JP3173041U - 焼付き防止機能付きボルト - Google Patents

焼付き防止機能付きボルト Download PDF

Info

Publication number
JP3173041U
JP3173041U JP2011006483U JP2011006483U JP3173041U JP 3173041 U JP3173041 U JP 3173041U JP 2011006483 U JP2011006483 U JP 2011006483U JP 2011006483 U JP2011006483 U JP 2011006483U JP 3173041 U JP3173041 U JP 3173041U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
bolt
screw
seizure
incomplete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2011006483U
Other languages
English (en)
Inventor
千明 加藤
博昭 前西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ONDO CORPORATION
Original Assignee
ONDO CORPORATION
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ONDO CORPORATION filed Critical ONDO CORPORATION
Priority to JP2011006483U priority Critical patent/JP3173041U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3173041U publication Critical patent/JP3173041U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】ねじ山における不完全ねじ山の形成を抑制しつつ、ボルトの斜め締付けによるかじりや焼付きを防止できる焼付き防止機能付きボルトを提供する。
【解決手段】ナット5のねじ部50に螺合されるねじ部30と、このねじ部30の先端側に連なる円柱状のガイド部4とを有する焼付き防止機能付きボルト1において、ガイド部4は、その外径がねじ部50の内径Dnの下限値よりも小さく且つねじ部30の谷径の上限値よりも大きく形成され、ねじ部30の先端側から1条目の谷部34aの少なくとも一部を形成している。これにより、ガイド部4がねじ山51の頂部にガイドされた状態で不完全ねじ山33とねじ山51とを予め当接でき、不完全ねじ山33を挟んで不完全ねじ山33の先端側と頭部2側とをねじ山51の頂部によりガイドすることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、ねじ部の先端側に連なる円柱状のガイド部とを有する焼付き防止機能付きボルトに関する。
従来より、自動車等の組立てラインでは、ボルトを被締結部材(ナット)に締結することにより装着対象部品の組付けを行っている。部品の組付け時には、締結作業の前段階においてボルトの先端をナットのねじ穴(雌ねじ)に挿入し、次にボルト軸心をナットの雌ねじ中心線に揃えるようにボルトの仮姿勢調節を行った後、作業者が工具によりボルトの締結を行う。
ナットの雌ねじに対してボルトの先端部分が精度良く挿入されていないときや、ボルト軸心がナットの雌ねじ中心線に揃っていないときにボルトの締結作業を行う場合、ボルトがナットの雌ねじ中心線に対して傾斜した状態で無理に螺合され、ボルトのかじりや焼付きを生じる虞がある。そこで、このようなボルトの斜め締付けを防止するために、ボルトのねじ山(完全ねじ山)の先端側に連なる先端ねじ山(不完全ねじ山)の形成条件を設定した焼付き防止機能付きボルトが提案されている。
特許文献1の焼付き防止機能付きボルトは、ねじ部のねじ山が一定高さの完全ねじ山とこの完全ねじ山の先端側に形成され且つ完全ねじ山の先端からねじ山高さが徐々に低くなる先端ねじ山とを有し、この先端ねじ山は、断面が完全ねじ山の断面と相似形状に形成されると共に、その先端から完全ねじ山の先端までボルト軸心回りに10度以上50未満の角度で形成されている。即ち、ねじ部の先端ねじ山が、ナットの雌ねじ中心線に対するボルトの傾斜姿勢(傾斜角度)を所定の回転角度を境にして切換えるための姿勢調節機構を構成することにより、ボルトの焼付きを防止している。
