JP2019174485A - 自動分析装置及び試料希釈攪拌方法 - Google Patents

自動分析装置及び試料希釈攪拌方法 Download PDF

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Abstract

【課題】自動分析装置の使用状況や検体の種類、測定項目に応じて検体の分注方式を変更し、分注不良や分析結果の補正をすることなく確実に検体の分析が可能な自動分析装置を実現する。【解決手段】制御装置216はプローブ動作制御部218Bと、シリンジ動作制御部216Cと、圧力計221が検出した圧力から検体の粘度を算出する検体粘度算出部216Dと、メモリ216Fと、検体粘度算出部216Dが算出した検体粘度に基づいてメモリ216Fに格納された分注動作パラメータから適切な分注動作を選択するパラメータ選択部216Eと、プローブ動作制御部218B、シリンジ動作制御部216C、検体粘度算出部216D、及びパラメータ選択部216Eの動作を制御する全体動作制御部216Aとを備える。全体動作制御部216Aは、分析動作部300の検出部ユニット215及び操作部223の表示部223Dの動作を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、血液等の検体を反応容器内で希釈し、分析を行う自動分析装置及び試料希釈攪拌方法に関する。
従来の自動分析装置において、分析結果の信頼性を向上させるために検体容器から検体を精度よく分注する分注機構が備えられている。この分注機構は分注ノズルとポンプまたはシリンジが流路を介して接続されており、圧力伝達媒体として水が使用される。
上記の様な分注機構において、検体の粘度が高い場合には精度よく分注が出来ない場合がある。これは、シリンジ等によって生じた圧力変動が十分に分注プローブ先端まで伝達されないうちに分注動作が終了し、所定量吸引吐出する事が出来ないことが原因である。
規定量の検体が分注されない場合、誤った分析結果を出力する可能性がある。誤分析を防ぐため、実際に分注された検体量を吸引時の圧力や分注プローブの静電容量から計算によって算出し、分析結果を補正している。
例えば、特許文献1に記載の技術では、粘度記憶部が記憶する関係を参照して、所定の吸引速度で検体を吸引した際に検体分注機構の管路内における液体の圧力を検出する検出手段が検出する圧力に対応する検体の粘度を算出する粘度算出部を備えている。
そして、特許文献1に記載の技術では、粘度算出部が算出した検体の粘度と該検体を吸引したときの吸引速度とに基づいて、測定された反応液の吸光度を、規定の分注量通りに分注することが可能な粘度である標準粘度を有する検体が該吸引した検体と同じ分注量で分注されたときに試薬と反応した場合の反応液の吸光度へ補正している。
特開2010−112832号公報
自動分析装置において、粘度が高い検体を分注する場合に分注不良を起こす原因は、シリンジ等によって生じた圧力変動が十分に分注プローブ先端まで伝達されずに分注動作が終了し、所定量吸引吐出する事が出来ないことや吐出時に分注プローブ内に検体が付着し、所定量反応容器へ検体が吐出されない事である。
特に、近年の装置の高スループット化に伴い分注に割り当てられる時間が短くなる傾向にあり、上記原因に伴う分注不良を低減する必要がある。
一方、夜間等の分析依頼の少ない時間帯は高スループットを維持する必要がないため、粘度の高い検体の分注に対して十分に時間を取り、分注不良の発生を回避して確実に分析する事が可能である。
また、緊急性の高い検体に対しては、分注不良による再検査を防ぐため確実に分析を行う必要がある。
また、測定項目によっては上記文献1のような分析結果の補正が困難な場合がある。
したがって、分析結果の補正が必要となる状況が発生することを回避するために、分注プローブによる検体の分注不良を低減する必要がある。
本発明の目的は、自動分析装置の使用状況や検体の種類、測定項目に応じて検体の分注方式を変更し、分注不良や分析結果の補正をすることなく確実に検体の分析が可能な自動分析装置及び試料希釈攪拌方法を実現することである。
上記課題を解決するために、本発明は以下のように構成される。
