JP2019178464A - 横編機 - Google Patents

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Abstract

【課題】編成時の編糸の張力を迅速かつ正確に測定できる横編機を提供する。【解決手段】複数の編針を有する針床1Bと、針床1Bの長さ方向に平行なレール1Rに取り付けられてレール1Rに沿って走行し、編糸9を針床1Bの歯口に給糸するヤーンフィーダー2Aと、給糸に関する編成条件を調整する編成条件調整装置5と、編糸9の張力に基づいて編成条件調整装置5を制御する編成条件制御部と、を備える横編機1である。ヤーンフィーダー2Aは、編糸9の張力に相関する情報を取得し、その情報を編成条件制御部に出力する張力センサ4を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、横編機に関する。
複数の編針が並ぶ針床を備える横編機には、レールに取り付けられてレールに沿って走行し、針床の編針に編糸を給糸するヤーンフィーダー(以下、YFと呼ぶ場合がある)が設けられている。
特許文献1には、YFをリニアモータで駆動したり、YFに駆動モータなどを取り付けたりして、YFを自走させる構成が開示されている。YFに設けられる駆動モータとその制御装置には、レールに設けられるコンタクトストリップを介した接触給電によって電力が供給される。
特許文献2には、YFが取り付けられるレール上を走行し、YFに転換ピンを挿してYFを連行する移動体(特許文献2の符号300)が開示されている。特許文献2では、レールに設けた導電シートと移動体に設けたカーボンブラシとの接触によって移動体に給電し、転換ピンの出し入れを行っている。
独国特許出願公開第4308251号明細書 中国特許出願公開第101139777号明細書
YFには、編糸が巻回されたコーンなどの編糸供給源から編糸が供給される。YFが移動したときに、YFに編糸が引っ張られてコーンから編糸が繰り出される。ここで、編地の品質を向上させるには、編地の編成時に編糸に適正な張力(設定張力)が作用していることが求められる。しかし、編糸の種類やその状態、湿度や温度などの外的要因、あるいは編成速度や編成動作などの編成条件によって、編糸の張力が不適切な状態となることがある。従来は、今まさに編成が行なわれている歯口から離れた編糸経路の上流で編糸の張力の測定や調整を行っており、歯口近傍での編糸の張力変化を迅速に検知することが難しく、張力の調整も遅れがちとなり易い。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、編成時の編糸の張力を迅速かつ正確に測定できる横編機を提供することを目的の一つとする。
本発明の横編機は、
複数の編針を有する針床と、前記針床の長さ方向に平行なレールに取り付けられて前記レールに沿って走行し、編糸を前記針床の歯口に給糸するヤーンフィーダーと、給糸に関する編成条件を調整する編成条件調整装置と、前記編糸の張力に基づいて前記編成条件調整装置を制御する編成条件制御部と、備える横編機において、
前記ヤーンフィーダーは、前記編糸の張力に相関する情報を取得し、その情報を前記編成条件制御部に出力する張力センサを備える。
本発明の横編機の一形態として、
前記張力センサは、
前記ヤーンフィーダーの厚み方向に延び、かつ前記ヤーンフィーダーの厚み方向に交差する方向に変位可能に構成され、その周面に前記編糸がガイドされるガイド軸部を備え、
前記ガイド軸部の変位度合を前記制御部に出力する形態を挙げることができる。
本発明の横編機の一形態として、
前記編成条件調整装置は、前記ヤーンフィーダーに搭載され、前記編糸における前記張力センサよりも上流側の部分に作用して、前記編糸の張力を調整する張力調整装置である形態を挙げることができる。
前記張力調整装置を備える本発明の横編機の一形態として、
