JP2018154233A - アンダーランプロテクタ - Google Patents

アンダーランプロテクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2018154233A
JP2018154233A JP2017052504A JP2017052504A JP2018154233A JP 2018154233 A JP2018154233 A JP 2018154233A JP 2017052504 A JP2017052504 A JP 2017052504A JP 2017052504 A JP2017052504 A JP 2017052504A JP 2018154233 A JP2018154233 A JP 2018154233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector
plate portion
underrun
width direction
plate part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017052504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6909424B2 (ja
Inventor
章司 山田
Shoji Yamada
章司 山田
尚宣 芹澤
Naonobu Serizawa
尚宣 芹澤
将也 徳武
Masaya TOKUTAKE
将也 徳武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2017052504A priority Critical patent/JP6909424B2/ja
Publication of JP2018154233A publication Critical patent/JP2018154233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6909424B2 publication Critical patent/JP6909424B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】部品管理の簡素化が可能なアンダーランプロテクタの提供。【解決手段】RUP10のプロテクタインナ11とプロテクタアウタ12とは、同じ断面形状を有する2本の長尺部材20の一方及び他方によって構成される。長尺部材20は、第1板部21の長手方向に沿った両端縁から第2板部22と第3板部23とがそれぞれ曲折して相対向するとともに、第3板部23が第2板部22よりも第1板部21から長く延びるJ状断面に形成されている。プロテクタインナ11の第2板部22とプロテクタアウタ12の第3板部23とは、上下に重なった状態で溶着されてプロテクタ上板部14及びプロテクタ下板部15の一方を形成する。プロテクタインナ11の第3板部23とプロテクタアウタ12の第2板部22とは、上下に重なった状態で溶着されてプロテクタ上板部14及びプロテクタ下板部15の他方を形成する。【選択図】図4

Description

本発明は、車両のアンダーランプロテクタに関する。
特許文献1には、車幅方向に沿って延びる断面が略コ字形をなす一対の鋼板製の車体接近側プロテクタ片及び車体離間側プロテクタ片を、矩形状の閉断面が形成されるよう車体前後方向で向き合わせ相互を嵌め合わせて固定したリア・アンダラン・プロテクタが記載されている。また、特許文献1には、車体離間側プロテクタ片が車体接近側プロテクタ片よりも大きく成形され、車体離間側プロテクタ片の内側に車体接近側プロテクタ片が嵌め込まれた状態が図示されている。
特開2012−171390号公報
特許文献1のリア・アンダラン・プロテクタ(アンダーランプロテクタ)では、車体接近側プロテクタ片(プロテクタインナ)の断面形状と車体離間側プロテクタ片(プロテクタアウタ)の断面形状が相違する。このため、断面形状が異なる2種類の長尺部材が必要となり、部品管理の煩雑化等を招く。
そこで本発明は、部品管理の簡素化が可能なアンダーランプロテクタの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の第1の態様は、車体の前側又は後側の端部下方に配置され、車体側に固定されて車幅方向に延びるアンダーランプロテクタであって、車幅方向に延びるプロテクタインナと、プロテクタインナの前側又は後側で車幅方向に延び、プロテクタインナとの間に閉断面を形成するプロテクタアウタとを備える。
プロテクタインナとプロテクタアウタとは、同じ断面形状を有する2本の長尺部材の一方及び他方によって構成される。長尺部材は、第1板部の長手方向に沿った両端縁から第2板部と第3板部とがそれぞれ曲折して相対向するとともに、第3板部が第2板部よりも第1板部から長く延びるJ状断面に形成されている。
