JP2019172512A - 合わせガラス - Google Patents

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Abstract

【課題】車内からの投影像を反射して情報を表示する表示領域にフィルムが配置された合わせガラスにおいて、HUD像の歪みを低減すること。【解決手段】本合わせガラスは、車外側ガラス板と車内側ガラス板との間に中間膜を有する合わせガラスであって、車内からの投影像を反射して情報を表示する表示領域を備え、前記表示領域の少なくとも一部において、前記車外側ガラス板及び前記車内側ガラス板のうち何れか一方のガラス板と前記中間膜との間に、前記一方のガラス板に第1の接着層で接着されたフィルムが配置され、前記第1の接着層の厚みが6μm以上25μm未満である。【選択図】図3

Description

本発明は、合わせガラスに関する。
近年、車両のフロントガラスに画像を反射させて運転者の視界に所定の情報を表示するヘッドアップディスプレイ(以下、HUDとも言う。)の導入が進んでいる。HUDにおける課題の一つはHUD像の視認性の向上であり、そのために合わせガラスにフィルムを封入し、フィルムが配置された領域に車内からの投影像を反射して情報を表示する技術が知られている。
合わせガラスに封入するフィルムは様々であるが、例えば、P偏光を反射するフィルムが挙げられる。合わせガラスにP偏光を反射するフィルムを封入し、HUDの光源をP偏光にすることで、像の偏光状態がP偏光となるため、偏光サングラス下でのHUD像の視認性を向上することができる。
特表2006−512622号公報
しかしながら、合わせガラス内にフィルムを配置する場合、フィルムの平滑度合いがHUD像の歪みに直接的に影響する。フィルムの平滑度合いは、フィルムを固定するための接着層の仕様に依存するが、接着層の仕様を曲面を有する合わせガラスに最適化する十分な検討はなされておらず、HUD像の歪みは十分に低減されていない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、車内からの投影像を反射して情報を表示する表示領域にフィルムが配置された合わせガラスにおいて、HUD像の歪みを低減することを目的とする。
本合わせガラスは、車外側ガラス板と車内側ガラス板との間に中間膜を有する合わせガラスであって、車内からの投影像を反射して情報を表示する表示領域を備え、前記表示領域の少なくとも一部において、前記車外側ガラス板及び前記車内側ガラス板のうち何れか一方のガラス板と前記中間膜との間に、前記一方のガラス板に第1の接着層で接着されたフィルムが配置され、前記第1の接着層の厚みが6μm以上25μm未満であることを要件とする。
開示の一実施態様によれば、車内からの投影像を反射して情報を表示する表示領域にフィルムが配置された合わせガラスにおいて、HUD像の歪みを低減することができる。
車両用のフロントガラスを例示する図であり、フロントガラスを車室内から車室外に視認した様子を模式的に示した図(その1)である。 車両用のフロントガラスを例示する図であり、フロントガラスを車室内から車室外に視認した様子を模式的に示した図(その2)である。 図1(a)に示すフロントガラス20をXZ方向に切ってY方向から視た部分断面図である。 図1(a)と同様の形状のフロントガラス20AをXZ方向に切ってY方向から視た部分断面図である。 図1(a)と同様の形状のフロントガラス20BをXZ方向に切ってY方向から視た部分断面図である。 図1(a)と同様の形状のフロントガラス20CをXZ方向に切ってY方向から視た部分断面図である。 実施例及び比較例について説明する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。なお、ここでは、車両用のフロントガラスを例にして説明するが、これには限定されず、本実施の形態に係る合わせガラスは、車両用のフロントガラス以外にも適用可能である。又、図では本発明の内容を理解しやすいように、大きさや形状を一部誇張している。
〈第1の実施の形態〉
図1及び図2は、車両用のフロントガラスを例示する図であり、フロントガラスを車室内から車室外に視認した様子を模式的に示した図である。
図1(a)に示すように、フロントガラス20は、HUDで使用するHUD表示領域Rと、HUDで使用しないHUD表示外領域R(透視領域)とを備えている。HUD表示領域Rは、車内からの投影像を反射して情報を表示する表示領域である。HUD表示領域Rは、車内に配置されたHUDを構成する鏡を回転させ、JIS R3212のV1点から見た際に、HUDを構成する鏡からの光がフロントガラス20に照射される範囲とする。又、本明細書において、透視領域とはJIS R3211で定められる試験領域Cの領域を指す。
