JP2019175354A - 制御装置、車両、制御方法およびプログラム - Google Patents

制御装置、車両、制御方法およびプログラム Download PDF

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慎弥 江間
Shinya Ema
慎弥 江間
佐藤 徹哉
Tetsuya Sato
徹哉 佐藤
国雄 藤川
Kunio Fujikawa
国雄 藤川
貴正 高田
Takamasa Takada
貴正 高田
洋樹 大林
Hiroki Obayashi
洋樹 大林
郁哉 三ツ屋
Ikuya Mitsuya
郁哉 三ツ屋
佐藤 浩二
Koji Sato
浩二 佐藤
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Abstract

【課題】退避可能場所で退避することにより目的地到着までに遅延時間が発生する場合であっても、各車両の間の遅延時間に偏りが生じることを抑制し、各車両の遅延時間を平準化すること。【解決手段】制御装置30が、所定の区間150内の第1の地点に到達した車両110が該第1の地点に到達するまでに発生した第1の遅延時間を算出する遅延時間算出部33と、第1の遅延時間、および、他の車両120が所定の区間150における第2の地点に到達するまでに発生した第2の遅延時間に基づいて、車両110および他の車両120のうち、何れが所定の区間150内の退避可能場所130,140に退避するかを決定する決定部36とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、狭路における車両の運転を支援する制御装置、制御方法およびプログラム、ならびに、車両に関する。
従来、車両が対向車と狭い道路ですれ違う際に、一方の車両が退避可能場所に退避し、他方の車両が先に当該道路を通過するように各車両を制御する自動運転支援装置が知られている。特許文献1に記載された自動運転支援装置は、対向して走行する2つの車両がそれぞれ退避可能場所に到達するまでの到達時間に基づいて、どちらの車両が退避可能場所に退避し、どちらの車両が狭い道路を先に通過するかを決定する。
特開2016−143137号公報
しかし、特許文献1に記載された発明では、車両が一度、退避可能場所に退避してしまうと、対向車の後に複数の対向車が断続的に狭い道路に進入してきた場合、車両が何度も退避可能場所に退避させられて、一方の車両の退避時間が増大する恐れがあった。すなわち、各車両の間で退避時間に偏りが発生し、不公平が生じる可能性があった。
本発明は、退避可能場所に退避することにより目的地到着までに遅延時間が発生する場合であっても、各車両の間の遅延時間に偏りが生じることを抑制し、各車両の遅延時間を平準化することが可能な制御装置、制御方法およびプログラム、ならびに、車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の制御装置は、所定の区間内の第1の地点に到達した車両が該第1の地点に到達するまでに発生した第1の遅延時間を算出する遅延時間算出部と、第1の遅延時間、および、他の車両が所定の区間における第2の地点に到達するまでに発生した第2の遅延時間に基づいて、車両および他の車両のうち、何れが所定の区間内の退避可能場所に退避するかを決定する決定部と、を有する。
上記目的を達成するために、本発明の制御方法は、所定の区間内の第1の地点に到達した車両が該第1の地点に到達するまでに発生した第1の遅延時間を算出し、第1の遅延時間、および、他の車両が所定の区間における第2の地点に到達するまでに発生した第2の遅延時間に基づいて、車両および他の車両のうち、何れが所定の区間内の退避可能場所に退避するかを決定する。
上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、所定の区間内の第1の地点に到達した車両が該第1の地点に到達するまでに発生した第1の遅延時間を算出する処理と、第1の遅延時間、および、他の車両が所定の区間における第2の地点に到達するまでに発生した第2の遅延時間に基づいて、車両および他の車両のうち、何れが所定の区間内の退避可能場所に退避するかを決定する処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、退避可能場所で退避することにより現在地到着までに遅延時間が発生する場合であっても、各車両の間の遅延時間に偏りが生じることを抑制し、各車両の遅延時間を平準化することが可能である。
実施の形態1に係る自動運転支援システムの各部の機能を示すブロック図 狭路区間を通行する車両および対向車を示す図 実施の形態1に係る優先順位決定処理の流れを示すフローチャート 実施の形態2に係る優先順位決定処理の流れを示すフローチャート 実施の形態3に係る優先順位決定処理の流れを示すフローチャート 実施の形態4に係る優先順位決定処理の流れを示すフローチャート
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付している。また、図面は、理解しやすくするためにそれぞれの構成要素を模式的に示している。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る自動運転支援システム100の各部の機能を示すブロック図である。自動運転支援システム100は、車両の自動運転を支援するシステムである。実施の形態1に係る自動運転支援システム100は、対面通行でのすれ違いが困難な狭路区間での自動運転を支援する。
自動運転支援システム100は、ナビゲーションシステム10と、センサ20と、自動運転支援装置30と、アクチュエータ40を有している。
ナビゲーションシステム10は、車両の現在地を表示すると共に、設定された目的地までの経路案内を行う装置である。ナビゲーションシステム10は、GPS受信機11および地図データ記憶部12を有している。
GPS受信機11は、GPS衛星から時刻情報などの情報を受信して車両が存在する位置を計測する装置である。
地図データ記憶部12は、地図データを記憶する記憶部である。地図データ記憶部12は、例えば、フラッシュメモリなどの記憶装置で構成される。
地図データ記憶部12に記憶されている地図データには、道路情報に加え、ガソリンスタンド、コンビニエンスストアなどの位置情報が含まれる。また、道路情報には、幹線道路、狭路区間など、道路の種類を示す情報および緊急時に車両が退避可能な退避可能場所に関する情報が含まれる。
