JP2019179118A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】現像ローラを離間位置に位置させた状態で、現像ローラの回転を停止することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、動力ギア21Yと、第1斜歯ギア22Yと、第2斜歯ギア23Yと、電磁クラッチを含むギア列26Yと、ジョイント27Yと、ロッド30Yと、セクターギア31Yと、第1レバー34Yと、第2レバー35Yとを備える。動力ギア21Yからジョイント27Yへの動力の伝達は、電磁クラッチをオフ状態にすることにより解除される。これにより現像ローラの回転は停止する。また、電磁クラッチがオフ状態になると、第2斜歯ギアに加わるスラスト力が無くなり、第2斜歯ギアは、回転位置から停止位置へ移動し、第1レバーが、第1停止位置から第2停止位置へ移動し、セクターギアを押圧解除位置で止め、ロッド30Yが退避位置に位置することにより、現像ローラは離間位置に位置する。【選択図】図3

Description

本開示は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置は、感光ドラムと、現像ローラと、カムと、モーターとを備える。現像ローラは、感光ドラムと接触する接触位置と、感光ドラムから離れる離間位置との間を移動可能である。カムは、現像ローラを接触位置と離間位置との間で移動させる。モーターは、カムを回転させる(下記特許文献1参照)。
特開2012−128017号公報
上記した特許文献1に記載の画像形成装置では、カムとモーターとによって、現像ローラを接触位置と離間位置との間で移動させることはできるが、現像ローラを離間位置に位置させたときに、現像ローラの回転を停止させることができない。
離間位置に位置する現像ローラは、画像形成に用いられない。そのため、現像ローラの劣化を抑制するという観点から、離間位置に位置する現像ローラは、停止されることが望ましい。
そこで、本開示の目的は、現像ローラを離間位置に位置させた状態で、現像ローラの回転を停止することができる画像形成装置を提供することにある。
本開示の画像形成装置は、感光ドラムと、現像ローラと、モーターと、動力ギアと、第1斜歯ギアと、第2斜歯ギアと、バネと、ギア列と、ジョイントと、ロッドと、セクターギアと、第1レバーと、第2レバーとを備える。
現像ローラは、感光ドラムと接触する接触位置と、感光ドラムから離れる離間位置との間を移動可能である。
動力ギアは、軸方向に延びる第1軸について回転可能である。動力ギアは、モーターからの動力を受けて回転可能である。
第1斜歯ギアは、軸方向に延びる第2軸について回転可能である。第1斜歯ギアは、軸方向に移動しない。
第2斜歯ギアは、第1斜歯ギアと噛み合う。第2斜歯ギアは、軸方向に延びる第3軸について回転可能である。第2斜歯ギアは、第1斜歯ギアと噛み合った状態で回転することにより生じるスラスト力によって、回転していないときの停止位置から、回転しているときの回転位置へ、軸方向に移動可能である。
バネは、回転位置に位置する第2斜歯ギアを停止位置に向かって押圧する。
ギア列は、動力ギアから第2斜歯ギアに動力を伝える。ギア列は、電磁クラッチを含む。電磁クラッチは、動力ギアから第2斜歯ギアに動力を伝えるオン状態か、または、動力ギアから第2斜歯ギアへの動力の伝達を解除するオフ状態に切り替え可能である。
ジョイントは、現像ローラに動力を伝える。ジョイントは、電磁クラッチがオン状態である場合に、ギア列、第2斜歯ギアおよび第1斜歯ギアを少なくとも介して伝わるモーターからの動力を受けて、回転する。ジョイントは、電磁クラッチがオン状態である場合に、モーターからの動力を受けないことにより、停止する。ジョイントは、ジョイントギアを有する。
ロッドは、現像ローラを接触位置と離間位置との間で移動させる。ロッドは、現像ローラが接触位置に位置することを許容する進出位置と、現像ローラを離間位置に位置させる退避位置との間を、軸方向に移動可能である。
セクターギアは、電磁クラッチ、第2斜歯ギア、第1斜歯ギアおよびジョイントから独立して、軸方向に延びる第4軸について回転可能である。セクターギアは、カムを有する。セクターギアは、カムでロッドを押圧してロッドを進出位置に位置させる押圧位置と、カムによるロッドに対する押圧を解除してロッドが退避位置に位置することを許容する押圧解除位置との間を回転可能である。セクターギアは、押圧位置と押圧解除位置との間を回転するときに、少なくとも動力ギアを介して伝わるモーターからの動力を受けて、回転する。セクターギアは、押圧位置または押圧解除位置に位置するときに、モーターからの動力を受けないことにより、停止する。
第1レバーは、軸方向に延びる第5軸について回動可能である。第1レバーは、セクターギアを押圧位置で止める第1停止位置と、セクターギアを押圧解除位置で止める第2停止位置との間を回動可能である。
第2レバーは、軸方向と直交する第6軸について回動可能である。第2レバーは、第1レバーを第1停止位置に位置させるレバー第1位置と、第1レバーを第2停止位置に位置させるレバー第2位置との間を回動可能である。第2レバーは、電磁クラッチがオフ状態からオン状態に切り替わり、第2斜歯ギアがスラスト力によって停止位置から回転位置へ移動することにより、レバー第2位置からレバー第1位置へ移動する。第2レバーは、電磁クラッチがオン状態からオフ状態に切り替わり、第2斜歯ギアがバネの押圧力によって回転位置から停止位置へ移動することにより、レバー第1位置からレバー第2位置へ移動する。
このような構成によれば、電磁クラッチがオン状態である場合、モーターからの動力は、動力ギア、ギア列、第2斜歯ギアおよび第1斜歯ギアを順に伝わって、ジョイントに入力される。これにより、現像ローラは、回転する。
また、電磁クラッチがオン状態である場合、第2斜歯ギアは、第1斜歯ギアと噛み合った状態で回転することにより生じるスラスト力によって、停止位置から回転位置へ、軸方向に移動する。すると、第2レバーは、第2斜歯ギアが停止位置から回転位置へ移動することにより、レバー第2位置からレバー第1位置へ移動する。また、第1レバーは、第2レバーがレバー第2位置からレバー第1位置へ移動することにより、第2停止位置から第1停止位置へ移動する。
すると、セクターギアは、押圧解除位置から押圧位置へ回転し、第1停止位置に位置するレバーによって、押圧位置で止められる。セクターギアが押圧位置に位置することにより、ロッドは、進出位置に位置する。これにより、現像ローラは、接触位置に位置する。
つまり、電磁クラッチをオン状態にすることにより、現像ローラを接触位置に位置させた状態で、現像ローラを回転させることができる。
一方、電磁クラッチがオフ状態である場合、動力ギアから第2斜歯ギアへの動力の伝達が解除されることにより、現像ローラの回転は、停止する。
また、電磁クラッチがオフ状態である場合、第2斜歯ギアは、バネの押圧力によって、回転位置から停止位置へ、軸方向に移動する。すると、第2レバーは、第2斜歯ギアが回転位置から停止位置へ移動することにより、レバー第1位置からレバー第2位置へ移動する。また、第1レバーは、第2レバーがレバー第1位置からレバー第2位置へ移動することにより、第1停止位置から第2停止位置へ移動する。
すると、セクターギアは、押圧位置から押圧解除位置へ回転し、第2停止位置に位置するレバーによって、押圧解除位置で止められる。セクターギアが押圧解除位置に位置することにより、ロッドは、退避位置に位置する。これにより、現像ローラは、離間位置に位置する。
つまり、電磁クラッチをオフ状態にすることにより、現像ローラを離間位置に位置させた状態で、現像ローラの回転を停止することができる。
本発明の画像形成装置によれば、現像ローラを離間位置に位置させた状態で、現像ローラの回転を停止することができる。
図1は、画像形成装置の概略構成図であって、4つの現像ローラのそれぞれが、接触位置に位置する状態を示す。 図2は、図1に示す画像形成装置であって、4つの現像ローラのそれぞれが、離間位置に位置する状態を示す。 図3は、第1実施形態の切替機構の斜視図を示す。 図4は、図3に示す切替機構を軸方向から見た側面図であって、切替機構が駆動伝達状態である場合を示す。 図5は、図4に示す切替機構を軸方向と交差する方向から見た側面図である。 図6は、図3に示す切替機構を軸方向から見た側面図であって、切替機構が伝達解除状態である場合を示す。 図7は、図6に示す切替機構を軸方向と交差する方向から見た側面図である。 図8は、第2実施形態の切替機構を説明するための説明図である。
