JP2019173464A - 仮設建物の壁構造とその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内壁下地材の取り付けを不要にでき、良好な施工性を有する仮設建物の壁構造とその施工方法を提供すること。【解決手段】外壁柱2と、外壁面材と、外壁柱よりも水平断面における高さの低い複数の外壁下地材3とを備え、外壁柱2の室内側に上ランナー10と下ランナーを有し、それぞれの外壁下地材3の室内側の側面に上下方向に間隔を置いて複数段のスペーサー8を有し、それぞれの段のスペーサー8に対してそれぞれ共通する横目地40が取り付けられており、下ランナー10と横目地40、上ランナーによって、下方の内壁面材20A、上方の内壁面材が挟まれて固定され、上下方向に並ぶ複数の内壁面材によって内壁面材ユニットが形成され、複数の内壁面材ユニットが外壁柱2の並び方向に配設されて仮設建物の壁構造が形成される。【選択図】図7

Description

本発明は、仮設建物の壁構造とその施工方法に関する。
屋外イベントのための仮設アリーナや、震災後において早急な施工を要する仮設住宅、仮設の宿泊施設等、様々な用途に仮設建物が供されており、また施工が予定されている。ここで、図1を参照して、従来の仮設建物の壁構造の一例を説明する。図1は、従来の仮設建物の壁構造の横断面図であり、この横断面(水平断面)を上から見た図である。
図1に示す仮設建物の壁構造200は、金属サイディングボードや窯業系サイディングボード等からなる外壁面材1が、軽量鉄骨の角形鋼管等からなる外壁柱2にビス止めされ、内壁面材6も同様に外壁柱2に固定されるとともに、内壁面材6はさらに複数の軽量溝形鋼等からなる内壁下地材4に固定されてその全体が構成されている。外壁面材1は、外壁柱2のみならず、外壁柱2の間に配設されている軽量溝形鋼等からなる外壁下地材(間柱)3にも固定されている。外壁柱2の室外側面には、例えば乾式の縦目地1aを介してその左右に外壁面材1が取り付けられている。
また、外壁柱2の側面には側方に張出すプレート2aが溶接されており、外壁面材1の幅方向端部には、軽量溝形鋼等からなる鉛直方向に延びた取付け縦胴縁1bがビス止めされており、外壁柱2には外壁面材1が直接ビス止めされるとともに、取付け縦胴縁1bがプレート2aにボルト固定されることにより、外壁柱2に対する外壁面材1の取付けが図られている。尚、外壁面材1と外壁下地材3や取付け縦胴縁1bを含めて、外壁パネルと称することができる。
壁構造200の下端と上端には、外壁面材1の幅方向に延びる断面コの字状のランナーがコの字の開口を内壁下地材4側に向けた姿勢で敷設されており、複数の内壁下地材4は、これら上下に位置する断面コの字状のランナーに嵌め込まれ、固定されている。尚、図1には、上下のランナーのうち、下方のランナー5を示している。内壁面材6は、外壁柱2に固定されるとともに、上下のランナーに固定されている複数の内壁下地材4に固定されている。すなわち、図1に示すように、外壁柱2と外壁下地材3の各壁厚方向の寸法t1、t2は相互に相違するのが一般的であり、より詳細には外壁柱2の寸法t1が相対的に大きくなるのが一般的であることから、内壁面材6を外壁柱2と外壁下地材3の双方の室内側面で固定することができない。そのため、従来の壁構造200では、内壁面材6を外壁柱2に固定するとともに、外壁柱2の室内側面と面一に配設された複数の内壁下地材4にて固定する構成が採用されている。
また、内壁面材6には、石膏ボードやケイカル板(ケイ酸カルシウム板)が一般に適用されることから、内壁面材6の室内側の表面には、クロスなどの仕上げ材6aが一般に設けられる。また、内壁面材6が石膏ボード等から形成されていることから、外壁面材1と内壁面材6の間の壁空間には、グラスウール等の断熱材7が充填されて仮設建物の断熱性を保証している。
このように、従来の仮設建物の壁構造200では、内壁面材6を固定するための複数の内壁下地材4を必須の構成としており、仮設建物でありながら壁構造200の形成に際して部品点数(特に、軽量形鋼の部品点数)が多くなるといった課題を有している。そして、供用期間が比較的短い仮設建物でありながらも、内壁面材6を外壁柱2や内壁下地材4にビス等で強固に固定することから、壁構造200の施工や解体に手間と時間を要するといった課題を有している。
また、内壁面材6の表面に仕上げ材6aを設ける必要があり、さらには、外壁面材1と内壁面材6の間の壁空間に断熱材7を充填する必要があることから、内壁下地材4の設置と断熱材7の設置に起因して施工工程が多くなるといった課題も有している。
