JP2019175402A - サーバシステム - Google Patents

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秀実 戸田
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秀実 戸田
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Abstract

【課題】ユーザをサービス地点との位置関係に基づいて優遇し、サービス地点での有料サービスの利用を促すことができる技術を提供すること。【解決手段】サーバシステム1000は、会計処理サーバ2000から、サービス地点である施設においてプレイ装置3200におけるプレイ対価の支払いが発生したことを示す会計発生情報を受信すると、この会計発生情報から、利用ユーザや利用施設、利用プレイ装置等を特定して、利用ユーザの基準位置から利用店舗の所在位置までの来訪に係る移動コストを算出する。そして、移動コストに応じて、利用ユーザに特典を付与するか否か、付与する特典を決定し、決定内容を会計処理サーバ2000に通知して特典の付与を実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、会計処理システムと通信接続されてユーザに特典を付与するサーバシステムに関する。
ユーザに向けた商品やサービスをその場で提供するサービス地点では、先ずはユーザに来訪してもらうことが重要であり、ユーザに対して来訪の動機付けとなるような様々な仕組みが提案されている。例えば、特許文献1には、ユーザ端末にて実行されるオンラインゲームのユーザをサービス地点である店舗に誘導するための仕組みとして、店舗への来店時にユーザ端末を用いたチェックイン処理を行い、ゲームで使用できる報酬を付与する技術が開示されている。
特開2017−74225号公報
特許文献1の技術は、オンラインゲームのユーザを対象としており、当該オンラインゲームで有益な報酬の付与によってユーザをサービス地点である店舗まで誘導している。しかし、サービス地点側にとってみれば、サービス地点に設置されたゲーム装置でのプレイといった、サービス地点の有料サービスが利用されなくとも、オンラインゲームで有益な報酬が付与される技術であった。そのため、サービス地点にとっては必ずしも有益であるとはいえなかった。また、ユーザにとって、サービス地点までお金や時間をかけて訪れることは、来訪意欲や来訪頻度を下げる理由ともなっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザをサービス地点との位置関係に基づいて優遇し、サービス地点での有料サービスの利用を促すことができる技術を提供すること、である。
上記課題を解決するための第1の発明は、
ユーザに向けた商品又はサービスを提供する各サービス地点(例えば、実施形態の「施設」)の会計処理システムと通信接続されたサーバシステムであって、
前記ユーザ毎の基準位置を設定する基準位置設定手段(例えば、図2の基準位置設定部212)と、
前記サービス地点毎の所在位置の情報を記憶するサービス地点情報記憶手段(例えば、図4の施設管理データ330)と、
前記サービス地点を利用した前記ユーザ(以下「利用ユーザ」という)の識別情報および当該サービス地点(以下「利用サービス地点」という)の識別情報を含む会計発生情報を、前記会計処理システムから取得する会計発生情報取得手段(例えば、図2の会計発生情報取得部214)と、
前記会計発生情報に基づいて前記利用ユーザの前記基準位置と前記利用サービス地点の所在位置との位置関係を判定し、当該位置関係に基づく移動コストを算出する移動コスト算出手段(例えば、図2の移動コスト算出部216)と、
前記移動コストに基づいて前記利用ユーザに特典を付与するか否かの判断、及び、付与する場合の前記移動コストに基づいて定められた付与特典を付与する特典付与制御を実行する特典付与制御手段(例えば、図2の特典付与制御部224)と、
を備えたサーバシステムである。
第1の発明によれば、サービス地点での有料サービスを利用したユーザの基準位置と、当該サービス地点との位置関係に基づく移動コストに基づいて、当該ユーザに特典を付与することができる。これにより、例えば、基準位置がサービス地点から遠く移動コストが高いユーザを優遇するといったことができるので、サービス地点の有料サービスの利用を促すことができる。
第2の発明は、第1の発明のサーバシステムであって、
前記移動コスト算出手段は、前記基準位置から前記所在位置までの距離を算出する手段(例えば、図2の距離算出部218)を有し、算出した距離を用いて前記移動コストを算出する、
サーバシステムである。
第2の発明によれば、ユーザの基準位置から所在位置までの距離に基づいて、移動コストを算出することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明のサーバシステムであって、
前記移動コスト算出手段は、前記基準位置から前記所在位置までの移動経路及び/又は移動手段を推測して交通費を推定する手段(例えば、図2の交通費算出部220)を有し、推定した交通費を用いて前記移動コストを算出する、
サーバシステムである。
第3の発明によれば、ユーザの基準位置から所在位置までの交通費に基づいて、移動コストを算出することができる。
第4の発明は、第1〜第3の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記移動コスト算出手段は、前記基準位置から前記所在位置までの所要時間を推定する手段(例えば、図2の所要時間算出部222)を有し、推定した所要時間を用いて前記移動コストを算出する、
サーバシステムである。
第4の発明によれば、ユーザの基準位置から、サービス地点の所在位置までの所要時間に基づいて、移動コストを算出することができる。
