JP2019183936A - 締結構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボルトに必要な長さを抑え、且つ被締結部材を確実に締結固定する。【解決手段】ナット20は、プレートブラケット12のボルト挿通孔18に挿入可能な小径部20aと、ボルト挿通孔18の後端開口36よりも大きい大径部20bとを有する。ボルト30は、バンパ3のボルト挿通孔7よりも大径のヘッド部30aと、ヘッド部30aよりも小径のボルト軸部30bとを有する。締結状態では、ボルト30のヘッド部30aの後面32とナット20の大径部20bの前面22とが、バンパ3、ベースブラケット11、及びプレートブラケット12を挟持する。ボルト挿通孔7,15,18の内周面7a,15a,18aと、ボルト軸部30bの外周面31との間の筒状空間35の前方は、ボルト30のヘッド部30aの後面32によって区画され、筒状空間35の後方は、ナット20の小径部20aの前面24によって区画される。【選択図】図7
Description
本開示は、少なくとも1つ以上の被締結部材を締結する締結構造に関する。
特許文献1には、板材の締結構造が記載されている。板材によって構成されているブラケットには、板材によって構成されているフェンダーパネルが固定されている。フェンダーパネルとブラケットとの間は、リテーナによって絶縁されている。ブラケットには、ナットが設けられている。フェンダーパネル側から該フェンダーパネルのボルト孔、リテーナの挿通孔、及びブラケットの貫通孔にボルトを挿通し、ブラケットのナットに螺合する。これにより、ブラケット及びフェンダーパネルがリテーナを介して締結される。
特許文献1に記載の締結構造では、ボルトとナットとの間に、フェンダーパネル、リテーナ、及びブラケット等の複数の被締結部材が設けられている。これらの被締結部材の数を更に増やしたり、或いは被締結部材の板厚を厚くしたりする場合には、ボルト側の被締結部材の端面とナット側の被締結部材の端面との間の距離が長くなるので、かみ合い長さを確保できなくなる可能性があり、当該ボルトでは被締結部材を締結できないおそれがある。このため、被締結部材を締結するために、長いボルトに変更する必要が生じる可能性がある。
そこで、本開示は、ボルトに必要な長さを抑えることができ、且つ被締結部材を確実に締結固定することが可能な締結構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、所定方向に延びるボルト挿通孔を有する少なくとも1つ以上の被締結部材を締結する締結構造であって、ナットとボルトとを備える。ナットは、被締結部材のボルト挿通孔の上記所定方向の一側の一端開口よりも小径に形成されて一端開口からボルト挿通孔に挿入される小径部と、一端開口よりも大径に形成されてボルト挿通孔の外部に配置される大径部と、小径部の上記所定方向の他側の端面から上記一側へ延びる雌ネジ部とを有する。ボルトは、被締結部材のボルト挿通孔の上記他側の他端開口よりも大径のヘッド部と、ヘッド部から上記一側へ延びてボルト挿通孔を挿通してナットの雌ネジ部に螺合可能な雄ネジが形成されたボルト軸部とを有する。ボルトのボルト軸部を被締結部材の他端開口からボルト挿通孔に挿入し、ナットの小径部を被締結部材の一端開口からボルト挿通孔に挿入して、ボルトとナットとを締結した締結状態では、ナットの小径部の上記他側の端面は、ボルトのヘッド部の上記一側の端面から上記一側に離間した位置に配置され、ボルト挿通孔の内周面とボルト軸部の外周面との間の筒状空間の上記一側を区画する。締結状態では、ボルトのヘッド部の上記一側の端面が被締結部材の上記他側の端面に接触し、ナットの大径部の上記他側の端面が被締結部材の上記一側の端面に接触し、ボルトのヘッド部の上記一側の端面とナットの大径部の上記他側の端面とが、被締結部材を挟持する。
上記構成では、ナットが、被締結部材のボルト挿通孔に挿入される小径部を有するので、その分だけボルトのボルト軸部の長さを短く抑えることができる。