フロントガラス20の周縁部に黒セラミック層29が存在することが好ましい。黒セラミック層29は、黒セラミック印刷用インクをガラス面に塗布し、これを焼き付けることにより形成することができる。フロントガラス20の周縁部に黒色不透明な黒セラミック層29が存在することにより、フロントガラス20の周縁部を車体に保持するウレタン等の樹脂が紫外線により劣化することを抑制できる。黒セラミック層29は、ガラス板210の車内側面、もしくはガラス板220の車内側面、もしくはその両方に存在することが好ましい。
HUD表示領域Rは、例えば、フロントガラス20の下方に位置しており、HUD表示外領域Rはフロントガラス20のHUD表示領域Rの周囲に位置している。図1(a)の例では、HUD表示領域R及びその近傍領域にはフィルム240が設けられている。フィルム240は、黒セラミック層29にオーバーラップする部分を有していない。
フィルム240は、例えば、図1(b)に示すように、HUD表示領域Rの全体及びHUD表示外領域Rの全体を含み、外周部が黒セラミック層29の内周部にオーバーラップするように配置されてもよい。又、フィルム240は、例えば、図1(c)に示すように、HUD表示領域Rの全体及びHUD表示外領域Rの全体を含み、外周部が黒セラミック層29の略全体とオーバーラップするように配置されてもよい。
フィルム240は、例えば、図2(a)に示すように、HUD表示領域R及びその近傍領域を含み、下辺部と一方の側辺部が黒セラミック層29の内周部にオーバーラップするように配置されてもよい。又、フィルム240は、例えば、図2(b)に示すように、HUD表示領域R及びその近傍領域を含み、下辺部が黒セラミック層29の内周部にオーバーラップするように配置されてもよい。又、フィルム240は、例えば、図2(c)に示すように、HUD表示領域R及びその近傍領域を含み、下辺部と両方の側辺部が黒セラミック層29の内周部にオーバーラップするように配置されてもよい。
なお、HUD表示領域は1か所には限定されず、例えば、Z方向の複数個所に分けて配置されてもよいし、Y方向の複数個所に分けて配置されてもよい。HUD表示領域が複数個所に分けて配置されている場合、HUD表示領域の少なくとも一部にフィルム240が設けられていればよく、HUD表示領域全体にフィルム240が設けられていることが好ましい。
図3は、図1(a)に示すフロントガラス20をXZ方向に切ってY方向から視た部分断面図である。図3に示すように、フロントガラス20は、車内側ガラス板であるガラス板210と車外側ガラス板であるガラス板220との間に中間膜230とフィルム240と接着層250とを有する合わせガラスである。なお、各断面図では接着層250の両端に空隙があるが、各断面図は本発明の積層構成を理解しやすいように模式的に記載したものであり、実際の合わせガラスでは当該空隙には中間膜230が充填する。
なお、ここでは、図1(a)に示すフロントガラス20の部分断面図について説明するが、図1(b)、図1(c)、及び図2(a)〜図2(c)についてもフィルム240の大きさや黒セラミック層29とのオーバーラップの状態が異なるのみであり、フロントガラス20としての基本的な断面形状は同一である。
フロントガラス20のHUD表示領域Rにおいて、ガラス板210と中間膜230との間に、フィルム240及び接着層250が配置されている。フィルム240の車内側の面は接着層250でガラス板210の車外側の面に接着されている。フィルム240の車外側の面は、中間膜230でガラス板220の車内側の面に接着されている。
フィルム240は、車内からの投影像を反射する可視光制御フィルムであり、所定の条件下で視認性を向上する等の所定の機能を有していれば特に限定されないが、例えば、P偏光反射フィルム、ホログラムフィルム、散乱型透明スクリーン、HUD向け増反射フィルム等が挙げられる。フィルム240の厚みは、例えば、25μm以上200μm以下程度とすることができる。フィルム240は、可視光に対して透明である。
なお、フィルム240がP偏光反射フィルムである場合、フィルム240がフロントガラス20に封入された状態において、入射角がブリュースター角でのP偏光の反射率が5%以上であることが好ましい。P偏光の反射率が5%以上であれば、HUD像を視認することができる。