1.画像形成装置1の概略
図1を参照して、画像形成装置1の概略について説明する。
画像形成装置1は、本体ケーシング2と、給紙トレイ3と、4つの感光ドラム4Y、4M、4C、4Kと、4つの帯電器5Y、5M、5C、5Kと、露光装置6と、4つの現像カートリッジ7Y、7M、7C、7Kと、転写装置8と、定着器9とを備える。
1.1 本体ケーシング
本体ケーシング2は、画像形成装置1の外装を構成する。本体ケーシング2は、給紙トレイ3と、4つの感光ドラム4Y、4M、4C、4Kと、4つの帯電器5Y、5M、5C、5Kと、露光装置6と、4つの現像カートリッジ7Y、7M、7C、7Kと、転写装置8と、定着器9とを収容する。
1.2 給紙トレイ
給紙トレイ3は、シートSを収容する。給紙トレイ3内のシートSは、感光ドラム4Yに向かって搬送される。シートSは、例えば、印刷用紙である。感光ドラム4Yについては、後で説明する。
1.3 4つの感光ドラム
4つの感光ドラム4Y、4M、4C、4Kは、第1方向に並ぶ。感光ドラム4Yは、第2方向に延びるドラム軸について回転可能である。第2方向は、第1方向と交差する方向である。好ましくは、第2方向は、第1方向と直交する。感光ドラム4Yは、第2方向に延び、円筒形状を有する。なお、感光ドラム4M、4C、4Kのそれぞれの構造は、感光ドラム4Yの構造と同じである。そのため、感光ドラム4M、4C、4Kのそれぞれの構造についての説明を、省略する。
1.4 4つの帯電器
帯電器5Yは、感光ドラム4Yの周面を帯電させる。帯電器5Mは、感光ドラム4Mの周面を帯電させる。帯電器5Cは、感光ドラム4Cの周面を帯電させる。帯電器5Kは、感光ドラム4Kの周面を帯電させる。4つの帯電器5Y、5M、5C、5Kのそれぞれは、具体的には、スコロトロン型の帯電器である。なお、4つの帯電器5Y、5M、5C、5Kのそれぞれは、帯電ローラであってもよい。
1.5 露光装置
露光装置6は、感光ドラム4Yを露光する。帯電器5Yが感光ドラム4Yの周面を帯電させた後、露光装置6が、帯電された感光ドラム4Yの周面に光を照射して露光することにより、感光ドラム4Yの周面に静電潜像が形成される。露光装置6は、具体的には、レーザー光で感光ドラム4Yの周面を走査するレーザースキャンユニットである。なお、露光装置6は、LEDアレイを備えるLEDユニットであってもよい。露光装置6は、感光ドラム4M、4C、4Kも露光する。
1.6 4つの現像カートリッジ
現像カートリッジ7Yは、トナーを収容可能である。現像カートリッジ7Yは、画像形成装置1に装着可能である。現像カートリッジ7Yは、現像ローラ10Yを備える。すなわち、画像形成装置1は、現像ローラ10Yを備える。
現像ローラ10Yは、第2方向に延びる現像ローラ軸について回転可能である。現像ローラ10Yは、第2方向に延び、円柱形状を有する。現像ローラ10Yの一部は、現像カートリッジ7Yの内部に収容される。現像ローラ10Yは、現像カートリッジ7Yが画像形成装置1に装着された状態で、感光ドラム4Yの周面に接触する。これにより、現像ローラ10Yは、現像カートリッジ7Y内のトナーを感光ドラム4Yの周面に供給可能である。現像ローラ10Yが現像カートリッジ7Y内のトナーを感光ドラム4Yの周面に供給することにより、静電潜像が現像され、感光ドラム4Yの周面に、トナー像が、形成される。
なお、現像カートリッジ7Mは、現像ローラ10Mを備える。現像カートリッジ7Cは、現像ローラ10Cを備える。現像カートリッジ7Kは、現像ローラ10Kを備える。すなわち、画像形成装置1は、4つの現像ローラ10Y、10M、10C、10Kを備える。現像ローラ10Mは、現像カートリッジ7M内のトナーを感光ドラム4Mの周面に供給可能である。現像ローラ10Cは、現像カートリッジ7C内のトナーを感光ドラム4Cの周面に供給可能である。現像ローラ10Kは、現像カートリッジ7K内のトナーを感光ドラム4Kの周面に供給可能である。
1.7 転写装置
転写装置8は、4つの感光ドラム4Y、4M、4C、4Kに形成されたトナー像をシートSに転写する。給紙トレイ3から供給されたシートSは、転写装置8と4つの感光ドラム4Y、4M、4C、4Kとの間を通って定着器9に向かって搬送される。このとき、転写装置8は、4つの感光ドラム4Y、4M、4C、4Kのそれぞれに形成されたトナー像をシートSに転写する。
1.8 定着器
定着器9は、トナー像が転写されたシートSを加熱および加圧して、シートSにトナー像を定着させる。定着器9を通過したシートSは、本体ケーシング2の上面に排紙される。
2.第1実施形態
次に、図2から図7を参照して、第1実施形態について説明する。
図3から図5に示すように、画像形成装置1は、モーター11(図4参照)と、離間部材12Y(図5参照)と、切替機構13Yとを備える。なお、画像形成装置1は、さらに、離間部材12M、12C、12Kと、切替機構13M、13C、13Kとを備える。すなわち、画像形成装置1は、4つの切替機構13Y、13M、13C、13Kを備える。離間部材12M、12C、12Kのそれぞれは、離間部材12Yと同じ構造を有し、切替機構13M、13C、13Kは、切替機構13Yと同じ構造を有している。そのため、以下の説明において、離間部材12M、12C、12K、および、切替機構13M、13C、13Kの図示および説明を、省略する。
2.1 モーター
図4に示すモーター11は、本体ケーシング2内に設けられる。モーター11の動力は、図示されていないギア列により、切替機構13Yの動力ギア21Yに伝えられる。
2.2 離間部材
図5および図7に示すように、離間部材12Yは、現像ローラ10Yを接触位置(図1参照)から離間位置(図2参照)に移動させる。すなわち、現像ローラ10Yは、接触位置と離間位置との間を移動可能である。現像ローラ10Yが接触位置である場合、現像ローラ10Yは、感光ドラム4Yと接触する。現像ローラ10Yが離間位置である場合、現像ローラ10Yは、感光ドラム4Yから離れる。
離間部材12Yは、図5に示す第1位置と、図7に示す第2位置との間を移動可能である。離間部材12Yが第1位置に位置する場合、現像ローラ10Yは、接触位置(図1参照)に位置する。離間部材12Yが第2位置に位置する場合、現像ローラ10Yは、離間位置(図2参照)に位置する。
離間部材12Yは、軸方向に移動可能である。軸方向は、第1軸A1(図3参照)が延びる方向である。第1軸A1については、後で説明する。この実施形態では、軸方向は、第2方向と同じ方向である。
2.3 切替機構
切替機構13Yは、図4および図5に示す動力伝達状態か、または、図6および図7に示す伝達解除状態に切り替え可能である。切替機構13Yが動力伝達状態である場合、切替機構13Yは、現像ローラ10Yを接触位置(図1参照)に位置させるとともに、現像ローラ10Yに動力を伝達可能である。切替機構13Yが伝達解除状態である場合、切替機構13Yは、現像ローラ10Yを離間位置(図2参照)に位置させるとともに、現像ローラ10Yに対する動力の伝達を解除する。
詳しくは、図3に示すように、切替機構13Yは、動力ギア21Y、第1斜歯ギア22Y、ダブルギア200Y、バネ25Y(図5参照)、ギア列26Y、ジョイント27Y、アイドルギア28Y(図4参照)、アイドルギア29Y、ロッド30Y、セクターギア31Y、アイドルギア32Y、アイドルギア33Y、トーションバネ43Y、第1レバー34Y、支持プレート44Yおよび第2レバー35Yを備える。すなわち、画像形成装置1は、動力ギア21Yと、第1斜歯ギア22Yと、バネ25Yと、ギア列26Yと、ジョイント27Yと、ロッド30Yと、セクターギア31Yと、第1レバー34Yと、第2レバー35Yとを備える。
なお、動力ギア21Y、ギア列26Y、ダブルギア200Y、第1斜歯ギア22Y、アイドルギア28Y、アイドルギア29Yおよびジョイント27Yは、モーター11(図4参照)からの動力を現像ローラ10Yに伝えるための機構である。ロッド30Yおよびセクターギア31Yは、現像ローラ10Yを接触位置から離間位置へ移動させるための機構である。第1レバー34Yおよび第2レバー35Yは、セクターギア31Yの回転を止めるための機構である。
2.3.1 動力ギア