ナビゲーションシステム10は、GPS受信機11が計測した車両の位置情報および地図データ記憶部12に記憶された地図データを用いて地図上における車両の現在地を、例えば、表示装置(不図示)に表示させる。
また、ナビゲーションシステム10は、車両の現在地から目的地までの経路、および、目的地へ到着する予定時刻を算出するとともに、目的地までの経路案内を行う。なお、目的地への到着予定時刻は、経路案内が開始されたときの車両の位置から目的地までの走行距離、走行経路上の道路の速度制限情報、および、既に発生している渋滞の情報などに基づいて算出される。そして、ナビゲーションシステム10は、算出した到着予定時刻を所定の記憶部(不図示)に記憶しておく。
ナビゲーションシステム10は、自動運転支援装置30に接続されており、車両の位置に関する情報および地図データを自動運転支援装置30に送信する。
センサ20は、車両の周辺の状況を検知する装置である。センサ20は、例えば、CCD(Charge−Coupled Device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラなどの撮像装置である。また、センサ20は、センサ20から車両の周辺に存在する物体までの距離を検知するTOF(Time of Flight)センサであってもよい。
センサ20は、自動運転支援装置30に接続されており、検知した情報を自動運転支援装置30に送信する。
自動運転支援装置30は、車両の自動運転を支援する装置である。特に、本実施の形態に係る自動運転支援装置30は、対面通行でのすれ違いが困難な狭路区間での車両の自動運転を支援する。自動運転支援装置30は、例えば、CPUおよびメモリなどの装置によって構成される。
自動運転支援装置30は、すれ違い判定部31と、狭路情報取得部32と、遅延時間算出部33と、車車間通信送信部34と、車車間通信受信部35と、優先順位決定部36と、車両制御部37とを有する。
すれ違い判定部31は、対面通行を行う狭路区間において車両が対向車とすれ違うことが可能であるか否かを判定する判定部である。
ここで、すれ違い判定部31が上記判定を実行する際の状況について図2を用いて説明する。図2は、狭路区間150を通行する車両110および対向車120を示す図である。
図2は、車両110が狭路区間150を一方に向かって走行しているときに、他方に向かって狭路区間150を走行する対向車120が現れ、車両110と対向車120とが向かい合った状況を示している。このような状況においてセンサ20が対向車120を検知した場合、すれ違い判定部31は、上記判定を行う。
ここで、図1の説明に戻る。すれ違い判定部31は、例えば、センサ20から取得した画像に基づいて狭路区間150の道幅および対向車120の車幅を算出する。さらに、すれ違い判定部31は、狭路区間150の道幅および対向車120の車幅から、狭路区間150において車両110が対向車120とすれ違うことが可能か否かを判定する。すれ違い判定部31は、判定結果を示す情報を狭路情報取得部32に送る。
狭路情報取得部32は、すれ違い判定部31からすれ違いが不可能であるという判定結果を示す情報を受け取ると、車両110の現在地に関する情報および地図データに基づいて、車両110が現在地から狭路区間150の退避可能場所130に到達するまでに要する時間を算出する。
つまり、狭路情報取得部32は、狭路区間150において対向車120とのすれ違いができない場合、狭路区間150の手前に設けられた退避可能場所130まで車両110が移動するのに要する時間を算出する。なお、退避可能場所130は、狭路区間150の手前(言い換えれば、各車両が既に通過した場所)ではなく、車両110と対向車120との間(言い換えれば、各車両が未だ通過していない場所)に設けられていてもよい。
狭路情報取得部32は、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間を示す情報を車車間通信送信部34および優先順位決定部36に送る。
遅延時間算出部33は、ナビゲーションシステム10において経路案内が開始されてから車両110が現在地に到達するまでに発生した遅延時間を算出する装置である。すなわち、遅延時間とは、車両110が現在地に到達するまでに様々な原因によって発生した遅れ時間のうち、少なくとも一つの原因によって発生した遅れ時間をいう。
実施の形態1における遅延時間は、車両110または対向車120が現在通行している狭路区間150の退避可能場所130,140で停車している退避時間とする。あるいは、経路案内が開始されてから現在地に到達するまでに通過した全ての狭路区間(狭路区間150を含む)の退避可能場所(退避可能場所130を含む)で停車していた退避時間を累計した時間、さらには、退避可能場所に停車している時間に現在地から退避可能場所に向かって後退する時間を加えた時間であってもよい。
遅延時間算出部33は、算出した遅延時間を示す情報を車車間通信送信部34および優先順位決定部36に送る。
車車間通信送信部34は、狭路情報取得部32および遅延時間算出部33から受け取った情報を対向車120の車車間通信受信部(不図示)に送信する送信装置である。具体的には、車車間通信送信部34は、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間を示す情報、および、車両110の遅延時間を示す情報を対向車120の車車間通信受信部に送信する。
車車間通信受信部35は、対向車120から送信された各種情報を受信する受信装置である。具体的には、車車間通信受信部35は、対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間を示す情報、および、対向車120の遅延時間を示す情報を受信する。
車車間通信受信部35は、対向車120から送信されたこれらの情報を優先順位決定部36に送る。
なお、車両110と対向車120とが通信する方法は車車間通信に限られない。例えば、車両110は、VtoI(Vehicle to Infrastructure)を介して対向車120と通信してもよく、あるいは、セルラ網を介して通信してもよい。
優先順位決定部36は、狭路情報取得部32からの情報、遅延時間算出部33からの情報、および、車車間通信受信部35からの情報に基づいて、狭路区間150を優先的に通行させる車両110を決定する。