自動分析装置において、複数の反応容器が配置される反応ディスクと、試料分注プローブと、この試料分注プローブ内に試料及び希釈液を吸引させ、吐出させる試料吸引吐出動作機構とを有する分注機構と、上記試料分注プローブの内部圧力を検出する圧力計と、上記反応ディスク、及び上記分注機構の動作を制御する制御部と、を備え、上記制御部は、上記試料に特定の測定項目が含まれていない場合か、上記試料に特定の測定項目が複数含まれている場合か、上記試料に特定の測定項目が単数含まれている場合かを判断し、上記それぞれの場合に従って上記試料分注プローブに吸引した試料の希釈及び攪拌動作を変更する。
また、自動分析装置において、複数の反応容器が配置される反応ディスクと、試料分注プローブと、この試料分注プローブ内に試料及び希釈液を吸引させ、吐出させる試料吸引吐出動作機構とを有する分注機構と、上記試料分注プローブの内部圧力を検出する圧力計と、上記反応ディスク、及び上記分注機構の動作を制御する制御部と、を備え、上記制御部は、上記試料が緊急検体の場合か、否かの場合かを判断し、上記それぞれの場合に従って上記試料分注プローブに吸引した試料の希釈及び攪拌動作を変更する。
また、自動分析装置において、複数の反応容器が配置される反応ディスクと、試料分注プローブと、この試料分注プローブ内に試料及び希釈液を吸引させ、吐出させる試料吸引吐出動作機構とを有する分注機構と、上記試料分注プローブの内部圧力を検出する圧力計と、オペレータからの指令が入力される操作部と、上記反応ディスク、及び上記分注機構の動作を制御する制御部と、を備え、上記制御部は、上記操作部に設定されたモードが、通常モードの場合か、分注優先モードの場合かを判断し、上記それぞれの場合に従って上記試料分注プローブに吸引した試料の希釈及び攪拌動作を変更する。
本発明によれば、自動分析装置の使用状況や検体の種類、測定項目に応じて検体の分注方式を変更し、分注不良や分析結果の補正をすることなく確実に検体の分析が可能な自動分析装置及び試料希釈攪拌方法を実現することができる。
本発明の実施例1に係わる液体撹拌方法を適用した自動分析装置の概略構成図である。 本発明の実施例1における撹拌方法を実施するサンプル分注機構の概略構成図である。 本発明の実施例1における分注機構の動作フローである。 本発明の実施例1における制御装置の内部機構ブロック図である。 本発明の実施例1による分注方式における分注動作のフローチャートである。 本発明の実施例1におけるパラメータa、b、cの例を示す図である。 オペレータによるマニュアル希釈後の再分析を促すアラーム表示画面の一例を示す図である。 測定結果を出力する画面の一例を示す図である。 本発明の実施例2による分注方式における分注動作のフローチャートである。 本発明の実施例3による検体毎に分注動作を変えた場合のフローチャートである。 本発明の実施例4による操作部の表示部に表示される動作モードの選択画面を示す図である。 本発明の実施例5における自動分析装置が複数接続されたシステムの模式図である。 本発明の実施例6における検体前処理システムおよび複数の自動分析装置が接続されたシステムの構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明は、検体(試料)の特性(粘度、特定の測定項目、緊急検体)に従って、試料分注プローブに吸引した試料の希釈及び攪拌動作を制御するものである。
(実施例1)
本発明の実施例1について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係わる液体撹拌方法を適用した自動分析装置の概略構成図である。
図1において、自動分析装置200は、血液や尿などの生体サンプル(検体)を収容する複数のサンプル容器(試料容器)201が収納されたラック202と、ラック202を搬送するラック搬送ライン203と、試薬容器保管部であって検体(試料)の分析に用いる種々の試薬が収容された複数の試薬容器204が収納・保温され試薬ディスクカバー206により覆われた試薬容器ディスク205と、検体と試薬を反応するための複数の反応容器4が収納されたインキュベータディスク(反応ディスク)207と、回転駆動や上下駆動によりサンプル容器201からインキュベータディスク207に収容された反応容器4に検体を分注するサンプル分注機構(試料分注機構)208と、回転駆動や上下駆動により試薬容器204からインキュベータディスク207に収容された反応容器4に試薬を分注する試薬分注機構209と、反応液の分析を行う検出部ユニット215と、自動分析装置200全体の動作を制御する制御装置(制御部)216と、操作部223とを概略備えている。