ここで、吸音断熱材を建築物の内壁面に対して所定の間隔を設けて取付け可能とした吸音断熱材取付け具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−54707号公報
しかしながら、仮に特許文献1に記載の吸音断熱材取付け具を従来の仮設建物の壁構造に適用したとしても、内壁面材を固定するための複数の内壁下地材の取り付けを解消することはできず、仮設建物の壁構造において部品点数が多いといった課題や施工工程が多いといった課題を解消することはできない。
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、内壁下地材の取り付けを不要にでき、良好な施工性を有する仮設建物の壁構造とその施工方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成すべく、本発明による仮設建物の壁構造の一態様は、
所定間隔を置いて配設された複数の外壁柱と、
複数の前記外壁柱に固定される外壁面材と、
前記外壁柱間に配設されて前記外壁面材を固定する、該外壁柱よりも水平断面における高さの低い複数の外壁下地材と、を備え、
前記外壁柱の室内側の上下位置に上ランナーと下ランナーを有し、
それぞれの前記外壁下地材の室内側の側面に上下方向に間隔を置いて複数段のスペーサーを有し、それぞれの段の前記スペーサーに対してそれぞれ共通する横目地が取り付けられており、
前記下ランナーと前記横目地によって上下から下方の内壁面材が挟まれて固定され、前記上ランナーと前記横目地によって上下から上方の内壁面材が挟まれて固定され、上下方向に並ぶ複数の前記内壁面材によって内壁面材ユニットが形成されており、
複数の前記内壁面材ユニットが、前記外壁柱の並び方向に配設されていることを特徴とする。
本態様によれば、内壁下地材を不要としながら、室内側面が面一となっていない外壁柱と外壁下地材のうち、水平断面における高さの低い(外壁面材から内壁面材までの寸法が小さい)外壁下地材の室内側面にスペーサーを取付けたことにより、外壁柱と外壁下地材に対して内壁面材を固定することができる。尚、本態様の壁構造を有する仮設建物は、仮設住宅や仮設アリーナ等の供用期間の比較的短い仮設建物の他にも、ビル等の地下や屋上に設けられた機械室等、一般建物の居室等に付随する非居住施設等を含んでいる。
ここで、上ランナーと下ランナーの間には、複数段の横目地が配設されており、各横目地は、複数の外壁下地材に取付けられているスペーサーに固定されている。すなわち、鉛直方向に延設する各外壁下地材の室内側の側面には、複数段の横目地に対応した位置にスペーサーが取付けられている。
本態様の仮設建物の壁構造では、上ランナーと横目地と下ランナーとによって、内壁面材を上下から挟み込んで固定することにより、外壁柱や外壁下地材(に取付けられているスペーサー)に対して内壁面材の固定が図られる。
また、本発明による仮設建物の壁構造の他の態様は、前記下方の内壁面材と前記上方の内壁面材の間に中間の内壁面材を更に有し、上下関係にある前記横目地によって上下から該中間の内壁面材が挟まれて固定されていることを特徴とする。
本態様によれば、内壁面材ユニットが、上方の内壁面材と下方の内壁面材に加えて、1つもしくは2以上の中間の内壁面材から形成されることにより、1つの内壁面材の寸法を搬送や組み付けに好適な寸法に設定することができる。尚、中間の内壁面材が1つの場合は、内壁面材ユニットを横切る横目地は2つであり、中間の内壁面材が2つの場合は、横目地が3つとなる。
また、本発明による仮設建物の壁構造の他の態様は、隣接する前記内壁面材ユニットの間に、縦目地が差し込まれていることを特徴とする。
本態様によれば、上下に並ぶ内壁面材から形成される内壁面材ユニットと内壁面材ユニットの間に縦目地が差し込まれていることにより、室内側への内壁面材の倒れ防止を補強しながら、縦目地を設けることによって内壁面材ユニットの横方向への並びに対してアクセントを付与でき、室内側からの意匠性を高めることができる。
また、本発明による仮設建物の壁構造の他の態様において、前記横目地は、前記スペーサーに固定される固定片と、該固定片から室内側に延出して前記内壁面材の上端もしくは下端を挟み込む挟み込み片と、を有し、該挟み込み片は、先端側の上下の側面において前記内壁面材の端部と係合する凹凸を有していることを特徴とする。
本態様によれば、横目地の有する挟み込み片がその先端側の上下の側面に凹凸を備えていることにより、凹凸が内壁面材の端部に嵌まり込むことによって横目地と内壁面材の係合状態を形成することができる。
また、本発明による仮設建物の壁構造の他の態様において、前記横目地は樹脂材料から形成されており、該横目地の前記挟み込み片と前記内壁面材が鋲で固定されていることを特徴とする。