プロテクタインナの第1板部とプロテクタアウタの第1板部とは、各々の長手方向が車幅方向に沿った起立状態で、前後方向に離間して相対向する。プロテクタインナの第2板部及び第3板部は、プロテクタインナの第1板部から前方又は後方へ延びる。プロテクタアウタの第2板部及び第3板部は、プロテクタアウタの第1板部から後方又は前方へ延びる。プロテクタインナの第2板部とプロテクタアウタの第3板部とは、上下に重なった状態で溶着されてアンダーランプロテクタの上板部及び下板部の一方を形成する。プロテクタインナの第3板部とプロテクタアウタの第2板部とは、上下に重なった状態で溶着されてアンダーランプロテクタの上板部及び下板部の他方を形成する。
アンダーランプロテクタが車体の前端部下方に配置されるフロントアンダーランプロテクタの場合、プロテクタアウタはプロテクタインナの前側に配置され、プロテクタインナの第2板部及び第3板部は、プロテクタインナの第1板部から前方へ延び、プロテクタアウタの第2板部及び第3板部は、プロテクタアウタの第1板部から後方へ延びる。
アンダーランプロテクタが車体の後端部下方に配置されるリヤアンダーランプロテクタの場合、プロテクタアウタはプロテクタインナの後側に配置され、プロテクタインナの第2板部び第3板部は、プロテクタインナの第1板部から後方へ延び、プロテクタアウタの第2板部及び第3板部は、プロテクタアウタの第1板部から前方へ延びる。
上記構成では、プロテクタインナとプロテクタアウタとを、同じ断面形状を有する2本の長尺部材の一方及び他方で構成したので、断面形状が異なる複数種類の長尺部材を管理する必要が無くなり、部品管理の簡素化が可能となる。
ここで、プロテクタインナ及びプロテクタアウタを構成する同じ断面状の長尺部材を、第2板部と第3板部とが同じ板幅となるように第1板部の両端縁からそれぞれ同じ長さに延びるU状断面に形成し、プロテクタインナの第2板部とプロテクタアウタの第2板部とを上下に重ねて溶着してアンダーランプロテクタの上板部(プロテクタ上板部)とし、プロテクタインナの第3板部とプロテクタアウタの第3板部とを上下に重ねて溶着してアンダーランプロテクタの下板部(プロテクタ下板部)とすることによって、リヤアンダーランプロテクタ(長尺部材がU状断面のプロテクタ)を形成することも可能である。
しかし、プロテクタ上板部の板幅方向において、プロテクタ上板部の全板幅から第2板部同士の重なり範囲を除いた部分の両側が第2板部の非重なり部分になるため、長尺部材がU状断面の上記プロテクタでは、互いに重ならない第2板部の領域(単板領域)はプロテクタ上板部の全板幅の半分未満である。また、アンダーランプロテクタの下板部についても同様であり、第3板部の単板領域は下板部の全板幅の半分未満である。このため、アンダーランプロテクタの車幅方向の端部の外周面にキャップを被せ、プロテクタ上板部の単板領域とプロテクタ下板部の単板領域とにタッピングスクリューやビス等の結合部材によってキャップのキャップ筒部を固定する場合、結合部材により結合可能なプロテクタ上板部及びプロテクタ下板部の板幅方向の範囲が制限され、作業性の低下や締結不能となる可能性が生じる。
これに対し、上記構成では、第3板部が第2板部よりも第1板部から長く延び、第3板部の板幅が第2板部の板幅よりも広いJ状断面の長尺部材を使用し、第2板部と第3板部とを溶着してアンダーランプロテクタの上板部(プロテクタ上板部)及び下板部(プロテクタ下板部)としているので、プロテクタ上板部及びプロテクタ下板部の各板幅方向において、第3板部の非重なり部分(単板領域)をプロテクタ上板部及びプロテクタ下板部の全板幅の半分以上に設定することができる。このため、アンダーランプロテクタの車幅方向の端部にキャップを結合部材によって結合する場合、結合部材により結合可能なプロテクタ上板部及びプロテクタ下板部の板幅方向の範囲を広く確保することができ、作業性の向上及び締結不能の回避が可能となる。
本発明の第2の態様は、第1の態様のアンダーランプロテクタであって、プロテクタインナは、第2板部が上側で第3板部が下側となる姿勢で車幅方向に延び、プロテクタアウタは、第3板部が上側で第2板部が下側となる姿勢で車幅方向に延びる。
上記構成では、アンダーランプロテクタの上板部では、プロテクタインナの第2板部とプロテクタアウタの第3板部とが上下に重なって溶着され、アンダーランプロテクタの下板部では、プロテクタインナの第3板部とプロテクタアウタの第2板部とが上下に重なって溶着される。すなわち、上板部の溶接部と下板部の溶接部とを比較すると、上板部の溶接部の前後位置が下板部の溶接部の前後位置よりも車両の前後方向の中央側(フロントアンダーランプロテクタの場合には、上板部の溶接部が下板部の溶接部よりも後側、リヤアンダーランプロテクタの場合には、上板部の溶接部が下板部の溶接部よりも前側)に配置される。従って、上板部の溶接部が車両の前上方又は後上方から見え難くなり、外観上の見栄えが向上する。
