JP2019179788A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カードエッジコンタクトと相手方コネクタとを確実に接触させることが可能な電子制御装置を提供する。【解決手段】電子制御装置は、プリント基板4の実装面4aに垂直な方向をY方向とするとき、収容部5におけるプリント基板4のY方向の位置を規制するY方向規制部材を備えている。Y方向規制部材は、ケース1に設けられたY方向基準面14と、プリント基板4をY方向基準面14の方向に押圧するY方向押圧部材15とを有する。ケース1にプリント基板4を装着すると、Y方向押圧部材15の潰しリブ15bの一部が塑性変形し、プリント基板4がY方向基準面14に押し当てられる。【選択図】図8

Description

本願は、電子制御装置に関し、特に自動車、自動二輪車、及び船外機等のエンジンを電気的に制御する電子制御装置に関する。
従来の電子制御装置、特に自動車等に使用されるECU(Engine Control Unit)は、制御回路が形成されたプリント基板に樹脂製のハウジング及び金属ターミナル等から構成されたコネクタを設置し、該プリント基板を樹脂等からなるケースに内蔵したものが一般的であった。
一方、上記のような従来のコネクタよりも安価なコネクタとして、プリント基板上にプリントパターンでカードエッジコンタクトを形成し、金属ターミナルに相当する機能を持たせたカードエッジコネクタが知られている。ECUは、カードエッジコンタクトが車両側コネクタの金属ターミナルと接触することにより、車両側コネクタに接続されたケーブルを介して各種センサ、バッテリ、点火コイル、及びインジェクタソレノイド等の機器類を制御可能となる。
カードエッジコネクタの先行例として、例えば特許文献1には、カードエッジコンタクトが形成されたプリント基板を2つの樹脂ケースに収容した構造が提示されている。この先行例では、プリント基板が収容される収容部を有するリアケースに、車両側コネクタハウジングと係止される凸状の係止部が設けられている。さらに、この係止部には収納部と連通する孔が設けられ、プリント基板を固定するための樹脂がこの孔から充填される。
また、特許文献2には、カード式プリント基板を収納するケース内に、プリント基板の収納位置を選択し保持させることができる複数のガイド手段を設けた電子ユニットが開示されている。この先行例では、ケースのカードエッジコンタクトが配置される側とは反対側に開口部が設けられ、この開口部からプリント基板を挿入した後、上蓋で開口部を閉塞し、プリント基板の抜けを防止している。
特開2013−182299号公報 特開平7−263883号公報
上記のようなカードエッジコネクタにおいて、カードエッジコンタクトと車両側コネクタとを確実に接触させるためには、コネクタハウジングとカードエッジコンタクトもしくはプリント基板との位置関係が非常に重要であり、それらが高精度に位置決めされている必要がある。
樹脂製のハウジングと金属ターミナルから構成される一般的なコネクタの場合、ハウジングに予め各ターミナルが挿入される位置決め用の孔を設けることにより、ハウジングと各ターミナルを高精度に位置決めし組み立てることが可能であった。一方、カードエッジコネクタの場合、カードエッジコンタクトをコネクタハウジング内部に高精度に位置決めするための機構が確立されておらず、コネクタハウジングとカードエッジコンタクトの位置決め精度の向上が課題であった。
また、ケース内でプリント基板を固定するための樹脂が、カードエッジコンタクト部またはコネクタ嵌合部に付着した場合、接触不具合または嵌合不具合が生じ、カードエッジコンタクトと車両側コネクタとを確実に接触させることができない。特許文献1では、フロントケースとリアケースの嵌合部に隣接して充填材注入口が設けられており、樹脂がケース嵌合部に付着する可能性がある。
本願は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、カードエッジコンタクトと相手方コネクタとを確実に接触させることが可能な電子制御装置を提供することを目的とする。