本態様によれば、横目地が樹脂材料から形成されていることにより、横目地と内壁面材を鋲にて固定することができる。ここで、「鋲」には、通常の画鋲の他、床材にカーペットを固定するカーペット鋲などが含まれる。
また、本発明による仮設建物の壁構造の他の態様において、前記縦目地は、室内側に露出して隣接する前記内壁面材ユニットを室内側から支持する支持片と、該支持片から延出して隣接する前記内壁面材ユニットの間に差し込まれる差し込み片と、を有し、該差し込み片は、先端側の左右の側面において前記内壁面材の端面と係合する凹凸を有していることを特徴とする。
本態様によれば、縦目地の有する差し込み片が内壁面材の端面と係合する凹凸を有していることにより、隣接する内壁面材ユニット間に縦目地を差し込んだだけで、縦目地を内壁面材ユニットに固定することができる。尚、各横目地が、例えば外壁柱と外壁柱の間の長さを有していることにより、外壁柱の中央位置で水平方向に延びる横目地は縁切りされる。そして、水平方向に縁切りされたそれぞれの横目地の間に、縦目地の先端が入り込むような構造を形成できるため、横目地と縦目地が相互に干渉することを解消できる。このことに関し、従来の壁構造では、横目地と縦目地を共に外壁柱やスペーサー等に固定していたために、横目地と縦目地の干渉部位が必ず生じ、干渉位置においていずれか一方を切断する等の処置が必要になっていた。
また、本発明による仮設建物の壁構造の他の態様において、前記上ランナーと前記下ランナーはいずれも、雌ランナーと、該雌ランナーに係合する雄ランナーと、を有し、
前記仮設建物の上下位置にある構成部材に対して取り付けられている前記上ランナーと前記下ランナーの有する前記雌ランナーと前記雄ランナーのいずれか一方に対して、前記内壁面材の上端もしくは下端を挟み込むようにして前記雌ランナーと前記雄ランナーの他方が係合していることを特徴とする。
本態様によれば、上ランナーと下ランナーが共に、相互に係合する雌ランナーと雄ランナーを有し、仮設建物の上下位置にある構成部材に対して予め雌ランナーと雄ランナーのいずれか一方が取付けられていて、内壁面材設置後に雌ランナーと雄ランナーの他方が係合されて上ランナーと下ランナーが形成されることにより、比較的硬質の内壁面材を取付ける場合に、取付け性が良好になる。なお、比較的軟質な内壁面材を適用する場合は、従来の上下に開口を向けた断面コの字状の上ランナー及び下ランナーを適用しても、内壁面材を変形させながら上ランナー等に差し込むことができる。
また、本発明による仮設建物の壁構造の他の態様は、前記内壁面材がグラスウールボードであることを特徴とする。
本態様によれば、グラスウールボードからなる内壁面材を有することにより、内壁面材そのものが断熱性能を有しており、従って、外壁面材と内壁面材の間の壁空間に断熱材を充填施工することを不要にしながら、仮設建物の断熱性を保証することができる。また、内壁面材がグラスウールボードゆえに、石膏ボードのように表面仕上げ材の施工も不要にできる。これらのことから、従来の仮設建物の壁構造に比べて施工工程を低減することができ、かつシンプルでありながら断熱性に優れた壁構造を提供することができる。さらに、グラスウールボードは吸音性と不燃性を有することから、吸音性と不燃性を有する内壁面材を備えた仮設建物の壁構造を形成することができる。
また、本発明による仮設建物の壁構造の施工方法の一態様は、
所定間隔を置いて配設された複数の外壁柱と、複数の前記外壁柱に固定される外壁面材と、前記外壁柱間に配設されて前記外壁面材を固定する、該外壁柱よりも水平断面における高さの低い複数の外壁下地材と、を備え、該外壁柱と該外壁下地材の室内側に内壁面材を取り付けて仮設建物の壁構造を施工する、仮設建物の壁構造の施工方法であって、
前記外壁柱の室内側の上下位置に上ランナーと下ランナーを取り付け、それぞれの前記外壁下地材の室内側の側面に複数段のスペーサーを取付ける、ランナー及びスペーサー取り付け工程と、
前記下ランナーに下方の内壁面材を取り付け、それぞれの前記スペーサーに対して共通する横目地を取り付けることにより、前記下ランナーと前記横目地によって上下から該下方の内壁面材を挟んで固定する、下方の内壁面材固定工程と、
前記下方の内壁面材の上方にある前記横目地の上に中間の内壁面材を載置し、前記スペーサーに対して共通する横目地を取り付けることにより、上下の前記横目地によって上下から該中間の内壁面材を挟んで固定する、中間の内壁面材固定工程と、
前記中間の内壁面材の上方にある前記横目地の上に上方の内壁面材を載置し、前記上ランナーと前記横目地によって上下から該上方の内壁面材を挟んで固定することにより、上下方向に並ぶ複数の前記内壁面材によって内壁面材ユニットを形成する、内壁面材ユニット形成工程と、
