JP2019182708A - マグネシアれんがの製造方法及びカーボンピックアップ抑制精錬方法 - Google Patents

マグネシアれんがの製造方法及びカーボンピックアップ抑制精錬方法 Download PDF

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【課題】黒鉛を含有しないマグネシアれんがでもマイクロ波によって短時間で熱処理することが可能なマグネシアれんがの製造方法を提供する。【解決手段】黒鉛を含有せずマグネシアを主体とした耐火原料配合物に、平均粒径が10μm以下の鉄粉、ニッケル粉、コバルト粉、鉄合金粉、ニッケル合金粉、及びコバルト合金粉のうち1種以上を外掛けで0.5〜1質量%添加し、さらに有機バインダーを添加して混練後、成形し、マイクロ波を用いて400℃以上で熱処理する。【選択図】図2

Description

本発明は、転炉、取鍋、及びRH等の二次精錬炉などに好適に用いられるマグネシアれんがの製造方法及びカーボンピックアップ抑制精錬方法に関する。
現在、転炉、取鍋、及びRH等の二次精錬炉にマグネシアカーボンれんがが使用されている。このマグネシアカーボンれんがは一般的にカーボン源として鱗状黒鉛を含有している。そしてこのマグネシアカーボンれんがは、鱗状黒鉛を含有するため、スラグとの濡れ性が低下してれんが自体の耐食性が向上し、また高熱伝導率となるため、れんが内部の温度勾配が小さくなり、れんが自体の耐熱衝撃性も向上するという長所を有する。一方、短所としては熱伝導率が高いため溶鋼の熱放散による熱損失の問題や、鱗状黒鉛の溶出によるカーボンピックアップの問題がある。また、鱗状黒鉛の酸化による消失に伴い形成された気孔にスラグ成分が浸潤し骨材の溶解が加速されることで、耐食性が低下する問題もある。特に溶鋼の成分調整、つまり二次精錬工程の脱ガス設備などでのカーボンピックアップを起こさせないという観点からは、使用されるれんがの成分としては、鱗状黒鉛を含有しないことが望ましい。
例えば、特許文献1の表1の実施例4から実施例6には、鱗状黒鉛を含有せず、炭素質原料としてカーボンブラックとフェノール樹脂とを使用したマグネシアカーボンれんがが開示され、またその製造方法として200℃で熱処理することが開示されている。
しかし、200℃の熱処理では、このマグネシアカーボンれんがの使用時にフェノール樹脂に起因する炭素成分が溶鋼に溶出することによるカーボンピックアップの問題が残されている。なお、特許文献1には、500〜1500℃程度の還元雰囲気あるいは無酸化雰囲気で焼成することも開示されているが、雰囲気を調整しながら高温で焼成する場合には焼成コストが大幅に増大する問題がある。
一方、れんがの熱処理時の莫大なエネルギーを削減するために、マイクロ波を使用してれんがを熱処理することが知られている。マイクロ波による熱処理では、マイクロ波で直接れんがを加熱することができるため、短時間でれんがを昇温することができ、従来の熱処理時間が1/10以下になると言われている。
例えば、特許文献2にはフェノール樹脂に起因する炭素成分を揮発させる熱処理方法としてマイクロ波を使用することが開示されている。具体的に特許文献2には、鱗状黒鉛、フェノール樹脂及びAlを含有するMgO―Cれんがを400℃〜580℃の温度範囲でマイクロ波によって加熱する製造方法が開示されている。この特許文献2によれば、マイクロ波を使用して400℃以上の温度で熱処理することで、フェノール樹脂起因の揮発分が完全に除去されるとされている。