また、自動分析装置200は、未使用である複数の反応容器4や分注チップ2、3が収納された反応容器・分注チップ収納部211、及び、その交換・補充用にスタンバイされた反応容器・分注チップ収納部210と、使用済みの分注チップ2、3及び反応容器4を廃棄するための廃棄孔212と、分注チップ2、3及び反応容器4を把持して搬送する搬送機構213とを備えている。
搬送機構213は、X軸、Y軸、Z軸方向(図示せず)に移動可能に設けられ、反応容器・分注チップ収納部211に収納された反応容器4をインキュベータディスク207に搬送したり、使用済み反応容器4を廃棄孔212に破棄したり、未使用の分注チップ2、3をチップ装着位置214に搬送したりする。
なお、自動分析装置200のうち、制御装置216及び操作部223を除いた他の機構であるラック搬送ライン203、試薬容器ディスク205、インキュベータディスク207、サンプル分注機構208、試薬分注機構209、反応液の分析を行う検出部ユニット215、搬送機構213等を分析動作部300とする。
図2は、図1に示した自動分析装置に搭載され、本発明の実施例1における撹拌方法を実施するサンプル分注機構208の概略構成図である。
図2において、サンプル分注機構208は、アーム217と、アーム217の一端に設けられ、サンプル容器201に収容された検体に浸漬して吸引する分注プローブ1と、分注プローブ(試料分注プローブ)1の先端(下端)の検体との浸漬部分に設けられたディスポーザブルの分注チップ2と、アーム217の他端に接続され、アーム217を回転駆動および上下駆動する駆動部218と、分注プローブ1と接続され配管220内の水の動作を伝達する媒体として検体を吸引吐出するシリンジ(試料吸引吐出動作機構)219と、検体吸引時の圧力を測定する圧力計221と、制御装置216に備えられ、圧力計221で測定した圧力から検体の粘度を算出する検体粘度算出部216D(後述する)と、を備えている。
次に、上述した自動分析装置において採用される検体の分注方式の具体的な例について説明する。
図3は、上記分注方式における分注機構の動作フローである。図3において、始めにステップ301にて、反応容器4に対して試薬分注機構209により前処理液または希釈液を分注する。次に、ステップ302において前処理液または希釈液が分注された反応容器4に対して分注ノズル1により検体を分注する。その後、ステップ303において前処理液または希釈液と検体の混合液の吸引及び吐出を、分注ノズル1を用いて行い、混合液を撹拌する。
図4は、制御装置216の内部機構ブロック図であり、分注機構による分注動作を制御する機能について示した図である。
図4において、制御装置216は、プローブ駆動部218の動作を制御するプローブ動作制御部216Bと、シリンジ219の動作を制御するシリンジ動作制御部216Cと、圧力計221が検出した圧力から検体の粘度を算出する検体粘度算出部216Dと、メモリ216Fと、検体粘度算出部216Dが算出した検体粘度に基づいてメモリ216Fに格納された分注動作パラメータから適切な分注動作を選択するパラメータ選択部216Eと、プローブ動作制御部216B、シリンジ動作制御部216C、検体粘度算出部216D、及びパラメータ選択部216Eの動作を制御する全体動作制御部216Aと、を備える。
全体動作制御部216Aは、分析動作部300の検出部ユニット215及び操作部223の表示部223Dの動作を制御する。また、全体制御部216Aには操作部223の操作入力部223Eからの操作入力やデータが供給される。
また、図示の簡略化のため省略したが、全体動作制御部216Aは、分析動作部300の他の構成部分の動作も制御する。
図5は、本発明の実施例1による分注方式における分注動作のフローチャートである。検体を100倍希釈する場合を例として説明する。
始めに、分析の依頼があった検体を検体分注プローブ1によって吸引する(ステップS1、S2、プローブ駆動機構218、プローブ動作制御部216B、シリンジ219、シリンジ動作制御部216Cによる動作制御)。その際、検体分注機構208に備えられた圧力計221により検体吸引時の圧力を測定し、吸引時の圧力からその検体の粘度αを検体粘度算出部216Dにより算出する(ステップS3)。