接着層250の材料は、フィルム240を固着する機能を有していれば特に限定されないが、例えば、アクリル系、アクリレート系、ウレタン系、ウレタンアクリレート系、エポキシ系、エポキシアクリレート系、ポリオレフィン系、変性オレフィン系、ポリプロピレン系、エチレンビニルアルコール系、塩化ビニル系、クロロプレンゴム系、シアノアクリレート系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリスチレン系、ポリビニルブチラール系の材料が挙げられる。接着層250の材料は、可視光に対して透明である。又、接着層250の材料は、合わせガラスを製造する工程の前の常温状態において接着性を有していないことが望ましい。
接着層250の厚みは、6μm以上25μm未満である。接着層250の厚みを6μm以上とすることで、合わせガラス作製時の圧着の際に、接着層250がガラス板210とフィルム240との熱収縮率差を緩和するため、フィルム240の車内側及び車外側の面の平滑性が維持され、HUD像の歪を低減することができる。又、接着層250の厚みを6μm以上とすることで、高温高湿の環境下で繰り返し使用した際の接着層250のエッジ劣化を抑制することができる。
又、接着層250の厚みを25μm未満とすることで、フィルム240の車内側及び車外側の面がガラス板210の車外側の平滑面に追従するため、フィルム240の車内側及び車外側の面の平滑性が維持され、HUD像の歪を低減することができる。特に、凹面鏡等で拡大した画像を曲面の合わせガラスで更に拡大させて反射させる構成では、フィルム240の車内側及び車外側の面の僅かなうねりがHUD像に大きな歪を生じさせるため、フィルム240の車内側及び車外側の面の平滑性を向上することが極めて重要である。接着層250の厚みを25μm未満とすることで、凹面鏡等で拡大した画像を曲面の合わせガラスで更に拡大させて反射させる際にも、HUD像の歪を低減することができる。
又、接着層250の厚みは、6μm以上20μm以下であることがより好ましく、6μm以上15μm以下であることが更に好ましい。上記範囲であれば、フィルム240の車内側及び車外側の面がガラス板210の車外側の平滑面にいっそう追従しやすくなるため、フィルム240の車内側及び車外側の面の平滑性が更に向上し、HUD像の歪を更に低減することができる。
又、接着層250の厚みをt[mm]、ヤング率をE[N/mm]としたときに、tとEとの関係が、E ≧5×10−12を満たしていることが好ましい。ここで、本願におけるヤング率EはJIS Z0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」8節における「切断するまでの最大荷重」をその時の「伸び」で除し、更に試験片の「初期断面積」で除したものである。この式を満たす範囲内において、接着層250の厚みtが薄くてもヤング率Eが大きければ接着層250の剛性を確保でき、接着層250の厚みtが厚ければヤング率Eが小さくても接着層250のHUD像の歪を低減するために必要な剛性を確保できる。
なお、5×10−12の値は、HUD像に歪が生じない接着層250の剛性に基づいて実験的に求めたものであり、tとEとの関係が、E ≧5×10−11を満たしていることがより好ましく、tとEとの関係が、E ≧5×10−10を満たしていることが更に好ましく、tとEとの関係が、E ≧5×10−9を満たしていることが特に好ましい。又、Eは5kPa以上であることが好ましく、10kPa以上であることがより好ましく、20kPa以上であることが更に好ましい。
又、HUDのFOV(Field Of View:視野角)が4deg×1deg以上の場合、フロントガラス20に従来よりも大きなHUD像を投影することになりフィルム240がうねりやすくなるため、接着層250の厚みを制御してHUD像の歪を低減する意義が大きくなる。HUDのFOVが5deg×1.5deg以上、6deg×2deg以上、7deg×3deg以上となるにつれて、フロントガラス20に従来よりもいっそう大きなHUD像を投影することになり、フィルム240のうねりによるHUD像の歪が目立ちやすくなるため、接着層250の厚みを制御してHUD像の歪を低減する意義がいっそう大きくなる。
又、接着層250において、面内方向(厚み方向に対して垂直な方向)の550nmにおける主屈折率の差が0.1以内であることが好ましい。フィルム240よりも車内側に位置する接着層250が上記条件を満たすことで、フィルム240に達するP偏光の偏光状態に与える影響を低減することができる。
フロントガラス20において、車両の内側となるガラス板210の一方の面であるフロントガラス20の内面21と、車両の外側となるガラス板220の一方の面であるフロントガラス20の外面22とは、平面であっても湾曲面であっても構わない。なお、ガラス板210の一方の面(内面21)及びその反対面である他方の面は平滑である。又、ガラス板220の一方の面(外面22)及びその反対面である他方の面は平滑である。
