JP2019183998A - おねじ部材 - Google Patents
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Abstract
Description
めねじに螺合して締め付ける際には、先端の円筒状ガイドによって傾きが矯正されながら挿入されていき、続いて案内ねじ山が挿入され、案内ねじ山がめねじ部材のめねじ山と係合し、ピッチを整えながら完全ねじ山と螺合されるように案内されていく。
前記完全ねじ山の前記軸部の先端側の端部にはねじの立ち上がり部が連続して設けられ、該ねじの立ち上がり部は前記完全ねじ山の谷径以上の円筒面から前記完全ねじ山に向けて徐々に立ち上がる構成となっており、
前記ねじ先形状は、外側に凸の円弧状に膨らんだ環状凸部を備え、
前記環状凸部の最大径が前記めねじの内径の寸法公差の下限値以下に設定されていることを特徴とする。
ねじ穴への締付作業は、まず、環状凸部が開口端のめねじ部材のねじ穴内に所定量進入する。おねじ部材の軸部がねじ穴の中心軸線に対して傾いて進入した場合、ねじ穴の開口端に対向するおねじ部材のねじの立ち上がりから完全ねじ山を含むねじ山のどこかの位置で、ねじ穴の開口端に係合する。おねじ部材をねじ穴に挿入する力と、この係合位置においてねじ穴の開口端から作用する反力が偶力となって、軸部の傾きを修正する方向のモーメントが作用する。環状凸部の外周面の最大径は、めねじの内径以下に設定されているので、ねじ穴内において環状凸部の回転は許容され、初期の係合位置と180°反対側の部分がねじ穴の開口端に係合する。この状態で、軸部をねじ込み方向に回転することにより、ねじの立ち上がりの先端から一巻き目の完全ねじ山が、連続的にめねじの2巻き目のねじ山に安定して螺合し、ねじのかじりや焼き付きを防止することができる。
このように、ねじ先にねじ山の無い環状凸部を設けることによって、軸部が斜めに進入したとしたしても、めねじに噛み込むことなく空転するので、ねじのかじりや焼き付きを防止でき、さらに、軸の傾きを修正するモーメントが作用するので、従来のような円筒状ガイドが不要となり、ねじ先の長さを可及的に短くすることができる。
JIS B 1003「締結用部品−メートルねじをもつおねじ部品のねじ先」には、ねじ先の不完全ねじ部長さuは、2ピッチ以下(u≦2P)と規定されている。本発明者らは、この不完全ねじ部長さの範囲で斜め入りを防止することを検討し、本発明にいたった。本発明のねじ先形状によれば、上記JIS規格の不完全ねじ部長さの範囲で、かじり防止機能を実現することができる。斜め入りを防止することができる。もっとも、本発明は、2ピッチ以下に限定されるものではない。
前記環状凸部の最大径は、前記完全ねじ山の谷径以上に構成とすることができる。
すなわち、環状凸部は、おねじの谷底すきまの範囲に収まり、ねじ穴に進入した環状凸部とめねじとのガタツキが小さく抑えられ、斜め入りをスムースに矯正できる。
また、前記環状凸部の外周面は、最大径となる軸部の先端に向けて徐々に小径となる先端側傾斜面を備えた構成とすることができる。
このようにすれば、先端側円弧面が穴探りとして機能し、軸部とめねじの中心軸線との心ずれを解消することができる。
また、穴探り性の他に、斜め入り挿入時におねじ先端面をめねじ内部に当てることで、おねじの深沈みを防止し、めねじとの理想的な接触状態を再現できる。
前記環状凸部の前記軸部の中心軸線方向の長さは、完全ねじ山のピッチをPとすると、(1P±0.2P)の範囲とすることができる。
このようにすれば、めねじのねじ山間に、環状凸部が入り込むことを防止することができる。
また、前記ねじの立ち上がりの先端から完全ねじ山への移行範囲は、前記軸部の1/2周以内とすることが望ましい。
移行範囲が極端に短いと、斜め入りの修正が十分に行われないうちに完全ねじ山が嵌まり合ってかじりが発生しやすく、移行長さが長すぎると、軸方向長さが長くなり、軽量化の観点から見て重量増につながるため不利となる。1/2周程度あれば、斜め入りを防止しつつ、軽量化を図ることができる。
