JP2019177640A - 電子機器、電子機器の設定方法及びプログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の設定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】設定を効率よく行うことができるようにする。【解決手段】USBI/Fに接続されたUSBメモリから、複数個の設定項目のうちの一以上の設定項目を指定する指定設定項目情報、及び、一以上の設定項目のうちの少なくとも1つの設定項目の設定情報である指定設定情報を含む設定ファイルIFSを取得する。取得した設定ファイルに含まれる指定設定項目情報で指定された一以上の設定項目のそれぞれが、個別の設定情報が不要な固定設定項目、及び、個別の設定情報が必要な変動設定項目のいずれであるかを判断する(S18、S25)。そして、固定設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、設定ファイルIFSに含まれる指定設定情報に基づいて設定情報DBに記憶する(S26)。また、変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、タッチパネルに表示した設定情報入力画面で受け付けた設定情報である受付設定情報に基づいて設定情報DBに記憶する(S21)。【選択図】図3

Description

本発明は、外部機器に記憶された設定情報に基づいて設定を行うことができる電子機器、電子機器を設定するための方法及びプログラムに関する。
特許文献1に開示された複合機は、設定ファイルが記憶されたリムーバブルメモリが接続されると、リムーバブルメモリに記憶された設定ファイルを読み出す。設定ファイルには、用紙の大きさや向き等(設定項目)を設定するためのパラメータが記憶されている。そして複合機は、設定ファイルを用いて、複合機に関する設定を行う。
特開2007−274460号公報
特許文献1に記載の技術を設定項目が2つ以上有る場合に応用するには、設定ファイルに複数個の設定項目に対応する複数のパラメータ(設定情報)を記憶させておけばよいと考えられる。しかしながら、複数の複合機などの電子機器に対して設定を行う際に、複数個の設定項目のうち一部の設定項目については共通の設定情報に基づいて設定を行い、残りの設定項目については個別の設定情報に基づいて設定を行いたい場合がある。このような場合には、電子機器毎に異なる設定ファイルを準備しておく必要がある。よって、複数の電子機器の設定を効率よく行うことができない。
本発明の目的は、設定を効率よく行うことができる電子機器、電子機器の設定方法及びプログラムを提供することである。
本発明は、メモリと、外部機器と接続されるインターフェースと、ユーザからの入力を受け付けるための受付部と、制御部とを備えた電子機器であって、前記メモリには、前記電子機器に関する複数個の設定項目に対応する設定情報を記憶することが可能であり、前記制御部は、前記メモリに記憶した前記設定情報に基づいて前記電子機器の動作を制御し、前記制御部は、前記インターフェースに接続された外部機器から、前記電子機器に関する前記複数個の設定項目のうちの一以上の設定項目を指定する指定設定項目情報、及び、当該一以上の設定項目のうちの少なくとも1つの設定項目の設定情報である指定設定情報を含む設定ファイルを取得する取得処理と、前記取得処理において取得した前記設定ファイルに含まれる前記指定設定項目情報で指定された前記一以上の設定項目のそれぞれが、個別の設定情報が不要な固定設定項目、及び、個別の設定情報が必要な変動設定項目のいずれであるかを判断する変更要否判断処理と、前記変更要否判断処理において前記固定設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、前記取得処理において取得した前記設定ファイルに含まれる前記指定設定情報に基づいて前記メモリに記憶する第1設定処理と、前記変更要否判断処理において前記変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、前記受付部が受け付けるために、ユーザに作業を促す情報を報知手段に報知させる報知処理と、前記変更要否判断処理において前記変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、前記受付部が受け付けた前記設定情報である受付設定情報に基づいて前記メモリに記憶する第2設定処理と、を実行することが可能である。
また、本発明は、電子機器の設定方法や電子機器のためのプログラムに適用することもできる。
本発明では、固定設定項目については外部機器から取得した設定ファイルに含まれる指定設定情報に基づいてメモリに設定情報を記憶することができると共に、変動設定項目についてはユーザが入力した受付設定情報に基づいてメモリに設定情報を記憶することができる。したがって、共通の設定情報に基づく設定及び個別の設定情報に基づく設定の両方が必要な複数の電子機器を、1つの設定ファイルを用意しておくだけで、効率よく設定することができる。
本発明の第1実施形態に係る複合機を含むシステムのブロック図である。 (a)は設定ファイルの一例を、(b)は設定取得ファイルの一例を示す。 図1に示す複合機で実行される設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図1のタッチパネルに表示されるファイル一覧画面を示す図である。 図1のタッチパネルに表示される設定情報入力画面であり、(a)はケース1、(b)はケース2、(c)はケース3の場合の設定情報入力画面を示す。 図1のタッチパネルに表示される更新中画面を示す図である。 図1のタッチパネルに表示される接続解除許可画面を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る複合機で実行される設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態の第1変形例に係る複合機で実行される設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図9のS74で行われる入力処理の手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態の第2変形例に係る複合機を含むシステムのブロック図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態にかかる複合機について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、印刷機能及びスキャナ機能を有する電子機器である複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に本発明を適用したものである。図1に示すように、本実施形態の複合機1Aは、USB(Universal Serial Bus)メモリ3を介して、PC2や他の複合機1Bとの間でデータ交換可能に構成されている。なお、本実施形態においては、複合機1A、1Bがいずれも通信ネットワークに接続されていない状態を想定する。
(複合機1Aの構成)
複合機1A、1Bの構成は同じであるので、ここでは複合機1Aの構成について説明する。図1に示すように、複合機1Aは、CPU11、揮発性記憶装置12及び不揮発性記憶装置13を含む制御部10を備えている。制御部10には、タッチパネル14、操作ボタン15、プリンタ部16、スキャナ部17及びUSBI/F18が電気的に接続されている。