次に、パラメータ選択部216Eは、検体粘度算出部216Dが算出した粘度に基づいて、メモリ216Fに格納されたパラメータのうち、適切なパラメータを選択する(ステップS4)。
つまり、パラメータは、算出された検体の粘度に応じて希釈や撹拌の回数を変更して、検体の希釈を行うための条件である。図6は、パラメータa、b、cの例を示す図である。パラメータ毎に、希釈回数、検体吐出設定時間、攪拌回数が設定されている。図6に示した条件はメモリ216Fに格納される。
ステップS5で、算出された検体の粘度がα≦Aと判断された場合、通常の分注動作(パラメータa)で希釈を行い、粘度がα≦Aではない場合は、他のパラメータの選択を行う(符号Qで示す)。
また、ステップS13で、算出された検体の粘度がA<α≦Bの場合、撹拌の回数を通常より増やした(例:3回)分注動作(パラメータb)で希釈を行い、粘度がA<α≦Bではない場合は、他のパラメータの選択を行う(符号Qで示す)。
また、ステップS21で、算出された検体の粘度がB<α≦Cの場合、1度の分注により検体を100倍希釈し、通常より撹拌回数を増やした分注動作で希釈を行い、粘度がB<α≦Cではない場合は、他のパラメータの選択を行う(符号Qで示す)。
また、ステップS26で、算出された検知の粘度がC<αの場合、分析がキャンセルされ、C<αではない場合は、他のパラメータの選択を行う(符号Qで示す)。
上述した粘度Aを標準粘度とし、α≦Aを第1の粘度範囲とする。また、粘度Bを高粘度とし、A<α≦Bを第2の粘度範囲とする。また、粘度Cを許容最大粘度とし、B<α≦Cを第3の粘度範囲とする。そして、C<αを第4の粘度範囲とする。粘度Bは、粘度Aより高く粘度Cより低い粘度であり、例えば、粘度AとCとの中間粘度とすることができる。粘度Bが、粘度Aより高く粘度Cより低い粘度であれば、粘度AとCの中間値以外の値であってもよい。
パラメータa(通常動作)が選択された場合を説明する。
反応容器4に、希釈液が分注され、検体が吐出された後に、攪拌が1回(N=1)行われる(ステップS6、S7、S8)。この場合は、10倍希釈動作が行われる。
続いて、さらに、反応容器4に、希釈液が分注され、検体が吐出された後に、攪拌が1回(N=1)行われる(ステップS9、S10、S11)。この場合は、10倍希釈動作が行われる。
そして、ステップS12にて、検出部ユニット215により分析が行われ、ステップS29にて、表示部223Dに結果が出力される。
次に、パラメータbが選択された場合を説明する。
反応容器4に、希釈液が分注され、検体が吐出された後に、攪拌が3回(N=3)行われる(ステップS14、S15、S16)。この場合は、10倍希釈動作が行われる。
続いて、さらに、反応容器4に、希釈液が分注され、検体が吐出された後に、攪拌が3回(N=3)行われる(ステップS17、S18、S19)。この場合は、10倍希釈動作が行われる。
そして、ステップS20にて、検出部ユニット215により分析が行われ、ステップS29にて、表示部223Dに結果が出力される。
次に、パラメータcが選択された場合を説明する。
反応容器4に、希釈液が分注され、検体が吐出された後に、攪拌が3回(N=3)行われる(ステップS22、S23、S24)。この場合は、100倍希釈動作が行われる。
続いて、ステップS25にて、検出部ユニット215により分析が行われ、ステップS29にて、表示部223Dに結果が出力される。
次に、検体の粘度αがC<αの場合(ステップS26)を説明する。
検体の粘度がC<αの場合、分注不良を起こすと判断して以降の動作を中止する(ステップS27)。この際、検体粘度算出部216Dにおいて正常な分注が可能な粘度にするために必要な希釈倍率を算出し、図7に示すように表示部223Dに出力する事でオペレータによるマニュアル希釈後の再分析を促す(ステップS28)。
この方法によれば、試料の粘度によって攪拌パラメータ、特に試料の希釈倍率と吸引吐出攪拌の回数を変更する。特に、粘度が高い試料の場合、上述したように試料の粘りによってチップ内部に十分量の試料が吸引されるのに、通常試料よりも時間がかかる可能性がある。本発明では、吸引に時間がかかる可能性のある試料については、1回の希釈処理で所望の希釈率を得られるようにしておき、その分吸引時間を長く確保することによって、正確な希釈倍率の試料を得ることができるものである。