HUD表示領域において、フロントガラス20の垂直方向の曲率は半径4000mm以上20000mm以下であることが好ましく、半径6000mm以上20000mm以下であることがより好ましい。又、HUD表示領域において、フロントガラス20の水平方向の曲率は半径1000mm以上10000mm以下であることが好ましい。垂直方向及び水平方向の曲率が上記の範囲内であれば、フィルム240に投影したHUD像の歪みを低減できる。半径が小さいとフィルムにしわが入りやすくなってしまう。
ガラス板210及び220としては、例えば、ソーダライムガラス、アルミノシリケート、有機ガラス等を用いることができる。ガラス板210及び220は、例えば、フロート法によって製造することができる。
フロントガラス20の外側に位置するガラス板220の板厚は、最薄部が1.8mm以上3mm以下であることが好ましい。ガラス板220の板厚が1.8mm以上であると、耐飛び石性能等の強度が十分であり、3mm以下であると、合わせガラスの質量が大きくなり過ぎず、車両の燃費の点で好ましい。ガラス板220の板厚は、最薄部が1.8mm以上2.8mm以下がより好ましく、1.8mm以上2.6mm以下が更に好ましい。
フロントガラス20の内側に位置するガラス板210の板厚は、0.3mm以上2.3mm以下であることが好ましい。ガラス板210の板厚が0.3mm以上であることによりハンドリング性がよく、2.3mm以下であることによりフロントガラス20の質量が大きくなり過ぎない。
ガラス板210の板厚を0.3mm以上2.3mm以下とすることで、ガラス品質(例えば、残留応力)を維持することができる。ガラス板210の板厚を0.3mm以上2.3mm以下とすることは、曲がりの深いガラスにおけるガラス品質(例えば、残留応力)の維持に特に有効である。ガラス板210の板厚は、0.5mm以上2.1mm以下がより好ましく、0.7mm以上1.9mm以下が更に好ましい。
但し、ガラス板210及び220の板厚は常に一定ではなく、必要に応じて場所毎に変わってもよい。例えば、ガラス板210及び220の一方又は両方が、フロントガラス20を車両に取り付けたときの垂直方向の上端側の厚さが下端側よりも厚い断面視楔状の領域を備えていてもよい。
フロントガラス20が湾曲形状である場合、ガラス板210及び220は、フロート法等による成形の後、中間膜230による接着前に、曲げ成形される。曲げ成形は、ガラスを加熱により軟化させて行われる。曲げ成形時のガラスの加熱温度は、大凡550℃〜700℃である。
ガラス板210とガラス板220とを接着する中間膜230としては熱可塑性樹脂が多く用いられ、例えば、可塑化ポリビニルアセタール系樹脂、可塑化ポリ塩化ビニル系樹脂、飽和ポリエステル系樹脂、可塑化飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、可塑化ポリウレタン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体系樹脂等の従来からこの種の用途に用いられている熱可塑性樹脂が挙げられる。又、特許第6065221号に記載されている変性ブロック共重合体水素化物を含有する樹脂組成物も好適に使用できる。
これらの中でも、透明性、耐候性、強度、接着力、耐貫通性、衝撃エネルギー吸収性、耐湿性、遮熱性、及び遮音性等の諸性能のバランスに優れることから、可塑化ポリビニルアセタール系樹脂が好適に用いられる。これらの熱可塑性樹脂は、単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。上記可塑化ポリビニルアセタール系樹脂における「可塑化」とは、可塑剤の添加により可塑化されていることを意味する。その他の可塑化樹脂についても同様である。
上記ポリビニルアセタール系樹脂としては、ポリビニルアルコール(以下、必要に応じて「PVA」と言うこともある)とホルムアルデヒドとを反応させて得られるポリビニルホルマール樹脂、PVAとアセトアルデヒドとを反応させて得られる狭義のポリビニルアセタール系樹脂、PVAとn−ブチルアルデヒドとを反応させて得られるポリビニルブチラール樹脂(以下、必要に応じて「PVB」と言うこともある)等が挙げられ、特に、透明性、耐候性、強度、接着力、耐貫通性、衝撃エネルギー吸収性、耐湿性、遮熱性、及び遮音性等の諸性能のバランスに優れることから、PVBが好適なものとして挙げられる。なお、これらのポリビニルアセタール系樹脂は、単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。但し、中間膜230を形成する材料は、熱可塑性樹脂には限定されない。
