JP2019181591A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザビリティに優れた情報入力インタフェースに関する技術を提供する。【解決手段】制御部10は、マイク12に入力された音にもとづいて、電動工具1に関する処理を実行可能とする。制御部10は、入力された音を音声認識処理した結果または音分析した結果にもとづいて、当該電動工具1に関する処理を実行する。制御部10は、操作スイッチ9がオン状態にあるとき、音声認識処理を行わず、操作スイッチ9がオフ状態にあるとき、音声認識処理を行う。また制御部10は、当該電動工具1がユーザにより把持されていない状態にあるとき、音声認識処理を行わず、当該電動工具1がユーザにより把持された状態にあるとき、音声認識処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、電動工具に関する。
特許文献1は、電動工具と、電動工具に対して着脱可能な操作プレートとを備えた電動工具システムを開示する。特許文献1の電動工具システムでは、ユーザが、作業内容に応じた操作プレートを電動工具に装着し、操作プレートのモード切替スイッチを所望のモードに合わせる。電動工具の通信部は、操作プレートからモータの駆動制御を決めるモード情報を受信してマイコンに出力し、マイコンは、入力されるモード情報に基づいてモータの駆動制御を行う。
特開2016−120577号公報
特許文献1によると、モータの駆動制御モードを変更するために、ユーザは操作プレートを電動工具に装着して、モード切替スイッチを操作しなければならず、若干の手間がかかる。たとえば高所での作業時に、駆動制御モードを変更する必要が生じた場合、ユーザに手間のかかる操作をさせることは好ましくない。そこで駆動制御モードをユーザが簡易に設定できる仕組みの実現が要求されている。また近年では、作業のトレーサビリティへの関心が高まり、電動工具を使用した作業結果を効率的に記録できる仕組みの実現が要求されている。これら以外にも電動工具に対して様々な要求が存在している中で、本発明者は、様々な要求に応える1つの手段として、情報入力インタフェースを改善するアプローチに注目した。
そこで本発明の目的は、ユーザビリティに優れた情報入力インタフェースに関する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電動工具は、ユーザが操作可能な操作スイッチと、先端工具を取付可能な出力軸と、出力軸を駆動する駆動部と、操作スイッチの操作に応じて、駆動部の動作を制御する制御部と、を備える。制御部は、マイクに入力された音にもとづいて、当該電動工具に関する処理を実行可能とする。
本発明によれば、ユーザビリティに優れた情報入力インタフェースに関する技術を提供できる。
実施形態に係る可搬式の電動工具の概要を示す図である。 制御部の機能ブロックを示す図である。 音声認識機能の実行可否判断のフローチャートを示す図である。 パラメータ設定機能の実行可否判断のフローチャートを示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係る可搬式の電動工具の概要を示す。電動工具1はハウジング2を備え、ハウジング2内には、駆動部3、制御部10、情報出力部11、マイク12、通信部13、センサ14、メモリ17およびバッテリ18が配置される。バッテリ18は、ハウジング2の下端側に設けられ、電動工具1における各構成要素に電力を供給する。なおハウジング2の下端側は、工具本体とは別体のバッテリパックとして形成されて、工具本体に着脱可能とされてもよい。
情報出力部11は、ユーザに対して情報を出力する出力インタフェースであって、情報を音声出力するスピーカおよび/または情報を画面出力するディスプレイを含んでよい。マイク12は、周囲の音を集音して生成した音信号を入力する入力インタフェースである。情報出力部11およびマイク12の一部の構成は、ハウジング2の外部に露出して設けられてもよい。通信部13は、外部の機器と無線通信するモジュールである。
センサ14は、モーションセンサ15およびタッチセンサ16を有する。モーションセンサ15は、3軸角速度センサおよび3軸加速度センサを有し、モーションセンサ15のセンサ値は、電動工具1の姿勢および動きを検出するために利用される。なお電動工具1がインパクト回転工具である場合、モーションセンサ15のセンサ値は、インパクト機構による打撃を検出するために利用されてよい。タッチセンサ16は、抵抗膜方式や静電容量方式のセンサであって、ユーザの接触を検知する。タッチセンサ16は、ハウジング2のグリップ部に設けられて、タッチセンサ16のセンサ値が、ユーザが電動工具1を把持しているか検知するために利用されてよい。またタッチセンサ16は、ハウジング2の上部に設けられて、タッチセンサ16のセンサ値が、ユーザによる指示を検出するために利用されてよい。