タッチパネル14は、入力機能及び表示機能を備えたユーザインターフェースである。プリンタ部16は、レーザ技術を用いて用紙上に画像を印刷する装置である。変形例として、プリンタ部16は、インクジェット技術を用いて印刷するものであってもよい。スキャナ部17は、CCDやCMOSなどの光電変換素子を用いて光学的に文書及び画像等の対象物を読みとって、スキャンデータを生成する装置である。USBI/F18は、USB規格のインターフェースであり、リムーバブルメモリとしてのUSBメモリ3を接続することができる。CPU11は、USBI/F18を介して、USBメモリ3とデータ通信を可能にすることができる。なお、本実施形態の複合機1Aは、ダイレクトプリント機能を有しており、USBI/F18に接続されたUSBメモリ3に記憶された画像ファイルにかかるファイル名を取得し、タッチパネル14に表示させ、ユーザが選択したファイル名に対応する画像ファイルを取得し、印刷することができる。
揮発性記憶装置12は、RAM(Random Access Memory)などであり、CPU11が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に記憶するバッファ領域を提供する。不揮発性記憶装置13は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどであり、コンピュータプログラム13aと、設定情報DB13bと、制限条件DB13cが記憶されている。揮発性記憶装置12や不揮発性記憶装置13は、複合機1Aのメモリである。
コンピュータプログラム13aは、複合機1Aの不揮発性記憶装置13に記憶されるものである。コンピュータプログラム13aは、例えば、CD−ROMやDVD−ROMなどに記録された形態で提供されてもよい。CPU11は、コンピュータプログラム13aを実行することにより、複合機1Aの制御を実行する。
設定情報DB13bには、複合機1Aに関する複数個の設定項目に対応する複数個の設定情報が記憶されている。複数の設定項目としては、例えば、「用紙タイプ」、「用紙サイズ」、「IP Address」、及び「Contrast」などがある。「用紙タイプ」は、プリンタ部16で画像を印刷する際に使用する用紙の種類を規定する設定項目であり、この設定項目に対応する設定情報としては、例えば、「普通紙」、「光沢紙」、「厚紙」などがある。「用紙サイズ」は、プリンタ部16で画像を印刷する際に使用する用紙のサイズを規定する設定項目であり、この設定項目に対応する設定情報としては、例えば、「A4」、「B5」などがある。「IP Address」は、複合機1Aに割り当てられるIPアドレス(Internet Protocol Address) を規定する設定項目であり、この設定項目に対応する設定情報は、0から255までの10進数の数字であり且つ互いにドットで区切られた4つの数字からなる。すなわち、例えば「IP Address」の設定情報は、「123.145.167.189」などである。「Contrast」は、プリンタ部16で画像を印刷する際の明暗の差であるコントラストを規定する設定項目であり、この設定項目に対応する設定情報としては、例えば、「−50」、「0」、「50」などがある。
制御部10は、設定情報DB13bに記憶されている設定情報に基づいて複合機1Aの動作を制御する。なお、後で詳述するように、複合機1Aの制御部10では、設定情報DB13bに記憶された設定情報を変更する処理(以下、「変更処理」とする)、及び、設定情報DB13bに記憶された設定情報を取得する処理(以下、「変更取得処理」とする)を実行可能である。
制限条件DB13cには、複合機1Aに関する複数個の設定項目のうち設定情報として使用可能な情報が制限されている制限設定項目について、使用可能な設定情報を規定する制限条件が記憶されている。例えば、設定項目「Contrast」は、設定情報として使用可能な情報が制限されている制限設定項目である。複合機1Aのプリンタ部16がレーザ技術を用いる場合には、「Contrast」に対応する設定情報は、「−50」、「−40」、「−30」、「−20」、「−10」、「0」、「+10」、「+20」、「+30」、「+40」及び「+50」の11段階に制限される。本実施形態においては、プリンタ部16はレーザ技術を用いる場合であるので、制限条件DB13cには、設定項目「Contrast」に使用可能な設定情報として、「−50」、「−40」、「−30」、「−20」、「−10」、「0」、「+10」、「+20」、「+30」、「+40」及び「+50」が記憶されている。なお、仮にプリンタ部16がインクジェット技術を用いる場合には、設定項目「Contrast」に使用可能な設定情報は、「−25」、「−10」、「0」、「+10」及び「+25」に制限される。
(PC2の構成)
PC2は、CPU21、揮発性記憶装置22及び不揮発性記憶装置23を含む制御部20を備えている。制御部20には、USBI/F24、ネットワークI/F25、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)などの表示部26及びマウスやキーボードなどの操作部27が電気的に接続されている。USBI/F24は、USB規格のインターフェースであり、リムーバブルメモリとしてのUSBメモリ3を接続することができる。CPU21は、USBI/F24を介して、USBメモリ3とデータ通信を可能にすることができる。ネットワークI/F25は、ネットワークを介して複数のサーバを含む他の外部装置と接続可能である。PC2は、ネットワークI/F25を介して外部装置との間でデータの送受信が可能である。
揮発性記憶装置22は、RAMであり、CPU21のためのバッファ領域を提供する。不揮発性記憶装置23は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどであり、コンピュータプログラム23aが記憶されている。コンピュータプログラム23aは、例えば、サーバからダウンロードされる形態、又は、CD−ROMやDVD−ROMなどに記憶される形態で、PC2に提供される。CPU21は、コンピュータプログラム23aを実行することによって、複合機1Aの制御部10で上述の設定処理を実行する際に用いられる設定ファイルIFSや、設定取得処理を実行する際に用いられる設定取得ファイルIFGを作成するアプリケーションとして機能する。なお、設定ファイルIFS及び設定取得ファイルIFGは、一般的なテキスト編集プログラムを用いて作成されてもよい。
ここで、図2(a)を参照しつつ、設定変更用入力ファイルIFSの一例について説明する。図2(a)で示す例では、設定変更用入力ファイルIFSのファイル名は、「write_auto_power_hour1.json」である。ファイル名の最初の文字列「write」は、設定変更処理に用いる設定変更用入力ファイルIFSであることを意味している。設定変更用入力ファイルIFSに含まれる設定用入力情報は、JSON(Java Script Object Notationの略(JavaScriptは登録商標))と呼ばれるデータ記述言語を用いて記述されている。設定用入力情報は、設定情報DB13bに記憶されている複数個の設定項目のうちの一以上の設定項目を指定する指定設定項目情報、及び、当該一以上の設定項目のうち少なくとも1つの設定項目の設定情報である指定設定情報を含む。すなわち、設定用入力情報は、設定情報DB13bに記憶されている複数個の設定項目のうち指定設定項目情報により指定した設定項目に関する設定情報を、指定設定情報に変更するためのものである。具体的には、設定用入力情報は、設定項目の名称と、当該名称によって示される設定項目に対応する設定情報と、の組み合わせ(ペア)を含んでいる。
