JP2019171810A - 水圧転写フィルム及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写加工の過程で、絵柄に変化を与えられる水圧転写フィルムを提供すること。【解決手段】水溶性フィルム上に意匠層を有する水圧転写フィルムであって、水溶性フィルム側から意匠層に到達しない凹凸形状を有する水圧転写フィルムである。【選択図】図1

Description

本願発明は、立体面や曲面を有する成型体の表面に転写層を形成するのに好適な水圧転写フィルム及びその製造方法に関する。
自動車内装品、家電製品又はOA機器等には表面に木目調や金属調(金属光沢)などの装飾が施された成型品が利用されている。これらの成型品は複雑な三次元形状を有するものが多く、従来、その複雑な形状からなる成型品に意匠性の高い装飾を簡便に施す方法が検討されている。
こうした装飾方法として、水圧を利用した水圧転写法が知られている。この水圧転写法は、水溶性あるいは水膨潤性の水溶性フィルムに、所望の装飾層を印刷した転写フィルムを用意し、該転写フィルムの装飾層に、有機溶剤からなる活性剤組成物を塗布して、該装飾層を膨潤、粘着化させる(これを活性化という)。その前又は後に、前記転写フィルムを転写用の装飾層(印刷層)面を上面にして、水面上に浮遊させ、次いで、該転写フィルム上に被転写体となる物品を押圧して、水圧によって転写フィルムを被転写体の装飾処理をすべき被転写面に密着させた後、水溶性フィルムを除去して装飾層を転写する(例えば、特許文献1及び2参照)。
かかる水圧転写法において、近年の需要者の意匠性に対する要求の厳しさが増しており、さらなる高級感が求められている。例えば、金属調の装飾において、光輝性の高さに加えて高級感を出すために、光輝性を発現する層とエンボス加工が施された凹凸形状を組み合わせた水圧転写フィルムが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開昭61−66685号公報 特開昭60−165300号公報 特開2016−68274号公報
特許文献1及び2に開示される、一般的な水圧転写法では、水圧転写フィルムに絵柄を印刷し、これを転写加工するため、印刷フィルムの絵柄と転写加工品の絵柄が同一になる。これに対し、本願の課題は、印刷フィルムの絵柄を転写して転写加工品を製造するに際し、転写加工の過程で、当該絵柄に変化を与えられる水圧転写フィルムを提供することにある。
なお、特許文献3に開示される水圧転写フィルムは、水圧転写フィルムの時点で光輝性インキ層に賦型された凹凸形状を意匠として視認でき、それを転写して優れた光輝性と高級感とを備える意匠を樹脂成形品に付与することを意図するものである。したがって、水圧転写フィルムと転写加工品との間で絵柄を変化させることを図ったものではなく、本願発明とはその発明思想が全く異なるものである。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、水圧転写フィルムの基材である水溶性フィルムに特定の凹凸形状を付与することで、転写加工の際に、水圧転写フィルムの絵柄を変化させ、意匠性の高い転写加工品を製造することができることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、
[1]水溶性フィルム上に意匠層を有する水圧転写フィルムであって、水溶性フィルム側から意匠層に到達しない凹凸形状を有する水圧転写フィルム、
[2](A)水溶性フィルム上に意匠層を積層する工程、及び(B)水溶性フィルムの意匠層と反対側の面から、意匠層に到達しない凹凸形状を付与する工程を有する水圧転写フィルムの製造方法、及び
[3](B)水溶性フィルムのいずれか一方の面から、他方の面の平滑性に影響を与えないように、凹凸形状を付与する工程、及び(A)水溶性フィルムの凹凸形状を付与した面と反対の面に意匠層を積層する工程を有する、水圧転写フィルムの製造方法、
を提供するものである。
本願発明によれば、水圧転写フィルムの絵柄がそのまま転写されるのではなく、水圧転写工程で、絵柄に変化を与えることができる水圧転写フィルムを提供することができる。また、当該水圧転写フィルムを用いることで、転写加工品に優れた意匠を付与することができる。
本願発明の水圧転写フィルムの構成の一例を示す概略断面図である。 本願発明の水圧転写フィルムの構成の他の一例を示す概略断面図である。