また、通常のパラメータ以外の分注パラメータで分析が行われた場合には、図8に示すように分析結果(測定結果)を出力する画面においてデータフラグを付与する。
本発明の実施例1における検体分注方式では、検体の吸引時の圧力より検体の粘度を測定し、パラメータを決定するが、自動分析装置のスケジューリングの制約上、検体吸引時にはすでにその後の分注動作を変更できない場合がある。
その場合には、対象となる検体に対して初めて吸引動作を行う際に、1回分の分注動作を使用して粘度算出のためのダミー吸引を行う。ダミー吸引により検体の粘度を算出し、パラメータを決定する。その後の同一検体の分注ではそのパラメータによって分析を行う。
本発明の実施例1によれば、自動分析装置の使用状況や検体の種類、測定項目に応じて検体の分注方式を変更し、分注不良や分析結果の補正をすることなく確実に検体の分析が可能な自動分析装置及び試料希釈攪拌方法を実現することができる。
つまり、本発明の実施例1による検体分注方式を使用する事により、これまでの画一的でスループットを優先していた分注動作では分注不良となり分析ができず、オペレータによる用手法希釈後の再分析を要していた高粘度の検体の分析が可能になる。
また、検体の粘度によって分注に要する時間が異なるため、スループットの低下を最低限にすることができ、粘度の高い検体の分析が依頼された場合に分注不良を起こすことなく確実に分析を実施することができる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。なお、自動分析装置200の全体構成、検体分注機構208、制御装置216、操作部223の構成は実施例1と同様となっているので、図示及び詳細な説明は省略する。
本発明の実施例2では、測定項目毎に希釈動作を変える場合の例である。
測定項目によっては粘度の高い検体が高い頻度で分析依頼される場合がある。例えば、脂質異常症の診断基準となるLDL−コレステロールや中性脂肪などを測定する場合、分析が依頼された時点でパラメータを設定し、検体の粘度によらず設定されたパラメータで分注動作を行うことにより、粘度算出のためのダミー吸引を省略することが可能となる。検体の粘度によらず特定のパラメータで分注される測定項目は、オペレータによって任意に選択可能である。
図9は、本発明の実施例2による分注方式における分注動作のフローチャートであり、測定項目毎に分注動作を変えた場合のフローチャートである。図9において、操作入力部223Eから、制御装置216に、ある検体の分析が依頼され、その分析依頼に、メモリ216Fに予め格納された特定の測定項目が含まれているか否かを全体動作制御部216Aが判定する(ステップS31、S32)。ステップS32において、特定の測定項目が含まれている場合は、ステップS33に進み、全体動作制御部216Aは特定の測定項目を複数含むか否かを判断する。
ステップS33において、特定の測定項目が単数含まれていると判断した場合は、ステップS34に進み、パラメータbが設定される。そして、ステップS35〜S43、S60の処理が実行される。ステップS35及びS39の検体吸引動作以外の動作であるステップS36〜S38、S40〜S43、S60は、図5のステップS14〜S20、S29と同様であるので説明は省略する。
ステップS33において、特定の測定項目が複数含まれていると判断した場合は、ステップS44に進み、パラメータcが設定される。そして、ステップS45〜S49、S60の処理が実行される。ステップS45の検体吸引動作以外の動作であるステップS46〜S49、S60は、図5のステップS22〜S25、S29と同様であるので説明は省略する。
ステップS32において、特定の測定項目が含まれていない場合は、ステップS50に進み、パラメータaが設定される。そして、ステップS51〜S60の処理が実行される。ステップS51及びS55の検体吸引動作以外の動作であるステップS52〜S54、S56〜S60は、図5のステップS6〜S8、S9〜S12、S29と同様であるので説明は省略する。
本発明の実施例2においても、実施例1と同様な効果を得ることができる。