また、ねじ部の先端部分にボルトをナットのねじ穴に挿入するための案内ボス部を設けたボルト構造も公知である。このボルト構造は、頭部と、ねじ部が形成された軸部と、この軸部先端に形成された円柱状の案内ボス部とを備え、この案内ボス部の外径がナットの雌ねじの内径(下穴径)よりも小さく設定されている。これにより、案内ボス部をナットのねじ穴に挿入することができ、締結作業の前段階においてボルトをナットのねじ穴に対して位置決めすることができる。
実用新案登録第3142828号
特許文献1の焼付き防止機能付きボルトでは、締結作業の前段階においてナットのねじ穴に挿入されたボルトの軸心とナットの雌ねじ中心線との傾斜角度が比較的小さな場合、狭い範囲で不完全ねじ山を形成しても、ボルトねじ部の不完全ねじ山がナットの雌ねじのねじ山と噛み合い、この噛み合いに伴ってボルトの軸心をナットのねじ穴中心線と一致するようにボルトの姿勢を調節することができる。しかし、ナットのねじ穴に挿入されたボルトの軸心とナットの雌ねじ中心線との傾斜角度が大きな場合、ねじ部の不完全ねじ山が雌ねじのねじ山と噛み合わずに空転して雌ねじのねじ山を潰したり、ピッチ飛びを起こした状態で締付けられることに起因した焼付きが発生する虞がある。
締結作業の前段階のボルトの軸心とナットの雌ねじ中心線との傾斜角度を小さくするための有効な手段として、前述した焼付き防止機能付きボルトのねじ部先端に位置決め用の案内ボス部を設けることも考えられる。しかし、案内ボス部の外径とナットの雌ねじの内径とのクリアランスが大きく、締結作業の前段階においてボルトをナットのねじ穴に対して挿入することは可能であっても、ボルトの軸心とナットの雌ねじ中心線との傾斜角度を焼付き防止に有効な傾斜角度にボルトの姿勢を調節することが困難であり、不完全ねじ山の形成が広範囲に必要になる虞がある。
本考案の目的は、ねじ山における不完全ねじ山の形成を抑制しつつ、ボルトの斜め締付けによるかじりや焼付きを防止できる焼付き防止機能付きボルトを提供することである。
請求項1の焼付き防止機能付きボルトは、被締結部材の雌ねじに螺合されるねじ部と、このねじ部の先端側に連なる円柱状のガイド部とを有する焼付き防止機能付きボルトにおいて、前記ガイド部は、その外径が前記雌ねじの内径の下限値よりも小さく且つ前記ねじ部の谷径の上限値よりも大きく形成されると共に、前記ねじ部の先端側から1条目の谷部の少なくとも一部を形成していることを特徴としている。
請求項2の考案は、請求項1の考案において、前記ねじ部のねじ山が、一定高さの完全ねじ山と、この完全ねじ山よりも先端側に形成され且つ完全ねじ山の先端からねじ山高さが徐々に低くなる不完全ねじ山とを有し、前記不完全ねじ山が、その先端から前記完全ねじ山の先端までボルト軸心回りに10度以上50度未満の角度で形成されたことを特徴としている。
請求項3の考案は、請求項1又は2の考案において、前記ガイド部の軸心方向長さが前記完全ねじ山の4ピッチ相当の長さに形成されたことを特徴としている。
請求項1の考案によれば、ガイド部が、その外径が雌ねじの内径の下限値よりも小さく且つねじ部の谷径の上限値よりも大きく形成されているため、ガイド部の外径と雌ねじの内径とのクリアランスを小さくでき、ボルト先端を被締結部材の雌ねじに配置する配置動作に同期して、ボルトの軸心と雌ねじ中心線との傾斜角度を焼付き防止に有効な傾斜角度にボルトの姿勢を予め調節することができる。ガイド部が、ねじ部の先端側から1条目の谷部の少なくとも一部を形成しているため、雌ねじの内径によるガイド部の誘導動作が完了してからボルトのねじ山と雌ねじのねじ山とが接触するまでの間に、ボルトのねじ山と雌ねじのねじ山とが離隔した離隔状態を生じることなく、雌ねじの内径によりガイド部が誘導される間、つまり、ボルトの姿勢が焼付き防止に有効な傾斜角度に調節されている間にボルトのねじ山と雌ねじのねじ山との接触を開始することができる。それ故、ボルトの不完全ねじ山の形成を狭い領域に抑制しつつ、不完全ねじ山が雌ねじのねじ山と噛み合わずに空転して雌ねじのねじ山を潰したり、ピッチ飛びを起こした状態で締付けられることに起因した焼付きの発生を防止することができる。
請求項2の考案によれば、被締結部材に対するボルトの傾斜角度を所定角度を境に切換えることにより、不完全ねじ山の形成を最小に抑え、ボルト空転時にボルトによる被締結部材の損傷を防止することができる。また、作業者が、ボルト空転状態を認識できるため、ボルト空転時にボルトの傾斜角度を修正することができ、焼付きの発生を確実に防止することができる。
請求項3の考案によれば、ガイド部の軸心方向長さを最小化しつつ、焼付き防止に有効な傾斜角度にボルトの姿勢を調節することができる。
本考案の実施例に係る焼付き防止機能付きボルトの側面図と、このボルトが螺合可能なナットの縦断面図である。 焼付き防止機能付きボルトの先端部分の側面図である。 図2のIII−III線断面図である。 焼付き防止機能付きボルトを先端側から視た正面図である。
