JP2019177598A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非吐出圧力室に記録液が充填されていないことによる圧電素子の過剰な変形を抑制する。【解決手段】列状に配列した複数の吐出圧力室と、複数の吐出圧力室が配列する方向に複数の吐出圧力室を挟んで配置された一対の非吐出圧力室とが形成された流路部材と、複数の吐出圧力室に対応してそれぞれ配設され、パルス状の第1駆動電圧VD1が印加される複数の第1圧電素子71と、一対の非吐出圧力室に対応してそれぞれ配設され、パルス状の第2駆動電圧VD2が印加される一対の第2圧電素子81と、を有する記録ヘッドを備え、一対の非吐出圧力室には、記録液が充填されず、第2駆動電圧VD2の立下り時間tf及び立上り時間trの少なくとも一方が、第2圧電素子81に隣接する第1圧電素子71に印加される第1駆動電圧VD1において、第2駆動電圧VD2の立下り時間tf及び立上り時間trの少なくとも一方と対応する立下り時間及び立上り時間の少なくとも一方より長い。【選択図】 図5

Description

本発明は、液滴吐出装置に関する。
従来、インク等の液体を記録ヘッドから記録媒体へ向けて吐出する液体吐出装置がある。この記録ヘッドは、液体を貯留するマニホールドと、マニホールドから液体が分配される複数の圧力室とを有している。圧力室にはノズルが連通されている。そして、圧力室の液体に圧力が付与されると、ノズルから液体が吐出される。
また、記録ヘッドにおいて、マニホールドを共有する複数の圧力室は、列を成して配設されている。この場合、列の途中に位置する圧力室は、両隣の圧力室に挟まれて位置している。一方、列の端に位置する圧力室は、片側だけにしか他の圧力室が存在しない。そのため、列の途中の圧力室と、列の端の圧力室とでは、周辺構造の違いにより、吐出特性に差が生じる。
そこで、列の端の圧力室に対し、更にその外側にダミー圧力室を設けた記録ヘッドが提案されている(特許文献1参照)。これにより、列の端の圧力室と列の途中の圧力室とは、互いの周辺構造が類似化するため、吐出特性も揃うことになる。
特開2015−037863号公報
ところで、特許文献1の記録ヘッドでは、吐出特性をより一層揃えるために、周辺構造の類似化だけではなく、ダミー圧力室に対応する圧電素子に、駆動電位を継続して印加する。これは、ダミー圧力室にインクが充填されない場合にも行われる。
しかし、ダミー圧力室(非吐出圧力室)にインク等の記録液が充填されない状態で圧電素子が駆動されると、圧電素子が過剰に変形してしまい、故障(例えば、圧電素子の破損)に繋がるおそれがあるという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、非吐出圧力室に記録液が充填されていないことによる圧電素子の過剰な変形を抑制することを目的としている。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、本発明に係る液滴吐出装置は、列状に配列した複数の吐出圧力室と、前記複数の吐出圧力室が配列する方向に前記複数の吐出圧力室を挟んで配置された一対の非吐出圧力室とが形成された流路部材と、複数の前記吐出圧力室に対応してそれぞれ配設され、パルス状の第1駆動電圧が印加される複数の第1圧電素子と、前記一対の非吐出圧力室に対応してそれぞれ配設され、パルス状の第2駆動電圧が印加される一対の第2圧電素子と、を有する記録ヘッドを備え、前記一対の非吐出圧力室には、記録液が充填されず、前記2駆動電圧の立下り時間及び立上り時間の少なくとも一方が、前記第2圧電素子に隣接する前記第1圧電素子に印加される前記第1駆動電圧において、前記第2駆動電圧の前記立下り時間及び立上り時間の少なくとも一方と対応する前記立下り時間及び立上り時間の少なくとも一方より長い。
本発明は、非吐出圧力室に記録液が充填されていないことによる圧電素子の過剰な変形を抑制できるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態1に係る液滴吐出装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、液滴吐出装置の機能的構成を示すブロック図である。 図3は、記録ヘッドの一部を拡大して示す平面図である。 図4は、記録ヘッドの一部を拡大して示す断面図であり、(a)は吐出圧力室を、(b)は非吐出圧力室を示している。 図5は、記録ヘッドの電気的構成を示す図であり、(a)は第1及び第2圧電素子の駆動回路を示す回路図であり、(b)は第1及び第2圧電素子に印加される駆動電圧の波形を示す波形図である。 