第5の発明は、第1〜第4の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記会計処理システムは、前記サービス地点に備えられた決済装置によって、当該決済に係る対価の回収と、前記利用ユーザの識別情報の取得とを行うシステムである、
サーバシステムである。
第5の発明によれば、サービス地点に備えられた決済装置によって利用サービスの対価の回収がなされるとともに利用ユーザの識別情報が取得されるため、この決済装置での決済に基づいて、会計処理システムから会計発生情報を取得することができる。
第6の発明は、第5の発明のサーバシステムであって、
前記決済装置は、前記利用ユーザが有する、当該ユーザの識別情報を含む決済用アカウント情報が記録された決済用媒体から当該決済用アカウント情報を読み取って決済を行う装置である、
サーバシステムである。
第6の発明によれば、ユーザは、当該ユーザの識別情報を含む決済用アカウント情報が記録された決済用媒体を有しており、これを用いてサービス地点における決済がなされる。
第7の発明は、第1〜第4の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記サービス地点は、ゲーム機、景品獲得装置およびプリントシール機のうちの少なくとも1つのプレイ装置が設置された施設であり、
前記会計処理システムは、前記プレイ装置に備えられた決済装置によってプレイ対価の回収と、プレイする前記利用ユーザの識別情報の取得とを行うシステムであり、
前記付与特典は、前記プレイ装置の利用に係る特典である、
サーバシステムである。
第7の発明によれば、ゲーム機、景品獲得装置、及び、プリントシール機の何れかであるプレイ装置が設置された施設において、プレイ装置の利用に係る特典を利用ユーザに付与することができる。
第8の発明は、第7の発明のサーバシステムであって、
前記付与特典は、前記プレイ対価の低減、及び/又は、所与の回数の無料プレイの権利付与、である、
サーバシステムである。
第8の発明によれば、利用ユーザに付与する特典として、プレイ対価の低減、或いは、無料プレイの権利といった、プレイ装置でのプレイに直接関連する特典を付与することができる。
第9の発明は、第1〜第8の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記特典付与制御手段は、前記移動コストが第1のコストの場合に第1の付与特典を付与し、前記第1のコストよりも大きい第2のコストの場合に前記第1の付与特典よりも前記利用ユーザにとって有益な第2の付与特典を付与する制御を行う、
サーバシステムである。
第9の発明によれば、移動コストが大きいほうが、ユーザにとって有益な特典が付与されるため、基準位置がサービス地点から遠く、移動コストが大きいユーザを優遇するといったことが可能となる。
第10の発明は、第1〜第9の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記会計発生情報には、前記利用ユーザが購入した商品又は利用したサービスの明細を示す利用明細情報が含まれ、
前記特典付与制御手段は、前記利用明細情報の示す明細が特典を付与する明細か否か、及び、付与する場合の当該明細に応じた付与特典の変更内容が定められた第1の特典付与条件に従って前記特典付与制御を実行する、
サーバシステムである。
第10の発明によれば、利用ユーザが購入した商品又はサービスの明細に応じて付与される特典が変更されるので、例えば、特定の商品やサービスを利用した場合に特別な特典を付与するように定めることで、ユーザに対して、その特定の商品やサービスの利用を促すことができる。
第11の発明は、第1〜第10の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記会計発生情報には、前記利用ユーザの会計額を示す会計額情報が含まれ、
前記特典付与制御手段は、前記会計額情報の示す会計額が特典を付与する額か否か、及び、付与する場合の当該額に応じた付与特典の変更内容が定められた第2の特典付与条件に従って前記特典付与制御を実行する、
サーバシステムである。
第11の発明によれば、利用ユーザの会計額に応じて、特典が付与されるか否か、及び、付与される場合の特典が変更されるので、例えば、会計額が高いユーザを優遇して特典を付与するといったことが可能となる。
第12の発明は、第1〜第11の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記会計発生情報には、会計日時を示す会計日時情報が含まれ、
前記特典付与制御手段は、同一の利用ユーザに係る前記会計発生情報に基づく会計頻度が特典を付与する頻度か否か、及び、付与する場合の当該頻度に応じた付与特典の変更内容が定められた第3の特典付与条件に従って前記特典付与制御を実行する、
サーバシステムである。
第12の発明によれば、利用ユーザの会計頻度に応じて、特典が付与されるか否か、及び、付与される場合の特典が変更されるので、例えば、会計頻度が高いユーザを優遇して特典を付与するといったことが可能となる。
第13の発明は、第1〜第12の何れかの発明のサーバシステムは、
前記会計発生情報には、会計日時を示す会計日時情報が含まれ、
前記特典付与制御手段は、前記会計日時情報の示す会計日時が特典を付与する日時か否か、及び、付与する場合の当該日時に応じた付与特典の変更内容が定められた第4の特典付与条件に従って前記特典付与制御を実行する、
サーバシステムである。
第13の発明によれば、利用ユーザの会計日時に応じて、特典が付与されるか否か、及び、付与される場合の特典が変更されるので、例えば特定の日時の利用を促すことができる。
第14の発明は、第1〜第13の発明のサーバシステムであって、
前記特典付与制御手段は、前記利用サービス地点に応じた付与特典の変更内容が定められた第5の特典付与条件に従って前記特典付与制御を実行する、
サーバシステムである。
第14の発明によれば、利用サービス地点に応じて、付与される特典が変更されるので、特定のサービス地点への来訪及び利用を促すことができる。