本考案の焼付き防止機能付きボルトは、被締結部材の雌ねじに螺合されるねじ部と、このねじ部の先端側に連なる円柱状のガイド部とを有し、ガイド部は、その外径が雌ねじの内径の下限値よりも小さく且つねじ部の谷径の上限値よりも大きく形成されると共に、ねじ部の先端側から1条目の谷部の少なくとも一部を形成している。
以下、本考案の実施例1について図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、焼付き防止機能付きボルト1は、頭部2と、この頭部2に連なる軸部3と、この軸部3の先端側に連なる円柱状のガイド部4とから形成されている。
軸部3には、ナット5(被締結部材)に形成されたねじ部50(雌ねじ)に螺合可能なねじ部30が形成されている。ナット5のねじ部50は、ねじ山51を備え、その内径(下穴径)は、Dnに設定されている。この内径Dnは、ねじ部50の製造公差α1,β1に基づき、次式(1)のように設定されている。
Dn−α1≦Dn≦Dn+β1 …(1)
ねじ部30のねじ山31は、その大部分を形成する一定高さの螺旋状完全ねじ山32と、この完全ねじ山32のボルト先端側に形成された螺旋状不完全ねじ山33とを有している。
図1〜3に示すように、完全ねじ山32は、断面略2等辺三角形で且つ一定ピッチ間隔になるように形成され、その外径がねじ部50の内径Dnよりも大きくなるように形成されている。
図1〜3に示すように、不完全ねじ山33は、その断面が完全ねじ山32の断面(略2等辺三角形)と相似形状で且つ一定ピッチ間隔になるように形成されている。
図4に示すように、不完全ねじ山33は、始端から終端までボルト軸心A回りに10度以上50度未満の角度になるように形成され、完全ねじ山32に連なる終端からねじ山高さが徐々に低くなるように形成されている。尚、本考案では、不完全ねじ山33の角度が、ボルト1(ねじ部30)軸心A回りに約30度に亙り形成された例を示している。
ねじ部30の谷部34は、1条目の谷部34aが完全ねじ山32とこの完全ねじ山32と隣り合う不完全ねじ山33との間に螺旋状に設けられ、2条目以降の谷部34bが完全ねじ山32とこの完全ねじ山32と隣り合う完全ねじ山32との間に螺旋状に設けられている。図3に示すように、谷部34(34b)の谷径Dbは、ねじ部50の内径Dnよりも小さく形成されている。この谷径Dbは、谷部34の製造公差α2,β2に基づき、次式(2)のように設定されている。
Db−α2≦Db≦Db+β2 …(2)
次に、ガイド部4について説明する。
図3に示すように、ガイド部4の外径Dgが、次式(3)の関係式を満たすように、ねじ部50の内径Dnの下限値Dn−α1よりも小さく形成されると共にねじ部30の谷径Dbの上限値Db+β2よりも大きく形成されている。本考案では、ガイド部4とねじ部50とが、極力接近するようにガイド部4の外径Dgを設定している。
Db+β2<Dg<Dn−α1 …(3)
図1〜3に示すように、ガイド部4は、ねじ部30の先端側と一部重合するように設けられ、軸心A方向長さが完全ねじ山32の4ピッチ相当の長さに形成されている。
このガイド部4は、ねじ部30の先端側との重合部分において、ねじ部30(不完全ねじ山33)の先端側から1条目の谷部34aの少なくとも一部を形成している。
図4に示すように、ガイド部4は、ねじ部30の先端側から1条目の谷部34aにおいて軸心A回りに約90度の角度になるように形成されている。
この焼付き防止機能付きボルト1は、例えば、鋼製の棒材を冷間圧造又は熱間圧造することにより頭部2を成形した後、軸部3を転造盤等を用いて転造成形することによりねじ部30を塑性加工し、完全ねじ山32と不完全ねじ山33とを形成している。ねじ部30の加工後、ボルト1の表面硬度を調整するために熱処理や表面処理が施されている。
次に、この焼付き防止機能付きボルト1を用いた締結作業について説明する。
焼付き防止機能付きボルト1をナット5の近傍位置まで移動し、ボルト1のガイド部4をナット5のねじ部50内へ挿入する。このとき、ガイド部4の外径Dgがねじ部50の内径Dnの下限値Dn−α1よりも小さく形成されているため、ガイド部4がねじ山51の頂部に摺接案内され、ボルト1は軸心方向先端側へ誘導される。
ねじ部50のボルト側端部のねじ山51と先端側から1条目の不完全ねじ山33とが当接したとき、ねじ部50内へのガイド部4の挿入が終了する。このとき、ガイド部4の外径Dgが、ねじ部30の谷径Dbの上限値Db+β2よりも大きく形成され、しかも、ねじ部50の内径Dnに極力接近するように設定されているため、ガイド部4の挿入動作に同期してボルト1の姿勢が調節され、ナット5の軸心B(図1参照)に対するボルト1の軸心Aの傾斜角度は所定の範囲、例えば、実験等により予め求められた焼付き防止に有効な傾斜角度内に抑えられている。
ボルト1が締結装置、例えばナットランナ等によりナット5に対して締結される。