本発明の第3の態様は、第2の態様のアンダーランプロテクタであって、アンダーランプロテクタの上板部では、プロテクタアウタの第3板部がプロテクタインナの第2板部に上方から重なり、アンダーランプロテクタの下板部では、プロテクタアウタの第3板部がプロテクタインナの第2板部に下方から重なる
上記構成では、アンダーランプロテクタの上板部では、プロテクタアウタの第3板部がプロテクタインナの第2板部に上方から重なって溶着されるので、上板部の溶接部が車両の前上方又は後上方からさらに見え難くなり、外観上の見栄えが一段と向上する。
本発明のアンダーランプロテクタによれば、部品管理の簡素化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るリヤアンダーランプロテクタを備える車両の外観側面図である。 図1のリヤアンダーランプロテクタの取付状態を示す斜視図である。 図2の側断面図である。 図3のプロテクタアウタとプロテクタインナとを示す側面図であり、(a)は接合して一体化した状態を、(b)は接合前の分離した状態をそれぞれ示す。
以下、本発明をリヤアンダーランプロテクタ(RUP)10に適用した一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。なお、図中FRは車両前方を、図中UPは車両上方を、図中INは車幅方向内側をそれぞれ示している。また、以下の説明における左右方向は、車両前方を向いた状態での左右方向である。
本実施形態に係る車両1は、図1に示すように、キャブ2が概ねエンジン(図示省略)よりも前方に位置するキャブオーバー型の車両である。
車両1の車体フレーム3は、図1〜図3に示すように、左右のサイドメンバ4(図1及び図2には左側のみを図示する)と複数のクロスメンバ(図示省略)とを備える。左右のサイドメンバ4は、車幅方向の左右両側に配置され、車両前後方向に延びる。各サイドメンバ4は、略U状断面を有し、側壁部5と上壁部6(図3参照)と下壁部7とを一体的に有する。上壁部6及び下壁部7は、側壁部5の上下両端から車幅方向内側に向かって相対向して延びる。各クロスメンバは、その両端が左右のサイドメンバ4に接合され、両サイドメンバ4同士を連結している。
左右のサイドメンバ4の後端部には、RUP10を支持するためのアンダーランプロテクタブラケット(UPブラケット)30がそれぞれ固定される。UPブラケット30に支持されたRUP10は、車体フレーム3の後端部の下方で車幅方向に延び、車両1の後方から他の車両が衝突した際に車両1の下方への他の車両のもぐり込みを防止する。なお、左右のUPブラケット30は、車両1の車幅方向の中心に対して略左右対称に構成されている。
図2及び図3に示すように、UPブラケット30は、サイドメンバ4の後端部の下壁部7の下面に固定されて下方へ突出するブラケット本体31と、ブラケット本体31の下部に配置される平板状のアンダーランプロテクタ取付部(UP取付部)32とを一体的に有する。UP取付部32の後面は、前後方向と略直交して後方へ露出する。なお、ブラケット本体31やUP取付部32に、UPブラケット30の軽量化のための開口孔や切欠きなどを形成してもよい。
RUP10は、車幅方向に延びるプロテクタインナ11と、プロテクタインナ11の後側で車幅方向に延び、プロテクタインナ11に接合されてプロテクタインナ11との間に閉断面13を形成するプロテクタアウタ12とを備える。
図4(b)に示すように、プロテクタインナ11とプロテクタアウタ12とは、同じ断面形状を有する2本の長尺部材20の一方及び他方によって構成される。長尺部材20には、長手方向に延びる矩形板状の連結板部(第1板部)21と、連結板部21の長手方向に沿った両端縁からそれぞれ曲折して相対向して延びる矩形板状の幅狭板部(第2板部)22及び幅広板部(第3板部)23とが一体形成されている。長尺部材20はJ状断面(長手方向と略直交する断面の形状がJ字状)であり、幅広板部23の板幅Wbが幅狭板部22の板幅Waよりも広くなるように、幅広板部23が幅狭板部22よりも連結板部21から長く延びている。
図4(a)に示すように、2本の長尺部材20(プロテクタインナ11及びプロテクタアウタ12)は、J形状の底面(連結板部21の表裏両面のうち幅狭板部22及び幅広板部23が延びる側の面)24同士が離間して対向し、プロテクタインナ11の幅狭板部22の先端部とプロテクタアウタ12の幅広板部23の先端部とが板厚方向に重なり、プロテクタインナ11の幅広板部23の先端部とプロテクタアウタ12の幅狭板部22の先端部とが板厚方向に重なって、内側に閉断面13が形成されるように組み合わされ、プロテクタアウタ12の幅広板部23の先端面とプロテクタインナ11の幅狭板部22の外面との間を長手方向に沿って線状に溶接する(溶接部25を幅広板部23の先端面と幅狭板部22の外面との角部に形成する)とともに、プロテクタインナ11の幅広板部23の先端面とプロテクタアウタ12の幅狭板部22の外面との間を長手方向に沿って線状に溶接する(溶接部26を幅広板部23の先端面と幅狭板部22の外面との角部に形成する)ことによって一体化される。