第15の発明は、第1〜第14の何れかの発明のサーバシステムであって、
前記サーバシステムは、測位機能を有する前記ユーザのユーザ端末と通信可能に構成され、
前記基準位置設定手段は、前記ユーザ端末の測位機能の測位結果に基づくユーザ実在位置に基づいて、ユーザ毎の前記基準位置を設定する、
サーバシステムである。
第15の発明によれば、ユーザ端末の測位機能の測位結果に基づくユーザ実在位置に基づいて、ユーザの基準位置が設定されるので、ユーザが実際に訪れた場所(例えば、頻繁に訪れる場所や生活圏など)を、当該ユーザの基準位置として設定することができる。
ゲームシステムの概要図。 サーバシステムの機能構成図。 ユーザ管理データのデータ構成例。 施設管理データのデータ構成例。 距離条件テーブルのデータ構成例。 交通費条件テーブルのデータ構成例。 所要時間条件テーブルのデータ構成例。 特典付与処理のフローチャート。 明細条件テーブルのデータ構成例。 会計額条件テーブルのデータ構成例。 会計頻度条件テーブルのデータ構成例。 会計日時条件テーブルのデータ構成例。 施設条件テーブルのデータ構成例。
以下、本発明を適用した実施形態の一例を説明するが、本発明を適用可能な形態が以下の実施形態に限られないことは勿論である。
[システム構成]
図1は、本実施形態のゲームシステム1の概略構成図である。図1によれば、ゲームシステム1は、サーバシステム1000と、会計処理サーバ2000と、施設システム3000とが通信回線Nを介して通信可能に接続されている。
通信回線Nは、データ通信が可能な通信路であるネットワークを意味する。すなわち、通信回線Nとは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLAN(Local Area Network)の他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含む意味であり、また、通信方法については有線/無線を問わない。
施設システム3000は、ゲームセンター等の単独店舗や、ショッピングセンターや駅ビル等の建物内の店舗といった、ゲームサービスのサービス地点である施設を単位として設置・運営される。施設システム3000は、通信回線Nに接続可能な施設サーバ3100と、複数のプレイ装置3200とが、店内LAN等の通信回線によって通信接続されて構成される。
プレイ装置3200は、業務用ゲーム機3200aや景品獲得装置3200b、プリントシール機といった、ユーザが所定のプレイ対価と引き換えに所定のゲームプレイを行うことができる装置である。プレイ装置3200は、プレイ対価の回収のために、ユーザが所有する決済用媒体3に記録されているデータを読み出す読取装置、を備えている。読取装置によって決済用媒体3から読み出されたデータが、施設サーバ3100を介して会計処理サーバ2000へ送信されて会計処理されることで、プレイ対価が決済される。
決済用媒体3は、会計処理システムにて会計処理を行うために必要なデータを記録しており、専用のICカード3aや、ユーザが所有するユーザ端末(スマートフォンなど)3bを用いることができる。ユーザは、施設に設置された入金装置を操作して現金による決済用媒体3への入金(チャージ)や、決済用媒体3に紐付けた決済用口座への入金をしておくことで、決済用媒体3をプレイ対価の支払いに利用することができる。
ある施設に設置された各プレイ装置3200が備える決済用媒体3のリーダ/ライターである決済装置3290、及び、施設サーバ3100と、会計処理サーバ2000とによって、当該施設の会計処理システム4000が構成される。会計処理システム(電子決済システムとも呼ばれる)としては、例えば、予め電子マネーを購入して所定のICカードに入金(チャージ)しておき、この電子マネーを減額させることで決済する先払い方式(プリペイド方式)や、決済用媒体に紐付けた口座から対価に相当する金額を引き落とすことで決済する即時決済方式とすることができる。なお、決済に係る対価は、現実世界で流通している貨幣であってもよいし、ゲーム通貨やプレイ媒体とも称されるポイントや仮想通貨であってもよい。
サーバシステム1000は、本体装置1002と、キーボード1004と、ディスプレイ1006と、ストレージ1020とを有し、本体装置1002には制御基板1010を搭載する。
制御基板1010には、CPU(Central Processing Unit)1012やGPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などの各種プロセッサ、VRAMやRAM、ROM等の各種ICメモリ1014、通信装置1016が搭載されている。なお、制御基板1010の一部又は全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、SoC(System on a Chip)により実現するとしてもよい。これらの演算回路もプロセッサということができる。そして、サーバシステム1000は、制御基板1010が所定のプログラム及びデータに基づいて演算処理することにより、本実施形態におけるユーザへの特典付与の機能を実現する。
なお、サーバシステム1000は、図1に示す単体の構成に限らず、各機能を分担する複数のブレードサーバを搭載して相互に内部バスを介してデータ通信可能に接続した構成であってもよい。或いは、離れた場所に設置された独立した複数のサーバを、通信回線を介してデータ通信させることで、全体としてサーバシステム1000として機能させる構成であってもよい。
[概要]
本実施形態の特徴として、ユーザが、ある施設のプレイ装置3200にてプレイを行う際に、当該ユーザについて定められた基準位置と、当該施設の所在位置と、の位置関係に応じた特典が付与される。
ユーザの基準位置は、当該ユーザの決済用媒体3に紐付けて連絡先として登録した自宅等の住所とすることができる。或いは、予め、駅や施設などのランドマークとなるような複数の位置を候補位置として定めておき、ユーザの住所に最も近い候補位置を基準位置としても良いし、ユーザが選択した候補位置を当該ユーザの基準位置としても良い。
