JP2019181093A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2019181093A
JP2019181093A JP2018079503A JP2018079503A JP2019181093A JP 2019181093 A JP2019181093 A JP 2019181093A JP 2018079503 A JP2018079503 A JP 2018079503A JP 2018079503 A JP2018079503 A JP 2018079503A JP 2019181093 A JP2019181093 A JP 2019181093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
water
tub
washing tub
heating device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018079503A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6967706B2 (ja
Inventor
吉永 健実
Takemi Yoshinaga
健実 吉永
真銅 勝利
Katsutoshi Shindo
勝利 真銅
茉実 櫛田
Mami Kushida
茉実 櫛田
中村 利幸
Toshiyuki Nakamura
利幸 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018079503A priority Critical patent/JP6967706B2/ja
Publication of JP2019181093A publication Critical patent/JP2019181093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6967706B2 publication Critical patent/JP6967706B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】洗濯槽内の洗濯液を均一に温めることができ、洗いやすすぎ性能のムラを軽減する。【解決手段】筐体1と、筐体1内に配設される水槽5と、水槽5内に回転自在に配設される洗濯槽7と、水槽5の内部底部に回転自在に配設されるパルセータ8と、洗濯槽7及びパルセータ8を回転駆動するモータ9と、洗濯槽7内の水を循環できるように洗濯槽7に接続される循環路28と、循環路28に水の流れを形成する循環ポンプ27と、水槽5内に配設され、洗濯液を加熱する加熱装置19と、モータ9、循環ポンプ27、加熱装置19を制御する制御装置33と、を備え、制御装置33は、循環ポンプ27と加熱装置19とを同時に動作する。【選択図】図2

Description

本発明は、温水を用いて衣類等を洗濯する洗濯機に関する。
従来、この種洗濯機として、洗濯液を昇温させることにより、汚れを落としやすくする洗濯機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、従来の洗濯機の断面図である。図10において、水槽63に水を供給する給水口62と、給水口62から水槽63に至る給水経路を主水路64とバイパス経路65に分岐する切換弁66とを備え、バイパス経路65の途中に加熱器67を設けている。
しかしながら、この構成では、加熱した洗濯液を水槽63に供給する流路が複雑となる問題点があった。
特開2006−43100号公報
しかしながら、この構成では、加熱した洗濯液を水槽63に供給する流路が複雑となる問題点があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、構造を簡素化し得る洗濯機を提供することを課題とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、筐体と、前記筐体内に配設される水槽と、前記水槽内に回転自在に配設される洗濯槽と、前記水槽の内部底部に回転自在に配設されるパルセータと、前記洗濯槽及び前記パルセータを回転駆動するモータと、前記洗濯槽内の水を循環できるように前記洗濯槽に接続される循環路と、前記循環路に水の流れを形成する循環ポンプと、前記水槽内に配設され、洗濯液を加熱する加熱装置と、前記駆動手段、前記循環ポンプ、前記加熱装置を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記循環ポンプと前記加熱装置とを同時に動作するものである。
これによって、洗濯槽内の洗濯液を均一に温めることができ、洗いやすすぎ性能のムラを軽減し得る洗濯機を提供することができる。