本願に開示される電子制御装置は、複数の電子部品が実装された実装面を有するプリント基板と、プリント基板の一端側に形成されたカードエッジコンタクト部と、一端部にカードエッジコンタクト部が配置されるコネクタハウジングを有し、一端部と対向する他端部にプリント基板を挿入可能な開口部を有するケースと、開口部を覆い、ケースと共にプリント基板が格納される収容部を形成するカバーと、収容部におけるプリント基板の位置を規制する規制部材とを備え、プリント基板の実装面と平行な面内においてカードエッジコンタクト部の長手方向と平行な方向をX方向、X方向と直交する方向をZ方向とし、且つ、実装面に垂直な方向をY方向とするとき、規制部材は、収容部におけるプリント基板のY方向の位置を規制するY方向規制部材を含むものである。
本願に開示される電子制御装置によれば、収容部におけるプリント基板の位置を規制する規制部材として、実装面に垂直なY方向の位置を規制するY方向規制部材を備えているので、コネクタハウジングに対するカードエッジコンタクト部のY方向の位置決めを高精度に行うことができ、カードエッジコンタクト部と相手方コネクタとを確実に接触させることが可能である。
実施の形態1による電子制御装置を示す斜視図である。 実施の形態1による電子制御装置の一部を切り欠いた斜視図である。 実施の形態1による電子制御装置の組み立て手順を説明する分解斜視図である。 実施の形態1による電子制御装置におけるプリント基板とケースの位置関係を説明する図である。 実施の形態1による電子制御装置のY方向規制部材を説明する図である。 実施の形態1による電子制御装置のY方向規制部材を説明する図である。 実施の形態1による電子制御装置のY方向規制部材を示す斜視図である。 実施の形態1による電子制御装置におけるY方向規制部材の作用を説明する図である。 実施の形態2による電子制御装置のX方向規制部材を説明する図である。 実施の形態2による電子制御装置のX方向規制部材を説明する図である。 実施の形態2による電子制御装置の押圧部材を示す斜視図である。 実施の形態2による電子制御装置におけるX方向規制部材の作用を説明する図である。 実施の形態2による電子制御装置におけるX方向規制部材とY方向規制部材の位置関係を説明する図である。 実施の形態3による電子制御装置のZ方向規制部材を説明する図である。 実施の形態3による電子制御装置の押圧部材を説明する図である。 実施の形態3による電子制御装置の押圧部材を示す斜視図である。 実施の形態3による電子制御装置におけるZ方向規制部材の作用を説明する図である。 実施の形態4による電子制御装置の製造方法を説明する斜視図である。 実施の形態4による電子制御装置の一部を切り欠いた斜視図である。 実施の形態4による電子制御装置を示す斜視図である。 実施の形態5による電子制御装置のケースとカバーの嵌合部を説明する図である。 実施の形態5による電子制御装置のケースとカバーの嵌合部を説明する部分断面図である。
実施の形態1.
以下に、実施の形態1による電子制御装置について、図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態1による電子制御装置を示す斜視図、図2は、図1に示す電子制御装置の一部を切り欠いた斜視図、図3は、実施の形態1による電子制御装置の組立て手順を説明する分解斜視図である。なお、各図において、同一、相当部分には同一符号を付している。
本実施の形態1による電子制御装置は、樹脂製のケース1とカバー2によりプリント基板4が格納される収容部5を形成し、この収容部5の隙間を埋めるように充填材である樹脂3が配置されている。図3に示すように、プリント基板4の実装面4aには複数の電子部品6が実装されている。電子部品6は、例えば電解コンデンサ、スイッチング素子等であり、電子制御装置の機能を実現するための電気回路を構成している。
また、プリント基板4の一端側にはカードエッジコンタクト部41が形成されている。カードエッジコンタクト部41は、導電性パターンにより形成された複数の電気接点を有し、各々の電気接点は従来のコネクタにおける金属ターミナルと同じ機能を有している。すなわち、カードエッジコンタクト部41を図示しない車両側コネクタの金属ターミナルと接触させることにより、電子制御装置は車両側コネクタに接続されたケーブルを介して、各種センサ、バッテリ、点火コイル、及びインジェクタソレノイド等の機器類の制御が可能となる。