また、締結状態では、ナットの小径部の上記他側の端面が、ボルトのヘッド部の上記一側の端面から上記一側に離間した位置に配置され、ボルト挿通孔の内周面とボルト軸部の外周面との間の筒状空間の上記一側を区画する。すなわち、ナットの小径部の上記他側の端面の上記他側には、空間が設けられ、ナットの小径部の上記他側の端面が他の部材と接触しない非接触面である。このため、ボルトを締め付けることによって、ボルトのヘッド部の上記一側の端面とナットの大径部の上記他側の端面とを互いに近接する方向へ強固に締め付けることができる。また、ボルトのヘッド部の上記一側の端面とナットの大径部の上記他側の端面とが、被締結部材を挟持する。従って、ボルトを締め付けることによって、被締結部材を強固に挟持することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の締結構造であって、複数の被締結部材を上記所定方向に重ねた状態で締結する。ナットの小径部を複数の被締結部材のうち最も上記一側の被締結部材のボルト挿通孔に挿入した状態で、小径部の上記他側の端面は、上記一側の被締結部材の上記他側の端面よりも上記一側に配置される。
上記構成では、ナットの小径部の上記他側の端面は、複数の被締結部材のうち最も上記一側の被締結部材(以下、ナット側被締結部材という。)の上記他側の端面よりも上記一側に配置されるので、ナット側被締結部材のボルト挿通孔にナットの小径部を挿入しても、小径部の上記他側の端面は、ナット側被締結部材のボルト挿通孔から他側の外部へ突出しない。このため、ナット側被締結部材にナットを溶接等によって固定する際に、ナット側被締結部材を平らな面に載置した状態でナット側被締結部材のボルト挿通孔にナットの小径部を挿入しても、ナットが浮かないので、溶接等の固定作業を容易に行うことができる。
本開示によれば、ボルトに必要な長さを抑えることができ、且つ被締結部材を確実に締結固定することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。また、図2には、バンパ3を取り外した状態のバンパブラケット10が図示されている。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る締結構造は、例えば、車両1の車体フレーム2の前端部に固定されたバンパブラケット10に対してバンパ(被締結部材、他側の被締結部材)3を取り付けるための締結構造に適用される。車体フレーム2は、車両1の車幅方向両側で車両1の前後に亘って延びる左右のサイドメンバ4と、車幅方向に沿って延びて左右のサイドメンバ4を連結する複数のクロスメンバ5とを有する。バンパブラケット10は、左右のサイドメンバ4の前端部の車幅方向外側面から車幅方向外側へ突出する状態で左右のサイドメンバ4に対して固定される。バンパ3は、前後方向と交叉する板状の左右1対の第1取付板部6(図7参照)と、上下方向と交叉する板状の左右1対の第2取付板部(図示省略)とを有し、車体フレーム2の前端部で車幅方向に延びるクロスメンバ5を前方から覆う状態で車体フレーム2側に固定される。バンパ3の左右1対の第1取付板部6には、前後方向(所定方向)に貫通する複数(本実施形態では3つ)のボルト挿通孔7(図7参照)が形成される。なお、図7には、1つのボルト挿通孔7のみが図示されている。また、左右のバンパブラケット10は車両1の左右に対称的に設けられ、左右のバンパブラケット10に対するバンパ3の締結構造は、左右で略同じ構成を有するため、以下では、右側のバンパブラケット10について説明し、左側の説明を省略する。
図2及び図3に示すように、バンパブラケット10は、サイドメンバ4に対して固定されるベースブラケット(被締結部材)11と、ベースブラケット11に対して固定されるプレートブラケット(被締結部材、一側の被締結部材)12とを備える。すなわち、バンパブラケット10は、ベースブラケット11とプレートブラケット12とに分割可能なブラケットである。
ベースブラケット11は、ベースブラケット11の前端で前後方向と交叉するベース前板部13を有する。ベース前板部13の車幅方向内端部には、サイドメンバ4の車幅方向外側面に固定される上下の固定板部14が溶接等によって固定されている。ベース前板部13には、前後方向に貫通する複数(本実施形態では3つ)のボルト挿通孔15が形成される。ベース前板部13の複数のボルト挿通孔15は、バンパ3の第1取付板部6(図7参照)をベースブラケット11のベース前板部13の前方(上記所定方向の他側)に配置した状態でバンパ3の第1取付板部6の複数のボルト挿通孔7(図7参照)とそれぞれ連通するように、ベース前板部13に形成される。
図3〜図6に示すように、プレートブラケット12は、前後方向と交叉するプレート縦板部16と、プレート縦板部16の上端から後上方へ曲折するバンパ固定部17とを有する。バンパ固定部17には、バンパ3の第2取付板部(図示省略)が固定される。