駆動部3は、駆動源であるモータ4と、モータ4のモータシャフト5に連結される駆動ブロック6とを備えて、出力軸7を駆動する。出力軸7にはチャック機構8が連結し、ドライバやドリルなどの先端工具を取付可能とする。駆動ブロック6は、モータ4の回転出力を先端工具に伝達する伝達機構を有する。具体的に駆動ブロック6は、モータシャフト5の回転トルクを出力軸7に伝達する動力伝達機構を備え、動力伝達機構は、モータシャフト5に取り付けられたピニオンギヤに噛み合う遊星歯車減速機構を有してよい。電動工具1がインパクト回転工具である場合、動力伝達機構は、出力軸7に間欠的な回転打撃力を発生させるインパクト機構を含む。
制御部10は、制御基板に搭載されるマイクロコンピュータなどにより実現される。制御部10は、電動工具1を統括的に制御する機能を有し、電動工具1に関する様々な処理を実行する。ハウジング2のグリップ部前側には、ユーザが操作可能な操作スイッチ9が設けられる。操作スイッチ9は、引き操作可能なトリガ式スイッチであってよい。制御部10は、操作スイッチ9の操作によりモータ4のオンオフを制御するとともに、操作スイッチ9の操作量に応じてモータ4の印加電圧を制御して、モータ回転数を調整する。
実施形態の電動工具1では、マイク12が、制御部10に音信号を入力するための情報入力インタフェースとして機能し、制御部10が、マイク12に入力された音にもとづいて、電動工具1に関する処理を実行可能とする。電動工具1がマイク12を搭載したことにより、ユーザは、操作ボタンを操作する代わりに、操作情報を発話することで、電動工具1の動作を制御できる。
作業開始前、ユーザはトルク管理のために、電動工具1に、モータ4の動作を制御するためのパラメータ値を設定する。ユーザは、トルク管理のためのパラメータの設定値を発話することで、制御部10が、マイク12に入力されたユーザ音声にもとづいて、パラメータ値をメモリ17に登録できる。
トルク管理のためのモータ4の動作制御は、電動工具1の種類に応じて様々な手法で実用化されている。たとえばインパクト回転工具においては、トルクを正確に管理するために、締付トルク値を推定し、推定した締付トルク値からねじ部材の着座を判定し、着座後の打撃数が設定された打撃数となると、モータ回転を自動停止するシャットオフ制御が行われる。電動工具1がインパクト回転工具である場合、作業開始前、ユーザは電動工具1に、トルク管理のためのパラメータとして、「着座判定レベル」と「トルク設定段数」を設定する。
着座判定レベルは、ねじ部材の着座を判定するためのトルク値を定めるパラメータであり、たとえばユーザは、9つの選択肢(L1〜L9)の中の1つを設定する。作業対象に塗装などが付着して途中負荷が高い場合には高い着座判定レベルが設定され、途中負荷が低い場合には小さい着座判定レベルが設定されることが好ましい。
トルク設定段数は、モータ4を自動停止させるための着座後の打撃数(シャットオフ打撃数)を定めるパラメータであり、たとえばユーザは、100の選択肢(N00〜N99)の中の1つを設定する。各設定段数には、着座後のシャットオフ打撃数が対応付けられており、たとえばN00には10回、N01には12回、N02には14回、N03には16回、とシャットオフ打撃数が対応付けられていてよい。
着座判定レベルおよびトルク設定段数のパラメータ値は、メモリ17においてマスターテーブルに記憶されている。ユーザは、作業開始前に、目標トルク値を得るための「着座判定レベル」と「トルク設定段数」を発話することで、各パラメータ値を電動工具1に設定する。また作業途中で作業対象に変更があると、ユーザは、変更された作業対象に応じた目標トルク値を得るための「着座判定レベル」と「トルク設定段数」を発話することで、各パラメータ値を電動工具1に設定する。設定したパラメータ値は、メモリ17に記憶されて、制御部10によるモータ4の駆動制御に用いられる。
図2は、制御部10の機能ブロックを示す。制御部10は、操作受付部30、駆動制御部31、実行機能判断部32、音処理部33、入力受付部36、パラメータ処理部37、工具状態判断部38、ユーザ認証部39および作業情報処理部40を備えて、電動工具1に関する様々な処理を実行する。音処理部33は、マイク12に入力された音を処理する機能を有し、入力音を周波数分析する音分析部34と、ユーザにより発話された音声を音声認識する音声認識部35とを有する。
図2において、さまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