2以上の前記内壁面材ユニット形成工程によって複数の前記内壁面材ユニットを形成し、隣接する該内壁面材ユニットの間に縦目地を差し込んで仮設建物の壁構造を施工することを特徴とする。
本態様によれば、上ランナーと下ランナーとスペーサーを取付けた後、下ランナーに対して下方の内壁面材を取付け、横目地、中間の内壁面材、横目地を順に取付け、さらに上方の内壁面材を上ランナーに取り付けることにより、上下方向に並ぶ複数の内壁面材からなる内壁面材ユニットを効率的に施工することができる。このようにして室内側に内壁面材ユニットを水平方向に並べて複数の内壁面材ユニットを施工した後、隣接する内壁面材ユニット間に縦目地を差し込んで内壁が施工されることから、仮設建物の壁構造を形成する内壁を効率的に施工することができ、従って、仮設建物の壁構造の全体を効率的に施工することができる。
また、この施工方法において、既述するように、例えば外壁柱と外壁柱の芯間の長さを有している横目地を適用することにより、外壁柱の中央位置において水平方向に延びる横目地の間に隙間が形成される(縁切りされる)。そして、水平方向に並ぶ横目地の間の隙間に、縦目地の先端を入り込ませるような構成を形成できるため、横目地と干渉させることなく、後施工される縦目地の差し込みを行うことができる。
また、仮設建物の壁構造を解体する際には、本態様による施工方法の反対の手順にて各構成部材の取り外しを行うことにより、各構成部材を破損させることなく、壁構造の解体を行うことができる。従って、取り外し後の各構成部材の再利用が可能になる。
また、本発明による仮設建物の壁構造の施工方法の他の態様において、前記横目地は樹脂材料から形成され、前記スペーサーに固定される固定片と、該固定片から室内側に延出して前記内壁面材の上端もしくは下端を挟み込む挟み込み片と、を有しており、
前記横目地の前記挟み込み片と前記内壁面材を鋲で固定することを特徴とする。
本態様によれば、樹脂材料から形成される横目地の挟み込み片と内壁面材を鋲で固定することにより、より一層良好な施工性が得られる。
以上の説明から理解できるように、本発明の仮設建物の壁構造とその施工方法によれば、内壁下地材の取り付けを不要にしながら、良好な施工性を有し、さらには解体後の各構成部材の再利用が可能になる。
従来の仮設建物の壁構造の一例の横断面図である。 実施形態に係る仮設建物の壁構造の施工方法の一例の工程図である。 スペーサーの一例の斜視図である。 図2に続いて仮設建物の壁構造の施工方法の一例の工程図である。 壁構造の下端(床側)の一例の縦断面図である。 横目地の一例の斜視図である。 図4に続いて仮設建物の壁構造の施工方法の一例の工程図である。 図7に続いて仮設建物の壁構造の施工方法の一例の工程図である。 図8の状態における壁構造の縦断面図である。 壁構造の上端(天井側)の一例の縦断面図である。 図7に続いて仮設建物の壁構造の施工方法の一例の工程図であって、縦目地を取付ける前の壁構造を室内側から見た斜視図である。 縦目地の一例の斜視図である。 図11に続いて仮設建物の壁構造の施工方法の一例の工程図であって、実施形態に係る仮設建物の壁構造の一例を室内側から見た斜視図である。 縦目地が配設されている領域のうち、下方の内壁面材の途中で切断した横断面図である。 縦目地が配設されている領域のうち、下方の内壁面材の上方にある横目地の上から見た横断面図である。
以下、実施形態に係る仮設建物の壁構造とその施工方法について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く場合がある。
[実施形態に係る仮設建物の壁構造とその施工方法]
図2乃至図15を参照して、実施形態に係る仮設建物の壁構造の一例とその施工方法の一例を説明する。
図2において、2本の軽量鉄骨の角形鋼管等からなる外壁柱2の間に、軽量リップ溝形鋼からなる4本の外壁下地材3が配設され、外壁下地材3同士は連続する溝形鋼91にて一体に連結された構面の一部を示す。この構面内には、丸鋼等からなるブレース92が配設されている。
仮設建物の壁構造の施工方法では、まず、図2に示すように、壁構造を形成する外壁柱2と外壁下地材3を建て込み、外壁柱2と外壁下地材3に不図示の外壁面材を取付けると共に、外壁柱2等の室内側にはブレース92を取付ける。
さらに、外壁柱2の下端の室内側の側面に、下ランナーを形成する雌ランナー11を配設し、床板等に対してビス等にて固定する。この雌ランナー11は後述する雄ランナーや、後述する横目地や縦目地と同様に樹脂材料から形成されている。この樹脂材料は特に限定されるものではないが、ポリエチレンやポリプロピレン等、適度の硬度を有し、適度の変形性能を有する樹脂材料が好ましい。尚、図1に示す従来の壁構造のように、下ランナーと上ランナーが共に断面コの字状の金物ランナーから形成されてもよい。