ガイド部4がねじ山51の頂部にガイドされた状態で不完全ねじ山33とねじ山51とが既に当接されているため、不完全ねじ山33はねじ山51と螺合を開始する。しかも、不完全ねじ山33の先端側から1条目の谷部34aの少なくとも一部までガイド部4を形成しているため、螺合不具合の発生しやすい不完全ねじ山33を挟んで不完全ねじ山33の先端側と頭部2側とをねじ山51の頂部によりガイドすることができ、不完全ねじ山33の空転やピッチ飛びを防止している。
次に、実施例に係る焼付き防止機能付きボルト1の作用・効果について説明する。
この焼付き防止機能付きボルト1は、ガイド部4が、その外径Dgがねじ部50の内径Dnの下限値Dn−α1よりも小さく且つねじ部30の谷径Dbの上限値Db+β2よりも大きく形成されているため、ガイド部4の外径Dgとねじ部50の内径Dnとのクリアランスを小さくでき、ボルト1先端をナット5のねじ部50に配置する配置動作に同期して、ボルト1の軸心Aとナット5の軸心Bとの傾斜角度を焼付き防止に有効な傾斜角度にボルト1の姿勢を予め調節することができる。
ガイド部4が、ねじ部30の先端側から1条目の谷部34aの少なくとも一部を形成しているため、ねじ部50の内径Dnによるガイド部4の誘導動作が完了してからボルト1のねじ山31とねじ部50のねじ山51とが接触するまでの間に、ボルト1のねじ山31とねじ部50のねじ山51とが離隔した離隔状態を生じることなく、ねじ部50の内径Dn(ねじ山51の頂部)によりガイド部4が誘導される間に、つまり、ボルト1の姿勢が焼付き防止に有効な傾斜角度に調節されている間にボルト1のねじ山31とねじ部50のねじ山51との接触を開始することができる。
それ故、ボルト1の不完全ねじ山33の形成を狭い領域に抑制しつつ、不完全ねじ山33がねじ部50のねじ山51と噛み合わずに空転してねじ部50のねじ山51を潰したり、ピッチ飛びを起こした状態で締付けられることに起因した焼付きの発生を防止することができる。
ねじ部30のねじ山31が、一定高さの完全ねじ山32と、この完全ねじ山32よりも先端側に形成され且つ完全ねじ山32の先端からねじ山高さが徐々に低くなる不完全ねじ山33とを有し、不完全ねじ山33が、その先端から完全ねじ山32の先端までボルト軸心A回りに10度以上50度未満の角度で形成されている。これにより、ナット5に対するボルト1の傾斜角度を所定角度を境に切換えることにより、不完全ねじ山33の形成を最小に抑え、ボルト1空転時にボルト1によるナット5の損傷を防止することができる。また、作業者が、ボルト空転状態を認識できるため、ボルト空転時にボルト1の傾斜角度を修正することができ、焼付きの発生を確実に防止することができる。
ガイド部4の軸心A方向長さが完全ねじ山32の4ピッチ相当の長さに形成されているため、ガイド部4の軸心A方向長さを最小化しつつ、焼付き防止に有効な傾斜角度にボルト1の姿勢を調節することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施例においては、ガイド部を不完全ねじ山の先端側から1条目の谷部の少なくとも一部まで形成した例を説明したが、ガイド部を不完全ねじ山の先端側から1条目の谷部の全部に形成しても良い。
2〕前記実施例においては、不完全ねじ山を、その先端から完全ねじ山の先端までボルト軸心回りに30度の角度で形成した例を説明したが、不完全ねじ山をボルト軸心回りに10度以上50度未満の角度範囲で任意に設定しても良い。
3〕前記実施例においては、ガイド部の軸心方向長さが完全ねじ山の4ピッチ相当の長さに形成された例を説明したが、少なくとも、ボルトの先端をナットのねじ部上に位置決め出来ればよく、完全ねじ山の3ピッチ以下に形成することも可能である。
4〕前記実施例においては、ボルトとナットとが夫々単体の例を説明したが、ナットを部品に溶接した部品一体型ナットに適用することも可能である。
5〕その他、当業者であれば、本考案の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本考案はそのような変更形態も包含するものである。
本考案は、ねじ部の先端側に連なる円柱状のガイド部とを有する焼付き防止機能付きボルトにおいて、ガイド部を、その外径がナットねじ部の内径の下限値よりも小さく且つボルトねじ部の谷径の上限値よりも大きく形成すると共に、ボルトねじ部の先端側から1条目の谷部の少なくとも一部を形成することにより、ねじ山における不完全ねじ山の形成を抑制しつつ、ボルトの斜め締付けによるかじりや焼付きを防止することができる。
1 焼付き防止機能付きボルト
3 軸部
4 ガイド部
5 ナット
30 (ボルト)ねじ部
31 (ボルト)ねじ山
32 完全ねじ山
33 不完全ねじ山
34 (ボルト)谷部
34a (1条目の)谷部
50 (ナット)ねじ部
51 (ナット)ねじ山
Db (ボルト)谷径
Dg ガイド部外径
Dn (ナット)ねじ部内径

