JP2019179537A - 前処理制御装置、前処理制御方法、及びプログラム - Google Patents

前処理制御装置、前処理制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】処理工数を減らすことが可能な前処理制御装置、前処理制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】前処理制御装置は、処理媒体を識別可能な識別情報を取得する(S1)。前処理制御装置は、取得された識別情報に基づく前処理指示を、処理媒体に対し前処理を行う前処理装置に送信する(S13)。前処理制御装置は、識別情報に基づく印刷データを、処理媒体に対し印刷を行う印刷装置に送信させる送信指示をサーバに送信する(S3)。これにより、前処理制御装置は、一度の識別情報の取得により前処理指示及び特定印刷データを送信させることができる。故に、別々の情報の取得により前処理指示及び特定印刷データが送信される場合と比較して、処理工数が減る。【選択図】図5

Description

本発明は、前処理制御装置、前処理制御方法、及びプログラムに関する。
印刷処理の前に前処理を行う前処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のインクジェット捺染装置は、捺染実行部と前処理部とを備えている。前処理部は、捺染実行部による被捺染材へのインクの吐出に先立って、被捺染材の皺伸ばし処理を行う。また、前処理部は、被捺染材へのコート液の付着処理等の他の処理も行う。
特開2013−19083号公報
印刷装置が印刷処理を行う際に、例えば、印刷装置が印刷画像の印刷データをサーバ等から取得し印刷を行うことが考えられる。この場合、例えば、操作部を介して、印刷データの取得指示が印刷装置に入力される必要がある。つまり、前処理装置における前処理指示の取得処理と印刷装置における印刷データの取得処理とが別々に行われるので、処理工数が多い。
本発明の目的は、処理工数を減らすことが可能な前処理制御装置、前処理制御方法、及びプログラムを提供することである。
本発明の第一態様に係る前処理制御装置は、処理媒体を識別可能な識別情報を取得する取得部と、前記処理媒体に対し前処理を行う前処理部に、前記取得部により取得された前記識別情報に基づく前処理指示を送信する第一送信部と、一又は複数の印刷データを記憶する記憶装置に、前記識別情報に基づく特定印刷データの送信指示を送信する第二送信部と、を備える。
これにより、前処理制御装置は、一度の識別情報の取得により前処理指示及び特定印刷データを送信させることができる。故に、別々の情報の取得により前処理指示及び特定印刷データが送信される場合と比較して、処理工数が減る。
前記第二送信部は、前記前処理部が前記前処理を完了する前に、前記送信指示を送信しても良い。これにより、前処理が完了するまでに印刷装置が特定印刷データの取得を完了する可能性が高くなる。故に、前処理の完了後、印刷処理の開始までの待ち時間が生じる可能性が低くなる。
前記取得部は、前記前処理を実施するか否かを示す情報を含む前記識別情報を取得し、前記前処理を実施するか否かを示す前記情報を含む前記識別情報に基づき前記前処理が実施されない場合、前記第一送信部は、前記前処理を実施しないことを示す前記前処理指示を送信しても良い。これにより、前処理制御装置は、前処理装置に前処理を実施するか否かを通知できる。
前記前処理を実施しない場合、表示装置に前記前処理を実施しない旨を表示させる表示制御部を更に備えても良い。これにより、前処理制御装置は、前処理を実施しない場合なのに、前処理装置に処理媒体がセットされてしまう可能性を低減できる。
前記前処理制御装置は、前記処理媒体に対し印刷を行う印刷装置であっても良い。これにより、印刷装置は、前処理制御装置として機能し、一度の識別情報の取得により前処理指示及び特定印刷データを送信させることができる。故に、別々の情報の取得により前処理指示及び特定印刷データが送信される場合と比較して、処理工数が減る。
前記前処理制御装置は、前記前処理部を備える前処理装置であっても良い。これにより、前処理装置は、前処理制御装置として機能し、一度の識別情報の取得により前処理指示及び特定印刷データを送信させることができる。故に、別々の情報の取得により前処理指示及び特定印刷データが送信される場合と比較して、処理工数が減る。
前記前処理制御装置は、前記処理媒体に対し印刷を行う印刷装置及び前記前処理部を備える前処理装置と通信可能に接続されている端末装置であっても良い。これにより、端末装置は、前処理制御装置として機能し、一度の識別情報の取得により前処理指示及び特定印刷データを取得させることができる。故に、別々の情報の取得により前処理指示及び特定印刷データが取得される場合と比較して、処理工数が減る。
本発明の第二態様に係る前処理制御方法は、処理媒体を識別可能な識別情報を取得する取得ステップと、前記処理媒体に対し前処理を行う前処理部に、前記取得ステップにより取得した前記識別情報に基づく前処理指示を送信する第一送信ステップと、一又は複数の印刷データを記憶する記憶装置に、前記識別情報に基づく特定印刷データの送信指示を送信する第二送信ステップと、を備える。
これにより、前処理制御方法は、一度の識別情報の取得により前処理指示及び特定印刷データを送信させることがでる。故に、別々の情報の取得により前処理指示及び特定印刷データが送信される場合と比較して、処理工数が減る。
本発明の第三態様に係るプログラムは、前処理制御装置のコンピュータに、処理媒体を識別可能な識別情報を取得する取得処理と、前記処理媒体に対し前処理を行う前処理部に、前記取得処理により取得した前記識別情報に基づく前処理指示を送信する第一送信処理と、一又は複数の印刷データを記憶する記憶装置に、前記識別情報に基づく特定印刷データの送信指示を送信する第二送信処理と、を実行させる。
これにより、本プログラムを実行することで、一度の識別情報の取得により前処理指示及び特定印刷データを送信させることができる。故に、別々の情報の取得により前処理指示及び特定印刷データが送信される場合と比較して、処理工数が減る。
印刷装置1を含むシステムのネットワーク構成の例を示す図である。 (A)は、前処理装置10の概略的な電気的構成の第一の例を示すブロック図である。(B)は、印刷装置1の概略的な電気的構成の第一の例を示すブロック図である。 (A)は、端末装置2の概略的な電気的構成の第一の例を示すブロック図である。(B)は、サーバ3の概略的な電気的構成の例を示すブロック図である。 (A)は、第一テーブル81の例を示す図である。(B)は、第二テーブル82の例を示す図である。(C)は、第三テーブル83の例を示す図である。 第一メイン処理のフローチャートである。 第二メイン処理のフローチャートである。 第三メイン処理のフローチャートである。 (A)は、前処理装置10の概略的な電気的構成の第二の例を示すブロック図である。(B)は、印刷装置1の概略的な電気的構成の第二の例を示すブロック図である。 第四メイン処理のフローチャートである。 (A)は、第五メイン処理のフローチャートである。(B)は、取得処理のフローチャートである。 端末装置2の概略的な電気的構成の第二の例を示すブロック図である。 第六メイン処理のフローチャートである。 前処理制御装置がコードリーダを備えない構成の例を示す図である。
本発明の各実施形態の前処理制御装置を、図面を参照し説明する。
<第一実施形態>