優先順位決定部36は、まず、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間と対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間とを比較し、これらの差分Dが所定のしきい値T以上か否か判定する。
上記差分Dが所定のしきい値T以上である場合、優先順位決定部36は、対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間、および、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間の何れの時間が長いかを判定する。
優先順位決定部36は、車両110および対向車120のうち、退避可能場所130,140に到達するまでに要する時間が長い方を優先的に狭路区間150を通行させると決定する。換言すれば、優先順位決定部36は、車両110および対向車120のうち、退避可能場所130,140に到達するまでに要する時間が短い方を狭路区間150の退避可能場所130,140に退避させると決定する。
これにより、車両110と対向車120とが、迅速にすれ違うことができ、車両110または対向車120の何れか一方が退避可能場所130,140に移動する間の待ち時間を低減することができる。
上記差分Dが所定のしきい値Tよりも小さい場合、優先順位決定部36は、車両110の遅延時間と対向車120の遅延時間とを比較する。
車両110の遅延時間が対向車120の遅延時間よりも長い場合、優先順位決定部36は、車両110を優先的に狭路区間150を通行させ、対向車120を退避可能場所140に退避させると決定する。
一方、優先順位決定部36は、車両110の遅延時間が対向車120の遅延時間よりも短い場合、対向車120を優先的に狭路区間150を通行させ、車両110を退避可能場所130に退避させると決定する。
優先順位決定部36は、遅延時間が長い方を優先的に狭路区間150を通行させることで、各車両の遅延時間を平準化することができる。その結果、各車両が目的地に到着するまでに遅延時間が発生する場合であっても、各車両の間の遅延時間に偏りが生じることを抑制することができる。
優先順位決定部36は、決定した優先順に関する情報を車両制御部37に送る。
車両制御部37は、車両110の走行制御を行う制御部である。車両制御部37は、ナビゲーションシステム10において設定された目的地に関する情報、地図情報、ならびに、センサ20が検知した車両110の周辺の状況に関する情報に基づいて、アクチュエータ40を作動させて、車両110の走行制御を行う。また、車両制御部37は、優先順位決定部36において決定された情報を受け取り、当該情報に基づいて車両110の走行制御を行う。
アクチュエータ40は、ステアリングを作動させるステアリングアクチュエータ41、アクセルを作動させるアクセルアクチュエータ42、および、ブレーキを作動させるブレーキアクチュエータ43を有する。これらのアクチュエータ40がステアリング、アクセルおよびブレーキを作動させることにより、車両110の走行または停止が行われる。
次に、狭路区間150を優先的に通行させる車両を決定する優先順位決定処理の流れについて説明する。図3は、実施の形態1に係る優先順位決定処理の流れを示すフローチャートである。
優先順位決定処理は、狭路区間150において、センサ20が対向車120を検知し、すれ違い判定部31において、車両110と対向車120とのすれ違いが困難であると判定された場合に開始される処理である。なお、優先順位決定処理は、対向車120においても実行される処理である。
優先順位決定処理では、まず、狭路情報取得部32が、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間を算出する(ステップS10)。
次に、遅延時間算出部33は、車両110の遅延時間を算出する(ステップS20)。具体的には、遅延時間算出部33は、車両110が現在通行している狭路区間150の退避可能場所130での退避時間、あるいは経路案内が開始されてから現在地に到達するまでに通過した全ての狭路区間(狭路区間150を含む)の退避可能場所(退避可能場所130を含む)での退避時間の累計値を算出する。退避時間の累計値は、例えば、車両110が各退避可能場所に停車中、時間を計測するカウンタ(不図示)がカウントアップされることよって算出される。遅延時間算出部33は、カウンタの値を読み出すことにより遅延時間を算出する。
次に、車車間通信送信部34および車車間通信受信部35は、対向車120と車車間通信を行う(ステップS30)。
このとき、車車間通信送信部34は、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間を示す情報、および、車両110の遅延時間を示す情報を対向車120の車車間通信受信部に送信する。車両110から対向車120に送信された各情報は、対向車120で実行されている優先順位決定処理に利用される。また、車車間通信受信部35は、対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間を示す情報、および、対向車120の遅延時間を示す情報を受信する。
次に、優先順位決定部36は、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間と対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間とを比較し、これらの差分Dが所定のしきい値T以上か否か判定する(ステップS40)。しきい値Tは、予め設定された固定値であってもよく、あるいは、狭路区間毎にその区間の長さに比例して設定されるようにしてもよい。すなわち、長い狭路区間では大きい値を、短い狭路区間では小さい値をしきい値Tに設定するようにしてもよい。これにより、狭路区間毎に車両のスムーズな通行を実現するための判定が可能となる。
上記差分Dが所定のしきい値T以上である場合(ステップS40においてYesの場合)、優先順位決定部36は、対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間よりも車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間の方が長いか否かを判定する(ステップS50)。