サーバシステム1000は、ユーザの基準位置と施設の所在位置との位置関係に基づき、当該ユーザが基準位置から施設を訪れるのに要する移動コストを算出する。移動コストは、基準位置と所在位置との間の距離や、基準位置から所在位置までの実際の移動に係る所要時間や交通費などに基づいて算出する。
基準位置から所在位置までの間の距離は、直線距離とする。或いは、来訪手段として自家用車等の利用を想定する場合には、基準位置から施設の所在位置までの道のりに沿った距離としても良い。距離が長いほど、つまり、ユーザの基準位置が施設の所在位置から遠いほど、移動コストを高くするように定める。
また、所要時間や交通費は、施設への来訪手段として公共交通機関の利用を想定し、例えば、サーバシステム1000が公知の乗り換え検索システムに問い合わせを行うことで推定的に算出することができる。例えば、基準位置の最寄りの駅やバス停から、施設の所在位置の最寄りの駅やバス停までの移動経路および移動手段を探索し、この移動経路および移動手段に従って来訪した場合の所要時間や交通費を乗り換え検出システムから取得することで、推定的な算出とする。複数の移動経路や、移動手段の複数の組み合わせがある場合には、交通費が最も低い移動経路および移動手段の組み合わせに従って移動したと推測して、この推測に従った所要時間および交通費として決定する。移動コストについては、ここで推定的に算出された所要時間が長いほど、或いは、交通費が高いほど、移動コストが高くなるように設定される。
そして、サーバシステム1000は、算出された移動コストに基づいてユーザに特典を付与するか否かの判断、及び、付与する場合の移動コストに基づいて定められた付与特典を付与する特典付与制御を実行する。
ユーザに付与される特典としては、例えば、プレイ対価の割引や無料プレイのプレゼント、プレイ時間の延長など、ユーザにとって、これから行おうとするプレイに有益な特典とすることが望ましい。そして、付与する特典は、移動コストが高いほど“優遇”されるような内容とする。例えば、移動コストが高いほど、プレイ対価の割引率が高い、プレゼントされる無料プレイの回数が多い、延長時間が長いといったような内容である。プレイ対価の割引や無料プレイのプレゼントについては、例えば、決済時の決済額を減額することで実施したり、当該プレゼントを示す電子チケットを付与することとしてもよい。また、プレイ時間の延長についても電子チケットを付与して、プレイ装置3200でプレイする際に決済装置3290が当該電子チケットの情報を読み込んで、当該プレイ装置3200がゲーム進行を制御することで実現できる。
[機能構成]
図2は、サーバシステム1000の機能構成を示すブロック図である。図2によれば、サーバシステム1000は、操作入力部102と、画像表示部104と、音出力部106と、通信部108と、処理部200と、記憶部300とを備える。
操作入力部102は、サーバシステム1000の管理のための各種の操作入力に応じて操作入力信号を処理部200に出力する。図1のキーボード1004がこれに該当する。
処理部200は、例えば、CPUやGPU等のプロセッサや、ASIC、ICメモリ等の電子部品によって実現され、操作入力部102や記憶部300を含む各機能部との間でデータの入出力制御を行う。そして、所定のプログラムやデータ、操作入力部102からの操作入力信号、ユーザ端末1500からの受信データ等に基づいて各種の演算処理を実行して、サーバシステム1000の動作を統合的に制御する。図1の制御基板1010がこれに該当する。また、処理部200は、ユーザ管理部202と、施設管理部204と、特典付与管理部210と、計時部226と、画像生成部234と、音生成部236と、通信制御部238と、を備える。
ユーザ管理部202は、プレイ装置3200においてプレイ対価の決済を行うための会計処理システム4000(より具体的には会計処理サーバ2000)に登録済みのユーザを、本実施形態の特典の付与対象とするユーザとして管理する。ユーザ管理部202は、会計処理システム4000による登録手続きを経たユーザ毎にユーザ管理データ310を生成することで、各ユーザに関するデータの管理を行う。
図3は、ユーザ管理データ310のデータ構成の一例を示す図である。図3によれば、ユーザ管理データ310は、ユーザ毎に生成され、当該ユーザの識別情報である固有のユーザID312と、ユーザ名314と、パスワード316と、住所318と、基準位置320と、決済用媒体情報322と、特典付与履歴情報324と、を格納する。
基準位置320は、基準位置設定部212によって設定される。決済用媒体情報322は、当該ユーザがプレイ対価の決済に用いるとして登録された決済用媒体3に関するデータであり、当該決済用媒体3の識別情報である決済用媒体IDと、決済履歴情報と、を格納している。決済履歴情報は、当該決済用媒体3を用いて行った決済の履歴データであり、決済を行った日時と、決済装置の識別情報である決済装置IDと、決済した金額と、を対応付けた時系列のデータである。なお、本実施形態では、1人のユーザは1つの決済用媒体3のみを登録するが、複数の決済用媒体3を登録できるようにしても良い。
特典付与履歴情報324は、特典付与管理部210によって当該ユーザに付与された特典の履歴データであり、特典が付与された日時と、特典が付与されたプレイを行った施設の識別情報である施設ID、及び、プレイ装置3200の識別情報であるプレイ装置IDと、付与された特典と、を対応付けた時系列のデータである。
施設管理部204は、会計処理システムによってプレイ対価の決済がなされるプレイ装置3200が設置された施設毎に施設管理データ330を生成することで、各施設に関するデータの管理を行う。例えば、施設に新たなプレイ装置3200が設置された場合や、プレイ装置3200の設置施設が変更になった場合などに対応する。
