JP2019172269A - チューブ容器用包材およびチューブ容器 - Google Patents

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【課題】外面に傷が付かないチューブ容器およびチューブ容器用包材を提供する。【解決手段】チューブ容器20は外面から内面に向かって順に配置された第1シーラント層2/印刷基材層3/第2シーラント層5を備えている。第1シーラント層2内に耐摩耗性粒子が含有されている。【選択図】図1A

Description

本発明は、チューブ容器用包材およびチューブ容器に係り、とりわけ搬送時にチューブ容器同士が擦れても傷が付きにくく、これにより外観を維持することができるチューブ容器用包材およびチューブ容器に関する。
従来、チューブ容器としては、外面から内面に向けて順次積層配置された第1シーラント層と、基材層と、第2シーラント層とを有するものが知られている。また基材層には、その内面側に印刷が施されている。
ところで、チューブ容器を搬送する際、ダンボール箱内に複数のチューブ容器を収納しておき、このダンボール箱毎搬送することになる。
しかしながら、チューブ容器の搬送中にチューブ容器同士が擦れて、チューブ容器の外面に傷が付き、これによりチューブ容器の外観が劣化することがある。
特開2005−178851号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、搬送時にチューブ容器同士が擦れても傷が付きにくく、かつ外観を維持するチューブ容器用包材およびチューブ容器を提供することを目的とする。
本発明は、チューブ容器用包材において、外面から内面に向かって順に配置された第1シーラント層/印刷基材層/第2シーラント層を備え、前記第1シーラント層は樹脂と、この樹脂に含有された耐摩耗性粒子とを有し、前記耐摩耗性粒子は前記第1シーラント層中に0.2〜6重量%の範囲で含有され、前記チューブ容器用包材同士を前記第1シーラント層において当接して滑り試験を行った際、その静摩擦係数は0.18〜0.22、その動摩擦係数は0.16〜0.20となる、チューブ容器用包材である。
本発明は、前記第1シーラント層はポリエチレン樹脂と、このポリエチレン樹脂中に含有された前記耐摩耗性粒子とを有する、チューブ容器用包材である。
本発明は、前記耐摩耗性粒子は、酸化シリコン、シリコーン、酸化アルミのいずれか少なくとも1つを含む、チューブ容器用包材である。
本発明は、前記印刷基材層はガスバリア特性をもつ、チューブ容器用包材である。
本発明は、ガスバリア層を更に備えた、チューブ容器用包材である。
本発明は、チューブ容器において、外面から内面に向かって順に配置された第1シーラント層/印刷基材層/第2シーラント層を備え、前記第1シーラント層は樹脂と、この樹脂に含有された耐摩耗性粒子とを有し、前記耐摩耗性粒子は前記第1シーラント層中に0.2〜6重量%の範囲で含有され、前記チューブ容器同士を前記第1シーラント層において当接して滑り試験を行った際、その静摩擦係数は0.18〜0.22、その動摩擦係数は0.16〜0.20となる、チューブ容器である。
本発明は、前記第1シーラント層はポリエチレン樹脂と、このポリエチレン樹脂中に含有された前記耐摩耗性粒子とを有する、チューブ容器である。
本発明は、前記耐摩耗性粒子は、酸化シリコン、シリコーン、酸化アルミのいずれか少なくとも1つを含む、チューブ容器である。
本発明は、前記印刷基材層はガスバリア特性をもつ、チューブ容器である。
本発明は、ガスバリア層を更に備えた、チューブ容器である。
以上のように本発明によれば、搬送中にチューブ容器同士が擦れても、チューブ容器に傷が付きにくく、これによりチューブ容器の外観が劣化することはない。
図1Aは第1の実施の形態によるチューブ容器用包材の積層体を示す側断面図。 図1Bは第2の実施の形態によるチューブ容器用包材の積層体を示す側断面図。 図2はチューブ容器の製造方法を示す図。 図3はチューブ容器の製造方法を示す図。 図4はチューブ容器を含む包装製品を示す側断面図。 図5はチューブ容器を搬送する状態を示す図。
<本発明の第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態によるチューブ容器用包材およびチューブ容器について以下に図面等を用いて更に詳しく説明する。
まず図2乃至図4により、本発明によるチューブ容器用包材10を使用して作成されたチューブ容器20について述べる。
チューブ容器20はチューブ容器用包材10を含む筒状胴部21と、筒状胴部21に対して圧縮成形により樹脂を設けることにより作製された肩部13および口部14とを備えている。またチューブ容器20の口部14にキャップ16が装着される。
このような構成からなるチューブ容器20は、以下のような製造工程を経て得られる。