中間膜230の膜厚は、最薄部で0.5mm以上であることが好ましい。中間膜230の膜厚が0.5mm以上であるとフロントガラスとして必要な耐貫通性が十分となる。又、中間膜230の膜厚は、最厚部で3mm以下であることが好ましい。中間膜230の膜厚の最大値が3mm以下であると、合わせガラスの質量が大きくなり過ぎない。中間膜230の最大値は2.8mm以下がより好ましく、2.6mm以下が更に好ましい。
但し、中間膜230の膜厚は常に一定ではなく、必要に応じて場所毎に変わってもよい。例えば、中間膜230がフロントガラス20を車両に取り付けたときの垂直方向の上端側の厚さが下端側よりも厚い断面視楔状の領域を備えていてもよい。
なお、中間膜230は、3層以上の層を有していてもよい。例えば、中間膜を3層から構成し、真ん中の層の硬度を可塑剤の調整等により両側の層の硬度よりも低くすることにより、合わせガラスの遮音性を向上できる。この場合、両側の層の硬度は同じでもよいし、異なってもよい。
中間膜230を作製するには、例えば、各中間膜となる上記の樹脂材料を適宜選択し、押出機を用い、加熱溶融状態で押し出し成形する。押出機の押出速度等の押出条件は均一となるように設定する。その後、押し出し成形された樹脂膜を、フロントガラス20のデザインに合わせて、上辺及び下辺に曲率を持たせるために、例えば必要に応じ伸展することで、中間膜230が完成する。
合わせガラスを作製するには、ガラス板210とガラス板220との間に、中間膜230、フィルム240及び接着層250(接着層250は予めフィルム240の一方の側に設けておく)を挟んで積層体とし、例えば、この積層体をゴム袋の中に入れ、−65〜−100kPaの真空中で温度約70〜110℃で接着する。
更に、例えば100〜150℃、圧力0.6〜1.3MPaの条件で加熱加圧する圧着処理を行うことで、より耐久性の優れた合わせガラスを得ることができる。但し、場合によっては工程の簡略化、並びに合わせガラス中に封入する材料の特性を考慮して、この加熱加圧工程を使用しない場合もある。
なお、本発明の効果を損なわない範囲で、ガラス板210とガラス板220との間に、中間膜230及びフィルム240の他に、赤外線反射、発光、発電、調光、可視光反射、散乱、加飾、吸収等の機能を持つフィルムやデバイスを有していてもよい。
このように、車内からの投影像を反射して情報を表示するHUD表示領域にフィルム240が配置されたフロントガラス20において、ガラス板210とフィルム240とを接着する接着層250の厚みを6μm以上25μm未満とすることにより、HUD像の歪みを低減することができる。
〈第1の実施の形態の変形例1〉
第1の実施の形態の変形例1では、フィルムと中間膜との間にも接着層を設ける例を示す。なお、第1の実施の形態の変形例1において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図4は、図1(a)と同様の形状のフロントガラス20AをXZ方向に切ってY方向から視た部分断面図である。
図4に示すフロントガラス20Aは、フィルム240と中間膜230との間に接着層260を設けた点がフロントガラス20(図3参照)と相違する。図4に示すように、フロントガラス20Aは、車内側ガラス板であるガラス板210と車外側ガラス板であるガラス板220との間に中間膜230とフィルム240と接着層250及び260とを有する合わせガラスである。
フロントガラス20AのHUD表示領域Rにおいて、ガラス板210と中間膜230との間に、フィルム240並びに接着層250及び260が配置されている。フィルム240の車内側の面は接着層250でガラス板210の車外側の面に接着されている。フィルム240の車外側の面は、接着層260で中間膜230の車内側の面に接着されている。
フィルム240と中間膜230とが直接は接着されにくい場合があり、その場合には接着層260を設けてフィルム240の車外側の面を中間膜230の車内側の面に接着することが好ましい。
接着層250の材料や厚みは、第1の実施の形態で示した通りである。接着層260の材料は、第1の実施の形態で接着層250の材料として例示した材料の中から適宜選択することができる。
接着層260の厚みは、1μm以上25μm未満であることが好ましい。接着層260の厚みを1μm以上とすることで、高温高湿下での接着層の劣化を防止する効果が得られる。
又、接着層260の厚みを25μm未満とすることで、合わせガラスの製造工程での脱気性向上、及び透視歪低減の効果が得られる。又、接着層260の厚みを25μm未満とすることで、凹面鏡等で拡大した画像を曲面の合わせガラスで更に拡大させて反射させる際にも、HUD像の歪を低減することができる。