図2(a)の例では、「用紙タイプ」、「用紙サイズ」、「IP Address」、及び「Contrast」は、設定項目の名称である。そして、「普通紙」は「用紙タイプ」に対応する設定情報であり、「A4」は「用紙サイズ」に対応する設定情報であり、「+25」は「Contrast」に対応する設定情報である。コロン「:」を挟んで対になっている「用紙タイプ」と「普通紙」、「用紙サイズ」と「A4」、及び、「Contrast」と「+25」は、上述した設定項目の名称と設定情報とのペアの一例である。また、「IP Address」については、対応する設定情報は「User Select」となっている。これは、「IP Address」に対応する設定情報は、ユーザによる個別の設定が必要であることを意味している。文字列「User Select」は、本発明の第1の文字列に相当する。また、例えば、「IP Address」に対応する設定情報は「123.145.167.xxx」となっていてもよい。この場合、「xxx」となっている部分については、ユーザによる個別の設定が必要であることを意味している。文字列「xxx」は、本発明の第2の文字列に相当する。
ここで、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定項目情報で指定された設定項目には、個別の設定情報が不要な固定設定項目と、個別の設定情報が必要な変動設定項目と、に分類することができる。すなわち、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定情報が、文字列「User Select」を含む場合(ケース1)、及び、文字列「xxx」を部分的に含む場合(ケース2)は、その指定設定情報に対応する設定項目は変動設定項目である。また、設定変更用入力ファイルIFSに、制限条件DB13cに設定情報の制限条件が記憶されている制限設定項目の設定項目に対応する指定設定情報が含まれており、且つ、その指定設定情報が制限条件DB13cに記憶されている制限条件を満たしていない場合に(ケース3)、その指定設定情報に対応する設定項目を変動設定項目であると判断する。
次に、図2(b)を参照しつつ、設定取得用入力ファイルIFGの一例について説明する。図2(b)で示す例では、設定取得用入力ファイルIFGのファイル名は、「read#auto#power.json」である。ファイル名の最初の文字列「read」は、設定取得処理で用いる設定取得用入力ファイルIFGであることを意味している。設定取得用入力ファイルIFGに含まれる取得用入力情報についても、JSONを用いて記述されている。取得用入力情報は、設定情報DB13bに記憶されている複数の設定情報に対応する複数の設定項目のうち、その設定情報を取得する設定項目を指定するための情報である。取得用入力情報は、設定情報DB13bに記憶されている複数個の設定項目のうちの一以上の設定項目を指定する指定設定項目情報を含んでいる。具体的には、取得用入力情報は、設定項目の名称を含んでいる。
図2(b)の例では、取得用入力情報は、設定項目の名称として、「用紙タイプ」、「用紙サイズ」、「IP Address」、及び「Contrast」を含んでいる。取得用入力情報は、設定情報は含んでいない。例えば、図2(b)の例では、「用紙タイプ」などの設定項目の名称と、コロン「:」を挟んで対となる部分は、空欄とされている。
なお、複合機1Aの設定処理で用いる設定変更用入力ファイルIFSは、上述のようにPC2で作成されたものであってもよいし、設定取得用入力ファイルIFGを用いて別の複合機1Bの設定情報を取得することにより作成されたものであってもよい。また、複合機1Aの設定情報のバックアップとして、設定取得用入力ファイルIFGを用いて作成されたものであってもよい。
(設定処理)
次に、図3を参照しつつ、複合機1Aの制御部10で実行される変更処理の手順の一例について説明する。
まず、制御部10は、USBI/F18にUSBメモリ3が接続されたか否かを判断する(S11)。S11での判断は、USBメモリ3が接続されたと判断するまで繰り返し行われる。USBメモリ3が接続されたと判断した場合には(S11:YES)、図4に示すようなファイル一覧画面91をタッチパネル14に表示する(S12)。すなわち、複合機1Aは、上述のように、USBI/F18に接続されたUSBメモリ3に記憶された画像ファイルにかかる画像ファイルを印刷するダイレクトプリント機能を有しているので、USBI/F18にUSBメモリ3が接続された際に、そのUSBメモリ3に記憶されたファイルの一覧をタッチパネル14に表示する機能を備えている。
図4に示す例では、ファイル一覧画面91には3つのファイルのファイル名が表示されている。最も上に表示されているファイル名には、文字列「read」が含まれており、設定取得用入力ファイルIFGであることが分かる。上から2番目及び3番目に表示されているファイル名には、文字列「write」が含まれており、設定変更用入力ファイルIFSであることが分かる。制御部10は、ユーザがファイル一覧画面91の各ファイル名が表示されている3つの領域のいずれかをタップしたときに、タッチパネル14を介してユーザからのファイル選択指示を受信することができる。
続いて、タッチパネル14に表示したファイル一覧画面91において、ユーザにより設定変更用入力ファイルIFSが選択されたか否かを判断する(S13)。このとき、制御部10は、ユーザにより選択されたファイルのファイル名に基づいて、そのファイルが設定変更用入力ファイルIFSであるか否かを判断する。すなわち、ファイル名に文字列「write」が含まれている場合に、そのファイルが設定変更用入力ファイルIFSであると判断する。
S13での判断で、ユーザにより選択されたファイルが設定変更用入力ファイルIFSでないと判断した場合には(S13:NO)、設定処理を終了する。一方、ユーザにより選択されたファイルが設定変更用入力ファイルIFSであると判断した場合には(S13:YES)、ユーザにより選択されたファイルを接続されているUSBメモリ3から取得し、そのファイルに記憶されている情報を解析する(S14:取得処理)。具体的には、S14で取得された設定変更用入力ファイルIFSの変更用入力情報を、設定項目の名称と、当該名称によって示される設定項目に対応する設定情報と、の組み合わせに分解する。ここでは、図2(a)で示す設定変更用入力ファイルIFSを取得したとして説明する。
次に、S14で取得した設定ファイルIFSに含まれる指定設定項目情報で指定される設定項目の数をカウントするためのカウンタNの値をゼロとする(S15)。さらに、変数Cの値を、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定項目情報で指定される設定項目の数とする(S16)。すなわち、S14で取得した設定変更用入力ファイルIFSが、図2(a)で示す設定変更用入力ファイルIFSである場合、変数C=4となる。その後、カウンタNが変数C未満であるか否かを判断する(S17)。
カウンタNが変数C未満であると判断した場合には(S17:YES)、S14で取得した設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定項目情報で指定された設定項目の1つについて、個別の設定が必要な変動設定項目であるか否かを判断する(S18:変更要否判断処理)。設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定項目情報で指定された設定項目が複数あるとき、S18の処理は、1回実行されるたびに複数の設定項目のうちの異なる1つを対象として行われる。S18の変動要否判断処理においては、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定情報が文字列「User Select」を含む場合(ケース1)、文字列「xxx」を部分的に含む場合(ケース2)、制限設定項目に対応しており且つ制限条件DB13cに記憶されている制限条件を満たしていない場合(ケース3)に、その指定設定情報に対応する設定項目を変動設定項目と判断する。