対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間よりも車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間の方が長い場合(ステップS50においてYesの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、狭路区間150を通行させる(ステップS60)。その後、自動運転支援装置30は、優先順位決定処理を終了する。
対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間よりも車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間の方が短い場合(ステップS50においてNoの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、退避可能場所130まで移動させる(ステップS80)。
その後、例えば、カウンタにより、車両110が退避可能場所130に退避している時間の累計値がカウントアップされ(ステップS90)、自動運転支援装置30は、優先順位決定処理を終了する。
車両110が退避可能場所130に退避し、対向車120が狭路区間150を通過すると、車両110は、再び、狭路区間150に進入する。
ステップS40において、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間と対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間との差分Dが所定のしきい値Tよりも小さいと判定された場合(ステップS40においてNoの場合)、優先順位決定部36は、ステップS70の処理を実行する。
すなわち、優先順位決定部36は、車両110の遅延時間の方が対向車120の遅延時間よりも長いか否かを判定する(ステップS70)。
車両110の遅延時間の方が対向車120の遅延時間よりも長い場合(ステップS70においてYesの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、狭路区間150を通行させる(ステップS60)。その後、自動運転支援装置30は、優先順位決定処理を終了する。
車両110の遅延時間の方が対向車120の遅延時間よりも短い場合(ステップS70においてNoの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、退避可能場所130まで移動させる(ステップS80)。
その後、例えば、カウンタにより、車両110が退避可能場所130に退避している時間の累計値がカウントアップされ(ステップS90)、自動運転支援装置30は、優先順位決定処理を終了する。
車両110が退避可能場所130に退避し、対向車120が狭路区間150を通過すると、車両110は、再び、狭路区間150に進入する。
以上説明したように、実施の形態1に係る自動運転支援システム100は、退避可能場所130での車両110の遅延時間、および、退避可能場所140での対向車120の遅延時間に基づいて狭路区間150を通行する車両の優先順を決定する。換言すれば、車両110および対向車120のうち、何れを優先的に狭路区間150を通過させ、何れを退避可能場所130,140に退避させるかを決定する。このため、遅延時間が特定の車両に偏ることを防ぐことができる。
また、自動運転支援システム100では、退避可能場所130,140に到達するまでに要する時間に大きな差がある場合、退避可能場所130,140に到達するまでに要する時間の短い方の車両を退避可能場所130,140に退避させるようにした。
これにより、車両110と対向車120とが、迅速にすれ違うことができ、車両110または対向車120の何れか一方が退避可能場所130,140に移動する間の待ち時間を低減することができる。
なお、上述した実施の形態1では、車両110の遅延時間の長さと対向車120の退避時間の長さとの比較(ステップS70)を実行する前に、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間と対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間との差分Dが所定のしきい値T以上であるか否かの判定(ステップS40)を実行した。
しかし、ステップS40およびステップS50の判断処理を除き、ステップS30の処理の後にステップS70に移行するようにしてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る優先順位決定処理は、退避可能場所130,140への到達時間の差分Dがしきい値T以上であるか否かを判定する前に、現在の狭路区間150の退避可能場所130,140での退避時間がしきい値U以上であるか否かを判定する。以下、実施の形態2の自動運転支援装置30が実行する優先順位決定処理について説明する。
図4は、実施の形態2に係る優先順位決定処理の流れを示すフローチャートである。優先順位決定処理では、まず、狭路情報取得部32が、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間を算出する(ステップS110)。
次に、遅延時間算出部33は、車両110の遅延時間を算出する(ステップS120)。実施の形態2における遅延時間は、車両110が現在通行している狭路区間150の退避可能場所130での退避時間と、経路案内が開始されてから現在地に到達するまでに通過した全ての狭路区間150の退避可能場所130での退避時間との累計値である。
また、遅延時間算出部33は、車両110が現在通行している狭路区間150の退避可能場所130での退避時間を算出する。
次に、車車間通信送信部34および車車間通信受信部35は、対向車120と車車間通信を行う(ステップS130)。
このとき、車車間通信送信部34は、車両110が現在通行している狭路区間150の退避可能場所130での退避時間を示す情報、および、車両110の遅延時間を示す情報を対向車120の車車間通信受信部に送信する。また、車車間通信送信部34は、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間を示す情報を対向車120の車車間通信受信部に送信する。車両110から対向車120に送信された各情報は、対向車120で実行されている優先順位決定処理に利用される。