本発明の洗濯機は、洗濯槽内の洗濯液の温度差を低減でき、洗いやすすぎ性能のムラを抑制し得る洗濯機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の扉体を取り外した状態の背面側から見た斜視図 同洗濯機の断面図 同洗濯機の洗濯液の循環状態を示す断面図 同洗濯機の水槽を上方から見た平面図 同洗濯機の要部拡大平面図 同洗濯機の要部拡大断面図 同洗濯機の水槽を上方から見た斜視図 本発明の実施の形態2における洗濯機の水槽を上方から見た要部拡大平面図 同洗濯機の要部拡大断面図 従来の洗濯機の断面図
第1の発明は、筐体と、前記筐体内に配設される水槽と、前記水槽内に回転自在に配設される洗濯槽と、前記水槽の内部底部に回転自在に配設されるパルセータと、前記洗濯槽及び前記パルセータを回転駆動するモータと、前記洗濯槽内の水を循環できるように前記洗濯槽に接続される循環路と、前記循環路に水の流れを形成する循環ポンプと、前記水槽内に配設され、洗濯液を加熱する加熱装置と、前記駆動手段、前記循環ポンプ、前記加熱装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記循環ポンプと前記加熱装置とを同時に動作するものである。
これにより、前記洗濯槽の底部にある温度が低い洗濯液を前記循環ポンプで循環して注水口から前記洗濯槽内に供給する。このことにより、前記洗濯槽内の上部と下部の洗濯水が混ざり、均一に昇温することができる。
第2の発明は、第1の発明の制御装置は、前記洗濯槽内の水の量が所定量より多い時は、前記循環ポンプと前記加熱装置を同時に動作し、前記洗濯槽内の水の量が所定量より少ない時は、前記加熱装置をのみを動作するものである。
これにより、洗濯槽内の洗濯液の量が所定量より多い時には、加熱装置と循環ポンプを同時に作動することで、洗濯槽内の上部と下部の洗濯水が混ざり、均一に昇温することができる。また、洗濯槽内の洗濯液の量が所定量より少ない時には、加熱装置のみを動作することで、無駄な電力を使用することなく、洗濯水の温度を均一に昇温することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明の制御装置は、前記洗濯槽内の衣類の量が所定量より多い時は前記循環ポンプと前記加熱装置を同時に動作し、前記洗濯槽内の衣類の量が所定量より少ない時は前記加熱装置のみを動作するものである。
これにより、洗濯槽内の衣類の量が所定量より多い時には、加熱装置と循環ポンプを同時に作動することで、洗濯槽内の上部と下部の衣類に含まれる洗濯液の温度を均一にすることができる。また、洗濯槽内の衣類の量が所定量より少ない時には、加熱装置のみを動作することで、無駄な電力を使用することなく、衣類に含まれる洗濯水の温度を均一に昇温することができる。
第4の発明は、前記洗濯槽内の中間部に位置する吐出口を有し、第1から第3のいずれかの発明の制御装置は、前記洗濯槽内の水の量が所定量より少ない時は、前記加熱装置を通電した後に前記パルセータのみを動作し、前記洗濯槽内の水の量が所定量より多い時は、前記加熱装置の通電と同時に前記循環ポンプを動作するものである。
これにより、洗濯槽内の洗濯液の量が所定量より少ない時には、加熱装置を動作させた後にパルセータのみを動作することで、無駄な電力を使用することなく、均一に昇温することができる。また、洗濯槽内の洗濯液の量が所定量より多い時には、加熱装置と循環ポンプを同時に作動することで、洗濯槽内の上部と下部の洗濯水が混ざり、均一に昇温する
ことができる。
第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の制御装置は、前記洗濯槽内の衣類の量が所定量より少ない時は、前記加熱装置を通電した後に前記パルセータを動作し、前記洗濯槽内の衣類の量が所定量より多い時は、前記加熱装置の通電と同時に前記循環ポンプを動作するものである。
これにより、洗濯槽内の衣類の量が所定量より少ない時には、加熱装置を動作させた後に前記パルセータのみを動作することで、無駄な電力を使用することなく、均一に昇温することができる。また、洗濯槽内の衣類の量が所定量より多い時には、加熱装置と循環ポンプを同時に作動することで、洗濯槽内の上部と下部の洗濯水が混ざり、均一に昇温することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態における洗濯機の背面から見た分解斜視図、図2は、同洗濯機の縦断面図である。
筐体1は、前面、両側面及び背面を有するロ字状に形成され、背面側に開口2を形成し、開口2を扉体3により開閉可能に閉塞している。扉体3を取り外すことにより、開口2から筐体1内部を臨むことができる。
本実施の形態では、筐体1の背面側に開口2を形成しているので、開口2を介して筐体1内部をメンテナンスできる位置まで筐体1を回動させ、筐体1内部のメンテナンスを行なう。扉体3は、背面に配置することにより、洗濯機の設置時に、使用者の視界に入ることがなく、美観を損なうことがない。