第一実施形態における前処理制御装置は、後述する印刷装置1である。第一実施形態における印刷データを記憶する記憶装置は、後述するサーバ3のHDD(Hard Disc Drive)64である。印刷装置1は、後述するコードリーダ35により布帛等の処理媒体を識別可能な識別情報を取得し、後述する第一テーブル81から識別情報に基づき前処理指示を取得する。印刷装置1は、識別情報を含む送信指示を、印刷データを記憶するHDD64を有するサーバ3に送信すると共に、処理媒体に対し前処理を実施する後述する前処理装置10に取得した前処理指示を送信する。すなわち、印刷装置1は、識別情報に基づき取得した前処理指示を送信する。従って、印刷装置1は、識別情報に基づく前処理指示を、処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する。
布帛の材質の一例は、綿、ポリエステル、綿とポリエステルとの混合等である。識別情報は、上述した様に、処理媒体を識別可能な情報であり、処理媒体に対応付けられた前処理指示、及び印刷データを特定可能な情報である。前処理指示は、処理媒体に対する前処理の条件を示す情報であり、塗布処理情報、及び熱処理情報を含む。
塗布処理情報は、処理媒体に対する前処理剤の塗布処理の条件を示す情報である。前処理剤は、処理媒体に吐出されたカラーインクの定着を向上させる為の機能インクであり、一例として、CaCl等の金属塩を含む水溶液である。熱処理情報は、処理媒体に対する熱処理の条件を示す情報である。塗布処理情報、及び熱処理情報については、更に後述する。送信指示は、識別情報に対応する印刷データの送信を指示する情報である。印刷データは印刷装置1が処理媒体に印刷を行う為の情報である。
<システム構成>
図1に示す様に、一又は複数の印刷装置1、一又は複数の端末装置2、一又は複数の前処理装置10、及びサーバ3は、ネットワーク4を介して互いに接続されている。ネットワーク4は、一例として、イントラネット、及びインターネット等である。また、一又は複数の印刷装置1、一又は複数の端末装置2、一又は複数の前処理装置10、及びサーバ3は、USB(Universal Serial Bus)(登録商標)等のシリアルポートに接続可能なシリアルケーブルを介して、夫々接続されていても良い。更に、ネットワーク4を介した接続とシリアルケーブルを介した接続が混在していても良い。
<前処理装置10>
前処理装置10は、プラテン(図示略)、塗布部18(図2(A)参照)、及び熱処理部50(図2(A)参照)等を備える。プラテンは処理媒体を載置する。プラテンは、プラテンモータ17(図2(A)参照)等で構成させるプラテン搬送機構(図示略)により、塗布部18、及び熱処理部50に搬送される。プラテンは、上面が搬送方向に長尺な略長方形状である。プラテンモータ17は、一例として、ステッピングモータである。塗布部18は、複数のスプレー(図示略)を備えており、スプレーが前処理剤を噴霧することにより、処理媒体に前処理剤を塗布する。熱処理部50は、処理媒体を高温で加圧して前処理剤を乾燥させることにより、前処理剤の処理媒体への定着を向上させ、画質を向上させる。
<前処理装置10の電気的構成>
図2(A)に示す様に、前処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、フラッシュメモリ14、センサ15、駆動回路16,19、塗布部18、操作部22、表示部23、入出力部24、及び通信部25等を備え、バス26を介して互いに接続されている。CPU11は、前処理装置10を制御し、ROM12から各種のプログラムを読み出し、RAM13をワーキングメモリとして使用し、各種の処理を実行する。
フラッシュメモリ14は、後述する第二テーブル82等の各種のテーブル、及び各種のパラメータ等を記憶している。テーブルは対応情報の一例であり、本実施形態においてはテーブルを例に説明するが、対応情報の態様は任意である。また、フラッシュメモリ14は、プラテンモータ17のステップ数と熱処理位置、プラテンの各Y座標における塗布開始位置を対応付けて記憶している。
プラテンのY軸はプラテンの搬送方向と平行である。つまり、プラテンのY軸は、プラテンの長尺方向と平行である。プラテンのX軸は、プラテンの搬送方向に水平且つ直交する方向と平行である。つまり、プラテンのX軸は、プラテンの短尺方向と平行である。
センサ15は、透過センサ等の位置検出用のセンサであり、プラテンのセット位置を検出可能な位置に配置されている。センサ15は、セット位置を検出可能であれば、機械式、光学式の何れかの位置検出用のセンサを用いることができる。セット位置は、処理媒体をプラテンに載置する位置である。
駆動回路16は、プラテンモータ17に接続しており、CPU11の制御の下、プラテンモータ17を駆動する。駆動回路19は、プレスモータ20に接続しており、CPU11の制御の下、プレスモータ20を駆動する。本実施形態においては、センサ15とプラテンモータ17との組み合わせにより、検出部27が構成される。本実施形態においては、上述した様に、プラテンモータ17は、ステッピングモータである。フラッシュメモリ14は、プラテンモータ17のステップ数と熱処理位置、プラテンの各Y座標における塗布開始位置を対応付けて記憶している。故に、セット位置からのステップ数により、検出部27は、プラテンの各Y座標における塗布開始位置、熱処理位置を夫々検出できる。また、検出部27は、塗布範囲の塗布終了位置を検出できる。
操作部22は、操作パネル等を備えている。操作パネルは、例えば、ボタン等を備えている。従って、作業者は、操作部22を介して、所望の指示を前処理装置10に与えることができる。表示部23は、周知のディスプレイ装置等で構成される。表示部23は、タッチパネル(図示略)を備え、操作部22としても機能しても良い。入出力部24は、SD(Secure Digital)メモリカードスロット、及びUSB(Universal Serial Bus)(登録商標)ポートや他の規格のシリアルポート等を備えている。
通信部25は、無線モジュール(図示略)と有線モジュール(図示略)の内の少なくとも一方を有し、印刷装置1、端末装置2、及びサーバ3とネットワーク4を介して相互に通信可能である。前処理装置10は、通信部25に代えて、USBポートに接続可能な無線モジュールにより、印刷装置1、端末装置2、及びサーバ3とネットワーク4を介して接続されても良い。
<印刷装置1の電気的構成>
図2(B)に示す様に、印刷装置1は、CPU31、ROM32、RAM33、記憶装置34、コードリーダ35、操作部36、表示部37、入出力部38、通信部39、駆動回路41〜44等を備え、バスを介して互いに接続されている。CPU31は、印刷装置1を制御し、ROM32から各種のプログラムを読み出し、RAM33をワーキングメモリとして使用し、各種の処理を実行する。例えば、CPU31は、第一メイン処理プログラムをROM32から読み出して、後述する第一メイン処理を実行する。記憶装置34は、フラッシュメモリ、HDD等の不揮発性の記憶装置である。記憶装置34は、後述する第一テーブル81等の各種のテーブル、及び各種のパラメータ等を記憶している。
コードリーダ35は、布帛等の処理媒体に付されたバーコード等の一次元コード、QRコード(登録商標)等の二次元、及び三次元等のコードの情報を読み取り、CPU31に入力する。一次元コード等のコードの情報は、布帛等の処理媒体に関連付けられた識別情報である。
操作部36、操作パネル等(図示略)を備えている。操作パネルは、例えば、ボタン等を備えている。従って、操作部36を介して、作業者の指示がCPU31に入力される。また、作業者は、布帛等の処理媒体に付されたコードがバーコードである場合には、バーコートに併記されている数字列を、操作部36を介して入力しても良い。表示部37は、周知のディスプレイ装置等で構成される。表示部37は、タッチパネル(図示略)を備え、操作部36として機能しても良い。入出力部38は、SDメモリカードスロット、及びUSBポートや他の規格のシリアルポート等を備えている。