操作受付部30は、ユーザによる操作スイッチ9の操作を受け付け、駆動制御部31に提供する。駆動制御部31は、操作スイッチ9のオン操作に応じてモータ4に電力を供給して、駆動部3の動作を制御する。上記したように実施形態の電動工具1において、ユーザは作業開始前に、トルク管理のためのパラメータ値を設定しており、駆動制御部31は、メモリ17に記憶されたパラメータ値にもとづいて、モータ4の回転を制御する。
電動工具1の電源がオン状態にあるとき、マイク12には、ユーザが発話した音声や、作業中に電動工具1により発生する動作音など、様々な音が入力される。制御部10は、マイク12に入力された音にもとづいて、電動工具1に関する様々な処理を実行可能とする。実施形態では、音声認識部35が、ユーザの発話を音声認識処理する機能を有し、制御部10における各機能は、マイク12に入力された音を音声認識部35が音声認識処理した結果にもとづいて、電動工具1に関する処理を実行可能とする。つまりユーザは、マイク12に向かって発話することで、様々な処理を制御部10に実行させることができる。
<音声認識処理>
音声認識部35は、ユーザによる音声入力を実現するために重要な役割を果たすが、他の構成要素と比較して、その消費電力は大きい。電動工具1はバッテリ18で駆動されるため、無用な電力消費は好ましくない。また音声認識部35による音声認識機能を常時オン(アクティブ)とすると、音声認識部35が無関係な音声を認識して、電動工具1がその認識音声に基づいて誤動作する事態も発生しうる。そこで実行機能判断部32は、電動工具1の状態を監視して、音声認識部35による音声認識機能を必要なときだけオンにするように、音声認識機能の実行可否を判断する。
図3は、音声認識機能の実行可否判断のフローチャートを示す。実行機能判断部32は、操作スイッチ9がオン状態にあるか否かを判断する(S10)。操作スイッチ9のオン状態は、ユーザが操作スイッチ9を操作している状態であり、操作スイッチ9のオフ状態は、ユーザが操作スイッチ9を操作していない状態である。
操作スイッチ9がオン状態にあるとき(S10のY)、実行機能判断部32は、音声認識機能をオフに設定する(S16)。音声認識機能がオフに設定されると、音声認識部35は、音声認識処理を行わない。操作スイッチ9がオン状態にあるとき、電動工具1からは、駆動部3の動作音が発生するが、その状況下で音声認識部35が音声認識処理を行っても、ユーザの発話を誤認識する可能性が高い。そこで無駄な電力消費を避けるために、操作スイッチ9がオン状態にあるとき、音声認識部35は音声認識処理を禁止される。
操作スイッチ9がオフ状態にあるとき(S10のN)、実行機能判断部32は、電動工具1がユーザにより把持されているか否かを判断する(S12)。実行機能判断部32は、モーションセンサ15のセンサ値から、電動工具1がユーザにより把持されているか否かを判断する。なおタッチセンサ16がグリップ部に設けられている場合、実行機能判断部32は、タッチセンサ16のセンサ値から、電動工具1がユーザにより把持されているか否かを判断してもよい。
電動工具1がユーザにより把持されていない状態にあるとき(S12のN)、実行機能判断部32は、音声認識機能をオフに設定する(S16)。実施形態の電動工具1は可搬式であり、使用時には必ずユーザにより把持された状態となる。ユーザにより把持されていないことは、電源オンの状態のまま、床や机などに置かれた状態にあることを示し、今後の使用予定があるかどうかは不明である。そのため実行機能判断部32は、電動工具1がユーザにより把持されていない状態にあるとき、無駄な電力消費を避けるために、音声認識機能をオフに設定するようにしている。つまり電動工具1がユーザにより把持されていなければ、音声認識部35は音声認識処理を行わない。
一方で、電動工具1がユーザにより把持された状態にあるとき(S12のY)、実行機能判断部32は、音声認識機能をオンに設定する(S14)。ユーザにより把持されていることは、電動工具1がこれから作業に使用される可能性が高いことを示すため、音声認識部35は、ユーザ発話の音声認識処理を行って、音声認識処理した結果を、制御部10の処理機能に対する音声入力として提供することが好ましい。
なお図3には、S10とS12の判断ステップを示したが、実行機能判断部32は、いずれか一方の判断ステップのみで音声認識機能の実行可否を判断して、音声認識部35の動作を制御してよい。実行機能判断部32がS10の判断ステップのみを用いた場合、音声認識部35は、操作スイッチ9がオン状態にあるとき、音声認識処理を行わず、操作スイッチ9がオフ状態にあるとき、音声認識処理を行う。たとえば実行機能判断部32は、操作スイッチ9がオフ状態になった後の所定時間(たとえば30秒間)だけ、音声認識機能をオンに設定してもよい。また実行機能判断部32がS12の判断ステップのみを用いた場合、音声認識部35は、電動工具1がユーザにより把持されていない状態にあるとき、音声認識処理を行わず、電動工具1がユーザにより把持された状態にあるとき、音声認識処理を行う。いずれにしても実行機能判断部32は、音声認識部35による不要な音声認識処理の機会を制限して、無駄な電力消費を抑制することが好ましい。