動力ギア21Yは、第1軸A1について回転可能である。第1軸A1は、軸方向に延びる。動力ギア21Yには、図示されていないギア列により、モーター11(図4参照)からの動力が、伝えられる。動力ギア21Yは、モーター11からの動力を受けて回転可能である。
2.3.2 第1斜歯ギア
第1斜歯ギア22Yは、第2軸A2について回転可能である。第2軸A2は、軸方向に延びる。第1斜歯ギア22Yは、軸方向に移動しない。第1斜歯ギア22Yは、軸方向において、所定の長さを有する。所定の長さは、回転位置に位置する第2斜歯ギア23Y(図5参照)と噛み合うことができ、かつ、停止位置に位置する第2斜歯ギア23Y(図7参照)とも噛み合うことができる長さである。
2.3.3 ダブルギア
ダブルギア200Yは、第3軸A3について回転可能である。第3軸A3は、軸方向に延びる。
ダブルギア200Yは、図5および図7に示すように、ダブルギア停止位置(図7参照)とダブルギア回転位置(図5参照)との間を、軸方向に移動可能である。ダブルギア停止位置は、ダブルギア200Yの回転が停止しているときのダブルギア200Yの位置である。ダブルギア回転位置は、ダブルギア200Yが回転しているときのダブルギア200Yの位置である。詳しくは、ダブルギア200Yは、第2斜歯ギア23Yが第1斜歯ギア22Yと噛み合い、平歯ギア24Yがアイドルギア42Yと噛み合った状態を維持したまま、ダブルギア停止位置とダブルギア回転位置との間を、移動可能である。つまり、ダブルギア200Yは、アイドルギア42Yから第1斜歯ギア22Yへ動力を伝達可能な状態を維持したまま、ダブルギア停止位置とダブルギア回転位置との間を、移動可能である。第2斜歯ギア23Y、平歯ギア24Yおよびアイドルギア42Yについては、後で説明する。
また、ダブルギア200Yは、バネ25Yにより、ダブルギア回転位置からダブルギア停止位置へ向かって押圧されている。バネ25Yについては、後で説明する。ダブルギア200Yは、第2斜歯ギア23Yが第1斜歯ギア22Yと噛み合った状態で回転することにより生じるスラスト力によって、バネ25Yの押圧力に抗して、ダブルギア停止位置からダブルギア回転位置へ移動する。すなわち、ダブルギア200Yがダブルギア回転位置に位置する状態におけるバネ25Yの押圧力は、スラスト力よりも小さい。また、ダブルギア200Yは、ダブルギア200Yの回転が停止し、スラスト力が発生しなくなることによって、バネ25Yの押圧力により、ダブルギア回転位置からダブルギア停止位置へ移動する。
次に、ダブルギア200Yの構造について説明する。ダブルギア200Yは、第2斜歯ギア23Yおよび平歯ギア24Yを備える。すなわち、切替機構13Yは、第2斜歯ギア23Yおよび平歯ギア24Yを備える。また、画像形成装置1は、第2斜歯ギア23Yおよび平歯ギア24Yを備える。
第2斜歯ギア23Yは、第3軸A3について回転可能である。第2斜歯ギア23Yは、第1斜歯ギア22Yと噛み合う。第2斜歯ギア23Yは、第1斜歯ギア22Yと噛み合った状態で回転することにより生じるスラスト力によって、停止位置(図7参照)から回転位置(図5参照)へ、軸方向に移動可能である。停止位置は、第2斜歯ギア23Yが回転していないときの第2斜歯ギア23Yの位置である。回転位置は、第2斜歯ギア23Yが回転しているときの第2斜歯ギア23Yの位置である。第2斜歯ギア23Yは、第1斜歯ギア22Yと噛み合った状態を維持したまま、停止位置と回転位置との間を移動する。
平歯ギア24Yは、第2斜歯ギア23Yとともに軸方向に移動可能である。平歯ギア24Yは、軸方向において、第2斜歯ギア23Yと第2レバー35Yとの間に位置する。平歯ギア24Yは、第2斜歯ギア23Yとともに第3軸A3(図3参照)について回転可能である。平歯ギア24Yは、ギア列26Yのアイドルギア42Yと噛み合う。アイドルギア42Yについては、後で説明する。平歯ギア24Yがアイドルギア42Yと噛み合うことにより、平歯ギア24Yは、ギア列26Yから動力を受けて回転する。なお、平歯ギア24Yは、アイドルギア42Yと噛み合った状態を維持したまま、第2斜歯ギア23Yとともに軸方向に移動する。
2.3.4 支持プレート
支持プレート44Yは、ダブルギア200Yに連結されており、ダブルギア200Yとともに軸方向に移動可能である。支持プレート44Yは、第2斜歯ギア23Yが停止位置から回転位置へ移動するときの第2斜歯ギア23Yの移動方向において、第2斜歯ギア23Yの下流側に位置する。具体的には、支持プレート44Yは、軸方向において、平歯ギア24Yに対して第2斜歯ギア23Yの反対側に位置する。支持プレート44Yは、第2斜歯ギア23Yおよび平歯ギア24Yとともに軸方向に移動可能である。支持プレート44Yは、回転しない。第2斜歯ギア23Yおよび平歯ギア24Yは、支持プレート44Yに対して回転可能である。
2.3.5 バネ
バネ25Yは、図5に示すように、軸方向において、支持プレート44Yに対して、第2斜歯ギア23Yの反対側に位置する。バネ25Yは、圧縮コイルバネである。バネ25Yは、第2斜歯ギア23Yが回転位置に位置する場合に、軸方向において、支持プレート44Yによって、第2斜歯ギア23Yが停止位置(図7参照)に位置する場合よりも圧縮される。これにより、バネ25Yは、支持プレート44Yを押圧する。バネ25Yは、支持プレート44Yを押圧することにより、間接的に、回転位置に位置する第2斜歯ギア23Yを停止位置に向かって押圧する。
2.3.6 ギア列
図3および図4に示すように、ギア列26Yは、動力ギア21Yから第2斜歯ギア23Yへ動力を伝えるためのギア列である。ギア列26Yは、動力ギア21Yと平歯ギア24Yとを繋ぐ。ギア列26Yは、平歯ギア24Yを介して、動力ギア21Yから第2斜歯ギア23Yへ動力を伝える。ギア列26Yは、図4に示すように、電磁クラッチ38Yを含む。
電磁クラッチ38Yは、ギア列26Yの途中に介在されている。具体的には、電磁クラッチ38Yは、アイドルギア39Yとアイドルギア40Y(図3参照)との間に介在されている。アイドルギア39Yおよびアイドルギア40Yについては、後で説明する。電磁クラッチ38Yは、オン状態か、または、オフ状態に切り替え可能である。電磁クラッチ38Yがオン状態である場合、アイドルギア39Yからアイドルギア40Yに動力を伝える。これにより、電磁クラッチ38Yは、動力ギア21Yから第2斜歯ギア23Yに動力を伝える。また、電磁クラッチ38Yがオフ状態である場合、アイドルギア39Yからアイドルギア40Yへの動力の伝達を解除する。これにより、電磁クラッチ38Yは、動力ギア21Yから第2斜歯ギア23Yへの動力の伝達を解除する。
詳しくは、電磁クラッチ38Yは、ステータ381と、ロータ382と、アーマチュア383とを備える。ステータ381は、本体ケーシング2内において固定される。ロータ382は、ステータ381に対して回転可能である。アーマチュア383は、電磁クラッチ38Yがオン状態である場合、ロータ382とともに、ステータ381に対して回転可能となる。また、アーマチュア383は、電磁クラッチ38Yがオフ状態である場合、ロータ382とは独立に、ステータ381に対して回転可能となる。
ギア列26Yは、図3に示すように、さらに、アイドルギア36Y、アイドルギア37Y、アイドルギア39Y、アイドルギア40Y、アイドルギア41Yおよびアイドルギア42Yを含む。
アイドルギア36Yは、動力ギア21Yと噛み合う。アイドルギア36Yは、動力ギア21Yから動力を受けて回転可能である。
アイドルギア37Yは、アイドルギア36Yとともに回転可能である。アイドルギア37Yは、アイドルギア36Yと一体である。
アイドルギア39Yは、アイドルギア37Yと噛み合う。アイドルギア39Yは、アイドルギア37Yから動力を受けて回転可能である。詳しくは、アイドルギア39Yは、電磁クラッチ38Yのアーマチュア383に取り付けられる。
アイドルギア40Yは、電磁クラッチ38Yがオン状態である場合、アイドルギア39Yとともに回転可能である。また、アイドルギア40Yは、電磁クラッチ38Yがオフ状態である場合、停止する。詳しくは、アイドルギア40Yは、電磁クラッチ38Yのロータ382に取り付けられる。
アイドルギア41Yは、アイドルギア40Yと噛み合う。アイドルギア41Yは、電磁クラッチ38Yがオン状態である場合、アイドルギア40Yから動力を受けて回転可能である。アイドルギア41Yは、電磁クラッチ38Yがオフ状態である場合、停止する。