以下、本願発明の水圧転写フィルムについて説明する。
[水圧転写フィルム]
図1は、本願発明の水圧転写フィルムの構成の一例を示す概略断面図である。
本願発明の水圧転写フィルム10は、水溶性フィルム11上に、意匠層12を有する。該水溶性フィルム11は、意匠層12の反対側(図1では下側)に意匠層に到達しない凹凸形状13を有する。
水溶性フィルム11に、凹凸形状13を付与することによって、水溶性フィルムに厚みの厚い部分と薄い部分を作ることが、本願発明の特徴である。フィルムの薄い箇所は厚い箇所に比べ、水上に浮かべた際に水溶性フィルムの溶解が短時間で進行するため、水圧転写フィルムが伸展しやすくなる。したがって、当該部分の色彩が淡くなったり、模様が引き伸ばされたりする。
一方、水溶性フィルムの厚い部分(凹凸形状の凸部に該当)は、従来の水圧転写フィルムと同様に、意匠層12の絵柄が、そのままの色彩及び形状で転写される。
したがって、本願発明の水圧転写フィルムの絵柄は、水圧転写フィルムに設けられた凹凸形状に応じて、転写される際に変化し、水圧転写フィルム上の絵柄に対して変化した絵柄が被転写体に転写される。
前記凹凸形状の凹部における水溶性フィルムの厚みは、水溶性フィルムの凸部の厚みに対して80%〜30%であることが好ましい。80%以下であると、絵柄の変化が十分に見られ、転写加工品に好適な意匠を付与することができる。一方、30%以上であると、水溶性フィルムが、転写加工時にフィルム形状を十分に保つことができ、ちぎれ等が発生することがなく、好適である。以上の観点から、凹部における水溶性フィルムの厚みは、水溶性フィルムの凸部の厚みに対して、60〜35%であることが好ましく、55〜40%であることがさらに好ましい。
なお、ここで、水溶性フィルムの凸部の厚みは、本来水溶性フィルムの有する厚みに等しい。
本願発明では、意匠層12の反対側に加工を施すため、意匠層12の絵柄および層構成によらず適用可能であり、従来の方法で加工可能である。また、種々の凹凸形状を付与することにより、多様な絵柄を転写することができる。
凹凸の形成方法としては、意匠層の平滑性を損なわない方法であれば、特に限定されず、種々の方法があるが、けがき加工が好ましい。けがき加工は、水溶性フィルムの表面のみを削ることが可能であり、意匠層の平滑性を損なわずに、簡便に凹凸形状を賦形することができるからである。
ここで、「けがき」とは、通常、加工基準となる線や穴位置などを描く作業を言うが、本願発明においては、水溶性フィルムに対して、先端が折れ曲った硬い針状の棒(けがき針)等で水溶性フィルムの表面をひっかいて、線を描くように削って、凹部を形成するものである。
凹凸を形成する方法としては、エンボス加工が知られており、前述の特許文献3では、エンボス加工が用いられている。特許文献3に開示される水圧転写フィルムは、水溶性フィルムの意匠層の反対側からエンボス加工を施し、意匠層に至る凹凸を形成している。こうすることにより、意匠層自体に凹凸を形成し、立体的意匠を表現するものである。
しかしながら、特許文献3に開示されるようなエンボス加工は、水圧転写フィルムを加熱し、エンボス板を用いて凹凸形状を設けるので、熱によるフィルムの縮み、インキの剥離などの懸念があった。また、光輝性顔料を用いた絵柄の場合などは、水圧転写時のフィルムの伸展により、蒸着金属層に微細なクラックが生じることがあった。クラックの幅によっては、絵柄の高級感が損なわれるため、特許文献3の水圧転写フィルムでは、転写した後もエンボス意匠を維持するために、水溶性フィルムと意匠層の間に伸展抑制樹脂層を設けている。
すなわち、特許文献3に開示される水圧転写フィルムは、意匠層まで到達しているエンボス意匠を維持するために、水溶性フィルムの伸展を抑制するものであるのに対し、本願発明の水圧転写フィルムは、水溶性フィルムの伸展の違う部分を意図的に作り出し、絵柄に変化をもたらせるものであって、発明思想が全く異なるものである。
なお、特許文献3に開示される水圧転写フィルムでは、伸展抑制樹脂層は加工性を低下させる場合があるのに対し、本願発明では、良好な加工性が得られる。
