JP2019180983A - 把持補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】手指に機能障害や筋力低下等のある人のための補助具で、把持力が低下した場合でも使用可能で、手指への負荷がなく着脱が容易で、手指の自由度に対応した把持が可能である把持補助具を提供する。【解決手段】カトラリー等の柄部を挟持して収納するヘアピン状の本体部1と、開環状の指掛け部2とを備え、本体部1の先端部に指掛け部2の開環端部を配設し、本体部1の先端部および頭部にカトラリー等の柄部の揺動を制止する抑え部3を設けるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、手指の機能障害や筋力低下等を伴う人がスプーンやフォーク等のカトラリーや、歯ブラシ等の細い柄部を持つ器具等を把持する場合に、手指に装着して使用する把持補助具に関するものである。
手指に機能障害を持つ人や高齢者は、運動の自由度の低下や筋力低下等により日常生活の行動に制限を受ける。例えば、食事等の生活行動は生活リハビリテーションの観点からも「自立した生活」を送るための重要な要素になっている。従って食事行動等を支援するための把持補助具が提案され、使用されている。例えばこのような把持補助具には、スプーン等の柄部に沿って太いグリップ等を設けて握り易くしたものや、柄部にベルトを取付けて掌に固定し、掌を下に向けて使用するもの等が知られている。
また、グリップの側面に穴を開け、その穴にスプーン等の柄部を差し込み、グリップとスプーンが直交するように配置し、グリップを握って使用する把持補助具が開示されている(特許文献1)。これは、柄部に沿って太いグリップを設けた補助具と違い、グリップの横からスプーン等が出ている構造であるため、掌を下に向けないで健常者と同様に掌を立てて使用できる。
また、可撓性の帯状シートの一部にスプーン等の柄部を通す貫通孔を設け、スプーン等を挿入した帯状シートを掌や指に巻きつけて使用する補助具が開示されている(特許文献2)。これは、手指の自由度に対応してスプーン等を手に固定するため、多様な把持方法で使用できる。例えば掌を立てて使用することも、掌を下方に向けて(鷲掴み)使用することも可能である。また帯状シートで括り付ける方法であるため、歯ブラシ等の細い柄部を持つ器具も使用できる汎用性がある。
また、握り部と握り部から突出した複数の棒からなる補助具が開示されている(特許文献3)。これは、手指の自由度に対応して棒を出し入れし調節することにより、多様な把持方法で使用できるようにするものである。
特開2002−85486号公報 特開2003−284746号公報 特開2005−46332号公報
しかし上記の従来技術によると、グリップ自体を握る必要があるものは、把持力の低下や、把持機能が不十分な場合には使用できなくなる。また、手指に帯状シートを巻き付けて固定するものは、手に負荷がかかり、着脱が煩雑となる。また、手指の自由度に対応して棒を調節するものは、棒の最適位置を決め複数の棒の出し入れを調整する必要があるため、手指の自由度に対応して使用することが煩雑となり、把持力の低下や、把持機能が不十分な場合には使用できなくなる。
本発明は上記課題を克服するためになされたもので、本発明の把持補助具は、カトラリー等の柄部を挟持して収納するヘアピン状の本体部と、開環状の指掛け部とを備え、前記本体部の先端部に前記指掛け部の開環端部を配設し、前記本体部の先端部および頭部にカトラリー等の柄部の揺動を制止する抑え部を設けるものである。
本発明により、手指の機能や把持力が低下しても使用が可能で、手指に負荷を加えることなく脱着が容易で、手指の自由度に対応が可能である把持補助具を提供できる。
本発明の把持補助具の一例を示す斜視図 本発明の把持補助具の一例を示す平面図 本発明の把持補助具の一例を示す正面図 本発明の把持補助具の一例を示す側面図 本発明の把持補助具の一例で、スプーンを付けて使用する様子(使用例1)を示す概要図 本発明の把持補助具の一例で、スプーンを付けて使用する様子(使用例2)を示す概要図 本発明の把持補助具の一例で、スプーンを付けて使用する様子(使用例3)を示す概要図 本発明の把持補助具の別例(実施例2)を示す斜視図
本発明は、カトラリー等の柄部を挟持して収納するヘアピン状の本体部と、開環状の指掛け部とを備え、前記本体部の先端部に前記指掛け部の開環端部を配設し、前記本体部の先端部および頭部にカトラリー等の柄部の揺動を制止する抑え部を設けることにより、手指に機能障害や筋力低下のある人が、スプーン等のカトラリー等を使用する際、把持力が低下しても使用可能で、手指に負荷を加えることなく、脱着が容易で、手指の自由度に対応して使用可能である把持補助具を得ることができる。以下、図面を参照し実施例を用いて説明する。なお、この実施例によって本発明が限定されるものではない。
図1〜図4はそれぞれ本発明の把持補助具の一実施例を示す斜視図、平面図、正面図および側面図である。1は本体部、2は指掛け部、3は抑え部である。
本体部1は、屈曲した頭部と並列する先端部とを備えるヘアピン状の胴体で、その胴体の内側でカトラリー等の柄部を挟持するとともに、柄部を内側に収納することができるものである。またヘアピン状の胴体の外側は握り手あるいは指当て部として機能するものである。本体部1の材料としては、使用時の応力に耐える程度の強度を保持し、カトラリー等の柄部を挟持することができれば良い。樹脂、金属、ゴム等が使用可能である。