図6は、第1及び第2圧電素子の駆動回路の等価回路を示す図であり、(a)は第1圧電素子の駆動回路の等価回路を示す回路図であり、(b)は第2圧電素子の駆動回路の等価回路を示す回路図である。 図7は、圧電素子の個別電極を模式的に示す平面図であり、(a)は第1圧電素子の個別電極を模式的に示す平面図であり、(b)は第2圧電素子の個別電極を模式的に示す平面図である。 図8は、記録液が充填されない圧力室に対応する圧電素子に印加される駆動電圧及び当該圧電素子の変位を示す図である。 図9は、本発明の実施形態2に係る液滴吐出装置の記録ヘッドの圧電素子近傍部の構成を模式的に示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る記録ヘッド及び液滴吐出装置として、以下では、インクを被記録シートへ吐出するインク吐出装置を例として説明する。ただし、本発明に係る液滴吐出装置が吐出する液体はインクに限られず、また、吐出された液体が付着する対象もシート状のものに限られない。また、液滴吐出装置は、インク吐出装置には限定されず、記録液を被記録媒体に吐出する装置であればよい。
[液滴吐出装置の構成]
図1は、液滴吐出装置の概略構成を示す模式図である。液滴吐出装置1は、下から順に、給紙トレイ10、プラテン11及びキャリッジ12が組み付けられている。給紙トレイ10は、複数の被記録シートPを収容する。給紙トレイ10の上方には、左右方向に長寸のプラテン11が設けられている。プラテン11は、平板部材であり、搬送される被記録シートPを下から支える。プラテン11の更に上方には、キャリッジ12が設けられている。キャリッジ12は、左右方向に往復移動可能で、記録ヘッド13等が搭載されている。また、プラテン11の前方には、排紙トレイ14が設けられており、記録を終えた被記録シートPを受け取る。
給紙トレイ10の後方からは、シート搬送路20が延設されている。シート搬送路20は、給紙トレイ10と排紙トレイ14とを繋ぐ。シート搬送路20は、湾曲パス21、ストレートパス22、及びエンドパス23の3つのパスに分割できる。湾曲パス21は、給紙トレイ10から上方へ湾曲して、プラテン11の後方近傍まで至っている。ストレートパス22は、湾曲パス21の終点からプラテン11の前方近傍まで至っている。エンドパス23は、ストレートパス22の終点から排紙トレイ14まで至っている。
液滴吐出装置1は、被記録シートPを搬送するシート搬送機構として、給送ローラ30、搬送ローラ31及び排出ローラ34を備えている。シート搬送機構は、給紙トレイ10の被記録シートPを、シート搬送路20に沿って、排紙トレイ14まで搬送する。
具体的には、給送ローラ30が、給紙トレイ10の直上に設けられ、被記録シートPに上から当接している。搬送ローラ31は、ピンチローラ32と組んで搬送ローラ部33を構成し、湾曲パス21の下流端近傍に配置されている。搬送ローラ部33は、湾曲パス21とストレートパス22とを繋ぐ。排出ローラ34は、拍車ローラ35と組んで排出ローラ部36を構成し、ストレートパス22の下流端近傍に配置されている。排出ローラ部36は、ストレートパス22とエンドパス23を繋ぐ。
ここで、被記録シートPは、給送ローラ30によって、湾曲パス21を介して搬送ローラ部33へ供給される。さらに被記録シートPは、搬送ローラ部33により、ストレートパス22から排出ローラ部36へ送られる。ストレートパス22内では、プラテン11上の被記録シートPに対して、インクが記録ヘッド13から吐出される。被記録シートPには、画像が記録される。この記録済みの被記録シートPは、排出ローラ部36によって、排紙トレイ14まで搬送される。
図2は、液滴吐出装置1の機能的構成を示すブロック図である。液滴吐出装置1の制御部40は、第1基板と第2基板を備える。第1基板にはCPU41、ROM42、RAM43、及びEEPROM44が実装され、第2基板にはASIC45が実装されている。ASIC45には、2つのモータドライバIC46,47とヘッドドライバIC48が接続されている。モータドライバIC46は搬送モータ50を駆動し、モータドライバIC47はキャリッジモータ51を駆動する。ヘッドドライバIC48は、記録ヘッド13の圧電素子71、81(後述)を駆動する。
液体吐出装置1は、ユーザ又は他の通信装置から印刷ジョブの入力を受けると、CPU41が、ROM42に記憶されたプログラムに基づいて印刷ジョブ実行の指令をASIC45へ出力する。ASIC45は、この指令に基づいて、各ドライバIC46〜48を制御する。これにより、被記録シートPの繰り出しと搬送、この搬送に同期したインクの吐出等、記録処理が実行される。