一体化された2本の長尺部材20は、連結板部21の長手方向が車幅方向に沿って延び、一方の長尺部材20(プロテクタインナ11)の後側に他方の長尺部材20(プロテクタアウタ12)が位置し、プロテクタインナ11の幅狭板部22とプロテクタアウタ12の幅広板部23とが上側に、プロテクタインナ11の幅広板部23とプロテクタアウタ12の幅狭板部22とが下側にそれぞれ位置するように各連結板部21が起立し、プロテクタアウタ12の幅広板部23がプロテクタインナ11の幅狭板部22に上方から重なり、プロテクタアウタ12の幅狭板部22がプロテクタインナ11の幅広板部23に上方から重なる姿勢で、車体側に固定される。
すなわち、プロテクタインナ11の連結板部21とプロテクタアウタ12の連結板部21とは、各々の長手方向が車幅方向に沿った起立状態で、前後方向に離間して相対向する。プロテクタインナ11の幅狭板部22及び幅広板部23は、プロテクタインナ11の連結板部21から後方へ延び、プロテクタアウタ12の幅狭板部22及び幅広板部23は、プロテクタアウタ12の連結板部21から前方へ延びる。プロテクタインナ11は、幅狭板部22が上側で幅広板部23が下側となる姿勢で車幅方向に延び、プロテクタアウタ12は、幅広板部23が上側で幅狭板部22が下側となる姿勢で車幅方向に延びる。プロテクタインナ11の幅狭板部22とプロテクタアウタ12の幅広板部23とは、上下に重なった状態で溶着されてRUP10の上板部(プロテクタ上板部)14を形成する。プロテクタインナ11の幅広板部23とプロテクタアウタ12の幅狭板部22とは、上下に重なった状態で溶着されてRUP10の下板部(プロテクタ下板部)15を形成する。プロテクタ上板部14では、プロテクタアウタ12の幅広板部23がプロテクタインナ11の幅狭板部22に上方から重なり、プロテクタ下板部15では、プロテクタアウタ12の幅狭板部22がプロテクタインナ11の幅広板部23に上方から重なる。
UPブラケット30のUP取付部32とプロテクタインナ11の連結板部21には、前後に貫通するボルト挿通孔(図示省略)がそれぞれ形成され、図3に示すように、プロテクタインナ11の連結板部21の内面には、ボルト挿通孔を挿通するボルト33と螺合可能なナット34が溶接等によって固着されている。プロテクタインナ11の連結板部21の前面をUP取付部32の後面に面接触させ、ボルト挿通孔へボルト33を前方から挿通し、ボルト33をナット34に螺合して締付けることによって、RUP10が車体側に固定される。
図2に示すように、RUP10の車幅方向の端部(左右の端部)には、それぞれキャップ40が装着されている。キャップ40は、RUP10の端部の外周面を覆う矩形筒状のキャップ筒部41と、RUP10の端面を車幅方向外側から覆う端面カバー部42とが一体形成された樹脂製の部材であり、キャップ筒部41をRUP10の端部の外周面に被せ、図4(a)に示すように、プロテクタ上板部14の幅広板部23のうち幅狭板部22と重ならない単板領域(本実施形態ではプロテクタ上板部14の板幅方向の略中央)にキャップ筒部41の上方からタッピングスクリュー(結合部材)43を打ち込むとともに、下板部の幅広板部23のうち幅狭板部22と重ならない単板領域(本実施形態では下板部の板幅方向の略中央)にキャップ筒部41の下方からタッピングスクリュー(結合部材)44を下方から打ち込むことによって、RUP10に固定される。プロテクタ上板部14では、プロテクタアウタ12の幅広板部23の上面の略全域がキャップ筒部41の内面と面接触し、プロテクタ下板部15では、プロテクタインナ11の幅広板部23の下面の略全域がキャップ筒部41の内面と面接触する。なお、タッピングスクリュー43,44に代えて、ビスなどの他の結合部材を用いてもよい。
本実施形態のRUP10によれば、プロテクタインナ11とプロテクタアウタ12とを、同じ断面形状を有する2本の長尺部材20の一方及び他方で構成したので、断面形状が異なる複数種類の長尺部材を管理する必要が無くなり、部品管理の簡素化が可能となる。
ここで、プロテクタインナ及びプロテクタアウタを構成する同じ断面状の長尺部材を、第2板部と第3板部とが同じ板幅となるように第1板部の両端縁からそれぞれ同じ長さに延びるU状断面に形成し、プロテクタインナの第2板部とプロテクタアウタの第2板部とを上下に重ねて溶着してプロテクタ上板部とし、プロテクタインナの第3板部とプロテクタアウタの第3板部とを上下に重ねて溶着してプロテクタ下板部とすることによって、リヤアンダーランプロテクタ(長尺部材がU状断面のプロテクタ)を形成することも可能である。