特に、前記ねじの立ち上がり部の先端から完全ねじ山への移行範囲は、前記軸部の1/4周以上とすることができる。
前記ねじの立ち上がりの先端位置から環状凸部の先端位置までの寸法は、前記完全ねじ山の2ピッチ以内に設定される。
上記の通り、JIS B 1003「締結用部品−メートルねじをもつおねじ部品のねじ先」に規定の、ねじ先の不完全ねじ部長さuの範囲に設定したものである。
また、前記環状凸部と前記円筒面の先端側との間に環状凹部を備えた構成とすることができる。
このようにすれば、斜め入りの際のめねじとの干渉を回避することができ、斜め入りの許容角度を大きくできる。
また、前記ねじの立ち上がり部が形成される円筒面の端縁が前記環状凸部の反先端側の端部に位置する構成とすることができる。
このようにすれば、環状凹部を設ける場合に比べて、軸方向の長さをより一層短くすることができる。
また、前記環状凸部の先端に向かって徐々に小径となるガイドを備えた構成とすることができる。
このようにガイドを設ければ、さらに穴探り性を高めることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るおねじ部材を示している。
図において、1はおねじ部材全体を示すもので、このおねじ部材1は、頭部10と軸部20とを備え、軸部20に相手部材のめねじに螺合される完全ねじ山21を形成し、軸部20の先端側に斜め入りを防止するねじ先形状部30を備えている。頭部10の形状については、図では鍔付きの六角形状を例示しているが、特に限定されるものはではなく、種々の形状の頭部形状が適用可能である。なお、図示例では有効径ボルトを例示している、呼び径ボルトにも適用可能である。
完全ねじ山21の軸部20の先端側の端部22aには、ねじの立ち上がり22が連続して設けられ、ねじの立ち上がり部22は完全ねじ山21の谷径から完全ねじ山21に向けて徐々に立ち上がる構成となっており、ねじ先形状部は、環状凸部40を有し、環状凸部40とねじの立ち上がり部22の先端22aとの間に環状凹部50が形成されている。
[ねじの立ち上がり部22]
ねじの立ち上り部22は、完全ねじ山21の端部21aから先端22aに向けて徐々に高さが低くなり、先端22a位置において、完全ねじ山21の谷径d1以上の外径を有する円筒面25からの高さがゼロとなる。逆に、先端22a側から見ると、円筒面25から
完全ねじ山21の端部21aに向けて、徐々に立ち上がり、完全ねじ山21の高さに移行する。ねじの立ち上がり部22の先端22aは、円筒面25の軸部先端側の端縁25aに位置する。
本発明では、ねじの立ち上がり部22の先端22a位置から完全ねじ山21の端部21aまでの移行範囲が、1/2周(半周)の範囲内で、軸部20の中心軸線N1方向に換算すると、1ピッチの半分程度となっている。たとえば、JIS規格のM10×1.25のねじの場合には、0.625[mm]となる。
移行範囲が極端に短いと、斜め矯正が十分に行われないうちに完全ねじ山21が嵌まり合ってかじりが発生しやすく、移行長さが長すぎると、軸方向長さが長くなり、軽量化の観点から見て重量増につながるため不利となる。1/2周程度あれば、斜め入りを防止しつつ、軽量化を図ることができる。
環状凸部40については、その外周面41の軸部20の中心軸線N1を通る縦断面形状は、外側に凸の円弧状に膨らんだ断面円弧状となっており、全周に亘って円弧状に膨らんだ形状となっている。
外周面41の最大径となる頂部41aは、外周面41の軸方向中途位置にあり、外周面41は、頂部41aから、軸方向軸先端側に向けて徐々に小径となる先端側円弧面41bと、頂部41aからねじの立ち上がり部22側に向けて徐々に小径となる反先端側円弧面41cとを備えている。先端側円弧面41bと反先端側円弧面41cは、頂部41aにおいて滑らかに連続する一つの円弧面となっている。
外周面41の頂部41aの最大径である外径d2は、対応するめねじ部材100の内径D1以下(d2≦D1)に設定されている。この環状凸部40の頂部41aの外径d2の寸法公差範囲の最大値は、内径D1の公差範囲の最小値以下に設定される。この実施例では、環状凸部40の外径d2は、内径D1よりも所定寸法だけ小さく設定されている。なお、図中dは、完全ねじ山21の外径である。