具体的には、モータドライバIC46は、搬送モータ50を駆動して、給送ローラ30、搬送ローラ31、及び排出ローラ34を回転させる。モータドライバIC47は、キャリッジモータ51を駆動して、キャリッジ12を左右方向(主走査方向)へ往復移動させる。ヘッドドライバIC48は、圧電素子を駆動して、メニスカスの振動やインクを吐出させる。
このうち、ヘッドドライバIC48の出力する駆動電圧は、第1電位v1と、第1電位v1とは異なる第2電位v2との間で変化するパルス状の信号である。駆動電圧が第1電位v1であるとき、圧力室は第1容積V1となり、駆動電圧が第2電位v2であるとき、圧力室は第1容積V1より小さい第2容積V2となる(V1>V2)。このように、駆動電圧の印加により、圧電素子は変位し、これに伴って圧力室の容積が変化する。
また、液体吐出装置1は、種々のセンサ(例えば、被記録シートの位置検出用の先端検出センサ、キャリッジの位置検出用のエンコーダ等)を備える。制御部40は、これらセンサからの信号に基づき、各ドライバIC46〜48を制御し、被記録シートPに画像を形成する。
[記録ヘッドの構成]
図3は、記録ヘッド13の一部を拡大した平面図である。記録ヘッド13は、インクを一時的に貯留するマニホールド60、マニホールド60からインクが分配される吐出チャネル70を備えている。マニホールド60は、前後方向(副走査方向)に長尺で、外形が直方体形状の空間である。記録ヘッド13は、吐出チャネル70に加えて、ダミーチャネル80を備えている。ダミーチャネル80には、インクが分配されない。
マニホールド60から下流側(インクが吐出されるノズル側)を見たとき、マニホールド60のサイズが一番大きい。そのため、流路の構成要素単位(例えば、マニホールド60、吐出圧力室73、ディセンダ74、吐出ノズル75等)で比べると、インクに対する流路抵抗は、マニホールド60が一番小さい。マニホールド60の後部(上流側端部)には、液体タンク(不図示)から延びる供給路が接続されている。
記録ヘッド13は、図3に示すように、吐出チャネル70及びダミーチャネル80が配置されている。このうち各吐出チャネル70は、マニホールド60と上下方向に部分的な重なりを有し、マニホールド60の左右の側方のうち、一方側(図3では右側)に配置されている。ダミーチャネル80は、マニホールド60との重なりは無い。また、各チャネル70、80は、マニホールド60に沿って前後方向に等間隔で並び、チャネル列を構成している。このとき、ダミーチャネル80は、チャネル列の端に位置する。
図4は、記録ヘッド13の一部を拡大した断面図である。図4(a)は、図3において線IVa−IVaで切断した吐出チャネル70の断面図、図4(b)は、図3において線IVb−IVbで切断したダミーチャネル80の断面図である。また、図4(a)及び図4(b)は、マニホールド60の長手方向に交差する断面でもある。
図4に示すように、吐出チャネル70は、連通流路72がマニホールド60と上下に重なっている。ダミーチャネル80は、同様の連通流路が無い。しかし、他の流路構成要素では、両者が、圧力室、ディセンダ及びノズルの順に接続されている点で共通する。さらに、圧力室は、その壁部の一部が、圧電素子により構成されている点も同じである。
なお、圧電素子は、圧電層と振動板の積層体である。圧電層は、その表裏に電極(個別電極と共通電極)が積層されており、駆動電圧の印加により面方向(上下方向と直交する方向)に伸縮する。振動板は自発的に変形しないので、圧電素子は、圧力室に向かって変位することになる。
吐出チャネル70は、図4(a)に示すように、マニホールド60の出口から連通流路72、吐出圧力室73、及びディセンダ74の順で繋がり、吐出ノズル75へ至る流路である。このうち連通流路72は、マニホールド60と吐出圧力室73とを接続する。ディセンダ74は、吐出圧力室73と吐出ノズル75とを接続する。第1圧電素子71は、上述のように、振動板71aが吐出圧力室73の壁部を構成し、駆動電圧の印加で変形して吐出圧力室73内のインクを吐出する。
より詳述すると、連通流路72は、クランク形状の絞り流路であり、インクに対する流路抵抗が高い。連通流路72は、マニホールド60の上面側と圧力室73の下面側を直接接続する。連通流路72の一端72a(マニホールド60の出口に相当)が、マニホールド60の左側端部と、上方から接続している。連通流路72は、一端72aから上方へ延びた後、右方へ屈曲して延びる。さらに、連通流路72は、マニホールド60の右側端部付近で上方へ屈曲して他端72bに至る。この他端72bは、吐出圧力室73の一端部73aに対して、下方から接続している。