まず、図2に示すように、本発明によるチューブ容器用包材10を用い、そのチューブ容器用包材10の両端部11、11’を重ね合わせて、その重合部分の外面と内面とをヒートシールしてヒートシール部12を形成して、筒状胴部21を製造する。次いで、図3に示すように、上記の筒状胴部21を金型内に装着し、筒状胴部21の一方の開口部21Aに、例えば、圧縮成形法等の通常の方法によって、肩部13および口部14を形成する。このようにして筒状胴部21の一方の開口部21Aに、肩部13および口部14が一体に成形されてチューブ容器20が作製される。そしてチューブ容器20の口部14にキャップ16が装着される。
次にチューブ容器20の筒状胴部21の他方の開口部21Bから、例えば、練り歯磨き、その他の内容物17が適量分だけ充填される。その後、他方の開口部21Bを溶着して底シール部18を形成して、内容物17を充填包装したチューブ容器20を含む包装製品20Aが得られる。
次に図1Aにより、チューブ容器20を作製するチューブ容器用包材10について述べる。チューブ容器用包材10は、図1Aに示すように、外面から内面に向かって順に配置された第1シーラント層2と、基材層3と印刷インキからなる印刷部3aを有する印刷基材層3Aと、第2シーラント層5とを有する積層体を備えている。
また、第1シーラント層2と印刷基材層3Aとはドライラミネート(DL)により接合され、印刷基材層3Aと第2シーラント層5とはドライラミネート(DL)により接合されている。
次にチューブ容器用包材10を構成する各部分の材料について述べる。
第1シーラント層2および第2シーラント層5は例えばポリエチレン(PE)を含んでいてもよい。具体的には、第1シーラント層2および第2シーラント層5を以下の材料から作製してもよい。
第1シーラント層2および第2シーラント層5として、熱によって溶融し相互に融着し得るものであればよく、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリエチレン若しくはポリプロピレン等のポリオレフイン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、その他等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフイン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、その他等の樹脂の1種ないしそれ以上からなる樹脂を使用することができる。
また第1シーラント層2および第2シーラント層5のうち、外面側の第1シーラント層2は、母材として上述のような樹脂を含み、さらにこの樹脂中に0.2〜6重量%の範囲で耐摩耗性粒子が含有されている。
第1シーラント層2の樹脂中に含有される耐摩耗性粒子としては、酸化シリコン、シリコーン、酸化アルミのいずれか少なくとも1つを含む。
このように第1シーラント層2の樹脂中に耐摩耗性粒子が含有されるため、第1シーラント層2の摩擦係数は下降し、第1シーラント層2は優れた耐摩耗性をもつことになる。
例えばチューブ容器用包材10の第1シーラント層2側の摩擦係数は、後述のように静摩擦係数が0.18〜0.22、動摩擦係数が0.16〜0.20となっている。
また印刷基材層3Aは基材層3を有し、この基材層3としてはポリエチレンテレフタレート(PET)層を用いることができ、PET層3に印刷を施すことによってPET層3に印刷インキからなる印刷部3aを設けることができる。
また基材層3としてPET層を用いる代わりに、ナイロン(Ny)層を用いてもよく、表面に金属蒸着膜を有しガスバリア特性をもったポリエチレンテレフタレート(PET)層を用いてもよく、表面に金属蒸着膜を有しガスバリア特性をもったナイロン(Ny)層を用いてもよい。
次にチューブ容器用包材の製造方法について述べる。
まず基材層3に印刷が施されて、このようにして基材層に印刷インキからなる印刷部3aが設けられ、基材層3と印刷インキからなる印刷部3aとを有する印刷基材層3Aが得られる。
次に印刷基材層3Aの内面側にドライラミネートにより第2シーラント層5が接合される。
次に印刷基材層3Aの外面側に第1シーラント層2がポリエチレンを用いたドライラミネート(DL)により接合される。このようにしてチューブ容器用包材10が得られる。
このようにして得られたチューブ容器用包材10は円筒状に形成され、上述のようにその両端部11,11’が重ね合わされて、両端部11,11’においてチューブ容器用包材10の外面と内面がヒートシールされて筒状胴部21が作製される。
この場合、チューブ容器用包材10の外面側に設けられた第1シーラント層2と、内面側に設けられた第2シーラント層5とが溶融して接合され、筒状胴部21が得られる。
次に、筒状胴部21が金型内に挿着され、筒状胴部21に圧縮成形法を用いて肩部13と口部14が形成されて、チューブ容器20が得られる(図2および図3参照)。