前記ヤーンフィーダーは、前記レールに取り付けられるキャリア部と、前記キャリア部から下方に延び、前記キャリア部よりも幅が狭い垂下部と、を備え、
前記張力調整装置は、前記レールに直交する方向から前記ヤーンフィーダーを正面視したときに、前記垂下部の側方の位置に設けられる形態を挙げることができる。
前記張力調整装置を備える本発明の横編機の一形態として、
前記張力調整装置を制御するための前記編成条件制御部は、前記ヤーンフィーダーに搭載される形態を挙げることができる。
前記張力調整装置を備える本発明の横編機の一形態として、
前記張力調整装置は、前記編糸に対して前記ヤーンフィーダーの厚み方向に直交する方向に作用して、前記編糸の張力を調整する形態を挙げることができる。
ヤーンフィーダー(以下、YF)に張力センサを備える本発明の横編機によれば、歯口近傍の編成箇所に近い位置で編糸の張力を確認できるため、当該編成箇所での編糸の張力変化を迅速かつ正確に測定することができる。そのため、従来よりも早いタイミングで編糸の張力に応じた編成条件の調整を行うことができる。編成条件の調整を行う編成条件調整装置としては、編糸に作用して編糸の張力を調整する張力調整装置や、能動的に編糸の送り出し量を調整する送り出し装置、その他、編針による編糸の引き込み量を調整するカムシステムなどを挙げることができる。いずれの構成であっても、編糸の張力を変化させることができ、編成箇所における編糸の張力を最適に維持し易くなり、編地の品質を向上できる。
ガイド軸部がYFの厚み方向に延びるガイド軸部であれば、導入ガイドからガイド軸部に至る編糸に捻れなどが生じ難い。また、ガイド軸部をYFの厚み方向に交差する方向に変位可能に構成することで、ガイド軸部の変位時にガイド軸部がYFの厚み方向に張り出さないので、ガイド軸部が他のYFに接触するなどの不具合を回避できる。
編成条件調整装置の一種である張力調整装置をYFに設けることによって、歯口近傍の位置での編糸の張力の変化に即応して、編糸の張力を最適にできる。
横編機には複数のYFが配置され、歯口近傍の狭い空間に密集しているため、YFの先端に近い位置に張力調整装置を設けるという発想がなかった。これに対して、本願発明の横編機では、本願発明の課題に鑑みて、敢えてYFの位置に張力調整装置を設けている。YFの数が多くなっていくと、張力調整装置がYFの移動の邪魔となる場合があるが、張力調整装置をYFの垂下部の側方の位置に設けることでそのような問題を解消できる。
編成条件制御部をYFに設けることによって、張力センサで取得した情報をYF外に送信することなく、張力調整装置の制御に使用できる。
張力調整装置の作用方向をYFの厚み方向に直交する方向(即ち、YFの平面方向)とすることで、張力調整装置がYFから大きく張り出すことを抑制できる。
実施形態に係る横編機の概略正面図である。 レールの一面側から見たヤーンフィーダーの概略図である。 図2の反対側から見たヤーンフィーダーの概略図である。 ヤーンフィーダーにおける張力センサと張力調整装置の概略構成図である。 (A)は張力センサのガイド軸部の概略正面図、(B)はガイド軸部の部分断面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態に係る横編機1を図1〜5に基づいて以下に説明する。
横編機1は、図1に示すように、紙面奥行き方向に対向して配置される一対の針床1Bと、両針床1Bの間に形成される歯口に編糸9を給糸するヤーンフィーダー(以下、YF)2A〜2Dと、を備える。針床1Bには複数の編針が並列して設けられており、それらの編針は針床1B上を往復するキャリッジ1Cに搭載されるカムシステム(図示せず)で駆動される。一方、YF2A〜2Dは、レール1Rに沿って走行する。レール1Rは、横編機1の両端側に立設され、横編機1と一体的に構成される不動の部材である一対のフレーム1FR,1FL間に架け渡される。レール1Rは、紙面奥行き方向に複数並列されており、いずれのレール1Rも針床1Bの上方で針床1Bに平行に延びている。以下、YF2A〜2Dに共通の話をするときは、各YF2A〜2Dを区別せずにYF2と表記する。