なお実行機能判断部32は、S12の判断ステップに、さらに追加的な判断ステップを採用して、音声認識機能の実行可否を判断してもよい。たとえば実行機能判断部32は、電動工具1がユーザにより把持されており、且つ、電動工具1が所定の姿勢をとるとき、または所定の動きをさせられるときに、音声認識機能をオンに設定してよい。所定の姿勢とは、たとえば先端工具側を上に向けた姿勢であってよく、所定の動きとは、たとえば空中に電動工具1で円を描くような動きであってよい。所定の姿勢または動きは、音声認識機能をオンに設定するためにユーザによって意識的に行われるものであり、音声認識部35は、電動工具1が所定の姿勢をとり、または所定の動きをさせられるときに、音声認識処理を行えるように構成されてよい。
実行機能判断部32は、電動工具1が所定の姿勢をとった後または所定の動きをさせられた後の所定時間(たとえば30秒間)だけ、音声認識機能をオンに設定してもよい。この仕組みは、音声認識部35の音声認識機能がオンとなる時間を大幅に制限でき、電力消費の抑制に寄与する。
以上のようにして実行機能判断部32は、音声認識部35による音声認識機能のオンオフを管理する。以下、音声認識部35が、マイク12に入力された音を音声認識処理した結果にもとづいて、制御部10の処理機能が、電動工具1に関する処理を実行する例を示す。
図2に示すように制御部10は様々な処理機能を有しているため、ユーザは、処理機能を特定する情報を発話して処理機能を呼び出した後に、処理機能に対して処理させる内容を発話する。たとえばユーザがパラメータ値の設定を行う場合、ユーザは、「パラメータを設定」と、パラメータ処理部37を起動するための起動ワードを発話する。またユーザが、作業情報の履歴を登録する場合、ユーザは、「作業情報を登録」と、作業情報処理部40を起動するための起動ワードを発話する。実施形態では、このようにユーザが、制御部10の処理機能を特定する情報を発話して、対応する処理機能を起動させた後に、処理内容を発話する。
制御部10では、音声認識部35が、ユーザの発話を音声認識処理によりテキストデータに変換し、入力受付部36が、テキストデータを、ユーザによる音声入力として受け付ける。入力受付部36は、処理機能の起動前に受け付けた起動ワードのテキストデータを、実行機能判断部32に提供する。実行機能判断部32は、起動ワードのテキストデータから、起動する処理機能を特定する。たとえばテキストデータが「パラメータを設定」であれば、実行機能判断部32は、パラメータ処理部37を起動する。テキストデータが「作業情報を登録」であれば、実行機能判断部32は作業情報処理部40を起動する。またテキストデータが「ユーザ認証を行います」であれば、実行機能判断部32はユーザ認証部39を起動する。起動ワードと、起動する処理機能との対応関係は、メモリ17に記憶されており、実行機能判断部32は、メモリ17に記憶された対応関係を参照して、実行する処理機能を特定する。
起動ワードに対応する処理機能の起動後、入力受付部36は、テキストデータを音声認識部35から受け付けると、起動された処理機能に、テキストデータを提供する。これにより処理機能は、ユーザによる音声入力を受け取り、対応する処理を実行する。以下、起動ワードにより処理機能が起動している状態で、処理機能が、ユーザの音声入力を処理する例を説明する。
<パラメータ値の設定処理>
ユーザは電動工具1に、トルク管理の目的で、駆動部3の動作を制御するためのパラメータ値を設定する。電動工具1がインパクト回転工具である場合、ユーザは「着座判定レベル」と「トルク設定段数」を設定する。ユーザがパラメータ値を発話すると、入力受付部36は、音声認識部35が音声認識処理した結果として、パラメータ値のテキストデータを受け付け、パラメータ処理部37に提供する。
パラメータ処理部37は、メモリ17に記憶されているパラメータ値を、入力受付部36から提供されたパラメータ値で上書き更新する。これによりパラメータ処理部37は、入力受付部36から提供されたパラメータ値を、駆動制御部31がモータ4の駆動制御に用いるパラメータ値として設定する。
以上のようにパラメータ処理部37は、音声認識部35により音声認識処理された結果にもとづいて、トルク管理のためのパラメータ値を設定する。パラメータ値はモータ4の駆動制御に反映されるため、電動工具1の状態によっては、パラメータ値を更新することが適切でないこともある。そこで実行機能判断部32は、電動工具1の状態を監視して、パラメータ処理部37によるパラメータ設定機能の実行可否を判断する。