また、反先端側円弧面41cのねじの立ち上がり部22側の端縁に位置する谷部51の直径d3は、頂部41aの外径d2以下(d3≦d2)となっている。この谷部51の直径d3は、ねじの立ち上がり部22が形成される円筒面25の端縁25aの直径d5より小径となっているので、谷部51と円筒面25の端縁25aとの間に、谷部51から円筒面25の端縁25aに向けて徐々に大径となるテーパー面52が設けられている。また、環状凸部40とねじの立ち上がり部22の先端22aとの間に形成される環状凹部50は、環状凸部40の反先端側円弧面41cとテーパー面52とによって構成される。
ねじ山がM10×1.25の場合には、めねじ部材100の内径D1が8.647mmに対して、環状凸部40の頂部41aの外径d2は、8.65±0/−0.4[mm]程度に設定することが好ましい。すなわち、公差範囲を、めねじ部材100の内径下限値からマイナス5〜8%以内に設定している。また、環状凹部50の谷部51の直径d3は、ねじの呼び径×80%〜85%(環状凸部以下)程度に設定することが好ましい。
また、完全ねじ山21の端部21aの山頂から軸部20の先端、すなわち軸端面26まで軸方向長さL1としては、2ピッチ程度以上に設定することが好ましい。初期嵌合時に、軸部20とねじ穴120の開口部との嵌合代が、この程度あれば、締付作業を安定して行うことができる。
この実施形態では、L1は2ピッチ(2P)に設定されており、テーパー面52の軸方向長さL3は、0.5ピッチ(0.5P)程度に設定されている。また、このテーパー面52のテーパー角度θは、谷部51の直径d3とテーパー面52の軸方向長さL3の関係によって定まるが、図示例では40°程度に設定される。
JIS B 1003「締結用部品−メートルねじをもつおねじ部品のねじ先」に、ねじ先の不完全ねじ部長さuは、2ピッチ以下(u≦2P)と規定されており、本実施形態は、このJIS規格の範囲内でかじり防止機能を実現するものである。
すなわち、中心軸線N1を通る断面上で、軸部20の軸端面26の中心Oをとり、螺合するめねじの内径D1を直径とする仮想円Cを描いた場合に、環状凸部40の外周面41が、仮想円Cの内側に位置するように設定されている。外周面41の断面円弧の曲率半径Rは、仮想円Cの半径(D1/2)以下に設定される。
これは、軸部20のねじ先形状部30がめねじ部材100のねじ穴120に挿入された状態で、軸部20が軸端面26の中心Oを中心として傾いた場合に、環状凸部40の外周面41がねじ穴120のめねじのねじ山121に引っ掛からない形状としたものである。
環状凸部40の外周面41の頂部41aは、軸端面26を通る仮想円Cの直径線C1から、軸方向にfだけ軸方向反先端側にオフセットされており、反先端側円弧面41cは仮想円Cに近接しているが、先端側円弧面41bは、頂部41aから軸部の先端に向けて徐々に小径となる方向に湾曲するのに対して、仮想円Cは、環状凸部40の頂部41aの位置から直径線C1に向けて大径に拡がるので、先端側円弧面41bは頂部41a側から軸方向先端側に向けて徐々に仮想円Cとの隙間が広がるように構成される。
本実施形態のように、小径となる先端側円弧面41bを設けておけば、軸部20とねじ穴120の中心ずれがあった場合でも、ねじ穴120の開口端に係合することができ、穴探り性を有する利点がある。軸端面26の先端径は、図示例では谷部51の径と同程度に記載しているが、特に限定されるものではなく、仮想円Cの範囲内で設定される。
次に、図6を参照し、環状凸部40の外周面41の変形例について説明する。
図6(A)は、変形例1を示している。
この変形例1では、環状凸部40の外周面141は、軸方向先端側の先端側円筒面141bと、この先端側円筒面141bから軸方向反先端側に向けて徐々に小径となる円弧状の反先端側円弧面141cとによって構成されている。先端側円筒面141bと反先端側円弧面141cとは、接続部141aにおいて滑らかに接続されている。接続部141aは、図中、一転鎖線で示すように、軸方向中央位置(上記実施形態では頂部41aの位置)に位置しているが、中央位置には限定されない。この変形例1では、最大径部は、先端側円筒面141bである。また、先端側円筒面141bの軸端面26との角部は圧造によりアールが付けられたアール部141dとなっている。