図4は、施設管理データ330のデータ構成の一例を示す図である。図4によれば、施設管理データ330は、施設毎に生成され、当該施設の識別情報である施設ID332と、施設名334と、所在位置336と、設置プレイ装置情報338と、を格納している。設置プレイ装置情報338は、当該施設に設置されているプレイ装置3200それぞれについて、当該プレイ装置3200の識別情報であるプレイ装置IDやプレイ装置名、当該プレイ装置3200に備えられている決済装置の識別情報である決済装置ID、1回当たりのプレイ対価、を対応付けて格納している。
特典付与管理部210は、基準位置設定部212と、会計発生情報取得部214と、移動コスト算出部216と、特典付与制御部224とを有し、プレイ装置3200でプレイを行うユーザに対する特典の付与を管理する。
基準位置設定部212は、ユーザの基準位置を設定する。例えば、ユーザ管理データ310の生成時に、当該ユーザが連絡先として登録した住所を、基準位置として設定する。
会計発生情報取得部214は、会計処理サーバ2000から、ある施設において会計処理システム4000による会計処理が発生したことを示す会計発生情報を取得する。プレイ装置3200におけるプレイ対価の回収は、会計処理システム4000で行われる。より具体的には、ユーザにより決済装置3290を用いて行われるので、会計発生情報は、会計処理の対象となるユーザのユーザID、及び、決済金額であるプレイ対価のほか、該当する施設IDやプレイ装置IDを含んでいる。会計発生情報は、会計処理システム4000を構成する決済装置3290或いは会計処理サーバ2000から、サーバシステム1000へ送信される。
移動コスト算出部216は、会計発生情報取得部214によって取得された会計発生情報に基づいて、ユーザの基準位置と、施設の所在位置との位置関係を判定し、位置関係に基づく移動コストを算出する。具体的には、会計発生情報から、プレイ装置3200の利用ユーザと、当該プレイ装置3200が設置された施設(利用施設)とを判定し、利用ユーザの基準位置と、利用施設の所在位置との位置関係から、利用ユーザが利用施設を訪れるのに係る移動コストを算出する。
移動コスト算出部216は、距離算出部218と、交通費算出部220と、所要時間算出部222と、を有する。距離算出部218は、移動コストとして、利用ユーザの基準位置と、利用施設の所在位置との間の距離を算出する。距離は、直線距離としても良いし、自家用車や自転車等による来訪を想定して道なりに沿った距離としても良い。距離は、所定の地図システムを利用して算出することができる。交通費算出部220は、移動コストとして、利用ユーザの基準位置から利用施設まで、利用ユーザが移動した移動経路と移動手段とを推測して交通費を算出する。電車やバス等の公共交通機関を利用して訪れる際の交通費として算出する。移動経路として複数の経路があり、また移動手段となる交通機関の組み合わせが複数ある場合には、最も安価となる移動経路および移動手段を利用ユーザが使用したと推測して、交通費を算出する。所要時間算出部222は、移動コストとして、利用ユーザの基準位置から利用施設まで訪れる際の所要時間を算出する。電車やバス等の公共交通機関を利用しての来訪を想定する場合には、交通費算出部220によって推測された移動経路および移動手段を用いて所要時間を算出する。またその移動手段として自家用車や自転車等での来訪が推測された場合には、利用ユーザの基準位置から利用施設までの道なりに沿った距離から、所要時間を算出する。
なお、利用ユーザが移動した移動経路と移動手段との推測は、所要時間が最短となる移動経路および移動手段を利用ユーザが使用したと推測することとしてもよい。また、移動経路及び移動手段の一方のみを推測して、交通費及び所要時間を推定的に算出することとしてもよい。利用ユーザの基準位置と利用施設は既知であるため、例えば、移動経路のみを推測して、当該移動経路に沿った距離を、予め定められた単位距離で除算して、単位距離に対応付けられた単位料金や単位時間を乗算することで交通費及び所要時間を推定的に算出する。移動手段のみを推測する場合には、例えば、利用ユーザの基準位置と利用施設との間の直線距離を、その推測した移動手段に対応付けられた単位距離で除算し、その移動手段の単位距離に対応付けられた単位料金や単位時間を乗算することで交通費及び所要時間を推定的に算出する。推測された移動手段が乗り放題の料金体系を採用している移動手段のみの場合には、交通費はその乗り放題の料金とすることができる。
特典付与制御部224は、移動コスト算出部216によって算出された移動コストに基づいて、利用ユーザに特典を付与するか否かを決定し、付与すると決定した場合には、移動コストに基づいて定められた特典を利用ユーザに付与する。移動コストとしては、利用ユーザの基準位置から利用施設までの距離、交通費、及び、所要時間の3種類があるが、何れを用いても良い。特典を付与するか否か、どの特典を付与するかは、予め定められている特典設定情報340を参照して決定する。
特典設定情報340は、距離を移動コストとして付与する特典を定めた条件テーブルである距離条件テーブル342と、交通費を移動コストとして付与する特典を定めた条件テーブルである交通費条件テーブル344と、所要時間を移動コストとして特典を定めた条件テーブルである所要時間条件テーブル346と、を含んでいる。
図5は、距離条件テーブル342のデータ構成の一例である。図5(a)は、プレイ対価の低減を特典とした距離条件テーブル342aの一例であり、図5(b)は、無料プレイの付与を特典とした距離条件テーブル342bの一例である。距離条件テーブル342は、移動コストである距離の条件(距離条件)と、付与する特典とを対応付けて格納している。
図6は、交通費条件テーブル344のデータ構成の一例である。図6(a)は、プレイ対価の低減を特典とした交通費条件テーブル344aの一例であり、図6(b)は、無料プレイの付与を特典とした交通費条件テーブル344bの一例である。交通費条件テーブル344は、移動コストである交通費の条件(交通費条件)と、付与する特典とを対応付けて格納している。