車車間通信受信部35は、対向車120が現在通行している狭路区間150の退避可能場所140での退避時間を示す情報、および、対向車120の遅延時間を示す情報を対向車120の車車間通信送信部から受信する。また、車車間通信受信部35は、対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間を示す情報を対向車120の車車間通信送信部から受信する。
次に、優先順位決定部36は、車両110が現在通行している狭路区間150の退避可能場所130での退避時間、または、対向車120が現在通行している狭路区間150の退避可能場所140での退避時間が所定のしきい値U以上であるか否かを判定する(ステップS131)。
これらの退避時間が所定のしきい値Uよりも小さい場合(ステップS131においてNoの場合)、優先順位決定部36は、ステップS140以降の処理を実行する。なお、ステップS140〜ステップS190の処理は、実施の形態1の優先順位決定処理におけるステップS40〜ステップS90の処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
車両110の退避時間または対向車120の退避時間が所定のしきい値U以上の場合(ステップS131においてYesの場合)、優先順位決定部36は、車両110の退避時間の方が対向車120の退避時間よりも長いか否かを判定する。(ステップS132)。
車両110の退避時間の方が対向車120の退避時間よりも長い場合(ステップS132においてYesの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、狭路区間150を通行させる(ステップS160)。その後、自動運転支援装置30は、優先順位決定処理を終了する。
車両110の退避時間の方が対向車120の退避時間よりも短い場合(ステップS132においてNoの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、退避可能場所130まで移動させる(ステップS180)。
その後、例えば、カウンタにより、車両110が退避可能場所130に退避している時間がカウントアップされ、自動運転支援装置30は、優先順位決定処理を終了する。
以上説明したように、実施の形態2に係る自動運転支援システム100は、ステップS140における処理を実行する前に、車両110が現在通行している狭路区間150の退避可能場所130での退避時間、または、対向車120が現在通行している狭路区間150の退避可能場所140での退避時間が所定のしきい値U以上であるか否かを判定している。
これにより、現在の退避可能場所130,140における退避時間が所定のしきい値Uに達した時点で、車両110または対向車120を確実に狭路区間150を通行させることができる。
なお、上述した実施の形態2では、車両110の遅延時間の長さと対向車120の退避時間の長さとの比較(ステップS170)を実行する前に、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間と対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間との差分Dが所定のしきい値T以上であるか否かの判定(ステップS140)を実行した。
しかし、ステップS140およびステップS150の判断処理を除き、ステップS30の処理の後にステップS70に移行するようにしてもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る自動運転支援システム100では、経路案内が開始されてから現在地に到着するまでに様々な原因によって発生した遅れを遅延時間とした点で、実施の形態1の自動運転支援システム100と異なる。様々な原因には、例えば、渋滞などの交通事情による遅れが含まれる。以下、実施の形態3の自動運転支援装置30が実行する優先順位決定処理について説明する。
図5は、実施の形態3に係る優先順位決定処理の流れを示すフローチャートである。実施の形態3に係る優先順位決定処理では、まず、狭路情報取得部32が、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間を算出する(ステップS210)。
次に、遅延時間算出部33は、車両110の遅延時間を算出する(ステップS220)。実施の形態3における遅延時間は、ナビゲーションシステム10において経路案内が開始されたときの目的地への到着予定時刻と現時点での目的地への到着予定時刻との差である。以下、遅延時間の算出方法について説明する。
遅延時間算出部33は、到着予定時刻をナビゲーションシステム10から取得する。なお、到着予定時刻は、目的地までの経路を設定した際に算出された後に、ナビゲーションシステム10の所定の記憶部(不図示)に記憶される。
遅延時間算出部33は、取得した到着予定時刻と現時点における目的地への到着予定時刻の差を算出する。これにより、当初(つまり、経路案内が開始された時点)、到着予定時刻を算出した際には予期されていなかった渋滞などの交通事情による遅延時間が算出される。
次に、車車間通信送信部34および車車間通信受信部35は、対向車120と車車間通信を行う(ステップS230)。
このとき、車車間通信送信部34は、車両110が退避可能場所130まで移動するのに要する時間の情報、および、車両110の遅延時間を示す情報を対向車120の車車間通信受信部に送信する。車両110から対向車120に送信された各情報は、対向車120で実行されている優先順位決定処理に利用される。また、車車間通信受信部35は、対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間の情報、および、対向車120の遅延時間を示す情報を受信する。
次に、優先順位決定部36は、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間と対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間とを比較し、これらの差分Dが所定のしきい値T以上か否か判定する(ステップS240)。