次にこのようにして得られたチューブ容器20の口部14にキャップ16が装着され、キャップ16が装着されたチューブ容器20は複数まとめてダンボール箱30内に収納される(図5参照)。その後、キャップ16が装着された複数のチューブ容器20は、ダンボール箱30毎搬送される。
ダンボール箱30内において、複数のチューブ容器20は互いに当接されて、コンパクトにダンボール箱30内に収納される。
この搬送中にチューブ容器20同士が互いに擦られる。この場合、チューブ容器20は外面側に位置する第1シーラント層2を有し、この第1シーラント層2は母材となる樹脂と、この樹脂中に含有された耐摩耗性粒子とを有し、チューブ容器20の外面側の耐摩耗性が向上する。このことによりチューブ容器20同士が擦れてもチューブ容器20の外面に傷が付くことはない。
以上のように本実施の形態によれば、チューブ容器用包材10は、外面側に位置する第1シーラント層2を有し、この第1シーラント層2は母材となる樹脂と、この樹脂中に含有された耐摩耗性粒子とを有する。このためチューブ容器用包材10の第1シーラント層2側の摩擦係数が下降して、チューブ容器用包材10の耐摩耗性が向上する。このことによりチューブ容器20同士が擦れてもチューブ容器20の外面に傷が付くことはなく、チューブ容器20の外観を維持することができる。
<第2の実施の形態>
次に図1Bにより本発明の第2の実施の形態について説明する。
図1Bに示す第2の実施の形態は、チューブ容器用包材10の印刷基材層3Aにドライラミネートによりガスバリア層4を貼り付け、このガスバリア層4に第2シーラント層5をドライラミネートにより貼り付けたものである。図1Bに示す第2の実施の形態において、他の構成は図1A、図2乃至図5に示す第1の実施の形態と同様である。図1Bに示す第2の実施の形態において、図1A、図2乃至図5に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
第2の実施の形態において、チューブ容器用包材10は印刷基材層3Aと第2シーラント層5との間に配置されたガスバリア層4を更に有し、このガスバリア層4としては、金属箔、または基材フィルムとこの基材フィルム上に蒸着された蒸着膜とを有するものを用いることができる(図1B参照)。
具体的には、ガスバリア層として用いられる金属箔には、例えば、アルミニウム箔があげられる。また、蒸着膜が設けられる基材フィルムとしては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリルル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、各種のナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリアリールフタレート系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂、その他等の各種の樹脂のフィルムないしシートを使用することができる。
なお、本発明においては、基材フィルムとして、特に、ポリエチレンテレフタレート(PET)を使用することが好ましいものである。
また基材フィルム上に蒸着された蒸着膜としては、アルミ蒸着膜を用いることができ、ガスバリア層として基材フィルムとアルミ蒸着膜とを含むVM−PETを用いることができる。
次に本発明の具体的実施例について述べる。本実施例は上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態におけるチューブ容器用包材(以下、単に包材ともいう)10に対して滑り試験、ラビング試験および輸送試験を施したものである。
(1)滑り試験
まず本発明による一対のチューブ容器用包材10を準備した。この場合、チューブ容器用包材10の外面に位置する第1シーラント層2は樹脂と、樹脂中に含有された耐摩耗性粒子とを有する。次に一対のチューブ容器用包材10同士を第1シーラント層2側の面で当接させて両者の滑り試験を実施した。
滑り試験において使用した測定装置は、株式会社東洋精機製作所のTR−2を用い、JISK−7125を満たす測定方法を実施した。
試験条件は、N=3、100mm/minとした。
また本試験では、第1シーラント層2中に耐摩耗性粒子を含む本発明によるチューブ容器用包材10同士を当接させて滑り試験を実施することに加えて、第1シーラント層2中に耐摩耗性粒子を含まない比較例としてのチューブ容器用包材10を準備した。比較例としてのチューブ容器用包材10は、第1シーラント層2以外の構造は、本発明によるチューブ容器用包材10と同一である。そしてこの比較例としてのチューブ容器用包材10同士を第1シーラント層2側の面で当接させて、両者の滑り試験を実施した。
その試験結果を表1に示す。
Figure 2019172269