本例では、一本のレール1Rに複数のYF2が取り付けられている。YF2A,2Bは、レール1Rの紙面手前側の面に取り付けられており、YF2C,2Dは、レール1Rの紙面奥側の面に取り付けられている。これらYF2は、レール1Rの上方に覆いかぶさるセレクタ1Sに選択・連行されることで、レール1Rに沿って走行する。セレクタ1Sに設けられる出没式の転換ピンがYF2に係合することで、YF2が選択される。セレクタ1Sは、キャリッジ1Cに連結され、キャリッジ1Cと一体的に移動する。セレクタ1Sが、編成に用いるYF2を選択・連行することで、YF2から供給される編糸9で編成が行われる。なお、YF2を走行させる構成は、本例の構成に限定されるわけではなく、YF2が自走する構成とすることもできる。キャリッジ1Cやセレクタ1Sの動作は、横編機1に備わるコンピュータ10で制御される。
YF2には、横編機1の上方などに配置されたコーンなどの編糸供給源(図示せず)から、天バネ装置90を介し、更に横編機1の側方のサイドテンション装置(図示せず)を介して繰り出された編糸9が供給される。つまり、本例のYF2は、その側方から編糸9の給糸を受ける構成である。本例とは異なり、YF2の上方から編糸9の給糸を受ける構成とすることもできる。
本例の横編機1では、YF2の位置に、編糸9の張力を測定する張力センサと、張力センサに電力を供給する給電部と、を設けている。まず、本例のYF2Aの概略構成を図2,3に基づいて簡単に説明し、次いでYF2Aに設けられる構成について言及する。
≪ヤーンフィーダー≫
図2は、レール1Rに取り付けられるYF2Aを図1の紙面手前側から見た図であり、図3は、当該YF2Aを図1の紙面奥側から見た図である。図2,3では、レール1Rの側面に設けられ、YF2Aが摺接する突条1bのみを図示している。便宜上、図2の側をYF2Aの表面、図3の側をYF2Aの裏面とする。図2,3に示す本例のYF2Aは、本体部2Mと下方搭載部2Lと上方搭載部2Uとを備える。もちろん、図2,3に示すYF2Aの構成は一例に過ぎず、このような構成に限定されるわけではない。なお、図2,3では、編糸9の経路を判り易くするために、編糸9を強調して示している。
本体部2Mは、図3に示すように、レール1Rの突条1bを上下から挟み込む走行ローラ2rを備え、レール1Rの位置から下方に延びる長尺の板材である。より具体的には、本体部2Mは、走行ローラ2rが設けられるキャリア部2aと、キャリア部2aから下方に向って垂れ下がるように延びる垂下部2bと、に分けられる。強度を確保する点で、本体部2Mは金属で構成されることが好ましい。キャリア部2aの上縁には図1のセレクタ1Sの転換ピンが挿抜されるピン溝2hが設けられている。一方、垂下部2bの下端には編糸9を歯口に導く給糸口2fが設けられ、中間部よりもやや上寄りには編糸9を給糸口2f側に導くローラ状の導入ガイド21が設けられている。本例の導入ガイド21は、本体部2Mの厚み方向に延びる回転軸を有するローラで構成されている。導入ガイド21は、レール1Rの延伸方向に延びて垂下部2bに固定される小片のうち、垂下部2bから食み出す部分に設けられている。なお、導入ガイド21は、ローラに限定されるわけではなく、例えば編糸9を挿通可能な筒状部材であっても良い。
下方搭載部2Lは、導入ガイド21よりも下方の位置に取り付けられている。図面上、下方搭載部2Lは板状部材に見えるが、実際は板片や骨材などを組み合わせて構成されている。この下方搭載部2Lは、図3に示す張力センサ4や張力調整装置5などの電気機器を設けるためのものであり、絶縁性の材料で構成されている。下方搭載部2Lの一部は、レール1Rの延伸方向に直交する方向からYF2Aを正面視したときに、本体部2Mの側方に張り出しており、その張り出し部分の裏側(図3の側)に張力センサ4や張力調整装置5が設けられる。