図6(B)は、変形例2を示している。
この変形例2では、環状凸部40の外周面241は、頂部241aを隔てて、軸方向先端側に向かって円錐状に徐々に小径となる先端側テーパー面241bと、軸方向反先端側に向けて円弧状に小径となる反先端側円弧面241cとによって構成されている。先端側テーパー面241bと反先端側テーパー面241cとは、頂部241aにおいて滑らかに接続されており、頂部241aが最大径部となる。また、先端側テーパー面241bの軸端面26との角部は、圧造によりアールが付けられたアール部241dとなっている。
この変形例2の先端側テーパー面241bについては、上記実施形態の先端側円弧面と同様に、穴探りとして機能する。
図6(C)は、変形例3を示している。
この変形例3では、環状凸部40の外周面341の軸方向断面形状は、頂部341aが軸方向先端近傍に位置し、谷部51から仮想円Cに沿って、円弧状に徐々に大径となるように湾曲する円弧面341cによって構成され、最大径が、変形例1、変形例2よりも大きくなっている。また、この変形例も、円弧面341cと軸端面26との角部は、圧造によりアールが付けられたアール部341dとなっている。
ねじ穴120への締付作業は、まず、環状凸部40がめねじ部材100のねじ穴120
内に所定量進入する。
図3(A)に示すように、おねじ部材1の軸部20の中心軸線N1が、ねじ穴120の中心軸線N2に対して傾いている場合、ねじ穴120の開口端に対向するおねじ部材1のねじの立ち上がり部22と完全ねじ山21を含むねじ山のどこかの位置で、ねじ穴120の開口端に係合する。図示例では、初期の係合位置a1は、完全ねじ山21の端部21aがめねじ部材100のねじ山が谷部で切断された位置(図中、右端)で、めねじのねじ山121のフランク面に係合している。
この状態で、おねじ部材1をねじ穴120に押し込むと、押し込み力と、係合位置a1においてねじ穴120の開口端から作用する反力が偶力となって、軸部20の傾きを修正する方向、図中反時計回り方向のモーメントMccが作用する。環状凸部40の外周面41は断面円弧状であり、その頂部41aの外径d2は、めねじ部材100のねじ穴120の内径D1以下に設定されているので、ねじ穴120内で環状凸部40の回転は許容され、図3(B)に示すように、軸部20は初期の係合位置a1を支点として、反時計回り方向に回転する。
そして、図3(C)に示すように、初期の係合位置a1と180°反対側の部分がねじ穴120の開口端に係合する(係合位置a2)。この状態で、軸部を回転することで、ねじの立ち上がり部22の先端22aからねじの立ち上がり部22及び一巻き目の完全ねじ山21が、連続してめねじ部材100の2巻き目のねじ山121に安定して螺合していき、ねじのかじりや焼き付きを防止することができる。
また、図4(B)に示すように、軸部20が、図中反時計回りに大きく傾いた場合には、テーパー面52が開口端に初期係合する場合もあり(破線で囲んだ係合位置a4)、この場合にも、係合位置a4を支点として、時計回り方向のモーメントMcが作用して傾きが修正される。また、図4(C)に示すように、軸部20が、図中時計回りに大きく傾いた場合には、完全ねじ山21の端部21aがめねじのねじ山121に係合せずに、テーパー面52が係合する場合がある(破線で囲んだ係合位置a5)。この場合には、係合位置a5を支点として、反時計回り方向のモーメントMccが作用して傾きが修正される。図4(B),(C)の場合には、最終的に、図3(C)に示すように、係合位置a1と、180°反対側の係合位置a2で係合することになる。
以下の説明では、主として上記実施形態と異なる点について説明し、同一の構成部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、本発明の実施形態に係るおねじ部材の要部を示すもので、(A)は要部正面図、(B)は(A)の180°反対側を示す要部裏面図である。