通信部39は、無線モジュール(図示略)と有線モジュール(図示略)の内の少なくとも一方を有し、前処理装置10、端末装置2、及びサーバ3とネットワーク4を介して相互に通信可能である。印刷装置1は、通信部39に代えて、USBポートに接続可能な無線モジュールにより、前処理装置10、端末装置2、及びサーバ3とネットワーク4を介して接続されても良い。
駆動回路41は、第一ヘッド45に接続しており、CPU31の制御の下、第一ヘッド45の各ノズル(図示略)からカラーインクの液滴を吐出する。駆動回路42は、第二ヘッド46に接続しており、CPU31の制御の下、第二ヘッド46の各ノズル(図示略)から白色インクの液滴を吐出する。駆動回路43は、キャリッジモータ47に接続しており、CPU31の制御の下、キャリッジモータ47を駆動する。駆動回路44は、プラテンモータ48に接続しており、CPU31の制御の下、プラテンモータ48を駆動する。
<端末装置2の電気的構成>
端末装置2は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット、高機能携帯電話等である。図3(A)に示す様に、端末装置2は、CPU51、ROM52、RAM53、記憶装置54、操作部55、表示部56、入出力部57、及び通信部58等を備え、バス59を介して互いに接続されている。CPU51は、端末装置2を制御し、記憶装置54から各種のプログラムを読み出し、RAM53をワーキングメモリとして使用して各種の処理を実行する。記憶装置54は、各種のプログラム、及び各種の情報等を記憶する。記憶装置54は、一例として、HDD、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置である。
操作部55、キーボード(図示略)、又は操作パネル(タッチパネルを含む)等を備えている。キーボード、又は操作パネルは、例えば、ボタン等を備えている。従って、操作部55を介して、作業者の指示がCPU51に入力される。表示部56は、周知のディスプレイ装置等で構成される。表示部56は、タッチパネル(図示略)を備え、操作部55として機能しても良い。入出力部57は、SDメモリカードスロット、及びUSBポートや他の規格のシリアルポート等を備えている。
通信部58は、無線モジュール(図示略)と有線モジュール(図示略)の内の少なくとも一方を有し、前処理装置10、印刷装置1、及びサーバ3とネットワーク4を介して相互に通信可能である。端末装置2は、通信部58に代えて、USBポートに接続可能な無線モジュールにより、前処理装置10、印刷装置1、及びサーバ3とネットワーク4を介して接続されても良い。
<サーバ3の電気的構成>
図3(B)が示す様に、サーバ3は、CPU61、ROM62、RAM63、HDD64、入出力部65、及び通信部66等を備え、バス67を介して互いに接続されている。CPU61は、サーバ3を制御し、HDD64から各種のプログラムを読み出し、RAM63をワーキングメモリとして使用して各種の処理を実行する。HDD64は、後述する第三テーブル83等の各種のテーブル、各種のプログラム、及び各種の情報等を記憶する。
通信部66は、無線モジュール(図示略)と有線モジュール(図示略)の内の少なくとも一方を有し、前処理装置10、印刷装置1、及び端末装置2とネットワーク4を介して相互に通信可能である。サーバ3は、通信部66に代えて、USBポートに接続可能な無線モジュールにより、前処理装置10、印刷装置1、及び端末装置2とネットワーク4を介して接続されても良い。
<第一テーブル81>
図4(A)に示す様に、第一テーブル81は、識別情報と前処理指示とが対応付けられたテーブルである。第一テーブル81は、上述した様に、本実施形態においては印刷装置1の記憶装置34が記憶している。前処理指示は、上述した様に、塗布処理に関する塗布処理情報と熱処理に関する熱処理情報とが有る。塗布処理情報は、図4(A)の例では、単位面積当たりの塗布量(mg/cm)、塗布範囲、及び前処理剤の種類である。単位面積当たりの塗布量(mg/cm)は、前処理剤の単位面積当たりの塗布量(mg/cm)を示す情報である。塗布範囲は、前処理剤を塗布する範囲を示す情報である。前処理剤の種類は、前処理剤の種類を示す情報である。
熱処理情報は、図4(A)の例では、熱処理圧力(N/cm)、熱処理時間(sec)、熱処理温度(℃)、熱処理範囲、及び熱処理回数である。熱処理圧力(N/cm)は、熱処理部50がヒートプレス、又はヒートローラ等、熱処理の対象である処理媒体に圧力を加える場合における、熱処理の際に加える圧力の値である。従って、熱処理部50が近赤外線ヒータ、又は送風装置等、処理媒体に非接触の場合には、ヌル(―)が設定されている。熱処理時間(sec)は熱処理を行う時間である。熱処理温度(℃)は熱処理の温度である。熱処理範囲は、熱処理を行う範囲である。熱処理回数は、設定されている熱処理時間(sec)の熱処理を繰り返す回数である。
<第二テーブル82>
図4(B)に示す様に、第二テーブル82は、塗布部18が備えるスプレー毎にプラテンのX軸方向の塗布区間が対応付けられているテーブルである。第二テーブル82は、上述した様に、前処理装置10のフラッシュメモリ14が記憶している。図4(B)に示す第二テーブル82は、スプレーの数が七個の場合の例である。例えば、スプレー(3)の塗布区間は[b,c]である。つまり、スプレー(3)は、塗布区間[b,c]に噴霧出来る。
<第三テーブル83>
図4(C)に示す様に、第三テーブル83は、識別情報と印刷データとを対応付けたテーブルである。第三テーブル83は、上述した様に、本実施形態においてはサーバ3のHDD64が記憶している。
<第一メイン処理>
図5を参照し、第一メイン処理の流れを説明する。印刷装置1のCPU31は、ROM32から第一メイン処理プログラムを読み出し、RAM33をワーキングメモリとして使用し、第一メイン処理を実行する。第一メイン処理は、例えば、印刷装置1の電源がONになったことをトリガとして開始される。
CPU31は、識別情報を取得したか判定する(S1)。具体的には、コードリーダ35により読み取られた処理媒体の識別情報がCPU31に入力されたか判定することにより、CPU31は、識別情報を取得したか判定する。CPU31は、識別情報を取得していないと判定した場合には(S1:NO)、S1の処理を繰り返す。
CPU31は、識別情報を取得したと判定した場合には(S1:YES)、例えば、通信部39を介して、取得した識別情報を含む送信指示をサーバ3に送信する(S3)。送信指示を受信したサーバ3は、第三テーブル83の識別情報欄をトレースし、送信指示に含まれる識別情報と一致する識別情報を特定する。サーバ3は、第三テーブル83において特定した識別情報と対応する印刷データを特定する。サーバ3は、特定した印刷データを、送信指示を送信した印刷装置1に返信する。
CPU31は、取得した識別情報に基づき前処理指示を特定する(S5)。具体的には、CPU31は、第一テーブル81の識別情報欄をトレースし、取得した識別情報と一致する識別情報を特定する。CPU31は、第一テーブル81に基づき、特定した識別情報に対応する前処理指示を特定する。
CPU31は、第一テーブル81から特定した前処理指示を取得する(S7)。CPU31は、取得した識別情報が不実施指示を含んでいるか判定する(S9)。不実施指示は、前処理の不実施を指示する情報である。CPU31は、不実施指示を含んでいると判定した場合には(S9:YES)、例えば、通信部39を介して、ネットワーク4を介して接続されている端末装置2又は前処理装置10に不実施情報を送信する(S11)。不実施情報は、前処理を不実施する旨を示す情報である。不実施情報を受信した端末装置2又は前処理装置10は、表示部に前処理を実施しない旨を表示する。CPU31は、不実施指示を含む前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する(S12)。不実施指示を含む前処理指示を受信した前処理装置10は、不実施指示に従って、前処理を実施しない。CPU31は、S13の処理に進む。