ケース1は、一端部にカードエッジコンタクト部41が配置されるコネクタハウジング11を有し、一端部と対向する他端部にプリント基板4を挿入可能な開口部12を有する。コネクタハウジング11は、ケース1の一端部から突出して設けられる。カバー2は、開口部12を覆うようにケース1と嵌合される。また、ケース1には、電子部品6の大きさ及び位置に対応した凸部13が設けられており、この凸部13によって収容部5の体積が抑えられ、樹脂3の使用量が抑制される。さらに、ケース1は、一端部のコネクタハウジング11以外の箇所に、樹脂注入孔19が設けられている。
本実施の形態1による電子制御装置の組み立て手順について、図3を用いて簡単に説明する。実装面4aに電子部品6が実装されたプリント基板4は、カードエッジコンタクト部41が形成された一端側を前方にして、ケース1の開口部12から収容部5へ、矢印方向に挿入される。これにより、カードエッジコンタクト部41は、コネクタハウジング11に配置される。その後、カバー2にて開口部12が塞がれ、さらに樹脂注入孔19から注入された樹脂3が収容部5の隙間を埋めることにより、プリント基板4が固定される。なお、樹脂3は必ず配置されるものではなく、配置されない場合もある。
電子制御装置は、ケース1及びカバー2の少なくともケース1に、収容部におけるプリント基板4の位置を規制する規制部材を設けたことを特徴としている。以下の説明では、プリント基板4の実装面4aと平行な面内においてカードエッジコンタクト部41の長手方向と平行な方向をX方向、X方向と直交する方向をZ方向とし、且つ、実装面4aに垂直な方向をY方向とする(図5参照)。
プリント基板4とケース1の位置関係について、図4を用いて説明する。カードエッジコンタクト部41と車両側コネクタに装着されている金属ターミナルを適切に接触させるためには、コネクタハウジング11とカードエッジコンタクト部41もしくはプリント基板4との位置精度が十分に高くなければならない。従って、上述の組み立て工程において収容部5にプリント基板4を配置する際のプリント基板4の位置決め精度を高くする必要がある。
本実施の形態1では、収容部5におけるプリント基板4のY方向の位置を規制するY方向規制部材について、図5から図8を用いて説明する。カードエッジコンタクト部41においては、Y方向の位置決めが最も重要である。その理由として、X方向及びZ方向については、カードエッジコンタクト部41のパターンは幅をもっているため、その幅の範囲内であれば位置ずれを吸収することができる。これに対し、Y方向の位置ずれは、車両側コネクタの金属ターミナルとの接触圧力に直接影響を及ぼすため、特に高精度な位置決めが必要である。
図5に示す例では、Y方向規制部材として、ケース1にY方向基準面14を設けている。このY方向基準面14にプリント基板4を押し当てることにより、収容部5におけるプリント基板4のY方向の位置を決定することができる。加えて、このY方向基準面14に対するコネクタハウジング11の位置が規定されているため、コネクタハウジング11に対するカードエッジコンタクト部41のY方向の位置決めを高精度に行うことが可能である。
また、図6に示す例では、Y方向規制部材として、ケース1に設けられたY方向基準面14と、ケース1に設けられプリント基板4をY方向基準面14の方向に押圧するY方向押圧部材15とを有する。図7は、図6中、Aで示す部分を拡大した斜視図である。図7に示すように、Y方向押圧部材15は、ほとんど変形しないベース部15aと、先端部が塑性変形する潰しリブ15bを有している。
ベース部15aに設置された潰しリブ15bは、プリント基板4によって潰されることにより、プリント基板4をY方向基準面14の方向に押圧している。このように、Y方向押圧部材15を設けることにより、Y方向基準面14に対しプリント基板4を確実に接触させることができる。
本実施の形態1による電子制御装置におけるY方向規制部材の作用について、図8を用いて説明する。なお、図8は、ケースにプリント基板が装着された状態を示す断面図であるが、ケースの一部は図示を省略している。図8に示すように、ケース1にプリント基板4を装着すると、潰しリブ15bの一部が塑性変形する。これにより、矢印方向に力が発生し、プリント基板4がY方向基準面14に押し当てられる。
本実施の形態1によれば、Y方向規制部材により収容部5におけるプリント基板4のY方向の位置を規制するようにしたので、コネクタハウジング11に対するカードエッジコンタクト部41の位置決めを高精度に行うことができる。これにより、カードエッジコンタクト部41と車両側コネクタとを確実に接触させることが可能である。
実施の形態2.