本実施の形態では、筐体1の背面側に開口2を形成したが、側面に形成してもよい。側面に形成すると、メンテナンス時に筐体1の移動量を少なくすることができ、点検作業性を向上することができる。
筐体1の上方には、上部ケース4が装着される。筐体1及び上部ケース4により囲まれる空間には、難燃性の合成樹脂にて形成される有底円筒状の水槽5が支持され、水槽5の中心軸には、回転軸6が配設されている。水槽5内には、回転軸6に連結される洗濯槽7が内装され、洗濯槽7底部には、回転軸6に連結されるパルセータ8が配設されている。水槽5の下方には、モータ9が配設され、モータ9に回転軸6が連結され、モータ9により洗濯槽7とパルセータ8が回転駆動される。
水槽5の上面には、洗濯槽7内に洗濯物を投入するための投入口10が形成され、投入口10は、蓋体11により開閉自在に閉塞される。上部ケース4には、洗濯槽7内に洗濯物を投入するための外投入口(図示せず)が形成され、外投入口は、外蓋12により開閉自在に閉塞される。
洗濯槽7は、耐食性を有する金属製、本実施の形態では、ステンレスからなる円筒状の側壁7aと、難燃性の合成樹脂からなる底壁7bとを備え、側壁7aと底壁7bとを一体的に固定して構成される。洗濯槽7は、側壁7aに多数の脱水孔13を設けると共に、上部には脱水振動低減用の環状の流体バランサー14を取り付けている。
洗濯槽7には、側壁7aの相対向する位置に循環水路カバー15が設けられ、洗濯槽7
の側面と循環水路カバー15との間に循環水路(図示せず)が形成されている。洗濯槽7には、一対の循環水路カバー15を装着することにより、相対向して2つの循環水路を形成している。循環水路カバー15及び循環水路は、洗濯槽7の回転時のアンバランスの発生を抑制するために、同一形状に形成することが好ましいが、必要に応じて形状を異ならせても良い。
循環水路カバー15には、洗濯槽7の中間部に対応する位置に吐出口16を形成している。吐出口16は、洗濯槽7の上部または中間部に対応する位置のどちらか一方もしくは両方に形成しても良い。
パルセータ8の下部には、羽根8aが一体に形成されており、モータ9がパルセータ8を回転すると、羽根8aの遠心力により洗濯水が外周側へ押し出されて、循環水路を循環し、循環水路の吐出口16から洗濯槽7内に洗濯液を吐出、散水する。
水槽5底部には、回転軸6を中心として略円弧状に凹部17が形成されており、水槽5底部は、凹部17に向かって漸次低くなるように傾斜して形成されている。凹部17には、凹部17の一端側に排水口18が形成されており、凹部17底面は、排水口18に向かって漸次低くなるように傾斜して形成されている。排水口18は、凹部17において、洗濯槽7の脱水時の回転方向の先行側の位置に形成されている。洗濯槽7の脱水時における回転方向は、洗濯槽7を上方から見た状態で、時計方向であり、図7に矢示するA方向である。
水槽5の凹部17には、加熱装置19が装着される取付部20が水槽5の凹部17底部から上方に向かって一体に膨出形成される。加熱装置19は、水槽5内に供給された洗濯水を加熱するためのものであり、ヒータにより構成している。
取付部20は、水槽5の側面から凹部17に亘って形成され、凹部17底面から上方に膨出形成されている。取付部20は、洗濯槽7の回転方向に対して略直交する第1の側面20aと、第1の側面20aに対して略直交する第2の側面20bを有している。第1の側面20aは、底面側から上方になるに従って洗濯槽7の回転方向側に向かって傾斜するように構成されている。第2の側面20bは、略垂直な平面状に形成され、第2の側面20bには、加熱装置19が水槽5の外側から挿入される開口部21が形成されている。
加熱装置19は、ヒータ線を蛇行状に形成し、両端部分を絶縁・断熱機能を有する取付板22に固定している。取付板22には、サーミスタにより構成される温度センサ23が装着されており、温度センサ23により加熱装置19の温度を検出している。温度センサ23は、ヒータ線の両端部分の略中央位置に配設され、加熱装置19の温度を正確に検出できるようにしている。取付板22の外周部分には、シール材(図示せず)が設けられ、取付板22がシール材により取付部20の第2の側面20bの開口部21周縁に水密に取り付けられる。
水槽5は、取付部20の開口部21が扉体3に対向する位置に位置するように筐体1に装着される。扉体3を開放すると、筐体1の開口2に取付部20の開口部21が臨み、開口部21に装着された加熱装置19のメンテナンスを行うことが可能となる。
加熱装置19の下方位置には、金属、本実施の形態では、ステンレスにより形成された遮熱板24が配設され、遮熱板24は、凹部17底面との間に隙間をあけた状態に固定される。加熱装置19と凹部17底面との間に遮熱板24を配設することにより、加熱装置19の発熱が直接凹部17に伝達されるのを抑制することができ、水槽5底部の熱劣化を抑制することができる。