本願発明の水圧転写フィルムは、水溶性フィルム側から凹凸形状を形成するものであるが、当該凹凸形状は、意匠層に到達しないことが重要である。このことによって、意匠層12の表面(図1においては上面側)は平滑性が維持される。平滑度については、JIS B0601:1994に準じて測定されるカットオフ値0.8mmでの算術平均粗さRaが、1.0μm以下であることが好ましい。下限値としては、平滑であればあるほど好ましく、特に制限はないが、製造上の観点から、通常は0.001μmである。Raのより好ましい範囲としては、0.01〜0.5μm、さらに好ましい範囲としては、0.1〜0.3μmである。
本願発明では、上述のように、凹凸形状が意匠層まで到達していないので、意匠層が元来有する平滑度は維持されるが、さらに平滑度を上げるためには、前述のけがき加工などをする際に、意匠層側から平板を押し当てるなどの方法を用いることが好ましい。
一方、凹凸形状を付与した側の水溶性フィルムの算術平均粗さRaは、1.2〜7.5μmであることが好ましく、1.8〜4.5μmであることがさらに好ましく、2.3〜2.9μmであることが特に好ましい。なお、Raの測定条件は前述と同様である。
<水溶性フィルム>
本発明における水溶性フィルム11としては、水溶性又は水膨潤性を有するものであればよく、従来水圧転写フィルムにおいて一般に使用されている水溶性フィルムの中から、適宜選択して用いることができる。
水溶性フィルム11を構成する樹脂としては、例えばポリビニルアルコール樹脂、デキストリン、ゼラチン、にかわ、カゼイン、セラック、アラビアゴム、澱粉、蛋白質、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルメチルエーテル、メチルビニルエーテルと無水マレイン酸との共重合体、酢酸ビニルとイタコン酸との共重合体、ポリビニルピロリドン、アセチルセルロース、アセチルブチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸ナトリウム等の各種水溶性ポリマーが挙げられる。これらの樹脂は、単独で用いられてもよいし、2種以上が混合されて用いられてもよい。なお、水溶性フィルムには、マンナン、キサンタンガム、グアーガム等のゴム成分が添加されていてもよい。
上記の水溶性フィルムのうち、特に生産安定性と水に対する溶解性及び経済性の点から、ポリビニルアルコール(PVA)系樹脂フィルムが好ましい。なお、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムは、PVA以外に、澱粉やゴム等の添加剤を含有していてもよい。
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムは、ポリビニルアルコールの重合度、ケン化度、及び澱粉やゴム等の添加剤の配合量等を変えることにより、水溶性フィルムに対して転写用の意匠層を形成する際に必要な機械的強度、取り扱い中の耐湿性、水面に浮かべてからの吸水による柔軟化の速度、水中での延展又は拡散に要する時間、転写工程での変形のし易さ等を適宜調節することができる。
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなる水溶性フィルムとして好適なものは、特開昭54−92406号公報に説明されているようなものであり、例えば、PVA樹脂80質量%、高分子水溶性樹脂15質量%、澱粉5質量%の混合組成からなり、平衡水分3%程度のものが好適である。
また、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムは水溶性ではあるが、水に溶解する前段階では水に膨潤して軟化しつつもフィルムとして存続することが好ましい。フィルムとして存続している状態にあるときに水圧転写を行なうことにより、水圧転写時に転写用の各層での過度の流動、変形を防止することができるからである。
水溶性フィルムの厚さとしては、10〜100μmが好ましい。10μm以上であると、膜の均一性が良好で、かつ生産安定性が高い。一方、100μm以下であると、水に対する溶解性が適度であり、かつ印刷適性に優れる。以上の観点から、水溶性フィルムの厚さは、30〜50μmの範囲がより好ましい。
なお、上記の水溶性フィルムは、例えば紙、不織布、布等の水浸透性を有する基材と積層して使用することもできるが、このような水浸透性を有する基材と水溶性又は水膨潤性を有する水溶性フィルムとを積層したときには、水圧転写フィルムを水面に浮かべる前に前記水浸透性を有する基材を水溶性又は水膨潤性を有する水溶性フィルムから分離させるか、又は水面に浮かべた後の水の作用によって水溶性又は水膨潤性を有する水溶性フィルムから前記水浸透性を有する基材が分離するように構成しておくことが好ましい。