吐出圧力室73は、一端部73aから右方の他端部73bに至る空間であり、左右方向に長寸である。この吐出圧力室73の上面は、開口面であるが、上述のように振動板71aで封止されている。
ディセンダ74は、ほぼストレート形状の流路であり、吐出圧力室73の下面側と吐出ノズル75を接続する。ディセンダ74の一端74aが、圧力室73の他端部73bと下方から接続している。ディセンダ74は、一端74aから下方へ延設され、他端74bに至る。この他端74bには、吐出ノズル75が接続している。ディセンダ74があることにより、マニホールド60を深くでき、そのインクに対する流路抵抗を容易に小さくできる。
ここで、第1圧電素子71が駆動されると、吐出圧力室73内のインクが加圧され、吐出ノズル75から吐出される。
ダミーチャネル80は、図4(b)に示すように、連通流路を持たない。ダミーチャネル80は、非吐出圧力室83、及びディセンダ84を経てダミーノズル85へ至る孤立流路である。そのため、非吐出圧力室83には、インクが充填されない。第2圧電素子81を含む他の流路構成要素は、その配置形態が、上述の吐出チャネル70と同様である。第2圧電素子81は、その振動板81aが非吐出圧力室83の壁部を構成する形態も同じである。なお、第2圧電素子81は、通電時に変形して、非吐出圧力室83の容積を変更可能である。
圧電素子を除くマニホールド60、圧力室等の各流路の構成要素は、貫通孔、窪み、溝等を有する複数のプレートが積層されることで、これらプレートの積層体(流路部材)13aの内部に形成される。このとき、積層体13aの下面は、ノズル面13bであって、全てのノズル75、85が開口している。また、図4において、積層体13aを構成する各プレートの境界(接合面)は、その図示を省略している。
さらに、チャネル列において、複数の吐出チャネル70は、連通流路72、圧力室73、ディセンダ74、及び吐出ノズル75の各寸法が、いずれも互いに同一になっている。そして、これらの各寸法は、ダミーチャネル80の対応する構成要素の各寸法とも、おおむね同じである。
上述したように、チャネル列において、一番端の吐出チャネル70には、ダミーチャネル80が外側から隣接している。ダミーチャネル80は、吐出チャネル70と同等の構成を有している。そのため、端の吐出チャネル70と他の吐出チャネル70との間で、吐出特性を揃えることができる。
図5は、記録ヘッド13の電気的構成を示す図であり、図5(a)は第1及び第2圧電素子71,81とヘッドドライバIC48との接続形態を示す。図5(b)は、隣同士の位置関係にある第1及び第2圧電素子71,81について、印加される第1及び第2駆動電圧VD1,VD2の波形を示す。
図4(a)〜図5(b)を参照すると、チャネル列において、複数の第1圧電素子71及び両端(図5(a)には後端のみ示す)の第2圧電素子81は、平型可撓性基板(例えば、フレキシブル基板)の配線78及び配線88によって、ヘッドドライバIC48に接続されている。ヘッドドライバIC48は、個別ドライバの集合体である。
第1及び第2圧電素子71,81は、隣同士の位置関係にあれば、対応する個別ドライバが同じ制御信号VIで制御される。加えて、本実施形態では、圧電素子の容量及び個別ドライバの内部抵抗の少なくとも一方について、第2圧電素子に係わる方の値を大きくしてある。そのため、図5(b)に示すように、第1圧電素子71には第1駆動電圧VD1が印加され、第2圧電素子81には第2駆動電圧VD2が印加されることになる。
図5(b)に点線で示す波形は、第2駆動電圧VD2が変化を開始するタイミングtiで規定される波形である。この波形は、電圧の違いを除いて、上述の制御信号VIと同じである。
第1駆動電圧VD1及び第2駆動電圧VD2は、上述のように、第1電位v1と第2電位v2との間で変化するパルス状の電圧である。各パルスの波形は、共に台形状であるが、立上り時間tr及び立下り時間tfに違いがある。具体的には、2つの時間tr、tfについて、いずれも第2駆動電圧VD2の方が長い。図5(b)では、この相違を強調するために、第1駆動電圧VD1の波形を矩形に描き、第2駆動電圧VD2の波形を台形に描いてある。
なお、図5(b)における参照符号PWs、PWm、及びPWlは、順に液滴サイズが「小玉」、「中玉」、及び「大玉」であることを意味し、それぞれに対応するパルス波形を示している。