本実施の形態2では、電子制御装置の収容部5におけるプリント基板4のX方向の位置を規制するX方向規制部材について、図9から図13を用いて説明する。なお、本実施の形態2による電子制御装置のその他の構成は、上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
図9に示す例では、X方向規制部材として、ケース1にX方向基準面16を設けている。このX方向基準面16にプリント基板4を押し当てることにより、収容部5におけるプリント基板4のX方向の位置を決定することができる。加えて、このX方向基準面16に対するコネクタハウジング11の位置が規定されているため、コネクタハウジング11に対するカードエッジコンタクト部41のX方向の位置決めを高精度に行うことが可能である。
さらに、X方向規制部材として、プリント基板4をX方向基準面16の方向に押圧するX方向押圧部材を有することが望ましい。図10は、実施の形態2によるX方向押圧部材であるバネ構造体を説明する図であり、図11は、図10中、Bで示す部分を拡大した斜視図である。板バネ状の構造体であるバネ構造体17は、ケース1のX方向基準面16と反対側の面に設けられ、アーム部17aとプリント基板接触部17bより構成されている。
本実施の形態2による電子制御装置におけるX方向規制部材の作用について、図12を用いて説明する。ケース1にプリント基板4を装着すると、バネ構造体17のアーム部17aが撓み、プリント基板接触部17bにより矢印方向の力が加えられ、プリント基板4がX方向基準面16に押し当てられる。
なお、上記実施の形態1によるY方向基準面14及びY方向押圧部材15と、本実施の形態2によるX方向基準面16及びバネ構造体17とを配置する際には、それらの位置関係に注意が必要である。プリント基板4をケース1に挿入する際、ケース1のバネ構造体17がプリント基板4をX方向基準面16に押し付ける前に、プリント基板4がY方向基準面14及びY方向押圧部材15に当接すると、バネ構造体17がプリント基板4をX方向基準面16に十分に押し付けられなくなる。
これを防止するため、図13に示すように、X方向基準面16及びバネ構造体17は、Y方向基準面14及びY方向押圧部材15よりも、プリント基板4が挿入される開口部12に近い位置に設けられる。これにより、プリント基板4は、ケース1に挿入される際に、バネ構造体17により十分にX方向基準面16に押し当てられた後、Y方向基準面14及びY方向押圧部材15に当接する。
本実施の形態2によれば、Y方向規制部材及びX方向規制部材により、収容部5におけるプリント基板4のY方向及びX方向の位置を規制するようにしたので、コネクタハウジング11に対するカードエッジコンタクト部41の位置決めを高精度に行うことができる。これにより、カードエッジコンタクト部41と車両側コネクタとをさらに確実に接触させることが可能である。
実施の形態3.