図7は、所要時間条件テーブル346のデータ構成の一例を示す図である。図7(a)は、プレイ対価の低減を特典とした所要時間条件テーブル346aの一例であり、図7(b)は、無料プレイの付与を特典とした所要時間条件テーブル346bの一例である。所要時間条件テーブル346は、移動コストである所要時間の条件(所要時間条件)と、付与する特典とを対応付けて格納している。
何れの条件テーブルにおいても、移動コストが“高い(=大きい)”ほど、ユーザによってより“有益”な特典が付与されるように定められている。また、特典には、所定の単位期間(図5〜図7では、1日)当たりの付与回数の上限が定められている。
特典付与制御部224は、用いる移動コストの種類に応じた条件テーブルを参照して、移動コスト算出部216によって算出された利用ユーザの移動コストに対応する特典を判定する。次いで、利用ユーザのユーザ管理データ310における特典付与履歴情報324から、特典の付与回数の上限に達しているか否かを判断して、最終的に特典を付与するか否かを決定する。そして、付与する特典の有無や付与する特典の内容を、利用ユーザのユーザIDとともに、利用施設の施設IDやプレイ装置IDとともに、会計発生情報取得部214が取得した会計発生情報に対する応答として、会計処理サーバ2000へ通知する。会計処理サーバ2000は、この通知に応じて、例えば、プレイ対価の低減や無料プレイの付与といった特典の内容に応じて決済金額を変更して、会計処理を行う。
計時部226は、システムクロックを利用して現在日時等の計時を行う。
画像生成部234は、サーバシステム1000のシステム管理に関する画像等を生成して、画像表示部104へ出力する。画像表示部104は、画像生成部234から入力される画像信号に基づいてシステム管理のための各種画像を表示する。例えば、フラットパネルディスプレイ、プロジェクタ、ヘッドマウントディスプレイといった画像表示装置によって実現できる。図1のディスプレイ1006がこれに該当する。
音生成部236は、音声データの生成やデコードをするICやソフトウェアの実行により実現され、サーバシステム1000のシステム管理等に係る操作音やBGM等の音声データを生成或いはデコードする。そして、音声信号を音出力部106へ出力する。音出力部106は、音声信号に基づく音声を放音する。図1の本体装置1002やディスプレイ1006が備えるスピーカ(不図示)がこれに該当する。
通信制御部238は、データ通信に係るデータ処理を実行し、通信部108を介して外部装置とのデータのやり取りを実現する。通信部108は、通信回線Nと接続して通信を実現する。例えば、無線通信機、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現される。図1の通信装置1016がこれに該当する。
記憶部300は、処理部200にサーバシステム1000を統合的に制御させるための諸機能を実現するためのプログラムや各種データ等を記憶する。また、処理部200の作業領域として用いられ、処理部200が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。例えば、RAMやROM等のICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROMやDVD等の光学ディスク、オンラインストレージ等によって実現される。記憶部300には、サーバシステム1000の各種の機能部を実現するためのサーバプログラム302と、ユーザ管理データ310と、施設管理データ330と、特典設定情報340と、が記憶される。
[処理の流れ]
図8は、サーバシステム1000が実行する特典付与処理の流れを説明する図である。この処理は、処理部200が、サーバプログラム302を実行することで実現される。
先ず、会計発生情報取得部214が、会計処理サーバ2000から送信される会計発生情報を受信する(ステップS1)。この時点では、施設のプレイ装置3200において、ユーザが、プレイ対価の支払いのために決済用媒体3を決済装置3290に読み取らせた後、プレイの開始を待機している状態である。会計発生情報取得部214は、受信した会計発生情報から、利用ユーザや利用施設、利用プレイ装置、プレイ対価などを特定する(ステップS3)。
次いで、移動コスト算出部216が、ユーザ管理データ310を参照して利用ユーザの基準位置を特定し、施設管理データ330を参照して利用施設の所在位置を特定して、利用ユーザの基準位置から利用施設の所在位置までの移動コストを算出する(ステップS5)。続いて、特典付与制御部224が、特典設定情報340を参照して、算出された移動コストをもとに、利用ユーザに特典を付与するか否か、付与する場合には付与する特典を決定する(ステップS7)。そして、決定した内容を、会計発生情報に対する応答として会計処理サーバ2000に通知する。
すなわち、特典を付与すると決定したならば(ステップS9:YES)、決定した特典の内容を、利用ユーザIDや利用施設IDなどとともに、会計処理サーバ2000に通知する(ステップS11)。この通知を受信した会計処理サーバ2000は、通知された特典の内容(プレイ対価の低減や無料プレイの付与など)に従って決済金額を変更して会計処理を行う。会計処理が終了すると、特典の付与を実行した旨をサーバシステム1000に通知する。特典付与制御部224は、会計処理サーバ2000から特典の付与が実行された旨の通知を受信すると(ステップS13)、利用ユーザのユーザ管理データ310における特典付与履歴情報324を更新する(ステップS15)。一方、特典を付与しないと決定したならば(ステップS9:NO)、特典の付与無しを、会計処理サーバ2000に通知する(ステップS17)。特典付与処理は、このように行われる。
[作用効果]
本実施形態によれば、サービス地点である施設を利用したユーザの基準位置と、当該施設との位置関係に基づく移動コストに基づいて、当該ユーザに特典を付与することができる。これにより、例えば、基準位置がサービス地点から遠く移動コストが高いユーザを優遇するといったことができるので、サービス地点の有料サービスの利用を促すことができ、来訪意欲や来訪頻度を上げるような効果が期待できる。