S18において変動設定項目でないと判断した場合、すなわち固定設定項目である場合には(S18:NO)、後述するS19〜S21の処理を省略してS22に進む。一方、変動設定項目であると判断した場合には(S18:YES)、図5(a)、(b)又は(c)に示すような設定情報入力画面92、93又は94をタッチパネル14に表示する(S19:報知処理)。設定情報入力画面92、93又は94を表示することで、変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、タッチパネル14で受け付けるために、ユーザに作業を促す情報を報知することができる。
すなわち、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定情報が、文字列「User Select」を含む場合には(ケース1)、図5(a)に示すような設定情報入力画面92を表示する。図5(a)の例は、設定項目「IP Address」の設定情報を入力するための画面である。図5(a)に示すように、設定情報入力画面92には、入力欄92a、入力キー92b及びOKボタン92cが表示される。図5(a)の例では、ドットで区切られた4つのエリアに数字でIPアドレスを入力する入力欄92aにおいて、カーソルは最も左側に位置している。入力キー92bによりユーザが設定情報を入力すると、入力欄92aのカーソルは右側に順次移動し、入力欄92aにおいて4つのエリアに数字でIPアドレスが入力される。OKボタン92cがユーザにより操作されると、入力欄92aに入力されたIPアドレスである設定情報が確定される。
次に、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定情報が、文字列「xxx」を部分的に含む場合(ケース2)、すなわち例えば、設定項目「IP Address」の指定設定情報が「123.145.167.xxx」である場合について説明する。つまり、この例では、指定設定情報のうち、IPアドレスを構成するドットで区切られた4つのエリアの数字の中の最も右側に位置する数字が、個別に設定する部分である。この場合、図5(b)に示すような設定情報入力画面93を表示する。図5(b)に示すように、設定情報入力画面93には、設定情報入力画面92と同様に、入力欄93a、入力キー93b及びOKボタン93cが表示される。図5(b)の例では、ドットで区切られた4つのエリアの数字からなるIPアドレスを入力する入力欄93aにおいて、カーソルは指定設定情報における文字列「000」の位置に対応する位置(最も右側)に位置している。したがって、入力キー93bによりユーザが設定情報を入力すると、文字列「000」の位置に対応する部分に値を入力することができる。OKボタン93cがユーザにより操作されると、入力欄93aに入力されたIPアドレスである設定情報が確定される。
さらに、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定情報が、制限設定項目に対応しており且つ制限条件DB13cに記憶されている制限条件を満たしていない場合(ケース3)、すなわち例えば、設定項目「Contrast」の指定設定情報が「+25」である場合について説明する。この場合、設定項目「Contrast」の設定情報を入力するための、図5(c)に示すような設定情報入力画面94を表示する。設定情報入力画面94には、設定情報として使用可能な11段階にそれぞれ対応するコントラストの明暗を示す11個の図形94aと、11個の図形94aのいずれかを選択するための入力キー94bと、設定情報を確定するためのOKボタン94cとが表示されている。ユーザが、入力キー94bにより11個の図形94aのいずれか1つを選択してOKボタン94cを操作することで、選択された図形94aが示す明暗のコントラストに対応する値が、設定情報として確定される。
図3に戻って、S19において設定情報入力画面92、93又は94を表示した後、ユーザにより設定情報の入力がなされたか否かを判断する(S20)。具体的には、設定情報入力画面92、93又は94のOKボタン92c、93c、又は94cが操作されたか否かを判断する。S20の判断は、設定情報の入力がなされたと判断するまで繰り返し行われる。そして、設定情報の入力が行われたと判断した場合には(S20:YES)、設定情報DB13bに記憶されている変動設定項目に対応する設定項目の設定情報を、設定情報入力画面92、93又は94において入力された設定情報である受付設定情報として、設定情報DB13bに記憶する(S21:第2設定処理)。なお、S21の処理は、以降の処理と並行して行うことが可能であり、第2設定処理を完了する前に次のS22の処理を開始することができる。
S21の第2設定処理を開始した後、カウンタNの値を1つ増加させ(S22)、S17に戻る。このとき、設定項目数のカウンタNの値が、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定項目情報で指定される設定項目の数である変数Cに達しておらず、カウンタNが変数C未満であれば(S17:YES)、再度S18での変更要否判断処理が実行される。つまり、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定項目情報で指定された設定項目のうち、前回とは別の設定項目について、変更要否判断処理が実行される。そして、変更要否判断処理において判断対象の設定項目が変動設定項目であると判断された場合(S18:YES)、その設定項目に関する設定情報を受け付けるための設定情報入力画面92、93又は94がタッチパネル14に表示される(S19)。
このとき、前回設定情報入力画面92、93又は94がタッチパネル14に表示された後、タッチパネル14に他の画面が表示されることなく、今回の設定情報入力画面92、93又は94が表示される。つまり、複数の設定項目の設定情報を入力するための各設定情報入力画面92、93又は94は、連続してタッチパネル14に表示される。よって、制御部10は、複数の変動設定項目に対応する設定情報を連続して受け付けることができる。
また、S17での判断で、カウンタNが変数C以上であると判断した場合には(S17:NO)、カウンタNの値をゼロとする(S23)。そして、カウンタNが変数C未満であるか否かを判断する(S24)。カウンタNが変数C未満であると判断した場合には(S24:YES)、S14で取得した設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定項目情報で指定された設定項目の1つについて、個別の設定が必要な変動設定項目であるか否かを判断する(S25)。設定ファイルIFSに含まれる指定設定項目情報で指定された設定項目が複数あるとき、S25の処理は、1回実行されるたびに複数の設定項目のうちの異なる1つを対象として行われる。
S25において変動設定項目であると判断した場合には(S25:YES)、後述するS26の処理を省略してS27に進む。一方、変動設定項目でないと判断した場合、すなわち固定設定項目である場合には(S25:NO)、設定情報DB13bに記憶されている固定設定項目に対応する設定項目の設定情報を、S14で取得した設定ファイルIFSに含まれる指定設定情報とし、設定情報DB13bに記憶する(S26:第1設定処理)。このとき、図6に示すような更新中画面95がタッチパネル14に表示する。更新中画面95は、後述するS29の処理が行われるまで継続してタッチパネル14に表示する。その後、カウンタNの値を1つ増加させ(S27)、S24に戻る。