CPU31は、不実施指示を含んでいないと判定した場合には(S9:NO)、例えば、通信部39を介して、不実施指示を含まない前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する(S13)。
CPU31は、S3の処理で、印刷データの送信を指示する送信指示をサーバ3に送信しているので、印刷データを受信したか判定する(S15)。具体的には、通信部39から印刷データがCPU31に入力されたか判定することにより、CPU31は、印刷データを受信したか判定する。CPU31は、印刷データを受信していないと判定した場合には(S15:NO)、S15の処理を繰り返す。CPU31は、印刷データを受信したと判定した場合には(S15:YES)、受信した印刷データがラスタデータであるか判定する(S17)。具体的には、CPU31は、印刷データを解析し、データ形式を特定することにより、印刷データがラスタデータであるか判定する。
CPU31は、ラスタデータであると判定した場合には(S17:YES)、S21の処理に進む。CPU31は、ラスタデータではないと判定した場合には(S17:NO)、既存の変換方法に基づき、印刷データをラスタデータに変換する(S19)。CPU31は、印刷開始の指示が有るか判定する(S21)。印刷開始の指示は、印刷開始を指示する情報である。例えば、CPU31は、操作部36から印刷開始の指示が入力された場合、又は端末装置2から印刷開始の指示が入力された場合に、印刷開始の指示が入力されたと判定する(S21:YES)。
CPU31は、印刷開始の指示がないと判定した場合には(S21:NO)、S21の処理を繰り返す。CPU31は、印刷開始の指示が有ると判定した場合には(S21:YES)、駆動回路41〜44を制御し、印刷データに従って処理媒体に印刷を実施する(S23)。CPU31は、S1の処理に戻る。
<第一実施形態の主な作用、及び効果>
上記第一実施形態によれば、印刷装置1は、前処理制御装置として機能し、コードリーダ35により処理媒体の識別情報を取得する。印刷装置1は、保持する第一テーブル81を参照し、取得した識別情報に対応する前処理指示を取得する。印刷装置1は、取得した識別情報に対応する印刷データの送信を指示する送信指示を、印刷データを記憶するHDD64を有するサーバ3に送信すると共に、識別情報に基づく前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する。これにより、印刷装置1は、一度の識別情報の取得により前処理指示を送信し、サーバ3から印刷データを送信させることができる。故に、別々の情報の取得により前処理指示を送信し、サーバ3から印刷データを送信させる場合と比較して、処理工数が減る。
上記第一実施形態の第一メイン処理によれば、印刷装置1は、前処理指示を送信する(S13)前に、取得した識別情報に対応する印刷データの送信を指示する送信指示をサーバ3に送信する(S3)。すなわち、前処理装置10が処理媒体に対する前処理を完了する前に、印刷装置1は、送信指示をサーバ3に送信する。これにより、前処理装置10による前処理が完了するまでに印刷装置1が印刷データの取得を完了する可能性が高くなる。故に、前処理の完了後、印刷処理の開始までの待ち時間が生じる可能性が低くなる。
上記第一実施形態によれば、印刷装置1は、取得した識別情報に不実施指示が含まれている場合、不実施指示を含む前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する。これにより、印刷装置1は、前処理装置10に前処理を実施するか否かを通知できる。
上記第一実施形態によれば、印刷装置1は、識別情報に不実施指示が含まれている場合、不実施情報を端末装置2又は前処理装置10に送信し、前処理を実施しない旨を表示部に表示させる。これにより、印刷装置1は、前処理を実施しない場合なのに、前処理装置10に処理媒体がセットされてしまう可能性を低減できる。
<第二実施形態>
第二実施形態における前処理制御装置は、印刷装置1である。第二実施形態における印刷データを記憶する記憶装置は、サーバ3のHDD64である。印刷装置1は、コードリーダ35により処理媒体の識別情報を取得し、印刷データを記憶するHDD64を有するサーバ3に取得した識別情報を含む送信指示を送信する。印刷装置1は、前処理指示を保持する端末装置2、サーバ3、及び前処理装置10の何れかに識別情報を含む前処理指示要求を送信することにより前処理指示を取得する。
印刷装置1は、取得した前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する。すなわち、印刷装置1は、前処理指示を保持する端末装置2、サーバ3、及び前処理装置10の何れかに識別情報を含む前処理指示要求を送信して取得した前処理指示を送信する。従って、印刷装置1は、識別情報に基づく前処理指示を、処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する。前処理指示要求は、識別情報を含み、識別情報に対応する前処理指示の送信を要求する情報である。
印刷装置1、端末装置2、サーバ3、及び前処理装置10の夫々の電気的構成は、第一実施形態と同じであるので、説明は省略する。但し、第一テーブル81が端末装置2、サーバ3、及び前処理装置10の何れかの記憶装置に記憶されている。
<第二メイン処理>
図6を参照し、第二メイン処理の流れを説明する。印刷装置1のCPU31は、ROM32から第二メイン処理プログラムを読み出し、RAM33をワーキングメモリとして使用し、第二メイン処理を実行する。第二メイン処理は、例えば、印刷装置1の電源がONになったことをトリガとして開始される。第一メイン処理と同じ処理については、第一メイン処理と同じステップ番号を付し説明を省略する。
CPU31は、第一メイン処理と同様にS1、及びS3の処理を実行後に、第一テーブル81を保持する端末装置2、サーバ3、及び前処理装置10の何れかに前処理指示要求を送信する(S4)。前処理指示要求を受信した端末装置2、サーバ3、及び前処理装置10の何れかは、第一テーブル81を参照し、識別情報に対応する前処理指示を特定する。端末装置2、サーバ3、及び前処理装置10の何れかは、前処理指示要求を送信した印刷装置1に特定した前処理指示を返信する。
CPU31は、前処理指示を受信したか判定する(S6)。例えば、通信部39は前処理指示を受信すると、受信した前処理指示をCPU31に入力する。CPU31は、前処理指示が入力されたか判定することにより、前処理指示を受信したか判定する。CPU31は、前処理指示を受信していないと判定した場合には(S6:NO)、S6の処理を繰り返す。CPU31は、前処理指示を受信したと判定した場合には(S6:YES)、第一メイン処理と同様に、S9〜S23の処理を行う。CPU31は、S1の処理に戻る。
<第二実施形態の主な作用、及び効果>
上記第二実施形態によれば、印刷装置1は、前処理制御装置として機能し、コードリーダ35により処理媒体の識別情報を取得する。印刷装置1は、第一テーブル81を保持する端末装置2、サーバ3、及び前処理装置10の何れかに前処理指示要求を送信することにより前処理指示を取得する。印刷装置1は、取得した識別情報に対応する印刷データの送信を指示する送信指示を、印刷データを記憶するHDD64を有するサーバ3に送信すると共に、識別情報に基づく前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する。これにより、印刷装置1は、一度の識別情報の取得により前処理指示を送信し、サーバ3から印刷データを送信させることができる。故に、別々の情報の取得により前処理指示を送信し、サーバ3から印刷データを送信させる場合と比較して、処理工数が減る。