<意匠層>
意匠層12は、転写加工品に転写され、意匠を付与する層である。意匠層12は、絵柄層14を有する。また、意匠層12は、絵柄層14に加えて、保護層16を有していてもよい。層構成としては、図2に示すように、水溶性フィルム11側から、必要に応じてプライマー層15、絵柄層14及び必要に応じて保護層16をこの順に有するものが挙げられる。絵柄層は、パターン状であってもよいし、ベタ印刷層であってもよい。
絵柄層14は、通常、バインダー樹脂と着色剤とを含有する。バインダー樹脂としては、熱可塑性樹脂が挙げられ、具体例としては、アクリル樹脂、アルキッドなどのポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂(例えばポリエステルウレタン系樹脂)、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラールなどのポリビニルアセタール(ブチラール系樹脂)、硝化綿などのニトロセルロース系樹脂が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
上記バインダー樹脂は、1種類を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
着色剤としては、カーボンブラック(墨)、鉄黒、チタン白、アンチモン白、黄鉛、チタン黄、弁柄、カドミウム赤、群青、コバルトブルーなどの無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルーなどの有機顔料又は染料、アルミニウム、真鍮などの鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛などの鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料などが用いられる。
本願発明では、着色剤として光輝性顔料、すなわち上述のアルミニウム、真鍮などの鱗片状箔片からなる金属顔料を用いた際にその効果が顕著である。すなわち、本願発明では、意匠層が光輝性顔料及びバインダー樹脂を含むことが、効果の点から好ましい態様である。
<プライマー層>
本願発明の水圧転写フィルム10は、本願発明の効果を奏する範囲内であれば、図2に示すように、水溶性フィルム11と意匠層12の間にプライマー層15を有していてもよい。該プライマー層15は、被転写体の被転写面に対し、後述するトップコート層を形成しない場合には、被転写体の最表面に位置する層である。一方、後述するようなトップコート層を設ける態様においては、プライマー層15がトップコート層と絵柄層14の間に位置し、トップコート層を形成する塗料に含まれる溶剤から絵柄層14を保護する。
プライマー層の厚さとしては、通常、0.1〜10μm程度であり、好ましくは0.5〜2μmの範囲である。
<保護層>
本発明の水圧転写フィルムにおける保護層16は、必要に応じて設けられる層であり、アクリルポリマーポリオールを含む樹脂組成物及び/又はその硬化物からなることが好ましい。当該樹脂組成物及び/又はその硬化物は、活性剤組成物に含まれる溶剤による攻撃から、絵柄層を保護する機能を有する。
上記アクリルポリマーポリオールは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により求められる、標準ポリスチレンで換算された重量平均分子量が1,000〜100,000、水酸基価が30〜130mgKOH/gのものが用いられる。
保護層の厚さについては、通常、0.1〜25μm程度であり、好ましくは0.5〜10μmの範囲である。
[水圧転写フィルムの製造方法]
本願の水圧転写フィルムの製造方法は、(A)水溶性フィルム上に意匠層を積層する工程、及び(B)水溶性フィルムの意匠層と反対側の面から、意匠層に到達しない凹凸形状を付与する工程を有する。
意匠層を積層する工程(A)は、公知の塗布方法又は印刷方法によって形成することができ、また、意匠層を形成するための樹脂フィルムを作製しておき、これをラミネートすることにより形成することができる。当該塗布方法としては、グラビアコート、リバースコート等が挙げられ、印刷方法としては、グラビア印刷等が挙げられる。