しかし、プロテクタ上板部の板幅方向において、プロテクタ上板部の全板幅から第2板部同士の重なり範囲を除いた部分の両側が第2板部の非重なり部分になるため、長尺部材がU状断面の上記プロテクタでは、互いに重ならない第2板部の領域(単板領域)はプロテクタ上板部の全板幅の半分未満である。また、アンダーランプロテクタの下板部についても同様であり、第3板部の単板領域は下板部の全板幅の半分未満である。このため、アンダーランプロテクタの車幅方向の端部の外周面にキャップ40を被せ、プロテクタ上板部の単板領域とプロテクタ下板部の単板領域とにタッピングスクリュー43,44やビス等の結合部材によってキャップ40のキャップ筒部41を固定する場合、結合部材により結合可能なプロテクタ上板部及びプロテクタ下板部の板幅方向の範囲が制限され、作業性の低下や締結不能となる可能性が生じる。
これに対し、本実施形態では、幅広板部23が幅狭板部22よりも連結板部21から長く延び、幅広板部23の板幅Wbが幅狭板部22の板幅Waよりも広いJ状断面の長尺部材20を使用し、プロテクタインナ11の幅狭板部22とプロテクタアウタ12の幅広板部23とを溶着してプロテクタ上板部14とし、プロテクタインナ11の幅広板部23とプロテクタアウタ12の幅狭板部22とを溶着してプロテクタ下板部15としているので、プロテクタ上板部14及びプロテクタ下板部15の各板幅方向において、幅広板部23の非重なり部分(単板領域)をプロテクタ上板部14及びプロテクタ下板部15の全板幅の半分以上に設定することができる。このため、RUP10の車幅方向の端部にキャップ40を結合部材(タッピングスクリュー43,44)によって結合する場合、結合部材により結合可能なプロテクタ上板部14及びプロテクタ下板部15の板幅方向の範囲を広く確保することができ、作業性の向上及び締結不能の回避が可能となる。
また、プロテクタ上板部14では、プロテクタインナ11の幅狭板部22とプロテクタアウタ12の幅広板部23とが上下に重なって溶着され、プロテクタ下板部15では、プロテクタインナ11の幅広板部23とプロテクタアウタ12の幅狭板部22とが上下に重なって溶着され、プロテクタ上板部14の溶接部25とプロテクタ下板部15の溶接部26とを比較すると、プロテクタ上板部14の溶接部25がプロテクタ下板部15の溶接部26よりも車両1の前後方向の中央側(プロテクタ上板部14の溶接部25がプロテクタ下板部15の溶接部26よりも前側)に配置される。さらに、プロテクタ上板部14では、プロテクタアウタ12の幅広板部23がプロテクタインナ11の幅狭板部22に上方から重なって溶着される。このため、プロテクタ上板部14の溶接部25が車両の後上方(図3中の矢印46方向)から見え難くなり、外観上の見栄えが良好である。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、アンダーランプロテクタとして車両1の後端部の下方に配置されるRUP10について説明したが、アンダーランプロテクタは、車両1の前端部の下方に配置されるフロントアンダーランプロテクタ(FUP)50であってもよい(図1参照)。FUP50は、例えば上記実施形態と同様にUPブラケット30によって車体側に固定されてもよい。
また、上記実施形態では、RUP10を、プロテクタインナ11の幅狭板部22とプロテクタアウタ12の幅広板部23とがプロテクタ上板部14を形成し、プロテクタインナ11の幅広板部23とプロテクタアウタ12の幅狭板部22とがプロテクタ下板部15を形成し、プロテクタアウタ12の幅広板部23がプロテクタインナ11の幅狭板部22に上方から重なり、プロテクタアウタ12の幅狭板部22がプロテクタインナ11の幅広板部23に上方から重なるように構成したが、プロテクタインナ11の幅広板部23とプロテクタアウタ12の幅狭板部22とがプロテクタ上板部14を形成し、プロテクタインナ11の幅広板部23とプロテクタアウタ12の幅狭板部22とがプロテクタ下板部15を形成するように構成してもよく、また、プロテクタインナ11の幅狭板部22がプロテクタアウタ12の幅広板部23に上方から重なり、プロテクタインナ11の幅広板部23がプロテクタアウタ12の幅狭板部22に上方から重なるように構成してもよい。
また、RUP10の車幅方向両端部を前方へ曲折して傾斜させてもよく、FUP50の車幅方向の両端部を後方へ曲折して傾斜させてもよい。
本発明のアンダーランプロテクタは様々な車両に使用可能である。
1:車両
3:車体フレーム
10:リヤアンダーランプロテクタ(アンダーランプロテクタ)
11:プロテクタインナ
12:プロテクタアウタ
13:閉断面
14:プロテクタ上板部
15:プロテクタ下板部
20:長尺部材
21:連結板部(第1板部)
22:幅狭板部(第2板部)
23:幅広板部(第3板部)
25,26:溶接部
30:アンダーランプロテクタブラケット
40:キャップ
50:フロントアンダーランプロテクタ(アンダーランプロテクタ)

Claims (3)

  1. 車体の前側又は後側の端部下方に配置され、車体側に固定されて車幅方向に延びるアンダーランプロテクタであって、
    車幅方向に延びるプロテクタインナと、
    前記プロテクタインナの前側又は後側で車幅方向に延び、前記プロテクタインナとの間に閉断面を形成するプロテクタアウタと、を備え、