さらに、本発明の実施例2によれば、分析の依頼があった時点で分注パラメータを設定し、その後の分析動作をスケジューリングするため、ダミー吸引を実施することによるマシンサイクルの消費を抑える事が出来る。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3について説明する。なお、自動分析装置200の全体構成、検体分注機構208、制御装置216、操作部223の構成は実施例1と同様となっているので、図示及び詳細な説明は省略する。
本発明の実施例3では、検体種別毎に希釈動作を変える場合の例である。
緊急性が高い検体の分析依頼があった場合、分析結果を迅速に出力する事が重要であるが、その検体が高粘度の検体であった場合には分注不良となり、分析が行われない可能性が高い。
検体の分注不良による分析中止が発生すると、オペレータによる用手法の希釈後に再分析を依頼するため、さらに分析結果の出力までに時間を要する。そのため、実施例3は緊急性の高い検体の分析依頼があった場合には、分注不良による分析中止を防ぐため、常に検体の粘度が高い場合に選択されるパラメータを使用して確実に分注し、分析を行う。
図10は、本発明の実施例3による、検体毎に分注動作を変えた場合のフローチャートである。
図10において、操作入力部223Eから、制御装置216に、ある検体の分析が依頼され、その分析依頼が緊急検体であるか否かを全体動作制御部216Aが判定する(ステップS31、S32E)。
ステップS32Eにおいて、分析依頼が緊急検体であると判断した場合は、ステップS44に進み、パラメータcが設定される。そして、ステップS45〜S49、S60の処理が実行される。ステップS45の検体吸引動作以外の動作であるステップS46〜S49、S60は、図5のステップS22〜S25、S29と同様であるので説明は省略する。
ステップS32Eにおいて、分析依頼が緊急検体ではないと判断した場合は、ステップS50に進み、パラメータaが設定される。そして、ステップS51〜S60の処理が実行される。ステップS51及びS55の検体吸引動作以外の動作であるステップS52〜S54、S56〜S60は、図5のステップS6〜S8、S9〜S12、S29と同様であるので説明は省略する。
本発明の実施例3によれば、緊急検体の分析が依頼された時点で、パラメータを最も高粘度の検体に対応したパラメータを設定し、分析を行うように構成されているので、緊急性の高い検体の分析依頼があった場合でも、分注不良による分析中止を防止することでき、緊急検体を確実に分注し、分析を行うことができる。
(実施例4)
次に、本発明の実施例4について説明する。なお、自動分析装置200の全体構成、検体分注機構208、制御装置216、操作部223の構成は実施例1と同様となっているので、図示及び詳細な説明は省略する。
本発明の実施例4では、自動分析装置の動作モードによって希釈動作を変える場合の例である。図11は操作部223の表示部223Dに表示される動作モードの選択画面を示す図である。
図11において、動作モードは、通常モードと分注優先モードとを備え、オペレータによって任意に選択できる。分注優先モードでは、常に最大粘度の検体の依頼があった場合の分注パラメータ(パラメータc)を使用して分注動作を行う。通常モードでは、通常パラメータ(パラメータa)を使用して分注動作を行う。
夜間や休日など自動分析装置の稼働率が低い時間帯には、自動分析装置の処理能力を最大にする通常動作モードではなく、分注不良による分析中止を防ぐ分注優先モードに切り替えて自動分析装置を運用することができる。
自動分析装置の稼働率の低い時間帯は、オペレータの数が少なく、分注不良により検体が分析されない場合には対応が遅れる可能性がある。
本発明の実施例4によれば、上記のような場合に分注優先モードを設定する事により、オペレータは装置を常に監視することなく運用することが出来る。
(実施例5)
次に、本発明の実施例5について説明する。
本発明の実施例5は、自動分析装置同士が複数接続されたモジュラーシステム(自動分析システム)における分注方法およびシステム内のデータのやり取りに関する例である。
図12は、本発明の実施例5における自動分析装置が複数接続されたシステムの模式図である。自動分析装置401、402、403は、実施例1に示した例と同様な構成であり、装置毎に、制御装置216と同様な制御装置407、408、409を有する。また、システムとして制御部410および操作部411を有する。検体の分注処理は、図5、図9、図10に示した動作フローに従って行われる。