しかしながら、この特許文献2の実施例においては鱗状黒鉛が18質量%も含有されており、前述のカーボンピックアップの問題がある。さらに、特許文献2の製造方法において鱗状黒鉛はマイクロ波による発熱源としての機能も有していることから、鱗状黒鉛を完全に除くとマイクロ波による加熱時の発熱が不十分となり昇熱時間が非常に長くなる問題がある。
特開2004−107124号公報 特許第4802178号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、黒鉛を含有しないマグネシアれんがでもマイクロ波によって短時間で熱処理することが可能なマグネシアれんがの製造方法を提供することにある。
本発明が解決しようとする他の課題は、二次精錬工程におけるカーボンピックアップを抑制する方法を提供することにある。
本発明者らは、マイクロ波によってれんがを加熱するために金属粒子の活用を検討した。その結果、鉄、ニッケル、コバルト、あるいはこれらの合金の超微粉を使用することで黒鉛を使用しなくても極めて短時間でマイクロ波によって熱処理が可能なことを知見し、本発明に想到した。
すなわち、本発明の一観点によれば、次のマグネシアれんがの製造方法が提供される。
黒鉛を含有せずマグネシアを主体とした耐火原料配合物に、平均粒径が10μm以下の鉄粉、ニッケル粉、コバルト粉、鉄合金粉、ニッケル合金粉、及びコバルト合金粉のうち1種以上を外掛けで0.5〜1質量%添加し、さらに有機バインダーを添加して混練後、成形し、マイクロ波を用いて400℃以上で熱処理するマグネシアれんがの製造方法。
以下、本発明を詳細に説明する。
金属粉はマイクロ波場に置かれるとマイクロ波を透過しないため表皮効果が生じ、金属粉表面に電流が発生し発熱現象が起こる。なかでも鉄粉、ニッケル粉、コバルト粉、鉄合金粉、ニッケル合金粉、あるいはコバルト合金粉は、表皮効果が大きく比較的安価でかつ高温までマイクロ波で加熱されても低融物を生成しない金属である。
そして、これらの金属粉は耐火原料配合物中に高い密度(耐火原料配合物単位体積当たりの金属粉の個数)でかつ均質に分散させることでマイクロ波場での発熱効果を高めることができるため、その粒径は小さい方がよい。このため、本発明では平均粒径10μm以下としている。平均粒径が10μmを超えると十分な発熱効果が得られず昇熱時間が長くなる。なお、これらの金属粉は大気中でも酸化発熱する危険性があることから、工業的実用化の観点からは、平均粒径1μm以上とすることもできる。ここで、平均粒径とは、レーザー回折散乱式粒度分布計で測定した粒径と質量割合をグラフにプロットし、積算割合が50%の場合の粒径を意味する。
本発明においてこれらの金属粉の粒度構成は、耐火原料配合物中に高い密度で均質に分散させる観点から、平均粒径10μm以下であって、かつ粒径20μm以下が80質量%以上であることが好ましい。
本発明において平均粒径が10μm以下の鉄粉、ニッケル粉、コバルト粉、鉄合金粉、ニッケル合金粉、及びコバルト合金粉のうち1種以上の添加量は外掛けで0.5〜1.0質量%としている。添加量が0.5質量%未満ではこれらの金属粉による発熱効果が十分に得られず昇熱時間が長くなる。一方、添加量が1.0質量%を超えると、使用時にこれらの金属粉が酸化物(例えばFe)となり、さらにスラグとの反応によって低融物化するので、スラグに対する耐食性が低下する。
本発明の耐火原料配合物は鱗状黒鉛等の黒鉛を含有しない。黒鉛を含有しないことで、れんがが低熱伝導率となり、しかもカーボンピックアップを抑制することができる。