上記差分Dが所定のしきい値T以上である場合(ステップS240においてYesの場合)、優先順位決定部36は、対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間よりも車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間の方が長いか否かを判定する(ステップS250)。
対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間よりも車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間の方が長い場合(ステップS250においてYesの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、狭路区間150を通行させる(ステップS260)。その後、自動運転支援装置30は、優先順位決定処理を終了する。
対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間よりも車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間の方が短い場合(ステップS250においてNoの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、退避可能場所130まで移動させる(ステップS280)。
その後、例えば、カウンタにより、車両110が退避可能場所130に退避している時間がカウントアップ(ステップS290)され、自動運転支援装置30は、優先順位決定処理が終了する。
車両110が退避可能場所130に退避し、対向車120が狭路区間150を通過すると、車両110は、再び、狭路区間150に進入する。
ステップS240において、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間と対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間との差分Dが所定のしきい値Tよりも小さいと判定された場合(ステップS240においてNoの場合)、優先順位決定部36は、ステップS270の処理を実行する。
すなわち、優先順位決定部36は、車両110の遅延時間の方が対向車120の遅延時間よりも長いか否かを判定する(ステップS270)。
車両110の遅延時間の方が対向車120の遅延時間よりも長い場合(ステップS270においてYesの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、狭路区間150を通行させる(ステップS260)。その後、自動運転支援装置30は、優先順位決定処理を終了する。
車両110の遅延時間の方が対向車120の遅延時間よりも短い場合(ステップS270においてNoの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、退避可能場所130に退避させる(ステップS280)。
その後、例えば、カウンタにより、車両110が退避可能場所130に退避している時間がカウントアップされ(ステップS290)、自動運転支援装置30優先順位決定処理が終了する。
以上説明したように、実施の形態3に係る自動運転支援システム100は、経路案内が開始されたときの目的地への到着予定時刻と現時点での目的地への到着予定時刻の差に基づいて狭路区間150を優先的に通行させる車両を決定している。このため、例えば、交通事情による遅延時間が累積している車両を優先的に狭路区間150を通行させることができる。
なお、上述した実施の形態3では、車両110の遅延時間の長さと対向車120の退避時間の長さとの比較(ステップS270)を実行する前に、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間と対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間との差分Dが所定のしきい値T以上であるか否かの判定(ステップS240)を実行した。
しかし、ステップS240およびステップS250の判断処理を除き、ステップS230の処理の後にステップS270に移行するようにしてもよい。
(実施の形態4)
実施の形態4に係る自動運転支援システム100は、経路案内が開始されてから車両110が現在地に到着するまでに発生した遅延時間から搭乗者の都合による遅延時間を除いた車両110の遅延時間を算出している。
自動運転支援システム100は、当該算出した遅延時間に基づいて、優先的に狭路区間150を通過させる車両を決定する。以下、実施の形態4の自動運転支援装置30が実行する優先順位決定処理について説明する。
図6は、実施の形態4に係る優先順位決定処理の流れを示すフローチャートである。実施の形態4に係る優先順位決定処理では、まず、狭路情報取得部32が、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間を算出する(ステップS310)。
次に、遅延時間算出部33は、車両110の遅延時間を算出する(ステップS320)。実施の形態4における遅延時間は、ナビゲーションシステム10において経路案内が開始されたときの目的地への到着予定時刻と現時点での到着予定時刻との差から搭乗者の都合による遅れ時間を減算した時間である。
搭乗者の都合による遅れ時間には、搭乗者の休憩のために、車両110がサービスエリア、パーキングエリア、または、コンビニエンスストアなどに停車している時間が含まれる。また、搭乗者の都合による遅れ時間には、目的地までの経路上において同乗者をピックアップする際の待機時間が含まれる。当該待機時間は、道路上で渋滞が起きていないにもかかわらず、車両110が道路上に停車している時間が計測されることによって導き出される。
なお、搭乗者の都合による遅れ時間は、逐次、ナビゲーションシステム10において計測され、所定の記憶部(不図示)に記憶されている。
次に、車車間通信送信部34および車車間通信受信部35は、対向車120と車車間通信を行う(ステップS330)。車車間通信送信部34は、経路案内が開始されたときの目的地への到着予定時刻と現時点での到着予定時刻との差から搭乗者の都合による車両110の遅れ時間を減算した時間である遅延時間を示す情報を対向車120の車車間通信受信部に送信する。車両110から対向車120に送信された各情報は、対向車120で実行されている優先順位決定処理に利用される。また、車車間通信受信部35は、対向車120の遅延時間を示す情報を受信する。