図4は、パラメータ値の設定機能の実行可否判断のフローチャートを示す。なお図3に、音声認識機能の実行可否判断のフローチャートを示したが、実行機能判断部32は、図3に示す音声認識機能の実行可否判断と、図4に示すパラメータ設定機能の実行可否判断とを、別個の判断処理として実施する。なお実施形態では、実行機能判断部32が、音声認識機能とパラメータ設定機能の両方の実行可否判断を行うが、別の例では、どちらか一方の実行可否判断のみを行ってもよい。
実行機能判断部32は、操作スイッチ9がオン状態にあるか否かを判断する(S20)。操作スイッチ9がオン状態にあるとき(S20のY)、実行機能判断部32は、パラメータ設定機能をオフに設定する(S26)。パラメータ設定機能がオフに設定されると、パラメータ処理部37は、パラメータ値の設定処理を行わない。操作スイッチ9がオン状態にあるとき、駆動制御部31は、メモリ17に登録されたパラメータ値にもとづいて、モータ4を駆動制御しており、使用しているパラメータ値を、モータ4の駆動中に変更することは好ましくない。そこで操作スイッチ9がオン状態にあるとき、パラメータ処理部37は、パラメータ値の設定処理を禁止される。
操作スイッチ9がオフ状態にあるとき(S20のN)、実行機能判断部32は、電動工具1がユーザにより把持されているか否かを判断する(S22)。実行機能判断部32は、モーションセンサ15のセンサ値またはタッチセンサ16のセンサ値から、電動工具1がユーザにより把持されているか否かを判断してよい。
電動工具1がユーザにより把持されていない状態にあるとき(S22のN)、実行機能判断部32は、パラメータ設定機能をオフに設定する(S26)。実施形態では、ユーザが電動工具1を把持していることを、当該電動工具1におけるパラメータ値を発話音声によって変更するための条件とし、したがって電動工具1がユーザにより把持されていなければ、パラメータ処理部37はパラメータ値の設定処理を行わない。
一方で、電動工具1がユーザにより把持された状態にあるとき(S22のY)、実行機能判断部32は、パラメータ設定機能をオンに設定する(S24)。ユーザにより把持されていることは、電動工具1がこれから作業に使用される可能性が高いことを示す。そこでパラメータ処理部37は、入力受付部36から提供されたパラメータ値をメモリ17に登録して、これからのモータ駆動制御のパラメータ値として利用されるようにする。なおパラメータ処理部37がパラメータ値をメモリ17に登録する際に、操作スイッチ9がオン操作されると、駆動部3は、操作スイッチ9のオン操作を無視して、駆動部3を動作させない。
なお図4には、S20とS22の判断ステップを示したが、実行機能判断部32は、いずれか一方の判断ステップのみでパラメータ設定機能の実行可否を判断して、パラメータ処理部37の動作を制御してよい。実行機能判断部32がS20の判断ステップのみを用いた場合、パラメータ処理部37は、操作スイッチ9がオン状態にあるとき、パラメータ値の設定処理を行わず、操作スイッチ9がオフ状態にあるとき、パラメータ値の設定処理を行う。また実行機能判断部32がS22の判断ステップのみを用いた場合、パラメータ処理部37は、電動工具1がユーザにより把持されていない状態にあるとき、パラメータ値の設定処理を行わず、電動工具1がユーザにより把持された状態にあるとき、パラメータ値の設定処理を行う。このように実行機能判断部32は、パラメータ設定機能が適切なタイミングで実行されるように、パラメータ処理部37によるパラメータ設定機能の実行可否を判断する。
ユーザは、パラメータ値の設定の際に、パラメータ値を発話し、パラメータ処理部37は、入力受付部36から提供されるパラメータ値にもとづいて、パラメータ値を設定する。ここではユーザが、9つの着座判定レベルの選択肢(L1〜L9)のうちの1つを発話し、100のトルク設定段数の選択肢(N00〜N99)のうちの1つを発話する。ユーザが「L5 N50」と発話した場合、パラメータ処理部37は、「L5 N50」の音声入力にもとづいて、パラメータ値をメモリ17に設定する。
なおユーザは、パラメータ値の設定の際に、作業に関する情報を発話し、パラメータ処理部37は、入力受付部36から提供される、作業に関する情報にもとづいて、パラメータ値を設定してもよい。たとえばメモリ17において、作業場所の情報に、作業内容に応じたパラメータ値が対応付けられて記憶されている場合、ユーザは、作業場所の情報を発話する。このときパラメータ処理部37は、メモリ17から、作業場所に対応付けられたパラメータ値を取得して、取得したパラメータ値を設定できる。またメモリ17において、ねじ径やねじ長などの作業対象を特定する情報に、パラメータ値が対応付けられて記憶されている場合、ユーザは、作業対象を特定する情報を発話する。このときパラメータ処理部37は、メモリ17から、作業対象に対応付けられたパラメータ値を取得して、取得したパラメータ値を設定できる。このようにメモリ17に、作業に関する情報に関連づけてパラメータ値が登録されていれば、ユーザは、作業に関する情報を発話することで、作業内容に応じたパラメータ値を電動工具1に設定できる。