一方、本発明の耐火原料配合物は、転炉、取鍋、及びRH等の二次精錬炉などでの使用において耐用性に優れるマグネシアを主体とする。例えば耐火原料配合物中のマグネシアの含有量は50質量%以上である。また、本発明の耐火原料配合物は、マグネシア以外の金属酸化物として、特許文献1のようにアルミナやスピネルを含有することもできる。また、金属酸化物以外の原料として、黒鉛以外の炭素質原料としてピッチやカーボンブラック等を、また酸化防止剤として、Al、Al合金、Si、炭化硼素、炭化珪素、フリットなども含有することができる。
本発明では、このような耐火原料配合物に、平均粒径が10μm以下の鉄粉、ニッケル粉、コバルト粉、鉄合金粉、ニッケル合金粉、及びコバルト合金粉のうち1種以上を外掛けで0.5〜1質量%添加し、さらに有機バインダーを添加して混練後、成形するが、これらの工程は通常のマグネシアれんがの製造方法と同様の工程とすることができる。
有機バインダーも、マグネシアれんがの結合組織として一般的に使用されるフェノール樹脂やフラン樹脂等を使用することができる。この有機バインダーは400℃以下での低温領域でのマイクロ波による熱処理での発熱材としても機能する。なお、有機バインダーの添加量は製造するれんがの種類や形状あるいはミキサーや成形機の種類によって決まるが、例えば耐火原料配合物に対して外掛けで1〜4質量%の範囲とすることができる。
成形後の成形体は、マイクロ波を用いて熱処理を行うが、この熱処理方法も公知の耐火物の熱処理方法を採用することができる。なお、250℃以下であれば、従来の熱処理を行うことで事前に有機バインダー中の溶剤等の揮発分を揮発させてもよい。
マイクロ波を用いた熱処理温度は、有機バインダーに起因する炭素成分が溶鋼に溶出しない状態にするために400℃以上とする。また、有機バインダーによる炭化組織を十分に発達させるためには800℃以上とすることが好ましい。なお、熱処理温度の上限は特に限定されないが、例えば鉄の炭化物の生成を抑制する観点からは、鉄が溶融しない条件が好ましく、1000℃未満とすることが好ましい。ここで熱処理温度とは、熱処理中の成形体の表面温度のことである。
本発明の製造方法で得られたマグネシアれんがは、これをRH等の二次精錬炉に用いることにより、二次精錬工程におけるカーボンピックアップを抑制することができる。すなわち、本発明の他の観点によれば、本発明の製造方法によりマグネシアれんがを製造し、このマグネシアれんがを二次精錬炉に用いることを特徴とするカーボンピックアップ抑制精錬方法が提供される。
本発明によれば、マイクロ波を用いて、黒鉛を含有しないマグネシアれんがを短時間の熱処理で製造することができ、製造エネルギーを大幅に低減することができる。その結果、溶鋼中へのカーボンピックアップが少なく、しかも耐食性に優れたマグネシアれんがを低コストで製造することが可能となる。
また、このマグネシアれんがをRH等の二次精錬炉に用いることにより、二次精錬工程におけるカーボンピックアップを抑制することができる。
本発明を実証する際に用いた実験装置の構成を模式的に示した説明図。 平均粒径10μmの鉄粉を0.5質量%添加し、マイクロ波を用いて1000℃で熱処理して得られたマグネシアれんが(表1の実施例1)の組織写真。
本発明においてマイクロ波を用いて熱処理するための装置は、耐火物の乾燥や熱処理に使用されている公知のものを使用することができる。例えば特許文献2に開示されたものが使用可能である。
また、本発明においてマグネシアれんがの製造工程については特に制約はなく、公知のマグネシアれんが等のれんがの製造工程を採用することができる。
一実施形態としては、粒度調整したマグネシアと、平均粒径が10μm以下の鉄粉、ニッケル粉、コバルト粉、鉄合金粉、ニッケル合金粉、及びコバルト合金粉のうち1種以上と、有機バインダーとしてのフェノール樹脂を各々所定量秤量し、ミキサーで混錬後、得られた混錬物を、成形型に入れプレス成形後に、マイクロ波を用いて熱処理を行う。
なお、鉄合金粉、ニッケル合金粉、及びコバルト合金粉としては、鉄、ニッケル及びコバルトを各々50質量%以上含有する公知の各合金粉を使用することができる。
表1から表4に本発明の実施例及び比較例を示す。これらの実施例及び比較例では、耐火原料配合物として純度が98質量%以上で粒径が3mm以下の電融マグネシアを使用した。また、それぞれの金属粉は純度が99質量%のものを使用し、有機バインダーとしては残炭率が40質量%のフェノール樹脂含有バインダーを使用した。ここで残炭率とは、有機バインダーを非酸化性雰囲気で例えば600℃以上に昇温し、揮発分などが完全に除去されたときの残存重量率であり、この状態で有機バインダーは炭化されたとされる。
表1から表4に示す原料を秤量し、ミキサーで混練し、油圧プレスで115mm×100mm×65mm形状の成形体を成形し、図1に示す装置でマイクロ波による熱処理を行った。具体的には、1600℃用のセラミックファイバー断熱材5にて100mm厚みで成形体Sの周囲を断熱し、アプリケーター3内に5L/minのNガスフローをしつつ、マイクロ波発振機1から導波管2を介してマイクロ波出力3kWという条件でマイクロ波を照射して熱処理を行った。熱処理温度は、成形体表面にステンレスで被覆されたシース熱電対4を直接取り付けることで測定した。成形体表面が目的の熱処理温度に到達した時点でマイクロ波照射を終了した。