開環状の指掛け部2は、機能障害や筋力低下のある手指に負担を掛けずに、手指の自由度に対応して使用できるようにするものである。スプーン等を使用する場合、健常者は掌を立てて把持することが多い。機能障害や筋力低下のある人は、大別すると、健常者と同様に掌を立てて把持する場合と、掌を下方に向けて把持する(鷲掴み)場合とがある。本発明は、ヘアピン状の本体部1の先端部に開環状の指掛け部2の開環端部を配設すると、本体部1と指掛け部2とが互いに有効に作用して、手指の自由度に対応して使用できるようになることを見いだしたことによりなされたものである。また上記のように本体部1の先端部に指掛け部2の開環端部を配設することで、指掛け部2は本体部1の有する挟持機能を強化する効果を併せ持つようになる。指掛け部2の材料としては、使用時の応力に耐える程度の強度を保持するものであれば良い。樹脂、金属、ゴム等が使用可能である。
抑え部3は、本体部1に挟持して収納したカトラリー等の柄部が、使用時に揺動し、脱落することを制止するために設けるものである。本体部1の頭部はカトラリー等の柄部の先端が接し、本体部1の先端部はカトラリー等の柄部のネック近傍が接する。従って、抑え部3は本体部1の頭部と、先端部とに形成することがより好ましい。抑え部3の形状は、カトラリーの揺動、脱落を制止できれば限定されない。例えば本体部1の頭部であれば内側面を円弧状に形成して円弧端部を抑え部3にすることができる(図3)。また本体部1の先端であれば爪状の突起を抑え部3にすることができる(図4)。
図5〜図7は、本発明の把持補助具の一例で、スプーンを付けて使用する様子を示す概要図で、手指の自由度に応じて使用できることを示したものである。図5は、本体部1を第2指と第3指の間に挟み、第2指および第3指を指掛け部2の内側に挿入することで、掌を立ててスプーンを使用できる様子を示す(使用例1)。この把持方法は指と補助具が全体としてスプーンを保持しているため、把持力が弱い場合でも使用が可能になる。また脱着は容易で、手指に負荷を掛けることはない。このような把持方法は第3指と第4指を用いても同様に実施することが可能である。
図6は、本体部1を第2指と第3指の間に挟み、第1指を指掛け部2の内側に挿入し、第2指〜第5指を指掛け部2の外側に掛けることで、掌を立ててスプーンを使用できる様子を示す(使用例2)。この把持方法は掌とスプーンがほぼ直交するため、手首や肘を曲げにくい場合でも、スプーンを口元に近づけることが容易になる。またこの把持方法でも、指と補助具が全体としてスプーンを保持しているため、把持力が弱い場合でも使用が可能である。また脱着は容易で、手指に負荷を掛けることはない。
図7は、第1指と第2指を指掛け部2の内側に挿入し、第3指〜第5指で本体部1を把持することで、掌を下方に向けて(鷲掴み)スプーンを使用できる様子を示す(使用例3)。この把持方法はスプーンと腕とがほぼ直交するため、手首や肘を曲げにくい場合でも、スプーンを口元に近づけることが容易になる。またこの把持方法では、第1指と第2指を指掛け部2に挿入しているため第3指〜第5指の把持は弱くても全体としてスプーンを保持することが可能である。同様に脱着は容易で、手指に負荷を掛けることはない。本発明は、上記の使用例に示すように手指や腕の自由度に応じた把持を可能にするが、本発明はここで例示した把持方法以外にも多様な把持方法を可能にするものである。
スプーン等の柄部の厚みは一般に1mm〜3mm程度のものが多い。従って、これを挟持できるようにヘアピン状の本体部1の内側の間隙幅を設計することにより、汎用のスプーン等が利用できるようになる。また歯ブラシ等の場合は柄部の厚みが5mm程度となるため本体部1の内側の間隙幅を変えることにより汎用の器具に対応可能となる。従って、本発明の把持補助具が適用可能な生活器具の種類は、スプーン、フォー ク等のカトラリー類に限らず、歯ブラシ等の細長い柄部の付いた小型の器具であれば特に限定されない。
図8は本発明の把持補助具の別例を示す斜視図である。本体部1と指掛け部2とを一体形成し、コーナー部を角張った形状にしたものである。本体部1の頭部に設ける抑え部3を頭部側面から出したものである。本発明における抑え部3の機能は、使用時にカトラリー等の柄部が本体部1の中で揺動し、脱落することを制止することであり、抑え部3の位置は限定されるものではない。本発明は、本体部1の頭部および先端部に抑え部3を設けることが、カトラリー等の柄部の揺動、脱落を制止するためにより好ましいことを示したものである。
手指の機能障害や筋力低下を伴う人が、スプーンやフォーク等のカトラリーや、歯ブラシ等の細い柄部のある生活器具を使用する場合の補助具に適用できる。
1 本体部
2 指掛け部
3 抑え部
4 スプーン

Claims (1)

  1. カトラリー等の柄部を挟持して収納するヘアピン状の本体部と、開環状の指掛け部とを備え、前記本体部の先端部に前記指掛け部の開環端部を配設し、前記本体部の先端部および頭部にカトラリー等の柄部の揺動を制止する抑え部を設けることを特徴とする把持補助具。
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