本実施の形態3では、電子制御装置の収容部5におけるプリント基板4のZ方向の位置を規制するZ方向規制部材について、図14から図17を用いて説明する。なお、本実施の形態3による電子制御装置のその他の構成は、上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
図14に示す例では、Z方向規制部材として、ケース1にZ方向基準面18を設けている。このZ方向基準面18にプリント基板4を押し当てることにより、収容部5におけるプリント基板4のZ方向の位置を決定することができる。加えて、このZ方向基準面18に対するコネクタハウジング11の位置が規定されているため、コネクタハウジング11に対するカードエッジコンタクト部41のZ方向の位置決めを高精度に行うことが可能である。
さらに、Z方向規制部材として、プリント基板4をZ方向基準面18の方向に押圧するZ方向押圧部材を有することが望ましい。図15は、実施の形態3によるZ方向押圧部材を説明する図であり、図16は、図15に示すZ方向押圧部材を拡大した斜視図である。カバー2に設けられたZ方向押圧部材21は、ほとんど変形しないベース部21aと、先端部が塑性変形する潰しリブ21bを有している。
ベース部21aに設置された潰しリブ21bは、プリント基板4によって潰されることにより、プリント基板4をZ方向基準面18の方向に押圧している。Z方向押圧部材21をカバー2に設けることにより、Z方向基準面18にプリント基板4を確実に接触させることができる。
本実施の形態3による電子制御装置におけるZ方向規制部材の作用について、図17を用いて説明する。図17に示すように、ケース1にプリント基板4を装着した後、カバー2をケース1に嵌合させることにより、カバー2に設けられた潰しリブ21bがプリント基板4に一部塑性変形して当接するため、矢印方向の力が働き、プリント基板4がZ方向基準面18に押し当てられる。
本実施の形態3によれば、Y方向規制部材、X方向規制部材、及びZ方向規制部材により、収容部5におけるプリント基板4のY方向、X方向、及びZ方向の位置を規制するようにしたので、コネクタハウジング11に対するカードエッジコンタクト部41の位置決めを高精度に行うことができる。これにより、カードエッジコンタクト部41と車両側コネクタとをさらに確実に接触させることが可能である。
実施の形態4.
上記実施の形態1から実施の形態3では、カードエッジコンタクト部41と車両側コネクタとを確実に接触させるため、電子制御装置の収容部5におけるプリント基板4の位置決めを高精度に行える機構について説明した。一方、カードエッジコンタクト部41と車両側コネクタとの確実な接触を妨げる要因として、コネクタハウジング11の内部または車両側コネクタとの嵌合部への樹脂3の付着が挙げられる。なお、以下の説明では、注入時の溶融樹脂と、注入後硬化した樹脂を、区別なく「樹脂3」と記す。
樹脂3を注入する工程では、コネクタハウジング11側からの注入となるため、樹脂3がコネクタハウジング11の内部または車両側コネクタとの嵌合部に付着し、接触不具合または嵌合不具合が生じることがあった。そこで、本実施の形態4では、コネクタハウジング11の内部または車両側コネクタとの嵌合部に樹脂3が付着しないように構成された電子制御装置について説明する。
図18は、実施の形態4による電子制御装置の製造方法を説明する斜視図、図19は、樹脂注入後の電子制御装置のケース及びコネクタの一部を切り欠いた斜視図である。コネクタハウジング11は、ケース1の一端部から突出して設けられており、樹脂注入孔19は、この一端部のコネクタハウジング11を除く箇所に設けられている。このように、カードエッジコンタクト部41が配置されている箇所、及び車両側コネクタとの嵌合部を避けた箇所に樹脂注入孔19を設け、樹脂注入用ノズル7を用いて樹脂3を注入することにより、コネクタハウジング11及びカードエッジコンタクト部41への樹脂3の付着を防止することができる。
樹脂3は、プリント基板4及び電子部品6の保護、固定、及び防水等を目的としているため、プリント基板4の電子部品6が実装されている領域を覆っている必要がある。一方、カードエッジコンタクト部41への樹脂3の付着は避けなければならない。このため、図19に示すように、樹脂3のZ方向の充填位置(高さ)は、樹脂注入孔19の位置とほぼ一致する。従って、樹脂注入孔19は、プリント基板4において樹脂3により覆われる部分と覆われない部分との境界に位置するように設定されている。なお、樹脂注入孔19の形状は矩形に限定されるものではなく、他の形状であってもよい。また、樹脂注入孔19の数は、複数であってもよい。
また、図18に示す樹脂注入孔19により、樹脂3が必要な部分の最上位まで溶融樹脂を注入してもよいが、さらに確実に樹脂3を必要な部分に注入するためには、樹脂3のZ方向の充填位置がほぼ正確に樹脂注入孔19の位置(高さ)となるように樹脂注入量を決定する必要がある。樹脂注入孔19の位置より樹脂注入量が少ない場合、樹脂3の充填不足となり電子制御装置の性能と信頼性の観点から望ましくない。反対に、樹脂注入孔19の位置より樹脂注入量が多い場合、樹脂注入孔19から樹脂3が溢れ、拭き取り及び後加工が必要となるため望ましくない。
そこで、図20に示すように、ケース1に、樹脂注入孔19を囲む土手部19aを設け、この土手部19aの高さの範囲内に樹脂3を注入することにより、樹脂3の充填不足及び溢れ出しの両方を防ぐことができる。土手部19aは、ケース1の一端部からコネクタハウジング11と同じ方向、すなわち樹脂3の注入方向に突出している。なお、樹脂注入量は、この土手部19aの高さの範囲内で変化するため、プリント基板4の樹脂3が必要な部分と樹脂3が不要な部分の間に、土手部19aの高さに相当する緩衝域を設けることが望ましい。
本実施の形態4によれば、コネクタハウジング11の内部または車両側コネクタとの嵌合部への樹脂3の付着を防止することにより、接触不具合または嵌合不具合を抑制することできるため、カードエッジコンタクト部41と車両側コネクタとをさらに確実に接触させることが可能である。
実施の形態5.