[変形例]
なお、本発明を適用可能な実施形態は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
(A)移動コスト
上述の実施形態では、利用ユーザの基準位置から利用施設までの距離、交通費、或いは、所要時間を、そのまま移動コストとして扱うことにしたが、所定の変換テーブルに従って、例えば、1〜10までといった段階的な移動コストに変換することにしてもよい。そして、移動コストと特典とを対応付けて定めたテーブルに従って、付与する特典を決定する。また、距離、交通費、及び、所要時間のうちの1つを移動コストとして用いることにしたが、複数を組み合わせて総合して移動コストを算出することにしてもよい。例えば、移動コスト算出部216が、距離、交通費、所要時間を変数とした所定の関数に基づいて移動コストを算出する。
(B)特典
利用ユーザに付与する特典として、会計発生情報に基づく次のような特典を付与することにしても良い。
(b1)明細
サーバシステム1000が会計処理サーバ2000から取得する会計発生情報に、利用したサービスの明細であるプレイ装置3200の識別情報(プレイ装置ID)が含まれているならば、そのプレイ装置3200(利用プレイ装置)が、特典を付与するとして予め定められた特定のプレイ装置である場合に特典を利用ユーザに付与することとしてもよい。特定の特典を付与するプレイ装置であるか否か、何れの特典を付与するかは、例えば、図9に一例を示すような、明細条件テーブル350にて定められる。
(b2)会計額
また、サーバシステム1000が会計処理サーバ2000から取得する会計発生情報に、会計額であるプレイ対価が含まれているならば、プレイ対価が、特典を付与するとして予め定められた金額条件を満たす場合に特典を利用ユーザに付与することとしてもよい。特典を付与する金額であるか、何れの特典を付与するかは、例えば、図10に一例を示すような、会計額条件テーブル352にて定められる。
(b3)会計頻度
また、サーバシステム1000が会計処理サーバ2000から取得する会計発生情報に基づき、利用ユーザの会計頻度を求める。上述の実施形態では、1回のプレイ毎に会計発生情報が生成・取得されるので、会計頻度として、単位期間(例えば、1日や1週間)当たりの会計発生情報の取得回数(つまり、プレイ回数である)を、会計頻度として求める。そして、この会計頻度が、特典を付与するとして予め定められた会計頻度条件を満たす場合に特典を利用ユーザに付与することとしてもよい。特典を付与する会計頻度であるか、何れの特典を付与するかは、例えば、図11に一例を示すような、会計頻度条件テーブル354にて定められる。
(b4)会計日時
また、サーバシステム1000が会計処理サーバ2000から取得する会計発生情報に、会計日時が含まれているならば、会計日時が、特典を付与するとして予め定められた特定の日時条件を満たす場合に特典を利用ユーザに付与することとしてもよい。特典を付与する日時であるか否か、何れの特典を付与するかは、例えば、図12に一例を示すような、会計日時条件テーブル356にて定められる。
(b5)施設
また、サーバシステム1000が会計処理サーバ2000から取得する会計発生情報に含まれる利用施設が、特典を付与するとして予め定められた特定の施設である場合に、特典を利用ユーザに付与することとしてもよい。特典を付与する施設であるか否か、何れの特典を付与するかは、例えば、図13に一例を示すような、施設条件テーブル358にて定められる。
(C)特典
上述の実施形態では、利用ユーザに付与する特典を、プレイ装置3200に係る特典としたが、プレイ対価の支払いや、施設への来訪に応じて付与されるポイントを増加するようにしても良い。具体的には、支払ったプレイ対価に応じて付与されるポイントの付与割合を増加(例えば、5%から7%に変更)する、或いは、施設への来訪毎に付与される来店ポイントを増加(例えば、1ポイントから2ポイントに変更)する、といった方法を採用できる。
(D)サービス地点
上述の実施形態では、サービス地点を、ゲームサービスを提供する施設として説明したが、これ以外のサービスを提供するような施設(例えば遊具を設置した施設や、遊園地など)としても良いし、或いは、対価と引き換えに商品を販売する店舗としても良い。
(E)基準位置
上述の実施形態では、ユーザの基準位置を、決済用媒体3に紐付けて当該ユーザが登録した住所をもとに判定することにしたが、当該ユーザが所有するユーザ端末の測位機能を利用することにしても良い。具体的には、サーバシステム1000は、ユーザが所有するユーザ端末の測位機能による測位結果を取得し、測位結果が示す位置(測位位置)に基づいて、基準位置を判定する。例えば、ある時点における測位位置を基準位置として判定する、或いは、ある所定期間における測位位置の履歴から所定時間の間に高頻度或いは高割合で滞在している位置を求めて基準位置して判定する、といったことができる。更に、ユーザが登録した住所と、ユーザ端末の測位機能による測位位置とのAND条件によって、基準位置を判定するようにしても良い。この場合、ユーザ端末を、決済用媒体3としても利用することができる。また、基準位置は1つのみでなく、2つ以上を設定登録可能としてもよい。
(F)会計処理システム
また、会計処理システムが採用する決済方式として、後払い方式であるクレジットカード決済や携帯キャリア決済などとしても良い。また、2次元コードを用いたスマホアプリ決済サービスとしてもよい。
1…ゲームシステム
1000…サーバシステム
200…処理部
202…ユーザ管理部、204…施設管理部
210…特典付与管理部
212…基準位置設定部、214…会計発生情報取得部
216…移動コスト算出部
218…距離算出部、220…交通費算出部、222…所要時間算出部、
224…特典付与制御部
300…記憶部