    前記プロテクタインナと前記プロテクタアウタとは、同じ断面形状を有する2本の長尺部材の一方及び他方によって構成され、
    前記長尺部材は、第1板部の長手方向に沿った両端縁から第2板部と第3板部とがそれぞれ曲折して相対向するとともに、前記第3板部が前記第2板部よりも前記第1板部から長く延びるJ状断面に形成され、
    前記プロテクタインナの前記第1板部と前記プロテクタアウタの前記第1板部とは、各々の長手方向が車幅方向に沿った起立状態で、前後方向に離間して相対向し、
    前記プロテクタインナの前記第2板部及び前記第3板部は、前記プロテクタインナの前記第1板部から前方又は後方へ延び、
    前記プロテクタアウタの前記第2板部及び前記第3板部は、前記プロテクタアウタの前記第1板部から後方又は前方へ延び、
    前記プロテクタインナの前記第2板部と前記プロテクタアウタの前記第3板部とは、上下に重なった状態で溶着されて前記アンダーランプロテクタの上板部及び下板部の一方を形成し、
    前記プロテクタインナの前記第3板部と前記プロテクタアウタの前記第2板部とは、上下に重なった状態で溶着されて前記アンダーランプロテクタの前記上板部及び前記下板部の他方を形成する
    ことを特徴とするアンダーランプロテクタ。
  2. 請求項1に記載のアンダーランプロテクタであって、
    前記プロテクタインナは、前記第2板部が上側で前記第3板部が下側となる姿勢で車幅方向に延び、
    前記プロテクタアウタは、前記第3板部が上側で前記第2板部が下側となる姿勢で車幅方向に延びる
    ことを特徴とするアンダーランプロテクタ。
  3. 請求項2に記載のアンダーランプロテクタであって、
    前記アンダーランプロテクタの前記上板部では、前記プロテクタアウタの前記第3板部が前記プロテクタインナの前記第2板部に上方から重なり、
    前記アンダーランプロテクタの前記下板部では、前記プロテクタアウタの前記第3板部が前記プロテクタインナの前記第2板部に下方から重なる
    ことを特徴とするアンダーランプロテクタ。
JP2017052504A 2017-03-17 2017-03-17 アンダーランプロテクタ Active JP6909424B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052504A JP6909424B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 アンダーランプロテクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052504A JP6909424B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 アンダーランプロテクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018154233A true JP2018154233A (ja) 2018-10-04
JP6909424B2 JP6909424B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=63717272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017052504A Active JP6909424B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 アンダーランプロテクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6909424B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4234341A1 (en) * 2022-02-25 2023-08-30 Autotech Engineering S.L. Closed crossmember construction comprising two elongated profiles

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10108352A1 (de) * 2001-02-21 2002-09-05 Wagon Automotive Gmbh Strukturbauelement für den Fahrzeugbau
JP2003267170A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Isuzu Motors Ltd トラック用サイドガード
US20070176440A1 (en) * 2006-02-02 2007-08-02 Joseph G. Burgess Vehicle bumper and method of making same