上記第二実施形態によれば、印刷装置1は、前処理指示を送信する前に、取得した識別情報に対応する印刷データの送信を指示する送信指示をサーバ3に送信する。すなわち、前処理装置10が処理媒体に対する前処理を完了する前に、印刷装置1は、送信指示をサーバ3に送信する。これにより、前処理装置10による前処理が完了するまでに印刷装置1が印刷データの取得を完了する可能性が高くなる。故に、前処理の完了後、印刷処理の開始までの待ち時間が生じる可能性が低くなる。
上記第二実施形態によれば、印刷装置1は、取得した識別情報に不実施指示が含まれている場合、不実施指示を含む前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する。これにより、印刷装置1は、前処理装置10に前処理を実施するか否かを通知できる。
上記第二実施形態によれば、印刷装置1は、識別情報に不実施指示が含まれている場合、不実施情報を端末装置2又は前処理装置10に送信し、前処理を実施しない旨を表示部に表示させる。これにより、印刷装置1は、前処理を実施しない場合なのに、前処理装置10に処理媒体がセットされてしまう可能性を低減できる。
<第三実施形態>
第三実施形態における前処理制御装置は、印刷装置1である。第三実施形態における印刷データを記憶する記憶装置は、サーバ3のHDD64である。印刷装置1は、コードリーダ35により処理媒体の識別情報を取得し、印刷データを記憶するHDD64を有するサーバ3に取得した識別情報を含む送信指示を送信する。印刷装置1は、処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に識別情報を含む第一取得指示を送信する。すなわち、印刷装置1は、前処理を実施する前処理装置10に前処理指示を取得させる。第一取得指示は、前処理指示の取得を指示する情報である。
印刷装置1、端末装置2、サーバ3、及び前処理装置10の夫々の電気的構成は、第一実施形態と同じであるので、説明は省略する。但し、第一テーブル81が印刷装置1、端末装置2、サーバ3、及び前処理装置10の何れかの記憶装置に記憶されている。
<第三メイン処理>
図7を参照し、第三メイン処理の流れを説明する。印刷装置1のCPU31は、ROM32から第三メイン処理プログラムを読み出し、RAM33をワーキングメモリとして使用し、第三メイン処理を実行する。第三メイン処理は、例えば、印刷装置1の電源がONになったことをトリガとして開始される。第一メイン処理と同じ処理については、第一メイン処理と同じステップ番号を付し説明を省略する。
CPU31は、第一メイン処理と同様に、S1、及びS3の処理を実行後に、識別情報を含む第一取得指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する(S14)。第一取得指示を受信した前処理装置10は、第一テーブル81を保持する場合には、第一テーブル81を参照し、識別情報に対応する前処理指示を取得する。前処理装置10は、第一テーブル81を保持しない場合には、第一テーブル81を保持する印刷装置1、端末装置2、及びサーバ3の何れかに識別情報を含む前処理指示要求を送信することにより、識別情報に対応する前処理指示を取得する。CPU31は、第一メイン処理と同様に、S15〜S23の処理を実行する。CPU31は、S1の処理に戻る、
<第三実施形態の主な作用、及び効果>
上記第三実施形態によれば、印刷装置1は、前処理制御装置として機能し、コードリーダ35により処理媒体の識別情報を取得する。印刷装置1は、取得した識別情報に対応する印刷データの送信を指示する送信指示を、印刷データを記憶するHDD64を有するサーバ3に送信すると共に、処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に第一取得指示を送信する。これにより、印刷装置1は、一度の識別情報の取得により前処理指示を取得させ、サーバ3から印刷データを送信させることができる。故に、別々の情報の取得により前処理指示を取得させ、サーバ3から印刷データを送信させる場合と比較して、処理工数が減る。
上記第三実施形態によれば、印刷装置1は、第一取得指示を送信する前に、取得した識別情報に対応する印刷データの送信を指示する送信指示をサーバ3に送信する。すなわち、前処理装置10が処理媒体に対する前処理を完了する前に、印刷装置1は、送信指示をサーバ3に送信する。これにより、前処理装置10による前処理が完了するまでに印刷装置1が印刷データの取得を完了する可能性が高くなる。故に、前処理の完了後、印刷処理の開始までの待ち時間が生じる可能性が低くなる。
<第四実施形態>
第四実施形態における前処理制御装置は前処理装置10である。第四実施形態における印刷データを記憶する記憶装置は、サーバ3のHDD64である。前処理装置10は、後述するコードリーダ21により処理媒体の識別情報を取得する。前処理装置10は、保持する第一テーブル81から取得した識別情報に基づき前処理指示を取得すると共に、識別情報を含む送信指示をサーバ3に送信する。
端末装置2、及びサーバ3の夫々の電気的構成は、第一実施形態と同じであるので、説明は省略する。但し、図8に示す様に、印刷装置1がコードリーダ35を備える代わりに、前処理装置10がコードリーダ21を備える。印刷装置1、及び前処理装置10の他の電気的構成は第一実施形態と同じであるので、説明は省略する。また、第一テーブル81が前処理装置10のフラッシュメモリ14に記憶されている。
<第四メイン処理>
図9を参照し、第四メイン処理の流れを説明する。前処理装置10のCPU11は、ROM12から第四メイン処理プログラムを読み出し、RAM13をワーキングメモリとして使用し、第四メイン処理を実行する。第四メイン処理は、例えば、前処理装置10の電源がONになったことをトリガとして開始される。
CPU11は、識別情報を取得したか判定する(S31)。具体的には、コードリーダ21により読み取られた処理媒体の識別情報がCPU11に入力されたか判定することにより、CPU11は、識別情報を取得したか判定する。CPU11は、識別情報を取得していないと判定した場合には(S31:NO)、S31の処理を繰り返す。
CPU11は、識別情報を取得したと判定した場合には(S31:YES)、例えば、通信部25を介して、取得した識別情報を含む送信指示を、印刷データを記憶するHDD64を有するサーバ3に送信する(S33)。S33の処理は、第一メイン処理のS3の処理と同じである。従って、送信指示を受信したサーバ3が行う処理の説明は省略する。CPU11は、取得した識別情報に基づき前処理指示を特定する(S35)。具体的には、CPU11は、第一テーブル81の識別情報欄をトレースし、取得した識別情報と一致する識別情報を特定する。CPU11は、第一テーブル81において特定した識別情報に対応する前処理指示を特定する。
CPU11は、第一テーブル81から特定した前処理指示を取得する(S37)。CPU11は、取得した識別情報が不実施指示を含んでいるか判定する(S39)。CPU11は、不実施指示を含んでいると判定した場合には(S39:YES)、例えば、通信部25を介して、ネットワーク4を介して接続されている印刷装置1又は端末装置2に不実施情報を送信する(S41)。CPU11は、S31の処理に戻る。不実施情報を受信した印刷装置1又は端末装置2は、表示部に前処理を実施しない旨を表示する。
CPU11は、不実施指示を含んでいないと判定した場合には(S39:NO)、取得した前処理指示に従って、処理媒体に対し前処理を実施する(S43)。CPU11は、S31の処理に戻る。