加熱板25には、温度センサ23の上方位置に通孔25gを形成している。加熱装置19により加熱された洗濯液が通孔25gから上方に通過するため、温度センサ23周囲に加熱された洗濯液がとどまることがなく、温度センサ23が洗濯液の温度を正確に検出することができる。
凹部17の加熱装置19近傍には、遮熱板24と凹部17側壁との間に循環水口32が形成されている。循環水口32には、循環ポンプ27が接続され、循環ポンプ27には、循環路28の一端が接続される。循環路28は、水槽5の外部に配設され、循環路28の他端は、投入口10近傍に形成した注水口29に接続され、循環ポンプ27によって洗濯液を注水口29から洗濯槽7内の洗濯物に上方から供給する。
注水口29は、循環水路の吐出口16より上方に配置されている。循環ポンプ27による洗濯液の循環量は、循環水路の洗濯液の循環量より大きく設定している。これにより、注水口29から供給される洗濯液の量は多く、高い位置から供給されることになり、供給される洗濯液は、洗濯槽7内の洗濯物や洗濯液に当たって泡立ち、洗濯物を大量の泡で包み込んで汚れに作用し、洗浄性能を向上することができる。
上部ケース4の上面後部には、操作表示装置30が配設され、操作表示装置30を操作して各種運転コースを設定すると共に、設定された運転コース等を表示する。筐体1の開口2に臨む位置には、制御装置33が配設され、制御装置33により操作表示装置30で選択された運転コースを実行する。
本実施の形態では、制御装置33で実行する運転コースには、洗濯液を加熱して洗濯を行うコースと、洗濯液の非加熱状態で洗濯を行なうコースを設けている。
以上のように構成した洗濯機において、以下、その動作、作用を説明する。
外蓋12及び蓋体11を開き、投入口10から洗濯槽7内に洗濯物を投入して外蓋12及び蓋体11を閉じ、操作表示装置30の電源スイッチ(図示せず)を操作して電源を投入する。操作表示装置30により運転コース等を選択し、スタートスイッチ(図示せず)を操作して運転を開始させる。
運転が開始されると、投入された洗濯物の量を検知した後、給水手段(図示せず)が作動して給水が開始され、洗剤ケース(図示せず)に投入された洗剤と共に水槽5内に洗濯液が給水される。
水槽5内に所定量の洗濯液が貯留されると、循環ポンプ27が作動して注水口29から洗濯液が注水される(図3参照)。注水口29からの洗濯液は、高い位置から供給されるので、洗濯槽7内の洗濯物に当たって泡立ち、泡は洗濯物の繊維の奥まで浸透して、汚れを包み込み、汚れを浮かせて洗い落とす。
水槽5への給水量は、洗濯槽7内に投入された洗濯物の量に応じて設定され、水位センサー(図示せず)により所定の水位を検知すると給水を停止し、モータ9が駆動してパルセータ8を交互に正逆回転させる。パルセータ8の回転により洗濯槽7内の洗濯物を洗濯液と共に撹拌し、洗濯物を洗濯する。
洗い工程においても、循環ポンプ27の動作は継続される。泡立てた洗濯液を循環させて、泡を汚れに作用させ、効率よく汚れを落とすことができる。
洗い工程を所定時間継続し、洗いが終了すると、排水弁(図示せず)を開放し、排水を行なう。排水が終了すると、脱水を行なう。脱水は、洗濯槽7を一方向に、本実施の形態では、上方から見て洗濯槽7を時計方向に高速回転させることにより行なう。
脱水の後、給水手段を作動させて所定量の水を洗濯槽7に給水し、すすぎ工程を行い、さらに、脱水工程を行い、洗濯の各工程を終了する。
運転コースとして、洗濯液を加熱して洗濯を行うコースが選択された場合には、洗い工程において、洗濯液を加熱する加熱工程が行われる。運転が開始されると、投入された洗濯物の量を検知し、投入された洗濯物の量に応じて水槽5内へ給水される。給水とともに加熱装置19に通電され、水槽5内の洗濯液を加熱する。
加熱装置19により加熱された洗濯液は、上方に移動する。それに伴って温度が低い洗濯液は、洗濯槽7の下方に移動する。この時に、加熱装置19と循環ポンプ27を同時に作動し、洗濯槽7の底部の温度が低い洗濯液を循環ポンプ27で循環して注水口29から洗濯槽7内に供給する。このことにより、洗濯槽7内の上部と下部の洗濯液が混ざり、均一に昇温することができる。
洗濯槽7内の衣類の量が所定量より多い時には、洗濯槽7内の上部と下部との衣類に含まれる洗濯液の温度差は大きくなる。逆に、洗濯槽7内の衣類の量が所定量より少ない時には、洗濯槽7内の上部と下部との衣類に含まれる洗濯液の温度差は比較的小さくなる。
よって、洗濯槽7内の衣類の量が所定量より多い時には、加熱装置19と循環ポンプ27を同時に作動することで、洗濯槽7内の上部と下部の衣類に含まれる洗濯液の温度を均一にすることができる。一方、洗濯槽7内の衣類の量が所定量より少ない時には、加熱装置19のみを動作することで、無駄な電力を使用することなく、衣類に含まれる洗濯液の温度を均一に昇温することができる。