水溶性フィルムの意匠層と反対側の面から、意匠層に到達しない凹凸形状を付与する工程(B)は、意匠層に凹凸形状が到達しなければ、いずれの方法も用いることができる。より具体的には、けがき加工を好ましい態様として挙げることができる。
本願発明における「けがき加工」は、前述のように、水溶性フィルムに対して、けがき針等で水溶性フィルムの表面をひっかいて、線を描くように削って、凹部を形成するものである。けがき加工によれば、水溶性フィルムの表面のみを削ることが可能であり、意匠層に到達しない凹凸形状を容易に形成することができる。
けがき加工は、例えば、水圧転写フィルムをロールトゥロールで巻き出し及び巻き取りをしながら、けがき針で水溶性フィルムの表面を削る方法が、生産性が高く好ましい。また、その際にけがき針を左右に動かしながら、削ることでフィルムの機械方向(MD;Machine Direction)に対して、平行からある程度の角度の領域まで凹凸形状を付することができる。なお、枚葉での加工であれば、すべての方向に凹凸形状を付することができる。
本願発明では、水圧転写フィルムの意匠層が平滑であることが好ましいので、当該けがき加工に際して、意匠層側を平板に当てて、圧力をかけた状態でけがき加工を行うことが好ましい。
また、本願発明の水圧転写フィルムは、前述の(A)工程と(B)工程の順番を入れ代えても製造することができる。より具体的には、(B)水溶性フィルムのいずれか一方の面から、他方の面の平滑性に影響を与えないように、凹凸形状を付与する工程、及び(A)水溶性フィルムの凹凸形状を付与した面と反対の面に意匠層を積層する工程を有する、水圧転写フィルムの製造方法である。
当該製造方法においても、(B)工程としては、他方の面の平滑性に影響を与えなければ、いずれの方法を用いてもよいが、上記と同様の理由から、けがき加工が好ましく、他方の面の平滑性に影響を与えないように、凹凸形状を付与することが容易に達成できる。
また、他方の面の平滑性をより担保するために、他方の面を平板に載せた状態でけがき加工を行うことが好ましい。
前記けがき加工等の凹凸形状を付与する工程(B)では、前記凹凸形状の凹部における水溶性フィルムの厚みが、凸部における水溶性フィルムの厚みに対して80%〜30%となるように加工することが好ましい。
本願発明の水圧転写フィルムの製造方法は、前記(A)工程及び(B)工程に加えて、(C)水溶性フィルムと意匠層の間にプライマー層を設ける工程をさらに有してもよい。工程の順序としては、(C)工程、(A)工程、(B)工程の順序か、又は(B)工程、(C)工程、(A)工程の順序になる。
プライマー層を設ける(C)工程も、前記(A)工程の方法と同様の方法を用いることができる。すなわち、公知の塗布方法又は印刷方法、及びプライマー層を形成するための樹脂フィルムを作製しておき、これをラミネートする方法である。また、あらかじめ、絵柄層14とプライマー層15を積層させた樹脂フィルムを準備しておき、水溶性フィルム11にプライマー層が接するように当該樹脂フィルムをラミネートする方法でもよい。
[加飾成形品の製造方法]
本願発明の水圧転写フィルムを用いて、下記の工程(a)〜(d)により加飾成形品を製造することができる。
工程(a):水圧転写フィルム10を水溶性フィルム11側が水面側に向くように水面に浮遊させる工程。
工程(b):水圧転写フィルム10の意匠層12側に活性剤組成物を塗布する工程。
工程(c):該工程(a)及び(b)を経た水圧転写フィルム10上に被転写体を押圧し、水圧によって意匠層12を被転写体の被転写面に密着させる工程。
工程(d):該被転写体の被転写面上より水溶性フィルム11を除去する脱膜工程。
また、上記の工程(d)に次いで下記の工程(e)を備えていてもよい。
工程(e):被転写体の被転写面上にトップコート層を形成する工程。
<工程(a)>
工程(a)は、工程(b)の前又は後に行うことができる。水圧転写フィルム10は、水溶性フィルム11側が水面側に向くように水面上に浮遊させる。水圧転写フィルム10を水面に浮遊させるには、枚葉の印刷物を1枚ずつ浮遊させてもよく、また水を一方向に流し、その水面上に連続帯状の水圧転写フィルム10を、連続的に供給して浮遊させてもよい。
<工程(b)>
工程(b)は、工程(a)の前又は後に行うことができ、意匠層12に活性剤組成物を塗布する工程である。この工程で活性剤組成物を塗布することにより、意匠層12の少なくとも一部が溶解、又は膨潤して軟化し(活性化し)、被転写体と密着しやすくなる。
