設された、固定台7a、7bに固定されている。
X方向ガイドレール6a、6b間には、Y方向に延設されたY方向ガイドレール8が架設されている。Y方向ガイドレール8の両端は、X方向ガイドレール6a、6bに沿ってX方向に摺動可能なX方向移動台9にそれぞれ固定されている。
Y方向ガイドレール8には、このY方向ガイドレール8に沿ってY方向に移動可能なY方向移動台10が設けられている。このY方向移動台10には、装着モジュール5が装着されている。この装着モジュール5には、本実施形態の液滴噴射装置2が固定されている。これにより、Y方向移動台10がY方向ガイドレール8に沿ってY方向に移動する動作と、X方向移動台9がX方向ガイドレール6a、6bに沿ってX方向に移動する動作との組み合わせにより、液滴噴射装置2は、直交するXY方向の任意の位置に移動可能に支持されている。
さらに、装着モジュール5には、液滴噴射装置2の取付け部であるモジュール本体15の一部に画像撮影部50が装着されている。これにより、画像撮影部50は、液滴噴射装置2と一緒に直交するXY方向の任意の位置に移動可能に支持されている。
画像撮影部50は、例えば小型カメラを用いた。画像撮影部50は、後述する検査紙(検査メディア)40の上に液滴噴射装置2から滴下した溶液による検査パターンを撮影する。ここで撮影された画像データは、外部の制御PC等に送付される。なお、画像撮影部50は、CCDカメラやズーム調整レンズが搭載された小型マイクロスコープ等でも良い。
第1の実施形態の液滴噴射装置2は、矩形板状の板体である平板状のベース部材21を有する。図2に示すようにこのベース部材21の表面側には、複数の溶液保持容器22がY方向に一列に並設されている。本実施形態では8個の溶液保持容器22で説明しているが、溶液保持容器22の数は8個に限らない。溶液保持容器22は、図4に示すように上面が開口された有底円筒形状の容器である。ベース部材21の表面側には、各溶液保持容器22と対応する位置に円筒形状の容器取付け用の第1凹陥部21aが形成されている。
溶液保持容器22の底部は、この第1凹陥部21aに接着固定されている。さらに、溶液保持容器22の底部には、中心位置に溶液出口となる開口部22aが形成されている。溶液保持容器22の上面に開口されている上面開口部22bの開口面積は、溶液出口の開口部22aの開口面積よりも大きくなっている。
ベース部材21の両端には、装着モジュール5へ装着固定させるための装着固定用の切欠き(係合凹部)28がそれぞれ形成されている。このベース部材21の2つの切欠き28は、半長円形の切欠き形状に形成されている。なお、装着固定用切欠き28は、半円形、半楕円形、三角形の切欠き形状等であってもよい。本実施形態では2つの切欠き28の形状を異ならせている。これにより、ベース部材21の左右の形状が異なり、ベース部材21の姿勢の確認が行いやすくなっている。
図3に示すようにベース部材21の裏面側には、溶液保持容器22と同数の電装基板23がY方向に一列に並設されている。電装基板23は、矩形状の平板部材である。ベース部材21の裏面側には、図4に示すように電装基板23の装着用の矩形状の第2凹陥部21bと、この第2凹陥部21bと連通する溶液吐出アレイ部開口21dとが形成されている。第2凹陥部21bの基端部は、ベース部材21の図3中で上端部近傍位置(図4中で右端部近傍位置)まで延設されている。第2凹陥部21bの先端部は、図4に示すように溶液保持容器22の一部と重なる位置まで延設されている。電装基板23は、第2凹陥部21bに接着固定されている。
電装基板23には、第2凹陥部21bとの接着固定面とは反対側の面に電装基板配線24がパターニング形成されている。この電装基板配線24には、後述する下部電極131の端子部131c(図5参照)及び上部電極133の端子部133c(図5参照)とそれぞれ接続される2つの配線パターン24a、24bが形成されている。
電装基板配線24の一端部には、外部からの制御信号を入力するための制御信号入力端子25が形成されている。電装基板配線24の他端部には、電極端子接続部26を備える。電極端子接続部26は、図5に示す溶液吐出アレイ27に形成された下部電極端子部131c及び上側電極端子部133cと接続するための接続部である。
また、ベース部材21には、溶液吐出アレイ部開口21dの貫通穴が設けられている。溶液吐出アレイ部開口21dは、図3に示すように矩形状の開口部で、ベース部材21の裏面側に凹陥部21aと重なる位置に形成されている。
溶液保持容器22の下面には、溶液保持容器22の開口部22aを覆う状態で図5に示す溶液吐出アレイ27が接着固定されている。この溶液吐出アレイ27は、ベース部材21の溶液吐出アレイ部開口21dと対応する位置に配置されている。
図6に示すように溶液吐出アレイ27は、ノズルプレート100と、圧力室構造体200とが積層されて形成されている。ノズルプレート100は、溶液を吐出する複数のノズル110と、振動板120と、駆動部である駆動素子130と、保護層である保護膜150と、撥液膜160とを備える。振動板120と駆動素子130によってアクチュエータ170が構成されている。複数のノズル110は、例えば3×3列に配列される。本実施形態の複数のノズル110は、溶液保持容器22の溶液出口の開口部22aの内側に位置する。これらの複数のノズル110によってノズル群が形成されている。
振動板120は、例えば圧力室構造体200と一体に形成される。圧力室構造体200を製造するためのシリコンウエハ201を酸素雰囲気で加熱処理すると、シリコンウエハ201の表面の酸化によってSiO2(酸化シリコン)膜が形成される。振動板120は、酸素雰囲気で加熱処理して形成されるシリコンウエハ201の表面のSiO2膜を用いる。振動板120は、シリコンウエハ201の表面にCVD法(化学的気相成膜法)でSiO2膜を成膜して形成しても良い。振動板120の膜厚は、1〜30μmの範囲が好ましい。
駆動素子130は、各ノズル110に形成される。駆動素子130は、ノズル110を囲む円環状の形状である。駆動素子130の形状はこれに限定されず、例えば円環の一部を切り欠いたC字状でも良い。
駆動素子130は、電極端子接続部26とワイヤ配線12で電気的に接続する。即ち、駆動素子130の一面は、下部電極端子部131cと配線パターン24aが電気的に接続する。また、駆動素子130の他面は、上側電極端子部133cと配線パターン24bが電気的に接続する。他の接続方法として、フレキシブルケーブルを用いた方法等がある。これは 、フレキシブルケーブルの電極パッドと電極端子接続部26、又は端子部131c、端子部133cを異方性導電フィルムにて熱圧着して電気的接続する方法である。
駆動素子130は、配線パターン24aに印加される電圧と配線パターン24bに印加される電圧との差分の電圧を印加される。駆動素子130は、差分の電圧によって駆動される。