<第四実施形態の主な作用、及び効果>
上記第四実施形態によれば、前処理装置10は、前処理制御装置として機能し、コードリーダ21により処理媒体の識別情報を取得する。前処理装置10は、保持している第一テーブル81を参照し、取得した識別情報に対応する前処理指示を取得する。前処理装置10は、取得した識別情報に対応する印刷データの送信を指示する送信指示を、印刷データを記憶するHDD64を有するサーバ3に送信する。これにより、前処理装置10は、一度の識別情報の取得により前処理指示を取得し、サーバ3から印刷データを送信させることができる。故に、別々の情報の取得により前処理指示を取得し、サーバ3から印刷データを送信させる場合と比較して、処理工数が減る。
上記第四実施形態によれば、前処理装置10は、前処理指示を取得する前に、取得した識別情報に対応する印刷データの送信を指示する送信指示をサーバ3に送信する。すなわち、前処理装置10は、処理媒体に対する前処理を完了する前に、送信指示をサーバ3に送信する。これにより、前処理装置10による前処理が完了するまでに印刷装置1が印刷データの取得を完了する可能性が高くなる。故に、前処理の完了後、印刷処理の開始までの待ち時間が生じる可能性が低くなる。
上記第四実施形態によれば、前処理装置10は、識別情報に不実施指示が含まれている場合、不実施情報を印刷装置1又は端末装置2に送信し、前処理を実施しない旨を表示部に表示させる。これにより、前処理装置10は、前処理を実施しない場合なのに、処理媒体がセットされてしまう可能性を低減できる。
上記第四実施形態によれば、前処理装置10は、識別情報に不実施指示が含まれている場合、処理媒体に対し前処理を実施しない。これにより、前処理装置10は、識別情報に不実施指示が含まれているか否かにより、処理媒体に対し前処理の実施をするか判定できる。従って、前処理装置10は、前処理を必要としない処理媒体に対し前処理を実施してしまう等の人為的なミスが生じる可能性を低減できる。
<第五実施形態>
第五実施形態における前処理制御装置は、前処理装置10である。第五実施形態における印刷データを記憶する記憶装置は、サーバ3のHDD64である。前処理装置10は、コードリーダ21により処理媒体の識別情報を取得する。前処理装置10は、保持する第一テーブル81から識別情報に基づき前処理指示を取得する。前処理装置10は、識別情報を含む第二取得指示を処理媒体に対し印刷を実施する印刷装置1に送信する。第二取得指示は、印刷データの取得を指示する情報である。
印刷装置1、端末装置2、サーバ3、及び前処理装置10の夫々の電気的構成は、第四実施形態と同じであるので、説明は省略する。
<第五メイン処理>
図10(A)を参照し、第五メイン処理の流れを説明する。前処理装置10のCPU11は、ROM12から第五メイン処理プログラムを読み出し、RAM13をワーキングメモリとして使用し、第五メイン処理を実行する。第五メイン処理は、例えば、前処理装置10の電源がONになったことをトリガとして開始される。第四メイン処理と同じ処理については、第四メイン処理と同じステップ番号を付し説明を省略する。
CPU11は、第四メイン処理と同様に、S31の処理を実行後に、識別情報を含む第二取得指示を処理媒体に対し印刷を実施する印刷装置1に送信する(S32)。CPU11は、第四メイン処理と同様に、S35〜S39、及びS43の処理を実行する。S39の処理において、CPU11は、識別情報に不実施指示が含まれていると判定した場合には(S39:YES)、前処理は不実施である旨を表示部23に表示させる(S42)。CPU11は、S31の処理に戻る。
<取得処理>
図10(B)を参照し、取得処理の流れを説明する。印刷装置1のCPU31は、ROM32から取得処理プログラムを読み出し、RAM33をワーキングメモリとして使用し、取得処理を実行する。取得処理は、例えば、印刷装置1の電源がONになったことをトリガとして開始される。
CPU31は、第二取得指示を受信したか判定する(S51)。例えば、通信部39は、第二取得指示を受信した場合、受信した第二取得指示をCPU31に入力する。CPU31は、第二取得指示が入力されたか判定することにより、第二取得指示を受信したか判定する。CPU31は、第二取得指示を受信していないと判定した場合には(S51:NO)、S51の処理を繰り返す。
CPU31は、第二取得指示を受信したと判定した場合には(S51:YES)、識別情報を含む送信指示を、印刷データを記憶するHDD64を有するサーバ3に送信する(S53)。S53の処理は、第一メイン処理のS1の処理と同じである。従って、送信指示を受信したサーバ3が実行する処理の説明は省略する。CPU31は、S53の処理で、印刷データの送信を指示する送信指示をサーバ3に送信しているので、印刷データを受信したか判定する(S55)。S55の処理は、第一メイン処理のS15の処理と同じ処理なので説明は省略する。CPU31は、印刷データを受信していないと判定した場合には(S55:NO)、S55の処理を繰り返す。
CPU31は、印刷データを受信したと判定した場合には(S55:YES)、受信した印刷データがラスタデータであるか判定する(S57)。S57の処理は、第一メイン処理のS17の処理と同じ処理なので説明は省略する。CPU31は、ラスタデータであると判定した場合には(S57:YES)、S61の処理に進む。CPU31は、ラスタデータではないと判定した場合には(S57:NO)、既存の変換方法に基づき、印刷データをラスタデータに変換する(S59)。
CPU31は、印刷開始の指示が有るか判定する(S61)。S61の処理は、第一メイン処理のS21の処理と同じ処理なので説明は省略する。CPU31は、印刷開始の指示がないと判定した場合には(S61:NO)、S61の処理を繰り返す。CPU31は、印刷開始の指示が有ると判定した場合には(S61:YES)、駆動回路41〜44を制御し、印刷データに従って処理媒体に印刷を実施する(S63)。CPU31は、S51の処理に戻る。
<第五実施形態の主な作用、及び効果>
上記第五実施形態によれば、前処理装置10は、前処理制御装置として機能し、コードリーダ21により処理媒体の識別情報を取得する。前処理装置10は、保持する第一テーブル81を参照し、取得した識別情報に対応する前処理指示を取得する。前処理装置10は、取得した識別情報を含む第二取得指示を処理媒体に対し印刷を実施する印刷装置1に送信する。これにより、前処理装置10は、一度の識別情報の取得により前処理指示を取得し、印刷データを記憶するHDD64を有するサーバ3から印刷データを送信させることができる。故に、別々の情報の取得により前処理指示を取得し、サーバ3から印刷データを送信させる場合と比較して、処理工数が減る。
上記第五実施形態によれば、前処理装置10は、前処理指示を取得する前に、取得した識別情報を含む第二取得指示を処理媒体に対し印刷を実施する印刷装置1に送信する。すなわち、前処理装置10は、処理媒体に対する前処理を完了する前に、第二取得指示を処理媒体に対し印刷を実施する印刷装置1に送信する。これにより、前処理装置10による前処理が完了するまでに印刷装置1が印刷データの取得を完了する可能性が高くなる。故に、前処理の完了後、印刷処理の開始までの待ち時間が生じる可能性が低くなる。
上記第五実施形態によれば、前処理装置10は、識別情報に不実施指示が含まれている場合、前処理を実施しない旨を表示部23に表示する。これにより、前処理装置10は、前処理を実施しない場合なのに、処理媒体がセットされてしまう可能性を低減できる。
上記第五実施形態によれば、前処理装置10は、識別情報に不実施指示が含まれている場合、処理媒体に対し前処理を実施しない。これにより、前処理装置10は、識別情報に不実施指示が含まれているか否かにより、処理媒体に対し前処理の実施をするか判定できる。従って、前処理装置10は、前処理を必要としない処理媒体に対し前処理を実施してしまう等の人為的なミスが生じる可能性を低減できる。