本実施形態は、上記実施形態に対して、テーパ面52を無くした例であり、ねじの立ち上がり部22が形成される円筒面25の先端側の端縁25aが、環状凸部40と反先端側の端縁に位置する。
円筒面25の軸方向先端側の端縁25aは、ねじの中心軸線N1と直交する面上の円であるが、反先端側の端縁25bは、完全ねじ山21の端部から一巻き分の完全ねじ山21の付け根との螺旋状の境界線である。したがって、立ち上がり部が22が完全に立ち上がった完全ねじ山21の端部21a位置を起点とすると、図7(A)の完全ねじ山21の端部21a位置では(図7(A)の右端、図7(B)の左端)、先端側の端縁25aと反先
端側の端縁25bの隙間はほぼゼロであり、図7(B)に示すように、裏側に回ると、図中左端から右端に向かって、反先端側の端縁25bが完全ねじ山21のリード角方向に傾斜して延び、先端側の端縁25aに対して軸方向の間隔が徐々に拡がっていき、さらに、図7(A)に示すように、完全ねじ山21の端部21aに向かって、さらに軸方向の間隔が拡大していき、元の基点位置に対して1ピッチ離れた位置に達する。
したがって、円筒面25は、起点においては、軸方向の長さはほぼゼロで、一周して完全ねじ山21の1ピッチ分の軸方向長さとなる螺旋状の円筒面である。立ち上がり部22は、この円筒面25から徐々に立ち上がって完全ねじ山の端部21aに至る。
本実施形態では、上記実施形態のテーパー面52の0.5ピッチ分が無いために、最小で、1.5ピッチまで短縮可能である(L1=L2(1ピッチ)+L4(完全ねじ山21の半分(1/2ピッチ(0.5ピッチ))。
その際、谷部51が無く、おねじの立ち上がり部22は、環状凸部40の反先端側円弧面41cの反先端側端部付近に位置する先端22aから立ち上がりが始まる。円筒面25の径d5については、完全ねじ山21の谷径d1以上、環状凸部40の外径d2以下に設定される(d2≧d5≧d1)。図示例は、円筒面15の径d5が完全ねじ山21の谷径d1と同一の例である。
谷径d1と環状凸部40の外径d2は、めねじ部材100のねじ穴の内径D1の下限値以下であり、円筒面25の径d5は完全ねじ山21の谷径d1以上となるように公差範囲が設定され、締付に影響がない程度の僅かな隙間とすることでガタツキが小さく抑えられ、斜め入りをスムースに矯正することができる。
なお、形状の相違はあるものの、上記実施形態と同様に、ねじ山がM10×1.25の場合には、めねじ部材100の内径D1は8.647mmに対して、環状凸部40の頂部41aの外径d2は、8.65±0/−0.4[mm]程度に設定することが好ましい。すなわち、公差範囲を、めねじ部材100の内径下限値からマイナス5〜8%以内に設定している。
図7の例は、円筒面25の径d5が完全ねじ山21の谷径d1と同一の例であったが(d5=d1)、図8の変形例は、円筒面25の径d5が谷径d1より大きくした例である(d5>d1)。なお、この例では、円筒面25の径d5は、環状凸部40の外径d2より小さい(d2>d5)。
図8でも、完全ねじ山21の端部21aの頂部から、ねじ先の環状凸部40の軸端面26までの寸法L1は、図7と同じく1.5ピッチに設定している。
環状凸部40の外径d2は同じで、円筒面25の外径d5を、谷径d1よりも大径としているので、その分だけ、図7に対して、円筒面25の先端側の端縁25aの位置が、環状凸部40の頂部41a側に移動し、環状凸部40の軸方向長さL2´が短くなっている。一方、完全ねじ山21の端部21aの頂部から、ねじ先の環状凸部40の軸端面26までの寸法L1は変わらないので、完全ねじ山21の端部21aの頂部から円筒面25の先端側の端縁25aまでの長さL4´は、図7に対して長くなっている。
また、完全ねじ山21の外径dは同じで、円筒面25の外径d5が大径となっているので、円筒面25の反先端側の螺旋状の端縁25bの位置は、一巻き目の完全ねじ山21の頂部側に移動している。
したがって、円筒面25の軸方向の長さは、周方向のどの位置においても、図7に比べて長くなっている。