図6は、ヘッドドライバIC48に圧電素子が接続されたときのチャネル毎の等価回路図であり、図6(a)は第1圧電素子71及びその駆動用個別ドライバ(個別ドライバ48A)の組に対応する回路図であり、図6(b)は第2圧電素子81及びその駆動用個別ドライバ(個別ドライバ48B)の組に対応する回路図である。
個別ドライバ48A(本発明の第1電圧印加回路)は、内部抵抗R1を有し、第1圧電素子71に第1駆動電圧VD1を印加する。第1圧電素子71は、容量C1を有し、一種のコンデンサでもある。この個別ドライバ48Aと第1圧電素子71との組は、第1回路100Aを構成する。
このとき、第1回路100Aは、C1及びR1で規定される時定数τ1(=C1*R1)を有する。参照符号VI1は、個別ドライバ48Aに印加される制御信号を示す。この制御信号VI1は、矩形のパルス波で構成されている。
第1回路100Aにおいて、個別ドライバ48Aに制御信号VI1が印加されると、この信号VI1は第1駆動電圧VD1の電圧まで増幅され、第1圧電素子71に印加される。この第1駆動電圧VD1は、負荷がオープン状態では矩形波である。しかし、第1圧電素子71に印加されると、波形が時定数τ1で規定されるので、第1駆動電圧VD1は立上り時間tr及び立下り時間tfの略台形波になる。なお、図5Bでは、立上り時間tr及び立下り時間tfが短いことを強調するために、これらを省略して第1駆動電圧VD1を矩形波で示している。
個別ドライバ48B(本発明の第2電圧印加回路)は、内部抵抗R2を有し、第2圧電素子81に第2駆動電圧VD2を印加する。第2圧電素子81は、容量C2を有し、一種のコンデンサでもある。この個別ドライバ48Bと第2圧電素子81との組は、第2回路100Bを構成する。
このとき、第2回路100Bは、C2及びR2で規定される時定数τ2(=C2*R2>τ1)を有する。参照符号VI2は、個別ドライバ48Bに印加される制御信号を示す。この制御信号VI2は、矩形のパルス波で構成されている。第1及び第2圧電素子71,81が隣同士の位置関係にあれば、この制御信号VI2は、制御信号VI1と同じである。
第2回路100Bにおいて、個別ドライバ48Bに制御信号VI2が印加されると、この信号VI2は第2駆動電圧VD2の電圧まで増幅され、第2圧電素子81に印加される。ここで、時定数について、τ2>τ1の大小関係があることより、第2駆動電圧VD2の立上り時間tr及び立下り時間tfは、第1駆動電圧VD1のそれに比べて長い。図5Bでは、この関係を強調するために、第2駆動電圧VD2を台形波で示している。
時定数について、τ2>τ1の大小関係を構造的に実現するには、個別ドライバ48Bの内部抵抗R2を個別ドライバ48Aのそれより大きくする、第2圧電素子81の容量C2を第1圧電素子71のそれより大きくする、さらに、内部抵抗R2も容量C2もより大きくする、の3つの形態が考えられる。いずれの形態でも同様の効果を得られるが、まず、容量値で調整する形態を説明する。
図7は、容量値調整の一形態であって、圧電素子の個別電極の違いを示す模式平面図である。図7(a)は第1圧電素子の個別電極を示す平面図であり、図7(b)は第2圧電素子の個別電極を示す平面図である。図7では、圧力室と個別電極との配置形態が示されており、各圧電素子については、その振動板、圧電層、共通電極等の構成要素は省略されている。
図7(a)及び図7(b)を参照すると、吐出圧力室73と非吐出圧力室83とは、サイズ及び形状が同じである。一方、圧電素子の個別電極には、平面視の形状に違いがある。吐出圧力室73の第1圧電素子71では、第1圧電素子71の変形効率が重視されており、個別電極77が、所定のサイズと形状を持っている。所定方向110(マニホールド60の延在方向であって、キャリッジ上では前後方向)において、個別電極77の寸法は、吐出圧力室73の開口の略7割とされ、開口の寸法より一回り小さい。
本実施形態では、2つの圧電素子71、81について、個別電極77、87の所定方向110の寸法L1,L2を違えてある。このとき、L1<L2の関係がある。一方、これと垂直な方向(キャリッジ上では左右方向)の寸法W1,W2は、同じである。この形状の違いは、第2圧電素子81について、変形に関与する活性部(個別電極87の面積)を拡大し、変形効率の低下と静電容量値Cの増加をもたらす。
非吐出圧力室83の開口に対して、活性部のサイズが好適な大小関係を超すと、過剰な拡大部分は、残余の活性部の変形方向とは逆に変形しようとする。第2圧電素子81としては、所望の方向の変形が妨げられ、変形量が下がる。同時に、個別電極87が拡大しているので、第2圧電素子81の容量C2が第1圧電素子の容量C1より大きくなる。時定数について、τ2>τ1の大小関係が生まれる。