本実施の形態では、衣類の所定量は、種々実験の結果、洗濯・脱水容量の洗濯物の重量の約1/5程度としている。より具体的には、洗濯・脱水容量の重量が10Kg、12Kgの洗濯機を用いて実験しており、その結果、所定量を2Kgに設定している。
洗濯槽7内の洗濯液の量が所定量より多い時には、洗濯槽7内の上部と下部との洗濯液の温度差は更に大きくなる。逆に、洗濯槽7内の洗濯液の量が所定量より少ない時には、洗濯槽7内の上部と下部との洗濯液の温度差は比較的小さくなる。
よって、洗濯槽7内の洗濯液の量が所定量より多い時には、加熱装置19と循環ポンプ27を同時に作動する。これにより、洗濯槽7内の上部と下部の洗濯水が混ざり、均一に昇温することができる。一方、洗濯槽7内の洗濯液の量が所定量より少ない時には、加熱装置19のみを動作することで、無駄な電力を使用することなく、均一に昇温することができる。
本実施の形態では、洗濯液の所定量は、種々実験の結果、洗濯・脱水容量の洗濯物を洗濯する際に必要とする洗濯液の約1/4に設定している。より具体液には、洗濯・脱水容量の重量が10Kg、12Kgの洗濯機を用いて実験しており、その結果、所定量を30Lに設定している。
洗濯する衣類の量が少なく、洗濯に必要な洗濯液の量が少ない場合には、洗濯槽7内の洗濯液中の衣類の高さが吐出口16の高さよりも十分低く、パルセータ8を動作することで吐出口16から洗濯槽7内に洗濯液が吐出、散水される。
逆に、洗濯する衣類の量が多く、洗濯に必要な洗濯液の量が多い場合には、洗濯槽7内の洗濯液中の衣類が吐出口16の高さよりも十分高く、循環ポンプ27を動作させることで注水口29から洗濯槽7内に洗濯液が散水される。
よって、洗濯槽7内の衣類の量が少ない時には、加熱装置19を動作させた後にパルセータ8のみを動作することで、無駄な電力を使用することなく、均一に昇温することができる。また、洗濯槽7内の衣類の量が多い時には、加熱装置19と循環ポンプ27を同時に作動することで、洗濯槽7内の上部と下部の洗濯液が混ざり、均一に昇温することができる。
加熱工程においては、洗濯液が加熱装置19によって加熱され、洗濯に適した所定の温度、本実施の形態では、約15℃や約40℃に加熱される。
洗濯液が所定温度より少許低い一定温度に達すると、循環ポンプ27を作動し、洗濯液を循環して注水口29から洗濯物に供給させる。温めた洗濯液を循環させるので、粉末洗剤を効率よく溶かすことができ、粉末洗剤の溶け残りを抑制でき、洗濯効率を向上することができる。
注水口29から供給される洗濯液は、高い位置から洗濯物に供給されるので、洗濯物に当たって泡立ち、泡が洗濯物に浸透し、繊維の奥に付着した汚れを洗い流す。洗濯液は温められているので、洗剤の酵素が活性化し、洗浄力を向上することができる。
洗濯液が所定の温度に達すると、パルセータ8を交互に正逆回転させる。パルセータ8の回転により洗濯槽7内の洗濯物を洗濯水と共に撹拌し、洗濯物を洗濯する。洗濯液を加熱して撹拌するので、粉末洗剤の溶け残りを抑制することができる。この状態においても循環ポンプ27の動作を継続し、洗浄効率を向上させる。
パルセータ8が回転すると、洗濯液が羽根8aの回転による遠心力でから外周側へ押しやられ、循環水路を上昇し、吐出口16から洗濯槽7内の洗濯物に向かって散水される。
吐出口16から洗濯物に散水される洗濯液は、所定の温度に加熱されているため、洗剤中の酵素が活性化して洗濯物の繊維に染み付いた汚れを効率よく洗浄することができる。
温水による洗い工程が終了すると、排水弁(図示せず)を開放し、排水を行なう。排水が終了すると、脱水を行なう。脱水は、洗濯槽7を一方向に、本実施の形態では、上方から見て洗濯槽7を時計方向に高速回転させることにより行なう。
脱水の後、給水手段を作動させて所定量の水を洗濯槽7に給水し、すすぎ工程を行い、さらに、脱水工程を行い、洗濯の各工程を終了する。
脱水工程においては、洗濯槽7を上方から見て時計方向に高速回転させて行う。洗濯槽7の回転により、水槽5内に図7に示す矢印A方向に気流が発生し、脱水された洗濯液が気流と共に流れる。
取付部20の第1の側面20aは、上方になるに従って洗濯槽7の回転方向側に傾斜しているので、洗濯槽7の回転に伴う流れは、第1の側面20aの傾斜に沿って導かれる。第1の側面20aが傾斜しているので、洗濯槽7の回転に伴う流れが遮られるのが抑制され、乱流の発生が抑制され、振動の発生が抑制される。
第2の側面20bは、加熱装置19を装着するために略垂直に形成されているが、第1の側面20aよりも洗濯槽7の回転に伴う流れの下流側に位置するため、流れを妨げることがなく、乱流を発生させることがない。
水槽5底面は、凹部17に向かって傾斜し、凹部17底面は、排水口18に向かって傾斜している。排水工程において、水槽5内の洗濯液は、排水口18に向かって流れる。加熱装置19は、排水口18から離間した位置に配設しているので、水槽5内の回転軸6に対して加熱装置19と対向する位置の洗濯液は、加熱装置19を介することなく排水口18から流出する。加熱装置19を経由する洗濯液の量が減少するため、洗濯液に含まれるリントが加熱装置19に付着するのが抑制される。