表1に示すように、本発明によるチューブ容器用包材10は、静摩擦係数および動摩擦係数の双方が、比較例によるチューブ容器用包材10に比べて小さくなり、このことにより本発明によるチューブ容器用包材10はその外面の耐摩耗性が向上していることが判った。
(2)ラビング試験(学振試験)
次に成形時を想定し金属板−包材、搬送時を想定して包材−包材についてラビング試験を実施した。
測定装置は、スガ試験機株式会社のFR−2を用い、JIS−L−0849を満たす測定方法を実施した。
この場合、錘は200gのものを使用した。
金属板−包材のラビング試験では、下地に短冊状の包材(30mm)を貼り付け、上地に金属板をあてた。
包材−包材のラビング試験では、下地に短冊状の包材(30mm)を貼り付け、上地にも短冊状の包材(30mm)をあてた。
このラビング試験において、滑り試験と同様に、本発明による包材と、比較例としての包材を用いた。またラビング試験を100回および300回繰り返し、その結果包材表面に生じた傷の半数を数えた。包材当たりの傷の本数が20本以上のものはラビング試験の結果を×とし、傷の本数が10本以上20本未満のものはラビング試験の結果を△とし、傷の本数が10本未満のものはラビング試験の結果を○とした。
ラビング試験の結果を表2および表3に示す。
Figure 2019172269
Figure 2019172269
表2および表3に示すように、本発明による包材では複数回擦った際の傷が減少したことが判明した。
(3)輸送試験
次に上述した本発明による包材で作製されたチューブ容器を準備し、このチューブ容器内に80gの内容物を充填した。
複数の内容物入りチューブ容器をダンボール箱内に収納して、縦振動(13Hz)を3時間実施して、チューブ容器外面の傷の有無を測定した。
次に上述した比較例による包材で作製されたチューブ容器を準備し、このチューブ容器内に80gの内容物を充填した。
複数の内容物入りチューブ容器をダンボール箱内に収納して、縦振動(13Hz)を3時間実施して、チューブ容器外面の傷の有無を測定した。
このような輸送試験の結果、包材の表面に生じた傷の本数を数えた。チューブ容器当たりの傷の本数が20本以上のものは輸送試験の結果を×とし、傷の本数が10本以上20本未満のものは輸送試験の結果を△とし、傷の本数が10本未満のものは輸送試験の結果を○とした。
輸送試験の結果を表4に示す。
Figure 2019172269
表4に示すように、本発明の包材では輸送時の傷が少なくなっていることが判明した。
2 第1シーラント層
3 基材層
3a 印刷部
3A 印刷基材層
4 ガスバリア層
5 第2シーラント層
10 チューブ容器用包材
20 チューブ容器

Claims (10)

  1. チューブ容器用包材において、
    外面から内面に向かって順に配置された第1シーラント層/印刷基材層/第2シーラント層を備え、
    前記第1シーラント層は樹脂と、この樹脂に含有された耐摩耗性粒子とを有し、前記耐摩耗性粒子は前記第1シーラント層中に0.2〜6重量%の範囲で含有され、
    前記チューブ容器用包材同士を前記第1シーラント層において当接して滑り試験を行った際、その静摩擦係数は0.18〜0.22、その動摩擦係数は0.16〜0.20となる、チューブ容器用包材。
  2. 前記第1シーラント層はポリエチレン樹脂と、このポリエチレン樹脂中に含有された前記耐摩耗性粒子とを有する、請求項1記載のチューブ容器用包材。
  3. 前記耐摩耗性粒子は、酸化シリコン、シリコーン、酸化アルミのいずれか少なくとも1つを含む、請求項1または2記載のチューブ容器用包材。
  4. 前記印刷基材層はガスバリア特性をもつ、請求項1乃至3のいずれか記載のチューブ容器用包材。
  5. ガスバリア層を更に備えた、請求項1乃至4のいずれか記載のチューブ容器用包材。
  6. チューブ容器において、
    外面から内面に向かって順に配置された第1シーラント層/印刷基材層/第2シーラント層を備え、
    前記第1シーラント層は樹脂と、この樹脂に含有された耐摩耗性粒子とを有し、前記耐摩耗性粒子は前記第1シーラント層中に0.2〜6重量%の範囲で含有され、
    前記チューブ容器同士を前記第1シーラント層において当接して滑り試験を行った際、その静摩擦係数は0.18〜0.22、その動摩擦係数は0.16〜0.20となる、チューブ容器。
  7. 前記第1シーラント層はポリエチレン樹脂と、このポリエチレン樹脂中に含有された前記耐摩耗性粒子とを有する、請求項6記載のチューブ容器。
  8. 前記耐摩耗性粒子は、酸化シリコン、シリコーン、酸化アルミのいずれか少なくとも1つを含む、請求項6または7記載のチューブ容器。
  9. 前記印刷基材層はガスバリア特性をもつ、請求項6乃至8のいずれか記載のチューブ容器。
  10. ガスバリア層を更に備えた、請求項6乃至9のいずれか記載のチューブ容器。
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