(活性剤組成物)
活性剤組成物は、意匠層12を活性化して、被転写体の被転写面に転写させる機能を有する組成物であれば特に制限はなく、また、被転写体の被転写面に各層を転写させるまで蒸発しないような性状を有することが好ましい。このような活性剤組成物としては、例えばエステル類、アセチレングリコール類、エーテル類、及び樹脂を含む組成物が好ましく挙げられる。
エステル類としては、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸sec−ブチル、酢酸tert−ブチル、シュウ酸ジブチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソオクチルなどが好ましく挙げられる。
アセチレングリコール類としては、メトキシブチルアセテート、エトキシブチルアセテート、エチルカルビトールアセテート、プロピルカルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテートなどが好ましく挙げられる。
エーテル類としては、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、イソアミルセロソルブなどが好ましく挙げられる。
また、樹脂としては、アクリレート系単量体の単独又は共重合体などの熱可塑性樹脂や、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、フタル酸アルキッド樹脂、フタル酸ジアリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリウレタン樹脂などの熱硬化性樹脂などが好ましく挙げられ、なかでも熱硬化性樹脂が好ましい。
本願発明で用いられる活性剤組成物の好ましい各組成の含有量は、エステル類では5〜40質量%、アセチレングリコール類では40〜80質量%、エーテル類では5〜30質量%、及び樹脂では1〜20質量%程度である。
活性剤組成物の塗布は、グラビア印刷やスプレーコート法などにより行えばよく、その塗布量は通常1〜50g/mであり、好ましくは3〜30g/mであり、さらに好ましくは10〜20g/mである。
<工程(c)>
工程(c)は、工程(a)及び工程(b)を経た水圧転写フィルム10上に被転写体を押圧し、水圧によって意匠層12を被転写体の被転写面に密着させる工程である。意匠層12に加え、さらにプライマー層16を含む場合には、プライマー層16も同時に転写される。
水圧転写フィルム10を浮かべ水圧を印加するための水は、該水圧転写フィルム10の水溶性フィルム11の種類などに応じ、適宣水温を調整するのがよく、好ましくは25〜50℃程度、より好ましくは25〜35℃である。
また、本願発明の水圧転写フィルム10と被転写体との転写時間は、20〜120秒程度が好ましく、より好ましくは30〜60秒程度である。
(被転写体)
被転写体としては、例えば、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリカーボネート樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、繊維系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン樹脂、あるいはこれらを混合した樹脂のほか、鉄、アルミニウム、銅などの金属、陶磁器、ガラス、琺瑯などのセラミックス、木材などの材料からなる構造体を使用することができる。
また、被転写面の形状は、平面形状である二次元形状であってもよいし、凹凸形状や曲面形状などの三次元形状であってもよい。これらの中で、通常、樹脂製構造体が多用される。この樹脂製構造体は、成型時において離型剤が付着するとともに、ゴミや脂分なども付着することがあり、水圧転写フィルムの各層を密着性よく転写させるために、予め脱脂液により被転写面を清浄化しておくことが好ましい。
工程(c)において、意匠層12側に塗布した活性剤組成物は被転写体と接し、該被転写体の表面を溶解させることで、本発明の水圧転写フィルム10と被転写体との密着性をさらに良好なものとすることができる。
<脱膜工程(d)>
脱膜工程(d)は、工程(c)の後に行われ、被転写体の被転写面上より水溶性フィルム11を除去する工程である。