駆動素子130は、圧電材料である圧電体膜と圧電膜の両面に形成された下部電極131と上部電極133で構成され、圧電体膜はPZT(Pb(Zr,Ti)O3:チタン酸ジルコン酸鉛)を用いた。駆動素子130が備える圧電体膜は、例えばPTO(PbTiO3:チタン酸鉛)、PMNT(Pb(Mg1/3Nb2/3)O3−PbTiO3)、PZNT(Pb(Zn1/3Nb2/3)O3−PbTiO3)、KNN(KNbO3とNaNbO3の化合物)、ZnO、AlN等の圧電材料を用いることもできる。
駆動素子130が備える圧電体膜は、厚み方向に分極を発生する。分極と同じ方向の電界を駆動素子130に印加すると、駆動素子130は、電界方向と直交する方向に伸縮する。即ち、駆動素子130は、膜厚に対して直交する方向に収縮又は伸長する。
ノズルプレート100は、保護膜150を備える。保護膜150は、振動板120のノズル110に連通する円筒状の溶液通過部141を備える。ノズルプレート100は、保護膜150を覆う撥液膜160を備える。撥液膜160は、溶液をはじく特性のある例えばシリコーン系樹脂をスピンコーティングして形成される。撥液膜160は、フッ素含有樹脂等の溶液をはじく特性を有する材料で形成することもできる。
圧力室構造体200は、振動板120と反対側の面に、反り低減層である反り低減膜220を備える。圧力室構造体200は、反り低減膜220を貫通して振動板120の位置に達し、ノズル110と連通する圧力室210を備える。圧力室210は、例えばノズル110と同軸上に位置する円形に形成される。
圧力室210は溶液保持容器22の開口部22aに連通する開口部を備える。圧力室210の開口部の幅方向のサイズDより、深さ方向のサイズLを大きくすることが好ましい。深さ方向のサイズL>幅方向のサイズDとすることにより、ノズルプレート100の振動板120の振動により、圧力室210内の溶液にかかる圧力が、溶液保持容器22へ逃げるのを遅らせる。
圧力室構造体200は、圧力室210の振動板120が配置される側を第1の面200aとし、反り低減膜220が配置される側を第2の面200bとする。圧力室構造体200の反り低減膜220側には例えばエポキシ系接着剤により溶液保持容器22が接着される。圧力室構造体200の圧力室210は、反り低減膜220側の開口部で、溶液保持容器22の開口部22aに連通する。溶液保持容器22の開口部22aの開口面積は、溶液吐出アレイ27に形成された全ての圧力室210の溶液保持容器22の開口部22aに連通する開口部の開口面積より大きくなっている。それ故、溶液吐出アレイ27に形成された全ての圧力室210は、溶液保持容器22の開口部22aに連通する。
振動板120は、面状の駆動素子130の動作により厚み方向に変形する。液滴噴射装置2は、振動板120の変形により圧力室構造体200の圧力室210内に発生する圧力変化によって、ノズル110まで充填された溶液を吐出する。
図1に示す検査紙載置台41は、検査紙(検査メディア)40を載置する台である。検査紙載置台41は、基台3の上の液滴噴射装置2の移動可能領域に配置されている。検査紙40は、液滴噴射装置2が有する9個のノズル110について、充填した溶液のキャリブレーションをするために、液滴噴射装置2から滴下した溶液による検査パターンpを形成する。
検査紙40は、液滴を受容する受容層を持ち、かつ透光性を有する液滴を受容した箇所は着色又は変色する。この検査紙40は、一例としてSpraying Systems社の感水紙を用いた。この検査紙40は、通常時(非検査時)は薄黄色であるが、液体が付着した箇所は濃青色に変色する。この検査紙40は、水、リン酸緩衝生理食塩水とグリセリン水溶液の水溶液だけでなく、有機溶剤であるジメチルスルホキシドを滴下した際も、滴下した箇所が濃青色に変色する。検査紙40の上に付着した溶液は、ほぼドーム(半球)形状を維持し、付着溶液が揮発しても検査紙40の上の濃青色の変色パターンが維持される。
本実施形態では、液滴噴射装置2の内、滴下対応した溶液保持容器22に連通する溶液吐出アレイ27の9個の各ノズル110から検査紙40へ、1〜数滴滴下することにより、検査紙40に検査パターンpが形成される。図8は、検査紙40に形成された後述する検査パターンpの1例である。
図1に示すように、検査紙載置台41は、検査紙40を検査紙載置台41に固定するための検査紙保持部材42を有する。検査紙保持部材42の一例として、長方形形状の文鎮を置いた。検査紙保持部材42は、検査紙を固定保持する機能を有していればよく、検査紙載置台41に形成されたクリップ等であっても良い。
検査紙載置台41の高さは、マイクロプレート4のウエル開口300があるマイクロプレート4の上面部とほぼ同じ高さにすることが好ましい。この場合、液滴噴射装置2がマイクロプレート4のウエル開口300内へ溶液滴を滴下する高さと検査紙載置台41上の検査紙40へ溶液滴を滴下する高さを変更する必要がない。
次に、液滴噴射装置2の吐出システム500の制御系について説明する。図7は、吐出システム500の制御系を示すブロック図である。本実施形態の吐出システム500は、液滴分注装置1、液滴噴射装置2及びホストコンピュータ18などを備える。
ホストコンピュータ18は、オペレータからの操作に従って液滴分注装置1を制御する。ホストコンピュータ18は、操作部18a及び表示部18bなどを備える。また、ホストコンピュータ18は、プロセッサ、RAM、ROM及びNVMなどから構成される。
操作部18aは、オペレータの操作の入力を受け付ける。操作部18aは、たとえば、キーボード、マウス又はタッチパネルなどである。
表示部18bは、液滴分注装置1のプロセッサ19(コントローラ)の制御により種々の情報を表示する。表示部18bは、たとえば、液晶モニタから構成される。操作部18aがタッチパネルなどで構成される場合、表示部18bは、操作部18aと一体的に形成されてもよい。
ホストコンピュータ18は、操作部18aを通じてオペレータの種々の操作を受け付ける。たとえば、ホストコンピュータ18は、溶液保持容器22に溶液を充填したことを示すオペレータの操作を受け付ける。また、ホストコンピュータ18は、溶液保持容器22から溶液を吐出する指示を出すオペレータの操作を受け付ける。
ホストコンピュータ18は、溶液保持容器22から溶液を吐出する操作を受け付けると、液滴分注装置1に溶液を吐出させる信号を送信する。なお、ホストコンピュータ18は、溶液保持容器22ごとに指示の操作を受け付けてもよい。例えば、ホストコンピュータ18は、溶液保持容器22ごとに溶液を充填したことを示す指示の操作又は溶液を吐出する指示の操作を受け付けてもよい。