<第六実施形態>
第六実施形態における前処理制御装置は、端末装置2である。第六実施形態における印刷データを記憶する記憶装置は、サーバ3のHDD64である。端末装置2は、後述するコードリーダ60により処理媒体の識別情報を取得する。端末装置2は、保持する第一テーブル81から識別情報に基づき前処理指示を取得すると共に、識別情報を含む送信指示を、印刷データを記憶するHDD64を有するサーバ3に送信する。端末装置2は、取得した前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する。すなわち、端末装置2は、識別情報に基づき取得した前処理指示を送信するので、識別情報に基づく前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する。
サーバ3、及び前処理装置10の夫々の電気的構成は、第一実施形態と同じであるので、説明は省略する。但し、図11に示す様に、印刷装置1がコードリーダ35を備える代わりに、端末装置2がコードリーダ60を備える。印刷装置1、及び端末装置2の他の電気的構成は第一実施形態と同じであるので、説明は省略する。また、第一テーブル81が端末装置2の記憶装置54に記憶されている。
<第六メイン処理>
図12を参照し、第六メイン処理の流れを説明する。端末装置2のCPU51は、記憶装置54から第六メイン処理プログラムを読み出し、RAM53をワーキングメモリとして使用し、第六メイン処理を実行する。第六メイン処理は、例えば、端末装置2の電源がONになったことをトリガとして開始される。
CPU51は、識別情報を取得したか判定する(S71)。具体的には、コードリーダ60により読み取られた処理媒体の識別情報がCPU51に入力されたか判定することにより、CPU51は、識別情報を取得したか判定する。CPU51は、識別情報を取得していないと判定した場合には(S71:NO)、S71の処理を繰り返す。
CPU51は、識別情報を取得したと判定した場合には(S71:YES)、例えば、通信部58を介して、取得した識別情報を含む送信指示を、印刷データを記憶するHDD64を有するサーバ3に送信する(S73)。S73の処理は第一メイン処理のS3の処理と同じである。従って、送信指示を受信したサーバ3が実行する処理の説明は省略する。CPU51は、取得した識別情報に基づき前処理指示を特定する(S75)。具体的には、CPU51は、保持する第一テーブル81の識別情報欄をトレースし、取得した識別情報と一致する識別情報を特定する。CPU51は、第一テーブル81において特定した識別情報に対応する前処理指示を特定する。
CPU51は、第一テーブル81から特定した前処理指示を取得する(S77)。CPU51は、取得した識別情報が不実施指示を含んでいるか判定する(S79)。CPU51は、不実施指示を含んでいると判定した場合には(S79:YES)、例えば、通信部58を介して、ネットワーク4を介して接続されている印刷装置1又は前処理装置10に不実施情報を送信する(S81)。不実施情報を受信した印刷装置1又は前処理装置10は、表示部に前処理を実施しない旨を表示する。CPU51は、不実施指示を含む前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する(S82)。不実施指示を含む前処理指示を受信した前処理装置10は、前処理を実施しない。CPU51は、S71の処理に進む。
CPU51は、不実施指示を含んでいないと判定した場合には(S79:NO)、例えば、通信部58を介して、不実施指示を含まない前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する(S83)。CPU51は、S71の処理に戻る。
<第六実施形態の主な作用、及び効果>
上記第六実施形態によれば、端末装置2は、前処理制御装置として機能し、コードリーダ60により処理媒体の識別情報を取得する。端末装置2は、第一テーブル81を参照し、取得した識別情報に対応する前処理指示を取得する。端末装置2は、取得した識別情報に対応する印刷データの送信を指示する送信指示をサーバ3に送信すると共に、識別情報に基づく前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する。これにより、端末装置2は、一度の識別情報の取得により前処理指示を送信し、サーバ3から印刷データを送信させることができる。故に、別々の情報の取得により前処理指示を送信し、サーバ3から印刷データを送信させる場合と比較して、処理工数が減る。
上記第六実施形態によれば、端末装置2は、前処理指示を送信する前に、取得した識別情報に対応する印刷データの送信を指示する送信指示をサーバ3に送信する。すなわち、前処理装置10が処理媒体に対する前処理を完了する前に、端末装置2は、送信指示をサーバ3に送信する。これにより、前処理装置10による前処理が完了するまでに印刷装置1が印刷データの取得を完了する可能性が高くなる。故に、前処理の完了後、印刷処理の開始までの待ち時間が生じる可能性が低くなる。
上記第六実施形態によれば、端末装置2は、取得した識別情報に不実施指示が含まれている場合、不実施指示を含む前処理指示を処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に送信する。これにより、端末装置2は、前処理装置10に前処理を実施するか否かを通知できる。
上記第六実施形態によれば、端末装置2は、識別情報に不実施指示が含まれている場合、不実施情報を印刷装置1又は前処理装置10に送信し、前処理を実施しない旨を表示部に表示させる。これにより、端末装置2は、前処理を実施しない場合なのに、前処理装置10に処理媒体がセットされてしまう可能性を低減できる。
<変形例>
上記第四実施形態〜第六実施形態において、前処理制御装置として機能する前処理装置10又は端末装置2は、第一テーブル81を保持しなくても良い。この場合、前処理制御装置として機能する前処理装置10又は端末装置2は、第一テーブル81を保持するサーバ3等に前処理指示要求を送信することにより前処理指示を取得しても良い。
上記第六実施形態において、端末装置2は、処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に第一取得指示を送信し、前処理指示は、前処理装置10により第一テーブル81を保持する印刷装置1、端末装置2、及びサーバ3の何れかから取得させても良い。
上記第四実施形態、及び第六実施形態において、前処理制御装置として機能する前処理装置10又は端末装置2は、処理媒体に対し印刷を実施する印刷装置1に第二取得指示を送信し、印刷データは、印刷装置1によりサーバ3から取得させても良い。
上記第一実施形態、第二実施形態、第四実施形態、及び第六実施形態において、前処理制御装置として機能する印刷装置1、前処理装置10、又は端末装置2は、識別情報に不実施指示が含まれている場合、自装置が備える表示部に前処理は不実施である旨を表示しても良い。
上記第一実施形態〜第六実施形態において、印刷装置1、端末装置2、及び前処理装置10の何れかが第三テーブル83を保持しても良い。すなわち、印刷装置1、端末装置2、及び前処理装置10の何れかの記憶装置が印刷データを記憶しても良い。この場合、前処理制御装置は、印刷データを記憶する印刷装置1、端末装置2、及び前処理装置10の何れかに送信指示を送れば良い。