すなわち、立ち上がり部が22が完全に立ち上がった完全ねじ山21の端部21a位置を起点とすると、図8(A)の完全ねじ山21の端部21a位置では(図8(A)の右端、図8(B)の左端)、先端側の端縁25aと反先端側の端縁25bは軸方向長さL41´だけ離れており、図8(B)に示すように、図7と同様に、裏側に回ると、図中左端から右端に向かって、反先端側の端縁25bが完全ねじ山21のリード角方向に傾斜して延
び、先端側の端縁25aに対して軸方向の間隔が徐々に拡がっていき、さらに、図8(A)に示すように、完全ねじ山21の端部21aに向かって、さらに軸方向の間隔が拡大していき、元の起点の位相に到達するが、図7と相違して1ピッチよりも若干離れた位置となる。
起点位相に達した状態で、一巻き目の完全ねじ山と2巻き目の完全ねじ山の谷部が円筒面の径となっている軸方向の隙間が大きく、一巻き目と2巻き目の間の谷部分27が、円筒面25の径d5から、徐々に小さくなって谷径d1に移行している。
したがって、円筒面25は、起点においては、軸方向の長さはほぼゼロで、一周して完全ねじ山21の1ピッチ分の軸方向長さとなる螺旋状の円筒面である。立ち上がり部22は、この円筒面25から徐々に立ち上がって完全ねじ山の端部21aに至る。
また、円筒面25の外径d5が完全ねじ山の谷径d1よりも大きいので、円筒面25から完全ねじ山21の頂部までの高さは、図7に対して低くなり、円筒面25からの立ち上がり部22の長さは、その分だけ短くなっている。
このように変形例のように構成すれば、図7に比べて、めねじとの間の隙間がより小さくなり、ガタツキが小さく抑えられ、斜め入りをスムースに矯正することができる。
なお、図8において、完全ねじ山21の端部21aにおける円筒面25の先端側の端縁25aと反先端側の端縁25bとの軸方向長さL41´を短くすることで、完全ねじ山21の端部21aから環状凸部40の軸端面26までの軸方向長さL1をさらに短くすることが可能である。軸方向長さL41´は、ゼロまで短くすることができる。
図9(A)は、図7の円筒面25の径d5が谷径d1と同一の場合(d5=d1)、図9(B)は、図8の円筒面25の径d5が谷径d1より大きい場合(d5>d1)のめねじとの嵌合状態を、模式的に示している。
このように、締付に影響がない程度に、円筒面25の径d5を谷径d1より大きくすれば、図9(B)に示すように、円筒面25とめねじ121との隙間gをより小さくすることができ、ガタツキが小さく抑えられ、斜め入りをスムースに矯正することができる。
この実施形態では、環状凸部40の先端に、穴探り性向上を目的としたガイド60を設けたものである。ガイド60は、環状凸部40の先端側円弧面41bの端部から、軸方向先端側に向けて徐々に小径となるようにテーパー形状としたもので、先端面は直径d4の円形の端面となっている。
図5(A)乃至(C)は、ガイド60の軸方向長さL5を変えたもので、(A)の例は1ピッチ(1P)、(B)の例は2ピッチ(2P)、(C)の例は3ピッチ(3P)に設定されている。
また、ガイド60の先端面のねじ先径d4は、図5(D)に模式的に示すように、穴探り性を持たせるために、軸中心に対し、振り幅(2/3)d(≒0.67d)程度まで許容できる範囲に設定される。振り幅(2/3)dの場合のd4は、(1/3)dであり、ねじ(ナット)の呼び径×33.3%である。より好ましくは、ねじ(ナット)の呼び径×(30%〜45%)とする。45%の場合の振り幅は0.55d、30%の場合の振り幅は0.7dであり、30%〜45%では、振り幅は0.55d〜0.7dの範囲となる。図5(A)〜(C)の例では、d4は共に同一で、テーパー角度が相違している。図示例では、(A)の例では115°、(B)の例では80°、(C)の例では60°に設定されている。
完全ねじ山21の端部21aから谷部51までの軸方向長さは1ピッチ(1P)、環状凸部40の軸方向長さは1ピッチ(1P)に設定されており、完全ねじ山21の端部21aから、ガイド60の先端までの全体の長さL1は、(A)の例では3ピッチ程度、(B)の例では4ピッチ程度、(C)の例では5ピッチ程度となる。