なおパラメータ処理部37は、入力受付部36から音声認識処理したテキストデータを提供されると、すぐにパラメータ値を設定するのではなく、ユーザにパラメータ値を変更することを情報出力部11を介して通知することが好ましい。情報出力部11は、更新するパラメータ値に関する情報を、スピーカから音声出力してよく、ディスプレイから画面出力してもよい。ユーザは、パラメータ値に関する情報の通知を受けると、同意する場合には、その旨を発話し、パラメータ処理部37は、入力受付部36から、ユーザが同意したことを示すテキストデータを取得する。パラメータ処理部37は、このテキストデータの取得後、パラメータ値を変更する。なおユーザによる同意の意思表示は、タッチセンサ16に対して所定のタッチ操作を行うことで、入力受付部36によって受け付けられてもよい。
このようにパラメータ処理部37は、情報出力部11を介してユーザにパラメータ値を設定することを通知して、ユーザからの同意を得た後に、パラメータ値の設定処理を行うことが好ましい。これによりユーザは、パラメータ値が変更される前に、これからパラメータ値が変更されることを認識できる。なお、音声認識部35による誤認識によって、通知されたパラメータ値が発話したパラメータ値と異なっていれば、ユーザは、正しいパラメータ値を発話し直せばよい。
<作業情報の記憶に関する処理>
作業のトレーサビリティを実現するために、ユーザは、作業に関する情報を発話して、作業に関する情報を、メモリ17に記録させる。ユーザが作業に関する情報として、作業場所を発話すると、作業情報処理部40は、入力受付部36から作業場所のテキストデータを提供されて、作業場所を示す情報をメモリ17に記憶する。
作業情報処理部40は、センサ14から、作業結果を示す情報を取得する。この例でセンサ14は、トルク計測センサを備え、作業情報処理部40は、作業結果を示す情報として、トルク計測センサで計測された作業対象の締付トルク値を取得する。作業情報処理部40は、全ての作業対象の締付トルク値をセンサ14から取得して、作業結果を示す情報としてメモリ17に記憶する。このとき作業情報処理部40は、作業のトレーサビリティを実現するために、作業場所を示す情報と作業結果を示す情報とを関連づけてメモリ17に記憶する。この情報は、作業場所における作業が適切に実施されたか判断するために利用可能である。
作業情報処理部40は、関連づけた作業場所を示す情報と作業結果を示す情報とを、通信部13から外部のサーバに送信させてもよい。外部サーバで、各作業場所における作業結果を集約することで、作業場所ごとに適切な作業が実施されたかを判断することが可能となる。
<ユーザ認証に関する処理>
不正な使用を防止するために、実施形態の電動工具1は、ユーザの発話を利用するユーザ認証機能を備えてよい。たとえばメモリ17には、認証用のパスワードが登録されており、ユーザは、電動工具1に設定されているパスワードを発話する。ユーザ認証部39は、発話されたパスワードのテキストデータを入力受付部36から提供され、メモリ17に登録されているパスワードと比較する。このときパスワードが一致していれば、ユーザ認証部39は、発話したユーザが適正なユーザであることを認証して、そのユーザが電動工具1を使用できるようにする。一方で、パスワードが一致していなければ、ユーザ認証部39は、発話したユーザが適正なユーザであることを認証しないため、そのユーザの工具使用を許可しない。
以上、音声認識部35による音声認識処理の結果を利用した処理機能の動作について説明した。以下では、音分析部34による音分析結果を利用した処理機能の動作について説明する。
電動工具1では、音分析部34による音分析結果を用いたユーザ認証も実行できる。この場合、メモリ17には、電動工具1の登録ユーザの声紋データが記憶される。音分析部34は、発話したユーザ音声の周波数分析を行い、ユーザ認証部39は、メモリ17に記憶された登録ユーザの声紋データと比較することで、発話したユーザが登録ユーザであるか判定する。電動工具1がユーザ認証機能を有することで、認証されないユーザは、電動工具1を使用できないため、電動工具1の盗難リスクを低減できる。
<動作音の分析>