前処理制御装置として機能する印刷装置1、端末装置2、又は前処理装置10は、自装置以外が第一テーブル81を保持する場合、処理媒体に対し前処理を実施する前処理装置10に、前処理指示を保持する装置から前処理指示を送信させる様にしても良い。この場合、前処理制御装置として機能する印刷装置1、端末装置2、又は前処理装置10は、第二送信指示を、前処理指示を保持する装置に送信すれば良い。第二送信指示は、識別情報を含み、識別情報に対応する前処理指示の送信を指示する情報である。
上記第一実施形態〜第六実施形態において、前処理制御装置として機能する印刷装置1、端末装置2、又は前処理装置10が夫々コードリーダ35,60,21を備えている。しかしながら、前処理制御装置は、コードリーダを備えていなくても良い。図13は、前処理制御装置として機能する端末装置2Bの代わりに端末装置2Aがコードリーダ60を備える例を示す図である。端末装置2Aは、コードリーダ60により処理媒体の識別情報を取得し、取得した識別情報を、ネットワーク4又はシリアルケーブルを介して、前処理制御装置として機能する端末装置2Bに送信する。すなわち、前処理制御装置として機能する端末装置2Bは、端末装置2Aから識別情報を取得する。コードリーダを備えない前処理制御装置は、印刷装置1、又は前処理装置10であっても良い。また、コードリーダを備える前処理制御装置として機能しない装置は、印刷装置1、又は前処理装置10であっても良い。
前処理制御装置は、送信指示をサーバ3に送信する前に、前処理指示を処理媒体に対し前処理を実行する前処理装置10に送信しても良い。また、前処理制御装置は、送信指示をサーバ3に送信する前に、第一取得指示を処理媒体に対し前処理を実行する前処理装置10に送信しても良い。また、前処理制御装置は、送信指示をサーバ3に送信する前に、前処理指示を保持する装置に、処理媒体に対し前処理を実行する前処理装置10に識別情報に対応する前処理指示を送信させる要求を送信しても良い。
メイン処理等を実行する為のプログラム等は、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等に記憶し、印刷装置1、端末装置2、及び前処理装置10は各種のプログラムをダウンロード等しても良い。
実施形態または変形例に応じて、印刷装置1、端末装置2、前処理装置10、及びサーバ3は、ROM、RAM以外の他の種類の記憶装置を利用しても良い。例えば、印刷装置1、端末装置2、前処理装置10、及びサーバ3は、CAM(Content Addressable Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の記憶装置を有しても良い。
実施形態または変形例に応じて、印刷装置1、端末装置2、前処理装置10、及びサーバ3の電気的構成は図2等と異なっていても良く、図2等に例示した規格・種類以外のその他のハードウェアが印刷装置1、端末装置2、前処理装置10、及びサーバ3に適用できる。
例えば、図2等に示す印刷装置1、端末装置2、前処理装置10、及びサーバ3の制御部は、ハードウェア回路で実現しても良い。具体的には、CPU11等の少なくとも一方の代わりに、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のリコンフィギュラブル回路、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で、制御部は実現しても良い。CPU11等とハードウェア回路の双方で、制御部は実現しても良い。
<その他>
コードリーダ21,35,60、操作部22,36,55、入出力部24,38,57、又は通信部25,39,58は、本発明の「取得部」の一例である。フラッシュメモリ14、記憶装置34、記憶装置54、及びHDD64は、本発明の「記憶装置」の一例である。識別情報に対応する印刷データは、本発明の「特定印刷データ」の一例である。入出力部24,38,57、又は通信部25,39,58は、本発明の「第一送信部」の一例である。入出力部24,38,57、又は通信部25,39,58は、本発明の「第二送信部」の一例である。前処理装置10は、本発明の「前処理部」の一例である。CPU11,31,51は、本発明の「表示制御手段」の一例である。不実施指示は、本発明の「前処理を実施するか否かを示す情報」の一例である。CPU11,31,51は、本発明の「コンピュータ」の一例である。
1 印刷装置
2 端末装置
3 サーバ
10 前処理装置
11 CPU
14 フラッシュメモリ
21 コードリーダ
22 操作部
24 入出力部
25 通信部
31 CPU
34 記憶装置
35 コードリーダ
36 操作部
38 入出力部
39 通信部
51 CPU
54 記憶装置
55 操作部
57 入出力部
58 通信部
60 コードリーダ
64 HDD

Claims (9)

  1. 処理媒体を識別可能な識別情報を取得する取得部と、
    前記処理媒体に対し前処理を行う前処理部に、前記取得部により取得された前記識別情報に基づく前処理指示を送信する第一送信部と、
    一又は複数の印刷データを記憶する記憶装置に、前記識別情報に基づく特定印刷データの送信指示を送信する第二送信部と、
    を備えることを特徴とする前処理制御装置。
  2. 前記第二送信部は、前記前処理部が前記前処理を完了する前に、前記送信指示を送信することを特徴とする請求項1に記載の前処理制御装置。
  3. 前記取得部は、前記前処理を実施するか否かを示す情報を含む前記識別情報を取得し、
    前記前処理を実施するか否かを示す前記情報を含む前記識別情報に基づき前記前処理が実施されない場合、前記第一送信部は、前記前処理を実施しないことを示す前記前処理指示を送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の前処理制御装置。
  4. 前記前処理を実施しない場合、表示装置に前記前処理を実施しない旨を表示させる表示制御部を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の前処理制御装置。
  5. 前記前処理制御装置は、前記処理媒体に対し印刷を行う印刷装置であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の前処理制御装置。
  6. 前記前処理制御装置は、前記前処理部を備える前処理装置であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の前処理制御装置。
  7. 前記前処理制御装置は、前記処理媒体に対し印刷を行う印刷装置及び前記前処理部を備える前処理装置と通信可能に接続されている端末装置であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の前処理制御装置。
  8. 処理媒体を識別可能な識別情報を取得する取得ステップと、
    前記処理媒体に対し前処理を行う前処理部に、前記取得ステップにより取得した前記識別情報に基づく前処理指示を送信する第一送信ステップと、
    一又は複数の印刷データを記憶する記憶装置に、前記識別情報に基づく特定印刷データの送信指示を送信する第二送信ステップと、
    を備えることを特徴とする前処理制御方法。
  9. 前処理制御装置のコンピュータに
    処理媒体を識別可能な識別情報を取得する取得処理と、
    前記処理媒体に対し前処理を行う前処理部に、前記取得処理により取得した前記識別情報に基づく前処理指示を送信する第一送信処理と、
    一又は複数の印刷データを記憶する記憶装置に、前記識別情報に基づく特定印刷データの送信指示を送信する第二送信処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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