このようにガイド60を設ければ、ねじ部材の中心軸線がねじ穴120の中心位置から多少ずれていても、ガイド60の先端部が係合し、ねじ穴120に係合させることができ、挿入性を確保することができる。そして、環状凸部と環状凹部の作用によって、斜め入
りが防止され、作業性に優れたねじ部材を実現することができる。
なお、図5の例は、環状凸部と円筒面の間にテーパー面を有する構成を例示しているが、図7及び図8に示すように、テーパー面の無い構成についても適用可能である。
10 頭部
20 軸部
21 完全ねじ山、21a 端部、22 ねじの立ち上がり、22a 先端
25 円筒面、25a 端縁、26 軸端面
30 ねじ先形状部
40 環状凸部、
41 外周面、
41a 頂部、41b 先端側円弧面、41c 反先端側円弧面
50 環状凹部
51 谷部、52 テーパー面
60 ガイド
100 めねじ部材
120 ねじ穴、121 ねじ山
C 仮想円、C1 直径線、O 中心
D1 内径(ねじ穴120の内径)
Mc モーメント(時計回り)、Mcc モーメント(反時計回り)
N1 中心軸線(軸部)、N2 中心軸線(ねじ穴)
R 曲率半径(環状凸部)
a1、a2、a3、a5 係合位置
d 外径(完全ねじ山21の外径)
d1 直径(完全ねじ山21の谷径)
d2 外径(環状凸部40の頂部41aの外径(最大径))
d3 直径(谷部の直径)
d4 直径(軸端面の直径)
d5 直径(円筒面25の直径)
θ テーパー角度(テーパー面の角度)
前記完全ねじ山の前記軸部の先端側の端部にはねじの立ち上がり部が連続して設けられ、該ねじの立ち上がり部は前記完全ねじ山の谷径以上の円筒面から前記完全ねじ山に向けて徐々に立ち上がる構成となっており、
前記ねじ先形状は、外側に凸の円弧状に膨らんだ環状凸部を備え、
前記環状凸部の最大径が前記めねじの内径の寸法公差の下限値以下に設定され、
前記完全ねじ山の前記軸部の先端側の端部から前記環状凸部の先端側端部までの前記軸部の中心軸線方向の長さは、前記完全ねじ山の2ピッチ以内に設定されていることを特徴とする。
ねじ穴への締付作業は、まず、環状凸部が開口端のめねじ部材のねじ穴内に所定量進入する。おねじ部材の軸部がねじ穴の中心軸線に対して傾いて進入した場合、ねじ穴の開口端に対向するおねじ部材のねじの立ち上がりから完全ねじ山を含むねじ山のどこかの位置で、ねじ穴の開口端に係合する。おねじ部材をねじ穴に挿入する力と、この係合位置においてねじ穴の開口端から作用する反力が偶力となって、軸部の傾きを修正する方向のモーメントが作用する。環状凸部の外周面の最大径は、めねじの内径以下に設定されているので、ねじ穴内において環状凸部の回転は許容され、初期の係合位置と180°反対側の部分がねじ穴の開口端に係合する。この状態で、軸部をねじ込み方向に回転することにより、ねじの立ち上がりの先端から一巻き目の完全ねじ山が、連続的にめねじの2巻き目のねじ山に安定して螺合し、ねじのかじりや焼き付きを防止することができる。
このように、ねじ先にねじ山の無い環状凸部を設けることによって、軸部が斜めに進入したとしたしても、めねじに噛み込むことなく空転するので、ねじのかじりや焼き付きを防止でき、さらに、軸の傾きを修正するモーメントが作用するので、従来のような円筒状ガイドが不要となり、ねじ先の長さを可及的に短くすることができる。
JIS B 1003「締結用部品−メートルねじをもつおねじ部品のねじ先」には、ねじ先の不完全ねじ部長さuは、2ピッチ以下(u≦2P)と規定されている。本発明者らは、この不完全ねじ部長さの範囲で斜め入りを防止することを検討し、本発明にいたった。本発明のねじ先形状によれば、上記JIS規格の不完全ねじ部長さの範囲で、かじり防止機能を実現することができる。斜め入りを防止することができる。
前記環状凸部の最大径は、前記完全ねじ山の谷径以上に構成とすることができる。
すなわち、環状凸部は、おねじの谷底すきまの範囲に収まり、ねじ穴に進入した環状凸部とめねじとのガタツキが小さく抑えられ、斜め入りをスムースに矯正できる。
また、前記環状凸部の外周面は、最大径となる軸部の先端に向けて徐々に小径となる先端側傾斜面を備えた構成とすることができる。