次に、優先順位決定部36は、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間と対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間とを比較し、これらの差分Dが所定のしきい値T以上か否か判定する(ステップS340)。
上記差分Dが所定のしきい値T以上である場合(ステップS340においてYesの場合)、優先順位決定部36は、対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間よりも車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間の方が長いか否かを判定する(ステップS350)。
対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間よりも車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間の方が長い場合(ステップS350においてYesの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、狭路区間150を通行させる(ステップS360)。その後、自動運転支援装置30は、優先順位決定処理を終了する。
対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間よりも車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間の方が短い場合(ステップS350においてNoの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、退避可能場所130まで移動させる(ステップS380)。
その後、例えば、カウンタにより、車両110が退避可能場所130に退避している時間がカウントアップされ(ステップS390)、自動運転支援装置30は、優先順位決定処理を終了する。
車両110が退避可能場所130に退避し、対向車120が狭路区間150を通過すると、車両110は、再び、狭路区間150に進入する。
ステップS340において、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間と対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間との差分Dが所定のしきい値Tよりも小さいと判定された場合(ステップS340においてNoの場合)、優先順位決定部36は、ステップS370の処理を実行する。
すなわち、優先順位決定部36は、車両110の遅延時間の方が対向車120の遅延時間よりも長いか否かを判定する(ステップS370)。
車両110の遅延時間の方が対向車120の遅延時間よりも長い場合(ステップS370においてYesの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、狭路区間150を通行させる(ステップS360)。その後、自動運転支援装置30は優先順位決定処理を終了する。
車両110の遅延時間の方が対向車120の遅延時間よりも短い場合(ステップS370においてNoの場合)、車両制御部37は、車両110を制御し、退避可能場所130に退避させる(ステップS380)。
その後、例えば、カウンタにより、車両110が退避可能場所130に退避している時間がカウントアップされ(ステップS390)、自動運転支援装置30は、優先順位決定処理を終了する。
以上説明したように、実施の形態4に係る自動運転支援システム100は、経路案内が開始されてから車両110が現在地に到着するまでに発生した遅延時間から搭乗者の都合による遅れ時間を除いた車両110の遅延時間を算出している。
自動運転支援システム100は、算出した当該遅延時間に基づいて、狭路区間150を優先的に通行させる車両を決定している。このため、搭乗者の都合によらず、例えば、渋滞などの交通事情による遅延時間に基づいて狭路区間150を優先的に通行させる車両を決定し、各車両の目的地への到着時刻の平準化を図ることができる。
なお、上述した実施の形態4では、車両110の遅延時間の長さと対向車120の退避時間の長さとの比較(ステップS370)を実行する前に、車両110が退避可能場所130に到達するまでに要する時間と対向車120が退避可能場所140に到達するまでに要する時間との差分Dが所定のしきい値T以上であるか否かの判定(ステップS340)を実行した。
しかし、ステップS340およびステップS350の判断処理を除き、ステップS330の処理の後にステップS370に移行するようにしてもよい。
以上、本発明に係る実施形態1〜4について図面を参照して詳述してきたが、上述した各装置の機能は、コンピュータプログラムにより実現され得る。
上述した各装置の機能をプログラムにより実現するコンピュータの読取装置が、上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置に記憶させる。あるいは、ネットワークカードが、ネットワークに接続されたサーバ装置と通信を行い、サーバ装置からダウンロードした上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記憶装置に記憶させる。
そして、CPUが、記憶装置に記憶されたプログラムをRAMにコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAMから順次読み出して実行することにより、上記各装置の機能が実現される。
<本開示のまとめ>
本開示における制御装置は、所定の区間内の第1の地点に到達した車両が該第1の地点に到達するまでに発生した第1の遅延時間を算出する遅延時間算出部と、前記第1の遅延時間、および、他の車両が前記所定の区間における第2の地点に到達するまでに発生した第2の遅延時間に基づいて、前記車両および前記他の車両のうち、何れが前記所定の区間内の退避可能場所に退避するかを決定する決定部と、を有する。
また、本開示における制御装置において、前記第1の遅延時間は、前記車両が前記退避可能場所に退避していた時間であり、前記第2の遅延時間は、前記他の車両が前記退避可能場所に退避していた時間である。