上方搭載部2Uは、キャリア部2aの表側(図2の側)に設けられる板状部材である。上方搭載部2Uは、後述する制御回路20などを設けるためのものであり、絶縁性の材料で構成されている。キャリア部2aの表側を箱状に形成し、キャリア部2aの内部に上方搭載部2Uを収納する構成としても良い。この場合、キャリア部2aに蓋を設ければ、制御回路20を塵やオイルから保護することができる。
≪給電部≫
給電部3は、後述する制御回路20や、張力センサ4、張力調整装置5に電力を供給する。給電部3は、電池などの自力で電力を供給する能動電源であっても良いし、YF2Aの外部から受電し、その電力を制御回路20などに供給する受動電源であっても良い。受動電源への給電方法としては、例えば、特許文献1,2に記載されるような接触式の給電方法や、電磁誘導などを利用した非接触式の給電方法が挙げられる。
≪制御回路≫
制御回路20は、上方搭載部2Uの表側に設けられ、給電部3に電気的に繋がっている。本例ではYF2Aに張力調整装置5が備わっており、本例の制御回路20は、張力センサ4からの情報に基づいて張力調整装置5を制御する張力制御部(編成条件制御部)を有する。また、本例のYF2Aは、後述するように送受信機を備えていても良く、その場合、送受信機の通信制御部は、制御回路20に設けることができる。これらYF2Aに設けられる各制御部は、横編機1のコンピュータ10に備わる統合制御部によって連係して制御される。
≪張力センサ≫
張力センサ4は、YF2Aの下方搭載部2Lに設けられ、編糸9の張力に相関する物理量の情報を取得し、その情報を電気信号として制御回路20に出力する。YF2Aに張力センサ4を設けることで、編糸9の弛みや緊張を従来よりも速やかに把握することができる。取得する物理量は、編糸9の張力の変化に相関して変化する物理量であれば特に限定されない。
本例の張力センサ4の説明にあたっては図4,5を参照する。図4に示すように、張力センサ4は、導入ガイド21よりも編糸9の送り出し方向の下流側(図2,3の本体部2Mの給糸口2f側)に設けられ、編糸9に接触して、編糸9から受ける応力に応じた物理量を取得する。より具体的には、張力センサ4は、ガイドローラ41,42と、ガイドローラ41,42との間の位置に片持ち状に取り付けられたガイド軸部40と、で構成されている。ガイドローラ41,42の間を渡る編糸9の張力をガイド軸部40で測定する。ガイド軸部40は、紙面左右方向に変位可能に構成されており、その変位量に応じた歪量を上記物理量として取得する。
ガイド軸部40の構成を図5に基づいてより詳細に説明する。本例のガイド軸部40はローラ4rを備えており、ローラ4rは、紙面左右方向(図3のレール1Rの延伸方向)に沿った方向に延びるローラ支持軸4bの先端に回転可能に支持されている。ローラ支持軸4bの後端は一対の壁部4wに挟まれており、ローラ支持軸4bは紙面左右方向に変位可能になっている。このローラ支持軸4bの中間部の上面には、ローラ支持軸4bの軸方向に直交する溝部4gが形成されており、その溝部4gには小片4pが嵌め込まれている。小片4pのうち、溝部4gとは反対側の端部は歪センサ4sで支持されている。そのため、編糸9の張力が作用してガイド軸部40を支持するローラ支持軸4bが変位すると、小片4pが溝部4gに押されて撓む。その撓みによって生じた小片4pの歪量を歪センサ4sが検知する。もちろん、小片4p自身を歪センサで構成しても良い。以上説明した張力センサ4の構成は一例に過ぎず、他の検出原理で張力の測定を実現しても良い。
張力センサ4で取得した物理量の情報(本例では歪量)は、電気信号として図2の制御回路20に入力される。制御回路20は、その情報に基づいて張力調整装置5を制御する。編糸9の張力の調整にあたって制御回路20は、例えば制御回路20のメモリに記憶されるルックアップテーブルを参照する。ルックアップテーブルとしては、上記物理量と編糸9の張力との相関関係を示すものが挙げられる。制御回路20は、求めた編糸9の張力とメモリに記憶される設定張力とを比較し、編糸9の張力が設定張力に近づくように張力調整装置5を動作させる。例えば、求めた張力が設定張力よりも低ければ、編糸9の張力が高くなるように張力調整装置5を動作させる。逆に、求めた張力が設定張力よりも高ければ、編糸9の張力が低くなるように張力調整装置5を動作させる。この張力調整装置5の動作と、張力センサ4での測定及び制御回路20での張力の比較と、を繰り返すことで、編糸9の張力を設定張力に近づける。