図7に示すように、液滴分注装置1は、X方向移動台制御回路9a、X方向移動台モータ9b、Y方向移動台制御回路10a、Y方向移動台モータ10b、駆動回路11、プロセッサ19、メモリ16、インターフェース17及び画像撮影部50などを備える。これらの各部は、データバスを介して互いに接続される。なお、液滴分注装置1は、図7に示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
プロセッサ19は、液滴分注装置1の全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ19は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ19は、内部キャッシュ、メモリ16などが予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、プロセッサ19がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ19は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
メモリ16は、種々のデータを格納する。例えば、メモリ16は、制御プログラム及び制御データなどを記憶する。制御プログラム及び制御データは、液滴分注装置1の仕様に応じて予め組み込まれる。制御プログラムは、液滴分注装置1で実現する機能をサポートするプログラムなどである。
メモリ16は、プロセッサ19の処理中のデータなどを一時的に格納する。また、メモリ16は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
インターフェース17は、ホストコンピュータ18とデータを送受信するためのインターフェースである。例えば、インターフェース17は、有線又は無線回線を介してホストコンピュータ18と接続する。例えば、インターフェース17は、LAN接続、USB接続又はbluetooth(登録商標)接続をサポートするものであってもよい。
X方向移動台制御回路9aは、プロセッサ19からの信号に基づいてX方向移動台モータ9bを駆動する。X方向移動台制御回路9aは、X方向移動台モータ9bに信号又は電力を供給してX方向移動台モータ9bを駆動する。
X方向移動台モータ9bは、X方向移動台9をX方向に移動させる。例えば、X方向移動台モータ9bは、ギアなどを介してX方向移動台9に接続し、X方向移動台9をX方向に移動させる。
Y方向移動台制御回路10aは、プロセッサ19からの信号に基づいてY方向移動台モータ10bを駆動する。Y方向移動台制御回路10aは、Y方向移動台モータ10bに信号又は電力を供給してY方向移動台モータ10bを駆動する。
Y方向移動台モータ10bは、Y方向移動台10をY方向に移動させる。例えば、Y方向移動台モータ10bは、ギアなどを介してY方向移動台10に接続し、Y方向移動台10をY方向に移動させる。
次に、液滴分注装置1のプロセッサ19が実現する機能について説明する。以下の機能は、プロセッサ19がメモリ16などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
まず、プロセッサ19は、溶液保持容器22に溶液が充填されたことを検知する機能を有する。例えば、オペレータは、ホストコンピュータ18の操作部18aに溶液充填完了したことを示す操作を入力する。オペレータは、特定の溶液保持容器22に溶液充填が完了したことを示す操作を入力してもよい。
ホストコンピュータ18は、溶液充填が完了したことを示す操作を受け付けると、液滴分注装置1に対して溶液充填が完了したことを示す信号(充填信号)を送信する。なお、充填信号は、特定の溶液保持容器22に溶液充填が完了したことを示すものでもよい。
プロセッサ19は、ホストコンピュータ18からインターフェース17を通じて充填信号を受信したか判定する。プロセッサ19は、ホストコンピュータ18から充填信号を受信したと判定すると、溶液保持容器22に溶液が充填されたことを検知する。例えば、オペレータは、溶液保持容器22の上面開口部22bからピペッターなどにより、溶液を所定量、溶液保持容器22に供給する。溶液は、溶液保持容器22の内面で保持される。溶液保持容器22の底部の開口部22aは、溶液吐出アレイ27と連通する。溶液保持容器22に保持された溶液は、溶液保持容器22の底面の開口部22aを介して溶液吐出アレイ27の各圧力室210へ充填される。
液滴噴射装置2内に保持される溶液は、例えば低分子化合物、蛍光試薬、タンパク質、抗体、核酸、血漿、細菌、血球又は細胞のいずれかを含有する。溶液の主溶媒(もっとも重量比、又は体積比が高い物質)は、一般的に、水、グリセリン、ジメチルスルホキシドである。
この溶液は、透明な溶液である可能性が高い。透明な溶液とは、色材を有しない溶液である。また、溶質自体が紫外光の蛍光性能を有し、外部からの紫外光を吸光して可視光を発光する性質であった場合には発色を視認できるが、このような紫外光蛍光性の溶質を少量、透明な溶媒に溶解することによって作成された溶液の若干の色も透明とみなす。
なお、液滴分注装置1又は液滴噴射装置2は、溶液保持容器22内に溶液が充填されたことを検知するセンサを備えてもよい。プロセッサ19は、当該センサを用いて溶液保持容器22に溶液が充填されたことを検知してもよい。プロセッサ19が溶液保持容器22に溶液が充填されたことを検知する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
また、プロセッサ19は、溶液保持容器22に溶液が充填されたことを検知すると、検査紙40上に検査パターンpを形成するための溶液滴下を行う機能と、形成された検査パターンpを画像処理する機能とを有する。
オペレータは、ホストコンピュータ18の操作部18aを介して検査パターンpの形成を指示する操作と、検査パターンpの面積の測定を指示する操作を入力する。このとき、オペレータは、特定の溶液保持容器22から検査パターンpの形成を指示する操作と、検査パターンpの面積の測定を指示する操作を入力してもよい。
ホストコンピュータ18は、検査パターンpの形成を指示する操作と、検査パターンpの面積の測定を指示する操作を受け付けると、液滴分注装置1に対して検査パターンpの形成と、検査パターンpの面積の測定を指示する信号(検査信号)を送信する。なお、検査信号は、特定の溶液保持容器22から検査パターンpの形成と、検査パターンpの面積の測定を指示するものであってもよい。
プロセッサ19は、インターフェース17を通じて検査信号を受信する。プロセッサ19は、検査信号に基づいて液滴噴射装置2から溶液を吐出させる。プロセッサ19は、X方向移動台モータ9b及びY方向移動台モータ10bを制御して、装着モジュール5にセットされた液滴噴射装置2を、検査紙載置台41に固定された検査紙40の所定の位置に移動させる。