検体を収容する検体容器は、オペレータにより検体投入部404により投入され、検体収納部405に収納される。そして、検体は、検体収納部405から検体搬送部406を通してそれぞれの自動分析装置401、402、403へ搬送される。
次に、一つの検体に対して複数の自動分析装置401、402、403で分析をする場合について説明する。検体は始めに分析装置401に搬送され、分注が行われる。この際、実施例1に従い検体の粘度を測定し、その粘度に応じた分注パラメータにより分析を行う。この時、分析装置401の制御装置407はその検体の粘度と使用した分注パラメータをシステムの制御部410に報告する。その後、制御部410はその検体の分析が予定されている分析装置402、403の制御装置408、409へその検体の粘度と分析装置401で使用された分注パラメータのデータを転送する。分析装置402及び403は制御部410より転送されたデータを基に分注を行う。
分析装置401、402、403が同一型式の場合は共通の分注パラメータを持つため、転送された分注パラメータをそのまま使用する。一方、それぞれの分析装置が同一型式でない場合、転送された検体の粘度を基に装置内の制御装置でそれぞれの装置に適切な分注パラメータを選択し、分注を行う。
初めに分析が行われる自動分析装置で測定された粘度がそれぞれの自動分析装置の分注可能粘度の上限を超える場合、その時点で当該自動分析装置での分析はキャンセルされ、図7に示したようにアラームを操作部411の表示部に出力する事でオペレータによるマニュアル希釈後の再分析を促す。
本発明の実施例5においては、実施例1と同様な効果を得ることができる。さらに、本発明の実施例5においては、複数接続された自動分析装置401〜403のうち、最初に検体分注動作を行った分析装置の検体粘度情報と使用した分注パラメータが他の自動分析装置にデータ転送されるため、分析動作時間を短縮化することができるという効果が得られる。
(実施例6)
次に、本発明の実施例6について説明する。
本発明の実施例6では、検体前処理システム及び自動分析装置が接続された場合の分注方法およびシステム内のデータのやり取りに関する例(検体前処理自動分析システム)である。
図13は、本発明の実施例6における検体前処理システムおよび複数の自動分析装置が接続されたシステムの構成例を示す図である。複数の自動分析装置505a、505b、505cは、それぞれ実施例5に示した例と同様な構成である。
図13において、検体前処理システム501に投入された検体は、各モジュール501a〜501eにおいて遠心分離や試験管の開栓、子検体へ分注等、が行われた後に搬送ライン504を介して自動分析装置505a〜505cへ搬送され分析が行われる。各モジュール501a〜505cは、図1に示した自動分析装置の構成のうち、少なくとも、検体分注機構207と、インキュベータディスク207と同様な構成の子検体への分注機構と、図4に示した制御装置216と同様な構成を有し、検体(試料)の粘度を算出することができる制御装置や圧力計とを備えている。
検体を収容する検体容器の検体ラックは、検体搬送ライン504によりモジュール501a〜505cに搬送され、かつ、子検体容器に分注された検体容器が検体搬送ラインにより、自動分析装置505a〜505cへ搬送される。
検体前処理システム501が親検体を子検体へ分注する機能を有する場合、検体前処理システム501の制御部502は実施例1と同様な方法に従い各モジュール(各検体前処理装置)において各検体の粘度を測定する。検体の粘度情報は検体前処理システム501の制御部502から自動分析装置の制御部506へ送られる。自動分析装置の制御部506は分析開始前に制御部502から転送された粘度情報に基づき、図5、図9、図10に示したフロー(ただし、検体の粘度算出は不要である)に従って分注パラメータを選択する。
検体搬送システム上で検体粘度がそれぞれの自動分析装置の分注可能粘度の上限を超えると予め判明した場合、当該の自動分析装置での分析はスキップされ、図7のようにアラームを操作部507の表示部に出力する事でオペレータによるマニュアル希釈後の再分析を促す。その場合、自動分析装置505a〜505cの試薬や消耗品を無駄に消費せず、スループットを落とさずに運用することが出来る。