表1には、異なる平均粒径の鉄粉を使用し、マイクロ波により950℃で熱処理を行った例を示している。この熱処理の昇熱時間として、室温から昇熱途中の400℃に到達するまでの時間と、室温から熱処理温度の950℃に到達するまでの時間を測定した。
実施例1は平均粒径が4μmの鉄粉を使用した例であり、室温から1.8時間で400℃まで昇熱し、室温から3時間で950℃に到達した。なお図2には、この実施例1のマグネシアれんがの組織写真を示している。
実施例2は平均粒径が10μmの鉄粉を使用した例であり、2.2時間で400℃に、3.5時間で950℃になり、鱗状黒鉛を15質量%含有する比較例3と同等の昇熱時間であった。
比較例1は平均粒径が20μmの鉄粉を使用した例であり、950℃まで6時間と長い昇熱時間を要する結果となった。
比較例2は鉄粉を使用しなかった例であり、400℃までに6.5時間、1000℃までに12時間を要し、本発明の実施例1及び実施例2と比較すると昇熱時間が大幅に長くなった。
表2には、鉄粉の添加量による昇熱時間の影響を調査した結果を示している。昇熱時間としては、室温から熱処理温度の950℃に到達するまでの時間を測定した。また、得られた熱処理体(れんが試料)について、見掛け気孔率を測定するとともに、回転侵食法による耐食性の評価試験を実施した。侵食条件としては、塩基度CaO/SiO=3.5(質量ベース)の組成に、FeOを20質量%含有させた合成スラグを事前に準備し、回転侵食炉内の雰囲気を1650℃までバーナーで加熱し、その後この合成スラグを投入し30分間侵食させ、その後スラグをかき出し、再度新しく同様の組成の合成スラグを投入し30分間侵食させる実験を合計12サイクル繰り返した。その後、れんが試料を切断し、最大侵食部の侵食深さを測定した。そして、表1に示した実施例1(有機バインダーの添加量2質量%、鉄粉の平均粒径4μm、鉄粉の添加量0.5質量%)の侵食深さを100として、各例のれんが試料の耐食性指数を求めた。すなわち、この耐食性指数が小さいほど耐食性に優れるということである。
表2において、実施例3及び実施例4は鉄粉の添加量が本発明の範囲内であり、950℃までの到達時間がそれぞれ3時間、2.5時間と短く良好であった。これに対して、鉄粉の添加量が0.3質量%と少ない比較例4は、鉄粉による発熱効果(表皮効果)が十分に得られず、1000℃までの到達時間が6時間と長くなった。また、鉄粉の添加量が1.3質量%と多い比較例5では、実施例3に比べて20%も耐食性が低下した。これらの結果より、鉄粉の添加量は0.5〜1質量%が適正であることがわかる。
次に表2の実施例3と表1の比較例3のれんが試料についてカーボンピックアップの試験を行った。この試験では、高周波誘導炉でジルコニア坩堝を用いて、普通鋼SS410を50kg、1550〜1600℃で溶解後、Alを0.3質量%添加して得た溶鋼中に、れんが試料を1時間に浸漬し、浸漬前後の溶鋼中のカーボン量を測定することでカーボンピックアップ量を測定した。その結果、実施例3では、浸漬前の溶鋼中のカーボン量が0.144質量%であったのに対し、浸漬後もほぼ同じ値の0.143質量%であり、カーボンピックアップは起こらなかった。一方、鱗状黒鉛を15質量%含有する比較例3では、溶鋼中のカーボン量は浸漬前が0.127質量%であったのに対し、浸漬後は0.159質量%と約0.03質量%も増加した。
表3には、平均粒径4μmのニッケル粉、コバルト粉、及び鉄合金粉(Fe−20質量%Cr合金粉)を用いて、表1と同様のマイクロ波による熱処理を行った結果を示している。これらの結果により、鉄粉のみならずニッケル粉、コバルト粉、及び鉄合金でも、マイクロ波による熱処理を効率的に実施できることがわかる。
表4には、マイクロ波を用いて種々の温度で熱処理を行った結果を示している。前述のカーボンピックアップの試験を行ったところ、300℃で熱処理した比較例6では0.02質量%のカーボンピックアップが見られたが、400℃で熱処理した実施例11では0.005質量%と大幅な低減が見られた。さらに800℃及び950℃で熱処理した実施例13及び実施例14ではカーボンピックアップは見られなかった。
1 マイクロ波発振機
2 導波管
3 アプリケーター
4 シース熱電対
5 セラミックファイバー断熱材
6 Nガス導入口
7 Nガス排出口
S 成形体

Claims (2)

  1. 黒鉛を含有せずマグネシアを主体とした耐火原料配合物に、平均粒径が10μm以下の鉄粉、ニッケル粉、コバルト粉、鉄合金粉、ニッケル合金粉、及びコバルト合金粉のうち1種以上を外掛けで0.5〜1質量%添加し、さらに有機バインダーを添加して混練後、成形し、マイクロ波を用いて400℃以上で熱処理するマグネシアれんがの製造方法。
  2. 請求項1に記載の製造方法によりマグネシアれんがを製造し、このマグネシアれんがを二次精錬炉に用いることを特徴とするカーボンピックアップ抑制精錬方法。
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