液滴噴射装置2を所定の位置に移動させると、プロセッサ19は、駆動回路11を用いて駆動素子130に溶液を吐出するための電圧を印加する。このとき、プロセッサ19は、駆動回路11へ信号を送り、駆動回路11から電装基板配線24の制御信号入力端子25に電圧制御信号が入力される。電圧制御信号は、電装基板配線24の電極端子接続部26から駆動素子130に入力される。駆動素子130は、電圧制御信号の印加に対応して、振動板120を変形させ、圧力室210の容積を変化させる。そのため、溶液吐出アレイ27のノズル110から溶液が溶液滴として吐出される。
液滴噴射装置2の使用時にノズル110から吐出される1滴の液量は、2から5pLである。そのため、滴下回数を制御することにより、pLからμLのオーダーの液体を滴下制御することが可能となる。本実施形態では、溶液吐出アレイ27の9個の各ノズル110から検査紙40へ1〜数滴を滴下することにより、溶液が付着した箇所は、9個のドットの濃青色の変色領域が検査パターンp1〜p9として形成される(図8を参照)。
検査パターンpを形成後、プロセッサ19は、X方向移動台モータ9b及びY方向移動台モータ10bを制御して、装着モジュール5の画像撮影部50を検査紙40と対向する位置に移動させる。画像撮影部50を移動させた後、プロセッサ19は、画像撮影部50によって検査紙40に形成された9個のドットの検査パターンp1〜p9を撮影させる。このとき、プロセッサ19は、画像撮影部50が撮影した検査パターンpの画像データを取得し、画像データの2値化処理と検査パターンpの面積の算出処理を行う。続いて、プロセッサ19は、インターフェース17を通じて、検査パターンpの画像データをホストコンピュータ18に送信する。
ホストコンピュータ18は、当該信号を受信すると、表示部18bなどに、検査パターンpの画像データと検査パターンpの面積の出力ファイルを表示する。図8は、画像撮影部50が撮影した検査紙に形成された検査パターンの1例を示した図である。図9は、検査パターンpの面積Sの出力ファイルの1例を示す。
図9に示す出力ファイルにおいて、1行目は、タイトルであり、左からノズル番号、対応するノズル番号のドット面積(S)[μm2]を表している。2行目から10行目は、9個の各ノズル110のドット面積Sを示すデータである。11行目は、9個のドット面積Sの平均値(Av)を示すデータであり、12行目は、9個のドット面積Sの標準偏差(σ)を示すデータである。
ここで、溶液吐出量とドット面積Sとの関係を示す相関テーブルは、事前に作成されている。オペレータは、表示部18bに表示されたドット面積Sのデータと、事前に作成している相関テーブルを用いて溶液のキャリブレーションを行う。このとき、検査パターンpを形成した溶液吐出アレイ27の各ノズル110の1滴の吐出量と1回の吐出動作で9個のノズル110から滴下される合計の溶液の滴下量を算出する。
溶液のキャリブレーションを行うための検査パターンpの撮影画像の処理方法としては、検査パターンpの面積Sの算出処理に限らない。例えば、検査パターンpのドッド径やドットの円周を算出しても良い。図10は、検査パターンpの直径Dの出力ファイルの1例を示す。図11は、検査パターンpの円周Cの出力ファイルの1例を示す。
図10に示す出力ファイルにおいて、1行目は、タイトルであり、左からノズル番号、対応するノズル番号のX方向のドット径(D1)[μm]、Y方向のドット径(D2)[μm]、X方向とY方向のドット径の平均値(AV)[μm]を表している。2行目から10行目は、9個の各ノズル110のドット径D1、D2を示すデータである。11行目は、9個のドット径D1、D2のそれぞれの平均値D−AVを示すデータであり、12行目は、9個のドット径Dの標準偏差(σ)を示すデータである。
図11に示す出力ファイルにおいて、1行目は、タイトルであり、左からノズル番号、対応するノズル番号のドットの円周(C)[μm]を表している。2行目から10行目は、9個の各ノズル110のドットの円周Cを示すデータである。11行目は、9個のドットの円周Cの平均値Avを示すデータであり、12行目は、9個のドットの円周Cの標準偏差(σ)を示すデータである。
ここで、溶液吐出量とドット径の平均値D−AV、又はドットの円周Cとの関係を示す相関テーブルは、事前に作成されている。オペレータは、表示部18bに表示されたドット径の平均値D−AVのデータと、事前に作成している溶液吐出量とドット径の平均値D−AVとの相関テーブルを用いて溶液のキャリブレーションを行う。または、表示部18bに表示されたドットの円周Cのデータと、事前に作成している溶液吐出量とドットの円周Cとの相関テーブルを用いて溶液のキャリブレーションを行う。このとき、検査パターンpを形成した溶液吐出アレイ27の各ノズル110の1滴の吐出量と1回の吐出動作で9個のノズル110から滴下される合計の溶液滴下量を算出する。
また、プロセッサ19は、検査パターンpの形成と検査パターンの画像処理データの出力ファイルをホストコンピュータ18へ送信した後、液滴噴射装置2から溶液をマイクロプレート4の各ウエル開口300(液滴を受ける受部)へ吐出させる機能を有する。
オペレータは、溶液のキャリブレーションが完了すると、ホストコンピュータ18の操作部18aに、マイクロプレート4の各ウエル開口300に溶液を吐出する操作の指示を入力する。オペレータは、特定の溶液保持容器22から溶液を吐出する操作の指示を入力してもよい。
ホストコンピュータ18は、溶液の吐出を指示する操作を受け付けると、液滴分注装置1に対して溶液を吐出することを指示する信号(吐出信号)を送信する。なお、吐出信号は、特定の溶液保持容器22から溶液を吐出することを指示するものであってもよい。
プロセッサ19は、インターフェース17を通じて吐出信号を受信する。プロセッサ19は、吐出信号に基づいて液滴噴射装置2からマイクロプレート4の各ウエル開口300に、溶液を吐出させる。
プロセッサ19は、X方向移動台モータ9b及びY方向移動台モータ10bを制御して、装着モジュール5にセットされた液滴噴射装置2を所定の位置に移動させる。たとえば、プロセッサ19は、液滴噴射装置2を複数のノズル110がウエル開口300内に収まる位置に移動させる。なお、プロセッサ19は、吐出信号に従って液滴噴射装置2を所定の位置に移動させてもよい。
液滴噴射装置2を所定の位置に移動させると、プロセッサ19は、駆動回路11を用いて駆動素子130に溶液を吐出するための電圧を印加する。これにより、溶液吐出アレイ27のノズル110から溶液が溶液滴として吐出される。尚、マイクロプレート4のウエル開口300に所定量の液体を滴下するため、溶液のキャリブレーションの結果に基づいて、溶液吐出アレイ27の吐出動作回数が設定されている。