アイドルギア42Yは、アイドルギア41Yとともに回転可能である。アイドルギア42Yは、アイドルギア41Yと一体である。アイドルギア41Yは、図5および図7に示すように、軸方向において、所定の長さを有する。所定の長さは、平歯ギア24Yが第2斜歯ギア23Yとともに軸方向に移動した場合に、平歯ギア24Yとの噛み合いが外れない長さである。アイドルギア42Yは、平歯ギアである。
2.3.7 ジョイント
ジョイント27Yは、図4に示すように、電磁クラッチ38Yがオン状態である場合に、モーター11からの動力を受けて、回転する。詳しくは、電磁クラッチ38Yがオン状態である場合、モーター11からの動力は、少なくとも、ギア列26Y、第2斜歯ギア23Yおよび第1斜歯ギア22Yを介して、ジョイント27Yに伝わる。具体的には、電磁クラッチ38Yがオン状態である場合、モーター11からの動力は、ギア列26Y、平歯ギア24Y、第2斜歯ギア23Y、第1斜歯ギア22Y、アイドルギア28Yおよびアイドルギア29Y(図3参照)を介して、ジョイント27Yに伝わる。一方、ジョイント27Yは、電磁クラッチ38Yがオン状態である場合に、モーター11からの動力を受けないことにより、停止する。ジョイント27Yは、図4に示すように、ジョイントギア271と、カップリング272とを有する。
ジョイントギア271は、第1軸A1について回転可能である。
カップリング272は、ジョイントギア271とともに、第1軸A1について回転可能である。カップリング272は、軸方向に延び、円筒形状を有する。カップリング272は、現像カートリッジ7Yが画像形成装置1に装着された状態で、現像カートリッジ7Yの現像カップリングに嵌まる。現像カップリングは、図示されていない。カップリング272は、現像カップリングに嵌まった状態で、現像カップリングとともに、第1軸A1について回転可能となる。これにより、カップリング272が現像カップリングに嵌まった状態で、ジョイント27Yは、現像ローラ10Yに動力を伝えることができる。なお、カップリング272は、ジョイントギア271に対して、軸方向に移動可能である。カップリング272は、現像カップリングに嵌まる位置と、現像カップリングから離れる位置との間を、軸方向に移動可能である。
2.3.8 アイドルギア
アイドルギア28Yは、第1斜歯ギア22Yと噛み合う。アイドルギア28Yは、電磁クラッチ38Yがオン状態である場合、第1斜歯ギア22Yから動力を受けて回転可能である。アイドルギア28Yは、電磁クラッチ38Yがオフ状態である場合、停止する。アイドルギア28Yは、斜歯ギアである。
アイドルギア29Yは、図3に示すように、ジョイントギア271に噛み合う。アイドルギア29Yは、アイドルギア28Y(図4参照)とともに回転可能である。アイドルギア29Yは、アイドルギア28Yと一体である。
2.3.9 ロッド
ロッド30Yは、図5に示す進出位置と、図7に示す退避位置との間を、軸方向に移動可能である。ロッド30Yは、現像ローラ10Yを接触位置(図1参照)と離間位置(図2参照)との間で移動させる。
詳しくは、ロッド30Yは、退避位置から進出位置へ移動することにより、離間部材12Yを、第2位置(図7参照)から第1位置(図5参照)へ向かって押圧する。これにより、図5に示すように、ロッド30Yが進出位置に位置する場合、ロッド30Yは、離間部材12Yを、第1位置に位置させる。離間部材12Yが第1位置に位置する場合、現像ローラ10Yは、接触位置に位置する。すなわち、ロッド30Yが進出位置に位置する場合、ロッド30Yは、現像ローラ10Yが接触位置に位置させる。
また、ロッド30Yは、進出位置から退避位置へ移動することにより、離間部材12Yが第1位置(図5参照)から第2位置(図7参照)へ移動することを許容する。これにより、図7に示すように、ロッド30Yが退避位置に位置する場合、ロッド30Yは、離間部材12Yが第2位置に位置することを許容する。離間部材12Yが第2位置に位置する場合、現像ローラ10Yは、離間位置に位置する。すなわち、ロッド30Yが退避位置に位置する場合、ロッド30Yは、現像ローラ10Yが離間位置に位置することを許容する。
2.3.10 セクターギア
図3に示すように、セクターギア31Yは、第4軸A4について回転可能である。第4軸A4は、軸方向に延びる。セクターギア31Yは、動力ギア21Yからジョイント27Yに動力を伝えるいずれのギアとも噛み合わない。すなわち、セクターギア31Yは、電磁クラッチ38Yを含むギア列26Y、平歯ギア24Y、第2斜歯ギア23Y、第1斜歯ギア22Y、アイドルギア28Y、アイドルギア29Yおよびジョイント27Yから独立して回転可能である。セクターギア31Yは、押圧位置(図4参照)と押圧解除位置(図6参照)との間を回転可能である。図5に示すように、セクターギア31Yが押圧位置に位置する場合、セクターギア31Yは、ロッド30Yを押圧してロッド30Yを進出位置に位置させる。また、図7に示すように、セクターギア31Yが押圧解除位置に位置する場合、セクターギア31Yは、ロッド30Yに対する押圧を解除して、ロッド30Yが退避位置に位置することを許容する。
図4および図6に示すように、セクターギア31Yは、押圧位置(図4参照)または押圧解除位置(図6参照)に位置するときに、モーター11からの動力を受けないことにより、停止する。また、セクターギア31Yは、押圧位置と押圧解除位置との間を回転するときに、モーター11からの動力を受けて、回転する。モーター11からの動力は、少なくとも、動力ギア21Yを介して、セクターギア31Yに伝わる。具体的には、モーター11からの動力は、動力ギア21Y、アイドルギア33Y(図3参照)およびアイドルギア32Yを順に伝わって、セクターギア31Yに伝わる。
詳しくは、図3に示すように、セクターギア31Yは、ギア歯を有する部分P1、P2と、ギア歯を有さない部分P3、P4とを有する。
セクターギア31Yは、ギア歯を有する部分P1がアイドルギア33Yと噛み合うことにより、押圧解除位置(図6参照)から押圧位置(図4参照)に回転する。その後、セクターギア31Yは、ギア歯を有する部分P1とアイドルギア33Yとの噛み合いが解除され、ギア歯を有さない部分P3がアイドルギア33Yと向かい合うタイミングで、第1停止位置(図4参照)に位置する第1レバー34Yと接触することにより、押圧位置で止まる。第1レバー34Yについては、後で詳しく説明する。
また、セクターギア31Yは、ギア歯を有する部分P2がアイドルギア33Yと噛み合うことにより、押圧位置(図4参照)から押圧解除位置(図6参照)に回転する。その後、セクターギア31Yは、ギア歯を有する部分P2とアイドルギア33Yとの噛み合いが解除され、ギア歯を有さない部分P4がアイドルギア33Yと向かい合うタイミングで、第2停止位置(図6参照)に位置する第1レバー34Yと接触することにより、押圧解除位置で止まる。
具体的には、図3から図5に示すように、セクターギア31Yは、セクターギア本体310(図3参照)と、第1カム311(図5参照)と、第2カム312(図3参照)と、第1突起313(図4参照)と、第2突起314(図4参照)とを有する。
セクターギア本体310は、図3に示すように、円板形状を有する。セクターギア本体310は、上記したギア歯を有する部分P1、P2と、ギア歯を有さない部分P3、P4とを有する。また、セクターギア本体310は、図5および図7に示すように、第1平面S1を有する。すなわち、セクターギア31Yは、第1平面S1を有する。
第1平面S1は、図7に示すように、セクターギア31Yが押圧解除位置に位置するときに、軸方向において、退避位置に位置するロッド30Yと向かい合う。これにより、セクターギア31Yが押圧解除位置に位置する場合、セクターギア31Yは、第1カム311によるロッド30Yに対する押圧を解除してロッド30Yが退避位置に位置することを許容する。なお、第1平面S1は、セクターギア31Yが押圧解除位置に位置するときに、退避位置に位置するロッド30Yと接触してもよい。第1平面S1は、第4軸A4(図3参照)と交差する方向に延びる。好ましくは、第1平面S1は、第4軸A4と直交する方向に延びる。
第1カム311は、図5に示すように、セクターギア31Yの周方向に延びる。また、第1カム311は、セクターギア本体310から軸方向に延びる。第1カム311は、セクターギア31Yとともに回転可能である。第1カム311は、第2平面S2と、第1傾斜面S3と、第2傾斜面S4とを有する。すなわち、セクターギア31Yは、第2平面S2と、第1傾斜面S3(図7参照)と、第2傾斜面S4とを有する。