被転写体の被転写面上に付着している水溶性フィルム11の除去は、例えば、水を用いてシャワー洗浄することで行うことができる。なお、シャワー洗浄の条件は、水溶性フィルム11を形成する材料などにより異なるが、通常は水温15〜60℃程度、洗浄時間10秒〜5分程度が好ましい。
<工程(e)>
工程(e)は、被転写体の被転写面上に、必要に応じトップコート層を形成する工程である。
当該工程(e)においては、前記工程(d)にて被転写体の被転写面に転写された意匠層に対し、表面強度向上、表面保護、表面艶調整などのために必要に応じ塗装を施し、透明ないし半透明のトップコート層を形成する。このトップコート層を形成する材料としては、例えば熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂(紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂)など、具体的にはウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、ケイ素系樹脂などが用いられる。トップコート層の形成は、上記の樹脂を公知の有機溶剤に溶解して得た塗料を用いて、スプレー塗装、静電塗装、刷毛塗り、浸漬塗装、など公知の塗装方法により行うことができる。トップコート層の厚さは、特に制限はないが、好ましくは1〜25μmであり、より好ましくは1〜10μmである。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
(意匠性の評価)
各例で得られた水圧転写フィルムを使用した加飾成形品について、転写表面の意匠性を目視観察により評価した。なお、凹凸形状を有さない水圧転写フィルムを用いて、作製した転写加工品(参考例1)の意匠と比較しつつ評価した。
実施例1
(水圧転写フィルムの製造)
水溶性フィルムとして、PVAフィルム(厚さ40μm)を用い、その片面に着色剤組成物を塗工し、厚さ1μmの意匠層(絵柄層、ベタ印刷層)を作成した。意匠層を構成する着色剤組成物としては、硝化綿とアルキッドの混合物からなるバインダー100質量部に対して、平均粒径11μmのアルミニウム粉からなる光輝性顔料を35質量部含有するもの(DICグラフィックス社製「GTカラーSMシルバー)」)を用いた。
次いで、水溶性フィルムの意匠層の反対側に、けがき針にて、ランダムにけがき加工を行った。けがき加工面のRaを測定したところ2.8μmであり、意匠層の表面のRaを測定したところ0.1μmであった。
また、凹凸形状の凹部の水溶性フィルムの厚さは、16.1μmであり、凸部(水溶性フィルムの厚さ40μm)の40%であった。
(加飾成形品の製造)
上述のようにして得た水圧転写フィルムの意匠層表面に、下記組成の活性剤組成物を10g/m塗布し、水溶性フィルム側が水面側を向くように水面に浮遊させた後、水圧転写フィルム上に被転写体を押圧し、水圧によって意匠層を被転写体の被転写面に密着させる転写工程を経て、該被転写体の被転写面上より水溶性フィルムを除去する脱膜工程を行った。さらに被転写面上に2液硬化型のウレタン樹脂をスプレー塗装することにより、厚さ10μmのトップコート層を形成した。
得られた加飾成形品の意匠性を上記の方法で評価した。加飾成形品の意匠は、光輝性に加えて濃淡のある優れた意匠であり、水圧転写フィルムの意匠に対して、変化を加えることができた。
(活性剤組成物の組成)
フタル酸系アルキッド樹脂 6質量部
マイクロシリカ(顔料) 2質量部
フタル酸ジブチル 17質量部
溶剤(ブチルカルビトールアセテート) 60質量部
溶剤(ブチルセロソルブ) 15質量部
実施例2
実施例1で用いたのと同様の水溶性フィルムの一方の面に、けがき針にて、ランダムにけがき加工を行った。けがき加工面のRaは2.4μmであった。また、凹部の水溶性フィルムの厚さは、17.2μmであり、凸部(水溶性フィルムの厚さ40μm)の43%であった。
次いで、けがき加工した面の反対側に、実施例1と同様にして、意匠層を設けた。意匠層の表面のRaは、0.1μmであった。
実施例1と同様にして、加飾成形品を製造し、同様の方法で評価した。
得られた加飾成形品の意匠は、光輝性に加えて濃淡のある優れた意匠であり、水圧転写フィルムの意匠に対して、変化を加えることができた。
参考例1