マイクロプレート4の各ウエル開口300に所定量の液体を滴下するため、プロセッサ19は、X方向移動台制御回路9aとY方向移動台制御回路10aと駆動回路11とへ信号を送る動作を繰り返す。なお、プロセッサ19が溶液を吐出する回数及び位置は、特定の構成に限定されるものではない。
次に、液滴分注装置1のプロセッサ19の動作例について説明する。
図12は、液滴分注装置1のプロセッサ19の動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、プロセッサ19は、インターフェース17を通じて充填信号を受信したか判定する(ACT11)。インターフェース17を通じて充填信号を受信していないと判定すると(ACT11、NO)、プロセッサ19は、ACT11に戻る。
図12は、液滴分注装置1のプロセッサ19の動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、プロセッサ19は、インターフェース17を通じて充填信号を受信したか判定する(ACT11)。インターフェース17を通じて充填信号を受信していないと判定すると(ACT11、NO)、プロセッサ19は、ACT11に戻る。
インターフェース17を通じて充填信号を受信したと判定すると(ACT11、YES)、プロセッサ19は、インターフェース17を通じて検査信号を受信したか判定する(ACT12)。インターフェース17を通じて検査信号を受信していないと判定すると(ACT12、NO)、プロセッサ19は、ACT12に戻る。また、検査信号を受信していないと判定した後、プロセッサ19は、インターフェース17を通じて、検査信号の受信を待っていることを示す信号をホストコンピュータ18へ送信してもよい。
インターフェース17を通じて検査信号を受信したと判定すると(ACT12、YES)、プロセッサ19は、検査信号に従って液滴噴射装置2から検査紙40への溶液の滴下、画像撮影部50による検査パターンpの撮影処理、検査パターンpの画像データと検査パターンpの各ドットの面積Sの出力ファイルを示す信号のホストコンピュータ18への送信を行う。
ホストコンピュータ18は、当該信号を受信すると、表示部18bなどに、検査パターンpの画像データと検査パターンpの面積Sの出力ファイルを表示する(ACT13)。
次に、プロセッサ19は、インターフェース17を通じて吐出信号を受信したか判定する(ACT14)。インターフェース17を通じて吐出信号を受信していないと判定すると(ACT14、NO)、プロセッサ19は、ACT14に戻る。
インターフェース17を通じて吐出信号を受信したと判定すると(ACT14、YES)、プロセッサ19は、吐出信号に従って液滴噴射装置2にマイクロプレート4の各ウエル開口300へ溶液を吐出する。この操作が完了すると(ACT15)、プロセッサ19は、動作を終了する。
以上のように構成された本実施形態の液滴分注装置1の吐出システム500では、溶液が付着した箇所は変色する検査紙40を載置する検査紙載置台41(載置領域)を有する。そして、マイクロプレート4へ液滴を噴射する前に、検査紙載置台41の上の検査紙40へ液滴を噴射するように液滴分注装置1のプロセッサ19によって液滴噴射装置2を制御する。
したがって、本実施形態では、溶液が付着した箇所は変色する検査紙40を検査紙載置台41の上に固定して使用しているので、液滴噴射装置2の複数のノズル110から透明な溶液を滴下する際にも、検査パターンpと被検査物の境界線が明瞭に確認できる。そのため、液滴噴射装置2の複数のノズル110から透明な溶液を滴下する際にも、検査パターンpと被検査物の境界線が明瞭なため、検査紙40に形成された検査パターンpの面積やドット径D、又はドットの円周Cを正確に測定することができる。これにより、透明な溶液でもキャリブレーションが可能である。そのため、マイクロプレート4へ液滴を噴射する前に、キャリブレーションを行うことで、液滴噴射装置2の複数のノズル110のうちの一部が不吐出となる吐出不良を検出することができる。このような不吐出のノズル110の検出時には、例えば用量応答実験などを早期に停止することができる。そのため、無駄の抑制、最終評価結果のばらつき、または薬の性能の誤評価などの早期発見に寄与する。その結果、透明な溶液をマイクロプレート4へ滴下する際に、誤評価を防止することができる液滴分注装置1を提供することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の液滴分注装置1について、図13を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態の変形例である。第1の実施形態では、マイクロプレート4の取り付け部材4aの横に検査紙40を載置する領域として、検査紙載置台41を設けていた。第2の実施形態では、取り付け部材4aからマイクロプレート4を取り外し、マイクロプレート4の代わりにマイクロプレート4と外形が同じサイズの検査紙載置台44を取り付け部材4aに着脱可能に設けている。検査紙載置台44の高さは、マイクロプレート4と同じ高さである。これにより、検査紙載置台44は、マイクロプレート4を固定していた領域で取り付け部材4aに固定される。この検査紙載置台44には、検査紙43を固定する検査紙保持部材45が設けられている。これ以外の部分は、第1の実施形態と同じ構成である。なお、図13中で、図1乃至図12と同一部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施形態の液滴分注装置1について、図13を参照して説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態の変形例である。第1の実施形態では、マイクロプレート4の取り付け部材4aの横に検査紙40を載置する領域として、検査紙載置台41を設けていた。第2の実施形態では、取り付け部材4aからマイクロプレート4を取り外し、マイクロプレート4の代わりにマイクロプレート4と外形が同じサイズの検査紙載置台44を取り付け部材4aに着脱可能に設けている。検査紙載置台44の高さは、マイクロプレート4と同じ高さである。これにより、検査紙載置台44は、マイクロプレート4を固定していた領域で取り付け部材4aに固定される。この検査紙載置台44には、検査紙43を固定する検査紙保持部材45が設けられている。これ以外の部分は、第1の実施形態と同じ構成である。なお、図13中で、図1乃至図12と同一部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施形態では、取り付け部材4aに、マイクロプレート4と外形が同じサイズの検査紙載置台44を同じ場所に取り付ける。続いて、検査紙載置台44に、検査紙43を検査紙保持部材45で固定する。