第2平面S2は、図5に示すように、セクターギア31Yが押圧位置に位置するときに、進出位置に位置するロッド30Yと、軸方向において接触する。これにより、セクターギア31Yが押圧位置に位置する場合、セクターギア31Yは、第1カム311でロッド30Yを押圧してロッド30Yを進出位置に位置させる。第2平面S2は、軸方向において、第1平面S1と異なる位置に位置する。第2平面S2は、軸方向において、第1平面S1と間隔を隔てて位置する。第2平面S2は、軸方向において、第1平面S1よりも離間部材12Yの近くに位置する。第2平面S2は、第4軸A4と交差する方向に延びる。好ましくは、第2平面S2は、第4軸A4と直交する方向に延びる。第2平面S2は、第1平面S1と平行である。
図7に示す第1傾斜面S3は、セクターギア31Yが押圧解除位置(図7参照)から押圧位置(図5参照)へ回転するときに、ロッド30Yと接触する。第1傾斜面S3は、第1平面S1と第2平面S2との間に位置する。第1傾斜面S3は、第1平面S1および第2平面S2に対して傾斜する。第1傾斜面S3は、第1平面S1と第2平面S2とを接続する。第1傾斜面S3は、第1平面S1から第2平面S2に近づくにつれて、軸方向において、離間部材12Yに近づく。セクターギア31Yが押圧解除位置から押圧位置へ回転した場合、ロッド30Yは、第1傾斜面S3の上を滑ることにより、退避位置から進出位置へ移動する。
図5に示す第2傾斜面S4は、セクターギア31Yが押圧位置(図5参照)から押圧解除位置(図7参照)へ回転するときに、ロッド30Yと接触する。第2傾斜面S4は、セクターギア31Yの周方向において、第1平面S1と第2平面S2との間に位置する。第2傾斜面S4は、第1平面S1および第2平面S2に対して傾斜する。第2傾斜面S4は、第1平面S1と第2平面S2とを接続する。第2傾斜面S4は、第2平面S2から第1平面S1に近づくにつれて、軸方向において、離間部材12Yから離れる。セクターギア31Yが押圧位置から押圧解除位置へ回転した場合、ロッド30Yは、第2傾斜面S4の上を滑ることにより、進出位置から退避位置へ移動する。
第2カム312は、図3に示すように、軸方向において、セクターギア本体310に対して、第1カム311の反対側に位置する。第2カム312は、セクターギア31Yとともに回転可能である。
第1突起313は、図4に示すように、セクターギア本体310の外周面に位置する。第1突起313は、セクターギア31Yが押圧位置に位置する場合に、第1停止位置に位置する第1レバー34Yと接触する。これにより、セクターギア31Yは、押圧位置に止まる。
第2突起314は、図6に示すように、セクターギア本体310の外周面に位置する。第2突起314は、セクターギア31Yの周方向において、第1突起313(図4参照)と異なる位置に位置する。第2突起314は、セクターギア31Yが押圧解除位置に位置する場合に、第2停止位置に位置する第1レバー34Yと接触する。これにより、セクターギア31Yは、押圧解除位置に止まる。
2.3.11 アイドルギア
アイドルギア32Yは、図3に示すように、動力ギア21Yと噛み合う。アイドルギア32Yは動力ギア21Yから動力を受けて回転可能である。
アイドルギア33Yは、アイドルギア32Yとともに回転可能である。アイドルギア33Yは、アイドルギア32Yと一体である。
2.3.12 トーションバネ
トーションバネ43Yは、図3に示すように、第2カム312に接触する。トーションバネ43Yは、セクターギア31Yが押圧位置に位置する場合、および、セクターギア31Yが押圧解除位置(図6参照)に位置する場合に、セクターギア31Yが回転する方向に向かって、第2カム312を押圧する。
これにより、セクターギア31Yが押圧位置(図4参照)に位置する場合において、第1突起313と第1レバー34Yとの接触が解除されると、トーションバネ43Yの押圧力によりセクターギア31Yが回転して、ギア歯を有する部分P2がアイドルギア33Yと噛み合う。
また、セクターギア31Yが押圧解除位置(図6参照)に位置する場合において、第2突起314と第1レバー34Yとの接触が解除されると、トーションバネ43Yの押圧力によりセクターギア31Yが回転して、ギア歯を有する部分P1がアイドルギア33Yと噛み合う。
2.3.13 第1レバー
図3に示すように、第1レバー34Yは、第5軸A5について回動可能である。第5軸A5は、軸方向に延びる。第1レバー34Yは、図4に示す第1停止位置と、図6に示す第2停止位置との間を回動可能である。第1レバー34Yが第1停止位置に位置する場合、第1レバー34Yは、セクターギア31Yを押圧位置で止める。第1レバー34Yが第2停止位置に位置する場合、第1レバー34Yは、セクターギア31Yを押圧解除位置で止める。第1レバー34Yは、図示しないバネにより、第1停止位置から第2停止位置に向かって押圧されている。第1レバー34Yは、第2レバー35Yが第2位置(図7参照)から第1位置(図5参照)へ移動するときに、第2レバー35Yによって押圧されることにより、図示しないバネの押圧力に抗して、第2停止位置から第1停止位置へ移動する。第1位置および第2位置については、後で説明する。また、第1レバー34Yは、第2レバー35Yが第1位置(図5参照)から第2位置(図7参照)へ移動するときに、図示しないバネの押圧力により、第1停止位置から第2停止位置へ移動する。
詳しくは、第1レバー34Yは、図4に示すように、軸部340と、受け部341と、第1アーム342と、第2アーム343とを有する。
軸部340は、第5軸A5について回転可能である。軸部340は、第5軸A5に沿って延びる。軸部340は、軸方向に延び、円筒形状を有する。
受け部341は、第2レバー35Yが第2位置(図7参照)から第1位置(図5参照)へ移動するときに、第2レバー35Yからの押圧力を受ける。受け部341は、軸部340から延びる。受け部341は、第2レバー35Yと接触する。受け部341は、図5に示すように、軸方向に延びる第1の受け面S11と、軸方向と直交する方向に延びる第2の受け面S12とを有する。
第1アーム342は、図4に示すように、軸部340から延びる。第1アーム342は、軸部340の周方向において、受け部341と異なる位置に位置する。第1アーム342は、第1レバー34Yが第1停止位置に位置する場合に、セクターギア31Yの第1突起313と接触する。詳しくは、第1アーム342は、突起342Aを有する。突起342Aは、第1レバー34Yが第1停止位置に位置する場合に、セクターギア31Yの第1突起313と接触する。これにより、第1レバー34Yは、第1停止位置に位置する場合に、セクターギア31Yを押圧位置で止める。
第2アーム343は、図6に示すように、軸部340から延びる。第2アーム343は、軸部340の周方向において、受け部341および第1アーム342と異なる位置に位置する。第2アーム343は、第1レバー34Yが第2停止位置に位置する場合に、セクターギア31Yの第2突起314と接触する。これにより、第1レバー34Yは、第2停止位置に位置する場合に、セクターギア31Yを押圧解除位置で止める。
2.3.14 第2レバー
第2レバー35Yは、図3および図5に示すように、第6軸A6について回動可能である。第6軸A6は、軸方向と直交する。第2レバー35Yは、レバー第1位置(図5参照)とレバー第2位置(図7参照)との間を回動可能である。第2レバー35Yがレバー第1位置に位置する場合、第2レバー35Yは、第1レバー34Yを第1停止位置に位置させる。第2レバー35Yがレバー第2位置に位置する場合、第2レバー35Yは、第1レバー34Yを第2停止位置に位置させる。
詳しくは、第2レバー35Yは、図5に示すように、レバー第1位置に位置する場合において、軸方向と交差する方向に延びる。第2レバー35Yは、レバー第1位置に位置する場合において、第2斜歯ギア23Yの径方向に延びる。第2レバー35Yが延びる方向において、第2レバー35Yは、一端351と他端352とを有する。一端351は、支持プレート44Yに接触する。一端351は、支持プレート44Yに取り付けられる。一端351は、支持プレート44Yに回動可能に取り付けられる。第6軸A6は、一端351を通る。他端352は、一端351から離れて位置する。他端352は、受け部341と接触する。詳しくは、他端352は、第2斜歯ギア23Yの径方向において、一端351と第1の受け面S11との間に位置する。他端352は、第1の受け面S11と接触する。また、他端352は、軸方向において、第2斜歯ギア23Yと第2の受け面S12との間に位置する。他端352は、軸方向において、平歯ギア24Yと第2の受け面S12との間に位置する。他端352は、第2の受け面S11とも接触する。