≪張力調整装置≫
本例の張力調整装置5は、図4に示すように、編糸9における導入ガイド21と張力センサ4との間をわたる部分に作用して、編糸9の張力を調整する。この張力調整装置5は、編糸9に直接作用して編成の条件である編糸9の張力自体を調整することで、編糸9の張力を最適化する編成条件調整装置である。張力調整装置5は、必ずしもYF2Aに設けられている必要はなく、従来のように図1の横編機1のサイドテンションの位置に設けられていても良い。しかし、本例の張力調整装置5のように歯口に近い位置で編糸9を調整する方が、速やかに編糸9の張力を調整できるため、好ましい。本例の張力調整装置5は、レール1Rに直交する方向からYF2Aを正面視したときに、垂下部2bの側方の位置に設けられている。そのため張力調整装置5がYF2Aの走行ルートの近傍にある部材(例えば、別のレールのYF)に干渉することがない。また、本例の張力調整装置5は、レール1Rの延伸方向におけるキャリア部2aの幅を食み出さないように構成されているため、図1のYF2A,2Bを左右に密着させて並べることもできる。ここで、張力調整装置5をYF2A外に設ける場合、張力センサ4で取得した情報をYF2A外に送信できるようにしておく必要がある。
本例の張力調整装置5は、下方搭載部2Lに固定される不動の固定片51と、固定片51に対して近接・離反する方向に直動する可動片50との間で編糸9を挟み込むことで、編糸9の張力を調整する。可動片50はソレノイドなどで動作するように構成することができ、ソレノイドへの通電量を変化させることで、固定片51と可動片50とで編糸9を挟む力を変化させることができる。編糸9を挟む力が強ければ編糸9が動き難くなり、張力調整装置5よりも下流側の編糸9の張力が高くなる。反対に、編糸9を挟む力が弱ければ編糸9が動き易くなり、張力調整装置5よりも下流側の編糸9の張力が低くなる。上述した可動片50の直動方向、即ち編糸9に対する張力調整装置5の作用方向は、YF2Aの厚み方向に直交する方向、即ちYF2Aの本体部2Mの平面方向に平行な方向となっている。そのため、可動片50が動作しても可動片50がYF2Aの厚み方向に張り出すことはなく、可動片50の動作が、YF2Aの走行ルートの近傍にある部材に干渉することがない。
≪その他≫
YF2Aは、編糸9の種類や編成する編地の編み組織に応じた編糸9の張力を実現するために、図1の横編機1のコンピュータ10との間で情報を遣り取りできるように構成することが好ましい。例えば、YF2Aに光無線方式などの送受信機を設けて、YF2Aの制御回路20とコンピュータ10との間で情報の送受信を行えるようにすることが挙げられる。送受信機は、制御回路20上に設けることができ、制御回路20に備わる通信制御部で制御することができる。制御回路20には、送信する情報の取捨選択や、受信した情報の取捨選択を行わせることができる。
<実施形態2>
張力調整装置5は、編糸9の張力を可変できるものであれば良い。例えば、張力調整装置5として、一対の櫛状部材を、互いの櫛歯が交互に噛み合うように配置した構成が挙げられる。この場合、隣接する櫛歯の間を縫うように編糸9を配置し、櫛状部材の厚み方向に両櫛状部材の間隔を変化させることで編糸9の張力を変化させることができる。
<実施形態3>