さらに、S24での判断で、カウンタNが変数C以上であると判断した場合には(S24:NO)、S26の第1設定処理及びS21の第2設定処理での設定処理の成否に関する結果情報を、USBメモリ3に記憶させる(S29:結果記憶処理)。このとき、第1設定処理及び第2設定処理が正常に行われた場合には、その旨が結果情報をして記憶される。また、第1設定処理及び第2設定処理が失敗した場合には、失敗した原因が結果情報として記憶される。ここで、設定処理が失敗する原因としては、設定項目の名称の異常、指定設定情報の異常などがある。設定項目の名称の異常は、設定項目の名称の記載が間違えている場合である。指定設定情報の異常は、例えば、指定設定情報が、取るべき値とは異なる値である場合(例えば、文字列であるべき指定設定情報が数値である場合)などである。
S29においてUSBメモリ3への結果記憶処理が終了した後、図7に示す接続解除許可画面96をタッチパネル14に表示する(S30:接続解除許可処理)。これにより、USBメモリ3がUSBI/F18から接続を解除可能である旨をユーザに報知することができる。その後、複合機1Aを再起動させ(S31:再起動処理)、設定処理を終了する。
以上のように、上述の第1実施形態に係る複合機1Aの制御部10では、USBI/F18に接続されたUSBメモリ3から複数個の設定項目のうちの一以上の設定項目を指定する指定設定項目情報、及び、一以上の設定項目のうちの少なくとも1つの設定項目の設定情報である指定設定情報を含む設定変更用入力ファイルIFSを取得し、取得した設定ファイルに含まれる指定設定項目情報で指定された一以上の設定項目のそれぞれが、個別の設定情報が不要な固定設定項目、及び、個別の設定情報が必要な変動設定項目のいずれであるかを判断する(図3のS18、S25:変更要否判断処理)。そして、固定設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定情報に基づいて設定情報DB13bに記憶する(図3のS26:第1設定処理)。また、変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、タッチパネル14に表示した設定情報入力画面92、93又は94で受け付けた設定情報である受付設定情報に基づいて設定情報DB13bに記憶する(図3のS21:第2設定処理)。
したがって、固定設定項目についてはUSBメモリ3から取得した設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定情報に基づいて設定情報DB13bに設定情報を記憶することができる。また、変動設定項目についてはユーザが入力した受付設定情報に基づいて設定情報DB13bに設定情報を記憶することができる。よって、共通の設定情報に基づく設定及び個別の設定情報に基づく設定の両方が必要な複数の複合機1A、1Bに対し、1つの設定変更用入力ファイルIFSを用意しておくだけで、効率よく設定することができる。
また、上述の第1実施形態では、制御部10は、第1設定処理及び第2設定処理を実行した後に、第1設定処理及び第2設定処理の成否に関する結果情報をUSBメモリ3に記憶させる(図3のS29;結果記憶処理)。そして、結果記憶処理を実行した後に、複合機1Aを再起動する(図3のS31:再起動処理)。したがって、再起動前に第1設定処理及び第2設定処理の結果情報をUSBメモリ3に記憶させることで、ユーザに結果情報を迅速に報知することができる。
さらに、上述の第1実施形態では、変更要否判断処理(図3のS18)において変動設定項目であると判断された設定項目が複数ある場合、この複数の変動設定項目に対応する設定情報を連続して受け付けるために、これらの設定情報を受け付けるための設定情報入力画面92、93又は94を連続してタッチパネル14に表示する(図3のS19)。したがって、ユーザは、複数の変動設定項目に関する設定情報を連続して効率よく入力できる。
また、上述の第1実施形態では、第1設定処理(図3のS26)の実行以前に、設定情報入力画面92、93又は94をタッチパネル14に表示して、ユーザに設定情報を入力する作業を促す情報を報知する。したがって、第1設定処理を実行した後に、設定情報入力画面92、93又は94をタッチパネル14に表示する場合に比べて、ユーザは変動設定項目である設定項目に関する設定情報の入力を早く始めることができる。そのため、1台の複合機1Aに対してユーザが行う設定作業を迅速に終了させることができる。
また、上述の第1実施形態においては、結果記憶処理(図3のS29)を実行した後に、接続解除許可画面96をタッチパネル14に表示し、USBメモリ3がUSBI/F18から接続を解除可能である旨をユーザに報知する(図3のS30:接続解除許可処理)。したがって、適切なタイミングで、結果情報が既にUSBメモリ3に記憶されておりUSBメモリ3の接続を解除可能であることが把握できる。
加えて、上述の第1実施形態においては、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定情報が、文字列「User Select」を含む場合(ケース1)、その指定設定情報に対応する設定項目を変動設定項目と判断する。したがって、設定情報を個別に設定したい設定項目がある場合に、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定情報を文字列「User Select」としておくことで、効率よく設定を行うことができる。
さらに、上述の第1実施形態においては、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定情報が、文字列「xxx」を部分的に含む場合(ケース2)、その指定設定情報に対応する設定項目を変動設定項目と判断する。したがって、指定設定情報の一部分のみを個別に設定入力することができる。すなわち例えば、ドットで区切られた4つのエリアの数字からなるIPアドレスを設定する場合には、これら4つのエリアの数字のうちの一部のエリアのみを個別に設定し、残りの数字は複数の複合機1A、1Bで共通の値を設定することがある。したがって、このような場合には、「IP Address」の指定設定情報の個別に設定したい部分を文字列「xxx」としておくことで、効率よく設定を行うことができる。
加えて、上述の第1実施形態においては、設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定情報が、制限設定項目に対応しており且つ制限条件DB13cに記憶されている制限条件を満たしていない場合に(ケース3)、その指定設定情報に対応する設定項目を変動設定項目と判断する。したがって、USBメモリ3から取得した設定変更用入力ファイルIFSに含まれている制限設定項目に対応する指定設定情報が設定情報として使用できない場合に、その指定設定情報に対応する設定項目を変動設定項目と判断し、その設定情報の入力をユーザに促すことができる。よって、設定変更用入力ファイルIFSの指定設定情報が適正でない内容の場合があっても、ユーザからの入力に基づいて適正な内容に正すことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態にかかる複合機について説明する。本実施形態にかかる複合機は、設定処理の手順が第1実施形態の複合機1Aと異なっている。本実施形態の複合機の装置構成については第1実施形態の複合機1Aと同じであるので、構成の説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態の複合機の制御部において設定処理を行う際には、まず上述の第1実施形態での処理のS11〜S14(図3)と同じ処理を実行する(S51)。次に、図3のS14に対応する処理で取得された設定変更用入力ファイルIFSの指定設定項目情報で指定された設定項目のうち、未だ設定に関する処理(後述するS57又はS58での処理)を行っていない設定項目があるか否かを判断する(S55)。