図21は、実施の形態5による電子制御装置のケースとカバーの構造を説明する図、図22は、図21中、Cで示す部分を拡大した断面図である。本実施の形態5による電子制御装置は、互いに嵌め合わされ固定されたケース1とカバー2の嵌合部における隙間を埋める潰しリブ10を設けたものである。なお、本実施の形態5による電子制御装置のその他の構成は、上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
ケース1とカバー2の嵌合部に隙間がある場合、浸水及び樹脂注入時の漏れ出し等の可能性があり望ましくない。このため、本実施の形態5では、ケース1もしくはカバー2に潰しリブ10を設け、ケース1とカバー2の嵌合部に隙間ができないようにしている。図22に示す例では、ケース1のカバー2側の開口部に、連続的に潰しリブ10を設けている。ケース1とカバー2を嵌合させると、潰しリブ10の先端が塑性変形し、ケース1とカバー2の嵌合部の隙間が無くなる。
なお、図22では、潰しリブ10をケース1側に設けたが、カバー2側に設けてもよい。さらに、潰しリブ10の設置箇所は、図22に示した例に限らず、ケース1とカバー2が嵌合した状態で先端部が塑性変形する箇所であればよい。本実施の形態5によれば、ケース1とカバー2の嵌合部の隙間からの水の侵入及び樹脂注入時の漏れ出しを防止することができる。
本開示は、様々な例示的な実施の形態が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
本願は、自動車、自動二輪車、及び船外機等のエンジンを電気的に制御する電子制御装置として利用することができる。
1 ケース、2 カバー、3 樹脂、4 プリント基板、4a 実装面、5 収容部、6 電子部品、7 樹脂注入用ノズル、10 潰しリブ、11 コネクタハウジング、12 開口部、13 凸部、14 Y方向基準面、15 Y方向押圧部材、15a ベース部、15b 潰しリブ、16 X方向基準面、17 バネ構造体、17a アーム部、17b プリント基板接触部、18 Z方向基準面、19 樹脂注入孔、19a 土手部、21 Z方向押圧部材、21a ベース部、21b 潰しリブ、41 カードエッジコンタクト部
本願に開示される電子制御装置は、複数の電子部品が実装された実装面を有するプリント基板と、プリント基板の一端側に形成されたカードエッジコンタクト部と、一端部にカードエッジコンタクト部が配置されるコネクタハウジングを有し、一端部と対向する他端部にプリント基板を挿入可能な開口部を有するケースと、開口部を覆い、ケースと共にプリント基板が格納される収容部を形成するカバーと、ケースに設けられた基準面を有し収容部におけるプリント基板の位置を規制する規制部材とを備え、プリント基板の実装面と平行な面内においてカードエッジコンタクト部の長手方向と平行な方向をX方向、X方向と直交する方向をZ方向とし、且つ、実装面に垂直な方向をY方向とするとき、規制部材は、収容部におけるプリント基板のY方向の位置を規制するY方向規制部材と、収容部におけるプリント基板のX方向の位置を規制するX方向規制部材とを含み、Y方向規制部材のY方向基準面に対してコネクタハウジングの位置が規定されており、X方向規制部材は、X方向基準面と、プリント基板をX方向基準面の方向に押圧するX方向押圧部材とを有し、Y方向規制部材よりも開口部に近い位置に設けられているものである。
本願に開示される電子制御装置によれば、収容部におけるプリント基板の位置を規制する規制部材として、実装面に垂直なY方向の位置を規制するY方向規制部材と、実装面と平行な面内においてカードエッジコンタクト部の長手方向と平行なX方向の位置を規制するX方向規制部材とを備え、X方向規制部材は、Y方向規制部材よりも開口部に近い位置に設けられているので、プリント基板は、ケースに挿入される際に、X方向押圧部材により十分にX方向基準面に押し当てられた後、Y方向規制部材に当接するため、コネクタハウジングに対するカードエッジコンタクト部のY方向の位置決めを高精度に行うことができ、カードエッジコンタクト部と相手方コネクタとを確実に接触させることが可能である。