加熱装置19に不具合が生じた場合など、加熱装置19のメンテナンスが必要な場合には、洗濯機を扉体3が臨む位置まで回転させ、筐体1から扉体3を取り外す。加熱装置19は、扉体3を取り外した開口2に臨む位置に配設されているため、扉体3を取り外すことにより加熱装置19を視認することが可能となる。
加熱装置19の両端の端子から配線を取り外し、固定ねじ(図示せず)を取り外すことにより加熱装置19を水槽5から取り外すことが可能となる。加熱装置19を水槽5から引き抜き、メンテナンスを行なうことができる。加熱装置19を新たな加熱装置19に交換する場合には、新たな加熱装置19を水槽5の取付部20の開口部21に挿入し、固定ねじを螺合して、加熱装置19を水槽5に固定し、加熱装置19の端子に配線を取り付ける。扉体3を筐体1に取り付け、洗濯機を元の位置に戻すことによりメンテナンスが完了する。
水槽5底面は、排水口18に向かって漸次低くなるように傾斜し、水槽5底面は、凹部17の底面も含めて、外周側が最も高くなるように形成されている。水槽5底面には、裏面側に、凹部17の裏面も含めて補強リブ31を形成している。凹部17裏面の外周側を高くすることにより、凹部17裏面に位置する補強リブ31の高さを高く形成することができ、凹部17の強度を向上することができる。
加熱装置19は、水槽5底面と略平行に装着されており、水平面に対して排水口18側が低くなるように傾斜して配置されている。加熱装置19が水槽5底面と略平行に配置されているので、排水口18に向かって流れる排水の抵抗になりにくく、排水中に含まれるリントが加熱装置19に絡みつくのを抑制することができる。
本実施の形態では、開口2を筐体1の背面側に形成したが、筐体1の側面に形成し、加熱装置19を筐体1側面の開口2に臨ませてもよく、開口2を筐体1の前面に形成し、加熱装置19を筐体1前面の開口2に臨ませても良い。
開口2を筐体1の側面、あるいは前面に配設することにより、メンテナンス時の洗濯機の移動量を低減でき、作業性を向上することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗濯槽内の洗濯液を均一に温めることができ、洗いやすすぎ性能のムラを軽減することができるので、洗濯乾燥機、業務用洗濯機等の用途にも適用できる。
1 筐体
2 開口
3 扉体
5 水槽
7 洗濯槽
8 パルセータ
9 モータ
17 凹部
19 加熱装置
20 取付部
20a 第1の側面
20b 第2の側面
21 開口部
23 温度センサ
24 遮熱板
25 加熱板
27 循環ポンプ
28 循環路
29 注水口
33 制御装置

Claims (5)

  1. 筐体と、前記筐体内に配設される水槽と、前記水槽内に回転自在に配設される洗濯槽と、前記洗濯槽の内部底部に回転自在に配設されるパルセータと、前記洗濯槽及び前記パルセータを回転駆動するモータと、前記洗濯槽内の洗濯液を循環する循環路と、前記循環路に洗濯液の流れを形成する循環ポンプと、前記水槽内に配設され、洗濯液を加熱する加熱装置と、前記モータ、前記循環ポンプ、前記加熱装置を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記循環ポンプと前記加熱装置とを同時に動作することを特徴とする洗濯機。
  2. 前記制御装置は、前記洗濯槽内の水の量が所定量より多い時は、前記循環ポンプと前記加熱装置を同時に動作し、前記洗濯槽内の水の量が所定量より少ない時は、前記加熱装置をのみを動作することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記制御装置は、前記洗濯槽内の衣類の量が所定量より多い時は、前記循環ポンプと前記加熱装置を同時に動作し、前記洗濯槽内の衣類量が所定の量より少ない時は、前記加熱装置のみを動作することを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 前記洗濯槽の中間部に位置する吐出口を有し、前記制御装置は、前記洗濯槽内の水の量が所定量より少ない時は、前記加熱装置を通電した後に前記パルセータのみを動作し、前記洗濯槽内の水の量が所定量より多い時は、前記加熱装置の通電と同時に前記循環ポンプを動作することを特徴とする請求項1〜3記載の洗濯機。
  5. 前記制御装置は、前記洗濯槽内の衣類の量が所定の量より少ない時は、前記加熱装置を通電した後に前記パルセータを動作し、前記洗濯槽内の衣類の量が所定量より多い時は、前記加熱装置の通電と同時に前記循環ポンプを動作することを特徴とする請求項1〜4記載の洗濯機。