そして、未だ設定に関する処理を行っていない設定項目があると判断した場合には(S55:YES)、S14で取得した設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定項目情報で指定された設定項目の1つについて、個別の設定が必要な変動設定項目であるか否かを判断する(S56:変更要否判断処理)。判断対象の設定項目が変動設定項目であると判断した場合には(S56:YES)、その設定項目に対して設定フラグをONにする(S57)。その後、S55に戻る。一方、判断対象の設定項目が変動設定項目ではなく、固定設定項目であると判断した場合には(S56:NO)、設定情報DB13bに記憶されている固定設定項目に対応する設定項目の設定情報を、S14で取得した設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定情報とする(S58:第1設定処理)。このとき、更新中画面95(図6)がタッチパネル14に表示される。更新中画面95は、後述するS59の処理が行われるまで継続してタッチパネル14に表示される。その後、S55に戻る。
S55の処理において、S14に対応する処理で取得された設定変更用入力ファイルIFSの指定設定項目情報で指定された全ての設定項目について、設定に関する処理を行ったと判断した場合には(S55:NO)、S58の第1設定処理での設定処理の成否に関する結果情報を、USBメモリ3に記憶させる(S59:結果記憶処理)。そして、結果記憶処理が終了した後、接続解除許可画面96(図7)をタッチパネル14に表示する(S60:接続解除許可処理)。その後、複合機を再起動させる(S61:再起動処理)。
そして、複合機1Aが再起動した後、S57において設定フラグをONにした設定項目(すなわち、変動設定項目)のうち、未だその設定項目に対応する設定情報の設定処理を行っていない設定項目があるか否かを判断する(S62)。未だ設定処理を行っていない設定項目があると判断した場合には(S62:YES)、その設定項目に関する設定情報を受け付けるための設定情報入力画面92、93又は94(図5(a)、(b)又は(c))をタッチパネル14に表示する(S63)。その後、設定情報入力画面92、93又は94においてユーザにより設定情報の入力がなされたか否かを判断する(S64)。
S64の判断は、設定情報の入力がなされたと判断するまで繰り返し行われる。そして、設定情報の入力が行われたと判断した場合には(S64:YES)、設定情報DB13bに記憶されている変動設定項目に対応する設定項目の設定情報を、設定情報入力画面92、93又は94において入力された設定情報である受付設定情報とし、設定情報DB13bに記憶する(S65:第2設定処理)。その後、S62に戻り、S57において設定フラグをONにした設定項目に未処理ものものが無いか否かの判断を再度行う。なお、S57において設定フラグをONにした設定項目(すなわち、変動設定項目)が複数ある場合には、その複数の設定項目の設定情報を入力するためにS63で表示される設定情報入力画面92、93又は94は、連続してタッチパネル14に表示される。
S62の判断で、S57において設定フラグをONにした全ての設定項目(すなわち、変動設定項目)に関して、対応する設定情報の設定処理を行ったと判断した場合には(S62:NO)、設定処理を終了する。
以上のように、上述の第2実施形態に係る複合機においても、第1実施形態と同様に、共通の設定情報に基づく設定及び個別の設定情報に基づく設定の両方が必要な複数の複合機を、1つの設定変更用入力ファイルIFSを用意しておくだけで、効率よく設定することができる。
また、上述の実施形態では、S58において固定設定項目に対する第1設定処理を行った後に、S59において結果情報をUSBメモリ3に記憶される結果記憶処理を実行し、USBメモリ3がUSBI/F18から接続を解除可能な状態(S60)としている。その後、S63において、変動設定項目の設定情報を受け付けるための設定情報入力画面92、93又は94を表示し、S65において設定情報入力画面92、93又は94において入力された設定情報に基づいて第2設定処理を実行する。ユーザが設定情報入力画面92、93又は94で行う設定情報の入力作業は、比較的長い時間を要する作業である。本実施形態においては、設定情報入力画面92、93又は94での設定情報の入力作業を行う前に、USBメモリ3がUSBI/F18から接続を解除可能な状態としている。したがって、ユーザが設定情報入力画面92、93又は94での設定情報の入力作業を行っている間に、USBメモリ3を他の複合機のUSBI/F18に接続し、他の複合機の設定を開始することができる。よって、複数の複合機の設定をより効率的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上述の第1実施形態においては、まず、設定変更用入力ファイルIFSに含まれている指定設定項目情報で指定された設定項目のうち、変動設定項目であると判断した全ての設定項目に関する設定情報を設定する第2設定処理を行う。第2設定処理が終了後、固定設定項目であると判断した全ての設定項目に関する設定情報を設定する第1設定処理を行う。固定設定項目であると判断した全ての設定項目に関する設定情報を設定する第1設定処理を行った後、変動設定項目であると判断した全ての設定項目に関する設定情報を設定する第2設定処理を行うようにしてもよい。また、これら第1設定処理及び第2設定処理は並行して行ってもよい。
ここで、図9を参照しつつ、上述の第1実施形態の第1変形例にかかる複合機の制御部で行われる設定処理の手順について説明する。まず上述の第1実施形態での処理のS11〜S16(図3)と同じ処理を実行する(S70)。そして、カウンタNが変数C未満であるか否かを判断する(S71)。そして、カウンタNが変数C未満であると判断した場合には(S71:YES)、S14で取得した設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定項目情報で指定された設定項目の1つについて、個別の設定が必要な変動設定項目であるか否かを判断する(S72:変更要否判断処理)。
S72において変動設定項目でないと判断した場合、すなわち固定設定項目である場合には(S72:NO)、後述するS73、74の処理を省略してS76に進む。一方、変動設定項目であると判断した場合には(S72:YES)、その変動設定項目が、S14で取得した設定変更用入力ファイルIFSに含まれる指定設定項目情報で指定された設定項目のうちS72の判断で最初に変更設定項目と判断された変動設定項目(1つ目の変動設定項目)であるか否かを判断する(S73)。1つ目の変動設定項目であると判断した場合には(S73:YES)、後述する変動設定項目に対する設定情報を入力する入力処理(図10)を開始し(S74)、S76に進む。すなわち、以降の処理は、図10の入力処理と並行して行われる。
S73の判断において、1つ目の変動設定項目でないと判断した場合には(S73:NO)、その設定項目に対して設定フラグをONにする(S75)。その後、カウンタNの値を1つ増加させ(S76)、S71に戻る。また、S71の判断において、カウンタNが変数C以上であると判断した場合には(S71:NO)、上述の第1実施形態での処理のS23〜S31(図3)と同じ処理を実行し(S77)、設定処理を終了する。