接着層260の厚みは、1μm以上20μm以下であることがより好ましく、1μm以上15μm以下であることが更に好ましい。上記範囲であれば、合わせガラスの製造工程での脱気性向上、及び透視歪低減の効果が更に得られるとともに、HUD像の歪を更に低減することができる。
又、接着層260の厚みをt[mm]、ヤング率をE[N/mm]としたときに、tとEとの関係が、E ≧5×10−12を満たしていることが好ましい。ここで、本願におけるヤング率EはJIS Z0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」8節における「切断するまでの最大荷重」をその時の「伸び」で除し、更に試験片の「初期断面積」で除したものである。この式を満たす範囲内において、接着層260の厚みtが薄くてもヤング率Eが大きければ接着層260の剛性を確保でき、接着層260の厚みtが厚ければヤング率Eが小さくても接着層260の剛性を確保できる。なお、5×10−12の値は、HUD像に歪が生じないフィルム240の剛性に基づいて実験的に求めたものであり、tとEとの関係が、E ≧5×10−11を満たしていることがより好ましく、tとEとの関係が、E ≧5×10−10を満たしていることが更に好ましく、tとEとの関係が、E ≧5×10−9を満たしていることが特に好ましい。又、Eは5kPa以上であることが好ましく、10kPa以上であることがより好ましく、20kPa以上であることが更に好ましい。
又、接着層250の厚みと接着層260の厚みの総和は、7μm以上25μm未満であることが好ましい。接着層250の厚みと接着層260の厚みの総和が上記範囲であれば、フィルム240の車内側及び車外側の面がガラス板210の車内側の平滑面及びガラス板220の車外側の平滑面に追従するため、フィルム240の車内側及び車外側の面の平滑性が維持され、HUD像の歪を低減することができる。特に、凹面鏡等で拡大した画像を曲面の合わせガラスで更に拡大させて反射させる構成では、フィルム240の車内側及び車外側の面の僅かなうねりがHUD像に大きな歪を生じさせるため、フィルム240の車内側及び車外側の面の平滑性を向上することが極めて重要である。接着層250の厚みと接着層260の厚みの総和を上記範囲とすることで、凹面鏡等で拡大した画像を曲面の合わせガラスで更に拡大させて反射させる際にも、HUD像の歪を低減することができる。
このように、フィルム240と中間膜230とを接着する接着層260を設けてもよい。この場合にも、接着層250及び260の厚みを上記のように制御することにより、HUD像の歪みを低減することができる。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、車外側のガラス板と中間膜との間に接着層及びフィルムを設ける例を示す。なお、第2の実施の形態において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図5は、図1(a)と同様の形状のフロントガラス20BをXZ方向に切ってY方向から視た部分断面図である。図5に示すように、フロントガラス20Bは、車内側ガラス板であるガラス板210と車外側ガラス板であるガラス板220との間に中間膜230とフィルム240と接着層250を有する合わせガラスである。
フロントガラス20BのHUD表示領域Rにおいて、ガラス板220と中間膜230との間に、フィルム240及び接着層250が配置されている。フィルム240の車内側の面は中間膜230でガラス板210の車外側の面に接着されている。フィルム240の車外側の面は、接着層250でガラス板220の車内側の面に接着されている。接着層250の材料や厚みは、第1の実施の形態で示した通りである。
このように、中間膜230よりもガラス板220側にフィルム240を配置してもよい。この場合にも、接着層250の厚みを第1の実施の形態と同様に制御することにより、HUD像の歪みを低減することができる。
〈第2の実施の形態の変形例1〉
第2の実施の形態の変形例1では、フィルムと中間膜との間にも接着層を設ける例を示す。なお、第2の実施の形態の変形例1において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図6は、図1(a)と同様の形状のフロントガラス20CをXZ方向に切ってY方向から視た部分断面図である。
図6に示すフロントガラス20Cは、フィルム240と中間膜230との間に接着層260を設けた点がフロントガラス20B(図5等参照)と相違する。図6に示すように、フロントガラス20Cは、車内側ガラス板であるガラス板210と車外側ガラス板であるガラス板220との間に中間膜230とフィルム240と接着層250及び260とを有する合わせガラスである。