また、図2に示すように、各外壁下地材3において、複数の共通するレベル位置にスペーサー8を取付ける。図2には、2つのレベル位置において、各外壁下地材3に対してスペーサー8が取付けられている状態を示している。
ここで、図3において、スペーサーの一例の斜視図を示す。図示するスペーサー8は全体として金物から形成されており、不図示の横目地が取付けられるビス孔81aが開設されている取付け片81と、取付け片81に対して溶接等にて固定されている調整ボルト84と、調整ボルト84に螺合して回転しながら取付け片81との離間が調整される係合本体82と、を有する。尚、取付け片81にビス孔81aが開設されていなくてもよい。
係合本体82は、外壁下地材8のリップが挿通されるリップ挿通口85と、リップ挿通口85に連通して溝形鋼の立片を調整ボルト83の端面とともに挟み込む係合口84と、を有する。各外壁下地材8を形成する溝形鋼のリップをリップ挿通口85に挿通させ、係合口84に挿入されている溝形鋼の立片に対して、取付け片81を回転させながら調整ボルト84を立片に当接させ、さらに押圧させることにより、外壁下地材3の所定の位置においてスペーサー8の取付けが行われる。以上が、実施形態に係る施工方法における、ランナー及びスペーサー取り付け工程となる。
次に、図4に示すように、下ランナー10の雌ランナー11の上に下方の内壁面材20Aを載置し、雌ランナー11に雄ランナー12を嵌め込むことによって下ランナー10を形成すると共に、下ランナー10にて下方の内壁面材20Aを下方位置にて固定する。内壁面材20Aの横方向の長さは、隣接する2つの外壁柱2の芯間距離に相当する長さに設定されている。図4に示すように、下方の内壁面材20Aが固定された状態において、下方の内壁面材20Aの上端から、各スペーサー8の有する取付け片81の上方の一部が露出しており、ビス孔81aが同様に露出している。このように、下方の内壁面材20Aを取付けた際に、ビス孔81aが上方に露出ように各スペーサー8を対応する外壁下地材3に取付けておく。
内壁面材20Aにはグラスウールボードが適用される。ここで、適用されるグラスウールボードとしては、旭ファイバーグラス株式会社製のアクリア(登録商標)シリーズの、例えばアクリアGC等を適用できる。尚、以下で示す他の内壁面材20B,20Cにも同様にグラスウールボードが適用されるが、内壁面材20Aを代表的に取り上げて説明する。
内壁面材20Aにグラスウールボードを適用することにより、内壁面材20Aそのものが断熱性能を有することとなり、従って、外壁面材1と内壁面材20Aの間の壁空間において、図1に示す壁構造200のように断熱材7を充填施工することを不要にできる。また、内壁面材20Aがグラスウールボードであることから、図1に示す壁構造200の有する内壁面材6である石膏ボードのように、表面仕上げ材の施工も不要にできる。
これらのことから、グラスウールボードからなる内壁面材20Aを有する壁構造では、従来の仮設建物の壁構造200に比べて、施工工程を低減することができ、内部構成を可及的にシンプルにしながらも、断熱性に優れた壁構造を形成できる。
図5は、壁構造の下端(床側)の一例の縦断面図である。下ランナー10の雌ランナー11は床板30にビス留めされ、この上に、下方の内壁面材20Aが載置された後、雌ランナー11に対して室内空間側から雄ランナー12を嵌め込むことにより、下ランナー10が形成される。尚、図示例は、雌ランナー11を床板30に固定し、雄ランナー12を嵌め込む形態であるが、雄ランナー12が床板30に固定され、雌ランナー11を嵌め込む形態であってもよい。図5において、外壁面材3の外側に固定されている外壁面材1の下方には、土台水切り1bが取付けられている。
図4に示すように、下ランナー10に対して下方の内壁面材20Aを取付けた後、内壁面材20Aの上端を横目地を介してスペーサー8に取付ける。ここで、図6は、横目地の一例を示す斜視図である。
図示する横目地40は、スペーサー8の取付け片81に固定される固定片41と、固定片41から室内側に延出して内壁面材20Aの上端を挟み込む挟み込み片42と、を有する。挟み込み片42は、先端側の上下の側面において、内壁面材20A(及び図8に示す内壁面材20B)の端部と係合する凹凸43を有する。また、横目地40は既述するように樹脂材料から形成されている。