そして、第2レバー35Yは、図5および図7に示すように、電磁クラッチ38Yがオフ状態からオン状態に切り替わり、第2斜歯ギア23Yがスラスト力によって停止位置から回転位置へ移動することにより、レバー第2位置(図7参照)からレバー第1位置(図5参照)へ移動する。このとき、第2レバー35Yは、他端352が第1の受け面S11および第2の受け面S12の両方と接触することにより、他端352が軸方向に移動しない状態で、レバー第2位置からレバー第1位置に回動する。すると、他端352は、第2斜歯ギア23Yの径方向において、第2斜歯ギア23Yから離れる方向へ、移動する。これにより、第2レバー35Yは、第2斜歯ギア23Yの径方向において、第2斜歯ギア23Yから離れる方向へ向かって、第1の受け面S11を押圧する。すると、第1レバー34Yは、図示しないバネの押圧力に抗して、第2停止位置(図6参照)から第1停止位置(図4参照)へ回動する。
また、第2レバー35Yは、電磁クラッチ38Yがオン状態からオフ状態に切り替わり、第2斜歯ギア23Yがバネ25Yの押圧力によって回転位置から停止位置へ移動することにより、レバー第1位置(図5参照)からレバー第2位置(図7参照)へ移動する。このとき、第2レバー35Yは、他端352が第1の受け面S11および第2の受け面S12の両方と接触した状態で、一端351が軸方向に移動することにより、レバー第1位置からレバー第2位置に回動する。すると、他端352は、第2斜歯ギア23Yの径方向において、第2斜歯ギア23Yに近づく方向へ、移動する。これにより、第2レバー35Yは、第1の受け面S11に対する押圧を解除する。すると、第1レバー34Yは、図示しないバネの押圧力によって、第1停止位置(図4参照)から第2停止位置(図6参照)へ回動する。
3.切替機構の動作
次に、図4から図6を参照して、切替機構13Yの動作について総括する。
図5に示すように、切替機構13Yが動力伝達状態である場合、電磁クラッチ38Yがオン状態であることにより、第2斜歯ギア23Yは、回転位置に位置する。この場合、図4に示すように、モーター11からの動力は、動力ギア21Y、ギア列26Y、平歯ギア24Y、第2斜歯ギア23Y、第1斜歯ギア22Y、アイドルギア28Y、アイドルギア29Y(図3参照)、ジョイント27Yを介して、現像ローラ10Yに伝わる。これにより、現像ローラ10Yは、回転する。
また、電磁クラッチ38Yがオン状態である場合、図5に示すように、第2斜歯ギア23Yが回転位置に位置することにより、第2レバー35Yがレバー第1位置に位置する。これにより、図4に示すように、第1レバー34Yは、第1停止位置に位置する。すると、図5に示すように、セクターギア31Yは、押圧位置に位置し、ロッド30Yは、進出位置に位置する。これにより、離間部材12Yは、第1位置に位置し、現像ローラ10Yは、接触位置(図1参照)に位置する。
すなわち、切替機構13Yが動力伝達状態である場合、現像ローラ10Yは、接触位置に位置し、回転する。
そして、切替機構13Yが動力伝達状態から伝達解除状態に切り替えられる場合、電磁クラッチ38Yは、オン状態からオフ状態に切り替えられる。
すると、図6に示すように、アイドルギア39Yからアイドルギア40Y(図3参照)への動力の伝達が解除されることにより、平歯ギア24Y、第2斜歯ギア23Y、第1斜歯ギア22Yおよびジョイント27Yの回転が停止する。なお、アイドルギア40Y、アイドルギア41Y、アイドルギア42Y、アイドルギア28Yおよびアイドルギア29Y(図3参照)の回転も停止する。
これにより、現像ローラ10Yの回転が停止する。
また、電磁クラッチ38Yがオン状態からオフ状態に切り替えられた場合、図7に示すように、バネ25Yの押圧力により、第2斜歯ギア23Yは、平歯ギア24Yとともに、回転位置から停止位置へ移動する。詳しくは、電磁クラッチ38Yがオン状態からオフ状態に切り替えられた場合、第1斜歯ギア22Yおよび第2斜歯ギア23Yの回転が停止することにより、第2斜歯ギア23Yに加わるスラスト力が無くなる。また、図3に示すように、アイドルギア40Yがアイドルギア39Yに対して独立に回転可能となることにより、アイドルギア40Y、アイドルギア41Y、アイドルギア42Y、平歯ギア24Yおよび第2斜歯ギア23Yは、第1斜歯ギア22Yの回転が停止した状態で、回転可能となる。そのため、図5および図7に示すように、第2斜歯ギア23Yは、バネ25Yの押圧力により、停止した第1斜歯ギア22Yと噛み合った状態で、回転位置(図5参照)から停止位置(図7参照)へ、回転しつつ移動する。
第2斜歯ギア23Yが回転位置から停止位置へ移動すると、第2レバー35Yは、レバー第1位置(図5参照)からレバー第2位置(図7参照)へ向かって移動する。すると、第1レバー34Yは、図4および図6に示すように、第1停止位置(図4参照)から第2停止位置(図6参照)へ向かって移動する。すると、第1レバー34Yの突起342Aがセクターギア31Yの第1突起313から離れて、セクターギア31Yは、押圧位置(図4参照)から押圧解除位置(図6参照)へ向かって回転する。
そして、セクターギア31Yは、図6に示すように、第2停止位置に位置する第1レバーの第2アーム343に第2突起314が接触することにより、押圧解除位置に位置する。
セクターギア31Yが押圧解除位置に位置すると、図7に示すように、ロッド30Yは、退避位置に位置する。これにより、離間部材12Yは、第2位置に位置し、現像ローラ10Yは、離間位置(図2参照)に位置する。
すなわち、切替機構13Yが伝達解除状態である場合、現像ローラ10Yは、離間位置に位置し、現像ローラ10Yの回転は、停止する。
なお、切替機構13Yが伝達解除状態から動力伝達状態に切り替えられる場合、電磁クラッチ38Yは、オフ状態からオン状態に切り替えられる。
すると、図3に示すように、アイドルギア39Yからアイドルギア40Yに動力が伝わることにより、平歯ギア24Yおよび第2斜歯ギア23Yが回転する。これにより、図5および図7に示すように、第2斜歯ギア23Yは、スラスト力により、バネ25Yの押圧力に抗して、停止位置(図7参照)から回転位置(図5参照)へ移動する。
そして、第2斜歯ギア23Yが回転位置に位置すると、図4に示すように、第1斜歯ギア22Yおよびジョイント27Yが回転し、現像ローラ10Yは、回転する。
また、第2斜歯ギア23Yが回転位置に位置すると、図5に示すように、第2レバー35Yは、レバー第1位置に位置する。すると、図4および図6に示すように、第1レバー34Yは、第1停止位置に位置し、セクターギア31Yは、押圧解除位置(図6参照)から押圧位置(図4参照)に向かって回転する。
そして、セクターギア31Yが押圧位置に位置すると、図5に示すように、ロッド30Yは、進出位置に位置する。これにより、離間部材12Yは、第1位置に位置し、現像ローラ10Yは、接触位置(図1参照)に位置する。
4.作用効果
画像形成装置1によれば、図4に示すように、電磁クラッチ38Yがオン状態である場合、モーター11からの動力は、動力ギア21Y、ギア列26Y、第2斜歯ギア23Yおよび第1斜歯ギア22Yを順に伝わって、ジョイント27Yに入力される。これにより、現像ローラ10Yは、回転する。
また、図5および図7に示すように、電磁クラッチ38Yがオン状態である場合、第2斜歯ギア23Yは、第1斜歯ギア22Yと噛み合った状態で回転することにより生じるスラスト力によって、停止位置(図7参照)から回転位置(図5参照)へ、軸方向に移動する。すると、第2レバー35Yは、第2斜歯ギア23Yが停止位置から回転位置へ移動することにより、レバー第2位置(図7参照)からレバー第1位置(図5参照)へ移動する。また、第1レバー34Yは、第2レバー35Yがレバー第2位置からレバー第1位置へ移動することにより、第2停止位置(図6参照)から第1停止位置(図4参照)へ移動する。
すると、セクターギア31Yは、押圧解除位置(図6参照)から押圧位置(図4参照)へ回転し、図4に示すように、第1停止位置に位置する第1レバー34Yによって、押圧位置で止められる。セクターギア31Yが押圧位置に位置することにより、図5に示すように、ロッド30Yは、進出位置に位置する。これにより、現像ローラ10Yは、接触位置(図1参照)に位置する。