続いて、図10を参照しつつ、図9のS74で行われる入力処理の手順について説明する。まず、上述のS73(図9)において1つ目の変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を受け付けるための設定情報入力画面92、93又は94(図5(a)、(b)、(c))をタッチパネル14に表示する(S81)。そして、設定情報入力画面92、93又は94においてユーザにより設定情報の入力がなされたか否かを判断する(S82)。S82の判断は、設定情報の入力がなされたと判断するまで繰り返し行われる。そして、設定情報の入力が行われたと判断した場合には(S82:YES)、設定情報DB13bに記憶されている変動設定項目に対応する設定項目の設定情報を、設定情報入力画面92、93又は94において入力された設定情報である受付設定情報とし、設定情報DB13bに記憶する(S83:第2設定処理)。
なお、図10の入力処理は、図9のS74以降の処理と並行して行われているので、入力処理においてユーザが設定情報入力画面92、93又は94で入力処理を行っている間に、図9のS75で2つ目以降の変動設定項目に対して設定フラグがONにされている。よって、S83の後、上述のS75(図9)で設定フラグをONにした設定項目(すなわち、2つ目以降の変動設定項目)のうち、未だその設定項目に対応する設定情報の設定処理を行っていない設定項目があるか否かを判断する(S84)。未だ設定処理を行っていない設定項目があると判断した場合には(S84:YES)、S81に戻って、その設定項目に関する設定情報を受け付けるための設定情報入力画面92、93又は94(図5(a)、(b)又は(c))をタッチパネル14に表示する。そして、S84において設定フラグをONにした全ての設定項目(すなわち、2つ目以降の変動設定項目)に関して、対応する設定情報の設定処理を行ったと判断した場合には(S84:NO)、入力処理を終了する。
上述の第1実施形態の第1変形例にかかる複合機においては、ユーザが変動設定項目に関する設定情報の入力作業を行っている間に、すなわち、図10に示す入力処理を行っている間に、固定設定項目に関する設定情報を設定する第1設定処理を並行して行うことができるので、設定にかかる時間を短縮することができる。
また、上述の実施形態においては、設定情報入力画面92、93又は94(図5(a)、(b)又は(c))をタッチパネル14に表示することで、変動設定項目である設定項目に関する設定情報を、タッチパネル14で受け付けるために、ユーザに作業を促す情報を報知する場合について説明した。しかしながら、ユーザへの報知手段は複合機1Aのタッチパネル14に限定されるものではない。すなわち、例えば、スピーカーから発せられる音声によりユーザに作業を促す情報を報知してもよい。
加えて、上述の実施形態では、USBI/F18に接続されたUSBメモリ3から設定変更用入力ファイルIFSを取得する場合について説明したが、USBメモリ3に代えて、SDカードやスマートメディアなどのメモリーカードや、DVD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスクから設定変更用入力ファイルIFSを取得してもよい。さらに、モバイル端末などの外部機器から設定変更用入力ファイルIFSを取得してもよい。例えば、図11に示すように、第1実施形態の第2変形例に係る複合機101の制御部110には、無線ネットワークインターフェース(無線ネットワークI/F)31、及び、NFCインターフェース(NFCI/F)32、が電気的に接続されている。また、モバイル端末40の制御部45には、無線ネットワークI/F41、NFCI/F42、及びタッチパネル43、が電気的に接続されている。
無線ネットワークI/F31、41は、Wi−Fi(Wi-Fi Allianceの登録商標)規格に基づいた無線通信(Wi−Fi通信)により通信可能なインターフェースである。NFCI/F32、42は、NFC(Near Field Communication)規格に基づいた近距離無線通信(NFC通信)により通信可能なインターフェースである。NFC通信は、10cm程度の極近距離を通信可能距離とする近距離無線通信であり、送信元及び受信元の装置を近接(又は接触)させることで通信が確立される。
本変形例においては、まずモバイル端末40を複合機101に近づけて、複合機101とモバイル端末40との間で、NFC通信を確立させる。そして、モバイル端末40に記憶されている設定処理を実行するためのトリガーファイルを複合機101に送信する。このトリガーファイルには、モバイル端末40のIPアドレスなどの情報が含まれている。よって、モバイル端末40から送信されたトリガーファイルを受信した複合機101は、トリガーファイルに含まれているモバイル端末40のIPアドレスの情報に基づいて、モバイル端末40との間でWi−Fi通信を確立させる。そして、複合機101は、Wi−Fi通信により接続されたモバイル端末40から設定変更用入力ファイルIFSを取得する。
また、上述の変形例においては、変動設定項目である設定項目に関する設定情報を受け付けるための設定情報入力画面92、93又は94(図5(a)、(b)又は(c))を、モバイル端末40のタッチパネル43に表示してもよい。
さらに、上述の実施形態では、複合機1A、1Bに本発明を適用した場合について説明しているが、単体のスキャナやプリンタ、又は、デジタルカメラなどの他の画像処理装置にも適用できる。また、画像処理装置に限らず、音楽の再生装置、ストレージなどの記憶装置、ルータなどの通信装置などの電子機器にも適用できる。
1A、1B 複合機(電子機器)
3 USBメモリ(リムーバブルメモリ、外部機器)
10 制御部
12 揮発性記憶装置(メモリ)
13 不揮発性記憶装置(メモリ)
14 タッチパネル(受付部、報知手段)
18 USBI/F(インターフェース)

Claims (13)

  1. メモリと、
    外部機器と接続されるインターフェースと、
    ユーザからの入力を受け付けるための受付部と、
    制御部とを備えた電子機器であって、
    前記メモリには、前記電子機器に関する複数個の設定項目に対応する設定情報を記憶することが可能であり、前記制御部は、前記メモリに記憶した前記設定情報に基づいて前記電子機器の動作を制御し、
    前記制御部は、
    前記インターフェースに接続された外部機器から、前記電子機器に関する前記複数個の設定項目のうちの一以上の設定項目を指定する指定設定項目情報、及び、当該一以上の設定項目のうちの少なくとも1つの設定項目の設定情報である指定設定情報を含む設定ファイルを取得する取得処理と、
    前記取得処理において取得した前記設定ファイルに含まれる前記指定設定項目情報で指定された前記一以上の設定項目のそれぞれが、個別の設定情報が不要な固定設定項目、及び、個別の設定情報が必要な変動設定項目のいずれであるかを判断する変更要否判断処理と、
    前記変更要否判断処理において前記固定設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、前記取得処理において取得した前記設定ファイルに含まれる前記指定設定情報に基づいて前記メモリに記憶する第1設定処理と、
    前記変更要否判断処理において前記変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、前記受付部が受け付けるために、ユーザに作業を促す情報を報知手段に報知させる報知処理と、
    前記変更要否判断処理において前記変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、前記受付部が受け付けた前記設定情報である受付設定情報に基づいて前記メモリに記憶する第2設定処理と、
    を実行することが可能な電子機器。
  2. 前記制御部は、
    前記第1設定処理及び前記第2設定処理を実行した後に、前記第1設定処理及び前記第2設定処理の成否に関する結果情報を前記外部機器に記憶させる結果記憶処理と、