プレート縦板部16は、前後方向と交叉した状態で上下方向に長尺に延びる縦板部であって、ベースブラケット11のベース前板部13の後方に配置される。プレート縦板部16には、前後方向に貫通する複数(本実施形態では3つ)のボルト挿通孔18が形成される。プレート縦板部16のボルト挿通孔18は、プレート縦板部16をベースブラケット11のベース前板部13の後方(上記所定方向の一側)に配置した状態でベース前板部13の複数のボルト挿通孔15とそれぞれ連通するように、プレート縦板部16に形成される。プレート縦板部16のボルト挿通孔18は、ベース前板部13のボルト挿通孔15及びバンパ3の第1取付板部6のボルト挿通孔7よりも大径に形成される(図7参照)。プレート縦板部16の後面(被締結部材の一側の端面)23側には、後述するナット20の小径部20aが複数のボルト挿通孔18に挿入された状態で溶接によって固定されている。
図7に示すように、バンパブラケット10に対してバンパ3を締結固定する場合、プレートブラケット12のプレート縦板部16の前面(一側の被締結部材の他側の端面)25をベースブラケット11のベース前板部13の後面に面接触させ、且つバンパ3の第1取付板部6の後面をベースブラケット11のベース前板部13の前面に面接触させた状態で、後述するボルト30及びナット20によって締結固定する。
図5〜図7に示すように、ナット20は、前側の小径部20aと、後側の大径部20bとを有する略円筒状の段付きナットであって、小径部20a及び大径部20bを前後方向に貫通する内径部(雌ネジ部)29の内周面21には雌ネジが形成されている。ナット20の内周面21は、小径部20aの前面(小径部の他側の端面)24の開口26と、大径部20bの後面27の開口28とを連通する。小径部20aの外径は、プレートブラケット12のプレート縦板部16のボルト挿通孔18に挿入可能な大きさに形成される。大径部20bの外径は、小径部20aの外径よりも大きく、且つプレート縦板部16のボルト挿通孔18の後端開口(一端開口)36よりも大きい。ナット20は、小径部20aをプレートブラケット12のプレート縦板部16のボルト挿通孔18に挿入したナット挿入状態で、プレートブラケット12のプレート縦板部16の後面23に対して溶接によって固定される。ナット挿入状態では、大径部20bの前面(大径部の他側の端面)22が、プレートブラケット12のプレート縦板部16の後端開口36の周囲の後面23に面接触し、小径部20aの前面24が、プレート縦板部16の後面23よりも前方且つプレート縦板部16の前面25よりも後方に配置される。
ナット20をプレートブラケット12のプレート縦板部16に対して溶接する際には、プレート縦板部16の前面25が下面となり、後端開口36が上方へ開放される状態で、プレートブラケット12を所定の作業台等(図示省略)の上面に載置し、プレート縦板部16の後端開口36からナット20の小径部20aを挿入してナット20をプレート縦板部16の上面(後面23)に載置し、ナット20の大径部20bをプレート縦板部16に溶接する。
ボルト30は、バンパ3の第1取付板部6のボルト挿通孔7よりも大径のヘッド部30aと、ヘッド部30aよりも小径のボルト軸部30bとを有する。ボルト軸部30bは、バンパ3の第1取付板部6のボルト挿通孔7の前端開口(他端開口)8からボルト挿通孔7に挿入されて前後方向に延びる。ボルト軸部30bの外周面31には、ナット20の内径部29の内周面21の雌ネジと螺合可能な雄ネジが形成される。ボルト軸部30bをバンパ3の第1取付板部6の前端開口8からボルト挿通孔7に挿入し、ナット挿入状態のナット20に螺合して締結することによって、ボルト30とナット20は、締結状態となる。
締結状態では、ボルト30のヘッド部30aの後面(ヘッド部の一側の端面)32のうちの外周縁部32a(前端開口8よりも径方向外側の周縁部)が、バンパ3の第1取付板部6の前端開口8の周囲の前面(被締結部材の他側の端面)9に面接触し、ナット20の大径部20bの前面22が、プレートブラケット12のプレート縦板部16の後端開口36の周囲の後面23に面接触し、ボルト30のヘッド部30aの後面32とナット20の大径部20bの前面22とが、バンパ3、ベースブラケット11、及びプレートブラケット12を挟持する。また、締結状態では、ボルト30のヘッド部30aの後面32とナット20の小径部20aの前面24とが、互いに前後方向に離間し、バンパ3、ベースブラケット11、プレートブラケット12のボルト挿通孔7,15,18の内周面7a,15a,18aと、ボルト軸部30bの外周面31との間に、前後方向に延びる筒状の筒状空間35が区画される。筒状空間35の前方は、ボルト30のヘッド部30aの後面32のうちの内周縁部32b(前端開口8よりも径方向内側の周縁部)によって区画され、筒状空間35の後方は、ナット20の小径部20aの前面24によって区画される。