[液滴吐出装置の作用効果]
図8は、空の圧力室について、点線で圧電素子に印加される駆動電圧を示し、実線で対応する圧電素子の変位を示している。
図8に示すように、圧力室に記録液が充填されない場合、急峻に変化する(立上り時間tr及び立下り時間tfがごく短い)矩形波状の駆動電圧が印加されると、大きなオーバーシュート(過剰な変形)を伴う圧電素子の振動が生じる。時として、過剰な変形により、圧電素子が破損して、故障に繋がるおそれがある。
しかし、本実施形態では、非吐出圧力室83について、第2駆動電圧VD2を調整して、第2圧電素子81が過剰に変形しないようにしている。具体的には、第2駆動電圧VD2は、第1駆動電圧VD1に比べて、立上り時間tr及び立下り時間tfが長い。このため、非吐出圧力室83では、第2圧電素子81が急峻に変位しないので、その過剰な変形が抑制される。
また、第2駆動電圧VD2は、第1駆動電圧VD1と電圧が同じである。隣接する2つの圧電素子71、81では、駆動電圧印加時の変位量が同じである。そのため、吐出チャネル70間で、吐出特性が揃ったものとなる。
また、本実施形態では、第1圧電素子71及び第2圧電素子81が互いに隣接関係にあれば、対応する個別ドライバには、同じ制御信号VIが供給される。つまり、第2圧電素子81を駆動するために、新たな制御用の信号を用意する必要がない。
<変形例1>
変形例1は、実施形態1において、第2駆動電圧VD2は、第1駆動電圧VD1に比べて、パルスの振幅(電圧)が小さいものである。振幅の調整は、制御信号の増幅率について、個別ドライバ48Bの方が、個別ドライバ48Aよりも小さくしておけば良い。
この変形例1によれば、第2駆動電圧VD2が、急峻に変化する矩形波であるとしても、振幅が小さい分、過剰な変形は弱まる。また、隣接関係にある個別ドライバ48A、48Bには、同じ制御信号VIが入力されれば良い。そのため、制御が容易であり、第2圧電素子のために新たな制御信号VIを用意する必要もない。
<変形例2>
変形例2は、実施形態1において、第2回路100Bは、第2圧電素子81の容量C2が、第1圧電素子71の容量C1と同じである。且つ、個別ドライバ48Bの内部抵抗R2が、個別ドライバ48Aの内部抵抗R1より大きく設定されているものである。ヘッドドライバIC48の出力端子には、保護抵抗が直列に接続されており、個別ドライバ48B用の保護抵抗を、個別ドライバ48A用よりも大きくしておけば良い。
また、第2圧電素子81が第1圧電素子71と同じ容量を持つが、実施形態1で述べたように、圧電素子の活性部(個別電極)の形状を違えることは有効である。具体的には、面積については、L1*W1=L2*W2の関係がある。このとき、隣接関係にある圧電素子71、81について、所定方向110の寸法L1,L2は、L1<L2の大小関係を持つ。且つ、所定方向110と直交する方向について、寸法W1,W2は、W1>W2の大小関係を持つ。この形態では、第2圧電素子81の活性部に、上述の過剰な拡大部分が生じる。
この変形例2によれば、好適に、第2回路100Bの時定数τ2を第1回路100Aの時定数τ1より大きく設定することができる。また、第2圧電素子81が第1圧電素子71と同じ容量を持つので、実施形態1で述べたように、活性部(個別電極)の形状を違えることで、第2圧電素子81の変形効率を構造的にも抑制できる。
<変形例3>
変形例3は、実施形態1において、第2回路100Bは、第2圧電素子81の容量C2が、第1圧電素子71の容量C1より大きい。且つ、個別ドライバ48Bの内部抵抗R2も、個別ドライバ48Aの内部抵抗R1より大きく設定されているものである。
この変形例3によれば、より好適に、第2回路100Bの時定数τ2を第1回路100Aの時定数τ1より大きく設定することができる。
(実施形態2)
図9は、本発明の実施形態2に係る液滴吐出装置の構成を模式的に示す図である。主に、記録ヘッドの圧電素子近傍部が示されている。図9(a)は、圧電素子近傍部の平面図である。図9(b)は、圧電素子近傍部の切断線IXb−IXbの沿う断面図である。
実施形態2の液滴吐出装置は、非吐出圧力室及びこれに対応する圧電素子の形態が実施形態1の液滴吐出装置と相違し、これ以外の構成は実施形態1の液滴吐出装置と同じである。以下、この相違点について説明する。
図9(a)及び図9(b)を参照すると、実施形態2では、チャネル列の両端部には、複数(ここでは3つ)の非吐出圧力室83が配置されている。そして、1つの第2圧電素子81が、これら複数の非吐出圧力室83に跨がってそれぞれ配置されている。