つまり、電磁クラッチ38Yをオン状態にすることにより、現像ローラ10Yを接触位置に位置させた状態で、現像ローラ10Yを回転させることができる。
一方、図6に示すように、電磁クラッチ38Yがオフ状態である場合、動力ギア21Yから第2斜歯ギア23Yへの動力の伝達が解除されることにより、現像ローラ10Yの回転は、停止する。
また、図5および図7に示すように、電磁クラッチ38Yがオフ状態である場合、第2斜歯ギア23Yは、バネ25Yの押圧力によって、回転位置(図5参照)から停止位置(図7参照)へ、軸方向に移動する。すると、第2レバー35Yは、第2斜歯ギア23Yが回転位置から停止位置へ移動することにより、レバー第1位置(図5参照)からレバー第2位置(図7参照)へ移動する。また、第1レバー34Yは、図4および図6に示すように、第2レバー35Yがレバー第1位置からレバー第2位置へ移動することにより、第1停止位置(図4参照)から第2停止位置(図6参照)へ移動する。
すると、セクターギア31Yは、押圧位置(図4参照)から押圧解除位置(図6参照)へ回転し、図6に示すように、第2停止位置に位置する第1レバー34Yによって、押圧解除位置で止められる。セクターギア31Yが押圧解除位置に位置することにより、図7に示すように、ロッド30Yは、退避位置に位置する。これにより、現像ローラ10Yは、離間位置(図2参照)に位置する。
つまり、電磁クラッチ38Yをオフ状態にすることにより、現像ローラ10Yが離間位置に位置させた状態で、現像ローラ10Yの回転を停止することができる。
5.第2実施形態
図8を参照して、第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
切替機構13Yは、第1斜歯ギア22Yとジョイント27Yとを繋ぐアイドルギア28Y、29Y(図3および図4参照)の代わりに、電磁クラッチ51Yを含むギア列50Yを備えてもよい。すなわち、画像形成装置1は、第1斜歯ギア22Yとジョイント27Yとを繋ぐギア列50Yであって、電磁クラッチ51Yを含むギア列50Yを備える。電磁クラッチ51Yがオン状態である場合、電磁クラッチ51Yは、第1斜歯ギア22Yからジョイント27Yに動力を伝える。電磁クラッチ51Yがオフ状態である場合、電磁クラッチ51Yは、第1斜歯ギア22Yからジョイント27Yへの動力の伝達を解除する。なお、この場合、動力ギア21Yと平歯ギア24Yとを繋ぐギア列26Yには、電磁クラッチ38Y(図4参照)の代わりに、アイドルギア52Yが設けられる。
また、この場合、第2斜歯ギア23Yは、少なくとも動力ギア21Yを介して伝わるモーター11からの動力を受けて回転可能である。詳しくは、第2斜歯ギア23Yは、動力ギア21Yと、アイドルギア52Yを含むギア列26Yとを介して伝わるモーター11からの動力を受けて、回転可能である。
第2実施形態でも、切替機構13Yが動力伝達状態から伝達解除状態に切り替えられる場合、電磁クラッチ51Yは、オン状態からオフ状態に切り替えられる。
すると、電磁クラッチ51Yがオフ状態になることにより、第1斜歯ギア22Yからジョイント27Yへの動力の伝達が解除され、現像ローラ10Yの回転が停止する。
また、電磁クラッチ51Yがオフ状態になることにより、第2斜歯ギア23Yの回転が停止した状態で、第1斜歯ギア22Yが、回転可能となる。これにより、第2斜歯ギア23Yは、第1実施形態と同様に、図5および図7に示すように、バネ25Yの押圧力により、第1斜歯ギア22Yを回転させつつ、回転位置(図5参照)から停止位置(図7参照)へ移動する。第2斜歯ギア23Yが回転位置から停止位置へ移動すると、図4および図6に示すように、第1レバー34Yが、第1停止位置(図4参照)から第2停止位置(図6参照)へ移動し、セクターギア31Yが、押圧位置(図4参照)から押圧解除位置(図6参照)する。すると、図5および図7に示すように、ロッド30Yは、進出位置(図5参照)から退避位置(図7参照)へ移動し、離間部材12Yが、第1位置から第2位置へ移動する。これにより、現像ローラ10Yが、接触位置(図1参照)から離間位置(図2参照)へ移動する。
第2実施形態でも、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
6.変形例
切替機構13Yは、平歯ギア24Y(図3参照)の代わりに、第2斜歯ギア23Yとともに軸方向に移動可能な第3斜歯ギアを備えてもよい。この場合、アイドルギア42Y(図3参照)は、斜歯ギアである。
また、図示しないが、画像形成装置1は、4つの感光ドラム4Y、4M、4C、4Kを有する1つのドラムユニットと、ドラムユニットに装着可能な4つの現像カートリッジ7Y、7M、7C、7Kとを備えてもよい。この場合、離間部材12Y、12M、12C、12Kは、ドラムユニットに設けられてもよい。
また、図示しないが、画像形成装置1は、感光ドラム4Yを有し、現像カートリッジ7Yが装着可能なドラムカートリッジ100Yと、感光ドラム4Mを有し、現像カートリッジ7Mが装着可能なドラムカートリッジ100Mと、感光ドラム4Cを有し、現像カートリッジ7Cが装着可能なドラムカートリッジ100Cと、感光ドラム4Kを有し、現像カートリッジ7Kが装着可能なドラムカートリッジ100Kとを備えてもよい。この場合、離間部材12Yは、ドラムカートリッジ100Yに設けられ、離間部材12Mは、ドラムカートリッジ100Mに設けられ、離間部材12Cは、ドラムカートリッジ100Cに設けられ、離間部材12Kは、ドラムカートリッジ100Kに設けられてもよい。
また、図示しないが、画像形成装置1は、感光ドラム4Yと現像ローラ10Yとを有するプロセスカートリッジ101Yと、感光ドラム4Mと現像ローラ10Mとを有するプロセスカートリッジ101Mと、感光ドラム4Cと現像ローラ10Cとを有するプロセスカートリッジ101Cと、感光ドラム4Kと現像ローラ10Kとを有するプロセスカートリッジ101Kとを備えてもよい。この場合、離間部材12Yは、プロセスカートリッジ101Yに設けられ、離間部材12Mは、プロセスカートリッジ101Mに設けられ、離間部材12Cは、プロセスカートリッジ101Cに設けられ、離間部材12Kは、プロセスカートリッジ101Kに設けられてもよい。
1 画像形成装置
4Y 感光ドラム
4M 感光ドラム
4C 感光ドラム
4K 感光ドラム
10Y 現像ローラ
10M 現像ローラ
10C 現像ローラ
10K 現像ローラ
11 モーター
13Y 切替機構
21Y 動力ギア
22Y 第1斜歯ギア
23Y 第2斜歯ギア
24Y 平歯ギア
25Y バネ
26Y ギア列
27Y ジョイント
30Y ロッド
31Y セクターギア
34Y 第1レバー
35Y 第2レバー
38Y 電磁クラッチ
50Y ギア列
51Y 電磁クラッチ
271 ジョイントギア
311 第1カム
A1 第1軸
A2 第2軸
A3 第3軸
A4 第4軸
A5 第5軸
A6 第6軸

Claims (6)

  1. 感光ドラムと、
    前記感光ドラムと接触する接触位置と、前記感光ドラムから離れる離間位置との間を移動可能な現像ローラと、
    モーターと、
    軸方向に延びる第1軸について回転可能な動力ギアであって、前記モーターからの動力を受けて回転可能な動力ギアと、
    前記軸方向に延びる第2軸について回転可能な第1斜歯ギアであって、前記軸方向に移動しない第1斜歯ギアと、
    前記第1斜歯ギアと噛み合う第2斜歯ギアであって、前記軸方向に延びる第3軸について回転可能な第2斜歯ギアであり、前記第1斜歯ギアと噛み合った状態で回転することにより生じるスラスト力によって、回転していないときの停止位置から、回転しているときの回転位置へ、前記軸方向に移動可能な第2斜歯ギアと、
    前記回転位置に位置する前記第2斜歯ギアを前記停止位置に向かって押圧するバネと、
    前記動力ギアから前記第2斜歯ギアに動力を伝えるためのギア列であって、前記動力ギアから前記第2斜歯ギアに動力を伝えるオン状態か、または、前記動力ギアから前記第2斜歯ギアへの動力の伝達を解除するオフ状態に切り替え可能な電磁クラッチを含むギア列と、