電動工具1は、マイク12に入力された電動工具1の動作音を分析して、電動工具1の状態を自己判断する判断機能を有してよい。音分析部34は、電動工具1の動作音の周波数分析を行い、工具状態判断部38は、分析された周波数特性と、電動工具1の動作音の基準周波数特性と比較する。基準周波数特性は、たとえば出荷時の電動工具1で生じる動作音の周波数特性であって、メモリ17に登録されている。工具状態判断部38は、分析された周波数特性に、基準周波数特性には存在しない周波数成分が生じているような場合に、駆動部3の異常や消耗などを判断する。工具状態判断部38は、異常等の発生を判断すると、情報出力部11を介して、ユーザに通知することが好ましい。
工具状態判断部38は、操作スイッチ9がオン状態にあるときに、動作音にもとづく状態判断機能を実行し、操作スイッチ9がオフ状態にあるときは、状態判断機能を実行しない。なお工具状態判断部38は、異常等の発生を判断すると、通信部13から外部のサーバに、異常等の発生を通知してもよい。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施形態では、電動工具1がマイク12および音処理部33を備えることを説明した。変形例では、マイク12は、通信機能を有する別の端末装置に設けられて、当該端末装置が、マイク12で集音した音信号を、電動工具1に送信してもよい。また当該端末装置が音処理部33の機能をさらに有して、マイク12で集音した音信号を処理した結果を、電動工具1に送信してもよい。これにより電動工具1における制御部10は、別の端末装置に設けられたマイク12に入力された音にもとづいて、電動工具1に関する処理を実行できる。端末装置は、マイクおよび無線通信モジュールを有するスマートフォンやタブレットなどの携帯型の端末装置であってよい。
実施形態では、ユーザが、処理機能の起動ワードを発話することで、実行機能判断部32が、対応する処理機能を起動することを説明した。変形例では、音処理部33が自然言語処理機能を有し、自然言語処理機能が、ユーザの発話を言語解析して、起動する処理機能を特定してもよい。この場合、ユーザは、特定の処理機能を起動する起動ワードを発話しなくてよく、実行機能判断部32が、ユーザの発話内容に応じて、処理機能を起動する。たとえばユーザが「L5 N50」と発話すると、自然言語処理機能が、パラメータに関する発話であることを特定し、実行機能判断部32が、パラメータ処理部37を起動してよい。
本発明の態様の概要は、次の通りである。
本発明のある態様の電動工具(1)は、ユーザが操作可能な操作スイッチ(9)と、先端工具を取付可能な出力軸(7)と、出力軸(7)を駆動する駆動部(3)と、操作スイッチ(9)の操作に応じて、駆動部(3)の動作を制御する制御部(10)と、を備える。制御部(10)は、マイク(12)に入力された音にもとづいて、当該電動工具(1)に関する処理を実行可能とする。
制御部(10)は、入力された音を音声認識処理した結果にもとづいて、当該電動工具(1)に関する処理を実行可能としてもよい。
制御部(10)は、操作スイッチ(9)がオン状態にあるとき、音声認識処理を行わず、操作スイッチ(9)がオフ状態にあるとき、音声認識処理を行ってよい。制御部(10)は、当該電動工具(1)がユーザにより把持されていない状態にあるとき、音声認識処理を行わず、当該電動工具(1)がユーザにより把持された状態にあるとき、音声認識処理を行ってよい。制御部(10)は、当該電動工具(1)がユーザにより把持されて、所定の姿勢をとるとき、または所定の動きをさせられるとき、音声認識処理を行ってよい。
制御部(10)は、入力された音を音声認識処理した結果にもとづいて、駆動部(3)の動作を制御するためのパラメータ値を設定してよい。制御部(10)は、作業に関する情報にもとづいて、パラメータ値を設定してよい。
制御部(10)は、操作スイッチ(9)がオン状態にあるとき、パラメータ値の設定を行わず、操作スイッチ(9)がオフ状態にあるとき、パラメータ値の設定を行ってよい。制御部(10)は、当該電動工具(1)がユーザにより把持されていない状態にあるとき、パラメータ値の設定を行わず、当該電動工具(1)がユーザにより把持された状態にあるとき、パラメータ値の設定を行ってよい。制御部(10)は、ユーザにパラメータ値を設定することを通知した後に、パラメータ値の設定を行ってよい。
制御部(10)は、作業場所を示す情報の入力を受け付けて、作業場所を示す情報と作業結果を示す情報とを関連付けて記憶してよい。制御部(10)は、関連づけられた作業場所を示す情報と作業結果を示す情報を、外部に送信させてよい。制御部(10)は、マイク(12)に入力された動作音を分析して、当該電動工具(1)の状態を判断する判断機能を有してもよい。判断機能は、操作スイッチ(9)がオン状態にあるときに実行されてよい。制御部(10)は、マイク(12)に入力された音にもとづくユーザ認証機能を有してよい。