なお、図を見易くするために、振動板の図示を省略している。振動板は、圧力室の開口を封止する薄板状部材であるが、個別の振動板が圧力室毎に配置されていても良いし、1つの振動板が全圧力室に共通で配置されていても良い。
具体的には、チャネル列において、両端部がそれぞれ3つのダミーチャネル80で構成されている。1つの吐出チャネル70では、1つの吐出圧力室73の上側に、振動板(不図示)を介して1つの個別電極77が配設されている。一方、3つのダミーチャネル80では、3つの非吐出圧力室83の上側に、振動板(不図示)を介して1つの個別電極87が配設されている。
これらの個別電極77及び個別電極87は、1つの圧電層92によって覆われている。圧電層92には、複数のスリット92aが設けられている。スリット92aは、個別電極77同士の中間及び個別電極77と個別電極87との中間に位置するが、圧電層92を分割するものではない。これにより、各圧電素子71、81は、機能的に分離されて、選択的に駆動される。
そして、1つの共通電極91が、スリット及び圧電層92を覆うように設けられている。共通電極91は、ヘッドドライバIC48のグランドに接続されている。1つの個別電極77と圧電層92と共通電極91とが1つの第1圧電素子71を構成し、1つの個別電極87と圧電層92と共通電極91とが1つの第2圧電素子81を構成している。
この実施形態2によれば、吐出圧力室73の並びの両側には、それぞれ3つの非吐出圧力室83が吐出圧力室73と同じ間隔で配置されているので、少なくとも並びの端に位置する吐出圧力室73は、周囲から受ける構造的クロストークが確実に緩和される。
このとき、1つの第2圧電素子81は、隣接する1つの第1圧電素子71に比べて、確実に大きな容量C2を持つ。このため、時定数について、τ2>τ1の大小関係が成り立つ。従って、非吐出圧力室83に記録液が充填されていなくても、第2圧電素子81の過剰な変形を、より好適に抑制できる。
以上の構成では、時定数について、τ2>τ1の大小関係を構造的に実現していた。いずれの調整法も、第2駆動電圧VD2の立上がり時間tr及び立下がり時間tfが、同時に同様に調整されている。しかし、立上がり時間trと立下がり時間tfとで、調整の度合いが異なっていても良い。
第2圧電素子81は、駆動電圧の変化により、弛緩状態と緊張状態の間で、形態が変化する。例えば、緊張状態では、第2圧電素子81は、非吐出圧力室83の内側に凸に変形している。
そこで、第2圧電素子81の形態が、弛緩状態から緊張状態に移行するとき、第2駆動電圧VD2の立上がり時間tr又は立下がり時間tfを、第1駆動電圧VD1のそれと比べて長くする。一方、第2圧電素子81の形態が、逆方向に移行するとき、第2駆動電圧VD2の立下がり時間tf又は立上がり時間trを、弛緩状態から緊張状態に移行するときの立上がり時間tr又は立下がり時間tfを超えない範囲で、第1駆動電圧VD1の立下がり時間tf又は立上がり時間tr以上とする。
この構成によれば、構造的クロストークに対する非吐出圧力室83の緩和効果は、第2駆動電圧VD2の立上がり時間tr及び立下がり時間tfが上述のように調整されている場合に比べて、高くなるといえる。さらに、第2圧電素子81が弛緩状態から緊張状態に移行するとき、逆方向に移行するときに比べて、過剰な変形を起こしやすい。ここで、第2駆動電圧VD2は、より長い立上がり時間tr又は立下がり時間tfをもつ。そのため、弛緩状態から緊張状態に移行するとき、変化に急峻さが押さえられ、第2圧電素子81の損傷が効果的に抑制される。
なお、この場合、この特定の波形を有する第2駆動電圧VD2を生成する回路が必要である。このような回路は周知であるのでその説明を省略する。
また、以上の実施例及び変形例では、ダミーチャネルが連通流路を持たない形態の流路として説明した。しかし、ダミーチャネルとして、連通流路を有する形態であっても良い。この場合、非吐出圧力室以外の何れかの構成要素が、欠損又は遮断されておれば良い。例えば、ダミーノズルが無い形態、ディセンダを持つならば、ディセンダの途中部が遮断されていたり、非吐出圧力室との接続がなされていない形態、ディセンダ自体が無い形態、連通流路があっても非吐出圧力室との接続がなされていない形態等、非吐出圧力室にインクが充填されない形態が考えられる。
上記説明から、当業者にとっては、多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきである。
本発明の液滴吐出装置は、非吐出圧力室に記録液が充填されていないことによる圧電素子の過剰な変形を抑制することが可能な液滴吐出装置として有用である。
1 液滴吐出装置
10 給紙トレイ