本実施形態では、検査紙載置台44の高さが、マイクロプレート4と同じ高さであるため、マイクロプレート4のウエル開口300内へ溶液滴を滴下する高さと検査紙載置台44上の検査紙43へ溶液滴を滴下する高さを変更する必要がない。
次に、検査紙載置台44に、検査紙43を検査紙保持部材45で固定する。続いて、液滴噴射装置2は、液滴の滴下に対応した溶液保持容器22を検査紙載置台44の上の検査紙43の所定の位置に移動させる。例えば、図3中で右端部の溶液保持容器22−1に溶液を充填した場合は、溶液保持容器22−1を検査紙載置台44の上の検査紙43の所定の位置に移動させる。この状態で、溶液保持容器22−1に連通する溶液吐出アレイ27の9個の各ノズル110から検査紙43へ、液滴を1〜数滴滴下する。これにより、検査紙43に検査パターンpが形成される。
その後、装着モジュール5の画像撮影部50を検査紙43と対応する位置に移動させる。この状態で、画像撮影部50によって検査紙43の上の検査パターンp1〜p9を撮影する。撮影した検査パターンp1〜p9の画像データは、ホストコンピュータ18に送信される。ホストコンピュータ18は、当該信号を受信すると、表示部18bなどに、検査パターンpの画像データと検査パターンpの面積の出力ファイルを表示する。
オペレータは、表示部18bに表示されたドット面積Sのデータと、事前に作成している相関テーブルを用いて溶液のキャリブレーションを行う。このとき、検査パターンpを形成した溶液吐出アレイ27の各ノズル110の1滴の吐出量と1回の吐出動作で9個のノズル110から滴下される合計の溶液の滴下量を算出する。
溶液のキャリブレーションで、液滴噴射装置2の複数のノズル110のうちの一部が不吐出となる吐出不良が検出されない場合には、液滴噴射装置2からマイクロプレート4の各ウエル開口へ、所定の量の液滴を滴下する作業を行う。
この作業時には、取り付け部材4aから検査紙載置台44を取り外し、検査紙載置台44の代わりにマイクロプレート4を取り付け部材4aに取付ける。その後、液滴噴射装置2に溶液がセットされた状態で、第1の実施形態と同様に液滴噴射装置2からマイクロプレート4の各ウエル開口へ、所定の量の液滴を滴下する作業を行う。
第2の実施形態の液滴分注装置1においても、溶液が付着した箇所は変色する検査紙43を載置する検査紙載置台44を有する。これにより、複数のノズル110から透明な溶液を滴下する際にも、そのうちの一部が不吐出となる吐出不良を検出することができる。このように不吐出のノズル110を検出することにより、例えば用量応答実験などを早期に停止することができる。そのため、無駄の抑制、最終評価結果のばらつき、または薬の性能の誤評価などの早期発見に寄与する。その結果、最終評価結果のばらつき、または薬の性能の誤評価を防止することができる。
さらに、第2の実施形態では、マイクロプレート4を固定する領域は、検査紙載置台44を固定する領域(載置領域)を兼ねる。そのため、第1の実施形態のようにマイクロプレート4を固定する領域と、検査紙載置台41を設置する検査紙40の載置領域が別の場所にあった場合と比べて、液滴分注装置1のサイズを小さくできるメリットがある。
なお、本実施形態では、マイクロプレート4と、検査紙載置台44を取り付け部材4aに着脱可能に設けている。これに替えて取り付け部材4aのマイクロプレート4の上に検査紙40を載置する構成にしてもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の液滴分注装置71について、図14から図17を参照して説明する。第1の実施形態では、装着モジュール5に装着された液滴噴射装置2と画像撮影部50が移動し、検査紙40を載置する検査紙載置台41が固定されていた。第3の実施形態の液滴分注装置71は、マイクロプレート4と検査紙載置台41が移動し、液滴噴射装置2と画像撮影部50が固定されている構成に変更した第1の実施形態の変形例である。なお、図14〜図17中で、図1乃至図12と同一部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
第3の実施形態の液滴分注装置71について、図14から図17を参照して説明する。第1の実施形態では、装着モジュール5に装着された液滴噴射装置2と画像撮影部50が移動し、検査紙40を載置する検査紙載置台41が固定されていた。第3の実施形態の液滴分注装置71は、マイクロプレート4と検査紙載置台41が移動し、液滴噴射装置2と画像撮影部50が固定されている構成に変更した第1の実施形態の変形例である。なお、図14〜図17中で、図1乃至図12と同一部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、マイクロプレート4と検査紙載置台41は、平板状のY方向移動ステージ61に固定されている。Y方向移動ステージ61には、マイクロプレート4を着脱可能に取り付ける枠状の取り付け部材4aが設けられている。
基台3の上には、両側部に、X方向に延設された左右一対のX方向ガイドレール62a、62bを有する。各X方向ガイドレール62a、62bの両端部(図14中で上下の両端部)は、基台3上に突設された、固定台63a、63bに固定されている。
X方向ガイドレール62a、62b間には、Y方向に延設された2本のY方向ガイドレール64a、64bが架設されている。2本のY方向ガイドレール64a、64bは、X方向に間隔を存して平行に配置されている。2本のY方向ガイドレール64a、64bの両端は、X方向ガイドレール62a、62bに沿ってX方向に摺動可能なX方向移動台65にそれぞれ固定されている。この4個のX方向移動台65は、同時に摺動する。
2本のY方向ガイドレール64a、64bには、Y方向移動ステージ61が固定されている。これにより、Y方向移動ステージ61が2本のY方向ガイドレール64a、64bに沿ってY方向に移動する動作と、X方向移動台65がX方向ガイドレール62a、62bに沿ってX方向に移動する動作との組み合わせにより、マイクロプレート4と検査紙載置台41は、直交するXY方向の任意の位置に移動可能に支持されている。
また、基台3の上には、Y方向移動ステージ61の移動範囲と干渉しない位置に液滴噴射装置2を装着する装着モジュール5の固定機構部66が設けられている。この固定機構部66は、図15に示すように2本の支柱67a、67bと、Y方向に延設された1つの横フレーム68を有する。2本の支柱67a、67bは、基台3のY方向の両端部に鉛直方向に立設されている。横フレーム68は、2本の支柱67a、67bの上端部間に架設されている。そして、横フレーム68のほぼ中央位置には、装着モジュール5が固定されている。この装着モジュール5には、液滴噴射装置2が固定されている。さらに、装着モジュール5には、液滴噴射装置2の取付け部であるモジュール本体15の一部に画像撮影部50が装着されている。なお、図16中で、69aは、Y方向移動ステージ61の移動を制御するY方向移動ステージ制御回路であり、69bは、Y方向移動ステージ61を駆動するY方向移動ステージモータである。