Claims (12)

  1. 複数の電子部品が実装された実装面を有するプリント基板、
    前記プリント基板の一端側に形成されたカードエッジコンタクト部、
    一端部に前記カードエッジコンタクト部が配置されるコネクタハウジングを有し、前記一端部と対向する他端部に前記プリント基板を挿入可能な開口部を有するケース、
    前記開口部を覆い、前記ケースと共に前記プリント基板が格納される収容部を形成するカバー、及び
    前記収容部における前記プリント基板の位置を規制する規制部材を備え、
    前記プリント基板の前記実装面と平行な面内において前記カードエッジコンタクト部の長手方向と平行な方向をX方向、前記X方向と直交する方向をZ方向とし、且つ、前記実装面に垂直な方向をY方向とするとき、
    前記規制部材は、前記収容部における前記プリント基板の前記Y方向の位置を規制するY方向規制部材を含むことを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記規制部材は、前記収容部における前記プリント基板の前記X方向の位置を規制するX方向規制部材を含むことを特徴とする請求項1記載の電子制御装置。
  3. 前記規制部材は、前記収容部における前記プリント基板の前記Z方向の位置を規制するZ方向規制部材を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記規制部材は、前記収容部における前記プリント基板の位置を規定する基準面を有し、前記基準面は前記ケースに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  5. 前記規制部材は、前記プリント基板を前記基準面の方向に押圧する押圧部材を有し、前記押圧部材は、前記ケースまたは前記カバーに設けられていることを特徴とする請求項4記載の電子制御装置。
  6. 前記押圧部材は、ベース部と、前記ベース部に設置された潰しリブを含むことを特徴とする請求項5記載の電子制御装置。
  7. 前記押圧部材は、板バネ状の構造体であることを特徴とする請求項5記載の電子制御装置。
  8. 前記X方向規制部材は、前記Y方向規制部材よりも前記開口部に近い位置に設けられていることを特徴とする請求項2記載の電子制御装置。
  9. 前記収容部の隙間を埋めるように配置され前記プリント基板を固定する樹脂を備え、前記コネクタハウジングは前記ケースの前記一端部から突出して設けられ、前記一端部の前記コネクタハウジングを除く箇所に樹脂注入孔が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  10. 前記樹脂注入孔は、前記プリント基板において前記樹脂により覆われる部分と覆われない部分との境界に位置することを特徴とする請求項9記載の電子制御装置。
  11. 前記ケースは、前記樹脂注入孔を囲む土手部を有し、前記土手部は、前記ケースの前記一端部から前記コネクタハウジングと同じ方向に突出していることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の電子制御装置。
  12. 前記ケースと前記カバーは互いに嵌合されて固定されており、前記ケースと前記カバーの嵌合部における隙間を埋める潰しリブを、前記ケースまたは前記カバーに設けたことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の電子制御装置。
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