Claims (3)

  1. 被締結部材の雌ねじに螺合されるねじ部と、このねじ部の先端側に連なる円柱状のガイド部とを有する焼付き防止機能付きボルトにおいて、
    前記ガイド部は、その外径が前記雌ねじの内径の下限値よりも小さく且つ前記ねじ部の谷径の上限値よりも大きく形成されると共に、前記ねじ部の先端側から1条目の谷部の少なくとも一部を形成していることを特徴とする焼付き防止機能付きボルト。
  2. 前記ねじ部のねじ山が、一定高さの完全ねじ山と、この完全ねじ山よりも先端側に形成され且つ完全ねじ山の先端からねじ山高さが徐々に低くなる不完全ねじ山とを有し、
    前記不完全ねじ山が、その先端から前記完全ねじ山の先端までボルト軸心回りに10度以上50度未満の角度で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の焼付き防止機能付きボルト。
  3. 前記ガイド部の軸心方向長さが前記完全ねじ山の4ピッチ相当の長さに形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の焼付き防止機能付きボルト。
JP2011006483U 2011-11-02 2011-11-02 焼付き防止機能付きボルト Expired - Lifetime JP3173041U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011006483U JP3173041U (ja) 2011-11-02 2011-11-02 焼付き防止機能付きボルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011006483U JP3173041U (ja) 2011-11-02 2011-11-02 焼付き防止機能付きボルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3173041U true JP3173041U (ja) 2012-01-19