実施例1において、けがき加工を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にして、水圧転写フィルムを得た。実施例1と同様に、加飾成形品を製造したところ、水圧転写フィルムの意匠をそのまま転写した、光輝性に優れた意匠が得られた。
参考例2
実施例1において、けがき加工に代えて、エンボス加工を行ったこと以外は、実施例1と同様にして、水圧転写フィルムを得た。エンボス加工は、水溶性フィルム側から、意匠層に至るものとした。エンボス条件としては、温度150℃、圧力40ton/m、プレス時間5時間とした。なお、水溶性フィルムのRa及び意匠層のRaは、それぞれ8.0μm、及び1.9μmであった。
実施例1と同様に、加飾成形品を製造したところ、意匠層の凹凸形状に対応する凹凸感が保持され、光輝性に優れた意匠が得られた。
実施例1及び2で得られた水圧転写フィルムは、上述のように、光輝性に加えて濃淡のある優れた意匠を被転写体に付与することができ、水圧転写フィルムの意匠に対して、変化を加えることができた。
また、当該効果に加えて、以下の効果も認められた。すなわち、意匠層が平滑であるので、活性剤のたまりがなく均一に塗布され、水圧転写加工後の意匠が安定した。
一方、参考例2の水圧転写フィルムは、従来の水圧転写フィルムにエンボス加工を施したものであるが、活性剤が意匠層のインキを溶解するため、経時により凹凸形状が消失する傾向があった。本願発明の水圧転写フィルムでは、水溶性フィルムの厚みに変化を持たせており、意匠層に凹凸形状がなく、平滑であるので、加工までの膨潤時間が長くなっても良好な意匠を転写することができた。
本発明の水圧転写フィルムは、高い輝度を有する、意匠性に優れた加飾成形品を提供することができる。得られた加飾成形品は、自動車内装材、建材、家具類、電気製品のハウジング等として好適に利用することができる。
10 水圧転写フィルム
11 水溶性フィルム
12 意匠層
13 凹凸形状
14 絵柄層
15 プライマー層
16 保護層

Claims (13)

  1. 水溶性フィルム上に意匠層を有する水圧転写フィルムであって、水溶性フィルム側から意匠層に到達しない凹凸形状を有する水圧転写フィルム。
  2. 前記意匠層の表面が平滑である請求項1に記載の水圧転写フィルム。
  3. 前記意匠層の表面のJIS B0601:1994に準じて測定されるカットオフ値0.8mmでの算術平均粗さRaが1.0μm以下である請求項1又は2に記載の水圧転写フィルム。
  4. 前記凹凸形状がけがき加工によるものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の水圧転写フィルム。
  5. 前記意匠層が光輝性顔料及びバインダー樹脂を含む請求項1〜4のいずれか1項に記載の水圧転写フィルム。
  6. 前記凹凸形状の凹部における水溶性フィルムの厚みが、水溶性フィルムの凸部の厚みに対して80%〜30%である請求項1〜5のいずれか1項に記載の水圧転写フィルム。
  7. 前記水溶性フィルムと前記意匠層の間にさらにプライマー層を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の水圧転写フィルム。
  8. (A)水溶性フィルム上に意匠層を積層する工程、及び(B)水溶性フィルムの意匠層と反対側の面から、意匠層に到達しない凹凸形状を付与する工程を有する水圧転写フィルムの製造方法。
  9. 前記(B)工程において、意匠層表面の平滑性を損なわない請求項8に記載の水圧転写フィルムの製造方法。
  10. (B)水溶性フィルムのいずれか一方の面から、他方の面の平滑性に影響を与えないように、凹凸形状を付与する工程、及び(A)水溶性フィルムの凹凸形状を付与した面と反対の面に意匠層を積層する工程を有する、水圧転写フィルムの製造方法。
  11. 前記(B)工程が、けがき加工によるものである請求項8〜10のいずれか1項に記載の水圧転写フィルムの製造方法。
  12. 前記凹凸形状の凹部における水溶性フィルムの厚みが、凸部における水溶性フィルムの厚みに対して80%〜30%である請求項8〜11のいずれか1項に記載の水圧転写フィルムの製造方法。
  13. (C)水溶性フィルムと意匠層の間にプライマー層を設ける工程をさらに有する請求項8〜12のいずれか1項に記載の水圧転写フィルムの製造方法。
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