また、本開示における制御装置において、前記決定部は、前記第1の遅延時間が第1のしきい値以上である場合、前記他の車両が前記退避可能場所に退避することを決定する。
また、本開示における制御装置において、前記第1の遅延時間は、前記車両の経路案内が開始されてから前記車両が前記所定の区間に到達するまでに発生した遅延時間であり、前記第2の遅延時間は、前記他の車両の経路案内が開始されてから前記他の車両が前記所定の区間に到達するまでに発生した遅延時間である。
また、本開示における制御装置において、前記第1の遅延時間は、前記車両が走行する第1の経路の交通事情に応じて発生する遅延時間であり、前記第2の遅延時間は、前記他の車両が走行する第2の経路の交通事情に応じて発生する遅延時間である。
また、本開示における制御装置において、前記決定部は、前記車両が前記第1の地点から前記退避可能場所に到達するまでに要する時間と前記他の車両が前記第2の地点から前記退避可能場所に到達するまでに要する時間との差分が第2のしきい値よりも小さい場合、前記車両および前記他の車両のうち何れが前記所定の区間内の退避可能場所に退避するかを決定する。
また、本開示における制御装置を備えた車両。
また、本開示における制御方法は、所定の区間内の第1の地点に到達した車両が該第1の地点に到達するまでに発生した第1の遅延時間を算出し、前記第1の遅延時間、および、他の車両が前記所定の区間における第2の地点に到達するまでに発生した第2の遅延時間に基づいて、前記車両および前記他の車両のうち、何れが前記所定の区間内の退避可能場所に退避するかを決定する。
また、本開示におけるプログラムは、所定の区間内の第1の地点に到達した車両が該第1の地点に到達するまでに発生した第1の遅延時間を算出する処理と、前記第1の遅延時間、および、他の車両が前記所定の区間における第2の地点に到達するまでに発生した第2の遅延時間に基づいて、前記車両および前記他の車両のうち、何れが前記所定の区間内の退避可能場所に退避するかを決定する処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明は、狭路における車両の運転を支援する自動運転支援装置に用いられる制御装置、制御方法およびプログラム、並びに、車両に広く利用可能である。
10 ナビゲーションシステム
11 GPS受信機
12 地図データ記憶部
20 センサ
30 自動運転支援装置
31 すれ違い判定部
32 狭路情報取得部
33 遅延時間算出部
34 車車間通信送信部
35 車車間通信受信部
36 優先順位決定部
37 車両制御部
40 アクチュエータ
41 ステアリングアクチュエータ
42 アクセルアクチュエータ
43 ブレーキアクチュエータ
100 自動運転支援システム
110 車両
120 対向車
130 退避可能場所
140 退避可能場所
150 狭路区間

Claims (9)

  1. 所定の区間内の第1の地点に到達した車両が該第1の地点に到達するまでに発生した第1の遅延時間を算出する遅延時間算出部と、
    前記第1の遅延時間、および、他の車両が前記所定の区間における第2の地点に到達するまでに発生した第2の遅延時間に基づいて、前記車両および前記他の車両のうち、何れが前記所定の区間内の退避可能場所に退避するかを決定する決定部と、
    を有する制御装置。
  2. 前記第1の遅延時間は、前記車両が前記退避可能場所に退避していた時間であり、
    前記第2の遅延時間は、前記他の車両が前記退避可能場所に退避していた時間である、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記決定部は、前記第1の遅延時間が第1のしきい値以上である場合、前記他の車両が前記退避可能場所に退避することを決定する、
    請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記第1の遅延時間は、前記車両の経路案内が開始されてから前記車両が前記所定の区間に到達するまでに発生した遅延時間であり、
    前記第2の遅延時間は、前記他の車両の経路案内が開始されてから前記他の車両が前記所定の区間に到達するまでに発生した遅延時間である、
    請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記第1の遅延時間は、前記車両が走行する第1の経路の交通事情に応じて発生する遅延時間であり、
    前記第2の遅延時間は、前記他の車両が走行する第2の経路の交通事情に応じて発生する遅延時間である、
    請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記決定部は、前記車両が前記第1の地点から前記退避可能場所に到達するまでに要する時間と前記他の車両が前記第2の地点から前記退避可能場所に到達するまでに要する時間との差分が第2のしきい値よりも小さい場合、前記車両および前記他の車両のうち何れが前記所定の区間内の退避可能場所に退避するかを決定する、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の制御装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の制御装置を備えた車両。
  8. 所定の区間内の第1の地点に到達した車両が該第1の地点に到達するまでに発生した第1の遅延時間を算出し、
    前記第1の遅延時間、および、他の車両が前記所定の区間における第2の地点に到達するまでに発生した第2の遅延時間に基づいて、前記車両および前記他の車両のうち、何れが前記所定の区間内の退避可能場所に退避するかを決定する、
    制御方法。
  9. 所定の区間内の第1の地点に到達した車両が該第1の地点に到達するまでに発生した第1の遅延時間を算出する処理と、
    前記第1の遅延時間、および、他の車両が前記所定の区間における第2の地点に到達するまでに発生した第2の遅延時間に基づいて、前記車両および前記他の車両のうち、何れが前記所定の区間内の退避可能場所に退避するかを決定する処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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