Family

ID=48000340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011006483U Expired - Lifetime JP3173041U (ja) 2011-11-02 2011-11-02 焼付き防止機能付きボルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3173041U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020453A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 Ntn株式会社 車輪用軸受装置
KR20170120829A (ko) * 2016-04-22 2017-11-01 최완석 볼트와 너트
JP2018511015A (ja) * 2015-03-27 2018-04-19 マスリード インコーポレイテッド 雄不正螺合防止締結具部材
JP2019183998A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 株式会社トープラ おねじ部材

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020453A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 Ntn株式会社 車輪用軸受装置
JP2018511015A (ja) * 2015-03-27 2018-04-19 マスリード インコーポレイテッド 雄不正螺合防止締結具部材
CN111561504A (zh) * 2015-03-27 2020-08-21 麦斯莱德有限公司 凸形防错误旋拧紧固部件
CN111561504B (zh) * 2015-03-27 2022-01-28 麦斯莱德有限公司 凸形防错误旋拧紧固部件
KR20170120829A (ko) * 2016-04-22 2017-11-01 최완석 볼트와 너트
JP2019183998A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 株式会社トープラ おねじ部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3173041U (ja) 焼付き防止機能付きボルト
DE602005001907T2 (de) Befestigungsanordnung mit einer gewindeformenden Schraube
US4181457A (en) Tapping tool for making vibration resistant prevailing torque fastener
JP5957716B2 (ja) 焼付き防止ボルト
EP1296070B1 (en) Bolt and nut
JP4072832B1 (ja) ゆるみ止めナット
EP2410191B1 (en) Female screw component and fastening component utilizing same
JP3436724B2 (ja) ボルトおよび該ボルトの製造方法
JP3739012B2 (ja) パイロット付きボルト
US7878748B2 (en) Threaded fasteners with ribbed shanks
JP2012518136A (ja) セルフタッピング型のねじ山形成ねじ、および、対応のねじ転造ダイ
EP0868254A1 (de) Verfahren für das automatische verschrauben von zwei bauteilen und stiftschraube und überwurfmutter zur durchführung des verfahrens
EP3377777A1 (de) Gewindeformende oder gewindefurchende schraube, insbesondere zur verwendung in leichtmetall
US20080166201A1 (en) Fastener assembly
EP1282782B1 (de) Spreizdübel
EP3221598B1 (de) Verformbarer körper sowie system umfassend einen verformbaren körper und einen anti-kriech-ring
KR20210037238A (ko) 풀림 방지 기능을 갖는 볼트
EP3380737B1 (de) Betonschraube
KR20140056267A (ko) 시징 방지 너트
JP5735905B2 (ja) 抜け止め具、締結方法および締結構造
JP5177724B1 (ja) タッピンねじ
EP3519708B1 (de) Sicherungsinnengewindeelement, gewindeverbindung sowie herstellverfahren und werkzeug
JP2004232682A (ja) ボルト
AU2003204363B2 (en) Fastener with aligning lead thread
DE202007013153U1 (de) Gewindebuchse

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3173041

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141221

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term