302…サーバプログラム
310…ユーザ管理データ、330…施設管理データ
340…特典設定情報
2000…会計処理サーバ
3000…施設システム
3100…施設サーバ
3200…プレイ装置
3200a…業務用ゲーム機、3200b…景品獲得装置
3…決済用媒体
3a…ICカード、3b…ユーザ端末

Claims (15)

  1. ユーザに向けた商品又はサービスを提供する各サービス地点の会計処理システムと通信接続されたサーバシステムであって、
    前記ユーザ毎の基準位置を設定する基準位置設定手段と、
    前記サービス地点毎の所在位置の情報を記憶するサービス地点情報記憶手段と、
    前記サービス地点を利用した前記ユーザ(以下「利用ユーザ」という)の識別情報および当該サービス地点(以下「利用サービス地点」という)の識別情報を含む会計発生情報を、前記会計処理システムから取得する会計発生情報取得手段と、
    前記会計発生情報に基づいて前記利用ユーザの前記基準位置と前記利用サービス地点の所在位置との位置関係を判定し、当該位置関係に基づく移動コストを算出する移動コスト算出手段と、
    前記移動コストに基づいて前記利用ユーザに特典を付与するか否かの判断、及び、付与する場合の前記移動コストに基づいて定められた付与特典を付与する特典付与制御を実行する特典付与制御手段と、
    を備えたサーバシステム。
  2. 前記移動コスト算出手段は、前記基準位置から前記所在位置までの距離を算出する手段を有し、算出した距離を用いて前記移動コストを算出する、
    請求項1に記載のサーバシステム。
  3. 前記移動コスト算出手段は、前記基準位置から前記所在位置までの移動経路及び/又は移動手段を推測して交通費を推定する手段を有し、推定した交通費を用いて前記移動コストを算出する、
    請求項1又は2に記載のサーバシステム。
  4. 前記移動コスト算出手段は、前記基準位置から前記所在位置までの所要時間を推定する手段を有し、推定した所要時間を用いて前記移動コストを算出する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載のサーバシステム。
  5. 前記会計処理システムは、前記サービス地点に備えられた決済装置によって、当該決済に係る対価の回収と、前記利用ユーザの識別情報の取得とを行うシステムである、
    請求項1〜4の何れか一項に記載のサーバシステム。
  6. 前記決済装置は、前記利用ユーザが有する、当該ユーザの識別情報を含む決済用アカウント情報が記録された決済用媒体から当該決済用アカウント情報を読み取って決済を行う装置である、
    請求項5に記載のサーバシステム。
  7. 前記サービス地点は、ゲーム機、景品獲得装置およびプリントシール機のうちの少なくとも1つのプレイ装置が設置された施設であり、
    前記会計処理システムは、前記プレイ装置に備えられた決済装置によってプレイ対価の回収と、プレイする前記利用ユーザの識別情報の取得とを行うシステムであり、
    前記付与特典は、前記プレイ装置の利用に係る特典である、
    請求項1〜4の何れか一項に記載のサーバシステム。
  8. 前記付与特典は、前記プレイ対価の低減、及び/又は、所与の回数の無料プレイの権利付与、である、
    請求項7に記載のサーバシステム。
  9. 前記特典付与制御手段は、前記移動コストが第1のコストの場合に第1の付与特典を付与し、前記第1のコストよりも大きい第2のコストの場合に前記第1の付与特典よりも前記利用ユーザにとって有益な第2の付与特典を付与する制御を行う、
    請求項1〜8の何れか一項に記載のサーバシステム。
  10. 前記会計発生情報には、前記利用ユーザが購入した商品又は利用したサービスの明細を示す利用明細情報が含まれ、
    前記特典付与制御手段は、前記利用明細情報の示す明細が特典を付与する明細か否か、及び、付与する場合の当該明細に応じた付与特典の変更内容が定められた第1の特典付与条件に従って前記特典付与制御を実行する、
    請求項1〜9の何れか一項に記載のサーバシステム。
  11. 前記会計発生情報には、前記利用ユーザの会計額を示す会計額情報が含まれ、
    前記特典付与制御手段は、前記会計額情報の示す会計額が特典を付与する額か否か、及び、付与する場合の当該額に応じた付与特典の変更内容が定められた第2の特典付与条件に従って前記特典付与制御を実行する、
    請求項1〜10の何れか一項に記載のサーバシステム。
  12. 前記会計発生情報には、会計日時を示す会計日時情報が含まれ、
    前記特典付与制御手段は、同一の利用ユーザに係る前記会計発生情報に基づく会計頻度が特典を付与する頻度か否か、及び、付与する場合の当該頻度に応じた付与特典の変更内容が定められた第3の特典付与条件に従って前記特典付与制御を実行する、
    請求項1〜11の何れか一項に記載のサーバシステム。
  13. 前記会計発生情報には、会計日時を示す会計日時情報が含まれ、
    前記特典付与制御手段は、前記会計日時情報の示す会計日時が特典を付与する日時か否か、及び、付与する場合の当該日時に応じた付与特典の変更内容が定められた第4の特典付与条件に従って前記特典付与制御を実行する、
    請求項1〜12の何れか一項に記載のサーバシステム。
  14. 前記特典付与制御手段は、前記利用サービス地点に応じた付与特典の変更内容が定められた第5の特典付与条件に従って前記特典付与制御を実行する、
    請求項1〜13の何れか一項に記載のサーバシステム。
  15. 前記サーバシステムは、測位機能を有する前記ユーザのユーザ端末と通信可能に構成され、
    前記基準位置設定手段は、前記ユーザ端末の測位機能の測位結果に基づくユーザ実在位置に基づいて、ユーザ毎の前記基準位置を設定する、
    請求項1〜14の何れか一項に記載のサーバシステム。
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