本実施形態によれば、ナット20の小径部20aが、プレートブラケット12のプレート縦板部16のボルト挿通孔18に挿入され、小径部20aの前面24がプレート縦板部16の後面23よりも前方に配置される。このため、段付きナットではない通常のナット(小径部20aを有さないナット)の場合とは異なり、ナット20の内径部29の前側の開口26(小径部20aの前面24に形成される開口26)が、プレート縦板部16の後面23よりも前方に配置されるので、その分だけボルト30のボルト軸部30bの長さを短く抑えることができる。例えば、上記通常のナットと上記ボルト30とを使用して締結していた被締結部材の厚さ(上記所定方向の厚さ)を、板厚の厚肉化や被締結部材の追加等によって厚くする場合、小径部20aを有するナット20を使用することによって、ボルト30を変更することなく、被締結部材を締結することができる。
また、締結状態のナット20の小径部20aの前面24は、ボルト挿通孔7,15,18の内周面7a,15a,18aとボルト軸部30bの外周面31との間の筒状空間35の後方を区画する。すなわち、締結状態のナット20の小径部20aの前面24の前方には、筒状空間35が設けられ、ナット20の小径部20aの前面24が他の部材と接触しない非接触面である。このため、ボルト30を締め付けることによって、ボルト30のヘッド部30aの後面32とナット20の大径部20bの前面22とを互いに近接する方向へ強固に締め付けることができる。また、締結状態では、ボルト30のヘッド部30aの後面32とナット20の大径部20bの前面22とが、バンパ3、ベースブラケット11、及びプレートブラケット12を挟持する。従って、ボルト30を締め付けることによって、バンパ3、ベースブラケット11、及びプレートブラケット12を強固に挟持することができる。
従って、本実施形態によれば、ボルト30に必要な長さを抑えることができ、且つバンパ3、ベースブラケット11、及びプレートブラケット12等の被締結部材を確実に締結固定することができる。
また、ナット挿入状態では、ナット20の小径部20aの前面24がプレート縦板部16(複数の被締結部材のうち最も後方(一側)の被締結部材)の前面25よりも後方に配置されるので、ナット20の小径部20aの前面24は、プレート縦板部16のボルト挿通孔18から前方の外部へ突出しない。このため、プレートブラケット12のプレート縦板部16の前面25が下面となる状態で、プレートブラケット12を所定の作業場所の上面に載置し、プレート縦板部16の後端開口36からナット20の小径部20aを挿入しても、ナット20の大径部20bがプレート縦板部16から浮かない。従って、ナット20をプレートブラケット12のプレート縦板部16に対して容易に溶接することができる。
また、ナット20の小径部20aをプレートブラケット12のプレート縦板部16のボルト挿通孔18に挿入するので、上述したように、ナット20をプレートブラケット12のプレート縦板部16に対して溶接する際に、プレート縦板部16に対するナット20の位置決めが容易である。
なお、本実施形態では、プレート縦板部16のボルト挿通孔18を、ベース前板部13のボルト挿通孔15及びバンパ3の第1取付板部6のボルト挿通孔7よりも大径に形成したが、プレート縦板部16のボルト挿通孔18の大きさは、これに限定されるものではなく、ナット20の小径部20aを挿入可能な大きさであればよい。例えば、プレート縦板部16のボルト挿通孔18を、ベース前板部13のボルト挿通孔15及びバンパ3の第1取付板部6のボルト挿通孔7と同径に形成してもよく、又はベース前板部13のボルト挿通孔15及びバンパ3の第1取付板部6のボルト挿通孔7よりも小径に形成してもよい。
また、本実施形態では、ナット20の小径部20a及び大径部20bを前後方向に貫通する内径部29を設けたが、これに限定されるものではなく、小径部20aの開口26から後方へ延びて、後方へは貫通しない有底の内径部(雌ネジ部)を設けてもよい。
また、本実施形態では、ボルト30とナット20との間に複数の被締結部材(バンパ3、ベースブラケット11、及びプレートブラケット12)を設けたが、1つの締結部材であってもよい。
また、本実施形態では、ナット20の小径部20aの前面24を、プレート縦板部16(複数の被締結部材のうち最も後方(一側)の被締結部材)の前面25よりも後方に配置したが、これに限定されるものではなく、ナット20の小径部20aの前面24をプレート縦板部16の前面25よりも前方に配置してもよい。