フロントガラス20CのHUD表示領域Rにおいて、ガラス板210と中間膜230との間に、フィルム240並びに接着層250及び260が配置されている。フィルム240の車内側の面は接着層260により中間膜230に接着され、中間膜230でガラス板210の車外側の面に接着されている。フィルム240の車外側の面は、接着層250でガラス板220の車内側の面に接着されている。接着層250の材料や厚みは、第1の実施の形態で示した通りである。接着層260の材料や厚みは、第1の実施の形態の変形例1で示した通りである。
又、接着層260において、面内方向(厚み方向に対して垂直な方向)の550nmにおける主屈折率の差が0.1以内であることが好ましい。フィルム240よりも車内側に位置する接着層250が上記条件を満たすことで、フィルム240に達するP偏光の偏光状態に与える影響を低減することができる。
このように、中間膜230よりもガラス板220側にフィルム240を配置し、フィルム240と中間膜230とを接着する接着層260を設けてもよい。この場合にも、接着層250及び260の厚みを第1の実施の形態の変形例1と同様に制御することにより、HUD像の歪みを低減することができる。
[実施例、比較例]
ガラス板210及び220を準備し、中間膜230とフィルム240とを挟んで実施例1〜8及び比較例1〜4の合わせガラスを作製した。
ガラス板210及び220のサイズは300mm×300mm×厚み2mmとした。中間膜230としては、厚み0.76mmのPVBを用いた。フィルム240としては、PETにチタニアコートを施し、サイズが150mm×150mm×厚み50μmの高反射フィルムを用いた。接着層としては、アクリル系の接着剤を用いた。高反射フィルムは合わせガラスの中央部に位置させた。HUD表示領域において、合わせガラスの垂直方向の曲率は半径5000mm、水平方向の曲率は半径2000mmとした。
実施例1〜5は図3に示す断面形状の合わせガラスであり、接着層250の厚みは各々6μm、10μm、15μm、20μm、24μmとした。
比較例1及び2は図3に示す断面形状の合わせガラスであり、接着層250の厚みは各々5μm、25μmとした。
実施例6〜8は図4に示す断面形状の合わせガラスであり、接着層250の厚みは各々6μm、15μm、10μmとし、接着層260の厚みは各々1μm、15μm、24μmとした。
比較例3及び4は図4に示す断面形状の合わせガラスであり、接着層250の厚みは各々30μm、10μmとし、接着層260の厚みは各々10μm、25μmとした。
実施例1〜8及び比較例1〜4について、第1にガラスの見栄え及び反射歪を評価した。具体的には、各々の合わせガラスに白黒の縞を反射させた場合のガラスの見栄え及び反射歪について官能評価を行い、目視で視認性に対する不快感を感じない場合を『○』、不快感を感じる場合を『×』とした。
実施例1〜8及び比較例1〜4について、第2に凹面鏡で映したHUD像の歪について評価した。具体的には、合わせガラスの2m先に0.034deg(=2min)幅の横線を投影した場合の「線の縦方向の歪量」が0.017degを超えるか否かについて評価を行い、「線の縦方向の歪量」が0.017deg(=1min)を超えない場合を『○』、超える場合を『×』とした。
実施例1〜8及び比較例1〜4について、第3に接着層250のエッジ劣化性を評価した。具体的には、50℃95%の高温高湿耐久試験1000時間後の接着層250のエッジ劣化の有無について評価を行い、目視でエッジ劣化が認められない場合を「○」、認められる場合を「×」とした。
実施例1〜8及び比較例1〜4について、第1〜第3の評価結果を図7にまとめた。図7に示すように、ガラスの見栄え及び反射歪については、実施例1〜8及び比較例1〜4の何れについても不快感を感じないレベルであった。
HUD像の歪については、実施例1〜8では、「線の縦方向の歪量」が0.017degを超えないことが確認された。
実施例1〜8では、何れも接着層250の厚みが6μm以上25μm未満である。実施例1〜8では、接着層250の厚みが6μm以上であるため合わせガラス作製時の圧着の際に接着層250がガラス板210とフィルム240との熱収縮率差を緩和し、かつ接着層250の厚みが25μm未満であるためフィルム240の車内側及び車外側の面がガラス板210の車外側の平滑面に追従し、フィルム240の車内側及び車外側の面の平滑性が維持され、HUD像の歪を低減できたと考えられる。