図7に示すように、横目地40の固定片41を内壁面材20Aの上端の裏側に入れ込み、背面に位置する各スペーサー8の取付け片81に対してビス等で固定する。さらに、横目地40の挟み込み片42に鋲44を打ち込み、鋲44で横目地40と内壁面材20Aを接続する。横目地40が樹脂材料にて形成されており、内壁面材20Aもグラスウールボードから形成されていることから、挟み込み片42の上から鋲44をグラスウールボードの内部まで容易に刺し込むことができる。また、この際、挟み込み片42の有する凹凸43が内壁面材20Aに嵌まり込むことにより、横目地40と内壁面材20Aが強固に係合される。
また、図7に示すように、内壁面材20の横方向の長さと同様に、横目地40の長手方向の長さも、隣接する2つの外壁柱2の芯間距離に相当する長さに設定されている。図示する左右いずれか一方の外壁柱2と、不図示の他の外壁柱2との間にも同様に横目地40が配設されるが、外壁柱2の中央位置において横目地40が縁切りされていることにより、後施工にて取付けられる縦目地と横目地40が干渉することが無くなる。このことは、以下の縦目地の取付けを説明する箇所で詳説する。以上が、実施形態に係る施工方法における、下方の内壁面材固定工程となる。
次に、図8に示すように、横目地40の上に中間の内壁面材20Bを載置する。内壁面材20Bを載置した状態において、下方の内壁面材20Aを取付けた際と同様、内壁面材20Bの上方から各スペーサー8の有する取付け片81の上方の一部が露出しており、ビス孔81aが同様に露出している。図示を省略するが、図7と同様に、取付けられた中間の内壁面材20Bの上端に横目地を載置し、横目地をビス等にてスペーサー8に固定する。
このように、中間の内壁面材20Bについては、上下の横目地40によって挟み込まれることにより、上下の横目地40の挟み込み片42の有するそれぞれの凹凸43が内壁面材20Bの上下端にそれぞれ嵌まり込み、上下の横目地40と内壁面材20Bが強固に係合され、中間の内壁面材20Bが固定される。
図9は、図8の状態における壁構造の縦断面図である。横目地40の挟み込み片42と下方の内壁面材20Aが鋲44で固定されるとともに、挟み込み片42の先端の上下の側面にある凹凸43が下方の内壁面材20Aの上端面および中間の内壁面材20Bの下端面にそれぞれ嵌まり込み、係合していることが分かる。中間の内壁面材20Bは、1つであってもよいし、上下方向に2つ以上取付けられてもよい。以上が、実施形態に係る施工方法における、中間の内壁面材固定工程となる。
最上段の中間の内壁面材20Bの上に横目地40が取付けられた後、図10に示すように、上方の内壁面材20Cを上ランナー50を形成する雌ランナー51の下面に嵌め込み、雌ランナー51に対して室内側から雄ランナー52を差し込むことにより、上ランナー50を形成するとともに上方の内壁面材20Cが固定される。上ランナー50は、例えば石膏ボード等からなる天井面材70の端部に係止されている。不図示のH形鋼等からなる天井梁から吊りボルト75が吊持されており、吊りボルト75にハンガー74が接続され、ハンガー74に野縁受け73が支持されると共に、野縁受け73に野縁72が支持されている。そして、天井面材70は、複数の野縁72に固定されている。
上方の内壁面材20Cが最上段の中間の内壁面材20Bと上ランナー50に挟み込まれて固定されることにより、下ランナー10と、上ランナー50と、外壁下地材3に固定されているスペーサー8に接続された横目地40と、により、下方の内壁面材20Aと、中間の内壁面材20Bと、上方の内壁面材20Cが上下方向に並んだ姿勢で固定される。
図11は、縦目地を取付ける前の壁構造を室内側から見た斜視図である。図11に示すように、下方の内壁面材20Aと、中間の内壁面材20Bと、上方の内壁面材20Cとにより、内壁面材ユニット20が形成される。以上が、実施形態に係る施工方法における、内壁面材ユニット形成工程となる。
内壁面材ユニット形成工程を2回以上繰り返し実行することにより、図11に示すように、仮設建物の室内側において、複数の内壁面材ユニット20を水平方向に並設して施工する。尚、壁の各所に適宜窓が設けられるが、その図示は省略する。
次に、図12を参照して、隣接する内壁面材ユニット20の間に差し込まれる縦目地について説明する。図示する縦目地60は、支持片61と、支持片61から延出して隣接する内壁面材ユニットの間に差し込まれる差し込み片62とを有する。また、差し込み片62は、その先端側の左右の側面において、内壁面材20の端面と係合する凹凸63を有している。
図11に示すように、隣接する内壁面材ユニット20の間に、図12に示す縦目地60を差し込み片62から差し込むようにして縦目地60を取付けることにより、図13に示す仮設建物の壁構造100が施工される。図13に示すように、支持片61は室内側に露出し、左右の内壁面材ユニット20を室内側から支持する。