本発明における編成条件調整装置は、張力調整装置5に限定されるわけではない。編成に係る何らかの条件を変更した結果として編糸9の張力を最適化できるものであれば、本発明の編成条件調整装置として設定できる。例えば、少なくとも一方が回転駆動する一対のローラで編糸9を挟み込んで、ローラの回転によって編糸9を能動的に送り出す送り出し装置を備える横編機1であれば、その送り出し装置とその制御を行う送り出し制御部とをそれぞれ、編成条件調整装置と編成条件制御部として設定することができる。この場合、張力センサ4からの張力に関する情報に基づいて、編糸9の送り出し量を調整することで、編糸9の張力を最適化することができる。送り出し装置であれば、ローラの回転数を多くして編糸9の送り量を増すことで編糸9の張力を弛めることもできる。その他、編針による編糸9の引き込み量を調整するカムシステムとその制御を行うカム制御部とをそれぞれ、編成条件調整装置と編成条件制御部として設定することもできる。この場合、張力センサ4からの張力に関する情報に基づいて、編針の引き込み量を調整することで、編糸9の張力を最適化することができる。
更に、編糸9の張力を最適化するためにユーザーに編成条件の変更を促すことも編成条件を調整することに含まれる。例えば、張力の異常をユーザーに報知するディスプレイや警報ランプなどの張力異常報知装置とその制御を行う報知制御部とをそれぞれ、編成条件調整装置と編成条件制御部として設定することができる。上記報知の際、横編機1の統合制御部は、編成動作を一旦停止するとの判断を行うこともできる。
1 横編機
1B 針床 1C キャリッジ 1FL,1FR フレーム 1R レール
1S セレクタ 1b 突条
10 コンピュータ
2,2A,2B,2C,2D ヤーンフィーダー(YF)
2M 本体部 2L 下方搭載部 2U 上方搭載部
2a キャリア部 2b 垂下部
20 制御回路(編成条件制御部) 21 導入ガイド
2f 給糸口 2h ピン溝 2r 走行ローラ
3 給電部
4 張力センサ(電気機器)
40 ガイド軸部 41,42 ガイドローラ
4b ローラ支持軸 4g 溝部 4p 小片 4r ローラ
4s 歪センサ 4w 壁部
5 張力調整装置(編成条件調整装置)
50 可動片 51 固定片
9 編糸 90 天バネ装置

Claims (6)

  1. 複数の編針を有する針床と、前記針床の長さ方向に平行なレールに取り付けられて前記レールに沿って走行し、編糸を前記針床の歯口に給糸するヤーンフィーダーと、給糸に関する編成条件を調整する編成条件調整装置と、前記編糸の張力に基づいて前記編成条件調整装置を制御する編成条件制御部と、備える横編機において、
    前記ヤーンフィーダーは、前記編糸の張力に相関する情報を取得し、その情報を前記編成条件制御部に出力する張力センサを備える横編機。
  2. 前記張力センサは、
    前記ヤーンフィーダーの厚み方向に延び、かつ前記ヤーンフィーダーの厚み方向に交差する方向に変位可能に構成され、その周面に前記編糸がガイドされるガイド軸部を備え、
    前記ガイド軸部の変位度合を前記制御部に出力する請求項1に記載の横編機。
  3. 前記編成条件調整装置は、前記ヤーンフィーダーに搭載され、前記編糸における前記張力センサよりも上流側の部分に作用して、前記編糸の張力を調整する張力調整装置である請求項1又は請求項2に記載の横編機。
  4. 前記ヤーンフィーダーは、前記レールに取り付けられるキャリア部と、前記キャリア部から下方に延び、前記キャリア部よりも幅が狭い垂下部と、を備え、
    前記張力調整装置は、前記レールに直交する方向から前記ヤーンフィーダーを正面視したときに、前記垂下部の側方の位置に設けられる請求項3に記載の横編機。
  5. 前記張力調整装置を制御するための前記編成条件制御部は、前記ヤーンフィーダーに搭載される請求項3又は請求項4に記載の横編機1。
  6. 前記張力調整装置は、前記編糸に対して前記ヤーンフィーダーの厚み方向に直交する方向に作用して、前記編糸の張力を調整する請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の横編機。
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