    前記結果記憶処理を実行した後に、前記電子機器を再起動する再起動処理と、をさらに実行することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御部は、前記変更要否判断処理において前記変動設定項目であると判断された設定項目が複数ある場合に、当該複数の変動設定項目に対応する設定情報を連続して前記受付部が受け付けるために、前記報知処理において、ユーザに作業を促す情報を前記報知手段に報知させることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記制御部は、前記第1設定処理の実行以前に前記報知処理を実行することを特徴とする請求項2又は3に記載の電子機器。
  5. 前記制御部は、前記報知処理と前記第1設定処理とを並行して実行することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記制御部は、
    前記第1設定処理を実行した後に、前記第1設定処理の成否に関する結果情報を前記外部機器に記憶させる結果記憶処理と、
    前記結果記憶処理を実行した後に、前記電子機器を再起動する再起動処理とをさらに実行し、
    前記再起動処理を実行した後に、前記報知処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記外部機器はリムーバブルメモリであり、
    前記制御部は、
    前記結果記憶処理を実行した後に、前記リムーバブルメモリの前記インターフェースへの接続を解除可能であることを前記報知手段に報知させる接続解除許可処理をさらに実行することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記制御部は、前記変更要否判断処理において、前記取得処理において取得した前記設定ファイルに含まれる前記指定設定情報が第1の文字列を含む場合に、前記指定設定情報に対応する前記設定項目を前記変動設定項目であると判断することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記メモリは、前記複数個の設定項目のうちの設定情報として使用可能な情報が制限されている制限設定項目について、使用可能な設定情報を規定する制限条件を記憶しており、
    前記制御部は、前記変更要否判断処理において、前記取得処理において取得した前記設定ファイルに前記制限設定項目に対応する前記指定設定情報が含まれており、且つ、前記制限設定項目に対応する前記指定設定情報が前記制限条件を満たしていない場合、前記指定設定情報に対応する前記設定項目を前記変動設定項目であると判断することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 前記制御部は、
    前記変更要否判断処理において、前記取得処理において取得した前記設定ファイルに含まれる前記指定設定情報が第2の文字列を部分的に含んでいる場合に、前記指定設定情報に対応する前記設定項目を前記変動設定項目であると判断し、
    前記第2設定処理においては、前記変更要否判断処理において前記変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、前記取得処理において取得した前記設定ファイルに含まれる前記指定設定情報のうちの前記第2の文字列を、前記受付部が受け付けた情報に置き換えた前記設定情報である前記受付設定情報に基づいて前記メモリに記憶することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子機器。
  11. ユーザに情報を報知する前記報知手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子機器。
  12. メモリと、外部機器と接続されるインターフェースと、ユーザからの入力を受け付けるための受付部と、制御部とを備えた電子機器であって、前記メモリには、前記電子機器に関する複数個の設定項目に対応する設定情報を記憶することが可能であり、前記制御部は、前記メモリに記憶した前記設定情報に基づいて前記電子機器の動作を制御するような前記電子機器の設定方法であって、
    前記インターフェースに接続された外部機器から、前記電子機器に関する前記複数個の設定項目のうちの一以上の設定項目を指定する指定設定項目情報、及び、当該一以上の設定項目のうちの少なくとも1つの設定項目の設定情報である指定設定情報を含む設定ファイルを取得する取得処理と、
    前記取得処理において取得した前記設定ファイルに含まれる前記指定設定項目情報で指定された前記一以上の設定項目のそれぞれが、個別の設定情報が不要な固定設定項目、及び、個別の設定情報が必要な変動設定項目のいずれであるかを判断する変更要否判断処理と、
    前記変更要否判断処理において前記固定設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、前記取得処理において取得した前記設定ファイルに含まれる前記指定設定情報に基づいて前記メモリに記憶する第1設定処理と、
    前記変更要否判断処理において前記変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を前記受付部が受け付けるために、ユーザに作業を促す情報を報知手段に報知させる報知処理と、
    前記変更要否判断処理において前記変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、前記受付部が受け付けた前記設定情報である受付設定情報に基づいて前記メモリに記憶する第2設定処理と、を備えていることを特徴とする電子機器の設定方法。
  13. メモリと、外部機器と接続されるインターフェースと、ユーザからの入力を受け付けるための受付部と、制御部とを備えた電子機器であって、前記メモリには、前記電子機器に関する複数個の設定項目に対応する設定情報を記憶することが可能であり、前記制御部は、前記メモリに記憶した前記設定情報に基づいて前記電子機器の動作を制御するような前記電子機器を設定するためのプログラムであって、
    前記制御部に、
    前記インターフェースに接続された外部機器から、前記電子機器に関する前記複数個の設定項目のうちの一以上の設定項目を指定する指定設定項目情報、及び、当該一以上の設定項目のうちの少なくとも1つの設定項目の設定情報である指定設定情報を含む設定ファイルを取得する取得処理と、
    前記取得処理において取得した前記設定ファイルに含まれる前記指定設定項目情報で指定された前記一以上の設定項目のそれぞれが、個別の設定情報が不要な固定設定項目、及び、個別の設定情報が必要な変動設定項目のいずれであるかを判断する変更要否判断処理と、
    前記変更要否判断処理において前記固定設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、前記取得処理において取得した前記設定ファイルに含まれる前記指定設定情報として前記メモリに記憶する第1設定処理と、
    前記変更要否判断処理において前記変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を前記受付部が受け付けるために、ユーザに作業を促す情報を報知手段に報知させる報知処理と、
    前記変更要否判断処理において前記変動設定項目であると判断された設定項目に関する設定情報を、前記受付部が受け付けた前記設定情報である受付設定情報に基づいて前記メモリに記憶する第2設定処理と、
    を実行可能とさせるプログラム。
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