JP2018079503A 2018-04-18 2018-04-18 洗濯機 Active JP6967706B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018079503A JP6967706B2 (ja) 2018-04-18 2018-04-18 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018079503A JP6967706B2 (ja) 2018-04-18 2018-04-18 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019181093A true JP2019181093A (ja) 2019-10-24
JP6967706B2 JP6967706B2 (ja) 2021-11-17

Family

ID=68338561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018079503A Active JP6967706B2 (ja) 2018-04-18 2018-04-18 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6967706B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06296793A (ja) * 1993-04-14 1994-10-25 Sharp Corp 洗濯機
JP2009050639A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Toshiba Corp 洗濯機
JP2013188287A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Panasonic Corp 洗濯機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06296793A (ja) * 1993-04-14 1994-10-25 Sharp Corp 洗濯機
JP2009050639A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Toshiba Corp 洗濯機
JP2013188287A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Panasonic Corp 洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6967706B2 (ja) 2021-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080236205A1 (en) Washer
KR100621279B1 (ko) 세탁기
US20080201867A1 (en) Washing machine and washing control method of the same
JP5828123B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP4661522B2 (ja) ドラム式洗濯機
KR20060094994A (ko) 세탁기의 제어방법
JP6523764B2 (ja) 洗濯機および洗濯機の制御方法
CN109750443B (zh) 洗衣干燥机
JP7117508B2 (ja) 洗濯機
JP2012030002A (ja) ドラム式洗濯機
JP6937467B2 (ja) 洗濯機
JP7289045B2 (ja) 洗濯機
JP2019181093A (ja) 洗濯機
JP7001888B2 (ja) 洗濯機
KR20180067594A (ko) 세탁건조기
JP2023073419A (ja) 洗濯機
JP2019187507A (ja) 洗濯機
JP2019181091A (ja) 加熱水生成装置およびそれを備えた洗濯機
JP2017047050A (ja) 洗濯機
JP2012170682A (ja) ドラム式洗濯機
KR20060114107A (ko) 드럼세탁기의 증기분사장치
JP2002306891A (ja) ドラム式乾燥洗濯機
JP2018130132A (ja) 水使用機器
JP6019416B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2011062220A (ja) ドラム式洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190123

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210920

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6967706

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151