図14は、縦目地が配設されている領域のうち、下方の内壁面材の途中で切断した横断面図である。図14に示すように、差し込み片62の有する左右の凹凸63が左右の内壁面材ユニット20(図14では、下方の内壁面材20Aを示す)の端面に係合することにより、差し込まれただけの縦目地60が左右の内壁面材ユニット20から係脱することなく、左右の内壁面材ユニット20を室内側から支持することができる。すなわち、縦目地60により、内壁面材ユニット20を形成する個々の内壁面材20A、20B,20Cがユニットから抜けることを防止できる。
図15は、縦目地が配設されている領域のうち、下方の内壁面材の上方にある横目地の上から見た横断面図である。図15に示すように、水平方向に延びる横目地40は、外壁柱2の芯付近で縁切りされており、図示するように、それぞれの端面の間に若干の隙間Gを有する。施工の最後に取付けられる縦目地60は、横目地40がない断面では図14に示すように相互に密着した内壁面材ユニット20の間に差し込まれ、横目地40がある断面では図15に示すように隙間Gの間に差し込まれる。このように、縦目地60の差し込みに際して、既に取付けられている横目地40と後施工される縦目地60が干渉することはない。
図示する施工方法によれば、従来構造の仮設建物の有する内壁下地材の取り付けを不要としながら、良好な施工性の下で壁構造100を施工することができる。そして、仮設建物の供用期間が終了し、仮設建物を解体する際には、壁構造100を施工する順序の逆の順序で解体を行うことにより、各構成部材を破損させることなく、従って再利用可能な状態で解体を行うことができる。
図示する壁構造100を有する仮設建物は、供用期間が比較的短い仮設住宅や仮設の宿泊施設等は勿論のこと、ビル等の地下や屋上に設けられた機械室等の一般建物に付随する非居住施設も含んでいる。壁構造100がグラスウールボードからなる内壁面材20A,20B,20Cを有することにより、仮設建物は、断熱性のみならず、吸音性も備えた仮設建物となる。従って、仮設の居住施設の他にも、断熱性と音漏れ防止性の双方が要求される仮設の会議室等に好適に用いられる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に対し、その他の構成要素が組み合わされるなどした他の実施形態であってもよく、また、本発明はここで示した構成に何等限定されるものではない。この点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
例えば、図示例の仮設建物の壁構造100では、内壁面材ユニット20が、下方の内壁面材20Aと、中間の内壁面材20Bと、上方の内壁面材20Cとを有しているが、内壁面材ユニット20が下方の内壁面材20Aと上方の内壁面材20Cのみを有する形態であってもよい。また、図示例の仮設建物の壁構造100は縦目地60を有しているが、縦目地60を有していない仮設建物の壁構造(図11に示す状態)であってもよい。
1:外壁面材、1a:縦目地、10:下ランナー、11:雌ランナー、12:雄ランナー、2:外壁柱、3:外壁下地材(間柱)、20:内壁面材ユニット、20A:下方の内壁面材(内壁面材、グラスウールボード)、20B:中間の内壁面材(内壁面材、グラスウールボード)、20C:上方の内壁面材(内壁面材、グラスウールボード)、40:横目地、41:固定片、42:挟み込み片、43:凹凸、44:鋲、50:上ランナー、51:雌ランナー、52:雄ランナー、60:縦目地、61:支持片、62:差し込み片、63:凹凸、70:天井面材、8:スペーサー、81:取付け片、82:係合本体、83:調整ボルト、84:係合口、85:リップ挿通口、100:仮設建物の壁構造(壁構造)

Claims (10)

  1. 所定間隔を置いて配設された複数の外壁柱と、
    複数の前記外壁柱に固定される外壁面材と、
    前記外壁柱間に配設されて前記外壁面材を固定する、該外壁柱よりも水平断面における高さの低い複数の外壁下地材と、を備え、
    前記外壁柱の室内側の上下位置に上ランナーと下ランナーを有し、
    それぞれの前記外壁下地材の室内側の側面に上下方向に間隔を置いて複数段のスペーサーを有し、それぞれの段の前記スペーサーに対してそれぞれ共通する横目地が取り付けられており、
    前記下ランナーと前記横目地によって上下から下方の内壁面材が挟まれて固定され、前記上ランナーと前記横目地によって上下から上方の内壁面材が挟まれて固定され、上下方向に並ぶ複数の前記内壁面材によって内壁面材ユニットが形成されており、