次に、上記構成の液滴分注装置71の作用について説明する。液滴噴射装置2を装着モジュール5に装着する。検査紙載置台41に、検査紙40を検査紙保持部材42で固定する。
次に、液滴噴射装置2の溶液保持容器22の上面開口部22bから図示しないピペッターなどにより、溶液を所定量供給する。溶液は、溶液保持容器22の内面で保持される。溶液保持容器22の底部の開口部22aは、溶液吐出アレイ27と連通している。溶液保持容器22に保持された溶液は、溶液保持容器22の底面の開口部22aを介して溶液吐出アレイ27の各圧力室210へ充填される。
このように液滴噴射装置2に溶液が充填された状態で、Y方向移動ステージ61が移動する。このとき、Y方向移動ステージ61は、液滴噴射装置2からの液滴の滴下部分に対応した溶液保持容器22の直下の位置に、検査紙載置台41に固定された検査紙40が移動する。図2中で例えば、右端部の溶液保持容器22−1の溶液を滴下する場合は、溶液保持容器22−1の直下の位置に、検査紙載置台41に固定された検査紙40が移動する。
次に、電装基板配線24の制御信号入力端子25に電圧制御信号が入力される。電圧制御信号は、電装基板配線24の電極端子接続部26から駆動素子130に印加される。このとき、駆動素子130への電圧制御信号の印加に対応して、振動板120が変形して圧力室210の容積を変化させることにより、溶液吐出アレイ27のノズル110から溶液が溶液滴として吐出される。
次に、液滴噴射装置2からの液滴の滴下部分に対応した溶液保持容器22に連通する溶液吐出アレイ27の9個の各ノズル110から検査紙40へ、1〜数滴滴下することにより、検査紙40に検査パターンpが形成される。
続いて、画像撮影部50の撮影範囲に、検査紙40内の検査パターンが収まる位置にY方向移動ステージ61が移動し、検査紙40の検査パターンpを撮影する。撮影した検査パターンpの画像データは、ホストコンピュータ18に送信される。ホストコンピュータ18は、当該信号を受信すると、表示部18bなどに、検査パターンpの画像データと検査パターンpの面積の出力ファイルを表示する。
オペレータは、表示部18bに表示されたドット面積Sのデータと、事前に作成している相関テーブルを用いて溶液のキャリブレーションを行う。このとき、検査パターンpを形成した溶液吐出アレイ27の各ノズル110の1滴の吐出量と1回の吐出動作で9個のノズル110から滴下される合計の溶液の滴下量を算出する。
第3の実施形態の液滴分注装置71においても、溶液が付着した箇所は変色する検査紙40を検査紙載置台41の上に固定して使用している。そのため、液滴噴射装置2の複数のノズル110から透明な溶液を滴下する際にも、検査パターンpと被検査物の境界線が明瞭に確認できる。したがって、液滴噴射装置2の複数のノズル110から透明な溶液を滴下する際にも、検査パターンpと被検査物の境界線が明瞭なため、検査紙40に形成された検査パターンpの面積やドット径D、又はドットの円周Cを正確に測定することができる。これにより、透明な溶液でもキャリブレーションが可能である。そのため、マイクロプレート4へ液滴を噴射する前に、キャリブレーションを行うことで、液滴噴射装置2の複数のノズル110のうちの一部が不吐出となる吐出不良を検出することができる。このような不吐出のノズル110の検出時には、例えば用量応答実験などを早期に停止することができる。そのため、無駄の抑制、最終評価結果のばらつき、または薬の性能の誤評価などの早期発見に寄与する。その結果、透明な溶液をマイクロプレート4へ滴下する際に、誤評価を防止することができる。
また、溶液のキャリブレーションを行うことで、液滴噴射装置2の複数のノズル110のうちの一部が不吐出となる吐出不良が検出されない場合には、液滴噴射装置2からマイクロプレート4の各ウエル開口へ、所定の量の液滴を滴下する作業を行う。
この作業時には、液滴噴射装置2に溶液がセットされた状態で、Y方向移動ステージ61によってマイクロプレート4を移動させる。このとき、液滴噴射装置2からの液滴の滴下部分に対応した溶液保持容器22の直下の位置に移動させる。この状態で、第1の実施形態と同様に液滴噴射装置2からマイクロプレート4の各ウエル開口へ、所定の量の液滴を滴下する作業を行う。
(第4の実施形態)
第4の実施形態の液滴分注装置81について、図17を参照して説明する。第4の実施形態の液滴分注装置81は、第3の実施形態の液滴分注装置71の変形例である。第3の実施形態では、Y方向移動ステージ61の上のマイクロプレート4の取り付け部材4aの横に検査紙載置台41を設けていた。第4の実施形態では、取り付け部材4aからマイクロプレート4を取り外し、マイクロプレート4の代わりにマイクロプレート4と外形が同じサイズの検査紙載置台44を取り付け部材4aに着脱可能に設けている。検査紙載置台44の高さは、マイクロプレート4と同じ高さである。これにより、検査紙載置台44は、マイクロプレート4を固定していた領域で取り付け部材4aに固定する。この検査紙載置台44には、検査紙43を固定する検査紙保持部材45を有する。これ以外の部分は、第3の実施形態と同じ構成である。
第4の実施形態の液滴分注装置81について、図17を参照して説明する。第4の実施形態の液滴分注装置81は、第3の実施形態の液滴分注装置71の変形例である。第3の実施形態では、Y方向移動ステージ61の上のマイクロプレート4の取り付け部材4aの横に検査紙載置台41を設けていた。第4の実施形態では、取り付け部材4aからマイクロプレート4を取り外し、マイクロプレート4の代わりにマイクロプレート4と外形が同じサイズの検査紙載置台44を取り付け部材4aに着脱可能に設けている。検査紙載置台44の高さは、マイクロプレート4と同じ高さである。これにより、検査紙載置台44は、マイクロプレート4を固定していた領域で取り付け部材4aに固定する。この検査紙載置台44には、検査紙43を固定する検査紙保持部材45を有する。これ以外の部分は、第3の実施形態と同じ構成である。
第4の実施形態では、取り付け部材4aにマイクロプレート4と外形が同じサイズの検査紙載置台44を同じ場所に取り付ける。続いて、検査紙載置台44に、検査紙43を検査紙保持部材45で固定する。この状態で、第3の実施形態と同様に液滴噴射装置2から検査紙載置台44の上の検査紙43に所定の量の液滴を滴下する作業を行う。