    前記現像ローラに動力を伝えるためのジョイントであって、前記電磁クラッチが前記オン状態である場合に、前記ギア列、前記第2斜歯ギアおよび前記第1斜歯ギアを少なくとも介して伝わる前記モーターからの動力を受けて、回転し、前記電磁クラッチが前記オン状態である場合に、前記モーターからの動力を受けないことにより、停止するジョイントであり、ジョイントギアを有するジョイントと、
    前記現像ローラを前記接触位置と前記離間位置との間で移動させるためのロッドであって、前記現像ローラが前記接触位置に位置することを許容する進出位置と、前記現像ローラを前記離間位置に位置させる退避位置との間を前記軸方向に移動可能なロッドと、
    前記電磁クラッチ、前記第2斜歯ギア、前記第1斜歯ギアおよび前記ジョイントから独立して、前記軸方向に延びる第4軸について回転可能なセクターギアであって、カムを有するセクターギアであり、前記カムで前記ロッドを押圧して前記ロッドを前記進出位置に位置させる押圧位置と、前記カムによる前記ロッドに対する押圧を解除して前記ロッドが前記退避位置に位置することを許容する押圧解除位置との間を回転可能なセクターギアであり、前記押圧位置と前記押圧解除位置との間を回転するときに、少なくとも前記動力ギアを介して伝わる前記モーターからの動力を受けて、回転し、前記押圧位置または前記押圧解除位置に位置するときに、前記モーターからの動力を受けないことにより、停止するセクターギアと、
    前記軸方向に延びる第5軸について回動可能な第1レバーであって、前記セクターギアを前記押圧位置で止める第1停止位置と、前記セクターギアを前記押圧解除位置で止める第2停止位置との間を回動可能な第1レバーと、
    前記軸方向と直交する第6軸について回動可能な第2レバーであって、前記第1レバーを前記第1停止位置に位置させるレバー第1位置と、前記第1レバーを前記第2停止位置に位置させるレバー第2位置との間を回動可能な第2レバーであり、前記電磁クラッチが前記オフ状態から前記オン状態に切り替わり、前記第2斜歯ギアがスラスト力によって前記停止位置から前記回転位置へ移動することにより、前記レバー第2位置から前記レバー第1位置へ移動し、前記電磁クラッチが前記オン状態から前記オフ状態に切り替わり、前記第2斜歯ギアが前記バネの押圧力によって前記回転位置から前記停止位置へ移動することにより、前記レバー第1位置から前記レバー第2位置へ移動する第2レバーと、
    を備えることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第2斜歯ギアとともに前記第3軸について回転可能な平歯ギアであって、前記第2斜歯ギアとともに前記軸方向に移動可能な平歯ギアであり、前記ギア列から動力を受けて回転可能な平歯ギアを、さらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記現像ローラを前記接触位置に位置させるとともに前記現像ローラに動力を伝達可能な動力伝達状態か、または、前記現像ローラを前記離間位置に位置させるとともに前記現像ローラに対する動力の伝達を解除する伝達解除状態に切り替え可能な切替機構を備え、
    前記切替機構は、前記動力ギア、前記第1斜歯ギア、前記第2斜歯ギア、前記バネ、前記ギア列、前記ジョイント、前記ロッド、前記セクターギア、前記第1レバーおよび前記第2レバーを備え、
    前記画像形成装置は、4つの前記感光ドラムと、4つの前記現像ローラと、4つの前記切替機構とを備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 感光ドラムと、
    前記感光ドラムと接触する接触位置と、前記感光ドラムから離れる離間位置との間を移動可能な現像ローラと、
    モーターと、
    軸方向に延びる第1軸について回転可能な動力ギアであって、前記モーターからの動力を受けて回転可能な動力ギアと、
    前記軸方向に延びる第2軸について回転可能な第1斜歯ギアであって、前記軸方向に移動しない第1斜歯ギアと、
    少なくとも前記動力ギアを介して伝わる前記モーターからの動力を受けて、前記軸方向に延びる第3軸について回転可能な第2斜歯ギアであって、前記第1斜歯ギアと噛み合う第2斜歯ギアであり、前記第1斜歯ギアと噛み合った状態で回転することにより生じるスラスト力によって、回転していないときの停止位置から、回転しているときの回転位置へ、前記軸方向に移動可能な第2斜歯ギアと、
    前記回転位置に位置する前記第2斜歯ギアを前記停止位置に向かって押圧するバネと、
    前記現像ローラに動力を伝えるためジョイントであって、ジョイントギアを有するジョイントと、
    前記第1斜歯ギアと前記ジョイントとを繋ぐギア列であって、前記第1斜歯ギアから前記ジョイントに動力を伝えるオン状態か、または、前記第1斜歯ギアから前記ジョイントへの動力の伝達を解除するオフ状態に切り替え可能な電磁クラッチを含むギア列と、
    前記現像ローラを前記接触位置と前記離間位置との間で移動させるためのロッドであって、前記現像ローラが前記接触位置に位置することを許容する進出位置と、前記現像ローラを前記離間位置に位置させる退避位置との間を前記軸方向に移動可能なロッドと、
    前記第2斜歯ギア、前記第1斜歯ギア、前記ギア列、および前記ジョイントから独立して、前記軸方向に延びる第4軸について回転可能なセクターギアであって、カムを有するセクターギアであり、前記カムで前記ロッドを押圧して前記ロッドを前記進出位置に位置させる押圧位置と、前記カムによる前記ロッドに対する押圧を解除して前記ロッドが前記退避位置に位置することを許容する押圧解除位置との間を回転可能なセクターギアであり、前記押圧位置と前記押圧解除位置との間を回転するときに、少なくとも前記動力ギアを介して伝わる前記モーターからの動力を受けて、回転し、前記押圧位置または前記押圧解除位置に位置するときに、前記モーターからの動力を受けないことにより、停止するセクターギアと、
    前記軸方向に延びる第5軸について回動可能な第1レバーであって、前記セクターギアを前記押圧位置で止める第1停止位置と、前記セクターギアを前記押圧解除位置で止める第2停止位置との間を回動可能な第1レバーと、
    前記軸方向と直交する第6軸について回動可能な第2レバーであって、前記第1レバーを前記第1停止位置に位置させるレバー第1位置と、前記第1レバーを前記第2停止位置に位置させるレバー第2位置との間を回動可能な第2レバーであり、前記電磁クラッチが前記オフ状態から前記オン状態に切り替わり、前記第2斜歯ギアがスラスト力によって前記停止位置から前記回転位置へ移動することにより、前記レバー第2位置から前記レバー第1位置へ移動し、前記電磁クラッチが前記オン状態から前記オフ状態に切り替わり、前記第2斜歯ギアが前記バネの押圧力によって前記回転位置から前記停止位置へ移動することにより、前記レバー第1位置から前記レバー第2位置へ移動する第2レバーと、
    を備えることを特徴とする、画像形成装置。
  5. 前記第2斜歯ギアとともに前記第3軸について回転可能な平歯ギアであって、前記第2斜歯ギアとともに前記軸方向に移動可能な平歯ギアであり、少なくとも前記動力ギアを介して伝わる前記モーターからの動力を受けて回転する平歯ギアを、さらに備えることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、前記現像ローラを前記接触位置に位置させるとともに前記現像ローラに動力を伝達可能な動力伝達状態か、または、前記現像ローラを前記離間位置に位置させるとともに前記現像ローラに対する動力の伝達を解除する伝達解除状態に切り替え可能な切替機構を備え、
    前記切替機構は、前記動力ギア、前記第1斜歯ギア、前記第2斜歯ギア、前記バネ、前記ジョイント、前記ギア列、前記ロッド、前記セクターギア、前記第1レバーおよび前記第2レバーを備え、
    前記画像形成装置は、4つの前記感光ドラムと、4つの前記現像ローラと、4つの前記切替機構とを備えることを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
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JP7409041B2 (ja) 2019-11-25 2024-01-09 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

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