    複数の前記内壁面材ユニットが、前記外壁柱の並び方向に配設されていることを特徴とする、仮設建物の壁構造。
  2. 前記下方の内壁面材と前記上方の内壁面材の間に中間の内壁面材を更に有し、上下関係にある前記横目地によって上下から該中間の内壁面材が挟まれて固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の仮設建物の壁構造。
  3. 隣接する前記内壁面材ユニットの間に、縦目地が差し込まれていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の仮設建物の壁構造。
  4. 前記横目地は、前記スペーサーに固定される固定片と、該固定片から室内側に延出して前記内壁面材の上端もしくは下端を挟み込む挟み込み片と、を有し、該挟み込み片は、先端側の上下の側面において前記内壁面材の端部と係合する凹凸を有していることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の仮設建物の壁構造。
  5. 前記横目地は樹脂材料から形成されており、該横目地の前記挟み込み片と前記内壁面材が鋲で固定されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の仮設建物の壁構造。
  6. 前記縦目地は、室内側に露出して隣接する前記内壁面材ユニットを室内側から支持する支持片と、該支持片から延出して隣接する前記内壁面材ユニットの間に差し込まれる差し込み片と、を有し、該差し込み片は、先端側の左右の側面において前記内壁面材の端面と係合する凹凸を有していることを特徴とする、請求項3、請求項3に従属する請求項4又は5のいずれか一項に記載の仮設建物の壁構造。
  7. 前記上ランナーと前記下ランナーはいずれも、雌ランナーと、該雌ランナーに係合する雄ランナーと、を有し、
    前記仮設建物の上下位置にある構成部材に対して取り付けられている前記上ランナーと前記下ランナーの有する前記雌ランナーと前記雄ランナーのいずれか一方に対して、前記内壁面材の上端もしくは下端を挟み込むようにして前記雌ランナーと前記雄ランナーの他方が係合していることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の仮設建物の壁構造。
  8. 前記内壁面材がグラスウールボードであることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の仮設建物の壁構造。
  9. 所定間隔を置いて配設された複数の外壁柱と、複数の前記外壁柱に固定される外壁面材と、前記外壁柱間に配設されて前記外壁面材を固定する、該外壁柱よりも水平断面における高さの低い複数の外壁下地材と、を備え、該外壁柱と該外壁下地材の室内側に内壁面材を取り付けて仮設建物の壁構造を施工する、仮設建物の壁構造の施工方法であって、
    前記外壁柱の室内側の上下位置に上ランナーと下ランナーを取り付け、それぞれの前記外壁下地材の室内側の側面に複数段のスペーサーを取付ける、ランナー及びスペーサー取り付け工程と、
    前記下ランナーに下方の内壁面材を取り付け、それぞれの前記スペーサーに対して共通する横目地を取り付けることにより、前記下ランナーと前記横目地によって上下から該下方の内壁面材を挟んで固定する、下方の内壁面材固定工程と、
    前記下方の内壁面材の上方にある前記横目地の上に中間の内壁面材を載置し、前記スペーサーに対して共通する横目地を取り付けることにより、上下の前記横目地によって上下から該中間の内壁面材を挟んで固定する、中間の内壁面材固定工程と、
    前記中間の内壁面材の上方にある前記横目地の上に上方の内壁面材を載置し、前記上ランナーと前記横目地によって上下から該上方の内壁面材を挟んで固定することにより、上下方向に並ぶ複数の前記内壁面材によって内壁面材ユニットを形成する、内壁面材ユニット形成工程と、
    2以上の前記内壁面材ユニット形成工程によって複数の前記内壁面材ユニットを形成し、隣接する該内壁面材ユニットの間に縦目地を差し込んで仮設建物の壁構造を施工することを特徴とする、仮設建物の壁構造の施工方法。
  10. 前記横目地は樹脂材料から形成され、前記スペーサーに固定される固定片と、該固定片から室内側に延出して前記内壁面材の上端もしくは下端を挟み込む挟み込み片と、を有しており、
    前記横目地の前記挟み込み片と前記内壁面材を鋲で固定することを特徴とする、請求項9に記載の仮設建物の壁構造の施工方法。
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