第4の実施形態の液滴分注装置81においても、溶液が付着した箇所は変色する検査紙43を検査紙載置台44の上に固定して使用している。そのため、液滴噴射装置2の複数のノズル110から透明な溶液を滴下する際にも、検査パターンpと被検査物の境界線が明瞭に確認できる。したがって、液滴噴射装置2の複数のノズル110から透明な溶液を滴下する際にも、検査パターンpと被検査物の境界線が明瞭なため、検査紙43に形成された検査パターンpの面積やドット径D、又はドットの円周Cを正確に測定することができる。これにより、透明な溶液でもキャリブレーションが可能である。そのため、マイクロプレート4へ液滴を噴射する前に、キャリブレーションを行うことで、液滴噴射装置2の複数のノズル110のうちの一部が不吐出となる吐出不良を検出することができる。このような不吐出のノズル110の検出時には、例えば用量応答実験などを早期に停止することができる。そのため、無駄の抑制、最終評価結果のばらつき、または薬の性能の誤評価などの早期発見に寄与する。その結果、透明な溶液をマイクロプレート4へ滴下する際に、誤評価を防止することができる。
本実施形態では、検査紙載置台44の高さが、マイクロプレート4と同じ高さであるため、マイクロプレート4のウエル開口300内へ溶液滴を滴下する高さと検査紙載置台44の上の検査紙43へ溶液滴を滴下する高さを変更する必要がない。
また、溶液のキャリブレーションを行うことで、液滴噴射装置2の複数のノズル110のうちの一部が不吐出となる吐出不良が検出されない場合には、液滴噴射装置2からマイクロプレート4の各ウエル開口へ、所定の量の液滴を滴下する作業を行う。
この作業時には、取り付け部材4aから検査紙載置台44を取り外し、検査紙載置台44の代わりにマイクロプレート4を取り付け部材4aに取付ける。その後、液滴噴射装置2に溶液がセットされた状態で、Y方向移動ステージ61によってマイクロプレート4を移動させる。このとき、液滴噴射装置2からの液滴の滴下部分に対応した溶液保持容器22の直下の位置にマイクロプレート4を移動させる。この状態で、第1の実施形態と同様に液滴噴射装置2からマイクロプレート4の各ウエル開口へ、所定の量の液滴を滴下する作業を行う。
第4の実施形態の液滴分注装置81においても、溶液が付着した箇所は変色する検査紙43を載置する検査紙載置台44を有する。これにより、複数のノズル110から透明な溶液を滴下する際にも、そのうちの一部が不吐出となる吐出不良を検出することができる。このような不吐出のノズル110の検出時には、例えば用量応答実験などを早期に停止することができる。そのため、無駄の抑制、最終評価結果のばらつき、または薬の性能の誤評価などの早期発見に寄与する。その結果、最終評価結果のばらつき、または薬の性能の誤評価を防止することができる液滴分注装置81を提供することができる。
第4の実施形態では、マイクロプレート4を固定する領域は、検査紙載置台44を固定する領域(載置領域)を兼ねる。そのため、第3の実施形態のようにマイクロプレート4を固定する領域と、検査紙載置台41を設置する検査紙40の載置領域が別の場所にあった場合と比べて、液滴分注装置81のサイズが小さくできるメリットがある。
以上説明した実施形態では、駆動部である駆動素子130を円形としたが、駆動部の形状は限定されない。駆動部の形状は、例えばひし形或いは楕円等であっても良い。また圧力室210の形状も円形に限らず、ひし形或いは楕円形、更には矩形等であっても良い。
また、実施形態では、駆動素子130の中心にノズル110を配置したが、圧力室210の溶液を吐出可能であれば、ノズル110の位置は限定されない。例えばノズル110を、駆動素子130の領域内ではなく、駆動素子130の外側に形成しても良い。
また、実施形態では、アクチュエータ170は、振動板120と圧電体膜130を有する駆動素子130によって構成されており、溶液を圧電方式で吐出していたが、アクチュエータ170の構成は限定されない。例えばアクチュエータ170は、薄膜伝熱ヒータで構成されており、溶液をサーマルジェット方式で吐出しても良い。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、透明な溶液を滴下する際に、誤評価を防止することができる液滴分注装置を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…液滴分注装置、2…液滴噴射装置(液滴噴射部)、4…マイクロプレート(分注部)、15…モジュール本体、18…ホストコンピュータ、19…プロセッサ(コントローラ)、21…ベース部材、21a…第1凹陥部、21b…第2凹陥部、21d…溶液吐出アレイ部開口、22…溶液保持容器、27…溶液吐出アレイ、40…検査紙(検査メディア)、41…検査紙載置台(検査メディア載置部)、100…ノズルプレート、110…ノズル、120…振動板、130…駆動素子、170…アクチュエータ、200…圧力室構造体、210…圧力室。
Claims (5)
- 液滴を吐出するノズル群を有するとともに前記液滴を受ける受部に向けて前記液滴を噴射する液滴噴射部と、
前記液滴を受容する受容層を持ち、かつ透光性を有する前記液滴を受容した箇所は着色又は変色する検査メディアを載置する検査メディア載置部と、
前記液滴を噴射する前に、前記検査メディアへ前記液滴を噴射するように前記液滴噴射部を制御するコントローラと、
を具備する液滴分注装置。 - 前記検査メディアの前記液滴を受容した箇所に形成された着色した検査パターンを撮影する画像撮影部を有する請求項1に記載の液滴分注装置。
- 前記画像撮影部は、前記検査パターンの直径、前記検査パターンの面積、または前記検査パターンの外周の長さの少なくともいずれかを測定するセンサを有する請求項2に記載の液滴分注装置。
- 前記液滴噴射部は、
前記ノズル群の各ノズルに連通し、内部に前記液滴を形成する液体が充填される圧力室が形成され、前記液滴を前記ノズルから吐出する側の第1の面と前記圧力室へ前記液体を供給する側の第2の面を有する基板と、
前記圧力室内の圧力を変化させ、前記圧力室内の前記液体を前記ノズルから吐出させるアクチュエータと、
前記液体を受ける液体受け口と、前記圧力室内に連通し、前記液体の出口となる液体出口とを有し、前記第2の面に配置される溶液保持容器と、を有する請求項1及至請求項3のいずれか1項に記載の液滴分注装置。 - 前記検査メディア載置部は、前記受部に配置され、前記液滴噴射部から吐出される液滴を分注する分注部とは別の位置に独立に、または前記分注部と同一位置に前記分注部と交換可能な形態、または前記分注部の上に重ねた形態のいずれか一方の形態で設けられている請求項1及至請求項4のいずれか1項に記載の液滴分注装置。
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