11 プラテン
12 キャリッジ
13 記録ヘッド
13a 積層体
48 ヘッドドライバIC
48A,48B 個別ドライバ
60 マニホールド
71 第1圧電素子
73 吐出圧力室
77 個別電極
81 第2圧電素子
83 非吐出圧力室
87 個別電極
100A 第1回路
100B 第2回路
110 所定方向
VD1 第1駆動電圧
VD2 第2駆動電圧
tr 立上り時間
tf 立下り時間
v1 第1電位
v2 第2電位

Claims (9)

  1. 列状に配列した複数の吐出圧力室と、前記複数の吐出圧力室が配列する方向に前記複数の吐出圧力室を挟んで配置された一対の非吐出圧力室とが形成された流路部材と、
    複数の前記吐出圧力室に対応してそれぞれ配設され、パルス状の第1駆動電圧が印加される複数の第1圧電素子と、
    前記一対の非吐出圧力室に対応してそれぞれ配設され、パルス状の第2駆動電圧が印加される一対の第2圧電素子と、を有する記録ヘッドを備え、
    前記一対の非吐出圧力室には、記録液が充填されず、
    前記2駆動電圧の立下り時間及び立上り時間の少なくとも一方が、前記第2圧電素子に隣接する前記第1圧電素子に印加される前記第1駆動電圧において、前記第2駆動電圧の前記立下り時間及び立上り時間の少なくとも一方と対応する前記立下り時間及び立上り時間の少なくとも一方より長い、液滴吐出装置。
  2. 前記第2駆動電圧は、当該第2駆動電圧が印加される前記第2圧電素子に隣接する前記第1圧電素子に印加される前記第1駆動電圧と、前記立下り時間及び立上り時間の少なくとも一方を除いて、電圧の変化の開始タイミングで規定される波形が同じである、請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記第2駆動電圧は、
    第1電位v1と、前記第1電位v1とは異なる第2電位v2との間で変化するパルス状の電圧であって、前記第2圧電素子に印加された前記第2圧電素子の電位が前記第1電位v1にあるとき、前記非吐出圧力室の容積を第1の容積V1とし、前記第2圧電素子の電位が前記第2電位v2にあるとき、前記非吐出圧力室の容積を前記第1の容積V1より小さい第2の容積V2とするとともに、
    電位が前記第1電位v1から変化して第2電位v2となるまでの前記第2駆動電圧の立下り時間又は立上り時間が、前記第2圧電素子に隣接する前記第1圧電素子に印加される前記第1駆動電圧において、前記第2駆動電圧の前記立下り時間又は立上り時間と対応する前記立下り時間又は立上り時間より長い、請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記第2駆動電圧は、前記第1駆動電圧に比べて、パルスの振幅が小さい、請求項1〜3のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  5. 前記記録ヘッドは、
    前記第1圧電素子に前記第1駆動電圧を印加する複数の第1電圧印加回路と、
    前記第2圧電素子に前記第2駆動電圧を印加する2つの第2電圧印加回路と、を備え、
    前記第2圧電素子と前記第2電圧印加回路とが作る第2回路の時定数が、前記第1圧電素子と前記第1電圧印加回路とが作る第1回路の時定数より大きい、請求項1〜4のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  6. 前記第2回路は、前記第2電圧印加回路の抵抗が前記第1電圧印加回路の抵抗より大きく設定されている、請求項5に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記第2回路は、前記第2圧電素子の容量が前記第1圧電素子の容量より大きく設定されている、請求項5又は6に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記非吐出圧力室と前記吐出圧力室とは、サイズ及び形状が同じであり、
    前記第2圧電素子の電極の前記所定方向の寸法が、前記第1圧電素子より大きい、請求項6に記載の液滴吐出装置。
  9. 前記流路部材は、前記複数の吐出圧力室が配列する配列方向において、前記複数の吐出圧力室の両側に、複数の前記非吐出圧力室が前記吐出圧力室同士の間隔でそれぞれ形成され、
    1つの前記第2圧電素子が、前記複数の非吐出圧力室に跨がってそれぞれ配置されている、請求項1〜8のいずれかに記載の液滴吐出装置。
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