1・・・電動工具、3・・・駆動部、4・・・モータ、7・・・出力軸、9・・・操作スイッチ、10・・・制御部、11・・・情報出力部、12・・・マイク、17・・・メモリ、18・・・バッテリ、32・・・実行機能判断部、33・・・音処理部、34・・・音分析部、35・・・音声認識部、36・・・入力受付部、37・・・パラメータ処理部、38・・・工具状態判断部、39・・・ユーザ認証部、40・・・作業情報処理部。

Claims (14)

  1. ユーザが操作可能な操作スイッチと、
    先端工具を取付可能な出力軸と、
    前記出力軸を駆動する駆動部と、
    前記操作スイッチの操作に応じて、前記駆動部の動作を制御する制御部と、を備えた電動工具であって、
    前記制御部は、マイクに入力された音にもとづいて、当該電動工具に関する処理を実行可能とする、
    ことを特徴とする電動工具。
  2. 前記制御部は、入力された音を音声認識処理した結果にもとづいて、当該電動工具に関する処理を実行可能とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記制御部は、前記操作スイッチがオン状態にあるとき、音声認識処理を行わず、前記操作スイッチがオフ状態にあるとき、音声認識処理を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
  4. 前記制御部は、当該電動工具がユーザにより把持されていない状態にあるとき、音声認識処理を行わず、当該電動工具がユーザにより把持された状態にあるとき、音声認識処理を行う、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の電動工具。
  5. 前記制御部は、当該電動工具がユーザにより把持されて、所定の姿勢をとるとき、または所定の動きをさせられるとき、音声認識処理を行う、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電動工具。
  6. 前記制御部は、入力された音を音声認識処理した結果にもとづいて、前記駆動部の動作を制御するためのパラメータ値を設定する、
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の電動工具。
  7. 前記制御部は、作業に関する情報にもとづいて、パラメータ値を設定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の電動工具。
  8. 前記制御部は、前記操作スイッチがオン状態にあるとき、パラメータ値の設定を行わず、前記操作スイッチがオフ状態にあるとき、パラメータ値の設定を行う、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の電動工具。
  9. 前記制御部は、当該電動工具がユーザにより把持されていない状態にあるとき、パラメータ値の設定を行わず、当該電動工具がユーザにより把持された状態にあるとき、パラメータ値の設定を行う、
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の電動工具。
  10. 前記制御部は、ユーザにパラメータ値を設定することを通知した後に、パラメータ値の設定を行う、
    ことを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の電動工具。
  11. 前記制御部は、作業場所を示す情報の入力を受け付けて、作業場所を示す情報と作業結果を示す情報とを関連付けて記憶する、
    ことを特徴とする請求項2から10のいずれかに記載の電動工具。
  12. 前記制御部は、関連づけられた作業場所を示す情報と作業結果を示す情報を、外部に送信させる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の電動工具。
  13. 前記制御部は、マイクに入力された動作音を分析して、当該電動工具の状態を判断する判断機能を有し、
    前記判断機能は、前記操作スイッチがオン状態にあるときに実行される、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の電動工具。
  14. 前記制御部は、マイクに入力された音にもとづくユーザ認証機能を有する、
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の電動工具。
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