一方、比較例1〜4では、「線の縦方向の歪量」が0.017degを超える結果となった。すなわち、HUD像に歪が生じていた。
比較例1では、接着層250の厚みが薄い(5μm)ために、合わせガラス作製時の圧着の際に、接着層250がガラス板210とフィルム240との熱収縮率差を緩和できず、フィルム240の車内側及び車外側の面の平滑性が維持されず、HUD像に歪が生じたものと考えられる。
比較例2及び3では、接着層250の厚みが厚い(25μm、30μm)ために、フィルム240の車内側及び車外側の面がガラス板210の車外側の平滑面に追従できず、フィルム240の車内側及び車外側の面の平滑性が維持されず、HUD像に歪が生じたものと考えられる。
比較例4では、接着層260の厚みが厚い(25μm)ために、フィルム240の車外側の面がガラス板220の車内側の平滑面に追従できず、フィルム240の車外側の面の平滑性が維持されず、HUD像に歪が生じたものと考えられる。
エッジ劣化性については、比較例1のみに接着層250にエッジ劣化が認められた。比較例1では、接着層250の厚みが薄すぎる(5μm)ためであると考えられる。
このように、ガラス板210とフィルム240とを接着する接着層250の厚みを6μm以上25μm未満とすることにより、反射歪及びHUD像の歪を低減でき、接着層250のエッジ劣化が生じ難いようにすることができる。
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
20、20A、20B、20C フロントガラス
21 内面
22 外面
29 黒セラミック層
210、220 ガラス板
230 中間膜
240 フィルム
250、260 接着層
HUD表示領域
HUD表示外領域

Claims (16)

  1. 車外側ガラス板と車内側ガラス板との間に中間膜を有する合わせガラスであって、
    車内からの投影像を反射して情報を表示する表示領域を備え、
    前記表示領域の少なくとも一部において、前記車外側ガラス板及び前記車内側ガラス板のうち何れか一方のガラス板と前記中間膜との間に、前記一方のガラス板に第1の接着層で接着されたフィルムが配置され、
    前記第1の接着層の厚みが6μm以上25μm未満であることを特徴とする合わせガラス。
  2. 前記第1の接着層の厚みが6μm以上20μm以下である請求項1に記載の合わせガラス。
  3. 前記第1の接着層の厚みが6μm以上15μm以下である請求項2に記載の合わせガラス。
  4. 前記フィルムが車内からの投影像を反射する可視光制御フィルムである請求項1乃至3の何れか一項に記載の合わせガラス。
  5. 前記第1の接着層の厚みt[mm]とヤング率E[N/mm]との関係が、E ≧5×10−12を満たしている請求項1乃至4の何れか一項に記載の合わせガラス。
  6. 前記中間膜と前記フィルムとの間に第2の接着層を有する請求項1乃至5の何れか一項に記載の合わせガラス。
  7. 前記第2の接着層の厚みt[mm]とヤング率E[N/mm]との関係が、E ≧5×10−12を満たしている請求項6に記載の合わせガラス。
  8. 前記第2の接着層の厚みが1μm以上25μm未満である請求項6又は7に記載の合わせガラス。
  9. 前記第2の接着層の厚みが1μm以上20μm以下である請求項8に記載の合わせガラス。
  10. 前記第2の接着層の厚みが1μm以上15μm以下である請求項9に記載の合わせガラス。
  11. 前記第1の接着層の厚みと前記第2の接着層の厚みの総和が7μm以上25μm未満である請求項6乃至10の何れか一項に記載の合わせガラス。
  12. 前記表示領域において、前記合わせガラスを車両に取り付けたときの垂直方向の曲率が半径4000mm以上20000mm以下、水平方向の曲率が半径1000mm以上10000mm以下である請求項1乃至11の何れか一項に記載の合わせガラス。
  13. 前記フィルムの厚みが25μm以上200μm以下である請求項1乃至12の何れか一項に記載の合わせガラス。
  14. 前記フィルムはP偏光反射フィルムであり、
    前記合わせガラスに封入された状態において、入射角がブリュースター角でのP偏光の反射率が5%以上である請求項1乃至13の何れか一項に記載の合わせガラス。
  15. 前記フィルムよりも車内側に位置する接着層において、面内方向の550nmにおける主屈折率の差が0.1以内である請求項1乃至14の何れか一項に記載の合わせガラス。
  16. 前記投影像の視野角が4deg×1deg以上である請求項1乃至15の何れか一項に記載の合わせガラス。
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