また、本実施形態では、ボルト挿通孔7,15,18の延設方向(所定方向)を前後方向としたが、上記所定方向は前後方向に限定されない。
また、本実施形態では、本開示に係る締結構造を、分割型のバンパブラケット10に対してバンパ3を取り付けるための締結構造に適用したが、これに限定されるものではなく、様々な被締結部材の締結構造に適用することができる。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本開示に係る締結構造は、被締結部材を締結する構造に広く適用することができる。
3:バンパ(被締結部材、他側の被締結部材)
6:バンパの第1取付板部
7,15,18:ボルト挿通孔
7a,15a,18a:ボルト挿通孔の内周面
8:前端開口(他端開口)
9:バンパの第1取付板部の前面(被締結部材の他側の端面)
10:バンパブラケット
11:ベースブラケット(被締結部材)
12:プレートブラケット(被締結部材、一側の被締結部材)
16:プレートブラケットのプレート縦板部
20:ナット
20a:ナットの小径部
20b:ナットの大径部
22:大径部の前面(大径部の他側の端面)
23:プレート縦板部の後面(被締結部材の一側の端面)
24:小径部の前面(小径部の他側の端面)
25:プレート縦板部の前面(一側の被締結部材の他側の端面)
29:ナットの内径部(雌ネジ部)
30:ボルト
30a:ボルトのヘッド部
30b:ボルトのボルト軸部
31:ボルト軸部の外周面
32:ヘッド部の後面(ヘッド部の一側の端面)
35:筒状空間
6:バンパの第1取付板部
7,15,18:ボルト挿通孔
7a,15a,18a:ボルト挿通孔の内周面
8:前端開口(他端開口)
9:バンパの第1取付板部の前面(被締結部材の他側の端面)
10:バンパブラケット
11:ベースブラケット(被締結部材)
12:プレートブラケット(被締結部材、一側の被締結部材)
16:プレートブラケットのプレート縦板部
20:ナット
20a:ナットの小径部
20b:ナットの大径部
22:大径部の前面(大径部の他側の端面)
23:プレート縦板部の後面(被締結部材の一側の端面)
24:小径部の前面(小径部の他側の端面)
25:プレート縦板部の前面(一側の被締結部材の他側の端面)
29:ナットの内径部(雌ネジ部)
30:ボルト
30a:ボルトのヘッド部
30b:ボルトのボルト軸部
31:ボルト軸部の外周面
32:ヘッド部の後面(ヘッド部の一側の端面)
35:筒状空間
Claims (2)
- 所定方向に延びるボルト挿通孔を有する少なくとも1つ以上の被締結部材を締結する締結構造であって、
前記被締結部材の前記ボルト挿通孔の前記所定方向の一側の一端開口よりも小径に形成されて前記一端開口から前記ボルト挿通孔に挿入される小径部と、前記一端開口よりも大径に形成されて前記ボルト挿通孔の外部に配置される大径部と、前記小径部の前記所定方向の他側の端面から前記一側へ延びる雌ネジ部とを有するナットと、
前記被締結部材の前記ボルト挿通孔の前記他側の他端開口よりも大径のヘッド部と、前記ヘッド部から前記一側へ延びて前記ボルト挿通孔を挿通して前記ナットの前記雌ネジ部に螺合可能な雄ネジが形成されたボルト軸部とを有するボルトと、を備え、
前記ボルトの前記ボルト軸部を前記被締結部材の前記他端開口から前記ボルト挿通孔に挿入し、前記ナットの前記小径部を前記被締結部材の前記一端開口から前記ボルト挿通孔に挿入して、前記ボルトと前記ナットとを締結した締結状態では、前記ナットの前記小径部の前記他側の前記端面は、前記ボルトの前記ヘッド部の前記一側の端面から前記一側に離間した位置に配置され、前記ボルト挿通孔の内周面と前記ボルト軸部の外周面との間の筒状空間の前記一側を区画し、
前記締結状態では、前記ボルトの前記ヘッド部の前記一側の前記端面が前記被締結部材の前記他側の端面に接触し、前記ナットの前記大径部の前記他側の端面が前記被締結部材の前記一側の端面に接触し、前記ボルトの前記ヘッド部の前記一側の前記端面と前記ナットの前記大径部の前記他側の前記端面とが、前記被締結部材を挟持する
ことを特徴とする締結構造。 - 複数の前記被締結部材を前記所定方向に重ねた状態で締結する請求項1に記載の締結構造であって、
前記ナットの前記小径部を前記複数の被締結部材のうち最も前記一側の被締結部材の前記ボルト挿通孔に挿入した状態で、前記小径部の前記他側の前記端面は、前記一側の被締結部材の前記他側の端面よりも前記一側に配置される
ことを特徴とする締結構造。
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