また、検体前処理システムにおいて各検体に検体情報を記憶可能な媒体、例えばRFIDタグが付与される場合、検体前処理システム501で検体の粘度情報を記録媒体内に格納する。検体が前処理され、長期保管された後に分析を行う際には、検体前処理システムまたは自動分析装置上で粘度情報を読取、分注パラメータを選択する。それにより、システム内に情報を保存する必要がなく、再度検体粘度を測定する事がないため、スループットを落とさずに運用することができる。
1・・・分注プローブ、2、3・・・分注チップ、4、5・・・反応容器、200・・・自動分析装置、201・・・サンプル容器、202・・・ラック、203・・・ラック搬送ライン、204・・・試薬容器、205・・・試薬容器ディスク、206・・・試薬ディスクカバー、207・・・インキュベータディスク、208・・・検体分注機構(サンプル分注機構)、209・・・試薬分注機構、210、211・・・反応容器・分注チップ収納部、212・・・廃棄孔、213・・・搬送機構、214・・・チップ装着位置、215・・・検出部ユニット、216・・・制御装置、216A・・・全体制御部、216B・・・プローブ動作制御部、216C・・・シリンジ動作制御部、216D・・・検体粘度算出部、216E・・・パラメータ選択部、216F・・・メモリ、217・・・アーム、218・・・上下回転駆動部、219・・・シリンジ(試料吸引吐出動作機構)、220・・・配管、221・・・圧力計、223・・・操作部、223D・・・表示部、223E・・・操作入力部、300・・・分析動作部、401、402、403・・・自動分析装置、404・・・検体投入部、405・・・検体収納部、406・・・検体搬送ライン、407、408、409・・・自動分析装置制御装置、410・・・モジュラーシステム制御部、411・・・操作部、501・・・検体前処理システム、502・・・検体前処理システム制御部、503・・・検体前処理システム操作部、504・・・検体搬送ライン、505a〜505c・・・自動分析装置、506・・・自動分析装置制御部、507・・・自動分析装置操作部

Claims (3)

  1. 複数の反応容器が配置される反応ディスクと、
    試料分注プローブと、この試料分注プローブ内に試料及び希釈液を吸引させ、吐出させる試料吸引吐出動作機構とを有する分注機構と、
    上記試料分注プローブの内部圧力を検出する圧力計と、
    上記反応ディスク、及び上記分注機構の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    上記制御部は、上記試料に特定の測定項目が含まれていない場合か、上記試料に特定の測定項目が複数含まれている場合か、上記試料に特定の測定項目が単数含まれている場合かを判断し、上記それぞれの場合に従って上記試料分注プローブに吸引した試料の希釈及び攪拌動作を変更することを特徴とする自動分析装置。
  2. 複数の反応容器が配置される反応ディスクと、
    試料分注プローブと、この試料分注プローブ内に試料及び希釈液を吸引させ、吐出させる試料吸引吐出動作機構とを有する分注機構と、
    上記試料分注プローブの内部圧力を検出する圧力計と、
    上記反応ディスク、及び上記分注機構の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    上記制御部は、上記試料が緊急検体の場合か、否かの場合かを判断し、上記それぞれの場合に従って上記試料分注プローブに吸引した試料の希釈及び攪拌動作を変更することを特徴とする自動分析装置。
  3. 複数の反応容器が配置される反応ディスクと、
    試料分注プローブと、この試料分注プローブ内に試料及び希釈液を吸引させ、吐出させる試料吸引吐出動作機構とを有する分注機構と、
    上記試料分注プローブの内部圧力を検出する圧力計と、
    オペレータからの指令が入力される操作部と、
    上記反応ディスク、及び上記分注機構の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    上記制御部は、上記操作部に設定されたモードが、通常モードの場合か、分注優先モードの場合かを判断し、上記それぞれの場合に従って上記試料分注プローブに吸引した試料の希釈及び攪拌動作を変更することを特徴とする自動分析装置。
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