このようにすれば、先端側円弧面が穴探りとして機能し、軸部とめねじの中心軸線との心ずれを解消することができる。
また、穴探り性の他に、斜め入り挿入時におねじ先端面をめねじ内部に当てることで、おねじの深沈みを防止し、めねじとの理想的な接触状態を再現できる。
前記環状凸部の前記軸部の中心軸線方向の長さは、完全ねじ山のピッチをPとすると、(1P±0.2P)の範囲とすることができる。
このようにすれば、めねじのねじ山間に、環状凸部が入り込むことを防止することができる。
また、前記ねじの立ち上がりの先端から完全ねじ山への移行範囲は、前記軸部の1/2周以内とすることが望ましい。
移行範囲が極端に短いと、斜め入りの修正が十分に行われないうちに完全ねじ山が嵌まり合ってかじりが発生しやすく、移行長さが長すぎると、軸方向長さが長くなり、軽量化の観点から見て重量増につながるため不利となる。1/2周程度あれば、斜め入りを防止しつつ、軽量化を図ることができる。
特に、前記ねじの立ち上がり部の先端から完全ねじ山への移行範囲は、前記軸部の1/4周以上とすることができる。
また、前記環状凸部と前記円筒面の先端側との間に環状凹部を備えた構成とすることができる。
このようにすれば、斜め入りの際のめねじとの干渉を回避することができ、斜め入りの許容角度を大きくできる。
また、前記ねじの立ち上がり部が形成される円筒面の端縁が前記環状凸部の反先端側の端部に位置する構成とすることができる。
このようにすれば、環状凹部を設ける場合に比べて、軸方向の長さをより一層短くすることができる。
また、前記環状凸部の先端に向かって徐々に小径となるガイドを備えた構成とすることができる。
このようにガイドを設ければ、さらに穴探り性を高めることができる。
Claims (11)
- 軸部に、相手部材のめねじに螺合される完全ねじ山を形成し、前記軸部の先端側に斜め入りを防止するねじ先形状を備えたおねじ部材において、
前記完全ねじ山の前記軸部の先端側の端部にはねじの立ち上がり部が連続して設けられ、該ねじの立ち上がり部は前記完全ねじ山の谷径以上の円筒面から前記完全ねじ山に向けて徐々に立ち上がる構成となっており、
前記ねじ先形状は、外側に凸の円弧状に膨らんだ環状凸部を備え、
前記環状凸部の最大径が前記めねじの内径の寸法公差の下限値以下に設定されていることを特徴とするおねじ部材。 - 前記環状凸部の最大径が前記完全ねじ山の谷径以上である請求項1に記載のおねじ部材。
- 前記環状凸部の外周面は、最大径となる頂部からねじの立ち上がり部側に向けて徐々に小径となる反先端側円弧面を備えている請求項1に記載のおねじ部材。
- 前記環状凸部の外周面は、最大径となる軸部の先端に向けて徐々に小径となる先端側傾斜面を備えている請求項3に記載のおねじ部材。
- 前記環状凸部の前記軸部の中心軸線方向の長さは、完全ねじ山のピッチをPとすると、(1P±0.2P)の範囲に設定されている請求項1乃至4のいずれか1項に記載のおねじ部材。
- 前記ねじの立ち上がり部の先端から完全ねじ山への移行範囲は、前記軸部の1/2周以内とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のおねじ部材。
- 前記ねじの立ち上がり部の先端から完全ねじ山への移行範囲は、前記軸部の1/4周以上とする請求項6に記載のおねじ部材。
- 前記完全ねじ山の前記軸部の先端側の端部から前記環状凸部の先端側端部までの前記軸部の中心軸線方向の長さは、前記完全ねじ山の2ピッチ以内に設定される請求項1乃至7のいずれか1項に記載のおねじ部材。
- 前記環状凸部と前記円筒面の先端側との間に環状凹部を備えている請求項1乃至8のいずれか1項に記載のおねじ部材。
- 前記ねじの立ち上がり部が形成される円筒面の端縁が前記環状凸部の反先端側の端部に位置する請求項1乃至8のいずれか1項に記載のおねじ部材。
- 前記環状凸部の先端に先端に向かって徐々に小径となるガイドを備えている請求項9又は10に記載のおねじ部材。
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