JP2012171390A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Press Kogyo Co Ltd リヤ・アンダラン・プロテクタ
JP2012188072A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Takebe Tekkosho:Kk アンダーラン・プロテクタ
JP2014189054A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Kobe Steel Ltd 車両衝撃吸収部材

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10108352A1 (de) * 2001-02-21 2002-09-05 Wagon Automotive Gmbh Strukturbauelement für den Fahrzeugbau
JP2003267170A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Isuzu Motors Ltd トラック用サイドガード
US20070176440A1 (en) * 2006-02-02 2007-08-02 Joseph G. Burgess Vehicle bumper and method of making same
JP2012171390A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Press Kogyo Co Ltd リヤ・アンダラン・プロテクタ
JP2012188072A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Takebe Tekkosho:Kk アンダーラン・プロテクタ
JP2014189054A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Kobe Steel Ltd 車両衝撃吸収部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4234341A1 (en) * 2022-02-25 2023-08-30 Autotech Engineering S.L. Closed crossmember construction comprising two elongated profiles

Also Published As

Publication number Publication date
JP6909424B2 (ja) 2021-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6296032B2 (ja) 車両前部構造
JP2004203238A (ja) サイドメンバとバンパビームとの取り付け構造
JP6799772B2 (ja) フロントバンパカバー支持構造
JP2015131587A (ja) 車両前部構造
JP2018024282A (ja) 車両用骨格構造
JP2018154233A (ja) アンダーランプロテクタ
US10249858B2 (en) Battery support structure
JP2011016404A (ja) 牽引用フックブラケットの取り付け構造
JP6909423B2 (ja) アンダーランプロテクタ
JP5922064B2 (ja) 車両のフェンダーパネル支持構造
KR100764504B1 (ko) 버스용 리어 프레임 연결구조
JP6598055B2 (ja) インシュレータの取付構造
JP6459031B2 (ja) アンダーランプロテクタの取付構造及びアンダーランプロテクタブラケット
JP7281104B2 (ja) アンダランプロテクタブラケット及びアンダランプロテクタ取付構造
JP5347413B2 (ja) タイダウンフック構造
JP6459032B2 (ja) アンダーランプロテクタの取付構造及びアンダーランプロテクタブラケット
JP2016185728A (ja) 車体フレームの部材間の結合構造
JP7215102B2 (ja) 車体前部構造
JP7108971B2 (ja) ガセット
JP7175103B2 (ja) プロテクタの取付構造
JP2018114814A (ja) サスペンションメンバ
JP7116916B2 (ja) アンダーランプロテクタ
JP6696443B2 (ja) サスペンションメンバ
JP6656582B2 (ja) アンダーランプロテクタの防振構造
JP6576419B2 (ja) 車体上部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6909424

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150